JP4592913B2 - 二重管の曲げ加工装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用排気管、断熱管、プラント配管等に用いられる二重管の曲げ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、外管と内管との間に空気層を形成した二重管による断熱効果を利用して、自動車やプラント等における流体の保温を図っている。例えば、自動車の排気管に用いて、排気ガスを高温状態で触媒に導き、触媒での化学反応を促進させて、排気ガスの浄化促進を図っている。
【0003】
二重管を用いる場合でも、配置の関係から二重管を曲げ加工しているが、その場合、外管と内管とを同じ曲率で曲げ加工する必要がある。そこで、二重管を曲げ加工する際には、外管と内管との間に砂やスチールボール等の粒体を充填して曲げ加工を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした従来の曲げ加工では、粒体の充填が十分でないと内管の曲げ加工箇所にシワや割れが発生しやすいという問題があった。
本発明の課題は、シワや割れの発生を防止した2重管の曲げ加工装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。
【0006】
即ち、外管と該外管内に挿入された内管とを備えた二重管の前記外管と前記内管との間に粒体を充填し、前記二重管を曲げ型と締め型とにより挟持して、前記締め型を前記曲げ型の廻りに公転させて前記二重管を曲げ加工する二重管の曲げ加工装置において、
前記外管と前記内管との間に挿入可能なリング状の押圧部材と、前記押圧部材が取り付けられ前記内管内に挿入される芯金と同軸上に配置された中空のロッド部材を介して前記押圧部材を押圧するアクチュエータとを備えたことを特徴とする二重管の曲げ加工装置がそれである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、1は装置本体で、装置本体1の前側には曲げ半径に応じて形成された曲げ型2が配置されており、この曲げ型2の外周には二重管4の外径に応じた溝6が形成されている。曲げ型2に対向して締め型8が曲げ型2に接近・離間可能に曲げアーム9上に支持されており、締め型8を曲げ型2に接近させて、曲げ型2の溝6と締め型8に形成された溝10とにより、二重管4を挟持することができるようにされている。
【0008】
また、曲げアーム9は曲げ型2の中心Cの廻りに回転駆動され、二重管4を挟持した状態で締め型8を、図1の矢印方向に、曲げ型2と共に曲げ型2の廻りに公転させて二重管4を曲げ加工できるようにされている。このときの曲げ反力を受ける圧力型12が締め型8に隣接して配置されている。
【0009】
装置本体1上には、二重管4の軸方向に沿って一組のレール14,15が敷設されており、レール14,15には、移動台16がレール14,15に沿って移動可能に係合され、図示しない駆動機構によりレール14,15に沿って移動されるように構成されている。
【0010】
二重管4は、図2に示すように、外管4aと、外管4aに隙間18を空けて挿入された内管4bとを有し、外管4aと内管4bとの一端は外管4aの先端が縮径されて内管4bの外周に接触され、溶接により閉塞されている。二重管4の他端側を把持するチャック機構20が、移動台16に搭載されており、チャック機構20はストッパ部材20aに突き当てられた外管4aの外周を把持する構成のものである。
【0011】
一方、装置本体1の後側には、支持部材22が立設されており、支持部材22には、二重管4と同軸上に配置された芯金24が支持されている。芯金24の先端は、内管4bの他端側から内管4b内に挿入されており、芯金24の先端は曲げ型2の中心Cに対応した位置にまで延出されている。
【0012】
また、芯金24と同軸上に、中空のロッド部材26が配置されており、ロッド部材26の先端には、押圧部材28が取り付けられている。押圧部材28はリング状に形成されており、外管4aと内管4bとの間の隙間18に挿入できるように形成されている。そして、この隙間18に充填される砂や鋼球等の粒体29を押圧できるように構成されている。
【0013】
ロッド部材26には一体的にピストン30が配置されており、ピストン30はシリンダチューブ32に摺動可能に挿入されている。ピストン30とシリンダチューブ32とによりアクチュエータ34としての油圧シリンダが形成されており、アクチュエータ34は、支持部材22に取り付けられている。
【0014】
次に、前述した本実施形態の二重管の曲げ加工装置の作動について、二重管の曲げ加工工程に沿って説明する。
まず、外管4aの内部に内管4bを挿入し、縮径させた外管4aの一端と内管4bの一端とを溶接により接合し、一端側を閉塞する。他端側は解放したままとする。そして、外管4aと内管4bとの間の隙間18に粒体、例えば、砂や鋼球等を充填する。
【0015】
この二重管4を曲げ型2の溝6に合わせた状態で、二重管4の解放端側をチャック機構20のストッパ部材20aに突き当ててセットし、外管4aの外周を把持する。また、隙間18に押圧部材28を挿入し、アクチュエータ34に高圧作動油を供給して、ピストン30、ロッド部材26を介して、押圧部材28により粒体29を押圧する。これにより、粒体29の密度が上昇する。どの程度の密度とするかは、実験等により決定するとよい。
【0016】
そして、締め型8を曲げ型2に向かって移動させて、曲げ型2と締め型8とにより二重管4を挟持すると共に、圧力型12を二重管4の外周に接触させる。曲げアーム9を回転させて、曲げ型2を中心Cの廻りに回転すると共に、締め型8を曲げ型2の廻りに公転させる。これにより、二重管4は曲げ型2の形状に応じて曲げ加工される。
【0017】
曲げ加工時、内管4bはその先端が外管4aに溶接により接合されているので、外管4aにより引っ張られるようにして内管4bが曲げ加工される。その際、外管4aと内管4bとの間の隙間18には、粒体29が高密度で充填されているので、外管4a、内管4bの断面形状が保たれながら曲げ加工され、シワや割れの発生が防止される。
【0018】
曲げの外側では伸張し、曲げの内側では圧縮されるので、曲げの外側の隙間18は容積が増加し、曲げの内側では隙間18の容積が減少する。曲げの外側では隙間18の容積の増加により粒体29の密度が低下するが、押圧部材28により粒体29の密度が高められているので、密度の低下が抑制される。また、曲げの内側では隙間18の容積の減少により粒体29の密度が更に高くなり、内管4bの曲げ内側のシワの発生を抑制する。尚、曲げ加工中も押圧部材28により粒体29を常時押圧しているようにしてもよい。
【0019】
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【0020】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の二重管の曲げ加工装置によると、粒体の密度が高められて充填されるので、外管、内管の断面形状が保たれながら曲げ加工され、シワや割れの発生が抑制されるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての二重管の曲げ加工装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】本実施形態の二重管の曲げ加工装置の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1…装置本体 2…曲げ型
4…二重管 4a…外管
4b…内管 8…締め型
9…曲げアーム 12…圧力型
16…移動台 18…隙間
20…チャック機構 24…芯金
26…ロッド部材 28…押圧部材
29…粒体 34…アクチュエータ
Claims (1)
- 外管と該外管内に挿入された内管とを備えた二重管の前記外管と前記内管との間に粒体を充填し、前記二重管を曲げ型と締め型とにより挟持して、前記締め型を前記曲げ型の廻りに公転させて前記二重管を曲げ加工する二重管の曲げ加工装置において、
前記外管と前記内管との間に挿入可能なリング状の押圧部材と、前記押圧部材が取り付けられ前記内管内に挿入される芯金と同軸上に配置された中空のロッド部材を介して前記押圧部材を押圧するアクチュエータとを備えたことを特徴とする二重管の曲げ加工装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000318190A JP4592913B2 (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | 二重管の曲げ加工装置 |
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|---|---|
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| JP2000318190A Expired - Fee Related JP4592913B2 (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | 二重管の曲げ加工装置 |
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