JP4609043B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents
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前記細溝部の細溝数Xは、次式
X≧(Ve/Vd)×(Ta/Tb)
ここで、
Veは、前記予備吐出1回あたりのインクの総量
Vdは、前記細溝1本あたりの容積
Taは、前記細溝部に予備吐出されるインクが前記無端ベルトの端部に移動するのに要する時間
Tbは、前記無端ベルトが1周するのに要する時間
により形成されていることを特徴とする。
図1から図7を参照しながら、本発明にかかるインクジェット記録装置1の第一の実施形態について説明する。
図1は、インクジェット記録装置1の概略構成を示す図であり、図2は、無端ベルト3の概略構成を示す図であり、図3は、無端ベルト3の断面を示す図である。
r=(2×γ)/P ・・・(1)
ここで、
rは、細溝の半径
Pは、細溝の毛管力
γは、インクの表面張力
である。
図4に、インクの表面張力が40mN/mであるとき、単数の細溝における半径rと毛管力Pとの関係を示す。細溝の半径rが小さいほど、細溝に着弾したインクを細溝の端部に移動させる毛管力Pが大きいとされている。
t=(L2×2×η)/(r×γ×cosθ) ・・・(2)
ここで、
tは、インクが細溝を移動する時間
Lは、細溝の長さ(無端ベルト幅)×(1/2)
ηは、インク粘度
rは、細溝の半径
γは、インクの表面張力
θは、インクの接触角
である。細溝の長さが無端ベルト幅と同じであり、Lが無端ベルト幅の中央から端部までの長さであるので、細溝の中央に吐出されたインクが細溝を移動して端部に達するまでの時間tが求められるようになっている。
図5に、無端ベルト3の幅が0.3m、インク粘度ηが6mPa・sec、インクの表面張力γが40mN/m、インクの接触角θが30゜であるとき、単数の細溝における半径rとインクが細溝内を移動する時間tとの関係を示す。細溝の半径rが小さいほどインクが細溝を移動する時間tが長いとされている。
X≧(Ve/Vd)×(Ta/Tb) ・・・(3)
ここで、
Veは、前記予備吐出1回あたりのインクの総量
Vdは、前記細溝1本あたりの容積
Taは、前記細溝部に予備吐出されるインクが端部に移動するのに要する時間
Tbは、前記無端ベルトが1周するのに要する時間
である。(Ve/Vd)により予備吐出が1回行われたときのインクを収蔵することができる細溝の数が求められ、(Ta/Tb)により予備吐出されたインクが端部に達するまでに行われる予備吐出の回数が求められるようになっているので、予備吐出されたインクがインク端部に達するまでに吐出されるインクを収蔵できる細溝数Xが、式(3)により求められるようになっている。ここでは、無端ベルトが1周するごとに予備吐出が行われるとされている。
例えば、図4より細溝の半径rが0.05mmであるとすると、細溝1本あたりの容積Vdが0.00118mLと求められ、又、式(2)より細溝部に予備吐出されるインクが端部に移動するのに要する時間Taが156秒と求められるようになっている。予備吐出されるときには1つのノズルから1発あたり4pLのインクが100発吐出されるようになっており、1つのヘッド10あたり8192個のノズルが配列されるようになっているため、4つの記録ヘッド10から1回に予備吐出されるインクの総量Veが0.013mLと求められるようになっている。上記の条件のとき、式(3)によって、細溝部11の細溝数Xが860本以上とされるようになっている。さらに、位置合わせや予備吐出の精度のばらつきにも対応できるように、式(3)による細溝数Xよりも多い数の細溝を形成することが望ましいとされている。
また、インク吸収部12は、ユーザーによって交換することが可能なように設けられている。
続いて、図8から図12を参照しながら、本発明にかかるインクジェット記録装置1の第二の実施形態について説明する。
ただし、本第二の実施形態では上記第一の実施形態において検出装置14(図8から図11参照)と制御部15(図12参照)とが設けられたことが異なっており、それ以外の構成は上記第一の実施形態と同様である。本第二の実施形態では、検出装置14と制御部15とを中心とした説明を行い、上記第一の実施形態と同様の構成には上記と同様の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
さらに制御部15は、細溝部11が検出されると、無端ベルト駆動装置6の駆動量に基づいて無端ベルト3の細溝部11が記録ヘッド10の直下に移動するタイミングを検出し、細溝部11が記録ヘッド10の直下に位置するタイミングで記録ヘッド駆動部16を制御して記録ヘッド10のノズルから細溝部11にインクを予備吐出させるようになっている。
検出装置14の投光先に細溝部11が存在することが検出されると、制御部15により、無端ベルト駆動装置6の駆動量に基づいて無端ベルト3の細溝部11が記録ヘッド10の直下に移動するタイミングを検出し、細溝部11が記録ヘッド10の直下に位置するタイミングで記録ヘッド駆動部16を制御して記録ヘッド10のノズルから細溝部11にインクを予備吐出させる。予備吐出されたインクが細溝部11の端部に移動し、細溝部11が無端ベルトの周回運動に伴って搬送されてインク吸収部12と接触すると、予備吐出されたインクがインク吸収部12に吸収される。
2 記録媒体
3 無端ベルト
10 記録ヘッド
11 細溝部
12 インク吸収部
13 凹部
Claims (3)
- 記録媒体を搬送する無端ベルトと、記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドとを備えるインクジェット記録装置において、
前記無端ベルト上に、少なくとも一方の端部に達する細溝が配列され前記記録ヘッドが予備吐出するインクが着弾する細溝部を設け、
前記細溝部の細溝数Xは、次式
X≧(Ve/Vd)×(Ta/Tb)
ここで、
Veは、前記予備吐出1回あたりのインクの総量
Vdは、前記細溝1本あたりの容積
Taは、前記細溝部に予備吐出されるインクが前記無端ベルトの端部に移動するのに要する時間
Tbは、前記無端ベルトが1周するのに要する時間
により形成されていることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1に記載のインクジェット記録装置において、
前記無端ベルトに凹部を設け、
前記凹部に前記細溝部を設けたことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1または請求項2に記載のインクジェット記録装置において、
前記細溝部の端部に接触して予備吐出されたインクを吸収するインク吸収部を設けたことを特徴とするインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004331645A JP4609043B2 (ja) | 2004-11-16 | 2004-11-16 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004331645A JP4609043B2 (ja) | 2004-11-16 | 2004-11-16 | インクジェット記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006142501A JP2006142501A (ja) | 2006-06-08 |
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Family
ID=36622745
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004331645A Expired - Fee Related JP4609043B2 (ja) | 2004-11-16 | 2004-11-16 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4609043B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4016922B2 (ja) * | 2002-09-24 | 2007-12-05 | ブラザー工業株式会社 | インクジェット記録装置用ベルト搬送機構、及び、これを備えたインクジェット記録装置 |
| JP4103756B2 (ja) * | 2002-09-26 | 2008-06-18 | ブラザー工業株式会社 | インクジェット記録装置用ベルト搬送機構、及び、これを備えたインクジェット記録装置 |
-
2004
- 2004-11-16 JP JP2004331645A patent/JP4609043B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2006142501A (ja) | 2006-06-08 |
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