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JP4604533B2 - 座標精度確認方法、および電気光学装置の製造方法 - Google Patents
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座標精度確認方法、および電気光学装置の製造方法 Download PDF

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本発明は、第1移動軸と第2移動軸を有している座標精度確認装置を有する液滴吐出装置、座標精度確認方法、電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器に関する。
液滴吐出装置は、描画システムとして用いられることがあり、この描画システムはインクジェット式で液滴をワークに対して吐出するようになっている。この描画システムはたとえばフラットパネルディスプレイのような電気光学素子の製造に用いられることがある。
インクジェット式で液滴を吐出する装置のヘッドは、たとえば記録紙のようなワークに対してインクを吐出する形式のものがある(たとえば特許文献1)。
特開2003−89212号公報(第4頁、図1)
この種のインクジェット式記録装置のヘッドは、記録紙のようなワークに対して直交する方向に移動することで、ワークに対して液滴を吐出する構造である。つまり、ヘッドの移動方向に対してワークの移動方向は直交する方向に移動することで、ワーク上に液滴を吐出する。ヘッドの移動軸とワークの移動軸は直交する方向であるので、ヘッドとワークは直交座標内で移動するようになっている。
ところが、ヘッドの移動軸とワークの移動軸との相対的な位置精度が正しく設定されていないと、ワークに対する印字精度に大きく影響を与えることになる。
このために、あらかじめ装置における印字精度の把握ができることが望まれている。これによって、実際のワークに対して液滴を吐出して印字実験をすることを減らして機械の調整期間を短縮したいという希望がある。
そこで本発明は上記課題を解消し、あらかじめワークに対して液滴を吐出する精度の把握をすることができ、実際のワークに対する液滴の吐出実験を減らして装置の調整期間を短縮することができる座標精度確認装置を有する液滴吐出装置、座標装置確認方法、電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器を提供することを目的としている。
本発明の座標精度確認方法は、ヘッドからテーブルにあるワークに対して液滴を与えるのに先立って行う座標精度確認方法であって、 撮像素子を用いて、確認用部材に設けられ且つ互いに隣り合う複数のマークを撮像するステップと、前記撮像素子を用いて撮像された前記複数のマークから、前記複数のマークの仮想中心を算出するステップと、前記確認用部材の前記仮想中心に向けて液滴を吐出するステップと、前記確認用部材上に吐出された前記液滴及び前記複数のマークを前記撮像素子により撮像し、撮像された前記液滴の中心及び前記仮想中心から誤差を検出するステップと、を有することを特徴とする。
本発明の電気光学装置の製造方法は、ヘッドからテーブルにあるワークに対して液滴を与えて電気光学装置を製造する電気光学装置の製造方法であって、座標精度の確認を行うステップと、前記座標精度を確認した結果に基づいて液滴吐出装置の位置調整を行うステップと、前記位置調整をした後に、ヘッドからテーブルにあるワークに対して液滴を与えるステップと、を備え、座標精度の確認を行うステップは、撮像素子を用いて、確認用部材に設けられ且つ互いに隣り合う複数のマークを撮像するステップと、前記撮像素子を用いて撮像された前記複数のマークから、前記複数のマークの仮想中心を算出するステップと、前記確認用部材の前記仮想中心に向けて液滴を吐出するステップと、前記確認用部材上に吐出された前記液滴及び前記複数のマークを前記撮像素子により撮像し、撮像された前記液滴の中心前記仮想中心とから誤差を検出するステップと、を有することを特徴とする
上記目的は、第1の発明にあっては、液滴をワークに吐出する際の座標精度を確認するための座標精度確認装置を有する液滴吐出装置であって、前記座標精度確認装置は、液滴を吐き出すヘッドを第1移動軸に沿って移動させる第1操作部と、前記ヘッドからワークに対して前記液滴を与える際に前記ワークを保持するためのテーブルを有しており、前記テーブルを前記第1移動軸とは直交する第2移動軸に沿って移動させる第2操作部と、前記テーブルに保持される座標精度確認用部材であって、前記第1移動軸と前記第2移動軸に沿って所定のピッチで配列された複数のマークからなるパターンを有している前記座標精度確認用部材と、前記第1移動軸に沿って移動する撮像素子であって、前記テーブルに保持された前記座標精度確認用部材の前記マークを撮像する前記撮像素子と、前記撮像素子の移動と前記座標精度確認用部材を保持した前記テーブルの移動により、前記撮像素子から得られる撮像画像における前記マークの中心位置と、前記撮像画像内の対象との間の前記第1移動軸と前記第2移動軸に沿った誤差を得ることで座標精度を確認する制御部と
、を備えることを特徴とする液滴吐出装置により、達成される。
第1の発明の構成によれば、第1操作部は、液滴を吐き出すヘッドを第1移動軸に沿って移動する。第2移動軸は、ヘッドからワークに対して液滴を与える際にワークを保持するためのテーブルを有しており、第2操作部はテーブルを第1移動軸とは直交する第2移動軸に沿って直線移動する。
座標精度確認用部材は、テーブルに保持されるものである。この座標精度確認用部材は、第1移動軸と第2移動軸に沿って所定のピッチで配列された複数のマークからなるパターンを有している。
撮像素子は、第1移動軸に沿って移動可能なものである。撮像素子は、テーブルに保持された座標精度確認用部材のマークを撮像するためのものである。
制御部は、撮像素子の移動と座標精度確認用部材を保持したテーブルの移動により、撮像素子から得られる撮像画像におけるマークの中心位置と、撮像画像内の対象との間の第1移動軸と第2移動軸に沿った誤差を得ることで座標精度を確認する。
これにより、あらかじめヘッドによりワークに対して液滴を吐出する作業前に液滴の吐出精度の把握が可能になる。したがって、実際にワークに対してヘッドから液滴を吐き出す実験を減らしたりあるいは無くしたりすることができ、製造および組立時の装置の調整期間を短縮できる。実際のワークに対して液滴を吐き出して実験する必要が無くなるので、高価な液滴を使用する量を減らすことができ、製品のコストダウンを図ることができる。
第2の発明は、第1の発明の構成において、前記制御部は、前記マークの中心位置と、前記対象としての前記撮像素子の中心位置との間の誤差により前記座標精度を確認することを特徴とする。
第2の発明の構成によれば、制御部は、マークの中心位置と撮像素子の中心位置との間の誤差により座標精度を得る。
これにより、マークの中心位置と撮像素子の中心位置との間の誤差を撮像素子から得ることにより、座標精度を確認することができる。
第3の発明は、第1の発明の構成において、前記制御部は、前記マークから得られる中心位置と、前記ヘッドが前記座標精度確認用部材の上に吐き出した前記対象としての前記液滴の中心位置との間の誤差により前記座標精度を得ることを特徴とする。
第3の発明の構成によれば、制御部は、マークから得られる中心位置とヘッドが座標精度確認用部材の上に吐き出した液滴の中心位置との間の誤差により座標精度を得ることができる。
これにより、ヘッドが座標精度確認用部材の上に試験的に液滴を吐き出すだけで、液滴の中心位置とマークから得られる中心位置との間の誤差により座標精度を確認することができる。
第4の発明は、第2の発明または第3の発明の構成において、前記撮像素子は、前記ヘッドの搭載されているキャリッジとは別の部位に搭載されていることを特徴とする。
第4の発明の構成によれば、撮像素子は、キャリッジとは別の部位に搭載することができる。
これによって、撮像素子はヘッドを搭載しているキャリッジに搭載する必要が無くなり、キャリッジの小型化が図れる。
上記目的は、第5の発明にあっては、液滴を吐き出すヘッドを第1操作部により第1移動軸に沿って移動させ、第2操作部によりワークを前記第1移動軸とは直交する第2移動軸に沿って移動させて前記ヘッドからテーブルにある前記ワークに対して前記液滴を与えるのに先立って行う座標精度確認方法であって、前記第1移動軸に沿って撮像素子を移動し、前記テーブルに保持されており前記第1移動軸と前記第2移動軸に沿って所定のピッチで配列された複数のマークからなるパターンを有している座標精度確認用部材を前記第2移動軸に沿って移動して、前記撮像素子により前記マークを撮像する撮像ステップと、前記撮像素子の移動と前記座標精度確認用部材を保持した前記テーブルの移動により、前記撮像素子から得られる撮像画像における前記マークの中心位置と、前記撮像画像内の対象との間の前記第1移動軸と前記第2移動軸に沿った誤差を得ることで座標精度を確認する精度確認ステップと、を有することを特徴とする座標精度確認方法により、達成される。
これにより、あらかじめヘッドによりワークに対して液滴を吐出する作業前に液滴の吐出精度の把握が可能になる。したがって、実際にワークに対してヘッドから液滴を吐き出す実験を減らしたりあるいは無くしたりすることができ、製造および組立時の装置の調整期間を短縮できる。実際のワークに対して液滴を吐き出して実験する必要が無くなるので、高価な液滴を使用する量を減らすことができ、製品のコストダウンを図ることができる。
上記目的は、第6の発明にあっては、液滴を吐き出すヘッドを第1操作部により第1移動軸に沿って移動させ、第2操作部によりワークを前記第1移動軸とは直交する第2移動軸に沿って移動させて前記ヘッドからテーブルにある前記ワークに対して前記液滴を与えて電気光学装置を製造するのに先立って座標精度の確認を行う電気光学装置の製造方法であって、前記座標精度確認の際には、前記第1移動軸に沿って撮像素子を移動し、前記テーブルに保持されており前記第1移動軸と前記第2移動軸に沿って所定のピッチで配列された複数のマークからなるパターンを有している座標精度確認用部材を前記第2移動軸に沿って移動して、前記撮像素子により前記マークを撮像する撮像ステップと、前記撮像素子の移動と前記座標精度確認用部材を保持した前記テーブルの移動により、前記撮像素子から得られる撮像画像における前記マークの中心位置と、前記撮像画像内の対象との間の前記第1移動軸と前記第2移動軸に沿った誤差を得ることで座標精度を確認する精度確認ステップと、を有することを特徴とする電気光学装置の製造方法により、達成される。
これによりあらかじめヘッドによりワークに対して液滴を吐出する作業前に液滴の吐出精度の把握が可能になる。したがって、実際にワークに対してヘッドから液滴を吐き出す実験を減らしたりあるいは無くしたりすることができ、製造および組立時の装置の調整期間を短縮できる。実際のワークに対して液滴を吐き出して実験する必要が無くなるので、高価な液滴を使用する量を減らすことができ、製品のコストダウンを図ることができる。
そして、このような座標精度を確認した後に電気光学装置を製造することにより、電気光学装置の製造におけるコストダウンを図ることができる。
上記目的は、第7の発明にあっては、液滴を吐き出すヘッドを第1操作部により第1移動軸に沿って移動させ、第2操作部によりワークを前記第1移動軸とは直交する第2移動軸に沿って移動させて前記ヘッドからテーブルにある前記ワークに対して前記液滴を与えるのに先立って座標の精度の確認を行うことで得られる電気光学装置であって、前記座標精度確認の際には、前記第1移動軸に沿って撮像素子を移動し、前記テーブルに保持されており前記第1移動軸と前記第2移動軸に沿って所定のピッチで配列された複数のマークからなるパターンを有している座標精度確認用部材を前記第2移動軸に沿って移動して、前記撮像素子により前記マークを撮像する撮像ステップと、前記撮像素子の移動と前記座標精度確認用部材を保持した前記テーブルの移動により、前記撮像素子から得られる撮像画像における前記マークの中心位置と、前記撮像画像内の対象との間の前記第1移動軸と前記第2移動軸に沿った誤差を得ることで座標精度を確認する精度確認ステップと、を行った後に製造されたことを特徴とする電気光学装置により、達成される。
これにより、あらかじめヘッドによりワークに対して液滴を吐出する作業前に液滴の吐出精度の把握が可能になる。したがって、実際にワークに対してヘッドから液滴を吐き出す実験を減らしたりあるいは無くしたりすることができ、製造および組立時の装置の調整期間を短縮できる。実際のワークに対して液滴を吐き出して実験する必要が無くなるので、高価な液滴を使用する量を減らすことができ、製品のコストダウンを図ることができる。
そして、このような座標精度確認をした後に得られる電気光学装置は、コストダウンを図ることができる。
第8の発明は、第7の発明の前記電気光学装置を搭載した電子機器である。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の座標精度確認装置を有する液滴吐出装置の好ましい実施形態を示す平面図である。図1に示す液滴吐出装置10は、座標精度確認装置100を有している。この液滴吐出装置10は、描画システムとして用いることができる。この描画システムは、いわゆるフラットパネルディスプレイの一種であるたとえば有機EL(エレクトロルミネッセンス)装置の製造ラインに組み込まれるものである。この液滴吐出装置10は、有機EL装置の各画素となる発光素子を形成することができる。
液滴吐出装置10は、たとえばインクジェット式描画装置として用いることができる。液滴吐出装置10は、有機EL装置の発光素子を液滴吐出法(インクジェット法)で形成するためのものである。液滴吐出装置10のヘッド(機能液滴吐出ヘッドとも言う)は、有機EL素子の発光素子を形成できる。具体的には、有機EL素子の製造工程において、バンク部形成工程およびプラズマ処理工程を経て、バンク部が形成された基板(ワークの一例)に対して、発光機能材料を導入したヘッドを相対的に走査することにより、液滴吐出装置10は、基板の画素電極の位置に対応して正孔注入/輸送層および発光層の成膜部を形成することができる。
液滴吐出装置10はたとえば2台用意することにより、1台目の液滴吐出装置10が正孔注入/輸送層を形成し、もう1台の液滴吐出装置10はR(赤),G(緑),B(青)の3色の発光層を形成することができる。
図1の液滴吐出装置10はチャンバ12の中に収容されている。チャンバ12は別のチャンバ13を有している。このチャンバ13の中には、ワーク搬出入テーブル14を収容している。ワーク搬出入テーブル14は、ワークをチャンバ12内へ搬入したりあるいは処理後のワークをチャンバ12内のテーブル30の上から搬出するためのテーブルである。
図1に示すチャンバ12の中にはヘッド11のメンテナンスを行うメンテナンス部15を収容している。またチャンバ12の外側には、回収部16を備えている。メンテナンス部15は、図示しないがフラッシングユニット、吸引ユニット、ワイピングユニット、吐出検査ユニットあるいは重量測定ユニット等を有している。フラッシングユニットは、ヘッド11から予備的に吐出された液滴を受けるためのものである。吸引ユニットは、ヘッド11のノズルプレート面からインクや気泡を吸引するためのものである。ワイピングユニットは、ノズルプレート面に付着する汚れをワイピング部材により払拭するためのものである。吐出検査ユニットは、ヘッド11から吐出される液滴の吐出状態を検査する。重量測定ユニットは、ヘッド11から吐出される液滴の重量を測定する。
回収部16は、たとえば液滴を回収する液滴回収系とワイピングの後に用いる洗浄用の溶剤を供給する洗浄液供給系を有している。
チャンバ12とチャンバ13は、個別にエアー管理されており、チャンバ12とチャンバ13の中の雰囲気に変動が生じないようになっている。このようにチャンバ12とチャンバ13を用いるのは、たとえば有機EL素子を製造する場合には大気中の水分等を嫌うために大気の影響を排除できるようにするためである。チャンバ12とチャンバ13の中にはドライエアーを連続的に導入して排気することで、ドライエアー雰囲気を維持する。
次に、図1に示すチャンバ12内の構成要素について説明する。
チャンバ12の中には、フレーム20、ヘッド11、キャリッジ19、第1操作部21、第2操作部22、テーブル30、マスク40、撮像素子51、ガイド基台17を収容している。
図1のフレーム20はX軸方向に沿って水平に設けられている。ガイド基台17はY軸に沿って設けられている。フレーム20はガイド基台17の上方にある。X軸は第1移動軸に相当し、Y軸は第2移動軸に相当する。X軸とY軸は直交しており、Z軸に対しても直交している。Z軸は、図1において紙面垂直方向である。
座標精度確認装置100は、第1操作部21、第2操作部22、マスク40、撮像素子(カメラともいう)51および制御部200により構成されている。制御部200はチャンバ12の外に設けられている。
ここで、座標精度確認装置100の各構成要素について順次説明する。
第1操作部21は、フレーム20に沿ってキャリッジ19とヘッド11および撮像素子51を、X軸方向に沿って直線往復移動および位置決めするためのものである。
第2操作部22は、テーブル30を有している。このテーブル30は、図1に示すようなマスク40を着脱可能に搭載することもできるし、このマスク40に代えてワークを搭載することができる。この第2操作部22のテーブル30は、ヘッド11からワークに対して液滴を与える際に、ワークを保持する。そして第2操作部22は、ワークをY軸に沿ってガイド基台17上を直線移動して位置決めすることができる。
第1操作部21は、ヘッド11および撮像素子51をX軸方向に直線移動して位置決めするためのモータ21Aを有している。このモータ21Aは、たとえば送りねじを用いることにより、このヘッド11および撮像素子51をX軸方向に直線移動することができる。モータ21Aは、この回転型の電動モータであってもよいし、リニアモータであってもよい。
第2操作部22のモータ22Aは、テーブル30をガイド基台17に沿ってY軸方向に直線移動して位置決め可能である。モータ22Aはたとえば送りねじを回転する回転型の電動モータを用いることができる。モータ22Aとしては回転型のモータの他にリニアモータを用いることも可能である。
第2操作部22のテーブル30は、搭載面30Aを有している。この搭載面30Aは、図1のZ方向に垂直な面である。搭載面30Aは、吸着部30Bを有している。この吸着部30Bは、マスク40あるいはワークを真空吸着により吸着することができるものである。これによりマスク40またはワークは、搭載面30Aに対してずれることなく確実に着脱可能に固定することができる。
次に、図1と図2を参照して、マスク40について説明する。このマスク40は、座標精度確認用部材の一例である。
マスク40は、例えば長方形状のガラスマスクを用いることができる。マスク40は、パターン41を有している。このパターン41は、撮像素子51により撮像するための目標を有している。パターン41は、例えば図2に示すように、複数の基準線Lと複数の基準線Hから構成されている。基準線Lは、X軸に平行な方向に形成されている。基準線HはY軸方向に平行に形成されている。したがって複数の基準線Lと複数の基準線Hはマトリクス状に形成されている。図2で例示するように、基準線Lと基準線Hが交わる交差点は、目標の中心位置を示すマークMである。
これによって、マスク40には、複数のマークMがX軸とY軸に沿って複数個、等しいピッチで形成されている。したがって、このマークMは、図2における左上のマークMLから右上のマークMR、右下のマークMと、そして左下のマークMTまでの複数のマークを有していることになる。各マークMは撮像素子51により得る撮像画像内に入れる目標でもある。特にマークMの交差点は、目標の中心位置あるいは指令位置ともいう。
図2に示す基準線Lは、例えばマスク40の長辺部40Aに平行である。基準線Hはマスク40の短辺部40Bに平行である。
次に、図3と図4を参照して、キャリッジ19とヘッド11および撮像素子51の構造例について説明する。
図3はキャリッジ19とヘッド11および撮像素子51の周りの形状例を示す斜視図であり、図4は、図3のE方向から見た正面図の例である。
キャリッジ19は、図1に示すモータ21AによりX軸方向に移動して位置決め可能である。キャリッジ19はヘッドホルダ61を用いてヘッド11を着脱可能に保持している。
撮像素子51はたとえばキャリッジ19に対して保持されている。図3に示すモータ62が作動すると、ヘッドホルダ61、ヘッド11および撮像素子51のユニットがZ方向に沿って上下動して位置決め可能である。もう1つのモータ63が作動することにより、ヘッド11は、U軸を中心としてθ方向に回転可能になっている。
図3に示すようにヘッド11はノズルプレート64を有している。ノズルプレート64は複数のノズル開口65を有している。ヘッド11は、図示しない機能液貯蔵部に接続されている。機能液貯蔵部の機能液は、ノズル開口65からたとえば圧電振動子の作動によりインクジェット式で吐出させることができるのである。図4に示すようにモータ62,63は制御部200により動作が制御される。
図3と図4では、撮像素子51はキャリッジ19に対して保持されている。しかしこれに限らず、撮像素子51はキャリッジ19以外の別軸の他の部分に保持することもできる。撮像素子51は、例えばCCD(電荷結合素子)カメラを用いることができる。
次に、図5と図6を参照しながら、本発明の液滴吐出装置の座標精度確認装置を用いて行う座標精度確認方法の好ましい実施形態について説明する。
図5は、撮像画像群Gの一例であり、図5に示すように撮像素子51の中心位置CPと、マークMの中心位置CMとの間の誤差(エラー)を用いることにより、装置におけるX・Y座標の精度確認を行う例である。
図5では、代表的に3つのマークM10,M11,M12が例示されている。
マークM10ないしマークM12は、それぞれ十字形状の中心位置CMを有している。これに対して、図5において破線で示すのは撮像素子51の中心位置CPである。撮像素子51の中心位置CPは、各撮像画像群Gにおける対象の一例である。図5において水平方向がX軸方向(第1移動軸)であり、垂直方向がY軸(第2移動軸)である。
このようなマークM10ないしマークM12の中心位置CM(目標)と、撮像素子51の中心位置CP(対象)を用いて、撮像素子51のX軸への移動と、マスク40のY軸への移動とにより、図2に示す制御部200は、撮像素子51から得られる撮像画像群Gにおけるマークの中心位置CMと撮像素子51の中心位置CPとの間におけるX軸に沿った誤差とY軸に沿った誤差を得る。これによって、制御部200は、あらかじめX軸とY軸に関する相対的な座標精度を確認するようになっている。
図6は、図5におけるマークの中心位置CMと撮像素子51の中心位置CPを用いて、XY座標系における機械的誤差計測を行う場合のフローの例を示している。
図6のマスク設定ステップST1は、図2に示すように、テーブル30の上にマスク40をセットする。
図1に示すようにマスク40がテーブル30に対してセットされる際には、吸着部30Bがマスク40の裏面に位置している。
図6のマスクのアライメントステップST2では、マスクのアライメントが自動的に行われる。つまりマスク40とテーブル軸であるY軸とを合わせる。その後マスク40は吸着によりテーブル30の搭載面30Aに固定される。
次に、図6のカメラ送りステップST3では、キャリッジ19とヘッド11とともに撮像素子51がX軸(キャリッジ軸とも言う)に沿って、パターン41のマークMの1ピッチ分送られる。例えば図5のマークM10に対して撮像素子51の中心位置CPが位置される。
図6の誤差検出ステップST4では、X軸(キャリッジ軸)上の撮像素子により、マークM10の中心位置CMを観測して、図5の撮像画像G1として取り込む。これによって、マークM10の中心位置CMと撮像素子51の中心位置CPとの間の誤差ΔX1,誤差ΔY1を検出する。誤差ΔX1は、X軸方向に沿った誤差であり、誤差ΔY1はY軸方向に沿った誤差である。
次に、図6のカメラ送りステップST5では、さらに、キャリッジ19とともに撮像素子51を次のマークM11側に1ピッチ分送る。これによって、図6に示す誤差検出ステップST6では、X軸上の撮像素子がマークM11の中心位置CMを観測して撮像画像G2として取り込む。これによって、マークM11の中心位置CMと撮像素子51の中心位置CPとの間に誤差ΔX2と誤差ΔY2を得る。
図6においてステップST7では検出作業が終了かどうかを判断する。検出作業が終了していない場合には、カメラ送りステップST5に移り、さらにキャリッジとともに撮像素子51がパターン41の次のマークM12に対して1ピッチ分送られる。
これによって、誤差検出ステップST6では撮像素子がマークM12の中心位置CMを観測して撮像画像G3を得る。これによって、マークM12の中心位置CMと撮像素子51の中心位置CPとの誤差ΔX3と誤差ΔY3を得る。
図6のステップST7において検出作業が終了した場合には座標精度確認作業を終了する。
このようにして、図2に示すキャリッジ19とヘッド11とともに撮像素子51がX軸方向に移動しながら、複数のマークの中心位置CMと撮像素子51の中心位置CPとの間のX軸に沿った誤差ΔXとY軸に沿った誤差ΔYを取得することで、座標の精度をあらかじめ確認することができる。
この場合に、キャリッジ19とヘッド11とともに撮像素子51がX軸方向にマークの1ピッチ分ずつ移動するとともに、マスク40がY軸に沿ってマークの1ピッチ分ずつ移動するようにすれば、図2に示す左上のマークMLから右下のMの全てのマークに対して、座標の精度確認を行うことができる。
しかし、これに代えて全てのマークに対して座標確認を行うのではなくマスク40の一部のマークに対して座標位置確認を行うようにしても勿論構わない。
次に、図7と図8を参照しながら、本発明の座標精度確認方法のさらに別の実施形態について説明する。
図7は撮像画像群Fを示しており、例えば8つの目標としてのマークM20〜マークM27までを示している。
図7の実施形態では、図2に示すヘッド11のノズル開口から精度確認の対象となるインク滴(液滴の一例)を、実際にマスク40の上に吐き出して形成することにより、座標精度を確認する方法である。
図7の例では、例えば隣接する4つのマークM20,M21,M24,M25が用いられ、M20,M21,M24,M25から仮想的に検出する中心位置CPを、制御部200が撮像素子51の撮像画像F1から得る。図7ではこの中心位置CPは破線で示している。このように隣接する4つのマークMを用いて破線で示す仮想の中心位置CPを利用するのは、もしマークMの上にインク滴が着弾すると、インク滴とそのマークMとの誤差が確認しにくくなるからである。このため、仮想の中心位置CPを用いている。
これに対してインク滴1000はこの中心位置CPの付近に吐き出されることで着弾する。
同様の要領で、次の撮像画像F2では、隣接する4つのマークM21,M22,M25,M26の中心位置にも4つの中心位置CPが検出されている。さらに次の撮像画像F3では、隣接するマークM22,M23,M26,M27の中心にも仮想の中心位置CPが得られている。これらの中心位置CPに対しても、インク滴1001,1002がそれぞれ着弾している。各インク滴1000,1001,1002は、撮像画像群Fにおける対象の一例である。
このようなインク滴1000を着弾して座標精度を確認する方法について、図8を参照しながら説明する。
図8のマスク設定ステップST0では、図2に示すように、テーブル30の上にマスク40をセットする。
図1に示すようにマスク40がテーブル30に対してセットされる際には、吸着部30Bがマスク40の裏面に位置される。
図8のマスクのアライメントステップST1では、マスクのアライメントが自動的に行われる。つまりマスク40とテーブル軸であるY軸とを合わせる。その後マスク40は吸着によりテーブル30の搭載面30Aに固定される。
次に、図8の液滴吐出ステップST2では、例えば図2に示すパターン41の各マークMの全エリア内に液滴吐出(印字)を行う。
ただし液滴であるインク滴の吐出は、全エリアでなくても一部エリアであっても勿論構わない。
このようにインク滴がパターン41の各マークMの領域に対応して吐き出される場合には、図2に示すヘッド11がキャリッジ19とともにX軸に1ピッチずつ移動し、しかも必要に応じてテーブル30がY軸に沿ってやはり1ピッチずつ移動することにより行われる。
次に、図8のカメラ送りステップST3に移る。
カメラ送りステップST3では、キャリッジ19とヘッド11とともに撮像素子51がX軸(キャリッジ軸)に沿ってパターン41のマークの1ピッチ分ずつ送られる。例えば図7に示すように、撮像素子51は、誤差検出ステップST4において4つのマークM20,M21,M24,M25の仮想の中心位置CP(目標)と、インク滴1000(対象)を観測する。これによって、インク滴1000の中心位置と中心位置CPとの間に生じている誤差ΔX1,ΔY1を検出する。誤差ΔX1はX軸方向の誤差であり、誤差ΔY1はY軸方向の誤差である。
カメラ送りステップST5では、さらにキャリッジ19とヘッド11とともに撮像素子51が次のマークに向けて1ピッチ分送られる。このカメラ送りステップST5により撮像素子が1ピッチ分送られると、撮像素子51は4つのマークM21,M22,M25,M26により得られる仮想の中心位置CP(目標)とインク滴1001(対象)の撮像画像を得る。
誤差検出ステップST6では、撮像素子が、中心位置CPとインク滴1001の中心位置との間の誤差ΔX2と誤差ΔY2を得る。
図8のステップST7で検出作業が終了したかどうかを判断する。検出作業を終了していない場合には、カメラ送りステップST5に移り、図7に示すようにさらにキャリッジ19とヘッド11と撮像素子51は次のマークに1ピッチ分だけ送られる。これによって、撮像素子は誤差検出ステップST6において、次の位置にある中心位置CPとインク滴1002の撮像画像を得る。これにより、制御部200は、誤差ΔX3と誤差ΔY3を得る。
このようにして、例えば図2に示すパターン41の全領域にわたって行った後に、座標精度確認作業が終了する。
以上のようにして、本発明の実施形態では、図2の制御部200は、撮像素子のX軸への移動とマスクのY軸への移動により、中心位置CPとインク滴の中心位置を撮像画像により得ることができる。これによって、マークの中心位置CPに対するX軸に沿った誤差ΔXと、Y軸に沿った誤差ΔYと、を得ることで、装置の製造と組立と作業に先立って、XY座標系の座標精度の確認を確実に行うことができる。
本発明の別の実施形態について説明する。
図9に示す実施形態が、図2に示す実施形態と異なるのは、撮像素子51の設けられている箇所である。
この撮像素子51は、図2の実施形態ではヘッド11とともにキャリッジ19に固定されている。これに対して図9に示す実施形態では撮像素子51は、キャリッジ19とは別軸、すなわち別部材の搭載部材170に設けられている。この搭載部材170は、キャリッジ19とは別の部材であり、モータ21Aの作動によりX軸方向に移動して位置決め可能である。このように撮像素子51を別部材である搭載部材170に搭載しても勿論構わない。図9に示す他の構成要素は、図2に示す対応する構成要素と同じであるのでその符号を記してその説明を用いる。
図5と図6に示す本発明の座標精度確認方法では、テーブル上にマスクがセットされて、X軸上に移動する撮像素子が撮像素子の中心位置とマスクのパターンの中心位置(目標:指令位置)との位置ずれを誤差ΔX,ΔYとして計測して、制御部が位置精度を確認する。これによって、液滴吐出装置のX軸とY軸との相対的な位置精度の確認を確実に行うことができる。これによって、高額なインクでの印字実験を減らせるかもしくは無くすことができ、事前に装置の精度確認ができるので、装置を製作する期間を短くすることができる。このことから、装置のコスト削減が図れる。
また、図7と図8に示す別の座標精度確認方法の実施形態では、テーブル上にマスクがセットされて、このマスク上に対してインク(液滴の一例)を吐き出して着弾させる。これによってパターンのマスクの中心位置(目標:指令位置)と吐出物であるインク滴(対象)の中心位置の位置ずれを撮像素子が取り込んで、制御部がその印字精度を確認することができる。キャリッジ軸であるX軸に沿って撮像素子を移動させ、テーブル軸であるY軸に沿ってマスクを移動させることにより、撮像素子はパターンの中心位置と吐出物であるインク滴の中心位置との位置ずれを計測することで、印字精度をあらかじめ確認することができる。これによって、液滴吐出装置のX軸とY軸との相対的な位置精度の確認を確実に行うことができる。これによって、高額なインクでの印字実験を減らせるかもしくは無くすことができ、事前に装置の精度確認ができるので、装置を製作する期間を短くすることができる。このことから、装置のコスト削減が図れる。
上述したいずれの実施形態においても、撮像素子はヘッドとともにキャリッジに搭載する例の他に、キャリッジとは他の部材に搭載することができる。ヘッドがマスク上に印字することで印字する時のヘッドの傾き(例えば図3のθ方向の傾きと水平方向の傾きを含む)に関係なく、ヘッドはマスク上に印字をして印字精度を確認することができる。マスクのパターンの全ての印字範囲内の印字を行うことにより、パターンの全ての範囲内での印字精度が確認できる。
なお、図7のようにインク滴1000〜1002を印字したマスク40は、テーブルから外して他の計測機器を用いて、インク滴の中心位置とマークの中心位置との誤差を計測しても勿論よい。
インク滴がマスク上に着弾した状態で、インク滴の中心位置とマークの中心位置との間の誤差により、液滴吐出装置の印字精度の把握があらかじめ可能である。このために実際にワークに対して印字する実験を減らすことができ、液滴吐出装置の調整期間を短縮することができる。このために製品のコストダウンが図れる。
実際に液滴吐出装置におけるXY座標系の相対的な位置調整は、上述したように座標精度を確認した結果に基づいて行う。
本発明の座標精度確認装置を有する液滴吐出装置の実施形態は、電気光学装置(デバイス)を製造するのに用いることができる。この電気光学装置(デバイス)としては液晶表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)装置、電子放出装置、PDP(Plasma Display Panel)装置および電気泳動表示装置等が考えられる。なお、電子放出装置は、いわゆるFED(Field Emission Display)装置を含む概念である。さらに、電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等を包含する各種装置が考えられる。
図10は、本発明の液滴吐出装置を描画装置として用いて、フラットパネルディスプレイの一種類である有機EL装置の製造に用いる場合の有機EL装置の構造例を示している。有機EL装置701は、基板711、回路素子部721、画素電極731、バンク部741、発光素子751、陰極761(対向電極)、および封止用基板771から構成された有機EL素子702に対して、フレキシブル基板(図示省略)の配線および駆動IC(図示省略)を接続したものである。
有機EL素子702の基板711上には、回路素子部721が形成され、回路素子部721上には、複数の画素電極731が整列している。そして、各画素電極731間には、バンク部741が格子状に形成されており、バンク部741により生じた凹部開口744に、発光素子751が形成されている。バンク部741および発光素子751の上部全面には、陰極761が形成され、陰極761の上には、封止用基板771が積層されている。
有機EL素子702の製造プロセスは、バンク部741を形成するバンク部形成工程と、発光素子751を適切に形成するためのプラズマ処理工程と、発光素子751を形成する発光素子形成工程と、陰極761を形成する対向電極形成工程と、封止用基板771を陰極761上に積層して封止する封止工程とを備えている。
すなわち、有機EL素子702は、予め回路素子部721および画素電極731が形成された基板711(ワークW)の所定位置にバンク部741を形成した後、プラズマ処理、発光素子751および陰極761(対向電極)の形成を順に行い、さらに、封止用基板771を陰極761上に積層して封止することにより製造される。なお、有機EL素子702は、大気中の水分等の影響を受けて劣化しやすいため、有機EL素子702の製造は、ドライエアーまたは不活性ガス(窒素、アルゴン、ヘリウム等)雰囲気で行うことが好ましい。
また、各発光素子751は、正孔注入/輸送層752およびR(赤)・G(緑)・B(青)のいずれかの色に着色された発光層753から成る成膜部で構成されており、発光素子形成工程には、正孔注入/輸送層752を形成する正孔注入/輸送層形成工程と、3色の発光層753を形成する発光層形成工程と、が含まれている。
有機EL装置701は、有機EL素子702を製造した後、有機EL素子702の陰極761にフレキシブル基板の配線を接続するとともに、駆動ICに回路素子部721の配線を接続することにより製造される。
次に、本発明の実施形態の液滴吐出装置10を液晶表示装置の製造に適用した場合について説明する。
図11は、液晶表示装置801の断面構造を表している。液晶表示装置801は、カラーフィルタ802と、対向基板803と、カラーフィルタ802と対向基板803との間に封入された液晶組成物804と、バックライト(図示省略)と、で構成されている。対向基板803の内側の面には、画素電極805と、TFT(薄膜トランジスタ)素子(図示省略)とがマトリクス状に形成されている。画素電極805に対向する位置に、カラーフィルタ802の赤、緑、青の着色層813が配列するようになっている。カラーフィルタ802および対向基板803のそれぞれ内側の面には、液晶分子を一定方向に配列させる配向膜806が形成されており、カラーフィルタ802および対向基板803のそれぞれ外側の面には、偏光板807が接着されている。
カラーフィルタ802は、透光性の透明基板811と、透明基板811上にマトリクス状に並んだ多数の画素(フィルタエレメント)812と、画素812上に形成された着色層813と、各画素812を仕切る遮光性の仕切り814と、を備えている。着色層813および仕切り814の上面には、オーバーコート層815および電極層816が形成されている。
液晶表示装置801の製造方法について説明すると、先ず、透明基板811に仕切り814を作り込んだ後、画素812部分にR(赤)・G(緑)・B(青)の着色層813を形成する。そして、透明アクリル樹脂塗料とスピンコートしてオーバーコート層815を形成し、さらに、ITO(Indium Tin Oxide)から成る電極層816を形成して、カラーフィルタ802を作成する。
対向基板803には、画素電極805とTFT素子を作り込んでおく。次に、作成したカラーフィルタ802および画素電極805が形成された対向基板803に配向膜806の塗布を行った後、これらを貼り合わせる。そして、カラーフィルタ802および対向基板803との間に液晶組成物804を封入した後、偏光板807およびバックライトを積層する。
本発明の液滴吐出装置の実施形態は、上記カラーフィルタのフィルタエレメント(R(赤)・G(緑)・B(青)の着色層813)の形成に用いることができる。また、画素電極805に対応する液体材料を用いることにより、画素電極805の形成にも用いることが可能である。
また、他の電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等の他、プレパラート形成を包含する装置が考えられる。上記した液滴吐出装置を各種の電気光学装置(デバイス)の製造に用いることにより、各種の電気光学装置を効率的に製造することが可能である。
本発明の電子機器は、上記電気光学装置を搭載している。この場合、電子機器としては、いわゆるフラットパネルディスプレイを搭載した携帯電話、パーソナルコンピュータの他、各種の電気製品がこれに該当する。
図12は、電子機器の一例である携帯電話1000の形状例を示している。携帯電話1000は、本体部1001と表示部1002を有している。表示部1002は、上述したような電気光学装置であるたとえば有機EL装置701や液晶表示装置801を用いている。
図13は、電子機器の他の例であるコンピュータ1100を示している。コンピュータ1100は本体部1101と表示部1102を有している。表示部1102は、上述したような電気光学装置の一例である有機EL装置701や液晶表示装置801を使用することができる。
本発明の実施形態は、あらかじめヘッドによりワークに対して液滴を吐出する作業前に、液滴の吐出精度の把握が可能になる。したがって、実際にワークに対してヘッドから液滴を吐き出す実験を減らしたりあるいは無くしたりすることができ、装置の調整期間を短縮できる。実際のワークに対して液滴を吐き出して実験する必要が無くなるので、高価な液滴を使用する量を減らすことができ、製品のコストダウンを図ることができる。
マークの中心位置(目標)と撮像素子の中心位置(対象)との間の誤差を撮像素子から得ることにより、確実に座標精度を確認することができる。
ヘッドが座標精度確認用部材の上に試験的に液滴を吐き出すだけで、液滴の中心位置(対象)とマークの中心位置(目標)との間の誤差により座標精度を確実に得ることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。さらに、上述の各実施形態は、相互に組み合わせて構成するようにしてもよい。
本発明の液滴吐出装置の好ましい実施形態を示す平面図。 図1の液滴吐出装置の座標精度確認装置を示す平面図。 キャリッジ、ヘッドおよび撮像素子の形状例を示す斜視図。 キャリッジ、ヘッドおよび撮像素子を示す正面図。 本発明の座標精度確認方法の好ましい実施形態を行うためのマスクの一部分を示す図。 図5の座標精度確認方法を行うためのフロー図。 本発明の座標精度確認方法の別の実施形態を行うためのマスクの一部分を示す図。 図7の座標精度確認方法を行うためのフロー図。 本発明の別の実施形態を示す平面図。 本発明の液滴吐出装置により製造される有機EL装置の形状例を示す断面図。 本発明の液滴吐出装置により製造される液晶表示装置の構造例を示す断面図。 本発明の実施形態により製造された表示装置を備える電子機器の一例である携帯電話を示す斜視図。 電子機器の別の例であるコンピュータを示す斜視図。
符号の説明
10・・・液滴吐出装置、21・・・第1操作部、22・・・第2操作部、30・・・テーブル、40・・・マスク、41・・・パターン、51・・・撮像素子、M・・・マーク、CM・・・マークの中心位置、CP・・・撮像素子の中心位置、X軸・・・第1移動軸、Y軸・・・第2移動軸、100・・・座標精度確認装置、200・・・制御部

Claims (2)

  1. ヘッドからテーブルにあるワークに対して液滴を与えるのに先立って行う座標精度確認方法であって、
    撮像素子を用いて、確認用部材に設けられ且つ互いに隣り合う複数のマークを撮像するステップと、
    前記撮像素子を用いて撮像された前記複数のマークから、前記複数のマークの仮想中心を算出するステップと、
    前記確認用部材の前記仮想中心に向けて液滴を吐出するステップと、
    前記確認用部材上に吐出された前記液滴及び前記複数のマークを前記撮像素子により撮像し、撮像された前記液滴の中心及び前記仮想中心から誤差を検出するステップと、を有することを特徴とする座標精度確認方法。
  2. ヘッドからテーブルにあるワークに対して液滴を与えて電気光学装置を製造する電気光学装置の製造方法であって、
    座標精度の確認を行うステップと、
    前記座標精度を確認した結果に基づいて液滴吐出装置の位置調整を行うステップと、
    前記位置調整をした後に、ヘッドからテーブルにあるワークに対して液滴を与えるステップと、
    を備え、
    座標精度の確認を行うステップは、
    撮像素子を用いて、確認用部材に設けられ且つ互いに隣り合う複数のマークを撮像するステップと、
    前記撮像素子を用いて撮像された前記複数のマークから、前記複数のマークの仮想中心を算出するステップと、
    前記確認用部材の前記仮想中心に向けて液滴を吐出するステップと、
    前記確認用部材上に吐出された前記液滴及び前記複数のマークを前記撮像素子により撮像し、撮像された前記液滴の中心前記仮想中心とから誤差を検出するステップと、を有することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
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