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JP4610066B2 - 多層配線基板およびその製造方法 - Google Patents
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JP4610066B2 - 多層配線基板およびその製造方法 - Google Patents

多層配線基板およびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、低抵抗金属からなる導体配線層を具備する多層配線基板に関するものであり、特に、焼成による面内方向の収縮を抑制した多層配線基板およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来より、異なる組成のグリーンシートを積層して焼成することにより異なる特性の絶縁層を積層してなる多層配線基板が提案されている。例えば、特開平7−312511号公報では、高誘電率層と低誘電率層との間に、厚みが0.1〜0.3mmで両者の構成成分を含む中間層を1層介装して、高誘電率層と低誘電率層との界面での基板の反りや層間剥離を防止できることが記載されている。
【0003】
また、特開平6−283380号公報では、絶縁層と誘電体層とを積層する際に、いずれか焼結温度が高い一方の層を焼結させた後、該焼結体に他方の層を形成するためのグリーンシートを積層して焼成した多層配線基板が記載されている。
【0004】
一方、上記のような多層配線基板は、焼成によってグリーンシートが面(グリーンシート積層面)内およびグリーンシート厚み方向に収縮するものであったが、最近、導体配線層の高密度化が求められ、これに伴い、多層配線基板において絶縁層の面(絶縁層積層面)内方向での焼成による収縮を抑制することが図られている。
【0005】
例えば、特開平6−97656号公報では、ホウケイ酸鉛ガラスとアルミナとの混合物からなる第1のグリーンシートと、コージェライト等の無機酸化物からなる第2のグリーンシートの表面に銀や銅等の導体ペーストを塗布して積層し、900℃で第1の焼成を行った後に1000℃で第2の焼成を行うことによって、グリーンシートの焼成に伴う面内方向の収縮率を抑制できることが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特開平6−97656号公報の第2のグリーンシートとしてコージェライト等の無機組成物を用いた多層配線基板では、第1の焼成温度において第1のグリーンシート中に存在するガラス成分の第2のグリーンシート側への拡散、移動が充分でなく、第1のグリーンシートと第2のグリーンシートとは部分的に接着される結果、焼結した第1の絶縁層と第2の絶縁層との積層面に未接着部分が生じて耐湿性が低下したり、使用時の衝撃や温度サイクルによってクラックや剥離等が発生する恐れがあった。
【0007】
従って、本発明の目的は、絶縁層の積層面内方向の収縮を抑制して微細配線化が可能であるとともに、低抵抗金属を含有する導体配線層を形成しても異なる2種以上の絶縁層の特性を損なうことなく積層できる多層配線基板およびその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題に対して検討した結果、第1のガラスセラミック組成物および/または第2の無機組成物中にZnOを含有せしめ、焼成温度、焼成時間を制御した2段階の焼成を行うことによって、2段階焼成によりZnOが特異的に拡散、移動する結果、前記第1の絶縁層と前記第2の絶縁層との間に、前記第1のガラスセラミック組成物および/または前記第2の無機組成物中のZnOの含有量よりもZnOの含有量が多い領域を存在させて、各絶縁層の特性を維持したまま、絶縁層間の部分的な剥離等を発生させることなく積層面内方向の収縮を抑制して異種材料の積層体を焼成した多層配線基板を作製できることを知見した。
【0009】
すなわち、本発明の多層配線基板は、第1のガラスセラミック組成物からなる第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層とは異なる第2の無機組成物からなる第2の絶縁層と積層されている積層体の表面および/または内部に導体配線層形成されている多層配線基板であって、前記第1のガラスセラミック組成物および/または前記第2の無機組成物中にZnOを含有するとともに、前記第1の絶縁層と前記第2の絶縁層との界面におけるZnOの含有量が、前記第1のガラスセラミック組成物および前記第2の無機組成物中のZnOの含有量よりも多いことを特徴とするものである。
【0010】
ここで、前記界面におけるZnOの含有量多い領域の幅が80μm以下であることが望まし
【0011】
また、前記第1の絶縁層と前記第2の絶縁層との積層体の表面から複数の絶縁層にわたって凹部を形成してなること、前記導体配線層が金属箔からなることが望ましい。
【0012】
さらに、前記第2の絶縁層が、Zn、TiおよびBを含有すること、前記第1の絶縁層が、Si、Al、MO(Mはアルカリ土類金属)を含むガラスを含有することが望ましい。
【0013】
また、本発明の多層配線基板の製造方法は、第1のガラスセラミック組成物からなる第1のグリーンシートを作製する工程と、前記第1のガラスセラミック組成物よりも高い温度で焼結する第2の無機組成物からなる第2のグリーンシートを作製する工程と、前記第1のグリーンシートおよび/または前記第2のグリーンシートの表面に導体配線層を形成する工程と、前記第1のグリーンシートと前記第2のグリーンシートとを積層して積層体を作製する工程と、該積層体を前記第1のグリーンシートが焼結し、前記第2のグリーンシートが焼結しない第1の焼成温度で0.5時間以上焼成した後、前記第2のグリーンシートが焼結する第2の焼成温度で2時間以下の時間焼成する工程を具備する多層配線基板の製造方法であって、前記第1のガラスセラミック組成物および/または前記第2の無機組成物としてZnOを含有するものを用いるとともに、前記積層体を焼成することにより、第1のガラスセラミック組成物からなる第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層とは異なる第2の無機組成物からなる第2の絶縁層との界面における、ZnOの含有量が、前記第1のガラスセラミック組成物および前記第2の無機組成物中のZnOの含有量よりも多くなった積層体を作製することを特徴とするものである。
【0014】
ここで、前記第1の焼成温度と前記第2の焼成温度との差50〜150℃とすることが望ましい。
【0015】
また、前記第1のガラスセラミック組成物として軟化点が500〜900℃のものを用いること、前記積層体の焼成による面内方向の収縮率が5%以下であることが望ましい。
【0016】
さらに、前記第1のグリーンシートと前記第2のグリーンシートとの積層体の表面から複数の絶縁層にわたって凹部を形成する工程を具備することが望ましい。
【0017】
また、前記導体配線層の形成方法が、前記第1のグリーンシートおよび/または前記第2のグリーンシートの表面に金属箔からなる導体配線層を被着する方法であることが望ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の多層配線基板の製造方法についての一例について説明する。
(第1のグリーンシート)
まず、第1のグリーンシートを作製するには、ガラス原料とセラミック原料とを混合する。
【0019】
上記ガラス原料としては、平均粒径0.5〜10μm、特に1〜3μmのホウケイ酸系ガラス、アルカリ珪酸系ガラス、シリカガラス等の粉末が好適であり、中でもガラスの拡散速度を制御する点で、SiO2、Al23、MO(Mはアルカリ土類金属)を含むガラスを特に主成分として含有することが望ましい。なお、アルカリ土類金属(M)としては、Mg、Ca、Sr、Baから選ばれる少なくとも1種が使用可能であるが、特に、ガラスの軟化点の調整の点で、アルカリ土類金属(M)としては、Mg、Ca、Srから選ばれる少なくとも1種からなることが望ましい。
【0020】
また、ガラスの軟化点の調整、絶縁層の誘電損失の低減、誘電率や熱膨張係数の調整等の点で、ガラス中にはZnO、B23がガラス総量に対して、酸化物換算量でそれぞれ0〜20重量%、特に1〜10重量%の割合で含有されていてもよい。また、それ以外に、CuO、TiO2、Fe23、Co34、P25の不純物がガラス総量に対して、酸化物換算による総量で0.1重量%以下の含まれていてもよく、さらに、PbO、Bi23、アルカリ金属(Li、Na、K)の含有量は酸化物換算による総量で0.1重量%以下、特に0.05重量%以下であることが望ましい。
【0021】
また、ZnOの拡散を制御する点、絶縁層の積層面内方向の収縮率を抑制する点、酸化性雰囲気あるいは非酸化性雰囲気中での脱バインダ特性を良くする点、成分の拡散を制御する点で、ガラス原料の軟化点は、500〜950℃、特に、700〜950℃、さらに800〜920℃であることが望ましい。
【0022】
さらに、上述した観点および熱膨張係数、誘電率、誘電損失、抗折強度等の点から、ガラス原料としては、SiO2を40〜46重量%、Al23を26〜32重量%、ZnOを5〜10重量%、MgOを7〜14重量%、B23を4〜15重量%との割合で含有するガラスや、SiO2を46〜54重量%、Al23を2〜9重量%、CaOを21〜30重量%、MgOを14〜25重量%との割合で含有し、後述するような結晶相を析出可能な結晶化ガラスが最適である。
【0023】
(ガラセラのフィラー)
一方、セラミック原料としては、例えば、平均粒径0.5〜15μm、さらに1〜10μm、さらには1.5〜8μmの酸化物、窒化物または炭化物粉末からなり、特に、Al23、SiO2、MgTiO3、CaTiO3、SrTiO3、コージェライト、エンスタタイト、フォルステライト、ステアタイト、ウイレマイト、ZnTiO3、Zn2TiO4、ディオプサイド、ZrO2、MgO、AlN、SiC、Si34の群から選ばれる少なくとも1種を主成分とすることが望ましい。
【0024】
また、上述したガラス原料とフィラー成分であるセラミック原料との混合比率は、ガラス原料40〜80重量%、特に50〜70重量%と、セラミック原料20〜60重量%、特に30〜50重量%との比率からなることが望ましい。
【0025】
(第2のグリーンシート)
他方、第2のグリーンシートを作製するには、例えば、平均粒径0.5〜15μm、さらに1〜10μm、さらには3〜8μmで、1050℃以下、特に1000℃以下、さらには1000℃より低い温度で90%以上に緻密化が可能なセラミック原料、またはガラス原料とセラミック原料とを準備する。
【0026】
具体的なセラミック原料としては、特に、Zn、MgおよびTiを含む(Zn,Mg)TiO3で表されるイルメナイト結晶相、(Zn,Mg)2TiO4で表されるスピネル型結晶相および(Zn,Mg)2SiO4で表されるウイレマイト型結晶相の群から選ばれる少なくとも1種を析出可能な原料粉末、例えば、ZnO、TiO2、MgOの各酸化物粉末、またはZnTiO3、Zn2TiO4、MgTiO3、Mg2TiO4、MgSiO3、Mg2SiO4、ZnSiO3、Zn2SiO4、CaTiO3等の複合酸化物、さらには焼成過程で酸化物を形成しうる炭酸塩、酢酸塩、硝酸塩等のセラミック粉末が使用可能である。
【0027】
また、特に1050℃以下、さらに1000℃以下、さらには1000℃より低い温度で焼結体を相対密度95%以上に緻密化させるため、第1の絶縁層と第2の絶縁層との接着性を高めるため、中間層内にボイドが発生することを抑制するために、上記セラミック粉末に加えて、B23粉末を0.05〜20重量%、特に3〜10重量%の割合で添加することが望ましい。
【0028】
(ZnO成分)
ここで、本発明によれば、前記第1のガラスセラミック組成物および/または前記第2の無機組成物中にZnOを含有することが重要であり、これによって、各層中に存在するZnO成分が特異的に第1の絶縁層と第2の絶縁層との界面に拡散、移動して両者を強固に接合することができる結果、第1の絶縁層と第2の絶縁層との拘束力が高く、界面で剥離等の発生がない優れた積層体および多層配線基板を作製できる。なお、ZnO成分は、上記拡散、移動の容易性の点で絶縁層をなすセラミックス中マトリックスとして存在することが望ましい。
【0029】
また、ZnO成分が第1のガラスセラミック組成物中に存在する場合には、第1の焼成温度にて第1のグリーンシートが焼結する際にガラスセラミック組成物中のZnOを含むガラス成分が第2のグリーンシートとの積層界面で多くなることによって、第1および第2のグリーンシートの密着力および拘束力を高める作用をなす。一方、ZnO成分が第2のガラスセラミック組成物中に存在する場合には、第1の焼成温度にて第1の絶縁層を焼成した後第2の焼成温度にて第2のグリーンシートが焼結する際に、第2の無機組成物中のZnO成分が、前記第1の焼成温度で生じたガラスと結合するように前記ガラスが多い領域に選択的に拡散、移動することにより、第1および第2の絶縁層間に両者よりもZnO成分の多い領域が存在するとともに、第1および第2の絶縁層間で剥離することを防止できる。
【0030】
上記セラミック原料以外にも、コージエライト、フォルステライト、エンスタタイト、クオーツ、ディオプサイド、スライソナイト、アノーサイト、SrTiO3、チタニア等のセラミック原料や、軟化点が950〜1050℃のガラスを、特に60〜90重量%と、上記のようなセラミック原料を、特に10〜40重量%との比率で混合した混合物が使用可能である。
【0031】
(グリーンシートの作製)
上記それぞれの原料粉末に対して、所望により、有機バインダ、分散剤および溶媒を添加、混合してそれぞれスラリーを作製した後、ドクターブレード法、カレンダーロール法、プレス成形法、圧延法等によって第1のグリーンシートおよび第2のグリーンシートをそれぞれ作製する。グリーンシートの厚みは150〜250μmであることが望ましい。
【0032】
そして、これらグリーンシートに所望によりスルーホールを形成した後、該スルーホール内に低抵抗金属を特に主成分として含有する導体ペーストを充填する。また、グリーンシートの表面には前記金属ペーストを用いてスクリーン印刷法、グラビア印刷法によって印刷することによって、低抵抗金属を含有する導体配線層を形成してもよいが、望ましくは、微細で寸法精度のよい導体配線層を形成する点で、純度99%以上の低抵抗金属からなる金属箔を用いて導体配線層を形成することが望ましい。
【0033】
ここで、低抵抗金属としては、Cu、Ag、Pb、Sn、Al、NiおよびCoの群から選ばれる少なくとも1種が挙げられるが、特に抵抗が低い点でCuまたはAgを主成分とすることが望ましく、さらに絶縁層中への金属のマイグレーション(拡散)が小さいCuを主成分として含有することが望ましい。
【0034】
なお、上記金属箔を用いて前記グリーンシート表面に導体配線層を形成するには、まず、樹脂シートに金属箔を貼り付け、レジスト等を用いてエッチングすることにより導体配線パターンに加工した後、前記グリーンシート表面の所定位置に前記導体配線パターンを転写することによって所定のパターンの導体配線層を形成する方法が好適に使用可能である。かかる方法によれば、前記エッチング処理によって導体配線層の断面形状が逆台形形状となるために、第1のグリーンシートと第2のグリーンシートとをくさび状に接続でき、焼成後に第1の絶縁層と第2の絶縁層が剥離することを防止できる。
【0035】
その後、上記配線層を形成した複数のグリーンシートを位置合わせして積層し、40〜50℃、50〜100MPaで熱圧着する。この時、第1のグリーンシートと第2のグリーンシートの接着性を高め、剥離や気孔等のない中間層を形成するために、第1のグリーンシートと第2のグリーンシートの積層面にエポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール(PVB)等の有機バインダを溶剤で希釈した密着液を塗布することが望ましい。
【0036】
そして、上記積層体を焼成する。焼成に関しては、例えば、導体配線層としてCu等の酸化性雰囲気中での焼成によって酸化する金属を含有する場合、非酸化性雰囲気または弱酸化性雰囲気中、600〜750℃で脱バインダ処理を行った後、例えば、50〜300℃で昇温して第1のグリーンシートが焼結し、かつ第2のグリーンシートが焼結しない第1の焼成温度、例えば、750〜925℃、特に850〜900℃で、0.5時間以上、特に0.5〜2時間、さらに1〜1.5時間保持し第1のグリーンシートを焼結させる。
【0037】
この時、第1のグリーンシートは焼結によって収縮しようとするものの、該シートの表面が第2のグリーンシートに接着されており、その接着力のために積層面内方向の収縮が抑制され、第1のグリーンシートの厚み方向に選択的に収縮する。また、この第1の焼成温度において、第1のグリーンシート中のガラス成分が第2のグリーンシートとの積層面にしみ出し、該ガラス成分が毛細管現象により第2のグリーンシート側に拡散する。なお、このガラス成分の拡散により第1のグリーンシートの積層面側にガラス成分が欠如した層が形成される。
【0038】
その後、例えば、第1のグリーンシートと第2のグリーンシートとの拘束力と高めるとともに、局所的な温度上昇によってクラックや剥離を防止するために、昇温速度50〜400℃/時間、特に100〜300℃/時間で、第2の焼成温度、望ましくは上述した低抵抗金属との同時焼成が可能な1050℃以下、特に900〜1050℃、さらに930〜980℃で、2時間以下の時間保持することによって、第2のグリーンシートを焼結させる。
【0039】
この上記第2の焼成温度での保持によって、第2のグリーンシートは焼結によって収縮しようとするものの、該シートの表面が第1のグリーンシートが焼結した第1の絶縁層と接着されており、その接着力のために積層面内方向の収縮が抑制され、第2のグリーンシートの厚み方向に選択的に収縮する。また、この焼成時に、第1の絶縁層の積層面側に存在するガラス成分が欠如した部分に第2のグリーンシート中の成分が拡散し、第1絶縁層の積層面側に第2のグリーンシート(絶縁層)の成分が多い部分が形成される。
【0040】
すなわち、上記焼成によって、第1の絶縁層と第2の絶縁層との間に、ZnO成分の多い領域が形成される。なお、この領域は、気孔率が0.5%以下、特に0.4%以下、さらに0.2%以下であることが望ましい。このZnO成分の多い領域の存在によって、第1の絶縁層および第2の絶縁層の積層面内の収縮を抑制し、両層の特性を劣化させることなく、かつ両者を強固に接合できる。
【0041】
なお、上記ZnO成分の多い領域の幅は、第1の絶縁層と第2の絶縁層との充分な接着力および第1の絶縁層と第2の絶縁層との特性変化を小さくするために、1〜80μm、特に3〜20μmであることが望ましい。また、上記ZnO成分の多い領域において、ZnOはガラスまたは結晶化して存在してもよい。
【0042】
ここで、第1の焼成温度での保持時間を0.5時間以上としたのは、0.5時間より短いと第1のグリーンシートを緻密化することが困難で、その後の第2の焼成温度において焼結が進行して、第2のグリーンシートとともに積層面内方向にも収縮したり、第1のグリーンシートから第2のグリーンシート側へ拡散するガラス成分量が不十分で、第1のグリーンシートと第2のグリーンシートとの積層面で局所的に接続不良が発生するためである。また、第1のグリーンシート中のガラス成分の拡散、移動量を調整するためには第1の焼成温度での保持時間が0.5時間以上であることが望ましい。
【0043】
さらに、第2の焼成温度での保持時間を3時間以下としたのは、第2の焼成温度での保持時間が3時間より長いと第1の絶縁層が過焼結となり第1の絶縁基板中に多量のボイドが発生するとともに、ZnO成分の多い領域から成分の一部が流失する恐れがあるためである。なお、第2のグリーンシートを充分に緻密化させて基板強度を向上させるためには、第2の焼成温度での保持時間は、0.5〜2.5時間、特に1〜2時間であることが望ましい。
【0044】
なお、第1の焼成温度と第2の焼成温度との温度差は、焼成による積層面内方向の収縮率を小さくするとともに、各層をともに緻密化するために、50〜150℃、特に70〜100℃、さらに80〜90℃であることが望ましい。
【0045】
(凹部、キャビティ形成)
また、本発明によれば、前記第1のグリーンシートと第2のグリーンシートとの積層体の表面部に半導体素子等の電子部品を収納して気密に封止するための凹部(キャビティ)を形成するような場合においても、前記積層体が部分的に収縮してクラック等が発生することなく、積層面方向の寸法精度の高い多層配線基板を作製できる。
【0046】
なお、上記第1のグリーンシートと第2のグリーンシートの積層体の表面部分に凹部を形成するには、所定形状の空洞部を有する少なくとも1層のグリーンシートを交互に積層すればよい。
【0047】
(実装)
そして、この配線基板の表面または凹部内に、適宜、半導体素子等の電子部品を搭載し、配線層と信号の伝達が可能なように接続する。接続の方法としては、配線層上に直接搭載させて接続させたり、あるいは50μm程度の樹脂、Ag−エポキシ、Ag−ガラス、Au−Si等の樹脂、金属、セラミックス等の接着剤により前記半導体素子を絶縁基板表面に固着し、ワイヤボンディング、リボンボンディング、TABテープなどにより配線層と半導体素子とを接続したりする。
【0048】
さらに、半導体素子等の電子部品が搭載された配線基板表面または凹部内の開口部に、絶縁層と同種の絶縁材料や、その他の絶縁材料、あるいは放熱性が良好な金属等からなる蓋体を、ガラス、樹脂、ロウ材等の接着剤により接合して凹部内を気密に封止することが望ましい。
【0049】
また、配線基板の裏面には配線基板の配線層と電気的に接続され、かつ外部回路基板へ実装するための接続端子が配設されていてもよい。なお、接続端子は半田等からなり、層状であってもよく、またはボール状であってもよい。
【0050】
(基板)
次に、上述した方法によって得られる本発明の多層配線基板について、その一例である図1の半導体素子等の素子を収納するための素子収納用パッケージについての概略断面図を基に説明する。
図1によれば、半導体素子収納用パッケージ1は、第1のガラスセラミック組成物からなる第1の絶縁層2と第2の無機組成物からなる第2の絶縁層3とが交互に積層され、該第1の絶縁層2と第2の絶縁層3との積層体である絶縁基板4の表面および内部に低抵抗金属を含有する導体配線層5が形成された構成からなる。
【0051】
なお、図1によれば、絶縁基板4は第1の絶縁層2を2層以上と第2の絶縁層3を2層以上を交互に積層したものであるが、本発明によれば、これに限定されるものではなく、例えば、第1の絶縁層2の両面に第2の絶縁層3が積層された構成からなっていてもよい。また、絶縁層2、3の両面に形成される導体配線層5、5間は、絶縁層2、3を貫通して形成されるビアホール導体6によって電気的に接続される。
【0052】
本発明によれば、第1の絶縁層2と第2の絶縁層3との間には、前記第1のガラスセラミック組成物および/または前記第2の無機組成物中のZnOの含有量よりもZnOの含有量が多い領域が存在することが大きな特徴であり、これによって、上述したように、焼成による積層面内方向の収縮を抑制できるとともに、焼成時あるいは使用時のクラックや層間剥離を防止することができる。
【0053】
ここで、ZnOの含有量が多い領域での気孔率は0.5%以下、特に0.4%以下、さらに0.2%以下であることが望ましく、また、ZnOの含有量が多い領域の幅が80μm以下、特に1〜80μm、さらに3〜20μmであることが望ましい。
【0054】
なお、焼成時あるいは使用時のクラックや層間剥離を抑制する点で、第1の絶縁層2と第2の絶縁層3の室温(25℃)〜400℃における平均熱膨張係数の差が1×10-6/℃以下、特に、0.5×10-6/℃以下であることが望ましい。
【0055】
また、第1の絶縁層2と第2の絶縁層3との誘電率の差は、インピーダンスの変化を防いで信号の伝送特性を均一にするため、2以下、特に1以下、さらには0.5以下であることが望ましい。
【0056】
さらに、絶縁基板4内には、誘電率が第1および第2の絶縁層2、3のそれと5以上、特に10以上異なる第3の絶縁層10が形成されていてもよい。
【0057】
さらに、半導体素子収納用パッケージ1に、特に1MHz以上、さらに1GHz以上の高周波信号を伝送する場合、高周波信号の伝送特性を高めるために、第1の絶縁層2と第2の絶縁層3の誘電損失は、例えば、10GHzにおいて20×10-4以下、特に15×10-4以下、さらに10×10-4以下と小さいことが望ましい。
【0058】
一方、図1によれば、絶縁基板4の表面には凹部(キャビティ)8が形成され、この凹部8内には、Si、Si−Ge、Ga−As等の半導体素子等の半導体素子9が搭載されている。そして、凹部8の開口部は上述した材料からなる蓋体11が形成され、上述した接着剤により凹部8の開口部と接合されて凹部8が気密に封止されている。また、半導体素子9は導体配線層5と上述したワイヤボンディング12等を介して電気的に接続されている。
【0059】
なお、半導体素子9および導体配線層5に高周波信号を流す場合には、蓋体11は半導体素子9と外部との電磁波の漏洩が防止できる材料から構成されることが望ましく、また、導体配線層5の形状は、高周波信号の伝送損失を小さくするために、ストリップ線路、マイクロストリップ線路、コプレーナ線路、誘電体導波管線路のうちの少なくとも1種から構成されることが望ましい。また、導体配線層5は高周波信号の伝送損失を小さくするために、銅または銀の低抵抗金属のいずれか1種を含有し、特にこれら金属を主成分とすることが望ましい。
【0060】
また、絶縁基板4の裏面には、パッケージ1を外部回路基板13へ実装するための接続端子14が形成されており、本発明によれば、絶縁基板4に反り等が発生することなく接続端子14を介してパッケージ1を外部回路基板13へ実装することができる。
【0061】
さらに、図1のパッケージ1では、絶縁基板4と蓋体11にて半導体素子9を気密に封止した構成であったが、本発明はこれに限られるものではなく、蓋体11を形成せず半導体素子9を樹脂モールド等によって封止したものであってもよい。
【0062】
【実施例】
(実施例1)
表1の組成からなる平均粒径2μmの結晶化ガラスおよび表2の組成からなる平均粒径2μmのセラミック粉末を準備した。
【0063】
【表1】
Figure 0004610066
【0064】
【表2】
Figure 0004610066
【0065】
上記ガラス粉末およびセラミック粉末を表3に示す比率で混合し、有機バインダ、可塑剤、トルエンを添加、混合して2種類のスラリーを調製した後、このスラリーを用いてドクターブレード法により、それぞれ厚さ200μmのグリーンシートを作製した。そして、該グリーンシートの所定位置にビアホールを形成して、該ビアホール内にCu粉末を主成分として含有する導体ペーストを充填した。
【0066】
一方、樹脂シート表面に接着剤を用いて厚み12μmのCu箔を貼り付け、レジストを用いてエッチング処理することにより導体配線パターンを形成した後、該導体配線パターンを前記グリーンシート表面の前記ビアホール導体に位置合わせして載置し、40℃で50MPaに加圧した後、樹脂シートを剥がすことによって、導体配線層をグリーンシート表面に転写した。
【0067】
そして、このグリーンシートをそれぞれ1枚づつ交互に積層し、50℃の温度で50MPaの圧力を加えて熱圧着し、得られた積層体を水蒸気含有/窒素雰囲気中、700℃で脱バインダ処理を行った後、乾燥窒素中で表3の条件で焼成し多層配線基板を得た。
【0068】
得られた多層配線基板について、絶縁基板の面内方向の寸法を測定し、焼成による収縮率を算出した。また、絶縁基板の絶縁層の積層面部分について走査型電子顕微鏡(SEM)およびエレクトロンプローブマイクロアナリシス(EPMA)観察を行い界面の外観を検査し、ZnO成分が多い領域の存在の有無の確認、およびZnOの多い領域の幅を測定した。なお、図2に試料No.3についてEPMAの線分析結果を示した。
【0069】
また、このEPMA線分析の結果より、ZnO成分の多い領域の幅を、さらにその領域における気孔率をルーゼックス解析法によって測定した。また、ビアホール導体を挟んで接続された長さ20mmの2本の配線層の端部同士をテスターに接続して配線回路の抵抗率を測定した。結果は、表3に示した。
【0070】
(比較例1)表3に示す第1および第2のグリーンシートの間に、第1のグリーンシートと第2のグリーンシートの構成成分を1:1の比率で混合して実施例1のグリーンシートと同様に作製した厚み100μmの中間層形成用のグリーンシートを介在させて積層する以外は実施例1と同様に多層配線基板を作製し、評価した(試料No.1)。結果は表3に示した。
【0071】
(比較例2)表3の第1および第2のグリーンシートの間に、SiO2−ZnO−B23系のガラス粉末を含有するガラスペーストを20μm塗布して、第1のグリーンシートと第2のグリーンシートを積層する以外は実施例1と同様に多層配線基板を作製し、評価した(試料No.1)。結果は表3に示した。
【0072】
【表3】
Figure 0004610066
【0073】
さらに、得られた多層配線基板の絶縁基板を研削加工して、第1の絶縁層および第2の絶縁層を取り出し、誘電体円柱共振器法により、10GHzにおける誘電率および誘電損失、25〜400℃における熱膨張曲線をとり、平均熱膨張係数を算出した。結果は、表4に示した。
【0074】
【表4】
Figure 0004610066
【0075】
表3、4の結果から明らかなように、第1の焼成温度における保持時間および第2の焼成温度における保持時間が0.5時間より短い試料No.1では、ZnO成分の多い領域の存在が見られず、焼成収縮率も大きくなった。また、第1の絶縁層と第2の絶縁層に同じガラスを配合した試料No.1では、積層面の収縮率が大きく、また、ZnO成分の多い領域の生成は見られなかった。さらに、第1のガラスセラミック組成物および第2の無機組成物ともにZnOを含まない試料No.1では、第1の絶縁層と第2の絶縁層との間に部分的な剥離が発生して界面での気孔率が高く、抵抗率は2.5mΩ・cmとなった。なお、試料No.1では、第2の絶縁層の相対密度を90%以上に高めることができず、高周波での誘電率および誘電損失は測定不能であった。
【0076】
さらに、第1のグリーンシートと第2のグリーンシートの中間の組成からなる他のグリーンシートを介在させた試料No.1では、ZnO成分の多い領域の生成が見られず積層面の収縮率も大きいものであった。また、第1の絶縁層と第2の絶縁層をガラスにて接着した試料No.1では、接着層であるガラスの焼成収縮に伴って界面に剥離が発生するとともに、ガラスが各グリーンシート側へ移動してZnO成分の多い領域は確認できなかった。
【0077】
これに対して、本発明に従い、第1のグリーンシートと第2のグリーンシートの積層体を、第1のグリーンシートが焼結し、前記第2のグリーンシートが焼結しない第1の焼成温度で所定時間保持した後、所定の速度で昇温して第2のグリーンシートが焼結する第2の焼成温度で所定時間保持した試料No.2〜1、1では、いずれもZnO成分の多い領域の存在が確認でき、積層面の収縮率1%以下、抵抗率が1.5mΩ・cm以下の優れた特性を有するものであった。
【0078】
(実施例2)
実施例1の表1〜4の試料No.3の多層配線基板に対して、第1のグリーンシートおよび第2のグリーンシート1枚ずつの内部に5×3mmの空洞部を形成して実施例1と同様に積層して、実施例1と同様に焼成することにより、図3に示すような表面に凹部を形成した多層配線基板を作製した。
【0079】
得られた多層配線基板に対して、絶縁基板の凹部底面の中央部と周縁付近における絶縁基板の厚みt1、t2を測定した結果、t1とt2の厚み差は2μm以下であり、絶縁基板の反りが小さいことがわかった。また、この多層配線基板を用いて外部回路基板に良好に実装できた。
【0080】
(比較例3)
実施例1の表1〜4の試料No.3の多層配線基板に対して、第1のグリーンシートのみを用いて実施例2と同様に凹部を形成したグリーンシート積層体を作製し、焼成温度850℃にて1時間保持する第1の焼成温度のみで焼成する以外は実施例2と同様に作製し、実施例2と同様に絶縁基板の凹部底面の中央部と周縁付近における絶縁基板の厚みt1、t2を測定した結果、t1とt2の厚み差は10μmであり、実施例2の絶縁基板よりも反りが大きいことがわかった。また、この多層配線基板を用いて外部回路基板に実装した結果、反りが大きいために接続端子のはがれが見られた。
【0081】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明の多層配線基板によれば、第1のガラスセラミック組成物からなる第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層とは異なる第2の無機組成物からなる第2の絶縁層とが積層されている積層体の表面および/または内部に導体配線層を形成されている多層配線基板であって、前記第1のガラスセラミック組成物および/または前記第2の無機組成物中にZnOを含有するとともに、前記第1の絶縁層と前記第2の絶縁層との界面におけるZnOの含有量が、前記第1のガラスセラミック組成物および前記第2の無機組成物中のZnOの含有量よりも多いことにより、第1のガラスセラミック組成物からなる第1の絶縁層と第2の無機組成物からなる第2の絶縁層との接合を強固にできる。これにより、多層配線基板の絶縁層の積層面内方向の収縮を抑制して微細配線化可能としたり、低抵抗金属を含有する導体配線層を形成しても異なる2種以上の絶縁層の特性を損なうことなく積層した多層配線基板を作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多層配線基板の一例である半導体素子収納用パッケージの概略断面図である。
【図2】実施例1の試料No.3のEPMAのZnOの含有量(Zn濃度)についての線分析結果を示す図である。
【図3】実施例2および比較例3の多層配線基板の構成を説明するための概略断面図である。
【符号の説明】
1 半導体素子収納用パッケージ
2 第1の絶縁層
3 第2の絶縁層
4 絶縁基板
5 導体配線層
6 ビアホール導体
8 凹部(キャビティ)
9 半導体素子
10 第3の絶縁層
11 蓋体
12 ワイヤボンディング
13 外部回路基板
14 接続端子

Claims (13)

  1. 第1のガラスセラミック組成物からなる第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層とは異なる第2の無機組成物からなる第2の絶縁層と積層されている積層体の表面および/または内部に導体配線層形成されている多層配線基板であって、前記第1のガラスセラミック組成物および/または前記第2の無機組成物中にZnOを含有するとともに、前記第1の絶縁層と前記第2の絶縁層との界面におけるZnOの含有量が、前記第1のガラスセラミック組成物および前記第2の無機組成物中のZnOの含有量よりも多いことを特徴とする多層配線基板。
  2. 前記界面におけるZnOの含有量多い領域の幅が80μm以下であることを特徴とする請求項1記載の多層配線基板。
  3. 前記第1の絶縁層と前記第2の絶縁層との室温から400℃における平均熱膨張係数の差が1×10−6/℃以下であることを特徴とする請求項1または2記載の多層配線基板。
  4. 前記第1の絶縁層と前記第2の絶縁層との積層体の表面から複数の絶縁層にわたって凹部を形成してなることを特徴とする請求項1乃至のいずれか記載の多層配線基板。
  5. 前記導体配線層が金属箔からなることを特徴とする請求項1乃至のいずれか記載の多層配線基板。
  6. 前記第2の絶縁層が、Zn、TiおよびBを含有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか記載の多層配線基板。
  7. 前記第1の絶縁層が、Si、Al、MO(Mはアルカリ土類金属)を含むガラスを含有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか記載の多層配線基板。
  8. 第1のガラスセラミック組成物からなる第1のグリーンシートを作製する工程と、前記第1のガラスセラミック組成物よりも高い温度で焼結する第2の無機組成物からなる第2のグリーンシートを作製する工程と、前記第1のグリーンシートおよび/または前記第2のグリーンシートの表面に導体配線層を形成する工程と、前記第1のグリーンシートと前記第2のグリーンシートとを積層して積層体を作製する工程と、該積層体を前記第1のグリーンシートが焼結し、前記第2のグリーンシートが焼結しない第1の焼成温度で0.5時間以上焼成した後、前記第2のグリーンシートが焼結する第2の焼成温度で2時間以下の時間で焼成する工程を具備する多層配線基板の製造方法であって、前記第1のガラスセラミック組成物および/または前記第2の無機組成物としてZnOを含有するものを用いるとともに、前記積層体を焼成することにより、第1のガラスセラミック組成物からなる第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層とは異なる第2の無機組成物からなる第2の絶縁層との界面における、ZnOの含有量が、前記第1のガラスセラミック組成物および前記第2の無機組成物中のZnOの含有量よりも多くなった積層体を作製することを特徴とする多層配線基板の製造方法。
  9. 前記第1の焼成温度と前記第2の焼成温度との差50〜150℃とすることを特徴とする請求項記載の多層配線基板の製造方法。
  10. 前記第1のガラスセラミック組成物として軟化点が500〜950℃のものを用いることを特徴とする請求項または記載の多層配線基板の製造方法。
  11. 前記積層体の焼成による面内方向の収縮率が5%以下であることを特徴とする請求項乃至1のいずれか記載の多層配線基板の製造方法。
  12. 記積層体の表面から複数の絶縁層にわたって凹部を形成する工程を具備することを特徴とする請求項乃至1のいずれか記載の多層配線基板の製造方法。
  13. 前記導体配線層の形成方法が、前記第1のグリーンシートおよび/または前記第2のグリーンシートの表面に金属箔からなる導体配線層を被着形成する方法であることを特徴とする請求項乃至1のいずれか記載の多層配線基板の製造方法。
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