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JP4596416B2 - 合成樹脂製折目線付き容器 - Google Patents
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Description

本発明は、合成樹脂製折目線付き容器、特に廃棄時の減容に適した容器に関する。
近年、廃棄の際の容積を減少させるために容易に押し潰すことが可能な折目線付き容器が提案されている。この種の容器として、図8に示す如く口頸部を起立する容器体胴部を長方体形状として、その胴部左右側壁に、その縦中心線中間部に沿う縦溝101と、この縦溝の上端付近から前後上方へ、下端から前後下方へ突出する斜行溝102とを折目線として凹設することで構成したもの(特許文献1)、及び、該構成中、長方体状胴部を円筒状胴部に代えたもの(特許文献2)が知られている。
特開2003−276718号 特開2003−237757号
上記各特許文献1及び特許文献2の合成樹脂製容器は、容器体の胴部に折目線としての縦溝101及び斜行溝102を横設したものであり、図10に示す如くその容器成形用の金型内面の折目線対応箇所には折目線に対応したリブ51、51を付設する必要があるから、金型を開く際に上記リブが成形品の表面と擦れてキズを生ずる虞がある。このような不都合は、溝状折目線の深さを0.1mm以下とすると問題とならなくなるが、折目線の深さが十分でないと容器押し潰しの際の応力を、上記折目線に誘導させることが困難となり、折目線としての機能が低下する。
又、上記の如く内方へ凸形状の縦溝や斜行溝が外方への突出変形に対する剛性が大きいため、容器体胴部に対する圧搾力を折目である各溝に適確に伝え難かった。
本発明は、成形品の傷を避けつつ容易に押し潰すことが可能とするため、上下の両斜め折線部分間の側壁部分を、外方突出短壁を介して張出し壁部として、該張出し壁部の稜線部分で斜め折目線部分を形成し、かつ、縦折目線部分を、外方突出中空リブとして形成している。
第1の手段は、横断面四角形状でかつ前後左右側壁外形を四角形状とした胴部4の上端から肩部6を介して口頸部8を起立し、かつ左右両側壁には、縦折目線の上下両端近辺から四方角部へ傾斜折目線を設けて、それら各折目線を第1 折目線16とした合成樹脂製の折目線付き容器において、上記上下の両傾斜折目線間の三角形状側壁部分を外方へ張出した張出し壁部22、22として、該張出し壁部の稜線を第1 折目線16の斜線部16bとし、又上記縦折目線は外方へ張り出す横断面凸形状の縦線部16a とし、上記左右両側壁の張出し壁部22、22および該張出し壁部を除く側壁部24の各外面を、ほぼ垂直壁面ないし外方へ張出す湾曲面に形成し、各湾曲面は、各縦線部16a 、16a を含む容器体中心面Oからの距離が離れるに従って左右方向内方へ湾曲する湾曲面である。上記縦線部は、例えば外方へ張出すC字形乃至山形状の中空リブとすることができる。
尚、この容器を金型で成形するときには、後述の図7Aに示す如く、金型の分割面52上に上記第1折目線16の縦線部16aが位置するように形成すると良い。
尚、上記垂直壁面は、上記金型の分割面52に垂直であるものとし、また、上記湾曲面は上記分割面52から前後方向外方に離れるに従って左右方向内方側へ湾曲するようにすると良い。
の手段は、上記第1の手段を有し、かつ上記容器体2の周壁外面に、上記第1折目線16の縦線部16a の上下両端部とほぼ同じ高さに、第2折目線20を横設している。
この第2折目線を設けるときには、各小間隙を上記第2折目線20が通過するように設ければよい。又、該第2折目線は内方へ陥没する凹溝に形成して、通常の液体充填時において、外方へ凸の第1折目線16を付設した容器体左右側壁12、12が内圧により外方へ膨出することを防止するように設けても良い。
第1の手段によれば、次の効果を奏する。
○第1折目線16の縦線部16a を外方へ張出す横断面凸形状とし、又斜線部16bを、外方への張出し壁部22、22の稜線部分で形成したから、左右一対の縦線部16a に金型の分割面を合わせることで金型を開く際に成形品を傷つけずに取り出すことができる。
○上記縦線部16a を、外方へ張出す凸形状としたから、内方張出しリブと比べて該縦線部を折目として容器体左右側壁12、12を二つ折りに屈折させたときに該屈折箇所を過大に変形させる必要がなく、従って押潰しの際の変形に対する反発力が小さくなるから、簡単に折り曲げることができる。また、張出し壁部22、22及び該張出し壁部を除く側壁部分24の各外面をほぼ垂直面、或いは外方へ張出す湾曲面としたから、上記側壁部分24が金型開放時に傷つくことも防止できる。
第2の手段によれば、張出し壁部22、22及び該張出し壁部を除く側壁部分24の各外面をほぼ垂直面、或いは外方へ張出す湾曲面としたから、上記側壁部分24が金型開放時に傷つくことも防止できる。
第2の手段によれば、容器体2の周壁外面に、上記第1折目線16の縦線部16a の上下両端部とほぼ同じ高さに、第2折目線20を横設したから、この第2折目線を利用して容器体の底部と肩部乃至口頸部を内方へ折り返すことが簡単にできる。
以下図面に従って本発明に係る合成樹脂製折目線付き容器を説明する。
まずこの容器の構成のうち公知の部分を説明すると、該容器は、容器体2と、その口頸部に嵌合したキャップ40とで構成されている。
容器体2は、左右巾広で縦長長方体形の肉薄胴部4から肩部6を介して口頸部8を起立している。上記胴部4の左右側壁12には、該側壁折曲げ用の第1折目線16を形成する。この第1折目線は、左右各側壁の縦中心線Cの上下方向中間部に縦設した縦線部16aと、該縦線部の上端部近傍から前後上方へ逆ハ字形に延びる斜線部16bと、縦線部の下端部近傍から前後下方へハ字形に延びる斜線部16bとで形成しており、各斜線部16b、16bの先端部は各側壁の角部14に向いている。又、図示例では、上記縦線部16aの上下各端部と、上記各斜線部16bの対応端部との間に小間隙18を設けている。
又、上記胴部4の外面には、上記縦線部16aと斜線部16bとの間の小間隙18を通過する第2折目線20を周設している。この第2折目線は容器内方へ陥没する凹溝として形成する。尚、図示例とは異なり、第2折目線は必ずしも容器体胴部4の全周に設ける必要はなく、例えば長方体状の胴部の角部付近にのみ横設しても良い。
尚、第2折目線20を上記胴部4の角部にのみ設け、或いは第2折目線を省略して、第1折目線の縦線部16aと斜線部16bとを連続させて形成しても良い。
尚、上記容器体は、ポリエチレンやポリプロピレンで成形することができる。
本発明においては、第1折目線16の縦線部16aを図3に示す如く外方へ張出す中空リブとするとともに、上述の上一対の斜線部16b、16bの間の逆三角形状側壁部分、及び下一対の斜線部16b、16bの間の三角形状側壁部分を外方への張出し壁部22に形成し、かつその張出し壁部22の稜線を第1折目線の斜線部16bとしている。上記各張出し壁部22は、該張出し壁部を除く側壁部24から外方突出短壁26を介して外方へ張り出しており、上側の外方突出短壁26の下面は前後下方向きの傾斜段部を、又、下側の外方突出短壁26の上面は前後上方向きの傾斜段部をそれぞれ形成している。
又、これら両張出し壁部22、22の外面及び張出し壁部を除く側壁部24の外面は、図4及び図5においては、上記各縦線部16a、16aを含む容器体中心面Oに対して直交する鉛直面として描いているが、より厳密には図7に示す如く上記中心面Oから離れるに従って左右方向内方へ湾曲する湾曲面としている。又、上記張出し壁部を除く側壁部24からの縦線部16a及び張出し壁部22の張出し距離は折目線の機能が十分確保できる程度に大きくするものとし、例えば0.5mm程度とすることができる。尚、張出し壁部を除く側壁部24からの縦線部16aの張出し距離と張出し壁部22の張出し距離とは等しくすることが好ましい。
以上の構成において、図5(A)の如く容器体2の左右側壁12、12の前後縁部を矢示の如く内方へ押込むと、まずこれら各縁部が第2折目線との交点部分において折れ曲がり、これにより同図(B)の如く第1折目線の縦線部16aが外方に屈折変形するとともに、該変形に誘導されて各斜線部16bもそれぞれ外方に突出するように屈折するので、胴部の中間部が前後に潰れた扁平形状となる。次に容器上部及び底部10を矢示方向へ折り返すことで同図(C)の如く完全な押潰し状態となる。
上記の押潰し操作の際、外方へ張出す中空リブ状の縦線部16aにおいて、該縦線部近傍の側壁12部分は、図6(A)に想像線で示す如く上記縦線部の両側部分17に対して90°の方向へ向いた押潰し前の状態から、同図に実線で示す如く180°の方向へ向いた押潰し後の状態へ変形することになる。これを既述図8の従来容器の折目線としての縦溝101と比較すると、該縦溝近傍の側壁部分は図9に示す如く縦溝両端部分に対して90°の方向へ向いた状態から0°の方向へ向いた状態へ変形することになり、その鋭角的な屈折変形により折目部分に大きな応力が作用する。これに対して本願の外方凸状の縦線部16aでは、直角から鈍角(平角)への変形であるから、応力が過剰とならず、変形させ易い。又、第1折目線の斜線部16bにおいては、図6(B)に示す如く該斜線部の近傍の側壁部分25は、斜線部16bである稜線部分(より厳密には稜線及び谷線)を主たる屈折点として、張出し壁部22に対して180°からほぼ0°の向きへ変形しており、屈折角度の大きさは上記従来容器の縦溝のそれに近い。しかしながら、各斜線部16bは、既述の通り先行する縦線部16aの外方屈折に誘導される形で屈折変形するので、側壁部12、12を容易かつ確実に折り曲げることができる。
次に図7(A)及び(B)に基づき本願合成樹脂製容器を成形するときの手順を説明する。同図は、金型50の両半部50a、50bが閉じた状態を想像線で、又、両半部が開いた状態を実線でそれぞれ示している。該金型は、図4の容器体2の縦中心面Oと金型半部50a、50bの分割面52とが一致するように成形するものとする。このとき第1折目線16の縦線部16aは、金型50a、50bの分割面52にあり、又、斜線部16b、16bは分割面の前後両側に位置しているので、更に張出し壁部22及び張出し壁部を除く側壁部24はそれぞれ容器体中心面Oからの距離が離れるに従って左右方向内方へ湾曲する湾曲面に形成しているので、図10に示す従来容器の型出しの場合の如く形成品に金型内面が擦れて傷がつくことがない。又、第2折目線20は容器体内方への突出する溝部としているが、容器体水平方向へ横設しているため、図7に示す如く金型半部50a、50bが前後方向へ開くときには金型内面に擦れることはない。これにより傷のない良好な成形品を製造することができる。
本発明に係る合成樹脂製折目線付き容器の正面図である。 図1容器の側面図である。 図2のIII-III線方向に見た容器縦断面図である。 図2のIV-IV線方向に見た容器横断面図である。 図1容器の押潰し工程の説明図であり、同図(A)〜(C)はそれぞれ押潰し前、押潰し途中、押潰し後の状態を示している。 図1容器の押潰し後の要部拡大図であり、同図(A)は第1折目線の縦線部の拡大断面図、同図(B)は斜線部の拡大断面図である。 図1容器の離型時の説明図であり、同図(A)は上記縦線部と金型との関係を、又同図(B)は上記斜線部と金型の説明をそれぞれ示している。 従来容器の斜視図である。 図8の従来容器の押潰し後の要部拡大図である。 図8の従来容器の成形状態説明図である。
符号の説明
2…容器体 4…胴部 6…肩部 8…口頸部 10…底部 12…胴部左右側壁
14…左右側壁角部16…第1折目線 16a…縦線部 16b…斜線部
17…縦線部両側部分 18…小間隙 20…第2折目線 22…張出し壁部
24…側壁部 25…斜線部近傍側壁部分 26…段状部
40…キャップ 50…金型 50a、50b…金型半部 51…リブ 52…分割面
101…縦溝 102…斜行溝

Claims (2)

  1. 横断面四角形状でかつ前後左右側壁外形を四角形状とした胴部(4)の上端から肩部(6)を介して口頸部(8)を起立し、かつ左右両側壁には、縦折目線の上下両端近辺から四方角部へ傾斜折目線を設けて、それら各折目線を第1折目線(16)とした合成樹脂製の折目線付き容器において、上記上下の両傾斜折目線間の三角形状側壁部分を外方へ張出した張出し壁部(22)、(22)として、該張出し壁部の稜線を第1折目線(16)の斜線部(16b)とし、又上記縦折目線は外方へ張り出す横断面凸形状の縦線部(16a)とし、上記左右両側壁の張出し壁部(22)、(22)および該張出し壁部を除く側壁部(24)の各外面を、ほぼ垂直壁面ないし外方へ張出す湾曲面に形成し、各湾曲面は、各縦線部(16a)、(16a)を含む容器体中心面(O)からの距離が離れるに従って左右方向内方へ湾曲する湾曲面であることを特徴とする合成樹脂製折目線付き容器。
  2. 上記容器体(2)の周壁外面に、上記第1 折目線(16)の縦線部(16a)の上下両端部とほぼ同じ高さに、第2折目線(20)を横設したことを特徴とする、請求項1記載の合成樹脂製折目線付き容器。
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