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JP4592691B2 - 回転式粉末圧縮成形機 - Google Patents
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JP4592691B2 - 回転式粉末圧縮成形機 - Google Patents

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Description

本発明は、粉末を圧縮して錠剤等を成形するための回転式粉末圧縮成形機に関する。
従来、この種の回転式粉末圧縮成形機を用いて、医薬品錠剤を製造する場合、薬物処方成分のみで錠剤の原料粉末を構成すると、杵や臼に錠剤の原料粉末や錠剤がこびりつくといったいわゆるスティッキング等の障害が生じる場合がある。この障害を防止するため、ステアリン酸マグネシウム等の粉末滑沢剤を薬物処方成分に混合して錠剤の原料粉末を構成し打錠する方法が、錠剤の製造上容易であるため、従来一般的に用いられている。
一方、近年、老人医療分野が重要視されつつあることとあいまって、老人等が飲み下しやすいように口の中で溶けやすくした錠剤や、嚥下後直ぐに溶けて薬効を発揮し得る錠剤の需要が増加している。しかしながら、上述した従来の製法による錠剤では、混入している粉末滑沢剤が、錠剤の崩壊、溶融を阻止するため、このような需要に対応することが難しかった。また、粉末滑沢剤の混入によって錠剤が割れやすくなるという不具合もあった。
スティッキングの防止という粉末滑沢剤の目的を考慮すれば、粉末滑沢剤は、薬物処方成分に混合させる必要はなく、杵表面等のスティッキングの生じる部位にのみ付着させ、薬物処方成分のみからなる原料粉末を用いることができるはずである。この点に着目し、打錠前に上杵、下杵、臼孔にあらかじめ微量の粉末滑沢剤を噴射して付着させるようにしたものが考えられている。
このような粉末滑沢剤を噴射して付着させる構成のものにおいては、微量の粉末滑沢剤を噴射手段に供給する必要がある。微量の粉末滑沢剤の供給装置としては、例えば特許文献1に示されるもののように、粉末滑沢剤を一旦貯槽に貯蔵し、その後にスクリューフィーダを介して供給体に供給するように構成したものが知られている。
特開2001‐239150号公報
このような構成において、粉末滑沢剤は錠剤の製造中に消費されるので、常時適量が貯槽に貯蔵されているように補充する必要がある。ところで、粉末滑沢剤は微粉体であるので、貯槽に補充を行うと、貯蔵されていた粉末滑沢剤と補充された粉末滑沢剤とで粒径が異なることがある。このため、補充された後の貯槽内では粉末滑沢剤の粒度分布が変化し、粒度分布が変化することによって貯槽から供給体に供給される粉末滑沢剤の量が微妙に変化する。この粉末滑沢剤の量の微妙な変化は、供給体から噴射手段への供給量にも影響を与えるため、粉末滑沢剤の上杵、下杵及び臼孔への付着量が変動することになる。つまり、供給体自体は一定量の粉末滑沢剤を噴射手段に対して供給しているように作動しているにもかかわらず、実際には粉末滑沢剤の粒度分布に応じて、噴射手段への供給量言い換えれば供給体の送出量が増減するものとなった。
したがって、粉末滑沢剤の送出量が増加した場合には、杵先や臼孔に塗布されなかった余剰の粉末滑沢剤が回転式圧縮成形機内部に飛散することになり、コンタミ問題を拡大することになった。また、逆に、送出量が減少した場合には、十分な粉末滑沢剤の付着が確保できないため、スティッキングなどの不具合を引き起こす要因となった。
本発明は、このような不具合を解消することを目的としている。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。すなわち、本発明に係る回転式粉末圧縮成形機は、フレーム内に回転盤を立シャフトを介して回転可能に配設し、その回転盤に臼孔を有する臼を設けるとともに、臼の上下に上杵及び下杵を上下摺動可能に保持させておき、上杵と下杵とのそれぞれの端面及び臼孔に粉末の充填に先立って粉末滑沢剤を噴射手段により噴射して付着させ、その後それぞれの杵先を臼孔内に挿入した状態で上杵及び下杵を互いに相寄る向きに移動、押圧することにより、臼孔内に充填した粉末を上杵下端面及び下杵上端面間で圧縮成形するようにした回転式粉末圧縮成形機において、貯蔵部を備えて貯蔵部に貯蔵された粉末滑沢剤のうちの所定量を連続的に噴射手段に供給する粉末滑沢剤供給手段と、粉末滑沢剤供給手段における粉末滑沢剤の供給量を検出する供給量検出手段と、供給量検出手段が検出した供給量が目標量になるように粉末滑沢剤供給手段を制御する制御手段とを備えてなり、供給量検出手段が、粉末滑沢剤供給手段の重量を計測する重量測定手段と、重量測定手段により前回測定された重量と今回測定された重量とから粉末滑沢剤の供給量を演算する供給量演算手段とを備え、制御手段が、供給量検出手段により検出した供給量の変化特性を演算する特性演算手段と、特性演算手段により演算した変化特性と目標値の特性とに基づいて粉末滑沢剤供給手段を制御する送出量制御手段とを具備してなる構成である。
このような構成のものであれば、粉末滑沢剤供給手段が貯蔵部に貯蔵してある粉末滑沢剤の所定量を連続的に噴射手段に供給する。これにより、噴射手段に供給される粉末滑沢剤の供給量が粉末滑沢剤供給手段において供給量検出手段により検出される。そして、検出された供給量が目標値となるように制御手段が粉末滑沢剤供給手段を制御するので、測定誤差の要因となる部分を最小限に抑えて安定して精度よく噴射手段に所定量の粉末滑沢剤を供給することが可能になる。又、粉末滑沢剤供給手段の重量の変化を測定しているだけで粉末滑沢剤の供給量が検出し得るものとなる。それゆえ、供給量検出手段の構成を簡素化することが可能になる。
このため、粉末滑沢剤を効率よく使用することが可能になり、使用量を最小限に抑えることができる。また、余剰の粉末滑沢剤の量を減少させることができるので、圧縮成形する粉末への混入を可及的に少量に抑制することが可能になり、また杵や回転盤等に不要に付着してそのまま粉末滑沢剤の塊となり、ある程度の大きさに成長した時点で落下すると言った不具合を防ぐことができる。それゆえ、このようにして成長した粉末滑沢剤が回転盤上に落下して砕け、その粉末滑沢剤が粉末内に混入することをも未然に回避することができる。
粉末滑沢剤の噴射効率及び付着効率を高くするためには、噴射手段が、粉末滑沢剤を所定の方向に噴射する噴射ノズルを備えてなり、噴射ノズルは、杵の端面に対向する凹面を有して粉末滑沢剤を凹面に案内させて噴射するものが好ましい。
以上の構成において、供給量が、単位時間当たりの粉末滑沢剤の重量に基づくものであるものが好適である。この場合、供給量は単位時間当たりの粉末滑沢剤の重量自体、重量の積算量などであってよい。このように、単位時間当たりの粉末滑沢剤の重量に基づくものにより供給量を検出すれば、単位時間毎の供給量の変化特性を容易に検出することが可能になる。
粉末滑沢剤の微量を精度よく噴射手段に供給するためには、粉末滑沢剤送出手段が、単位時間当たりの粉末滑沢剤の送出量を設定し得る回転ドラムを備える回転ドラム機構を備え、制御手段がその回転ドラムの回転数を制御するものが好ましい。
また、本発明に係る回転式粉末圧縮成形機の上杵、下杵及び臼に噴射される粉末滑沢剤の供給量の制御方法は、粉末滑沢剤の供給量を検出し、検出した供給量が目標値になるように粉末滑沢剤の供給量を制御するものであって、供給量の検出は、貯蔵部を備えて貯蔵部に貯蔵された粉末滑沢剤のうちの所定量を連続的に供給する粉末滑沢剤供給手段の重量を計測し、前回測定された重量と今回測定された重量とから粉末滑沢剤の供給量を演算してなし、検出した供給量の変化特性を演算し、演算した変化特性と目標値の特性とに基づいて粉末滑沢剤供給手段を制御することを特徴とする。
このような構成によれば、粉末滑沢剤をほぼ過不足なく上杵、下杵及び臼に付着させることができる。したがって、回転式粉末圧縮成形機において発生する可能性のある少なくともスティッキングを防止することができる。
本発明は、以上説明したような構成であり、測定誤差の要因となる部分を最小限に抑えて安定して精度よく噴射手段に所定量の粉末滑沢剤を供給することができ、しかも供給量検出手段の構成を簡素化することができる
本発明の一実施例を示す回転式粉末圧縮成形機の全体正断面図である。 同実施例の回転盤上を示す模式的な平面図である。 同実施例の回転盤をその回転方向において展開して示す展開図である。 同実施例の粉末滑沢剤噴射部を拡大して示す平面図である。 図4のA‐A線に沿った端面図である。 図4のB‐B線に沿った端面図である。 同実施例の上側(下側)ノズルのノズル先端の側面図である。 図7のC‐C線に沿った断面図である。 同実施例の粉末滑沢剤供給装置の概略構成を示すブロック図である。 同実施例の供給量検出手段及び制御手段の機能を示す機能ブロック図である。 同実施例の制御装置のハードウェアの概略構成を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施例を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の回転式粉末圧縮成形機の全体構成を示している。この回転式粉末圧縮成形機は、粉末滑沢剤Lを供給する粉末滑沢剤供給噴射装置LSを具備してなり、フレーム1内に回転盤3を立シャフト2を介して水平回転可能に配設し、その回転盤3に複数の臼4を所定のピッチで設けるとともに、各臼4の上下に上杵5及び下杵6を上下摺動可能に保持させてある。
詳述すれば、フレーム1のほぼ中央部には軸受21により軸支された立シャフト2が配設してあり、この立シャフト2の下端近傍にウォームホィール22が固定してあって、このウォームホィール22にウォーム23及びベルト24を介してモータ25の回転駆動力が伝達されるようになっている。そして、この立シャフト2のヘッド近傍に、2つの機能部分に分けられる回転盤3が固定してある。回転盤3は、その上側部分に設けられて上杵5を上下摺動可能に保持する上杵保持部32と、その下側部分に設けられて下杵6を上下摺動可能に保持するとともに、前記上杵保持部32に対面する位置に臼4を着脱可能に嵌装するための臼取付孔を同一円周上に複数個設けてなる臼部33とから構成されている。上杵保持部32及び臼部33には、上杵5及び下杵6を摺動移動可能に保持する杵保持孔がそれぞれ複数穿設されている。この回転盤3において、下杵6と上杵5と臼4とが、各中心線を一致させて上下に配置されるように、それぞれの杵保持孔と臼取付孔とが穿設されている。上杵5の上端部、下杵6の下端部には、図3に示すように、それぞれ大径部を設けてあり、この大径部を後述する各カム等に係合案内させて、上下動するように構成してある。臼4には上杵5、下杵6の杵先を挿入させるための臼孔41が上下に貫通させてある。また、上杵5の下端部分には、後述する粉末滑沢剤Lが上杵5の胴部分に付着しないように、上杵保持部32の下面に上端が固定され下端が上杵5下端部に設けられた環状溝5mに嵌合して、上杵5が突出した際にその胴部を被覆する蛇腹5nが設けてある(図5)。
この回転式粉末圧縮成形機には、図2〜図3に示すように、粉末充填部7と、粉末摺切部8と、圧縮成形部9と、製品取出部10と、粉末滑沢剤噴射部Kとが、回転盤3の回転方向に沿って順次に設けてある。
粉末充填部7は、下杵6を低下器71により降下させて回転盤3上に供給された粉末をフィードシュー72により臼4内に導入するようにしたもので、回転盤3上への粉末の供給は、粉末供給機構73により行われる。
粉末摺切部8は、分量レール82により下杵6を所定位置まで上昇させるとともに下杵6の上昇により臼4内から溢れ出た粉末を摺切板83により臼4上から除去するようにしたものである。
圧縮成形部9は、上杵5を下り傾斜面に沿わせて降下させその杵先を臼4内に挿入させるための上杵降下カム91と、杵先を臼4内に挿入した上杵5と下杵6とを上下から拘束して臼4内の粉末を予備的に圧縮する上、下予圧縮ロール92、93と、前記上杵5と下杵6とを上下から拘束して臼4内の粉末を本格的に圧縮する上、下本圧縮ロール94、95とを具備してなる。
製品取出部10は、図2〜図3に示すように、上杵5を上り傾斜面に沿わせて上昇させその杵先を臼4から抜き取るための上杵上昇カム100と、下杵6を上方に付勢して臼4内の製品である錠剤PLを完全に臼4外に押出す押上レール106と、押出された錠剤PLを側方に案内してシュート104に導く案内板105とを具備してなる。
粉末滑沢剤噴射部Kは、製品取出部10と粉末充填部7との間に設けるものである。この粉末滑沢剤噴射部Kは、図4及び図5に示すように、上杵5の下端面5a、下杵6の上端面6a及び臼孔41の内周面に粉末滑沢剤Lを飛散を防止して供給するように、上杵5のための粉末滑沢剤Lが通過する貫通孔K1、及び空気流からなるエアカーテンACが吸入される吸入口K2を除いて粉末滑沢剤Lが連続して噴射される空間を包囲する箱体BXを有してなり、その箱体BX内に上杵5に粉末滑沢剤Lを噴射する上側ノズルNUと、下杵6及び臼孔41に粉末滑沢剤Lを噴射する下側ノズルNBとの先端を内包し、貫通孔K1の上方をエアカーテンACが吸入孔K2に向かって噴射されるように構成されている。
すなわち、粉末滑沢剤噴射部Kにおいて上杵5、下杵6及び臼孔41に粉末滑沢剤Lを噴射する噴射手段は、図4〜図6に示すように、凹面NUa,NBaを有し粉末滑沢剤Lのそれぞれの供給位置において上杵5及び下杵6のそれぞれの端面に対向し粉末滑沢剤Lを凹面NUa,NBaに案内させてほぼ一方向に噴射する噴射ノズルたる上側ノズルNU及び下側ノズルNBと、上杵下端面5a近傍に空気流を噴射して上側ノズルNU及び下側ノズルNBから噴射されて余剰となった粉末滑沢剤Lの上方向への飛散を阻止するエアカーテンACを含む空気流供給機構ASとを具備するものである。上側ノズルNU及び下側ノズルNBは箱体BXに取り付けられ、ごく微量の粉末滑沢剤Lを計量し加圧気体により圧送する粉末滑沢剤供給噴射装置LSに接続してある。
上側及び下側ノズルNU,NBは、そのノズル先端NU1,NB1がノズル本体NU2,NB2から取り外しできるようになっている。ノズル先端NU1,NB1は、図7及び図8に示すように、三次元曲面からなる凹面NUa,NBaを有しており、その凹面NUa,NBaに連通するように軸端から導入孔NUc,NBcが設けてある。導入孔NUc,NBcは、その内周面が凹面NUa,NBaと面一にはなっておらず、凹面NUa,NBaとの間でわずかに段差を形成するように凹面NUa,NBa側に開口している。このような構造により、粉末滑沢剤Lは噴射の際に凹面NUa,NBaに付着することなく、目的の方向に案内されるものとなる。このノズル先端NU1,NB1は、その凹面NUa,NBaが上杵5及び下杵6に対向するようにして取り付けてある。すなわち、上側ノズルNUのノズル先端NU1は、その凹面NUaを上に向けてその取付軸を回転盤3に平行にして取り付けてあり、下側ノズルNBのノズル先端NB1は、その凹面NBaを下に向けて上側ノズルNUと同様に取り付けてある。上側ノズルNUにあっては、凹面NUaの先端側の部分が貫通孔K1のほぼ直下に来るように設定してある。
箱体BXは、案内板105のフィードシューに対向する面に固定されるもので、エアカーテン用空気の供給路SPが内部に設けられた第1側壁BX1と、第1側壁BX1から水平方向に固定され上杵5の対応位置に貫通孔K1が設けられた第1上壁BX2と、第1上壁BX2に連続して設けられその連続する部分の近傍においてエアカーテンACを吸入口K2に案内するとともに吸入口K2が設けられた第2上壁BX3と、エアカーテン用空気を供給路SPに案内する案内路を有して案内板105に平行になるように第1側壁BX1に固定される第2側壁BX4と、第2側壁BX4に平面視直角に取り付けられる第3側壁BX5と、回転盤3と第1側壁BX1、上側及び下側ノズルNU,NBの下面部との間隙を封鎖する弾性部材BX6,BX7とからなる。この箱体BXの第3側壁BX5には、上側ノズルNUと下側ノズルNBと吸塵用管路Pとが取り付けられる。第2側壁BX4の端面には第3側壁BX5を介してエアカーテン用空気を導入する接続部CPが取り付けられる。この接続部CPには、エアカーテンACを形成するための高圧空気を発生させるエアコンプレッサACP(図5及び図6に模式的に示す)に接続されるもので、エアコンプレッサACP、供給路SP、接続部CPにより空気流供給機構ASが構成されるものである。また、吸塵用管路Pには、吸塵機LS5が接続され、箱体BXとともに粉末吸引機構を構成するものである。
粉末滑沢剤供給手段を構成する粉末滑沢剤供給噴射装置LSは、図9に示すように、粉末滑沢剤Lを貯蔵する貯蔵部であるホッパLS3を有し、ホッパLS3に貯蔵された粉末滑沢剤Lのうちの所定量を連続的に上側及び下側ノズルNU,NBに供給する粉末滑沢剤供給手段たる粉末滑沢剤供給部LS1と、粉末滑沢剤供給部LS1の重量を測定する重量測定手段として機能する電子秤LS2と、電子秤LS2から出力される出力信号に基づいて粉末滑沢剤Lの供給量を演算して、その演算結果に応じて粉末滑沢剤供給部LS1のモータMTを制御する制御装置LS4とを備えている。
粉末滑沢剤供給部LS1は、ホッパLS3と、回転ドラムD及びその回転ドラムDを回転駆動するモータMTからなるドラム機構とを備えてなり、ホッパLS3に貯蔵された粉末滑沢剤Lを回転ドラムDの外周面に設けられた溝に充填しておき、溝に充填された粉末滑沢剤Lを加圧空気により細管内に押し入れ圧送することにより上側及び下側ノズルNU,NBに送出するものである。この溝は、粉末滑沢剤Lの計量部として機能するもので、溝へ充填された粉末滑沢剤Lを所定の加圧空気により送出することにより、単位時間当たりの送出量言い換えれば流量を制御できるものである。したがって、溝への充填に際しては、過剰に充填されないように、また溝近傍に付着した余分な粉末滑沢剤Lが細管に入らないように、回転ドラムDの外周面をさらうならし板により余分な粉末滑沢剤Lを外周面から除去するようにしてある。このような粉末滑沢剤供給部LS1において、送出する粉末滑沢剤Lの量したがって粉末滑沢剤Lの供給量は、例えば1時間当たり5〜25gである。この粉末滑沢剤Lの供給量は、杵の本数及び回転盤3の回転数により、言い換えれば圧縮成形能力に応じて設定するものであり、杵の本数が多くなるほど、また回転盤3の回転数が高くなるほど増加するものである。
この微量な粉末滑沢剤Lの送出量(供給量)は、電子秤LS2と制御装置LS4とで構成される供給量検出手段M1により検出される。電子秤LS2は、例えばロードセルを使用したもので、粉末滑沢剤供給部LS1の総重量つまり粉末滑沢剤Lが入っている使用中の貯留部LS3、モータMT及び回転ドラムDなどを含む装置自体の重量を測定し、重量に対応した例えばデジタルデータをほぼリアルタイムで所定時間間隔で継続して出力する。
制御装置LS4は、粉末滑沢剤Lの供給量を検出し、検出した供給量が目標値になるように粉末滑沢剤Lの供給量を制御するようにプログラムされているものである。具体的には、制御装置LS4は、電子秤LS2から出力されるデジタルデータである重量データを所定時間毎に抽出し、得られた重量データが示す重量を積算して粉末滑沢剤Lの供給量を演算し、供給量の変化特性に基づいて回転ドラムDの回転状態を制御するものである。すなわち、制御装置LS4は、電子秤LS2から出力される重量を所定時間間隔で抽出して記憶し、記憶した重量を積算して粉末滑沢剤Lの供給量を演算する供給量演算手段M2として機能するとともに、電子秤LS2と供給量演算手段M2とにより構成される供給量検出手段M1により検出した供給量の変化特性を演算する特性演算手段M3と、特性演算手段M3により演算した変化特性と目標値の特性とに基づいて粉末滑沢剤供給部LS1を制御する送出量制御手段M4として機能するものである。特性演算手段M3と送出量演算手段M4とで、供給量検出手段M1が検出した供給量が目標量になるように粉末滑沢剤供給部LS1を制御する制御手段M5が構成される。上述した機能ブロック構成を、図10に示す。
以上のような機能を有する制御装置LS4は、図11に示すように、マイクロプロセッサLS4aとメモリLS4bと入力インターフェースLS4cと出力インターフェースLS4dとを備えている。マイクロプロセッサLS4aは、メモリLS4bに記憶された、以下に説明する粉末滑沢剤Lの供給量の変化特性を求めるためのプログラムを繰り返し実行して、メモリLS4bに更新可能に記憶される電子秤LS2から出力されるデジタルデータである重量データなどから、粉末滑沢剤供給部LS1のモータMTの回転数を制御する定量回転数信号及び回転数制御信号を出力するものである。また、入力インターフェースLS4cを介して電子秤LS2から出力される重量データを所定時間間隔で抽出してメモリLS4bに記憶するように制御する。この重量データは、粉末滑沢剤Lの供給量の変化特性を演算した場合に消去される。粉末滑沢剤Lの供給量は、上述の所定時間を整数倍して得られる単位時間当たりの重量データの積算値で表されるものである。言い換えれば、単位時間は、重量データの数が所定データ数Nとなるまでの時間である。
粉末滑沢剤Lの供給量の変化特性は、次のようにして求めることができる。
まず、目標となる粉末滑沢剤Lの供給量の特性すなわち目標特性を示す目標直線F(t)は、粉末滑沢剤Lの目標供給総量Wとその目標供給総量Wを供給する目標時間Tとにより、次の式(1)にて示される。
F(t)=(W/T)t=At (1)
ただし、tは重量データ積算のための単位時間である。
この式(1)により、理論上の粉末滑沢剤Lの目標特性における傾きAは、W/Tとなる。
これに対して、実際に粉末滑沢剤Lを噴射した場合の粉末滑沢剤Lの供給量の変化を示す特性である変化特性を示す実測値直線P(t)は、式(2)により示される。
P(t)=at+b (2)
ただし、aは傾き(回帰係数)、bは定数項であり、最小二乗法による直線回帰式より求める。
a={n*ΣtP(t)−Σt*ΣP(t)}/{n*Σt2−(Σt)2
・・・(3)
b={ΣP(t)−a*Σt}/n (4)
ただし、nはデータ数である。
以上において、測定した粉末滑沢剤Lの供給量すなわちメモリLS4bに記憶された重量データ及び時間データから上式(3)により実測値直線P(t)の傾きaを演算する。そして、目標直線の傾きAを実測値直線P(t)の傾きaにより除して制御量補正係数Gを演算する。
G=A/a
制御量補正係数Gは、目標となる粉末滑沢剤Lの供給量の変化の傾向から実際の粉末滑沢剤Lの供給量の変化の傾向がどの程度ずれているかを示すものであり、両者が同じつまりずれていない状態であれば1となり、実際の供給量が目標の供給量を下回っている場合は1を上回り、逆に実際の供給量が目標の供給量を上回っている場合は1を下回る。このようにして得られた制御量補正係数Gが所定条件を満足する場合に、粉末滑沢剤供給部LS1の回転ドラムDの回転数が所望の回転数となるようにモータMTを駆動する定量回転数信号を制御量補正係数Gにより補正するものである。所定条件としては、モータMTの回転数制御がハンチングを起こして不安定にならないように、ヒステリシスHを考慮して設定されるもので、例えばG<1−H及びG>1+H(Hは、1未満の数)に設定される。
このような構成において、粉末滑沢剤Lの上側及び下側ノズルNU,NBへの供給を開始した後、記憶した重量データのデータ数が所定データ数Nを上回った時点から、回帰分析を行って実測値直線P(t)の傾きaを演算する。すなわち、重量データのデータ数を所定データ数Nを数えることにより、単位時間当たりの粉末滑沢剤Lの重量の積算量が供給量となり、その供給量により実測値直線P(t)の傾きaを演算するものである。
次に、目標直線F(t)の傾きAを得られた傾きaで除して、制御量補正係数Gを演算する。そして、制御量補正係数Gが上述の所定条件(G<1−H, G>1+H)を満たすか否かを判定し、所定条件を満たしている場合には、今回得られた制御量補正係数Gをその時点の定量回転数信号に乗じて補正し、補正した定量回転数信号すなわち回転数制御信号を粉末滑沢剤供給部LS1のモータMTに出力する。制御量補正係数Gが1である場合は、回転数制御信号は定量回転数信号と等しくなる。このようにして、モータMTの制御を行い、制御量補正係数Gの演算が完了した場合は、重量データの計数をリセットつまり初期化して、再度重量データの計数を開始し、この後の粉末滑沢剤Lの供給量の変化を検出し、モータMTを制御して粉末滑沢剤Lの供給量を繰り返し制御する。
以上のように、実際の供給量が目標の供給量を下回っている場合、制御量補正係数Gが1を上回り、逆に実際の供給量が目標の供給量を上回っている場合は1を下回る。このようにして、制御量補正係数Gの値が目標の供給量に応じて変化するので、この制御量補正係数Gを定量回転数信号に乗じることにより、実際の供給量が目標の供給量を下回っている場合には定量回転数信号による回転数より回転数を上げるように機能する回転数制御信号をモータMTに出力するとともに、実際の供給量が目標の供給量を上回っている場合には定量回転数信号による回転数より回転数を下げるように機能する回転数制御信号をモータMTに出力する。なお、定量回転数信号を制御量補正係数Gにより補正して得られた回転数制御信号によりモータMTを駆動した際に、ハンチングが発生する場合には、定量回転数信号Gに制御係数を乗じる、所定データ数Nを大きくする、ヒステリシスHを大きくするなどにより、回転数制御信号をハンチングが生じない大きさに調整するものである。
これにより、例えば粉末滑沢剤LがホッパLS3に補充されることによりその粒度分布が変化した場合に、粉末滑沢剤供給部LS1から送出される粉末滑沢剤Lの送出量したがって実際の供給量が変化することがあっても、粉末滑沢剤供給部LS1の重量を計測して供給量の変化特性を検知しているので、目標量に近似するように常時迅速にかつ高精度に制御することができる。すなわち、電子秤LS2と制御装置LS4とにより粉末滑沢剤供給部LS1の重量を計測して、その重量の計測から粉末滑沢剤Lの供給量の変化を検出し、検出した供給量の変化が目標の供給量の変化からどの程度異なっているかによりモータMTの回転数を制御するので、測定誤差の要因となる要素例えば飛散による減少や回収不足などを最小限に抑えて、安定して精度よく上側及び下側ノズルNU,NBに所定量の粉末滑沢剤Lを供給することができる。
このため、粉末滑沢剤Lを効率よく使用することが可能になり、使用量を最小限に抑えることができる。また、余剰の粉末滑沢剤Lを減少させることができるので、圧縮成形する粉末への混入を可及的に少量に抑制することが可能になり、また上杵5、下杵6や回転盤3等に不要に付着してそのまま粉末滑沢剤Lの塊となり、ある程度の大きさに成長した時点で落下すると言った不具合を防ぐことができる。それゆえ、このようにして成長した粉末滑沢剤Lが回転盤3上に落下して砕け、その粉末滑沢剤Lが粉末内に混入することをも未然に回避することができる。
このような構成において、粉末滑沢剤Lは、以下に説明するタイミングで噴射される。この噴射のタイミングを錠剤PLの成形工程を交えて図3を参照して説明する。なお、同図中、符号T0〜T5は、位相を示している。製品取出部10を通過した段階での上杵5及び下杵6は、最も高い位置に保持される(T0)。その後、これら上杵5及び下杵6が回転盤3の回転により、上杵5及び下杵6が最も高い位置に保持されるまま滑沢剤噴射部Kに移行する(T1)。この位置で、まず上杵5に対して粉末滑沢剤Lが噴射される。次に、回転盤3が回転すると、下杵6は、低下器71の始端部において、臼孔41の内周面が下杵6の杵先上方に露出する位置まで降下する。この位置において、下杵6及び臼4に対して粉末滑沢剤Lが噴射される(T2)。したがって、下杵上端面6aと臼孔41の製品の厚みに相当する深さの内周面に、粉末滑沢剤Lが付着し得るようになる。
このように、上杵5が最も高い位置に保持された時点で、粉末滑沢剤Lが上側ノズルNUから噴射されるので、噴射された粉末滑沢剤Lが上杵下端面5aに集中的に付着する。この後、この上杵5と対をなす下杵6及び臼4が、上記した位置に保持された状態で下側ノズルNBの下を通過するので、下杵6と臼孔41の内周面に下側ノズルNBから噴射された粉末滑沢剤Lが付着する。粉末滑沢剤Lは、上側及び下側ノズルNU,NBの凹面NUa,NBaに案内されて噴射されるので、上杵下端面5a、下杵上端面6a及び臼孔41の内周面に対してほぼ均等に拡散する。すなわち、凹面NUa,NBaは、三次元曲面であるので、粉末滑沢剤Lが導入孔NUc,NBcから噴出してこの凹面NUa,NBaに衝突すると、導入孔NUc,NBcからの噴出方向及びその噴出方向を横切る方向のそれぞれの方向において、粉末滑沢剤Lは凹面NUa,NBaに沿って移動する。上側ノズルNUの場合、凹面NUaはその直上にある貫通孔K1に対向しているので、粉末滑沢剤Lはその貫通孔K1を通過して上杵下端面5aに達する。また、下側ノズルNBの場合、凹面NBaに案内された粉末滑沢剤Lが直接に下杵下端面6a及び臼孔41の内周面に達する。したがって、粉末滑沢剤Lは上杵下端面5aと下杵上端面6aと臼孔41の所定の深さの内周面のほぼ全面にそれぞれ、ほぼ均一に付着することになる。この場合、上杵下端面5aより上側にエアカーテンACが存在するので、上杵下端面5aに付着しなかった粉末滑沢剤Lは、エアカーテンACの空気流に沿って吸入口に達し、吸塵管路Pから吸塵機LS5により回収される。また、下側ノズルNBの場合、凹面NBaは下側に向いており、下杵上端面6a及び回転盤3で反射して上昇した余剰の粉末滑沢剤Lは、第1上壁K1に沿って吸塵管路Pに流れるとともに、貫通孔K1から流出したものは上側ノズルNUの場合と同様にエアカーテンACの空気流により吸入口K2から吸塵管路Pへと流入する。
この後、下杵6が回転盤3の回転により粉末充填部7に移行すると、その下杵6がまず低下器71の前半部分の案内作用によって中段位置まで降下させられ、後半部分の案内作用によってさらに低い位置まで引き下げられる(T3)。その途上において、粉末供給機構73から回転盤3上に供給された粉末が、フィードシュー72の粉末案内作用によってまんべんなく導入される。しかる後、下杵6が分量レール82に乗り上げることによって、該下杵6が若干量持ち上げられて所定高さ位置に達し、臼4内に設定量の粉末が充填されることになる。この状態で摺切板83を通過することによって、臼4上に溢れ出た粉末が摺り切られ、回転盤3の中心寄りに集められる。この間、上杵5はガイドレール102によって最も高い位置に保持されている。
その後、上杵5が上杵降下カム91の案内作用により降下させられ(T4)、その杵先が臼4内に挿入される。そして、それら上杵5と下杵6が上、下予圧縮ローラ92、93間、及び、上、下本圧縮ローラ94、95間を通過することによって、臼4内の粉末が圧縮成形される(T5)。
成形後、製品取出部10においてまず上杵5が上杵上昇カム100の案内作用により上昇させられてその杵先が臼4から抜き取られ、しかる後に下杵6が押上レール106により押上げられて臼4内の錠剤PLが回転盤3上に押し出される。そして、その錠剤PLは、案内板105の案内作用よってシュート104上に導かれ、該圧縮成形機Aの外部に導出される。この後、上杵5は上杵上昇カム100に案内されて、さらに上昇する。以上のようにして、繰り返し連続的に粉末を圧縮成形して所定の錠剤PLを製造することができる。
このように構成した本実施例の回転式粉末圧縮成形機によれば、噴射する粉末滑沢剤Lの量つまり上側及び下側ノズルNU,NBに供給する供給量を、粉末滑沢剤供給部LS1の重量の変化に基づいて検出し、その重量の変化の傾向が目標の重量の変化の傾向に対してどのような関係にあるかを判定して、粉末滑沢剤供給部LS1のモータMTの回転数を制御して回転ドラムDの回転数を制御するので、粉末滑沢剤供給部LS1の送出する粉末滑沢剤Lの量を微妙に調整することができ、噴射する粉末滑沢剤Lの量を最適に調整することができ、粉末滑沢剤Lの無駄な供給量を最小限にすることができる。また、必要最小限の粉末滑沢剤Lを噴射することができるので、圧縮成形する粉末への混入を可及的に少量に抑制することができる。
しかも、余剰の粉末滑沢剤Lの量を減らすことができ、またエアカーテンACにより噴射した粉末滑沢剤Lが上昇するのを抑制し、かつ箱体BX内外の飛散した余剰の粉末滑沢剤Lを回収するので、上杵5や回転盤3等に不要に付着してそのまま粉末滑沢剤Lの塊となり、ある程度の大きさに成長した時点で落下すると言った不具合を防ぐことができ、このようにして成長した粉末滑沢剤Lが回転盤3上に落下して砕け、その粉末滑沢剤Lが錠剤PLとなる粉末内に混入することをも未然に回避することができる。
その上、粉末圧縮を行う際に、粉末に接触する部分、すなわち上杵下端面5a、下杵上端面6a、及び臼孔41の内周面に、粉末の圧縮に先立って毎回粉末滑沢剤Lが上側ノズルNU及び下側ノズルNBのそれぞれの凹面NUa,NBaに案内されて噴射されるので、ほぼ均一な状態で付着し、確実にスティッキングを防止することができる。また、粉末滑沢剤Lが均一な状態で付着しているため、必要最小限の微量の粉末滑沢剤Lにより、粉末が上杵5、下杵6あるいは臼孔41に残存すると言った不具合を防止することができる。したがって、粉末滑沢剤Lの混合されてない粉末を用いて、十分な硬度に錠剤PLを製造することができる。
しかも、粉末滑沢剤噴射部Kにおける上杵5の位置の下端部近傍にエアカーテンACが設けてあり、かつ蛇腹5nが設けてあるので、粉末滑沢剤噴射部Kの箱体BXから漏洩した余剰の粉末滑沢剤Lが上杵5に不必要に付着するのを確実に防止することができる。その上、上杵5及び下杵6の端面近傍で微量を噴射し、余剰の粉末滑沢剤LをエアカーテンACの空気流を利用して回収するようにしているので、コンタミ問題を防止できるだけでなく、余剰の粉末滑沢剤Lの飛散を確実に防止することができる。
なお、本発明は以上に説明した実施例に限定されるものではない。
その他、各部の構成は図示例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
以上のように、本発明によれば、例えば各種の医薬品錠剤を製造する場合に、錠剤用の原料粉末に混入することを極力抑制して、上杵、下杵及び臼の要所に所望量の粉末滑沢剤を供給することにより、いわゆるスティッキングなどの不具合を生じさせることなく原料粉末を圧縮成形し得る回転式粉末圧縮成形機に適用できる。
1…フレーム
2…立シャフト
3…回転盤
4…臼
5…上杵
6…下杵
41…臼孔
LS1…粉末滑沢剤供給部
LS2…電子秤
LS3…ホッパ
M1…供給量検出手段
M2…供給量演算手段
M3…特性演算手段
M4…送出量制御手段
M5…制御手段
NU…上側ノズル
NB…下側ノズル

Claims (5)

  1. フレーム内に回転盤を立シャフトを介して回転可能に配設し、その回転盤に臼孔を有する臼を設けるとともに、臼の上下に上杵及び下杵を上下摺動可能に保持させておき、上杵と下杵とのそれぞれの端面及び臼孔に粉末の充填に先立って粉末滑沢剤を噴射手段により噴射して付着させ、その後それぞれの杵先を臼孔内に挿入した状態で上杵及び下杵を互いに相寄る向きに移動、押圧することにより、臼孔内に充填した粉末を上杵下端面及び下杵上端面間で圧縮成形するようにした回転式粉末圧縮成形機において、
    貯蔵部を備えて貯蔵部に貯蔵された粉末滑沢剤のうちの所定量を連続的に噴射手段に供給する粉末滑沢剤供給手段と、
    粉末滑沢剤供給手段における粉末滑沢剤の供給量を検出する供給量検出手段と、
    供給量検出手段が検出した供給量が目標量になるように粉末滑沢剤供給手段を制御する制御手段とを備えてなり、
    供給量検出手段が、粉末滑沢剤供給手段の重量を計測する重量測定手段と、重量測定手段により前回測定された重量と今回測定された重量とから粉末滑沢剤の供給量を演算する供給量演算手段とを備え、
    制御手段が、供給量検出手段により検出した供給量の変化特性を演算する特性演算手段と、特性演算手段により演算した変化特性と目標値の特性とに基づいて粉末滑沢剤供給手段を制御する送出量制御手段とを具備してなる回転式粉末圧縮成形機。
  2. 噴射手段が、粉末滑沢剤を所定の方向に噴射する噴射ノズルを備えてなり、噴射ノズルは、杵の端面に対向する凹面を有して粉末滑沢剤を凹面に案内させて噴射するものである請求項1記載の回転式粉末圧縮成形機。
  3. 供給量が、単位時間当たりの粉末滑沢剤の重量に基づくものである請求項1又は2記載の回転式粉末圧縮成形機。
  4. 粉末滑沢剤供給手段が、単位時間当たりの粉末滑沢剤の送出量を設定し得る回転ドラムを備える回転ドラム機構を備え、制御手段がその回転ドラムの回転数を制御する請求項1又は2記載の回転式粉末圧縮成形機。
  5. 粉末滑沢剤の供給量を検出し、
    検出した供給量が目標値になるように粉末滑沢剤の供給量を制御するものであって、
    供給量の検出は、貯蔵部を備えて貯蔵部に貯蔵された粉末滑沢剤のうちの所定量を連続的に供給する粉末滑沢剤供給手段の重量を計測し、前回測定された重量と今回測定された重量とから粉末滑沢剤の供給量を演算してなし、
    検出した供給量の変化特性を演算し、
    演算した変化特性と目標値の特性とに基づいて粉末滑沢剤供給手段を制御することを特徴とする、回転式粉末圧縮成形機の上杵、下杵及び臼に噴射される粉末滑沢剤の供給量の制御方法
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