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JP4589818B2 - 食品収容容器 - Google Patents
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この発明は食品収容容器に関し、特におかず等の食品を小分して収容し、その状態で弁当箱に収納することができる食品収容容器に関するものである。
図4は従来の食品収容容器の外観形状を示した斜視図であり、図5はプレス成型によって図4の容器を形成するためのブランクシートの外観形状を示した平面図である。
これらの図を参照して、食品収容容器61は、紙に合成樹脂フィルムを貼り付けたブランクシート63をプレス成型することによって形成され、矩形形状の底部13と、底部13の対向する一対の長辺の各々から斜め上方に立ち上がる矩形形状の一対の第1周壁部14a,第1周壁部14bと、底部13の対向する一対の短辺の各々から斜め上方に立ち上がる矩形形状の一対の第2周壁部15a,第2周壁部15bと、これらの周壁部の各々を接続する襞状に形成されたコーナー周壁部17a〜コーナー周壁部17dとから構成されている。
尚、ブランクシート63にあっては、図示しないシート体から図5に示すようなコーナーが丸められた矩形形状に打ち抜かれる。そして、2点鎖線で示されている矩形形状のベース部25は食品収容容器61の底部13となり、第1直線部26a,第1直線部26bは第1周壁部14a,第1周壁部14bとなり、第2直線部27a,第2直線部27bは第2周壁部15a,第2周壁部15bとなり、コーナー部28a〜コーナー部28dの各々はコーナー周壁部17a〜コーナー周壁部17dの各々となる。
又、ブランクシートを構成する合成樹脂フィルムは、食品収容容器61において内面側となるようにプレス成型される。これによって、食品収容容器61内部におかず等の食品を収納し、その状態で食品収容容器61を弁当箱等に収納することが可能となる。
一方、特許文献1に示されているように、上記のような食品収容容器に対して、その上部を覆う蓋片やその蓋片を固定するための留片が周壁部の上端に接続された食品ケースも提案されている。
実公平6−47769号公報
図4で示したような従来の食品収容容器にあっては、各周壁部の上端がほぼ同一平面上に位置するため、複数の容器が隣接した状態となると各々の周壁部が掴みにくく、取出しにくい。又、容器を単体で使用している場合であっても、その内部に食品が一杯に収容されていると、食品が邪魔となりやはり周壁部が掴みにくい。
一方、特許文献1に示されているような食品ケースにあっては、蓋片等を容器の摘み代として使用することもできるが、容器に対してその位置が安定しないため食品の収容の際に邪魔になる虞があり、使い勝手が良いとは言えない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、使用状態に関わらず取出し易く、又食品収容時に邪魔にならない食品収容容器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、1枚のブランクシートからプレス加工によって形成される食品収容容器であって、矩形形状の底部と、底部の対向する一対の辺の各々から上方に立ち上がる矩形形状の一対の第1周壁部と、底部に対向する一対の他辺の各々から上方に立ち上がる矩形形状の一対の第2周壁部と、第1周壁部及び第2周壁部の少なくとも一方の外縁の少なくとも一部に接続された一対の取手部とを備え、取手部の各々には、その外周縁の位置から底部に向う折り目が形成されるものである。
このように構成すると、周壁部の少なくともいずれかに、曲げ強度が向上した一対の取手部が接続される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、折り目は外縁を超えて対応する第1周壁部及び第2周壁部のいずれかまで形成されるものである。
このように構成すると、取手部の外縁における曲げ強度が向上する。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成において、折り目は底部の近傍まで形成されるものである。
このように構成すると、折り目が形成された周壁部の強度も向上する。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の構成において、折り目は、対応する取手部の各々に対し、複数形成されるものである。
このように構成すると、取手部の曲げ強度がより向上する。
請求項5記載の発明は、1枚のブランクシートからプレス加工によって形成される食品収容容器であって、底部と、底部に接続される少なくとも一対の周壁部と、周壁部の各々の外縁の少なくとも一部に接続された一対の取手部とを備え、取手部の各々には、その外周縁の位置から底部に向う折り目が形成されるものである。
このように構成すると、周壁部に曲げ強度が向上した一対の取手部が接続される。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、周壁部の少なくともいずれかに曲げ強度が向上した一対の取手部が接続されるため、取手部を掴むことによって食品収容容器を容易に取出したり、移動することが可能となる。又、取手部が不用意にカールするのが防止される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、取手部の外縁における曲げ強度が向上するため、取手の強度がより向上し使い勝手が向上する。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の効果に加えて、折り目が形成された周壁部の強度も向上するため、容器全体の強度が向上し使い勝手が向上する。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、取手部の曲げ強度がより向上するため、容器の信頼性がより向上する。
請求項5記載の発明は、周壁部に曲げ強度が向上した一対の取手部が接続されるため、取手部を掴むことによって食品収容容器を容易に取出したり移動することが可能となる。又、取手部が不用意にカールするのが防止される。
図1はこの発明の第1の実施の形態による食品収容容器の外観形状を示した斜視図であり、図2はプレス成型によって図1に示す食品収容容器を形成するためのブランクシートの外観形状を示した平面図である。
これらの図を参照して、基本的な構造は図4で示した食品収容容器と共通するので、ここではその相違点を中心に説明する。
この実施の形態にあっては、ブランクシートは、純白紙(坪量:40g/m)に厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート(PET)を全面に貼り付けたものを用い、これを容器内面がPETの面になるようにプレス成型している。
食品収容容器11の第2周壁部15a,第2周壁部15bは図4に示すものと同一であるが、第1周壁部14a,第1周壁部14bの周辺が大きく異なっている。即ち、第1周壁部14aの上方端である外縁18aの中央部の一部に、円弧状の取手部19aが第1周壁部14aの延長上に接続されている。そして、取手部19aの外周縁の中央の位置から底部13に向って折り目20aが形成されている。折り目20aはその山側が容器内面に向うように形成されており、その下方端は外縁18aを通過して第1周壁部14aの途中まで達している。
同様に第1周壁部14bにも取手部19bが接続され、取手部19bの外周縁の位置から第1周壁部14bに渡り、底部13に向う折り目20bが形成されている。この折り目20bもその山側が容器内面側に向うように形成されている。
これらの取手部19a,取手部19bは、図2に示すブランクシート23にあっては第1直線部26a,第1直線部26bの外周縁に接続される円弧状の突出部30a,突出部30bが対応する。
プレス成型時にあっては、図4で示した容器のプレス成型と基本的に同じ方法を採用することができるが、プレス成型時に折り目20a,折り目20bも併せて形成するようにすれば、容器の製造効率が向上する。
次に、この食品収容容器11の使用方法について説明する。
使用時にあっては、従来のものと同様に、容器内面におかず等の食品を収納する。そして、食品収容容器11を移動させたり又これを取出したりする際には、取手部19a,取手部19bを摘むことによって、容易に可能となる。食品収容容器11を複数隣接させた状態であっても、取手部19a,取手部19bは第2周壁部15a,第2周壁部15b及び第1周壁部14a,第1周壁部14bの上端の位置レベルから上方に突出た状態となっているからである。
そして、取手部19a,取手部19bには、折り目20a,折り目20bが底部13に向う方向に形成されている。したがって、取手部19a,取手部19bの2点鎖線で示す位置を屈曲線とする場合の曲げ強度が向上する。したがって、取手部19a,取手部19bが不用意に容器内側の方に曲がったり或いは外方に曲がってその突出効果が生じないという虞ははない。又、取手部19a,取手部19bを掴んだ状態にあっても折り目20a,折り目20bによって剛性感が生じ掴み勝手が向上する。
尚、折り目20a,折り目20bは取手部19a,取手部19bの部分にのみ形成されていても、そのようなものが形成されていないものに対して強度が向上する。しかし、折り曲げ強度をより効果的に発揮するためには第1周壁部14a,第1周壁部14bの部分にまで形成されることが好ましい。
図3はこの発明の第2の実施の形態による食品収容容器の外観形状を示した斜視図である。
図を参照して、この実施の形態にあっては、図1のように取手部19a,取手部19bが形成されているのみならず、第2周壁部15a,第2周壁部15bに対して取手部34a,取手部34bが形成されている。これによって、より容器が掴み易くなり使い勝手が向上する。
又、この実施の形態にあっては、取手部19aには2本の第1折り目31a及び第2折り目32aが形成されており、更にこれらの下端は底部13の長辺の近傍部分にまで達している。同様に第1周壁部14bに接続されている取手部19bにも同様に2本の第1折り目31b及び第2折り目32bが第1周壁部14bの下端にまで達している。これによって、取手部19a,取手部19bの曲げ強度は先の実施の形態に比べてより向上する。更に、第1折り目31及び第2折り目32は第1周壁部14の下方端まで形成されているため、第1周壁部14自体の曲げ強度も向上する。その結果食品収容容器11全体の強度が向上し、容器の信頼性がより向上する。
一方、取手部34a,取手部34bの各々に形成されている折り目35a,折り目35bは第2周壁部15a,第2周壁部15bの途中まで形成されている点は先の実施の形態によるものと同一であるが、折り目35a,折り目35bの山側は容器の外方に向うように形成されている。折り目35a,折り目35bの山側の形成方向は異なっていてもその曲げ強度は同様に向上する。したがって、これらの折り目の山側の形成方向は食品収容容器11の用途に応じて適宜決定すれば良い。
尚、上記の各実施の形態では、取手部は円弧状に形成されているが、摘みとして機能するものであれば他の形状であっても良い。
又、上記の各実施の形態では、折り目はいずれも底部に向かって最短距離の方向に形成されているが、底部に向かって斜め方向に形成されていても良い。
更に、上記の各実施の形態では、容器は底部が矩形形状を有し、且つ4つの矩形形状の周壁部を有しているが、底部の形状は他の形状であっても良く、少なくとも対向する一対の周壁部を有した容器であれば同様に適用できる。
更に、上記の各実施の形態では、ブランクシートは所定厚さの純白紙とPETとから構成されているが、他の紙や異なった厚さのものを採用したり、あるいは紙に代えてアルミ箔や合成樹脂フィルムを両面に用いたような他のシート材料であっても同様の効果を奏する。
更に、上記の各実施の形態では、周壁部は底部から斜め外方に立ち上がるように構成されているが、周壁部は垂直方向に立ち上がっていても良い。
この発明の第1の実施の形態による食品収容容器の外観形状を示した斜視図である。 図1で示した容器をプレス成型によって形成するためのブランクシートの外観形状を示した平面図である。 この発明の第2の実施の形態による食品収容容器の外観形状を示した斜視図である。 従来の食品収容容器の外観形状を示した斜視図である。 図4で示した容器をプレス成型によって形成するためのブランクシートの外観形状を示した平面図である。
符号の説明
11…食品収容容器
13…底部
14…第1周壁部
15…第2周壁部
18…外縁
19,34…取手部
20,35…折り目
23…ブランクシート
31…第1折り目
32…第2折り目
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (5)

  1. 1枚のブランクシートからプレス加工によって形成される食品収容容器であって、
    矩形形状の底部と、
    前記底部の対向する一対の辺の各々から上方に立ち上がる矩形形状の一対の第1周壁部と、
    前記底部の対向する一対の他辺の各々から上方に立ち上がる矩形形状の一対の第2周壁部と、
    前記第1周壁部及び前記第2周壁部の少なくとも一方の外縁の少なくとも一部に接続された一対の取手部とを備え、
    前記取手部の各々には、その外周縁の位置から前記底部に向う折り目が形成される、食品収容容器。
  2. 前記折り目は、前記外縁を超えて対応する前記第1周壁部及び前記第2周壁部のいずれかまで形成される、請求項1記載の食品収容容器。
  3. 前記折り目は、前記底部の近傍まで形成される、請求項2記載の食品収容容器。
  4. 前記折り目は、対応する前記取手部の各々に対して複数形成される、請求項1から請求項3のいずれかに記載の食品収容容器。
  5. 1枚のブランクシートからプレス加工によって形成される食品収容容器であって、
    底部と、
    前記底部に接続される少なくとも一対の周壁部と、
    前記周壁部の各々の外縁の少なくとも一部に接続された一対の取手部とを備え、
    前記取手部の各々には、その外周縁の位置から前記底部に向う折り目が形成される、食品収容容器。
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