JP4596570B2 - 光学的に変化しうる要素を有するデータキャリア - Google Patents
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Description
本発明は、真偽判別性に特徴づけられ、打ち出されたスクリーンを有し、該スクリーンはデータキャリアの表面に顕出するコーティングに結合され、少なくとも前記コーティングの一部領域は垂直の視点の下では完全に観察でき、斜めからの視点の下では隠され、従って、傾きの効果が垂直と傾斜の交互の視点の下で生じ、即ち、最初の情報は少なくともある所定の角度の下で認識可能であり、垂直の視点の下では全く見えないかほとんど見えない特徴を持つデータキャリアに関する。
【0002】
模写、特にカラーコピーその他複写機による模写を防ぐために、紙幣、有価証券、クレジットカード、身分証明カード等には、光学的(視覚的)に変化しうる保安要素、特にホログラムによるデータキャリアを装備している。この種の模造品予防の装備は、直ちにはっきりと目視可能となる、光学的に変化しうる効果が、上記再生装置では表現できない、若しくは正確には表現できないという事実に立脚している。その様なホログラム付きのデータキャリアは、例えばEP 440 045 A2で開示されている。
【0003】
この印刷工程では、製造工程前の要素としてホログラムを利用するか、又はデータキャリアに塗られたラッカー層に対する打ち出しの効果としてホログラムが利用されている。
【0004】
しかし、他の光学的変換要素もホログラムと共にデータキャリアに組み込まれている。例えば、はCA 1019 012はごく限られた紙幣の一部に平行に印刷された線のある紙幣を開示している。光学的変換効果を生じさせるために、ある角度でのみ見える側面を形成するように、線形模様の部分に線形による図案をデータキャリア中に余分に打ち出し加工する。線形模様を同方向の側面上に押しつけると、側面の裏の斜めの方向からは線形模様は判別できないものの、同方向の線で出来た側面の斜め方向で、模様の線を識別できる。もしも打ち出し加工面の一部で線型スクリーン又は打ち出しスクリーンにおける飛び越す相を備えられるのであれば、第一の視射角のみ、あるいは第二の視射角からのみ識別される情報を描くことが可能である。
【0005】
本発明の課題は、防犯面に関連して打ち出し加工を組み込むことによって既知の保安要素を改善することである。
この課題は請求項1の特徴部分にて述べられた特徴によって解決される。有用な発展形態は従属項で示されている。
【0006】
本発明は、既知の光学的に変化しうる効果を強化するか、またはそれに更に視認しうる効果を少なくとも1つ加えるようにして、以下ではコーティングとも称される印刷像や線型スクリーン等を打ち出し構造に組み合わせたものを有する、光学的に変化しうる保安要素を補足する、という発想に基づいている。背景、打ち出し構造及び付加的効果によって作られる光学的に変化しうる効果の全体は視認可能であるのだが、コピー機によってはそれは再現できない。このようにして、文書がオリジナルであるかどうかをチェックする情報としての役目をすることができたり、光学的に変化しうる効果の存在により文書が商業的な再生技術により作られたものでないことが証明出来る。既知の効果の強化、あるいは情報の追加が異なる方法でもたらされる点で実質異なる本発明に従う様々な変形にもこの基本的な考えは見ることができる。
【0007】
様々な実施例にみられる本発明の基本的な考えは、先行技術に対する多くの利点で特徴づけられる。文書の模写防止は、効果を強めたり、付け加えたりすることではっきりと強化されている。光学的に変化しうる要素は、附加的効果のために見つけやすいし、よりはっきりと認識出来るので、データキャリア中の保安要素はより容易に認識できる。光学的に変化しうる構造は、データキャリアの別個の要素又はデータキャリアの一部として存在しうるので、それ故、実用には多くの可能性がある。
【0008】
更なる利点および優れた改良例は、図面と共に以下の実施例についての記述より得られる。
【0009】
図1は、光学的(視覚的)に変化しうる構造3を有するデータキャリア1がデータキャリアの像印刷領域2及び自由印刷領域に配置されていることを示す図である。光学的に変化しうる構造3は、いわゆるヒューマンフィーチャと呼ばれ、すなわち補助なしで人によるテストが可能である特徴を有し、データキャリアの信頼性を確認するための他の特徴と共に本発明に従って使用される。紙幣にそのような特徴を持たせることは特に有用であり、また他の現金に相当する書類、例えは株券、小切手等にも有用である。本発明によるデータキャリアは今回用いられている様なカード類、すなわち人物の確認や取引サービスの実施等のためのカード類をも含む。
【0010】
光学的に変化しうる構造3は、非常に異なった設計であって、その結果として異なった視点の方向から異なった効果を生ずる。光学的に変化しうる構造は、一般に印刷によるか他の方法によるか全面印刷か又は印刷又は他の方法、例えば転写法による閉鎖層方式によるスクリーンの形態によってデータキャリアの表面に対比するコーティングより構成される。データキャリアの信頼性決定のために利用される効果は、コーティングと打ち出し構造の構造及びそれらの相互作用に従って、コーティングと共に打ち出し加工を施されたスクリーンによって生み出される。
【0011】
本発明に従う全ての構造は、その効果と共に今日知られている再生技術の助けをかりても模倣不可能というのが一致した意見である。
本発明の実施例のうちの数例は、図面と照らしあわせて説明する。図面の記入ははっきりさせるために著しく図式化してあり、実際の状態を反映するものではない。
【0012】
以下に述べる実施例には明瞭化を期するために本質的な情報に限られている。
実用では、コーティングやスクリーンの線構造は必ずしも真っ直ぐではなく、時には曲がっていたり、絡み合っていたりする。即ち縞あみ模様を呈している。同様のことが打ち出し加工スクリーンの構造にもいえる。次の例の簡単な棒として描かれている内部構造も同様に念には念を入れると絵や文章で描かれるものに置き換えられる。線スクリーン構造も通常印刷技術の可能性を活用している。それ故標準的な線の幅は、約50から1000ミクロン内のものである。打ち出し加工のコーティングは、余裕をもたせた高さとして50から500ミクロンの範囲である。
【0013】
多くの実施例は描かれた形で使用されねばならないものではないが、効果を高めるためにも、それらを互いに組み合わせて使用することは可能である。
例1(図2、3、4及び5)
図2は、図3、4及び5と組み合わせて、光学的に変化しうる構造を示すもので、コーティング6は平行で真っ直ぐな印刷スクリーンより構成されている。印刷スクリーンの線幅はギャップの幅とほぼ一致している。情報7は、図中の例では全面印刷されたものから作成されていて、コーティング6に対して直角に配置されている。打ち出し加工8は、その構造およびコーティング6との配置に従って図2の左隅に図解して示されているが、コーティング6と一致した場所に位置する。すなわち、視点Bより斜めに見た場合に面する打ち出しスクリーンの側面10が印刷スクリーンの特定のギャップと一致し、そして、同一視点より見た場合に裏面となる面9がコーティング6の印刷された線と一致する。この関係は、図3から5に示してある。視点Bから見た場合に面する打ち出し加工された側面は位置番号10とし、反対面は位置番号9として示されている。コーティング6は、図3の概略断面図中で黒塗りで示されている。
【0014】
図3から5は、打ち出し加工の側面9、10のコーティングの配列と共に、打ち出し加工の方向および構造を主に示すものである。データキャリア1についての記載は明快な理解のために必要としないので大幅に省略されている。
【0015】
表示例の中で、打ち出し加工されたスクリーンは三角形をなしている。しかし打ち出し加工モールドの設計では、このスクリーンの形は台形、サイン波形、半円形、その他の形をもとり得る。
【0016】
図2に係る光学的に変化しうる構造の効果について、図3、4及び5を参照して以下に説明を加える。
光学的に変化しうる構造を視点A、すなわちデータキャリアの表面に直角な方向から見ると、情報7はコーティング6からなる包囲領域内で完全に認識することができる。白黒スクリーンの場合、包囲領域はスクリーンの周期性によってある程度の灰色の色調に見える。1:1の線対ギャップ比は、表面を半分カバーしてしまうことで灰色の色調となる。視点Bよりその光学的に変化しうる要素を斜めから見ると、視点に対する打ち出し加工されたスクリーンの側面はプリントされておらず、全面プリントされている情報7のみであるので、情報7は未プリントの包囲領域内にあるように見える。
【0017】
データキャリアを視点Bと反対の視点Cより見ると、この方向からの打ち出し加工構造の面10は完全に覆われているので、コーティング6と情報7とが同一の層の厚みを持ち同一素材より出来ているのであれば、情報7は認識できない。包囲領域とのコントラストを欠いているので、この面の観測者は、例えば、情報の識別できない全体に印刷された面を見ることになる。しかしながら、混乱を避けるために、情報7は図5の線型スクリーンにはややコントラストを持たせて図示されている。
【0018】
視点Bより視点Cへ変更すると、上述された光学的に変化しうる構造は完全に異なった情報内容を持つ傾斜効果を現す。これは見分けるのはたやすいが、例えばコピー機は、視点A、すなわち文書の表面に対して垂直からのオリジナルの内容のみスキャンし、方向Aの視点から識別する情報の内容だけを再現できるので、それを再現することが出来ない。
【0019】
例2(図6)
例1では、コーティング6は平行で真っ直ぐなスクリーンである。しかし、この例では、情報7は印刷なしの放置スペースで表現される。打ち出し構造8はコーティング6と一致し、コーティングに対して、例1に示された方法で配置される。この例では、情報は打ち出し加工を施されない。換言すれば、コーティングは情報領域で遮断されている。
【0020】
この光学的に変化しうる構造を直角に見ると、スクリーンされた包囲領域内の情報7は認識しやすい。その構造を視点Bより見ると、視点が打ち出し加工の構造の未印刷の側面に直面するのでその情報は姿を消す。反対の視点Cからは完全に印刷された包囲領域内に、印刷なしの部分としてその情報は現れる。
【0021】
一致した打ち出し加工構造8が情報7の未印刷の領域にまで拡がった場合、あるいは、情報7の領域が共に隆起する様に打ち出し加工された場合、同一又は極めてよく似た効果が発生するが、しかし、打ち出し加工されていない形だと、情報7は(方向Cの視点からは)より均一な印象を与える。打ち出し加工された領域とそうでない領域とでは表面構造が異なっているので、情報7もデータキャリアをちらちらと傾けて見れば、どの視点からでもわずかながら識別される。
【0022】
例3(図7)
この例では、印刷によって生成される情報を提供せずに、連続する線型スクリーンがコーティング6として選択されている。前の例のように、ラインスクリーンを側面9上に配置する様な方法で、打ち出し構造8はコーティング6に一致させ、このコーティング6に相対して配置する。打ち出し構造は、表現されるべき情報7の領域で遮断されている。
【0023】
この光学的に変化しうる構造を表面に対して直角に見ると、情報をもたないコーティングのみを見ることができる。視点Bから斜めに見ると、情報は未印刷の包囲領域内に、印刷された面と未印刷の面とを有する領域の形で現れる。
【0024】
情報7の領域で印刷と未印刷の比率が約50%の面で描かれる場合、その情報は白い背景に対する灰色の色調を呈して現れる。反対の視点Cからでは、その情報は同様に灰色の色調で現れるが、この場合、視点に対向する打ち出し加工されたスクリーン8の側面は完全に印刷されているので、真っ暗な背景(表面の範囲の100%)に対してのものとなる。
【0025】
例4(図8)
この例の線型スクリーン6と打ち出し構造8は例3で示される配置に対応する。それらの相違点は打ち出し構造19が表現すべき情報7の領域内に、打ち出し構造8に直角に備えられていることである。
【0026】
相異なった視点(A、B、C)から見る効果は、例3の場合と一致し、本実施例においては、光学的に変化しうる要素が、データキャリアをちらちら傾けることでは、あるいは、データ検出を意図したB、C以外の視点から上面だけを見る場合では、認識出来ないという点のみである。
【0027】
例5(図9)
この例のコーティング6は、先の例の印刷スクリーンの場合に相当する。しかし、情報の領域にはコーティング6は予め定められたコースから外れる。例えばその情報領域の輪郭線に対して右に傾いて配置される。打ち出し構造8は基本的なスクリーンに平行に延びている。情報領域7では打ち出し構造は施されていない。
【0028】
この光学的に変化しうる構造を表面に直角に見ると、情報及びその包囲領域では、同一の表面のカバーにより、それと同様のスクリーンの周期では殆ど見ることができない。
【0029】
その構造を視点Bより見ると、情報7は明るい包囲領域に反して灰色の色調で現れるのに対して、視点Cからでは情報は暗い背景に対して灰色の色調で見える。
【0030】
情報7の領域内の印刷スクリーンの相異した方向性と共に、情報7の領域におけるスクリーンの周期は、包囲領域のそれからはかけ離れている。しかし、スクリーンが互いに離れれば離れるほど、情報は表面に直角な視点から益々見えるようになる。
【0031】
例6(図10)
この例では、印刷スクリーンは、2色のライン印刷11、12からなり、その線は隣り合っている。第一の情報13は、第一の色調のライン11のギャップによって表され、第二の情報14は第二の色調のライン12の対応するギャップによって表現される。打ち出し加工構造8は、基本構造に平行に配置され、印刷スクリーン全体に及んでいる。第一の色調のライン11がスクリーンの第一の側面に、第二の色調のライン12がスクリーンの反対の側面に配置される様にして、打ち出し構造が位置決めされる。
【0032】
この光学的に変化しうる構造を反射光によって見ると、ライン11と12の色彩の混合色が見られる。情報13と14の構成片は、重ね合わせると互いに分離することができない。しかし、視点Bから構造を見ると、情報13だけが、白色の表面で、ライン11の色調に従って周辺に色彩を帯びて現れるが、情報14は見つけることができない。反対の視点Cから情報14はライン12の色調によって、着色した包囲領域に対して白く見え、情報13は見ることができない。
【0033】
例7(図11)
この例では、コーティング6は情報の輪郭線に従って遮断される。しかし、情報の輪郭線の中では、線型スクリーンは流れ続け、スクリーンのギャップでは位相のシフトがなされる。シフトされた線型部は位置16と示され、情報領域のギャップは位置17と示されている。印刷スクリーンの外側に、情報が全面印刷18によって補われている。打ち出し構造8は表面全体で基準スクリーンに平行に伸びていて、追加の情報18は打ち出し加工されないまま残されている。
【0034】
この光学的に変化しうる構造を表面に直角に見ると、情報はばらばらに見える。視点Bから見ると、位相シフトによって打ち出し加工のスクリーンの情報部分が明るい背景に対して暗く見え、それにより打ち出し加工の構造の外に印刷された追加情報18を補足する。この視点から全情報はこのように明るい背景に対してはっきりと認識することが出来る。反対の視点Cからは打ち出し加工スクリーンの領域の情報は暗い背景に対して明るく見え、同様に打ち出し加工スクリーンの外の追加情報18を補足している。
【0035】
例8(図12)
光学的に変化しうる構造は、遮断されているコーティング6からなっている。遮断部では、情報7は基本のコーティング6に直角に配置された第二のコーティングによって表されている。第一の打ち出し構造8は、コーティング6と一致して拡がっている一方で、第二の打ち出し構造19は情報スクリーン7に一致して拡がっている。2つのスクリーンとも、先の例の様に印刷スクリーンに対して位置を決められる。
【0036】
この光学的に変化しうる構造を表面に直角の方向から見ると、広く均一な灰色の表面が情報を認識出来ないように現れる。その構造を視点Bから見ると、情報は明るい背景に対して灰色の色調で見える。反対の視点Cからは、その情報は同じような灰色の色調が暗い背景に対して際立って現れる。
【0037】
視点D(視点B,Cと直角)からはむき出しのコーティングがもたらす灰色の包囲領域に対して、白い面が情報の領域に現れる。視点E(視点B,Cと直角)からは灰色の背景に対して情報が暗く見える。
【0038】
例9(図13)
この例では、コーティングはギャップに対して比較的細いスクリーンライン20を有する平行で真っ直ぐな線型スクリーンからなる。情報は、ライン20上の拡幅領域21で表現される。ラインの拡幅領域は、例えばEP-PS 0 085 066に述べられているように、ハーフトーンの像で表現される。打ち出し構造8は線型スクリーンに平行に伸び、薄いスクリーンの線が視点Bと反対面に位置する打ち出し構造の側面に一致する様な方法で位置を決められる。それらのサイズに応じて、情報を有する拡幅領域21はこのように面に沿うか、反対の側面の打ち出し加工構造の頂部の上方に拡げられている。
【0039】
この構造を表面に直角の方向から見ると、ラインの拡幅領域によって表されるハーフトーンの像が明るい灰色の包囲領域内に現れる。視点Bからは、薄いスクリーンライン20が、視点と反対面にある打ち出し加工スクリーン面に位置している。スクリーンラインの僅かに拡幅された領域21によってのみ表現される情報の明るいハーフトーンの色調は、もはや見えない。画像情報はこのように薄めて消され、画像情報の包囲領域は白っぽく見える。ほぼ平らな角度で斜めより見ると、暗いハーフトーンからなる情報の残りが見えるだけである。
【0040】
視点Cからは、スクリーンライン20が視点と正対する。光学的に変化しうる構造が直角から角度の小さい殆ど平坦な状態にまで傾けられると、暗いハーフトーンが先ずこの視点の方向から隠される。しかし、スクリーンラインはまだ見える。非常に平らに近い角度になったときのみ、構造全体が真っ暗になる。
【0041】
例10(図14)
この例では、光学的に変化しうる構造は別々に印刷されたスクリーン要素25、26、27、28から構成される。個々の要素の印刷スクリーンは、それぞれ方向が異なり、要素25では垂直に、要素26では水平に、要素27では斜めに、要素28では同様に斜めではあるが、要素27とは異なる方向に延びている。個々の打ち出し構造は組み合わされて単一の要素となる。
【0042】
光学的に変化しうる構造を作るために、要素を組み合わせたものを集めて単一の構造とする。
この光学的に変化しうる構造を表面に直角に見ると、個々の要素25から28までが組み合わさって1つの構造を構成しているのがわかる。異なった斜めの視点から見ると、個々の要素の組み合わせ方によって、直角方向からは見えることのない特徴的なパターンを作り出していて、異なった形態の全体像が認識される。
【0043】
図14に示されている個々の要素25、26、27、28は、非常に簡単な実施例をもたらしている。個々の要素の形及びこれらにより得られた線型あるいは打ち出し加工構造は望み次第で変更可能であり、それ故これら要素の組み合わせは無限の可能性を設計にもたらしていることは、専門家にとっては自明である。
【0044】
例11(図15)
この例の光学的に変化しうる構造はこれまでに述べた構造とは本質的に異なっており、すなわち、線型にコーティングしているスクリーンを打ち出し加工されているスクリーンの頂部に配置し、コーティングスクリーンの線は、サイン波形のスクリーンの頂部から両側面の対称の距離に広げられている。
【0045】
しかし、この例では光学的に変化しうる構造のコーティング6は同様に平行且つ真っ直ぐであり、線幅は線間のギャップにほぼ等しい。データキャリアが前述の印刷スクリーンを印刷された後に、データキャリアは光学的に変化しうる構造の部分で打ち出し加工をされる。その方法は、打ち出しを印刷スクリーンに一致させ、そして、スクリーンの頂部32から始めて両側面の領域9、10にまで広げる様にする。
【0046】
スクリーンのギャップでは隣接する側面領域にまでも広げる様にしてうち出し加工構造の谷部31に調和させる。線型スクリーンは平盤印刷により作られるか、又は、打ち出し加工を施していないデータキャリアでのデータキャリアの本質的な厚みとはならずにその表面となりうる程度に層に厚みのある他のコーティング方法(転写印刷)を使用する。コーティングスクリーンもしくは線型スクリーンはこのようにして打ち出し加工構造あるいは打ち出し加工形態とを組み合わせることができる。従って、サイン波形のスクリーンの打ち出し構造の高さは、例えば転写方法で与えられる印刷層又は金属コーティングに比べれば本質的には高くなっている。50から100ミクロンの間の打ち出し加工の高さでは、光学的に変化しうる効果を持つ有色層もしくは他のコーティング(金属層、イリオディン(イリオジン)インク層、液晶インク層)の厚さは一般的には10ミクロンより小さい。
【0047】
図15に図解して示される光学的に変化しうる要素の打ち出し加工構造を表面に直角に見ると、施工(ライン幅に対するギャップの比率)により、コーティング6は灰色又はある色彩の彩度の制限された状態に見える。視角BあるいはCより見ると、傾斜角度によって、打ち出し構造の未印刷の谷部31が最初に見え、それは、平坦な視角でのスクリーンの色彩の全色に及ぶまで見えるのである。
【0048】
この実施例では、光学的に変化しうる要素は、視角B及びAからは同様な傾斜効果を有している。
例12(図16)
前の例とは対照的に、この場合の印刷スクリーンは互いに近接する二色の有色線型スクリーン11、12から成っている。これらの線の組の間にその幅とほぼ等しいギャップがある。打ち出し加工部は、印刷スクリーンと一致させ、二色一組の線がスクリーンの頂部32に隣接して配置されるように、スクリーンに対して位置が決定される。スクリーンの谷部31には印刷しない。
【0049】
光学的に変化しうる構造を表面に直角に見ると、その視点では色11、12による混合色が見える。視点Bから見ると、先ず大きな視角で谷部31の未印刷領域で遮られる色11が見られ、平坦な角度では色11の十分なトーンが見られる。視点Cから見ると、その視点では先ず色12による線型スクリーンが見え、そして平坦な角度では色12の十分なトーンが見える。
【0050】
情報は、前述した例に従って様々な方法でそのような傾斜構造の中に組み込むことが可能である。例えば、ギャップを設ける(図10)とか、図11のように印刷されたライン構造に一致している位相をずらす(図11)等の方法による。
【0051】
例13(図17)
この例では、線型スクリーンは、色11及び12による二色構成であって、その間がギャップなしで隣接している。打ち出し加工部は、色11を頂部32に一致させ、そして色12が谷部31に相当するように、印刷スクリーンと一致させる。この光学的に変化しうる構造を表面と直角に見ると、表面を100%カバーした状態で単一色11および12の混合色を見ることができる。斜めから見ると、光の感じ方は直角方向で感じられる混合色から、正対したときのフルトーンまで傾斜角に応じて変化する。
【0052】
情報は、例12で説明したようにして組み込まれる。
例14(図18、図19)
例14では、コーティング6はスクリーンの線間のギャップに対して平行で真直に伸びている。打ち出し構造は、印刷スクリーンに一致させ、印刷された線は、前述の例のように打ち出し構造の頂部に一致させる。光学的に変化しうる構造の情報7は、この例では情報領域の幅36が、その情報の周囲の領域の打ち出し構造の幅35よりも低い打ち出し構造処理で表現される。
【0053】
この光学的に変化しうる構造を直角に見ると、情報は見えずに灰色又はその色調の印刷スクリーンだけが見える。背景部6は視角が小さくなると十分な色調になってゆくが、情報領域7は、この領域の未印刷の側面が見えるので、まだ灰色の色相のままで見える。極めて小さい視角では、情報部は十分な色調で現われ、すなわち、その情報は再び見えなくなる。
【0054】
この光学的に変化しうる構造の変形は、情報領域にはどんな打ち出し加工も存在しないことである。この場合では、極めて小さい視角で見る時も、情報部は暗い包囲領域に対してまだ灰色の色調で現れる。
【0055】
例15(図20)
この例では、印刷スクリーンは、間隔を開けて印刷された11、12および15の三色である。打ち出し構造は、異なる振幅で、印刷スクリーンに一致させる。本例では、高い振幅35は、低い振幅の二倍の高さである。色11は高い振幅の頂部32、色12は低い振幅の頂部に配色されるが、色15は打ち出し構造のスクリーンの振幅の間の谷部31に一致させる。
【0056】
光学的に変化しうる構造を表面と直角に見ると、色11、12及び15の混合色が見える。斜めから見ると、視点の角度に応じて谷部の色15がまず覆われ、やがて、平坦な角度に近づくと打ち出し加工構造の低い振幅の色12が消え、そして、高い幅の色11がフルトーンで見える。
【0057】
この実施例では、色彩効果は、三色の混合色から二色の混合及び単一色のフルトーンまで変化する。この効果は視点B、Cのどちらから見ても同一である。
例16(図21)
この例に示される光学的に変化しうる構造は図12(例8)に示される構造に非常に似ている。打ち出し構造8及び19が湾曲し、スクリーンラインが打ち出し構造の頂部に配置されていることのみが異なっている。
【0058】
垂直の視点では例8で述べた効果が現れる。B及びCの視角からは情報領域7が暗い包囲領域の中に灰色の色合いが現れる。しかしながら、E又はDの視角からは、情報領域7は周辺の領域の灰色の色合いの中に、真っ暗な色合いとして現れる。
【0059】
例17(図22)
これ以降の例では、少なくとも包囲領域と対照的であるコーティング部分は様々な光学的特性を有する色彩や層から形成されている。光学的な変化のある色彩構造や層構造は異なった視角でそれ自身が光学的効果をすでに示している。そのような光学的に変化しうる色彩/層は専門家には良く知られている。そのような色彩は一般的に干渉、回折、偏光、あるいは二色性効果を有している。従ってこれらは視角の変化によりそれらの本質およびそれらの複合によってその色彩効果を変化させる。
【0060】
この例ではデータキャリア1の表面は光学的に変化する色彩のあるコーティング6が備えられている。少なくともコーティング6の部分には線型の打ち出し加工があり、それはこの場合では台形をしている。光学的に変化しうる構造をコーティングの表面に対して垂直に見る(方向A)と、打ち出し領域は打ち出しのない領域とは異なる色彩がみえるが、これは側面9及び10が視角に関して傾けられており、従って、異なる色彩が包囲領域あるいは打ち出し構造により平らにした頂部及び谷部から現れるからである。光学的に変化しうる構造が方向Bである斜めの視点から見られるときは、それに対応する色の変化を認識でき、これにより、打ち出しのない領域とは対照的に、常に打ち出し領域を現すことができる。
【0061】
打ち出しを異なる側面の角度に、もしくは、異なる打ち出しの輪郭または異なる側面の角度を領域の一部に有するかどうかで更なる変形が得られる。
例18(図23、図24)
この例ではデータキャリアはストライプ39に沿って、いわゆる無体イリオディンインクで印刷される。このインクは、ちらちら傾けることでストライキングカラー効果(例えば金色)を有する一方で、完全に透明であるので、垂直の視点ではほとんど目に見えない特性を有している。全体を覆っているイリオディンコーティング内で、情報40はギャップの形で表現される。更に、打ち出し構造が、所望の情報41の輪郭線の中のストライプ上に設けられている。打ち出し情報41は、イリオディンのコーティング内に表された情報40の上に重ねられているのだが、図24では、分かり易くするために別々に示されている。
【0062】
この光学的に変化しうる構造の表面を垂直に見ると、情報40と、そして41もほぼ見えなくなる。その構造を斜めから見ると、情報40は第一の視射角(全反射)では現れるのだが、打ち出し構造の側面が打ち出しのない領域とは異なる特別の角度の見える方向を有しているので、打ち出し構造41は別の視射角において現れる。従って、垂直の視角ではほとんど見えないのにもかかわらず、情報40と41とは常に異なる角度でのみ認識されるのである。
【0063】
例19(図25、図26)
この例での光学的に変化しうる構造は前の例と大きく関連している。加えて、この例では打ち出し構造41は色付きの線型スクリーン6が重ねられていることは、図26から明白である。情報41を表現するために、線型スクリーンは情報の輪郭線の領域でずらされている。しかしながら、情報領域の打ち出し構造を情報の包囲領域のスクリーンに相対的にずらすようにすることも可能である。
【0064】
この構造を反射光で見るときには、イリオディンのコーティングなしで残されている情報40は見えないのにもかかわらず、印刷スクリーンは見える。前の例では、情報40のみがイリオディンインクをちらちら傾けることで現れるが、打ち出されている情報41だけは別の視射角で見えるのである。加えて、斜めの視点ではこの情報は明るい包囲領域に対して暗く、あるいは、反対の視点からは暗い周辺に対して明るく現われもすることは、しかしながら、前の例を参照して述べた通りである。線構造と打ち出し構造との組み合わせから得られるこの効果が、この例では比較的重要であるので、イリオディンインクによって打ち出しの領域に引き起こされる効果は、前の例と対比して、重要ではない。
【0065】
例20(図27)
この例では、光学的に変化しうる構造が、例えば転写法によってデータキャリア1に適用された高光沢の金属コーティング43からなる。打ち出し構造44は、表されるべき文字の輪郭内に、金属コーティングを備えている。
【0066】
この光学的に変化しうる構造を表面に垂直に見るときは、打ち出し構造は、光沢のある暗い包囲領域内に、やや鈍く現れる。別の方向の視点から見ると、明/暗効果の反転によって、ちらちらと傾けることで金属コーティングが見える。
【0067】
金属ストライプ43はホログラフィー構造を持つことも可能であり、その結果、上述した効果は、打ち出し情報44の外側のホログラフィー情報に重ねられる。打ち出し領域では、ホログラフィーの情報は破壊されている。
【0068】
例21(図28)
この例では、金属ストライプ43は非金属化された領域の形の線型スクリーン46を有している。その非金属化された領域の中には、金属ストライプが打ち出しスクリーン8と共に設けられており、そして、このスクリーン8は金属の線型スクリーンに一致させて形成されている。この光学的に変化しうる構造を表面に対し垂直方向から見ると、線状のスクリーン46が認識できる。斜めから見た状態では、光沢のある包囲領域内に、鈍い金属色の面が現れる。一方、それとは反対方向の斜めから見た場合には、金属的に光沢のある包囲領域内に、完全に非金属化された表面が表れる。
【0069】
例22(図29)
この例では、光学的に変化しうる構造は第一のコーティング6がデータキャリア1の正面に備えられ、第二のコーティング48がデータキャリア1の裏面に備えられているという点に特徴を持っている。二つの印刷スクリーンの少なくも一部は正確な位置合わせにより印刷されており、その位置合わせは一般的にいわゆる同時印刷処理により為されている。打ち出し処理は、この例では、打ち出し模様が表裏両面に正/負に打出されたスクリーンとして表れるように加工される。
【0070】
印刷され打ち出されるスクリーンの施行に依存して、前の例を参照して述べられた効果は、表裏両面についての特定の視角方向A、B、Cに基づいて得られる。更に、データキャリアの不透明性が適当であれば、透過光の効果が得られる。その理由は、それらのスクリーンは、例えば、データキャリアの表裏面に関し互いを補うからであり、または、印刷スクリーン同士が適当に重なり合った場合に混合色が生じたりするからである。
【0071】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータキャリアである。
【図2】情報の印刷されている光学的に変化しうる構造の平面図である。
【図3】図2の光学的に変化しうる構造における打ち出し加工の断面図である。
【図4】第一の方向より見た図2の光学的に変化しうる構造の斜視図である。
【図5】第二の方向より見た図2の光学的に変化しうる構造の斜視図である。
【図6】ギャップで情報が表現されている光学的に変化しうる構造の図である。
【図7】打ち出し加工を施さずに情報が表現されている光学的に変化しうる構造の図である。
【図8】打ち出し構造が追加されている光学的に変化しうる構造の図である。
【図9】スクリーンの方向を変えることで情報が表現されている光学的に変化しうる構造の図である。
【図10】2つのギャップで情報が表現されている光学的に変化しうる構造の図である。
【図11】打ち出し加工の施されていない部分に補足的に情報を追加している光学的に変化しうる構造の図である。
【図12】2本の線および打ち出し加工構造を異なる角度で有する光学的に変化しうる構造の図である。
【図13】線スクリーンの拡幅部によって情報が表現されている光学的に変化しうる構造の図である。
【図14】単一構造による光学的に変化しうる構造の図である。
【図15】打ち出し加工の頂部に印刷によるスクリーン線を持つ光学的に変化しうる構造の図である。
【図16】2色刷りスクリーンを持つ光学的に変化しうる構造の図である。
【図17】打ち出し加工スクリーン面の頂部/谷に2色刷りスクリーンを持つ光学的に変化しうる構造の図である。
【図18】高さの異なる打ち出し加工スクリーンを持つ光学的に変化しうる構造の図である。
【図19】図18の光学的に変化しうる構造の断面図である。
【図20】3色刷りスクリーンを持つ光学的に変化しうる構造の図である。
【図21】サイン波形の打ち出し加工を持つ図12の光学的に変化しうる構造の図である。
【図22】光学的に変化しうるコーティングを持つキャリアテープの断面図である。
【図23】イリオディンのコーティングにギャップの形で情報を持つ光学的に変化しうる構造のコーティング図である。
【図24】打ち出し構造を持つ図23のイリオディンのコーティングの図である。
【図25】印刷によるスクリーンを重ねた図23の光学的に変化しうる構造の図である。
【図26】印刷によるスクリーンを重ねた図23の光学的に変化しうる構造の図である。
【図27】打ち出し情報を持つ金属ストライプの形状の光学的に変化しうる構造の図である。
【図28】非金属化した領域の形で情報を持つ光学的に変化しうる構造の図である。
【図29】打ち出し加工されたデータキャリアの各面で正確に位置合わせされた光学的に変化しうる構造の図である。
Claims (14)
- データキャリアの真偽を特徴づける視覚的に変化しうる構造(3)を有するデータキャリア(1)であって、前記視覚的に変化しうる構造(3)は、前記データキャリア(1)の表面に対して視覚的なコントラストを有し且つ線状パターンを周期的に繰り返してなる印刷パターンを有するコーティング領域(6、16、17)と、前記印刷パターンに対応する周期的な凹凸形状を持ち且つ前記印刷パターンの周期と前記凹凸形状の周期とが一致するよう前記コーティング領域(6、16、17)を支えて視覚的に変化しうる効果を生じさせる打ち出し構造(8)とを有する、データキャリアにおいて、
前記視覚的に変化しうる構造(3)は、前記打ち出し構造(8)の存在しない領域内に、第1の情報を表す印刷パターンを有する情報領域(18)を更に有し、
前記コーティング領域(6、16、17)は、第1のコーティング領域(6)と、該第1のコーティング領域(6)とは印刷パターンの位相がずれた第2のコーティング領域(16、17)とを含み、該第2のコーティング領域(16、17)の印刷パターンは、前記第1の情報を補う第2の情報を表し、
前記視覚的に変化しうる構造(3)を所定の角度(B)から見た場合のみ、前記第1のコーティング領域(6)に対する前記第2のコーティング領域(16、17)の視覚的なコントラストによって前記第2の情報を視認可能であり、その結果、前記第1及び第2の情報の組み合わせによる全情報を視認可能であることを特徴とするデータキャリア。 - 前記打ち出し構造(8)の凹凸形状は台形状、サイン曲線状、半円形状、又は、三角形状であることを特徴とする請求項1記載のデータキャリア。
- データキャリアの真偽を特徴づける視覚的に変化しうる構造(3)を有するデータキャリア(1)であって、前記視覚的に変化しうる構造(3)は、前記データキャリア(1)の表面に対して視覚的なコントラストを有し且つ線状パターンを周期的に繰り返してなる印刷パターンを有するコーティング領域(6、11、12、20)と、前記印刷パターンに対応する周期的な凹凸形状を持ち且つ前記印刷パターンの周期と前記凹凸形状の周期とが一致するよう前記コーティング領域(6、11、12、20)を支えて視覚的に変化しうる効果を生じさせる打ち出し構造(8)とを有する、データキャリアにおいて、
前記コーティング領域の前記線状パターンは、前記打ち出し構造(8)の凹凸形状における谷領域(31)を除く領域上にのみ設けられており、前記視覚的に変化しうる構造(3)を見た場合、その見る角度に応じて、見える色合いが変化することを特徴とするデータキャリア。 - 前記コーティング領域(20)における一部領域(21)の線状パターンは、他の領域の線状パターンよりも拡幅されていることを特徴とする請求項3記載のデータキャリア。
- 前記コーティング領域(20)の線状パターンは、それに対応して設けられている前記打ち出し構造(8)の凹凸形状の頂上(32)に配置され、前記コーティング領域(20)の前記拡幅された領域(21)が、前記打ち出し構造(8)の前記頂上(32)から開始して斜面(9、10)の両側へと対称的に延びるようになされていることを特徴とする請求項4記載のデータキャリア。
- 前記コーティング領域(20)は、前記打ち出し構造(8)における第1の方向を向いた斜面(9、10)に、該斜面と同一方向を向くよう配置されることで、前記コーティング領域(20)を支える前記打ち出し構造(8)における前記斜面(9、10)とは反対側の斜面が向いている第2の方向から、前記視覚的に変化しうる構造(3)を斜めに見ると、前記コーティング領域(20)の全体は視認できないが前記拡幅された領域(21)の幾つかが視認できるようになされていることを特徴とする請求項4記載のデータキャリア。
- データキャリアの真偽を特徴づける視覚的に変化しうる構造(3)を有するデータキャリア(1)であって、前記視覚的に変化しうる構造(3)は、前記データキャリア(1)の表面に対して視覚的なコントラストを有し且つ線状パターンを周期的に繰り返してなる印刷パターンを有するコーティング領域(11、12)と、前記印刷パターンに対応する周期的な凹凸形状を持ち且つ前記印刷パターンの周期と前記凹凸形状の周期とが一致するよう前記コーティング領域(11、12)を支えて視覚的に変化しうる効果を生じさせる打ち出し構造(8)とを有する、データキャリアにおいて、
前記コーティング領域(11、12)は、前記打ち出し構造の凹凸形状における第1の方向を向いた第1の斜面上に支えられ且つ第1の色を有する第1のコーティング領域(11)と、前記打ち出し構造の凹凸形状における前記第1の方向とは異なる第2の方向を向いた第2の斜面上に支えられ且つ前記第1の色とは異なる第2の色を有する第2のコーティング領域(12)とから構成され、
前記視覚的に変化しうる構造(3)は、前記第1のコーティング領域(11)内に、前記第1のコーティング領域の線状パターンを途中で分断する第1の中断部(13)を有し、且つ、前記第2のコーティング領域(12)内に、前記第2のコーティング領域の線状パターンを途中で分断する第2の中断部(14)を有しており、前記第1の中断部(13)が、第1の情報を表す第1の情報領域(13)を形成し、また、前記第2の中断部(14)が、前記第1の情報とは異なる第2の情報を表す第2の情報領域(14)を形成しており、
前記視覚的に変化しうる構造(3)を、前記第1の斜面が見えて前記第2の斜面が見えない角度から見た場合は、前記第1の色の背景中に前記第1の情報を視認可能であり、前記視覚的に変化しうる構造(3)を、前記第2の斜面が見えて前記第1の斜面が見えない角度から見た場合は、前記第2の色の背景中に前記第2の情報を視認可能であり、前記視覚的に変化しうる構造(3)を、前記第1及び第2の斜面の両方が見える角度から見た場合は、前記第1及び第2の色の混合色の背景中に、前記第1及び第2の情報を組み合わせた第3の情報を視認可能であることを特徴とするデータキャリア。 - 前記第1及び第2のコーティング領域の各線状パターンは、交互に配置され且つ互いに直接隣接していることを特徴とする請求項7記載のデータキャリア。
- 前記打ち出し構造(8)の凹凸形状は台形状、サイン曲線状、半円形状、又は三角形状であることを特徴とする請求項7又は8に記載のデータキャリア。
- データキャリアの真偽を特徴づける視覚的に変化しうる構造(3)を有するデータキャリア(1)であって、前記視覚的に変化しうる構造(3)は、前記データキャリア(1)の表面に対して視覚的なコントラストを有し且つ線状パターンを周期的に繰り返してなる印刷パターンを有する第1のコーティング領域(6、39、43、46)と、前記印刷パターンに対応する周期的な凹凸形状を持ち且つ前記印刷パターンの周期と前記凹凸形状の周期とが一致するよう前記第1のコーティング領域(6、39、43、46)を支えて視覚的に変化しうる効果を生じさせる第1の打ち出し構造(8、44)とを有する、データキャリアにおいて、
前記データキャリア(1)は、前記第1のコーティング領域及び前記第1の打ち出し構造の設けられた側の面とは反対側の面に、該反対側の面に対して視覚的なコントラストを有し且つ線状パターンを周期的に繰り返してなる印刷パターンを有し且つ前記第1のコーティング領域と正確に位置合わせされた第2のコーティング領域(48)と、該第2のコーティング領域の該印刷パターンに対応する周期的な凹凸形状を持ち且つ該印刷パターンの周期と該凹凸形状の周期とが一致するよう前記第2のコーティング領域(48)を支えて視覚的に変化しうる効果を生じさせる第2の打ち出し構造とを更に有し、
前記第1及び第2の打ち出し構造は互いに反転された凹凸形状を有しており、前記第1の打ち出し構造の凹凸形状は、第1の方向を向いた第1の斜面(9)と、該第1の方向とは異なる第2の方向を向いた第2の斜面(10)とを有し、前記第2の打ち出し構造の凹凸形状は、前記第1の斜面(9)と位置的に対応する第3の斜面と、前記第2の斜面(10)と位置的に対応する第4の斜面とを有し、前記第1のコーティング領域の印刷パターンは前記第1の打ち出し構造の前記第1の斜面(9)上に支えられ、前記第2のコーティング領域の印刷パターンは、前記第2の打ち出し構造の前記第4の斜面上に支えられることで、前記第1のコーティング領域の印刷パターンと前記第2のコーティング領域の印刷パターンとが視覚的に相互に補足しあうことを特徴とするデータキャリア。 - 前記第1及び第2の打ち出し構造(8)の凹凸形状は台形状、サイン曲線状、半円形状、又は三角形状であることを特徴とする請求項10に記載のデータキャリア。
- データキャリアの真偽を特徴づける視覚的に変化しうる構造(3)を有するデータキャリア(1)であって、前記視覚的に変化しうる構造(3)は、前記データキャリア(1)の表面に対して視覚的なコントラストを有し且つ線状パターンを周期的に繰り返してなる印刷パターンを有するコーティング領域(6)と、前記印刷パターンに対応する周期的な凹凸形状を持ち且つ前記印刷パターンの周期と前記凹凸形状の周期とが一致するよう前記コーティング領域(6)を支えて視覚的に変化しうる効果を生じさせる打ち出し構造とを有する、データキャリアにおいて、
前記打ち出し構造は、第1の振幅(35)で周期的に変化する凹凸形状を有する第1の打ち出し構造と、前記第1の振幅よりも小さな第2の振幅(36)で周期的に変化する凹凸形状を有する第2の打ち出し構造とを含み、前記コーティング領域の各線状パターンは前記打ち出し構造の凹凸形状における頂上部分によって支えられ、前記第2の打ち出し構造を含む領域は、情報を表す情報領域(7)を形成しており、
前記視覚的に変化しうる構造(3)を見る角度によって、前記情報領域(7)とその背景領域との間の視覚的なコントラストが変化することで、前記情報の視認性が変化することを特徴とするデータキャリア。 - 前記第1の振幅(35)は前記第2の振幅(36)の2倍の大きさであることを特徴とする請求項12記載のデータキャリア。
- 前記打ち出し構造(8)の凹凸形状は台形状、サイン曲線状、半円形状、又は三角形状であることを特徴とする請求項12又は13に記載のデータキャリア。
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