JP4598211B2 - Ncタレットパンチプレスの金型段取り方法およびその装置、並びにncタレットパンチプレスの金型段取りを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
Ncタレットパンチプレスの金型段取り方法およびその装置、並びにncタレットパンチプレスの金型段取りを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、NCタレットパンチプレスの金型段取り方法と、NCタレットパンチプレスの金型段取り装置、並びにNCタレットパンチプレスの金型段取りを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、NCタレットパンチプレスは、所要の複数の金型をタレットの所定位置にセットし、選択して加工に使用するようになっている。
【0003】
すなわち、自動プログラミング装置を用いる等により作成したNCデータに基づいて、NCタレットパンチプレスに加工作業を行わせるにあたり、従来は、作業指示書で現場の作業者に、タレットの所定位置にセットすべき金型についての情報を手渡し、現場作業者はこの作業指示書に基づいて、タレットの所定位置に所要の金型をセットするとともに、加工に際して金型段取りの要否判定に用いるNCデータの金型情報との比較に供するため、固定的に設けた金型配置情報記憶装置に、タレットの金型配置情報を入力していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のものは、金型配置情報の入力操作が必要不可欠であることに加えて、入力ミスによって、NCデータの金型情報と金型配置情報との間に、ズレ(不一致)が生じる場合がある。このようなズレがあると、オペレータが、金型配置情報のとおりにタレットの所定位置に所要の金型をセットしても、NCデータの金型情報とタレット上の実際の金型配置とが一致せず、そのため、間違った金型によって加工が行われたり、金型段取りが不要であるにもかかわらず、金型段取り指令に応じて加工が中断してしまうことがあるという問題があった。
【0005】
この発明の課題は、上記従来のもののもつ問題点を排除して、金型配置情報の入力操作が不要で、それにより、NCデータの金型情報と金型配置情報との間に、入力ミスに起因した不一致をなくすことのできるNCタレットパンチプレスの金型段取り方法およびその装置、並びにNCタレットパンチプレスの金型段取りを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決する手段】
請求項1に係る発明は、NCデータと金型配置情報とを比較することで金型段取りの要否判定を行うNCタレットパンチプレスの金型段取り方法において、加工に先立ち、当該加工に用いる複数のNCデータ群を1つの加工スケジュールとして、この加工スケジュールの各NCデータから金型情報を抽出する工程と、抽出した前記加工スケジュールの金型情報を、タレット上の金型の位置確認に供するため、タレット上の同一位置については先行するNCデータの金型情報を優先して表示する工程と、前記表示する金型情報を、前記加工スケジュールにおける金型段取りの要否判定に用いる仮想金型配置情報として登録する工程と、加工の実行に際し、前記加工スケジュールの各NCデータごとに前記仮想金型配置情報と逐次比較して、当該NCデータに含まれる金型が当該仮想金型配置情報に含まれていないとき、前記抽出した金型情報の中から当該金型についての金型情報を選択して、タレットの金型交換に供するため表示する工程とからなるNCタレットパンチプレスの金型段取り方法である。
【0013】
請求項2に係る発明は、複数の金型をタレットの各位置にセットし、NCデータに基づいてタレット上の金型を選択して加工に使用するNCタレットパンチプレスにおいて、加工に先立ち、当該加工に用いる複数のNCデータ群を1つの加工スケジュールとして、この加工スケジュールの各NCデータから金型情報を抽出する工程と、抽出した前記加工スケジュールの金型情報を、タレット上の金型の位置確認に供するため、タレット上の同一位置については先行するNCデータの金型情報を優先して表示する工程と、前記表示する金型情報を前記加工スケジュールの仮想金型配置情報として登録する工程と、加工の実行に際し、前記加工スケジュールの各NCデータごとに前記仮想金型配置情報と逐次比較する工程と、比較したNCデータに含まれる金型が前記仮想金型配置情報に含まれていないとき、前記抽出した金型情報の中から当該金型についての金型情報を選択して、タレットの金型交換に供するため表示する工程とからなるNCタレットパンチプレスの金型段取り方法である。
【0014】
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2記載の発明において、前記タレットの金型交換に供するため表示する前記金型情報に基づいて、前記仮想金型配置情報を更新する工程を含むNCタレットパンチプレスの金型段取り方法である。
【0019】
請求項4に係る発明は、NCデータと金型配置情報とを比較することで金型段取りの要否判定を行うNCタレットパンチプレスの金型段取り装置において、加工に先立ち、当該加工に用いる複数のNCデータ群を1つの加工スケジュールとして、この加工スケジュールの各NCデータから金型情報を抽出する手段と、抽出した前記加工スケジュールの金型情報を、タレット上の金型の位置確認に供するため、タレット上の同一位置については先行するNCデータの金型情報を優先して表示する手段と、前記表示する金型情報を、前記加工スケジュールにおける金型段取りの要否判定に用いる仮想金型配置情報として登録する手段と、加工の実行に際し、前記加工スケジュールの各NCデータごとに前記仮想金型配置情報と逐次比較して、当該NCデータに含まれる金型が当該仮想金型配置情報に含まれていないとき、前記抽出した金型情報の中から当該金型についての金型情報を選択して、タレットの金型交換に供するため表示する手段とを備えているNCタレットパンチプレスの金型段取り装置である。
【0022】
請求項5に係る発明は、複数の金型をタレットの各位置にセットし、NCデータに基づいてタレット上の金型を選択して加工に使用するNCタレットパンチプレスにおいて、加工に先立ち、当該加工に用いる複数のNCデータ群を1つの加工スケジュールとして、この加工スケジュールの各NCデータから金型情報を抽出する手段と、抽出した前記加工スケジュールの金型情報を、タレット上の金型の位置確認に供するため、タレット上の同一位置については先行するNCデータの金型情報を優先して表示する手段と、前記表示する金型情報を前記加工スケジュールの仮想金型配置情報として登録する手段と、加工の実行に際し、前記加工スケジュールの各NCデータごとに前記仮想金型配置情報と逐次比較する手段と、比較したNCデータに含まれる金型が前記仮想金型配置情報に含まれていないとき、前記抽出した金型情報の中から当該金型についての金型情報を選択して、タレットの金型交換に供するため表示する手段とを備えているNCタレットパンチプレスの金型段取り装置である。
【0023】
請求項6に係る発明は、請求項4または請求項5記載の発明において、前記タレットの金型交換に供するため表示する前記金型情報に基づいて、前記仮想金型配置情報を更新する手段を備えているNCタレットパンチプレスの金型段取り装置である。
【0028】
請求項7に係る発明は、NCデータと金型配置情報とを比較することで金型段取りの要否判定を行うNCタレットパンチプレスの金型段取りを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、加工に先立ち、当該加工に用いる複数のNCデータ群を1つの加工スケジュールとして、この加工スケジュールの各NCデータから金型情報を抽出する処理と、抽出した前記加工スケジュールの金型情報を、タレット上の金型の位置確認に供するため、タレット上の同一位置については先行するNCデータの金型情報を優先して表示する処理と、前記表示する金型情報を、前記加工スケジュールにおける金型段取りの要否判定に用いる仮想金型配置情報として登録する処理と、加工の実行に際し、前記加工スケジュールの各NCデータごとに前記仮想金型配置情報と逐次比較して、当該NCデータに含まれる金型が当該仮想金型配置情報に含まれていないとき、前記抽出した金型情報の中から当該金型についての金型情報を選択して、タレットの金型交換に供するため表示する処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0031】
請求項8に係る発明は、複数の金型をタレットの各位置にセットし、NCデータに基づいてタレット上の金型を選択して加工に使用するNCタレットパンチプレスの金型段取りを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、加工に先立ち、当該加工に用いる複数のNCデータ群を1つの加工スケジュールとして、この加工スケジュールの各NCデータから金型情報を抽出する処理と、抽出した前記加工スケジュールの金型情報を、タレット上の金型の位置確認に供するため、タレット上の同一位置については先行するNCデータの金型情報を優先して表示する処理と、前記表示する金型情報を前記加工スケジュールの仮想金型配置情報として登録する処理と、加工の実行に際し、前記加工スケジュールの各NCデータごとに前記仮想金型配置情報と逐次比較する処理と、比較したNCデータに含まれる金型が前記仮想金型配置情報に含まれていないとき、前記抽出した金型情報の中から当該金型についての金型情報を選択して、タレットの金型交換に供するため表示する処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0032】
請求項9に係る発明は、請求項7または請求項8記載の発明において、前記タレットの金型交換に供するため表示する前記金型情報に基づいて、前記仮想金型配置情報を更新する処理を含むプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0033】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、この発明によるNCタレットパンチプレスの金型段取り装置の一実施の形態を示すブロック図であり、このNCタレットパンチプレスの金型段取り装置1は、実質的にコンピュータで構成されるものであって、処理装置(CPU)10、記憶装置30、入力装置40および表示装置50を備えている。また、図1において、60はNCデータファイル、70はNCタレットパンチプレス本体である。
【0034】
処理装置(CPU)10は、描画処理部11を備え、また、NCデータ読み込み処理部12、金型情報抽出処理部13および仮想金型配置設定処理部14を備え、さらに、NCデータ/仮想金型配置・比較処理部21および金型段取り設定処理部22を備えている。
【0035】
記憶装置30は、NCデータ記憶部31、金型情報記憶部32および仮想金型配置情報記憶部33を備えている。
【0036】
入力装置40は、マウス、キーボード等を備えた入力操作用のものであり、表示装置50は、CRT、LCD等の画像表示用のものである。
【0037】
処理装置(CPU)10において、NCデータ読み込み処理部12は、加工に先立ち、オペレータが入力装置40を使って所定の起動操作をすると、NCデータファイル60から加工に用いるNCデータを読み込んで、そのNCデータをNCデータ記憶部31に保存するものである。加工に用いるNCデータが、例えばA、B、C、Dの4つのNCデータからなるときは、そのNCデータをすべて読み込んで、A、B、C、Dに分けて保存するようになっている。
【0038】
金型情報抽出処理部13は、NCデータ記憶部31を参照して、NCデータ読み込み処理部12が読み込んだNCデータから金型情報を抽出するものである。NCデータ記憶部31を参照して得たNCデータが、A、B、C、Dの4つのNCデータからなるときは、その4つのNCデータA、B、C、Dを1つの加工スケジュールとして、この加工スケジュールの各NCデータからすべての金型情報を抽出するものであり、抽出した金型情報は金型情報記憶部32に保存されるようになっている。すなわち、4つのNCデータA、B、C、Dの金型情報が、例えば図2に示すようなものであるときは、そのすべての金型情報が金型情報記憶部32に保存されるものである。
【0039】
仮想金型配置設定処理部14は、金型情報記憶部32を参照して、抽出した加工スケジュールの金型情報を仮想金型配置情報として設定するものであり、タレット上の同一位置については、先行するNCデータの金型情報を優先して設定するようになっている。すなわち、加工スケジュールの金型情報が、例えば図2に示すようなものであるときは、その加工スケジュールで用いるT番号は、T201、T202、T211、T212、T213、T214、T215の7つであり、そのうちT201の金型は、NCデータAのもの(丸10φ)とNCデータCのもの(角8□)とで相違しているが、このような場合は、先に使用するNCデータAの金型(丸10φ)を優先して、図3に示すように、T番号の順に設定するようになっている。
【0040】
そして、仮想金型配置設定処理部14は、設定した仮想金型配置情報を、タレット上の金型の位置確認に供するために、描画処理部11を介して表示装置50に画面表示させるとともに、加工スケジュールにおける金型段取りの要否判定に用いる仮想金型配置情報として、仮想金型配置情報記憶部33に登録するようになっている。
【0041】
NCデータ/仮想金型配置・比較処理部21は、加工の実行に際し、オペレータが入力装置40を使って所定の加工開始指令操作をすると、NCデータ記憶部31を参照するとともに、仮想金型配置情報記憶部33を参照して、加工スケジュールの各NCデータ(A、B、C、D)ごとに、NCデータと仮想金型配置情報とを逐次比較するものである。そして、比較したNCデータに含まれる金型が仮想金型配置情報に含まれているとき(NCデータA、B、D)は、そのNCデータをNCタレットパンチプレス本体70の制御部へ転送して、そのNCデータに基づく加工を実行させ、また、比較したNCデータに含まれる金型が仮想金型配置情報に含まれていないとき(NCデータC)は、加工中断指令をNCタレットパンチプレス本体70の制御部へ送って、加工を一時中断させるようになっている。
【0042】
金型段取り設定処理部22は、NCデータ/仮想金型配置・比較処理部21がNCタレットパンチプレス本体70の加工を一時中断させたとき、金型情報記憶部32および仮想金型配置情報記憶部33を参照して、抽出した金型情報の中から、比較したNCデータ(C)に含まれていて仮想金型配置情報に含まれていない金型(T201の角8□)についての金型情報を選択し、その選択した金型情報を金型段取り情報として設定するものである。
【0043】
そして、金型段取り設定処理部22は、設定した金型段取り情報を、タレットの金型交換に供するために、描画処理部11を介して表示装置50に画面表示させるとともに、その後の加工スケジュールにおける金型段取りの要否判定に用いる仮想金型配置情報として、仮想金型配置情報記憶部33に更新登録するようになっている。
【0044】
次に、上記の実施の形態の作用について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
【0045】
まず、加工に先立ち、オペレータが入力装置40を使って所定の起動操作をすると(ステップS1)、NCデータ読み込み処理部12が、NCデータファイル60から加工に用いるNCデータ(例えばA、B、C、D)を読み込み、金型情報抽出処理部13が、これらのNCデータを1つの加工スケジュールとして、各NCデータからすべての金型情報を抽出する(ステップS2)。
【0046】
すると、仮想金型配置設定処理部14が、加工スケジュールの金型情報から、タレット上の同一位置については先行するNCデータの金型情報を優先させた仮想金型配置情報を設定して、タレット上の金型の位置確認に供するために表示する(ステップS3)。
【0047】
また、仮想金型配置設定処理部14が、設定した仮想金型配置情報を、加工スケジュールにおける金型段取りの要否判定に用いる仮想金型配置情報として登録する(ステップS4)。
【0048】
そこで、オペレータは、表示された仮想金型配置情報を見て、その仮想金型配置のとおりにタレットの所定位置に所定の金型をセットする(ステップS5)。
【0049】
つぎに、加工の実行に際し、オペレータが入力装置40を使って所定の加工開始指令操作をすると(ステップS6)、NCデータ/仮想金型配置・比較処理部21が、加工スケジュールの各NCデータ(A、B、C、D)ごとに、NCデータと仮想金型配置情報とを逐次比較する(ステップS7)。
【0050】
そして、比較したNCデータに含まれる金型が仮想金型配置情報に含まれているとき、すなわち、金型段取りの必要がないとき(ステップS8のNO)は、NCデータ/仮想金型配置・比較処理部21が、そのNCデータをNCタレットパンチプレス本体70の制御部へ転送する(ステップS11)。この場合は、NCタレットパンチプレス本体70が、そのNCデータにしたがって所定の加工を実行することとなる。
【0051】
一方、比較したNCデータに含まれる金型が仮想金型配置情報に含まれていないとき、すなわち、金型段取りが必要であるとき(ステップS8のYES)は、NCデータ/仮想金型配置・比較処理部21が、加工中断指令をNCタレットパンチプレス本体70の制御部へ送って、加工を一時中断させる(ステップS21)とともに、金型段取り設定処理部22が、設定した金型段取り情報を、タレットの金型交換に供するために表示し(ステップS22)、また、仮想金型配置情報を更新する(ステップS23)。
【0052】
そこで、オペレータは、表示された金型段取り情報を見て、その金型段取りのとおりにタレットの所定位置にある金型を所定のものに交換する(ステップS5)。
【0053】
そして、加工スケジュールに含まれるすべてのNCデータがNCタレットパンチプレス本体70へ転送され終わるまで、上記のステップを繰り返したのち(ステップS12)、終了することとなる。
【0054】
そのため、図2に示すような金型情報をもった4つのNCデータA、B、C、Dを1つの加工スケジュールとして、図3に示すような仮想金型配置情報に基づいて加工を開始した場合は、NCデータAおよびNCデータBの加工が終了するまで、金型段取りを行わずに加工が実行される。
【0055】
そして、NCデータCの加工に移る際に、図4に示すような金型段取り情報が表示される。
【0056】
これに応じて、オペレータが指示されたとおりの金型段取り作業を行なって、加工を再開すると、NCデータCの加工が実行される。
【0057】
そして、NCデータDの加工に必要な金型は最初にセット済みであるから、NCデータCの加工終了に続いて、NCデータDの加工が実行され、その結果、加工スケジュールに含まれるすべてのNCデータA、B、C、Dの加工が終了することとなる。
【0058】
図7は、上記のようなNCタレットパンチプレスの金型段取りを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の一例としてCD−ROM2を示したものであり、CD−ROM2に格納されたNCタレットパンチプレスの金型段取りを実行させるためのプログラムは、CD−ROMドライブ3にセットされて所定の読み出し動作が行われることで、コンピュータシステム(NCタレットパンチプレスの金型段取り装置1)にインストールされるものである。
【0059】
CD−ROM2に記録されたプログラムは、NCデータと金型配置情報とを比較することで金型段取りの要否判定を行うNCタレットパンチプレスの金型段取りを実行させるものであって、加工に先立ち、当該加工に用いる複数のNCデータ群を1つの加工スケジュールとして、この加工スケジュールの各NCデータから金型情報を抽出する処理と、抽出した前記加工スケジュールの金型情報を、タレット上の金型の位置確認に供するため、タレット上の同一位置については先行するNCデータの金型情報を優先して表示する処理と、前記表示する金型情報を、前記加工スケジュールにおける金型段取りの要否判定に用いる仮想金型配置情報として登録する処理と、加工の実行に際し、前記加工スケジュールの各NCデータごとに前記仮想金型配置情報と逐次比較して、当該NCデータに含まれる金型が当該仮想金型配置情報に含まれていないとき、前記抽出した金型情報の中から当該金型についての金型情報を選択して、タレットの金型交換に供するため表示する処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0060】
このようなプログラムを記録する記録媒体は、CD−ROM2に限定するものでなく、例えば、各種のディスクメモリ、半導体メモリその他適宜のものを使用することが可能である。
【0061】
なお、上記の実施の形態では、4つのNCデータA、B、C、Dを1つの加工スケジュールとして構成したが、これに限定するものでなく、例えば、単一のNCデータについても適用することが可能である。
【0062】
【発明の効果】
この発明は以上のように、加工に先立ち、NCデータから金型情報を抽出し、その金型情報を、金型段取りの要否判定に用いる仮想金型配置情報として登録するように構成したので、金型配置情報の入力操作が不要で、それにより、NCデータの金型情報と仮想金型配置情報との間に、入力ミスに起因した不一致をなくすことができ、そのため、オペレータが、仮想金型配置情報のとおりにタレットの所定位置に所要の金型をセットすることで、NCデータの金型情報とタレット上の実際の金型配置とを完全に一致させることができ、その結果、間違った金型による加工や、間違った金型段取り指令による加工の中断を、未然に防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】NCタレットパンチプレスの金型段取り装置の一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】加工に用いる複数のNCデータ群の一例を示す説明図である。
【図3】図2のNCデータ群について設定される仮想金型配置情報の表示と、タレット上の金型セット位置との関係を示す説明図である。
【図4】図2のNCデータ群について加工途中で交換される金型段取り情報の表示を示す説明図である。
【図5】図2のNCデータ群について金型交換後の仮想金型配置情報の内容を示す説明図である。
【図6】図1のものの動作を示すフローチャートである。
【図7】NCタレットパンチプレスの金型段取りを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 NCタレットパンチプレスの金型段取り装置
2 CD−ROM
3 CD−ROMドライブ
10 処理装置(CPU)
11 描画処理部
12 NCデータ読み込み処理部
13 金型情報抽出処理部
14 仮想金型配置設定処理部
21 NCデータ/仮想金型配置・比較処理部
22 金型段取り設定処理部
30 記憶装置
31 NCデータ記憶部
32 金型情報記憶部
33 仮想金型配置情報記憶部
40 入力装置
50 表示装置
60 NCデータファイル
70 NCタレットパンチプレス本体
Claims (9)
- NCデータと金型配置情報とを比較することで金型段取りの要否判定を行うNCタレットパンチプレスの金型段取り方法において、
加工に先立ち、当該加工に用いる複数のNCデータ群を1つの加工スケジュールとして、この加工スケジュールの各NCデータから金型情報を抽出する工程と、
抽出した前記加工スケジュールの金型情報を、タレット上の金型の位置確認に供するため、タレット上の同一位置については先行するNCデータの金型情報を優先して表示する工程と、
前記表示する金型情報を、前記加工スケジュールにおける金型段取りの要否判定に用いる仮想金型配置情報として登録する工程と、
加工の実行に際し、前記加工スケジュールの各NCデータごとに前記仮想金型配置情報と逐次比較して、当該NCデータに含まれる金型が当該仮想金型配置情報に含まれていないとき、前記抽出した金型情報の中から当該金型についての金型情報を選択して、タレットの金型交換に供するため表示する工程と、からなることを特徴とするNCタレットパンチプレスの金型段取り方法。 - 複数の金型をタレットの各位置にセットし、NCデータに基づいてタレット上の金型を選択して加工に使用するNCタレットパンチプレスにおいて、
加工に先立ち、当該加工に用いる複数のNCデータ群を1つの加工スケジュールとして、この加工スケジュールの各NCデータから金型情報を抽出する工程と、
抽出した前記加工スケジュールの金型情報を、タレット上の金型の位置確認に供するため、タレット上の同一位置については先行するNCデータの金型情報を優先して表示する工程と、
前記表示する金型情報を前記加工スケジュールの仮想金型配置情報として登録する工程と、
加工の実行に際し、前記加工スケジュールの各NCデータごとに前記仮想金型配置情報と逐次比較する工程と、
比較したNCデータに含まれる金型が前記仮想金型配置情報に含まれていないとき、前記抽出した金型情報の中から当該金型についての金型情報を選択して、タレットの金型交換に供するため表示する工程と、からなることを特徴とするNCタレットパンチプレスの金型段取り方法。 - 前記タレットの金型交換に供するため表示する前記金型情報に基づいて、前記仮想金型配置情報を更新する工程を含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載のNCタレットパンチプレスの金型段取り方法。
- NCデータと金型配置情報とを比較することで金型段取りの要否判定を行うNCタレットパンチプレスの金型段取り装置において、
加工に先立ち、当該加工に用いる複数のNCデータ群を1つの加工スケジュールとして、この加工スケジュールの各NCデータから金型情報を抽出する手段と、
抽出した前記加工スケジュールの金型情報を、タレット上の金型の位置確認に供するため、タレット上の同一位置については先行するNCデータの金型情報を優先して表示する手段と、
前記表示する金型情報を、前記加工スケジュールにおける金型段取りの要否判定に用いる仮想金型配置情報として登録する手段と、
加工の実行に際し、前記加工スケジュールの各NCデータごとに前記仮想金型配置情報と逐次比較して、当該NCデータに含まれる金型が当該仮想金型配置情報に含まれていないとき、前記抽出した金型情報の中から当該金型についての金型情報を選択して、タレットの金型交換に供するため表示する手段と、を備えていることを特徴とするNCタレットパンチプレスの金型段取り装置。 - 複数の金型をタレットの各位置にセットし、NCデータに基づいてタレット上の金型を選択して加工に使用するNCタレットパンチプレスにおいて、
加工に先立ち、当該加工に用いる複数のNCデータ群を1つの加工スケジュールとして、この加工スケジュールの各NCデータから金型情報を抽出する手段と、
抽出した前記加工スケジュールの金型情報を、タレット上の金型の位置確認に供するため、タレット上の同一位置については先行するNCデータの金型情報を優先して表示する手段と、
前記表示する金型情報を前記加工スケジュールの仮想金型配置情報として登録する手段と、
加工の実行に際し、前記加工スケジュールの各NCデータごとに前記仮想金型配置情報と逐次比較する手段と、
比較したNCデータに含まれる金型が前記仮想金型配置情報に含まれていないとき、前記抽出した金型情報の中から当該金型についての金型情報を選択して、タレットの金型交換に供するため表示する手段と、を備えていることを特徴とするNCタレットパンチプレスの金型段取り装置。 - 前記タレットの金型交換に供するため表示する前記金型情報に基づいて、前記仮想金型配置情報を更新する手段を備えていることを特徴とする請求項4または請求項5記載のNCタレットパンチプレスの金型段取り装置。
- NCデータと金型配置情報とを比較することで金型段取りの要否判定を行うNCタレットパンチプレスの金型段取りを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
加工に先立ち、当該加工に用いる複数のNCデータ群を1つの加工スケジュールとして、この加工スケジュールの各NCデータから金型情報を抽出する処理と、
抽出した前記加工スケジュールの金型情報を、タレット上の金型の位置確認に供するため、タレット上の同一位置については先行するNCデータの金型情報を優先して表示する処理と、
前記表示する金型情報を、前記加工スケジュールにおける金型段取りの要否判定に用いる仮想金型配置情報として登録する処理と、
加工の実行に際し、前記加工スケジュールの各NCデータごとに前記仮想金型配置情報と逐次比較して、当該NCデータに含まれる金型が当該仮想金型配置情報に含まれていないとき、前記抽出した金型情報の中から当該金型についての金型情報を選択して、タレットの金型交換に供するため表示する処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 複数の金型をタレットの各位置にセットし、NCデータに基づいてタレット上の金型を選択して加工に使用するNCタレットパンチプレスの金型段取りを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
加工に先立ち、当該加工に用いる複数のNCデータ群を1つの加工スケジュールとして、この加工スケジュールの各NCデータから金型情報を抽出する処理と、
抽出した前記加工スケジュールの金型情報を、タレット上の金型の位置確認に供するため、タレット上の同一位置については先行するNCデータの金型情報を優先して表示する処理と、
前記表示する金型情報を前記加工スケジュールの仮想金型配置情報として登録する処理と、
加工の実行に際し、前記加工スケジュールの各NCデータごとに前記仮想金型配置情報と逐次比較する処理と、
比較したNCデータに含まれる金型が前記仮想金型配置情報に含まれていないとき、前記抽出した金型情報の中から当該金型についての金型情報を選択して、タレットの金型交換に供するため表示する処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記タレットの金型交換に供するため表示する前記金型情報に基づいて、前記仮想金型配置情報を更新する処理を含むことを特徴とする請求項7または請求項8記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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