従来から、不揮発性半導体記憶装置においては、現在のLSIの標準電源電圧である5V型以外に10V程度以上(約10V〜約20V)の高電圧を使用する回路が設けられている。これは、絶縁膜で囲まれたフローティングゲート電極に電荷の注入あるいは引出しを行なうために、チャネルホットエレクトロン注入(CHE注入)あるいはFN(Fowler-Nordheim)トンネル注入など強電界を必要とする物理現象を用いているためである。
ここで、半導体不揮発性記憶装置の一種であるDINOR型フラッシュメモリの構成を図59に基づいて説明する。図59において10111〜10142はそれぞれ、ソース領域と、ドレイン領域と、フローティングゲート電極と、コントロールゲート電極とを有するメモリセルである。ソース領域はn型の拡散層から形成される。ドレイン領域はソース領域と離隔して形成されるn型の拡散層から形成される。フローティングゲート電極はソース領域とドレイン領域との間に位置するチャネル領域上にトンネル酸化膜からなるゲート酸化膜を介して形成される。コントロールゲート電極はフローティングゲート電極に層間絶縁膜を介して対向配置される。
図59には説明の都合上、4行2列で、2行2列単位で一括して消去動作が行なわれるブロック102a、102bしか示していない。しかしDINOR型フラッシュメモリは複数行複数列のマトリックス状に配置された複数のメモリセル101でメモリセルアレイを構成する。またメモリセルアレイは一括消去単位であるブロック102を複数有している。各ブロック102は複数行、複数列のメモリセル101を有している。各ブロック102を構成する複数のメモリセル101は、後述するが、半導体基板に形成されたp型のウェル領域に互いに離隔して形成された複数のn型のウェル領域の1つのp型のウェル領域に形成されているものである。メモリセル101はこのn型のウェル領域に基板電位が与えられることにより、各ブロック102ごとに独立して基板電位が与えられる構成となっている。
なお、符号における添字の数字は行および/または列を示し、アルファベットはブロック単位の別を示しているものである。総称的に示すときに添字を省略して示す。以下、同様である。
ワード線1031〜1034はそれぞれ対応した行に配置され、対応した行に配置された複数のメモリセル101のコントロールゲート電極に接続される。ワード線1031〜1034はポリシリコン層と第1の金属層とによって構成されている。ポリシリコン層は第2層のポリシリコン層(フローティングゲート電極が第1層のポリシリコン層によって形成されている)にて形成されるコントロールゲート電極と一体形成される。第1層の金属層はこのポリシリコン層の上方に平行に配置される。主ビット線1041〜1042はそれぞれ対応した列に配置されるものである。主ビット線1041〜1042はワード線103の上方に配置された第2層の金属層によって形成される。副ビット線1051a〜1052bはそれぞれ対応した列にかつ対応したブロック102ごとに配置される。また副ビット線1051a〜1052bは対応した列における対応したブロック102の複数のメモリセル101のドレイン領域に接続される。また副ビット線1051a〜1052bはワード線103のポリシリコン層の上方に配置された第3層のポリシリコン層によって形成されている。
セレクトゲート1061a〜1062bはそれぞれ対応した副ビット線104ごとに設けられる。セレクトゲート1061a〜1062bは対応した副ビット線104と対応した列に配置された主ビット線103との間に接続されるnチャンネルMOSトランジスタから構成される。セレクトゲート1061a〜1062bのゲート電極は第2層のポリシリコン層によって形成されている。ソース線107a〜107bはそれぞれ対応したブロック102ごとに設けられる。またソース線107a〜107bは対応したブロック102の複数のメモリセル101のソース領域に接続される。ウェル電位線108a〜108bはそれぞれ対応したブロック102ごとに設けられる。ウェル電位線108a〜108bはそれぞれ対応したブロック102ごとに設けられる。ウェル電位線108a〜108bは対応したブロック102の複数のメモリセル101の基板電位を与えるために、これら複数のメモリセル101が形成されるp型ウェル領域に接続される。
ブロックセレクト信号線109a〜109bはそれぞれ対応したブロック102ごとに設けられる。ブロックセレクト信号線109a〜109bは対応したブロック102に対して設けられた複数のセレクトゲート106のゲート電極(制御電極)に接続される。入出力線110はメモリセル101に書込むための情報を伝達し、メモリセル101に蓄積された情報を読出すためのものである。トランスファゲート1111〜1112はそれぞれ対応した主ビット線104ごとに設けられる。トランスファゲート1111〜1112は対応した主ビット線103と入出力線110との間に接続されるnチャネルMOSトランジスタから構成される。トランスファゲート1111〜1112のゲート電極は第2層のポリシリコン層によって形成されている。コラムセレクト信号線1121〜1122はそれぞれ対応したトランスファゲート111ごとに設けられる。また、コラムセレクト信号線1121〜1122は対応したトランスファゲートのゲート電極(制御電極)に接続される。
ロウデコーダ113はロウアドレス信号と書込/消去制御信号と電源電位(たとえば3.3V)より高い第1の高電位(たとえば10V)と負電位(たとえば−8V)とを受け、ロウアドレス信号に基づき、複数のワード線103のうち所望の数(消去時にはブロック単位のワード線の数、書込および読出時は1つ)を選択し、選択したワード線103に書込/制御信号に基づいて選択電位を与え、その他のワード線103を接地電位の状態に維持する。選択電位は、たとえば、書込(この例ではフローティングゲート電極に蓄積された電子を引抜く動作を書込と称す)時に負電位、消去(この例ではフローティングゲート電極に電子を注入する動作を消去と称す)時に第1の高電位、読出時に電源電位となる。
ソース/ウェルデコーダ114はロウアドレス信号の一部およびコラムアドレス信号の一部と書込/消去制御信号と負電位(たとえば−8V)とを受け、書込/消去制御信号とロウアドレス信号の一部およびコラムアドレス信号の一部に基づいてソース線107およびウェル電位線108を所望の電位にし、その他のソース線107およびウェル電位線108を接地電位とする。所望の電位にするとは、たとえば、書込時にすべてのソース線107をフローティング(電気的に浮いた状態)にするとともにすべてのウェル電位線108を接地電位とすることである。また、読出時にすべてのソース線107およびすべてのウェル電位線108を接地電位とすることである。また、消去時にロウアドレス信号の一部およびコラムアドレス信号の一部にて選択したブロック102に対応するソース線107およびウェル電位線108に負電位を与えることである。セレクトゲートデコーダ115はロウアドレス信号の一部およびコラムアドレス信号の一部と書込/消去制御信号と電源電位(たとえば3.3V)より高く第1の高電位より低い第2の高電位(たとえば6V)とを受け、ロウアドレス信号の一部およびコラムアドレス信号の一部に基づき、複数のブロックセレクト信号線109のうち1つを選択し、選択したブロックセレクト信号線109に書込/消去制御信号に基づいて選択電位を与え、その他のブロックセレクト信号線109を接地電位の状態に維持する。選択電位は、たとえば、書込時に第2の高電位、消去時に接地電位、読出時に電源電位となる。
コラムデコーダ116はコラムアドレス信号と書込/消去制御信号と電源電位(たとえば3.3V)より高く第1の高電位より低い第2の高電位(たとえば6V)とを受けコラムアドレス信号に基づき、複数のコラムセレクト信号線112のうちの1つを選択し、選択したコラムセレクト信号線112に書込/消去制御信号に基づいて選択電位を与え、その他のコラムセレクト信号線112を接地電位の状態に維持する。選択電位は、たとえば、書込時に第2の高電位、消去時に接地電位、読出時に電源電位となる。アドレスバッファ回路117はアドレス入力パッド118に入力されたアドレス信号(ロウアドレス信号およびコラムアドレス信号が時系列に入力される)を受け、ロウデコーダ113とソース/ウェルデコーダ114とセレクトゲートデコーダ115とコラムデコーダ116とにアドレス信号を与える。
書込回路119は書込/消去制御信号とデータ情報と電源電位(たとえば3.3V)より高く第1の高電位より低い第2の高電位(たとえば6V)とを受け、書込/消去制御信号が書込時を示すとともに入出力パッド121およびデータ入出力バッファ120を介して入力されたデータ情報がプログラムすることを示すと、第2の高電位を入出力線110に与え、それ以外のときはその出力がハイインピーダンス状態である。センスアンプ122は書込/消去制御信号を受け、書込/消去制御信号が読出時を示すと活性状態とされ、入出力線110に低電位(たとえば1.2V)を与え、電流が流れるか否かを検出し、増幅して選択されたメモリセル101からの読出情報をデータ入出力バッファ120を介して入出力パッド121に出力する。
第2の高電圧発生回路123は書込/消去制御信号を受け、この書込/消去制御信号に基づいてロウデコーダ113に第1の高電位(たとえば10V)を与える。第2の高電圧発生回路124は書込/消去制御信号を受け、この書込/消去制御信号に基づいてセレクトゲートデコーダ115とコラムデコーダ116と書込回路119に第2の高電位(たとえば6V)を与える。負電位発生回路125は書込/消去制御信号を受け、この書込/消去制御信号に基づいてロウデコーダ113とソース/ウェルデコーダ114に負電位(たとえば−8V)を与える。チップ126はロウデコーダ113とソース/ウェルデコーダ114とセレクトゲートデコーダ115とコラムデコーダ116と書込回路119とセンスアンプ122と第1および第2の高電圧発生回路123および124と負電圧発生回路125に書込/消去制御信号を与える書込/消去制御回路である。チップ127は不揮発性半導体記憶装置におけるチップを示している。
なおロウデコーダ113とソース/ウェルデコーダ114とセレクトゲートデコーダ115とコラムデコーダ116とアドレスバッファ回路117と書込回路119と入出力バッファ回路120とセンスアンプ122と第1および第2の高電圧発生回路123および124と負電圧発生回路125と書込/消去制御回路126はメモリセルアレイのメモリセル101に情報を書込む、メモリセル101に蓄積された情報を読出す、メモリセル1に蓄積された情報を消去するための周辺回路を構成しており、それぞれ複数のnチャネルMOSトランジスタおよび複数のpチャネルMOSトランジスタを有しているものであり、それらのゲート電極は第2層のポリシリコン層によって形成されている。
次にこのフラッシュメモリの消去動作、書込動作および読出動作について図59を用いて説明する。なお消去動作とは、この例では、フローティングゲート電極に電子を注入する動作である。また書込動作とは、この例では、フローティングゲート電極に蓄積された電子を引抜く動作である。
(消去動作)
この実施の形態においてブロック単位で一括消去されるものであり、ブロック102aのメモリセル10111、10112、10121、10122を一括消去し、その他のブロック102bのメモリセル10131、10132、10141、10142は消去しないものとする。
外部から一括消去を指示するための信号が書込/消去制御回路126に入力される。すると書込/消去制御回路126は消去を意味する書込/消去信号をロウデコーダ113とソース/ウェルデコーダ114とセレクトゲートデコーダ115とコラムデコーダ116と書込回路119とセンスアンプ122と第1および第2の高電圧発生回路123および124と負電圧発生回路125に与え、これらを一括消去が行なえる状態とする。
一方、アドレスバッファ回路117にはアドレス入力パッド118を介してアドレス信号が入力される。この場合、アドレス信号とはブロック102aを選択することを意味する時系列に入力されるロウアドレス信号およびコラムアドレス信号である。
書込/消去制御回路126からの消去の意味する書込/消去信号およびアドレスバッファ117からのアドレス信号を受けたロウデコーダ113は、選択するブロック102aのメモリセル10111、10112、10121、10122に接続されるワード線1031、1032に第1の高電圧発生回路123からの第1の高電位(たとえば10V)を与え、選択しないブロック102bのメモリセル10131、10132、10141、10142に接続されるワード線1033、1034の電位を接地電位に維持する。
また、書込/消去制御回路126からの消去を意味する書込/消去信号およびアドレスバッファ117からのアドレス信号を受けたソース/ウェルデコーダ114は、選択するブロック102aのメモリセル10111、10112、10121、10122に接続されるソース線107aに負電圧発生回路125からの負電位(たとえば−8V)を与え、選択しないブロック102bのメモリセル10131、10132、10141、10142に接続されるソース線107bの電位を接地電位に維持するとともに、選択するブロック102aのメモリセル10111、10112、10121、10122の基板に接続されるウェル電位線108aに負電圧発生回路125からの負電圧(たとえば−8V)を与え、選択しないブロック102bのメモリセル10131、10132、10141、10142の基板に接続されるウェル電位線108bの電位を接地電位にする。ここで、選択するブロック102aのメモリセル10111、10112、10121、10122の基板とは、図61に示した第2のウェル領域304aである。また、選択しないブロック102bのメモリセル10131、10132、10141、10142の基板とは、図61に示した第2のウェル領域304bである。
さらに、書込/消去制御回路126からの消去を意味する書込/消去信号およびアドレスバッファ117からのアドレス信号を受けたセレクトゲートデコーダ115は、すべてのブロックセレクト信号線109a、109bの電位を接地電位に維持するため、セレクトゲート1061a〜1062bは非導通状態を維持する。主ビット線1041、1042と複数ビット線1051a〜1052bとを電気的に非接続状態とする。また、副ビット線1051a〜1052bは電気的に浮いた状態(フローティング)となっている。
またさらに、書込/消去制御回路126からの消去を意味する書込/消去信号およびアドレスバッファ117からのアドレス信号を受けたコラムデコーダは、すべてのコラムセレクト信号線1121、1122の電位を接地電位に維持するため、トランスファゲート1111〜1112は非導通状態を維持する。また、入出力線110と主ビット線1041、1042とを電気的に非接続状態とする。また、主ビット線1041、1042は電気的に浮いた状態(フローティング)になっている。
また、書込/消去制御回路126からの消去を意味する書込/消去信号を受けた書込回路119はその出力がハイインピーダンス状態になる。また、センスアンプ122は非活性状態とされているものである。
したがって、選択するブロック102aのメモリセル10111、10112、10121、10122においては、コントロールゲート電極が第1の高電位(たとえば10V)に、ソース領域が負電位(たとえば−8V)に、ドレイン領域がフローティングに、基板(図61のウェル領域304a)が負電位(たとえば−8V)にされるため、ソース領域とコントロールゲート電極との間、ソース領域とドレイン領域との間に位置する基板表面領域、つまりチャネル領域とコントロールゲート電極との間に高電界がかかるため、チャネル領域およびソース領域からフローティングゲート電極へ、フローティングゲート電極直下に位置し、チャネル領域およびソース領域上に位置するゲート酸化膜を介してトンネル現象によって電子が注入される。
その結果、フローティングゲートには電子が蓄積され、メモリセルのしきい値が高くなることによって、メモリセルが消去されたことになる。
一方、選択しないブロック102bのメモリセル10131、10132、10141、10142においては、コントロールゲート電極が接地電位に、ソース領域が接地電位に、ドレイン領域がフローティングにされているため、コントロールゲート電極とソース領域、ドレイン領域、チャネル領域との間には高電界が生じず、フローティングゲート電極に電子が注入されることもない。また、フローティングゲート電極に蓄積された電子の引抜きもないものである。
このようにして、ブロック単位ごとに一括消去が行なわれるものである。
(書込動作)
ブロック102aのメモリセル10111に対して情報を書込み(プログラム)、その他のメモリセル10112、10121、10122およびその他のブロック102bのメモリセル10131、10132、10141、10142に対しては情報を書込まないものとする。
外部から書込を指示するための信号が書込/消去制御回路126に入力されると、書込/消去制御回路126は書込を意味する書込/消去信号をロウデコーダ113とソース/ウェルデコーダ114とセレクトゲートデコーダ115とコラムデコーダ116と書込回路119とセンスアンプ122と第1および第2の高電圧発生回路123および124と負電圧発生回路125に与え、これら回路を書込が行なえる状態となす。
一方、アドレスバッファ回路117にはアドレス入力パッド118を介してアドレス信号が入力される。この場合、アドレス信号とはメモリセル10111を選択することを意味する時系列に入力されるロウアドレス信号およびコラムアドレス信号である。
書込/消去制御回路126からの書込を意味する書込/消去信号およびアドレスバッファ117からのアドレス信号を受けたロウデコーダ113は、ロウアドレス信号に基づいて選択するメモリセル10111に接続されるワード線1031に負電圧発生回路125からの負電圧(たとえば−8V)を与え、残りのワード線1032、1033、1034すべての電位を接地電位に維持する。
また、書込/消去制御回路126からの書込を意味する書込/消去信号およびアドレスバッファ117からのアドレス信号を受けたソース/ウェルデコーダ114はすべてのソース線107a、107bをフローティングにするとともに、すべてのメモリセル基板に接続されるウェル電位線108a、108bの電位を接地電位に維持する。ここで、すべてのメモリセル基板とは図61に示した第2のウェル領域304a、304bである。
さらに、書込/消去制御回路126からの書込を意味する書込/消去信号およびアドレスバッファ117からのアドレス信号を受けたセレクトゲートデコーダ115は、ロウアドレス信号の一部およびコラムアドレス信号の一部に基づいて選択するメモリセル10111が存在するブロックに対応したブロックセレクト信号線109aに第2の高電圧発生回路124からの第2の高電位(たとえば6V)を与え、残りのブロックセレクト信号線109bの電位を接地電位に維持する。その結果、ブロックセレクト信号線109aに接続されたセレクトゲート1061a、1062aは導通状態となり、主ビット線1041、1042と副ビット線1051a、1052aとは電気的に接続状態となり、副ビット線1051a、1052aには主ビット線1041、1042の電位が伝達される。また、ブロックセレクト信号線109bに接続されたセレクトゲート1061b、1062bは非導通状態を維持し、主ビット線1041、1042と副ビット線1051b、1052bとを電気的に非接続状態とし、副ビット線1051b、1052bは電気的に浮いた状態(フローティング)になっている。
またさらに、書込/消去制御回路126からの書込を意味する書込/消去信号およびアドレスバッファ117からのアドレス信号を受けたコラムデコーダは、コラムアドレス信号に基づいて選択するメモリセル10111が配置される列に配置される主ビット線1041に接続されたトランスファゲート1111に接続されたコラムセレクト信号線1121に第2の高電圧発生回路124からの第2の高電位(たとえば6V)を与え、残りのコラムセレクト信号線1122の電位を接地電位に維持する。その結果、コラムセレクト信号線1121に接続されたトランスファゲート1111は導通状態となり、入出力線110と主ビット線1041、1042とは電気的に接続状態になり、主ビット線1041には入出力線110の電位が伝達される。また、コラムセレクト信号線1122に接続されたトランスファゲート1112は非導通状態を維持し、入出力線110と主ビット線1042と電気的に接続状態とし、主ビット線1042は電気的に浮いた状態(フローティング)になっている。
また、書込/消去制御回路126からの書込を意味する書込/消去信号を受けた書込回路119は、入出力パッド121からデータ入出力バッファ120を介して入力された情報に基つぎ、入出力線110に第2の高電圧発生回路124からの第2の高電位(たとえば6V)を与える。
書込/消去制御回路126からの書込を意味する書込/消去信号を受けたセンスアンプ122は非活性状態とされているものである。
したがって、選択するメモリセル10111においては、コントロールゲート電極が負電位(たとえば−8V)に、ソース領域がフローティングに、ドレイン領域が第2の高電位(たとえば6V)に、基板(第2のウェル領域304a)が接地電位にされるため、ドレイン領域とコントロールゲート電極との間に高電界がかかるため、フローティングゲート電極に蓄積された電子は、フローティングゲート電極直下に位置し、ドレイン電極上に位置するゲート酸化膜を介してトンネル現象によってドレイン電極が引抜かれるものである。
また、ワード線1031に接続された非選択のメモリセル10112においては、コントロールゲート電極が負電位(たとえば−8V)に、ソース領域がフローティングに、ドレイン領域がフローティングに、基板(図61の第2のウェル領域304a)が接地電位にされているため、コントロールゲート電極とソース領域、ドレイン領域、チャネル領域との間には高電界が生じず、フローティングゲート電極に蓄積された電子が引抜かれることもなく、またフローティングゲート電極に電子が注入されることもないものである。
さらに、ワード線1032に接続された非選択のメモリセル10121、10122においてはコントロールゲート電極が接地電位に、ソース領域がフローティングに、ドレイン領域がフローティングに、基板(図61の第2のウェル領域304a)が接地電位にされているため、コントロールゲート電極とソース領域、ドレイン領域、チャネル領域との間には高電界が生じず、フローティングゲート電極に蓄積された電子が引抜かれることもなく、また、フローティングゲート電極に電子が注入されることもないのである。
またさらに、ワード線1033、1034に接続された非選択のメモリセル10131、10132、10141、10142においては、コントロールゲート電極が接地電位に、ソース領域がフローティングに、ドレイン領域がフローティングに、基板(図61の第2のウェル領域304a)が接地電位にされているため、コントロールゲート電極とソース領域、ドレイン領域、チャネル領域との間には高電界が生じず、フローティングゲート電極に蓄積された電子が引抜かれることもなく、また、フローティングゲート電極に電子が注入されることもないものである。
このようにして、外部から入力されたロウアドレス信号およびコラムアドレス信号に基づいて選択される1つのメモリセル10111に対してだけ、そのフローティングゲート電極に蓄積された電子をドレイン電極側に引抜くことができ、書込を行なえるものである。
(読出動作)
ブロック102aのメモリセル10111に対して記憶された情報を読出、その他のメモリセル10112、10121、10122およびその他のブロック102bのメモリセル10131、10132、10141、10142に対しては記憶された情報を読出さないものとする。
外部から読出を指示するための信号が書込/消去制御回路126に入力されると、書込/消去制御回路126は読出を意味する書込/消去信号をロウデコーダ113とソース/ウェルデコーダ114とセレクトゲートデコーダ115とコラムデコーダ116と書込回路119とセンスアンプ122と第1および第2の高電圧発生回路123および124と負電圧発生回路125に与え、これら回路の読出が行なえる状態となす。
一方、アドレスバッファ回路117にはアドレス入力パッド118を介してアドレス信号が入力される。この場合アドレス信号とはメモリセル10111を選択することを意味する時系列に入力されるロウアドレス信号およびコラムアドレス信号である。
書込/消去制御回路126からの読出を意味する書込/消去信号およびアドレスバッファ117からのアドレス信号を受けたロウデコーダ113は、ロウアドレス信号に基づいて選択するメモリセル10111に接続されるワード線1031に電源電位(たとえば3.3V)を与え、残りのワード線1032、1033、1034すべての電位を接地電位に維持する。
また、書込/消去制御回路126からの読出を意味する書込/消去信号およびアドレスバッファ117からのアドレス信号を受けたソース/ウェルデコーダ114は、すべてのソース線107a、107bとすべてのメモリセル基板に接続されるウェル電位線108a、108bの電位を接地電位に維持する。ここで、すべてのメモリセル基板とは図61に示した第2のウェル領域304a、304bである。
さらに、書込/消去制御回路126からの読出を意味する書込/消去信号およびアドレスバッファ117からのアドレス信号を受けたセレクトゲートデコーダ115は、ロウアドレス信号の一部およびコラムアドレスの一部に基づいて、選択するメモリセル10111が存在するブロックに対応したブロックセレクト信号線109aに電源電位(たとえば3.3V)を与え、残りのブロックセレクト信号線109bの電位を接地電位に維持する。その結果、ブロックセレクト信号線109aに接続されたセレクトゲート1061a、1062aは導通状態となり、主ビット線1041、1042と副ビット線1051a、1052aとを電気的に接続状態にする。また、ブロックセレクト信号線109bに接続されたセレクトゲート1061b、1062bは非導通状態を維持し、主ビット線1041、1042と副ビット線1051b、1052bとを電気的に非接続状態とし、副ビット線1051b、1052bは電気的に浮いた状態(フローティング)になっている。
またさらに、書込/消去制御回路126からの読出を意味する書込/消去信号およびアドレスバッファ117からのアドレス信号を受けたコラムデコーダは、コラムアドレス信号に基づいて選択するメモリセル10111が配置される列に配置される主ビット線1041に接続されたトランスファゲート1111に接続されたコラムセレクト信号線1121に電源電位を与え、残りのコラムセレクト信号線1122の電位を接地電位に維持する。その結果、コラムセレクト信号線1121に接続されたトランスファゲート1111は導通状態となり、入出力線110と主ビット線1041、1042とを電気的に接続状態にする。また、コラムセレクト信号線1122に接続されたトランスファゲート1112は非導通状態を維持し、入出力線110と主ビット線1042とを電気的に非接続状態とし、主ビット線1042は電気的に浮いた状態(フローティング)になっている。
また、書込/消去制御回路126からの読出を意味する書込/消去信号を受けた書込回路119は、その出力がハイインピーダンス状態にされるので、入出力線110に何ら影響を与えない。
書込/消去制御回路126からの読出を意味する書込/消去信号を受けたセンスアンプ122は活性状態とされ、入出力線110に低電位(たとえば1.2V)を与え、入出力線110に電源が流れるか否かを検出し、その検出情報を増幅して読出情報としてデータ入出力バッファ120を介して入出力パッドに出力するものである。
したがって、選択するメモリセル10111が情報を書込まれている場合、メモリセル10111のしきい値電圧が低くなっているため、ワード線1031に電源電位が与えられることにより、メモリセル10111は導通状態になっている。ここで、選択するメモリセル10111が情報を書込まれている場合とはフローティングゲート電極に蓄積された電子が引抜されている場合である。そのため、センスアンプ122から低電位が入出力線110に与えられると、トランスファゲート1111、主ビット線1041、セレクトゲート1061a、副ビット線1051aおよびメモリセル10111を介してソース線107aに電流が流れ、センスアンプ122はそれを感知して、読出情報“1”としてデータ入出力バッファ120に出力する。
一方、選択するメモリセル10111に情報が書込まれていない場合は、メモリセル10111のしきい値電圧が高くなっているため、ワード線1031に電源電位が与えられても、メモリセル10111は非導通状態を維持したままになっている。ここで、選択するメモリセル10111に情報が書込まれていない場合とはフローティングゲート電極に電子が蓄積されている場合である。そのため、センスアンプ122から低電位が入出力線110に与えられても、ソース線107aに電流が流れる経路が生じないため、電流は流れず、センスアンプ122はそれを感知して、読出情報“0”としてデータ入出力バッファ120に出力する。
このとき、選択するメモリセル10111が接続されていない残りのワード線32〜34すべては接地電位にされているため、これらワード線1032〜1034に接続されたメモリセル10121〜10142はすべてその記憶情報にかかわらず、非導通状態を維持しているため、これらメモリセル10121〜10142を介して電流が流れる経路が生じることはない。また、選択するメモリセル10111が接続されているワード線1031に接続された残りのメモリセル10112は、その記憶情報に応じて導通状態もしくは非導通状態になるものの、これらメモリセル10112が接続される主ビット線1042はトランスファゲート1112によって入出力線110とは電気的に非接続状態とされているため、これらメモリセル10112を介して電流が流れる経路が生じることはない。
このようにして、外部から入力されたロウアドレス信号およびコラムアドレス信号に基づいて選択される1つのメモリセル10111に対してだけ、その記憶情報に基づいて電流が流れるか否かをセンスアンプ122が検出できるため、メモリセル10111に記憶された情報を読出すことができるものである。
以上に説明したようにDINOR型フラッシュメモリにおいては、ブロック単位で複数のメモリセルを一括消去する場合、メモリセルが形成されるウェル領域にバックゲート(Vbb)電圧を印加することになるため、このウェル領域を半導体基板から電気的に絶縁するために、このウェル領域をさらに取り囲むようにウェル領域を設けるトリプルウェル構造をとる必要がある。ここでいうトリプルウェル構造とは、図61の303と304aの関係または303と304bとの関係である。
このトリプルウェル構造を形成するために、現在用いられている方法として、高エネルギーイオン注入により、ウェルを形成するというものがある。この技術を用いると、ウェルの深さや、ウェル濃度、ウェル注入範囲が制御しやすいという利点がある。また、以上に説明したようにフラッシュメモリなどの不揮発性半導体記憶装置の動作には、高電圧が必要となる。そのため、周辺回路には高電圧で動作する回路が設けられている。このように高電圧で動作する回路を本明細書においては、「高電圧周辺回路」と称することとする。この高電圧周辺回路は、フラッシュメモリにおいては、主に書込、消去動作のなどメモリセルに高電圧を印加する際に使用される。
一方、周辺回路には通常の低電圧(たとえば5V程度の電圧)で動作する回路も設けられている。この低電圧で動作する周辺回路を「低電圧周辺回路」と称することとする。以上説明したように、周辺回路には高電圧周辺回路と低電圧周辺回路との2種類の回路が存在する。
従来から、周辺回路の基本素子としては一般に図60に示されるようなLDD(Lightly Doped Drain)型トランジスタが用いられてきた。図60は、従来から周辺回路の基本素子として用いられてきたLDD型トランジスタの一例を示す。図60を参照して、p型半導体基板201の主表面には、チャネル領域205を規定するようにn型低濃度不純物領域206a、207aが所定間隔を隔てて形成されている。チャネル領域205上には、ゲート絶縁膜202を介在してゲート電極204が形成されている。また、p型半導体基板201の主表面には、上記のn型低濃度不純物領域206a、207aの端部よりもゲート電極204から離れた位置に端部を有し、ゲート電極204から遠ざかる方向に延びるn型高濃度不純物領域206b、207bが形成されている。
このn型高濃度不純物領域206bとn型低濃度不純物領域206aとからn型ドレイン領域206が形成されている。また、n型低濃度不純物領域207aとn型高濃度不純物領域207bとからn型ソース領域207が形成されている。p型半導体基板201上では、層間絶縁膜209が形成されており、この層間絶縁膜209においてn型ドレイン領域206上に位置する部分にコンタクトホールが設けられている。このコンタクトホール内表面から層間絶縁膜209上にかけて配線層211が形成されている。
以上のように、周辺回路の基本素子としてLDD型トランジスタを用いることによって、高耐圧性を確保しようとしてきたが、近年の素子の微細化に伴い、LDD型トランジスタを用いても高耐圧を確保することが困難となってきている。ここで、トランジスタの耐圧について説明することとする。
トランジスタの耐圧には、一般にオフ耐圧と呼ばれるものとオン耐圧と呼ばれるものがある。オフ耐圧とは、ゲート電極に印加される電圧が0Vのときのソース、ドレイン間耐圧(BVDS0)のことであり、オン耐圧とは、ゲート電極に印加される電圧を変えた場合のソース、ドレイン間耐圧の最小値(BVDS)をいうものである。通常のトランジスタにおいては、BVDS≧BVDS0であるので、トランジスタの動作電圧(ソース、ドレイン間)VDSは、少なくとも次の条件を満たさなければならない。
VDS>BVDS
ところで、トランジスタの動作時のソース、ドレイン間耐圧は、E. Sun, J. Moll, J. Berger, and B. Alders, “Breakdown Mechanism in Short-Channel MOSTransistors, ”IEEE Tech Dig, Int. Electron Device Meet, Washington D. C. 1978, p.478.によってその機構が解析されているように、寄生バイポーラ効果の一種である。図62は、寄生バイポーラ効果を説明するための説明図である。短チャネルMOSFETにおいて、ドレイン電圧を増加すると、チャネル方向の電界がドレイン近傍で著しく大きくなりアバランシェブレークダウンが起きる。それにより、大量の電子・ホール対が生成される。
この生成されたキャリアのうち、ホールは、図62に示されるように、p型シリコン基板401側に流れ、基板電流(Isub)となる他、一部はn型ソース領域403に流入する。このn型ソース領域403に流入するホール電流によって、n型ソース領域403近傍の電圧が押し下げられ、ソース領域−基板間のpn接合のビルトインポテンシャルより大きくなるとソース領域−基板間のpn接合の順方向に電流が流れ始める。
すなわち、n型ソース領域403からp型シリコン基板401に電子が流入することとなる。この結果、ソース−基板−ドレインからなる寄生バイポーラトランジスタ動作が起こる。これがMOSトランジスタの耐圧降下現象となる。なお、図62においては、チャネル領域上にはゲート絶縁膜404を介在してゲート電極305が形成されている。また、チャネル領域を規定するようにソース領域303およびドレイン領域302が形成されている。
上記の耐圧降下の原因としては、次の式を挙げることができる。
IH×Rsub>Vbuild-in
上式において、IHは、ソース領域に流入する電流を示しており、Rsubは、基板−ソース領域間のホール電流が流れ込む経路に沿った抵抗を示している。また、Vbuild-inは、ソース領域−基板間のpn接合のビルトインポテンシャルを示している。
以上の説明より、トランジスタの耐圧を向上させるためには、アバランシェブレークダウンにより生ずるホール電流を減少させることが肝要であると言える。発生したホール電流の大部分からなる基板電流(Isub)は、アバランシェブレークダウン現象の直接のバロメータである。また、ホットキャリア劣化の予想に用いられる重要なパラメータでもある。この基板電流は、ドレイン領域近傍のチャネル方向の最大電界強度に強く依存し、一般に次式で表わされる。
Isub∝Id・Emn+1
上式において、Idは、ドレイン電流を示し、Emはチャネル方向の最大電界強度を示している。また、n≒7である。したがって、上記の式より、基板電流(ホール電流)を減少させるためには、最大電界強度Emを減少させる必要があると言える。
最大電界強度Emを減少させるための1つの方法としてはLDD型トランジスタにおいては、低濃度不純物領域の幅を大きくすることが考えられる。それにより、低濃度不純物領域にも十分空乏層を延ばすことができ、その部分における電界強度を減少させることが可能となる。図63(A)は、小柳,金子,清水,応用物理学会講演予稿集(1983年秋)に開示された、低濃度不純物領域幅とチャネル方向位置による電界強度との関係を示す図である。
図63(A)において、LSWは、低濃度不純物領域のチャネル長方向の幅を示している。図63(A)に示されているように、低濃度不純物領域幅を大きくすることによって、この場合であればチャネル水平方向電界εYの最大値が減少しているのがわかる。すなわち、最大電界強度が減少していることになる。なお、図63(B)は、トランジスタのソース、ドレイン間耐圧とドレイン領域の濃度(/cm3)との関係を示しているが、一般に、ドレイン領域の濃度が低くなれば、ソース、ドレイン間領域の耐圧は向上しているのがわかる。
以上説明したように、トランジスタの耐圧BVDSを向上させるためには、その耐圧を決定している寄生バイポーラ効果を抑制することが必要である。そのためには、ホール電流を減少させなければならない。それには最大電界強度Emを小さく抑える必要がある。そのための1つの方法としてLDD型のトランジスタの低濃度不純物領域濃度を低くすることが有効であるといえる。
また、図63(B)に示されるように、この低濃度不純物領域の濃度を制御することにより、耐圧が制御できることもわかる。
また、最大電界強度Emを小さく抑えるもう1つの方法として、ゲート酸化膜厚を厚くすることが効果的である。
(実施の形態1)
以下、本発明に従った半導体記憶装置およびその製造方法の実施の一形態について図1〜図15を参照して説明する。
図1(A)は本願発明の半導体記憶装置の実施の形態1の断面図である。図の左側51〜54が周辺回路領域、右側55がメモリセル領域を示している。
図1(A)の本発明における高電圧トランジスタ45、46について、その構造について説明する。
pMOS高電圧トランジスタ45は、シリコン基板1にボトムnウェル8、nウェル11およびpウェル16が形成されている。このpウェル16はボトムnウェル8上にあり、このpウェル16がソース/ドレインとなり、チャネル領域を規定する。また、nウェル11もボトムnウェル8上にあり、かつpウェル16に隣接するように形成されている。
nMOS高電圧トランジスタ46は、シリコン基板1の主表面上にnウェルでソース/ドレイン12を形成し、チャネル領域を規定している。
またいずれの高電圧トランジスタ45、46も、チャネル領域上にはシリコン酸化膜21を介して、ゲート電極24が形成されている。ここで、nウェル、pウェルの濃度は、望ましくは1013/cm2程度である。また、本発明における高電圧トランジスタのソース/ドレインとして注入されるウェルは、そのゲート側端が必ずゲート電極24の下に位置している。
またゲート電極24の側壁には、サイドウォール絶縁膜29が形成されている。また、ゲート電極24端からサイドウォール絶縁膜29の幅だけ離れた位置に端部を有する高濃度不純物領域が形成されている。また、ゲート電極24の上にはシリコン酸化膜36、シリコン窒化膜35、スムースコート膜34がそれぞれ形成されている。これらの層にはコンタクトホール37が形成されており、このコンタクトホール内表面から、スムースコート膜34にわたってアルミニウム配線40が所定形状に形成されている。このアルミニウム配線膜40およびスムースコート膜34上には、さらにスムースコート膜41が形成されている。このスムースコート膜41にも所定位置にコンタクトホール42が設けられ、このコンタクトホール42内表面からスムースコート膜41を上にわたって、アルミニウム配線層43が形成されている。
図1(B)、(C)は、pMOS高電圧トランジスタ45、およびnMOS高電圧トランジスタ46の平面図である。
また本発明に従った半導体記憶装置の製造方法の実施の一形態について図2〜図15を参照して説明する。
図2に示すように、p型で<100>のシリコン基板1の主表面上にシリコン酸化膜2を形成する。次にシリコン酸化膜2の上に多結晶シリコン膜3を形成する。さらに多結晶シリコン膜3の上に、減圧CVD(Chemical Vapor Deposition)法によりシリコン窒化膜4を形成する。そしてシリコン窒化膜4の上にレジスト5を形成し、通常のフォトリソグラフィによりフィールド酸化膜を形成すべき領域にあるレジスト5を除去する。この際、フィールド酸化膜を形成すべき領域とは、素子を分離するための領域である。
図3に示すように、フィールド酸化膜を形成すべき領域のシリコン窒化膜4を除去し、シリコン窒化膜4をマスクとしてフィールド酸化膜6を形成する。そして、シリコン窒化膜4と多結晶シリコン膜3を除去する。シリコン基板1の主表面全体にレジスト7を形成し、メモリセル領域55、pMOS高電圧トランジスタ領域51のみレジストを除去する。
図4に示すようにリンをイオン注入し、ボトムnウェル8が形成される。そしてレジスト7を除去する。シリコン基板1の主表面全体にレジスト9を形成し、pMOS低電圧トランジスタ領域53、pMOS高電圧トランジスタ領域51において、ソース/ドレイン領域以外の領域、nMOS高電圧周辺トランジスタ領域52のソース/ドレイン領域、メモリセル領域55のウェル領域のレジストを除去する。
図5に示すように、レジストをマスクとしてnウェルのためのリンをイオン注入する。そしてレジスト9を除去する。シリコン基板1の主表面全体にレジスト14を形成し、nMOS低電圧トランジスタ領域54、pMOS高電圧周辺トランジスタ領域51のソース/ドレイン領域、メモリセル領域55のメモリセルが形成される領域のレジストを除去する。
図6に示すようにレジストをマスクとしてpウェルのためのボロンをイオン注入する。そしてレジスト14を除去する。シリコン基板1全体にトンネル酸化膜層56、フローティングゲート層57、層間絶縁膜層58を形成する。これら3層に所定のパターニングを施し、メモリセル領域55にのみトンネル酸化膜層56、フローティングゲート層57、層間絶縁膜層58を残す。その後、シリコン基板1の主表面全体にシリコン酸化膜21を形成する。このシリコン酸化膜21の上に多結晶シリコン膜22を形成する。多結晶シリコン膜22は、メモリセル領域55においてはコントロールゲートとなり、周辺領域51〜54においてはゲート電極となる。多結晶シリコン膜22の上にレジスト23を形成し、所定のパターンを施す。
図7に示すように、周辺回路領域51〜54において、レジスト23をマスクとして多結晶シリコン膜22をエッチング除去し、ゲート電極を形成する。また、メモリセル領域55ではレジスト23をマスクとして多結晶シリコン膜22、層間絶縁膜層58、フローティングゲート層57、トンネル酸化膜層56をエッチング除去し、トンネル酸化膜18、フローティングゲート19、層間絶縁膜20、コントロールゲート24が形成される。メモリセルのソース/ドレインを形成後、シリコン基板1の主表面全体にレジスト25を形成する。レジスト25に所定のパターニングを施し、nMOS低電圧トランジスタ領域54のみレジストを除去する。
図8に示すように、レジスト25およびゲート電極24をマスクとしてリンをイオン注入し、n型低濃度不純物層26を形成する。シリコン基板1の主表面全体にレジスト27を形成する。レジスト27に所定のパターニングを施し、pMOS低電圧トランジスタ領域53のみレジストを除去する。
図9に示すように、レジスト27およびゲート電極24をマスクとしてボロンをイオン注入し、p型低濃度不純物層28を形成する。そしてレジスト27を除去する。CVD法によりシリコン酸化膜をシリコン基板1の主表面上に形成後、酸化膜異方性エッチングによりサイドウォール絶縁膜29を形成する。
図10に示すように、シリコン基板1の主表面全体にレジスト30を形成後、所定のパターニングを施し、メモリセル領域55、nMOS低電圧トランジスタ領域54およびnMOS高電圧トランジスタ領域52のみレジストを除去する。
図11に示すように、レジスト30、ゲート電極24およびサイドウォール絶縁膜29をマスクとしてヒ素をイオン注入し、ソース/ドレインn型高濃度不純物領域31を形成する。シリコン基板1の主表面全体にレジスト32を形成後、所定のパターニングを施しpMOS低電圧周辺回路領域53、およびpMOS高電圧トランジスタ領域51のみレジストを除去する。
図12に示すように、レジスト30にゲート電極24およびサイドウォール絶縁膜29をマスクとしてボロンをイオン注入し、ソース/ドレインp型高濃度不純物領域33を形成する。さらにスムースコート膜34、シリコン窒化膜35、シリコン酸化膜36を形成する。
図13に示すように、コンタクトホール37を形成する。シリコン基板1の主表面全体にレジスト38を形成後所定のパターニングを施し、nMOS低電圧トランジスタ領域54、nMOS高電圧トランジスタ領域52、メモリセル領域55のみレジストを除去する。そして、オーミックコンタクトをとるため、リンをイオン注入する。
図14に示すように、シリコン基板1の主表面全体にレジスト39を形成後、所定のパターニングを施し、pMOS低電圧トランジスタ領域53およびpMOS高電圧トランジスタ領域51のみレジストを除去する。そして、オーミックコンタクトをとるため、ボロンをイオン注入する。
図15に示すように、スムースコート膜34上にアルミニウム配線膜40をスパッタリングにより形成し、コンタクトホール37を介してアルミニウム配線膜40とメモリセル領域55内のソース領域とドレイン領域、およびアルミニウム配線膜40と周辺トランジスタ領域51〜54のソース領域とドレイン領域を電気的に接続する。そして、アルミニウム配線膜40に所定のパターニングを施す。
図1に示すように、シリコン基板1の主表面全体にスムースコート膜41を形成する。スムースコート膜41にスルーホール42を形成する。そしてスムースコート膜41の上にアルミニウム配線膜43を形成する。アルミニウム配線膜43とアルミニウム配線膜40とはスルーホールを介して電気的に接続される。
以上により、図1(A)に示す半導体記憶装置が完成する。
実施の形態1によって製造された半導体記憶装置においてはドレイン側に広い低濃度不純物領域が存在するため、ドレイン側の電界強度を減少させることができる。したがってドレイン側近辺のチャンネル方向電界を緩和することができ、トランジスタの耐圧を向上させることができる。また高電圧トランジスタ領域51、52ではドレイン側のウェルは注入ウェルである。よって、濃度、深さを制御しやすい。その結果、トランジスタの耐圧を制御しやすい。また、実施の形態1に従ってウェハプロセスを行なえば、マスクや工程を増やすことなく、低電圧トランジスタの駆動能力を下げることなく、高電圧トランジスタを作ることができる。
(実施の形態2)
本発明に従った半導体記憶装置およびその製造方法の実施の一形態について以下に説明する。
実施の形態1に従った半導体記憶装置の製造工程において、実施の形態1とは異なった製造工程のみを示す。実施の形態1の図5の工程において、図16で示すように、pMOS高電圧トランジスタ領域51全体にレジストを形成し、pMOS高電圧トランジスタのソース/ドレイン領域としてpウェルの領域を形成せず、シリコン基板1と等濃度のソース/ドレイン領域を形成する。この実施の形態に従って形成されたpMOS高電圧トランジスタ61を図17に示す。その他の製造工程は実施の形態1に準ずる。
図17の本発明におけるpMOS高電圧トランジスタ61の構造について説明する。pMOS高電圧トランジスタ61は、シリコン基板1にボトムnウェル8、nウェル11が形成されている。基板1の領域がソース/ドレインとなり、チャネル領域を規定する。また、nウェル11はボトムnウェル8上にある。また、ゲート電極24の端縁からサイドウォール絶縁膜29の幅だけ離れた位置に端部を有するp型高濃度不純物領域33が形成されている。
(実施の形態3)
本発明に従った半導体記憶装置およびその製造方法の実施の一形態について、以下に説明する。
実施の形態1に従った半導体記憶装置の製造工程において、実施の形態1とは異なった製造工程のみを示す。実施の形態1の図4の工程において、図18で示すようにpMOS高電圧トランジスタ領域51のドレイン領域を挟むようにレジスト9を除去し、この領域にnウェルを形成するための不純物注入を行なう。そして実施の形態1の図5の工程において、図19で示すように、pMOS高電圧トランジスタ51のドレイン領域のみレジスト14を除去し、この領域にpウェルを形成するための不純物注入を行なう。実施の形態1の図8の工程において、図20で示すように、pMOS高電圧トランジスタ領域51のソース領域もレジスト27を除去し、低濃度不純物領域を形成する。この実施の形態に従って形成されたpMOS高電圧トランジスタ62を図21に示す。その他の製造工程は実施の形態1に準ずる。
図21の本発明におけるpMOS高電圧トランジスタ62の構造について説明する。pMOS高電圧トランジスタ62は、シリコン基板1にボトムnウェル8、nウェル10、およびpウェル16が形成されている。このpウェル16はボトムnウェル8上にある。またnウェル10もボトムnウェル8上にあり、かつpウェル16に隣接するように形成されている。また、ゲート電極24の端縁からサイドウォール絶縁膜29の幅だけ離れた位置に端部を有するp型高濃度不純物領域33が形成されている。また、高濃度不純物領域の一方に接してゲート電極の側に延びるようにp型低濃度不純物領域28が形成されている。
(実施の形態4)
本発明に従った半導体記憶装置およびその製造方法の実施の一形態について以下に説明する。
実施の形態1に従った半導体記憶装置の製造工程において、実施の形態1とは異なった製造工程のみを示す。実施の形態1の図4の工程において、図22で示すように、pMOS高電圧トランジスタ領域51のドレイン領域を挟むようにレジスト9を除去し、この領域にnウェルを形成するための不純物注入を行なう。そして実施の形態1の図5の工程において、図23で示すように、pMOS高電圧トランジスタ領域51のレジスト14は除去せず、pMOS高電圧トランジスタ領域51のドレイン領域の不純物濃度はシリコン基板1と等しくなるようにする。実施の形態1の図8の工程において、図24で示すように、pMOS高電圧トランジスタ領域51のソース領域もレジスト27を除去し、低濃度不純物領域を形成する。この実施の形態に従って形成されたpMOS高電圧トランジスタ63を図25に示す。その他の製造工程は実施の形態1に準ずる。
図25の本発明におけるpMOS高電圧トランジスタ63の構造について説明する。pMOS高電圧トランジスタ63は、シリコン基板1にボトムnウェル8、nウェル10が形成されている。nウェル10はボトムnウェル8上にある。また、ゲート電極24の端からサイドウォール絶縁膜29の幅だけ離れた位置に端部を有するp型高濃度不純物領域33が形成されている。また、高濃度不純物領域の一方に接してゲート電極の側に延びるようにp型低濃度不純物領域28が形成されている。
(実施の形態5)
本発明に従った半導体記憶装置およびその製造方法の実施の一形態について以下に説明する。
実施の形態1に従った半導体記憶装置の製造工程において、実施の形態1とは異なった製造工程のみを示す。実施の形態1の図4の工程において、図26で示すように、nMOS高電圧トランジスタ領域52上のレジスト9をドレイン領域のみ除去し、この領域にnウェルを形成するための不純物注入を行なう。実施の形態1の図7の工程において、図27で示すように、nMOS高電圧トランジスタ領域52のソース領域もレジスト25を除去し、低濃度不純物領域を形成する。
この実施の形態に従って形成されたnMOS高電圧トランジスタ64を図28に示す。その他の製造工程は実施の形態1に準ずる。
図28の本発明におけるnMOS高電圧トランジスタ64の構造について説明する。nMOS高電圧トランジスタ64は、シリコン基板1にnウェル12が形成されている。また、ゲート電極24の端からサイドウォール絶縁膜29の幅だけ離れた位置に端部を有するn型高濃度不純物領域31が形成されている。また、高濃度不純物領域の一方に接してゲート電極の側に延びるようにn型低濃度不純物領域26が形成されている。
(実施の形態6)
本発明に従った半導体記憶装置およびその製造方法の実施の一形態について以下に説明する。
実施の形態1に従った半導体記憶装置の製造工程において、実施の形態1とは異なった製造工程のみを示す。実施の形態1の図4の工程において、図29で示すように、nMOS高電圧トランジスタ領域52のドレイン領域のみレジスト9を除去し、この領域にnウェルを形成するための不純物注入を行なう。そして、実施の形態1の図5の工程において、図30で示すように、nMOS高電圧トランジスタ領域52のソースおよびチャネル領域のみレジスト14を除去し、pウェルを形成するための不純物注入を行なう。実施の形態1の図7の工程において、図31で示すように、nMOS高電圧トランジスタ領域52のソース領域もレジスト25を除去し、低濃度不純物領域を形成する。この実施の形態に従って形成されたnMOS高電圧トランジスタ65を図32に示す。その他の製造工程は実施の形態1に準ずる。
ここで、図32の本発明におけるnMOS高電圧トランジスタ65の構造について説明する。
nMOS高電圧トランジスタ65は、シリコン基板1にnウェル12およびpウェル44が形成されている。nウェル12とpウェル44は隣接している。また、ゲート電極24の端からサイドウォール絶縁膜29の幅だけ離れた位置に端部を有する高濃度不純物領域31が形成されている。また、n型高濃度不純物領域31の一方に接してゲート電極の側に延びるようにn型低濃度不純物領域26が形成されている。
(実施の形態7)
本発明に従った半導体記憶装置およびその製造方法の実施の一形態について以下に説明する。
実施の形態1に従った半導体記憶装置の製造工程において、実施の形態1とは異なった製造工程のみを示す。実施の形態1の図2の工程において、図33で示すように、pMOS高電圧トランジスタ領域51のドレインのゲート側端領域のレジスト5も除去し、フィールド酸化膜を形成する。この実施の形態に従って形成されたpMOS高電圧トランジスタ66を図34に示す。その他の製造工程は実施の形態1に準ずる。
ここで、図34の本発明におけるpMOS高電圧トランジスタ66の構造について説明する。pMOS高電圧トランジスタ66は、シリコン基板1に、ボトムnウェル8、nウェル11、およびpウェル16が形成されている。このpウェル16はボトムnウェル8上にある。このpウェル16がソース/ドレイン領域となり、チャネル領域を規定する。また、nウェル11もボトムnウェル8上にあり、かつpウェル16に隣接するように形成されている。また、ゲート電極24の端からサイドウォール絶縁膜29の幅だけ離れた位置に端部を有するp型高濃度不純物領域33が形成されている。また、ゲート酸化膜のドレイン側の厚みはゲート酸化膜の中央部の厚みに比べて厚くなっている。
実施の形態7によって製造された半導体記憶装置においては、ドレイン側に広い低濃度領域が存在するため、ドレイン側の電界強度を減少させることができる。したがって、トランジスタの耐圧を向上させることができる。また、ドレイン側のゲート酸化膜の厚みはゲート酸化膜中央部の厚みに比べて厚くなっている。そのため、ドレイン側のチャネル方向電界のみを緩和するため耐圧が向上する。また、ドレイン側のウェルは注入ウェルである。よって、濃度、深さを制御しやすいので、耐圧を制御しやすい。また、実施の形態7に従ってウェハプロセスを行なえば、マスクや工程を増やすことなく、低電圧トランジスタの駆動能力を下げることなく、高電圧トランジスタを作ることができる。
(実施の形態8)
本発明に従った半導体記憶装置およびその製造方法の実施の一形態について、以下に説明する。
実施の形態1に従った半導体記憶装置の製造工程において、実施の形態1とは異なった製造工程のみを示す。実施の形態1の図2の工程において、図35で示すように、nMOS高電圧トランジスタ領域52のドレインのゲート側端領域のレジスト5を除去し、フィールド酸化膜を形成する。この実施の形態に従って形成されたnMOS高電圧トランジスタ67を図36に示す。その他の製造工程は実施の形態1に準ずる。
ここで、図36の本発明におけるnMOS高電圧トランジスタ67の構造について説明する。nMOS高電圧トランジスタ67は、シリコン基板1の主表面上にnウェルでソース/ドレイン12を形成し、チャネル領域を規定している。また、ゲート電極24の端からサイドウォール絶縁膜29の幅だけ離れた位置に端部を有するn型高濃度不純物領域31が形成されている。またゲート酸化膜のドレイン側の厚みはゲート酸化膜の中央部の厚みに比べて厚くなっている。
(実施の形態9)
本発明に従った半導体記憶装置およびその製造方法の実施の一形態について以下に説明する。
実施の形態1に従った半導体記憶装置の製造工程において、実施の形態1とは異なった製造工程のみを示す。実施の形態1の図2の工程において、図37で示すように、pMOS高電圧トランジスタ領域51のドレインのゲート側端領域のレジスト5も除去し、フィールド酸化膜を形成する。実施の形態1の図5の工程において、図38で示すように、pMOS高電圧トランジスタ領域51の全体にレジストを形成し、pMOS高電圧トランジスタのソース/ドレイン領域としてpウェルを形成せず、シリコン基板1と等濃度のソース/ドレイン領域を形成する。この実施の形態に従って形成されたpMOS高電圧トランジスタ68を図39に示す。その他の製造工程は実施の形態1に準ずる。
ここで、図39の本発明におけるpMOS高電圧トランジスタ68の構造について説明する。pMOS高電圧トランジスタ68は、シリコン基板1にボトムnウェル8、nウェル11が形成されている。nウェル11はボトムnウェル8上にある。また、ゲート電極24の端からサイドウォール絶縁膜29の幅だけ離れた位置に端部を有するp型高濃度不純物領域33が形成されている。また、ゲート酸化膜のドレイン側の厚みがゲート酸化膜の中央部の厚みに比べて厚くなっている。
(実施の形態10)
本発明に従った半導体記憶装置およびその製造方法の実施の一形態について以下に説明する。
実施の形態1に従った半導体記憶装置の製造工程において、実施の形態1とは異なった製造工程のみを示す。実施の形態1の図2の工程において、図40で示すように、pMOS高電圧トランジスタ領域51のドレインのゲート側端領域のレジスト5も除去し、フィールド酸化膜を形成する。実施の形態1の図4の工程において、図41で示すように、pMOS高電圧トランジスタ領域51のドレイン領域を挟むようにレジスト9を除去し、この領域にnウェルを形成するための不純物注入を行なう。そして、実施の形態1の図5の工程において、図42で示すように、pMOS高電圧トランジスタのドレイン領域のみレジスト14を除去し、この領域にpウェルを形成するための不純物注入を行なう。実施の形態1の図8の工程において、図43で示すように、pMOS高電圧トランジスタのソース領域もレジスト27を除去し、低濃度不純物領域を形成する。この実施の形態に従って形成されたpMOS高電圧トランジスタ69を図44に示す。その他の製造工程は実施の形態1に準ずる。
ここで、図44の本発明におけるpMOS高電圧トランジスタ69の構造について説明する。pMOS高電圧トランジスタ69は、シリコン基板1にボトムnウェル8、nウェル10、およびpウェル16が形成されている。このpウェル16はボトムnウェル8上にある。また、nウェル10もボトムnウェル8上にあり、かつpウェル16に隣接するように形成されている。また、ゲート電極24の端からサイドウォール絶縁膜29の幅だけ離れた位置に端部を有するp型高濃度不純物領域33が形成されている。また、p型高濃度不純物領域33の一方に接してゲート電極の側に延びるようにp型低濃度不純物領域28が形成されている。また、ゲート酸化膜のドレイン側の厚みはゲート酸化膜の中央部の厚みに比べて厚くなっている。
(実施の形態11)
本発明に従った半導体記憶装置およびその製造方法の実施の一形態について以下説明する。
実施の形態1に従った半導体記憶装置の製造工程において、実施の形態1とは異なった製造工程のみを示す。実施の形態1の図2の工程において、図45で示すように、pMOS高電圧トランジスタ領域51のドレインのゲート側端領域のレジスト5も除去し、フィールド酸化膜を形成する。実施の形態1の図4の工程において、図46で示すように、pMOS高電圧トランジスタ領域51のドレイン領域を挟むようにレジスト9を除去し、この領域にnウェルを形成するための不純物注入を行なう。そして、実施の形態1の図5の工程において、図47で示すように、pMOS高電圧トランジスタ領域51のレジスト14は除去せず、pMOS高電圧トランジスタのドレイン領域の不純物濃度はシリコン基板1と等しくなるようにする。実施の形態1の図8の工程において、図48で示すように、pMOS高電圧トランジスタ領域51のソース領域もレジスト27を除去し、低濃度不純物領域を形成する。この実施の形態に従って形成されたpMOS高電圧トランジスタ70を図49に示す。その他の製造工程は実施の形態1に準ずる。
ここで、図49の本発明におけるpMOS高電圧トランジスタ70の構造について説明する。pMOS高電圧トランジスタ70は、シリコン基板1に、ボトムnウェル8、nウェル10が形成されている。nウェル10はボトムnウェル8上にあり、互いに距離を隔てて形成されている。また、ゲート電極24の端からサイドウォール絶縁膜29の幅だけ離れた位置に端部を有するp型高濃度不純物領域33が形成されている。また、p型高濃度不純物領域33の一方に接してゲート電極の側に延びるようにp型低濃度不純物領域28が形成されている。また、ゲート酸化膜のドレイン側の厚さがゲート酸化膜の中央部の厚さに比べて厚くなっている。
(実施の形態12)
本発明に従った、半導体記憶装置およびその製造方法の実施の一形態について以下に説明する。
実施の形態1に従った半導体記憶装置の製造工程において、実施の形態1とは異なった製造工程のみを示す。実施の形態1の図2の工程において、図50で示すように、nMOS高電圧トランジスタ領域52のドレインのゲート側端領域のレジスト5も除去し、フィールド酸化膜を形成する。実施の形態1の図4の工程において、図51で示すように、nMOS高電圧トランジスタ領域52上のレジスト9をドレイン領域のみ除去し、この領域にnウェルを形成するための不純物注入を行なう。実施の形態1の図7の工程において、図52で示すように、nMOS高電圧トランジスタ領域52のソース領域もレジスト25を除去し、低濃度不純物領域を形成する。この実施の形態に従って形成されたnMOS高電圧トランジスタ71を図53に示す。その他の製造工程は実施の形態1に準ずる。
ここで、図53の本発明におけるnMOS高電圧トランジスタ71の構造について説明する。nMOS高電圧トランジスタ71では、シリコン基板1にnウェル12が形成されている。また、ゲート電極24の端からサイドウォール絶縁膜29の幅だけ離れた位置に端部を有するn型高濃度不純物領域31が形成されている。また、n型高濃度不純物領域31の一方に接してゲート電極の側に延びるようにn型低濃度不純物領域26が形成されている。また、ゲート酸化膜のドレイン側の厚みがゲート酸化膜の中央部の厚みに比べて厚くなっている。
(実施の形態13)
本発明に従った半導体記憶装置およびその製造方法の実施の一形態について、以下に説明する。
実施の形態1に従った半導体記憶装置の製造工程において、実施の形態1とは異なった製造工程のみを示す。実施の形態1の図2の工程において、図54で示すように、nMOS高電圧トランジスタ領域52のドレインのゲート側端領域のレジスト5も除去し、フィールド酸化膜を形成する。実施の形態1の図4の工程において、図55で示すように、nMOS高電圧トランジスタのドレイン領域のみレジスト9を除去し、この領域にnウェルを形成するための不純物注入を行なう。そして、実施の形態1の図5の工程において、図56で示すように、nMOS高電圧トランジスタ領域のソースおよびチャネル領域のみレジスト14を除去し、pウェルを形成するための不純物注入を行なう。実施の形態1の図7の工程において、図57で示すように、nMOS高電圧トランジスタ領域52のソース領域もレジスト25を除去し、低濃度不純物領域を形成する。この実施の形態に従って形成されたnMOS高電圧トランジスタ72を図58に示す。その他の製造工程は実施の形態1に準ずる。
ここで、図58の本発明におけるnMOS高電圧トランジスタ72の構造について説明する。nMOS高電圧トランジスタ72では、シリコン基板1にnウェル12、pウェル44が隣接して形成されている。また、ゲート電極24の端からサイドウォール絶縁膜29の幅だけ離れた位置に端部を有するn型高濃度不純物領域31が形成されている。また、n型高濃度不純物領域31の一方に接してゲート電極の側に延びるようにn型低濃度不純物領域26が形成されている。
半導体記憶装置は、半導体基板と、第1ないし第6の半導体ウェル領域と、1対の高濃度不純物領域と、ゲート電極とを備える。第1の半導体ウェル領域は、第2導電型であり、半導体基板内に埋込まれて形成される。第2と第3の半導体ウェル領域は、第2導電型であり、第1の半導体ウェル領域の上に接して形成され、互いに距離を隔てて形成される。第4と第5の半導体ウェル領域は、第1導電型であり、第1の半導体ウェル領域の上に接して形成され、かつ第2と第3の半導体ウェル領域の間にそれぞれに隣接して形成され、さらに互いに距離を隔てて形成される。第6の半導体ウェル領域は、第2導電型であり、第4と第5の半導体ウェル領域の間に隣接して形成され、かつ第1半導体ウェル領域の上に接して形成される。ゲート電極は第4と第5と第6の半導体ウェル領域の上にゲート絶縁膜を介在させて形成される。1対の高濃度不純物領域は、第1導電型であり、ゲート電極の両側にあって第4と第5の半導体ウェル領域内にそれぞれ形成され、かつ第4と第5の半導体ウェル領域よりも高い不純物濃度を有する。
半導体記憶装置においては、半導体基板と、第1と第2の半導体ウェル領域と、ゲート電極と、1対の高濃度不純物領域とを備える。半導体基板は第1導電型である。第1と第2の半導体ウェル領域は第2導電型であり半導体基板内に互いに距離を隔てて形成される。ゲート電極は第1と第2の半導体ウェル領域と半導体基板の領域との上にゲート絶縁膜を介在させて形成される。1対の高濃度不純物領域は第2導電型であり、ゲート絶縁膜の両側にあって第1と第2の半導体ウェル領域内にそれぞれ形成され、かつ第1と第2の半導体ウェル領域よりも高い不純物濃度を有する。
半導体記憶装置は、半導体基板と、第1ないし第4の半導体ウェル領域と、ゲート電極と、1対の高濃度不純物領域とを備える。半導体基板は第1導電型である。第1の半導体ウェル領域は第2導電型であり、半導体基板に埋込まれて形成される。第2と第3の半導体ウェル領域は第2導電型であり、第1の半導体ウェル領域の上に接して形成され、互いに距離を隔てて形成される。第4の半導体ウェル領域は第2導電型であり第2と第3の半導体ウェル領域の間に形成され、かつ第1半導体ウェル領域の上に接して形成される。ゲート電極は第4の半導体ウェル領域の両側の半導体基板の領域と第4の半導体ウェル領域の上にゲート絶縁膜を介在させて形成される。1対の高濃度不純物領域は第1導電型であり、ゲート電極の両側にあって半導体基板内にそれぞれ形成され、かつ半導体基板よりも高い不純物濃度を有する。
半導体記憶装置は、半導体基板と、第1ないし第4の半導体ウェル領域と、ゲート電極と、1対の高濃度不純物領域と、低濃度不純物領域とを備える。半導体基板は第1導電型である。第1の半導体ウェル領域は第2導電型であり、半導体基板に埋込まれて形成される。第2と第3の半導体ウェル領域は第2導電型であり第1の半導体ウェル領域の上に接して形成され、互いに距離を隔てて形成される。第4の半導体ウェル領域は第1導電型であり、第1の半導体ウェル領域の上に接して形成され、かつ第2と第3の半導体ウェル領域の間に隣接して形成される。ゲート電極は第2と第4の半導体ウェル領域の上にゲート絶縁膜を介在させて形成される。1対の高濃度不純物領域は第1導電型であり、ゲート電極の両側にあって第2の半導体ウェル領域内にそれぞれ形成され、第4の半導体ウェル領域よりも高い不純物濃度を有する。低濃度不純物領域は第1導電型であり、第2の半導体ウェル領域内に形成された高濃度不純物領域の一方に接してゲート電極の側に延びるように形成され、かつ高濃度不純物領域よりも低い不純物濃度を有する。
半導体記憶装置は、半導体基板と、第1ないし第3の半導体ウェル領域と、ゲート電極と、1対の高濃度不純物領域と、低濃度不純物領域とを備える。半導体基板は第1導電型である。第1の半導体ウェル領域は第2導電型であり、半導体基板に埋込まれて形成される。第2と第3の半導体ウェル領域は第2導電型であり、第1の半導体ウェル領域の上に接して形成され、互いに距離を隔てて形成される。ゲート電極は第2と第3の半導体ウェル領域の間の半導体基板の領域と第2の半導体ウェル領域の上にゲート絶縁膜を介在させて形成される。1対の高濃度不純物領域は第1導電型であり、ゲート電極の両側にあって第2と第3の半導体ウェル領域の間の半導体基板の領域内と第2の半導体ウェル領域内にそれぞれ形成される。低濃度不純物領域は第1導電型であり、第2の半導体ウェル領域内に形成された高濃度不純物領域の一方に接してゲート電極の側に延びるように形成され、かつ高濃度不純物領域よりも低い不純物濃度を有する。
半導体記憶装置は、半導体基板と、半導体ウェル領域と、ゲート電極と、1対の高濃度不純物領域と、低濃度不純物領域とを備える。半導体基板は第1導電型である。半導体ウェル領域は第2導電型であり、半導体基板内に形成される。ゲート電極は半導体ウェル領域とそれに隣接した半導体基板の領域との上にゲート絶縁膜を介在させて形成される。1対の高濃度不純物領域は第2導電型であり、ゲート電極の両側にあって半導体基板内と半導体ウェル領域内とにそれぞれ形成される。低濃度不純物領域は第2導電型であり、半導体基板内に形成された高濃度不純物領域の一方に接してゲート電極の側に延びるように形成され、かつ高濃度不純物領域よりも低い不純物濃度を有する。
半導体記憶装置は、半導体基板と、第1と第2の半導体ウェル領域と、ゲート電極と、1対の高濃度不純物領域と、低濃度不純物領域とを備える。半導体基板は第1導電型である。第1の半導体ウェル領域は第2導電型であり半導体基板に形成される。第2の半導体ウェル領域は第1導電型であり半導体基板内に形成され、第1の半導体ウェル領域に隣接して形成される。ゲート電極は第1と第2の半導体ウェル領域の上にゲート絶縁膜を介在させて形成される。1対の高濃度不純物領域は第2導電型であり、ゲート電極の両側にあって第1と第2の半導体ウェル領域内にそれぞれ形成される。低濃度不純物領域は第2導電型であり、第2の半導体ウェル領域内に形成された高濃度不純物領域の一方に接してゲート電極の側に延びるように形成され、かつ高濃度不純物領域よりも低い不純物濃度を有する。
半導体記憶装置においては、半導体記憶装置のゲート絶縁膜のドレイン側端部の厚みがゲート絶縁膜の中央部の厚みよりも厚い。
半導体記憶装置の製造方法は以下(a)〜(f)の工程を備える。高電圧周辺回路の形成領域を含む第1導電型の半導体基板に、(a) 第1の注入深さで第2導電型の不純物イオンを注入することにより半導体基板内部に第1半導体ウェル領域を形成する工程。(b) 第1の注入深さよりも浅い第2の注入深さで第2導電型の不純物イオンを注入することにより、第1の半導体ウェル領域の上に接するように第2と第3の半導体ウェル領域を互いに距離を隔てて形成する工程。(c) 第2の注入深さで第1導電型の不純物イオンを注入することにより、第2と第3の半導体ウェル領域の間にそれぞれに隣接して第4と第5の半導体ウェル領域を互いに距離を隔てて形成する工程。(d) 第2の注入深さで第2導電型の不純物イオンを注入することにより、第6の半導体ウェル領域を第4と第5の半導体ウェル領域の間に隣接して形成する工程。(e) 第4と第5と第6の半導体ウェル領域上にゲート絶縁膜を介在させてゲート電極を形成する工程。(f) 第2の注入深さよりも浅い第3の注入深さで第1導電型の不純物イオンを注入することにより、第4と第5の半導体ウェル領域よりも高い不純物濃度を有する1対の第1導電型の高濃度不純物領域をゲート電極の両側に形成する工程。
半導体記憶装置の製造方法は以下(a)〜(c)の工程を備える。高電圧周辺回路の形成領域を含む第1導電型の半導体基板に、(a) 第1の注入深さで第2導電型の不純物イオンを注入することにより、半導体基板内に第1と第2の半導体ウェル領域を互いに距離を隔てて形成する工程。(b) 第1と第2の半導体ウェル領域と半導体基板の領域との上にゲート絶縁膜を介在させてゲート電極を形成する工程。(c) ゲート電極の両側で第1と第2の半導体ウェル領域のそれぞれに第1の注入深さよりも浅い第2の注入深さで第2導電型の不純物イオンを注入することにより、第1と第2の半導体ウェル領域よりも高い不純物濃度を有する1対の第2導電型の高濃度不純物領域を形成する工程。
半導体記憶装置の製造方法は以下(a)〜(e)の工程を備える。高電圧周辺回路の形成領域を含む第1導電型の半導体基板に、(a) 第1の注入深さで第2導電型の不純物イオンを注入することにより、半導体基板内部に第1の半導体ウェル領域を形成する工程。(b) 第1の注入深さよりも浅い第2の注入深さで第2導電型の不純物イオンを注入することにより、第1の半導体ウェル領域の上に接するように第2と第3の半導体ウェル領域を互いに距離を隔てて形成する工程。(c) 第2の注入深さで第2導電型の不純物イオンを注入することにより、第4の半導体ウェル領域を第2と第3の半導体ウェル領域の間に第1の半導体ウェル領域の上に接するように形成する工程。(d) 第4の半導体ウェル領域と第4の半導体ウェル領域の両側の半導体基板の領域との上にゲート絶縁膜を介在させてゲート電極を形成する工程。(e) 第2の注入深さよりも浅い第3の注入深さで半導体基板内に第1導電型の不純物イオンを注入することにより、半導体基板よりも高い不純物濃度を有する1対の第1導電型の高濃度不純物領域をゲート電極の両側に形成する工程。
半導体記憶装置の製造方法は(a)〜(f)の工程を備える。高電圧周辺回路の形成領域を含む第1導電型の半導体基板に、(a) 第1の注入深さで第2導電型の不純物イオンを注入することにより、半導体基板内部に第1の半導体ウェル領域を形成する工程。(b) 第1の注入深さよりも浅い第2の注入深さで第2導電型の不純物イオンを注入することにより、第1の半導体ウェル領域の上に接するように第2と第3の半導体ウェル領域を互いに距離を隔てて形成する工程。(c) 第2の注入深さで第1導電型の不純物イオンを注入することにより、第2と第3の半導体ウェル領域の間に隣接して第4の半導体ウェル領域を形成する工程。(d) 第2と第4の半導体ウェル領域上にゲート絶縁膜を介在させてゲート電極を形成する工程。(e) 第2の注入深さよりも浅い第3の注入深さで第1導電型の不純物イオンを注入することにより、1対の第1導電型の高濃度不純物領域をゲート電極の両側であって第2と第4の半導体ウェル領域内にそれぞれ形成する工程。(f) 第2の半導体ウェル領域内に形成されるべき高濃度不純物領域の一方に接してゲート電極の側に延びるように、高濃度不純物領域よりも低い不純物濃度を有する第1導電型の低濃度不純物領域を形成する工程。
半導体記憶装置の製造方法は(a)〜(e)の工程を備える。高電圧周辺回路の形成領域を含む第1導電型の半導体基板に、(a) 第1の注入深さで第2導電型の不純物イオンを注入することにより、半導体基板内部に第1の半導体ウェル領域を形成する工程。(b) 第1の注入深さよりも浅い第2の注入深さで第2導電型の不純物イオンを注入することにより、第1の半導体ウェル領域の上に接するように第2と第3の半導体ウェル領域を互いに距離を隔てて形成する工程。(c) 第2と第3の半導体ウェル領域の間の半導体基板の領域と第2の半導体ウェル領域との上にゲート絶縁膜を介在させてゲート電極を形成する工程。(d) 第2の注入深さよりも浅い第3の注入深さで第1導電型の不純物イオンを注入することにより、1対の第1導電型の高濃度不純物領域をゲート電極の両側でかつ第2と第3の半導体ウェル領域の間の半導体基板の領域内と第2の半導体ウェル領域内にそれぞれ形成する工程。(e) 第2の半導体ウェル領域内に形成されるべき高濃度不純物領域の一方に接してゲート電極の側に延びるように高濃度不純物領域よりも低い不純物濃度を有する第1導電型の低濃度不純物領域を形成する工程。
半導体記憶装置の製造方法は(a)〜(d)の工程を備える。高電圧周辺回路の形成領域を含む第1導電型の半導体基板に、(a) 第1の注入深さで第2導電型の不純物イオンを注入することにより、半導体基板内に半導体ウェル領域を形成する工程。(b) 半導体ウェル領域とそれに隣接した半導体基板の領域との上にゲート絶縁膜を介在させてゲート電極を形成する工程。(c) 第1の注入深さよりも浅い第2の注入深さで第2導電型の不純物イオンを注入することにより、1対の第2導電型の高濃度不純物領域をゲート電極の両側でかつ半導体ウェル領域と半導体基板にそれぞれ形成する工程。(d) 半導体基板内に形成される高濃度不純物領域の一方に接してゲート電極の側に延び、かつ高濃度不純物領域よりも低い不純物濃度を有する第2導電型の低濃度不純物領域を半導体基板内に形成する工程。
半導体記憶装置の製造方法は(a)〜(e)の工程を備える。高電圧周辺回路の形成領域を含む第1導電型の半導体基板に、(a) 第1の注入深さで第2導電型の不純物イオンを注入することにより半導体基板に第1の半導体ウェル領域を形成する工程。(b) 第1の注入深さで第1導電型の不純物イオンを注入することにより、第1の半導体ウェル領域に隣接するように第2の半導体ウェル領域を形成する工程。(c) 第1と第2の半導体ウェル領域の上にゲート絶縁膜を介在させてゲート電極を形成する工程。(d) 第1の注入深さよりも浅い第2の注入深さで第2導電型の不純物イオンを注入することにより1対の第2導電型の高濃度不純物領域をゲート電極の両側でかつ第1と第2の半導体ウェル領域内にそれぞれ形成する工程。(e) 第2の半導体ウェル領域内に形成される高濃度不純物領域の一方に接してゲート電極の側に延び、かつ高濃度不純物領域よりも低い不純物濃度を有する第2導電型の低濃度不純物領域を形成する工程。
半導体記憶装置の製造方法は、上記半導体記憶装置の製造方法に以下の工程を加える。ゲート絶縁膜のドレイン側端部となるべき部分に絶縁膜を形成する工程。半導体記憶装置においては、ドレイン側に広い低濃度層が存在するため、ドレイン側の電界強度を減少させることができる。またドレイン側のウェルは注入ウェルである。よって濃度、深さを制御しやすい。
半導体記憶装置においては、ドレイン側に広い低濃度層が存在するため、ドレイン側の電界強度を減少させることができる。また、ゲート酸化膜全体を厚くするとドレイン電流が減少する。しかし、ドレイン側のゲート酸化膜がゲート酸化膜中央部に比べて厚みが厚くなっているので、ドレイン電流を必要以上に減少させずにドレイン側の電界強度を減少させることができる。また、ドレイン側のウェルは注入ウェルである。よって、濃度、深さを制御しやすい。
半導体記憶装置の製造方法においては、ドレイン側に広い低濃度拡散層を形成する工程を備える。そのため、ドレイン側の電界強度を減少させることができる。また、高電圧トランジスタ領域51、52のソース、ドレインを低電圧トランジスタ領域53、54のウェルと同一工程で形成する。よって、マスクや工程を増やすことなく低電圧トランジスタの駆動能力を下げず、かつ高耐圧トランジスタを作ることができる。また、ドレイン側のウェルを注入により形成する工程を備える。よって濃度、深さを制御しやすい。
半導体記憶装置の製造方法においては、ドレイン側に広い低濃度拡散層を形成する工程を備える。よってドレイン側の電界強度を減少させることができる。また、ドレイン側のゲート酸化膜をゲート酸化膜中央部に比べ厚みを厚くする工程を備える。よって、ドレイン側の電界強度を減少させることができる。また、マスクや工程を増やすことなく低電圧トランジスタの駆動能力を下げずかつ高耐圧トランジスタを作ることができる。また、ドレイン側のウェルを注入によって形成する工程を備える。よって、濃度、深さを制御しやすい。
半導体記憶装置においては上述のような作用のため、トランジスタの耐圧を向上させることができる。また、トランジスタの耐圧を制御しやすい。
半導体記憶装置においては上述のような作用のためトランジスタの耐圧を向上させることができる。また、耐圧を制御しやすい。
半導体記憶装置の製造方法においては、上述のような作用のためトランジスタの耐圧を向上させることができる。また、マスクや工程を増やすことなく、低電圧トランジスタの駆動能力を下げることなく、高耐圧トランジスタを作ることができる。また、耐圧を制御しやすい。
半導体記憶装置の製造方法においては上述のような作用のためトランジスタの耐圧を向上させることができる。ドレイン側のゲート絶縁膜のマスクや工程を増やすことなく、低電圧トランジスタの駆動能力を下げることなく、高耐圧トランジスタを作ることができる。また、耐圧を制御しやすい。
1 シリコン基板、6 フィールド酸化膜、8 ボトムnウェル、10〜13 nウェル、15〜17,44 pウェル、21 シリコン酸化膜、24 ゲート電極、26 n型低濃度不純物領域、28 p型低濃度不純物領域、29 サイドウォール絶縁膜、31 n型高濃度不純物領域、33 p型高濃度不純物領域、45,61,62,63,66,68,69,70 pMOS高電圧トランジスタ、46,64,65,67,71,72 nMOS高電圧トランジスタ、47 pMOS低電圧トランジスタ、48 nMOS低電圧トランジスタ、49 メモリセル、51 pMOS高電圧トランジスタ領域、52 nMOS高電圧トランジスタ領域、53 pMOS低電圧トランジスタ領域、54 nMOS低電圧トランジスタ領域、55 メモリセル領域。