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JP4611031B2 - 手書き入力装置及び方法 - Google Patents
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JP4611031B2 - 手書き入力装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表示領域の狭い携帯型の端末において、座標入力手段を用いて文字や図形等の筆跡を入力する手書き入力装置及び方法に関する。
近年におけるCPUの小型化・高速化、及び液晶表示装置に代表される小型かつ軽量な表示装置における画面表示速度及び精度の向上に伴って、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)のような携帯端末においても、小型化・軽量化が進んでいる。そして、このような小型の携帯端末等においては、キーボードのような入力インタフェースを設けることが物理的に困難であるとともに、携帯電話のような親指入力インタフェースでは入力時間の短縮化に限界があることから、手書き文字や手書きの図形を入力する入力インタフェースを設けることが多くなっている。
しかし、一般に小型の携帯端末等においては、その物理的な制約から表示画面はかなり小さくなっているのが通常である。かかる小さな表示画面において手書きの文字や図形を入力する場合、入力するべき表示領域面積は必ずしも十分な広さを有しておらず、表示画面の解像度についても、表示領域の物理的な制約から高くすることに限界がある。
かかる問題点を解決するために、様々な手書き入力方法が提案されている。例えば、特許第2939119号公報においては、入力表示領域内においてペンの挙動によって入力モードと表示モードを切り替えることで、スクロール等によって比較的広い入力表示領域を確保してから入力モードで手書き文字等を入力し、表示モードに切り替えることによって、表示領域に指定されている位置やサイズに合致するように入力された手書き文字等に関するストロークデータを正規化し、所望の位置に手書き文字等を入力することができる手書き入力方法が開示されている。入力された手書き文字を正規化する方法については、特許第3268029号公報や特開平10−91346号公報等において、詳細に開示されている。このようにモード切替を行うことによって、入力時には入力するために十分な領域を確保でき、表示時には適切なサイズで表示することができ、表示画面の物理的制約を解消することが可能となる。
また、特開平8−185266号公報においては、ストロークデータとビットイメージを混在させつつ、その表示時の文字のばらつきを調整する方法が、特開平6−124164号公報においては、手書き入力時は、所定の倍率に拡大された画面において入力し、閲覧時においては表示画面に対応したサイズに縮小して表示する方法が開示されており、いずれの方法においても、入力時には比較的広い領域において入力し、表示領域の制約に従って表示文字を正規化することによって、表示画面の物理的制約を解消するものである。
しかしながら、上述したような方法においては、入力した筆跡を縮小することになるので、表示領域が小さくても比較的多くの筆跡を書くことができるが、予め筆跡の記入位置を指定しておく必要がある。また、図形として入力した場合であっても文字とみなされ、決められた大きさに正規化されてしまい、図形を入力することができない。したがって、文字や図形が混在する入力が必要となる場合においては、次に文字を入力するのか、図形を入力するのかを利用者が入力モードを指定することにより、意識して入力する必要があり、いわゆる自由な手書きメモとして利用することができないという問題点があった。
また、入力領域に入力してから、表示領域に入力された文字や図形が表示されるまでにタイムラグも存在することから、場合によっては所定の位置に入力されるまで利用者が待ち状態となってしまうという問題点もあった。
さらに、入力時においては拡大した入力画面に書くことができるものの、表示領域を拡大していることから、実際に入力できる領域は相対的に狭くなっており、多くの文字を入力するためには、スクロール等を頻繁に行うことによって、未記入である入力領域を表示する必要があり、操作自体が面倒になるという問題点もあった。
本発明は、上記問題点を解決するために、入力領域に物理的な制約がある場合であっても、文字や図形が混在する内容について違和感無く入力することができる手書き入力装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にかかる手書き入力装置は、表示画面上に、正規化して入力したい筆跡を入力する正規化筆跡入力領域と、正規化しない筆跡を入力するとともに筆跡を正規化して表示する筆跡配置領域とを備えた手書き入力装置であって、入力媒体によって入力された座標位置情報を取得する座標入力手段と、座標位置情報に基づいて、筆跡が正規化筆跡入力領域及び筆跡配置領域のいずれに入力されるのか判断する入力領域判定手段とを少なくとも含み、入力領域判定手段における判断結果に基づいて、筆跡を入力することができることを特徴とする。
かかる構成により、ペン等の入力媒体による操作状況に応じて正規化したい筆跡を入力するのか、正規化したくない筆跡を入力するのか制御可能となり、ユーザが正規化筆跡入力モードと非正規化筆跡入力モードを意識的に切り替えることなく、ユーザの意図に沿った手書き入力を行うことが可能となる。
また、本発明にかかる手書き入力装置は、入力領域判定手段において、筆跡配置領域に入力されると判断された場合であって、正規化筆跡入力領域に入力がなされていない場合には、筆跡配置領域の指定位置において直接筆跡を入力して表示することが好ましい。
また、本発明にかかる手書き入力装置は、入力領域判定手段において、筆跡配置領域に入力されると判断された場合であって、正規化筆跡入力領域に入力がなされている場合には、正規化筆跡入力領域に入力されている筆跡を、筆跡配置領域の指定位置において正規化して表示することが好ましい。
また、本発明にかかる手書き入力装置は、座標入力手段において、ドラッグ操作による連続した座標位置情報を取得し、入力領域判定手段において、連続した座標位置情報の開始位置に相当する座標位置と最終位置に相当する座標位置を検出して、開始位置に相当する座標位置と最終位置に相当する座標位置がそれぞれどの領域に存在するのかを判断し、入力領域判定手段における判断結果に基づいて、開始位置に相当する座標位置に存在する筆跡を、最終位置に相当する座標位置まで移動することができることが好ましい。
また、本発明にかかる手書き入力装置は、正規化筆跡入力領域と筆跡配置領域の面積比率を指定し、指定された面積比率に応じて正規化筆跡入力領域と筆跡配置領域の表示面積比率を変更することが好ましい。状況に応じて手書き文字の入力を容易にするためである。
また、本発明にかかる手書き入力装置は、正規化筆跡入力領域と筆跡配置領域の間に横スクロール領域を設け、横スクロール領域によって正規化筆跡入力領域を拡大あるいは縮小することができることが好ましい。入力する文章の長さに柔軟に対応することができるからである。
また、本発明は、上記のような手書き入力装置の機能をコンピュータの処理ステップとして実行するソフトウェアを特徴とするものであり、具体的には、表示画面上に、正規化して入力したい筆跡を入力する正規化筆跡入力領域と、正規化しない筆跡を入力するとともに筆跡を正規化して表示する筆跡配置領域とを備えた手書き入力装置における手書き入力方法であって、入力媒体によって入力された座標位置情報を取得する工程と、座標位置情報に基づいて、筆跡が正規化筆跡入力領域及び筆跡配置領域のいずれに入力されるのか判断する工程とを少なくとも含み、正規化筆跡入力領域及び筆跡配置領域のいずれに入力されるのか判断された結果に基づいて、筆跡を入力することができる手書き入力方法並びにそのような工程を具現化するコンピュータ実行可能なプログラムであることを特徴とする。
かかる構成により、コンピュータ上へ当該プログラムをロードさせ実行することで、ペン等の入力媒体による操作状況に応じて正規化したい筆跡を入力するのか、正規化したくない筆跡を入力するのか制御可能となり、ユーザが正規化筆跡入力モードと非正規化筆跡入力モードを意識的に切り替えることなく、ユーザの意図に沿った手書き入力を行うことができる手書き入力装置を実現することが可能となる。
第1図は、本発明の実施の形態にかかる手書き入力装置の構成図である。
第2図は、本発明の実施の形態にかかる手書き入力装置を用いた実施例における画面構成例示図である。
第3図A〜Cは、本発明の実施の形態にかかる手書き入力装置を用いた実施例における筆跡入力操作の説明図である。
第4図は、本発明の実施の形態にかかる手書き入力装置を用いた実施例における筆跡入力操作の説明図である。
第5図は、本発明の実施の形態にかかる手書き入力装置を用いた実施例における筆跡再配置操作の説明図である。
第6図A〜Cは、本発明の実施の形態にかかる手書き入力装置を用いた実施例における筆跡修正操作の説明図である。
第7図A〜Cは、本発明の実施の形態にかかる手書き入力装置を用いた実施例における筆跡修正操作の説明図である。
第8図は、本発明の実施の形態にかかる手書き入力装置の他の構成図である。
第9図は、本発明の実施の形態にかかる手書き入力装置における処理の流れ図である。
第10図は、コンピュータ環境の例示図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1にかかる手書き入力装置について、図面を参照しながら説明する。第1図は本発明の実施の形態1にかかる手書き入力装置の構成図である。
第1図において、1は座標入力手段を示しており、ユーザが入力可能な画面表示領域において、ペン等の入力媒体がタップした位置の座標を入力するものである。ここで、「タップする」とは、入力媒体が表示画面に触れることを意味している。
なお、ユーザが入力可能な画面表示領域としては、正規化筆跡入力領域21と筆跡配置領域22とが考えられ、正規化筆跡入力領域21においては正規化したい筆跡を入力することができ、筆跡配置領域22においては正規化筆跡入力領域21で入力された筆跡を正規化して配置すると共に、正規化が不要である筆跡について入力することができる。
また、2は入力領域判定手段を示しており、座標入力手段1から入力された座標位置が、上述した正規化筆跡入力領域21あるいは筆跡配置領域22のどの領域に相当するのかを判定するものである。そして、入力された座標の位置する領域及び他の条件に基づいて、ペン等の入力媒体による操作の種類を特定することになる。他の条件としては、正規化筆跡入力領域21に入力されている文字があるか否か、あるいは筆跡配置領域22における座標位置に既に配置されている文字や図形があるか否か、等が考えられる。
まず、入力された座標位置が正規化筆跡入力領域21である場合には、正規化を行いたい筆跡の入力操作であると判断され、正規化筆跡入力手段3によって、正規化筆跡入力領域21に正規化の対象となる筆跡が入力される。入力された筆跡は、表示手段4によって正規化筆跡入力領域21に表示される。
次に、入力された座標位置が筆跡配置領域22であり、正規化筆跡入力領域21に入力されている筆跡がない場合であって、かつ入力された座標位置に既に入力された筆跡が存在しない場合には、新規に正規化を必要としない筆跡を入力する操作であると判断され、正規化不要筆跡入力手段5において、正規化不要の筆跡データとして筆跡が入力される。この場合も、入力された筆跡は、表示手段4によって筆跡配置領域22に表示される。
また、入力された座標位置が筆跡配置領域22であり、かつ正規化筆跡入力領域21に入力されている筆跡がある場合には、入力されている筆跡を筆跡配置領域22に配置するための操作であると判断され、筆跡配置手段6において、正規化筆跡入力領域21に入力されている筆跡を所定の大きさに正規化して、筆跡配置領域22に配置することになる。すなわち、正規化筆跡入力領域21において一連の筆跡を入力した後で、ペン等の入力媒体を筆跡配置領域22へと移動し、再度表示画面をタップすると、入力していた筆跡が表示に適当なサイズへと正規化された後、タップされた位置に表示されることになる。この場合、筆跡配置領域22に配置された筆跡は、表示手段4によって表示されることになる。
さらに、タップされた座標位置が筆跡配置領域22であり、正規化筆跡入力領域21に入力されている筆跡がなく、かつ入力された座標位置に既に配置されている筆跡が存在する場合には、既に配置されている筆跡を筆跡配置領域22において再配置するための操作であると判断され、筆跡配置手段6において、筆跡をドラッグする操作等によって、既に配置されている筆跡を所望の位置へと移動することになる。すなわち、既に筆跡配置領域22に配置されている筆跡をタップ&ドラッグした場合、入力領域判定手段2が再配置するための操作と判断し、指定された筆跡が、ペンのドラッグに追従して移動することになる。
なお、上述した再配置するための操作において、移動後の指定位置を正規化筆跡入力領域21とした場合には、入力領域判定手段2によって、タップして選択された筆跡に対する内容の追加等を行う編集操作であると判断され、筆跡配置領域22にあった筆跡が正規化筆跡入力領域21に転送される。このようにすることで、容易に編集を行うことも可能となる。
以上のように、ペン等の入力媒体による操作状況に応じて正規化したい筆跡を入力するのか正規化不要の筆跡を入力するのかについて判断しながら手書き入力処理を行うことによって、ユーザにとっては正規化筆跡入力モードと非正規化筆跡入力モードを意識的に切り替えることなく、ユーザの意図に沿った手書き入力を行うことが可能となる。
次に、本実施の形態にかかる手書き入力装置を携帯端末に組み込んだ場合の実施例について説明する。第2図は、本発明の実施の形態にかかる手書き入力装置を用いた実施例における画面構成例示図である。
第2図に示すように、画面構成は大別して正規化筆跡入力領域21と筆跡配置領域22の2つに大別され、その境界には画面比率変更バーを兼ねた横スクロール領域23が存在する。また、24は記入モードと消去モードとを切り替える消去ボタン等に代表される操作用メニューが配置されている操作用メニュー領域を示している。
第3図A〜Cは、本実施例にかかる手書き入力装置を用いた実施例における手書き文字入力操作の説明図である。まず第3図Aに示すように、「縮小して」という手書き文字を、正規化筆跡入力領域21に記入する。そして、筆跡配置領域22における配置したい位置をペン等によりタップすることで、第3図Bに示すように、設定されている正規化手順に従って手書き文字が縮小され、タップされた位置に配置されて表示されることになる。なお、正規化の手段については特に限定されるものではなく、公知のいかなる方法であっても良い。
また、手書き文字の入力が、「縮小して配置」というように長い手書き文字になってしまう場合も考えられる。かかる場合に対応するために、第3図Cに示すように、横スクロール領域23をドラッグして左方向へスライドさせることによって、現在表示されている筆跡を左方向に移動させることで正規化筆跡入力領域21における未記入領域を画面上に表示できるようになっている。すなわち、横スクロール領域23をドラッグした方向と同一の方向に表示されている筆跡も移動する。このようにすることで、長い文章であっても手書き文字として容易に入力することが可能となる。
また、正規化筆跡入力領域21において、文字を大きく書きたい場合、例えば画数の多い複雑な漢字を書きたい場合等においては、横スクロール領域23を上方向にドラッグすることによって、正規化筆跡入力領域21の幅も大きくすることができる。
この場合、正規化筆跡入力領域21の幅を拡大したままでは、手書き文字の配置時において筆跡配置領域22が相対的に狭くなっていることから配置の自由度が失われる。そこで、筆跡配置手段6において、筆跡配置領域22が所定の面積より小さいか否かについても判断し、小さくなっている場合、すなわち横スクロール領域23が上限を超えて上方へシフトしている場合には、筆跡の配置が容易になるように筆跡配置領域22を所定の大きさまで拡大する。このようにすることで、正規化したい筆跡の入力時において大きく入力することができるようにした場合であっても、筆跡の配置時に物理的な制約を受けることなく配置することが可能となる。
なお、筆跡配置領域22の大きさの既定値は、予め適切な値に設定しておくことが望ましいが、設定画面を準備しておき、ユーザの好みに応じて更新できるようにしておくことがより望ましい。
次に、第4図は本実施例にかかる手書き入力装置を用いた実施例における正規化不要筆跡を入力する操作の説明図である。一般に図形は正規化操作が不要となることが多く、入力した筆跡をそのまま表示すればよい場合が多い。そこで第4図では、筆跡として図形を入力する場合について説明する。
第4図に示すように、正規化を必要としない図形等の筆跡を入力する場合、筆跡配置領域22に直接、筆跡を入力することができる。この時、手書き入力装置においては、上述した正規化不要筆跡入力処理が実行され、表示手段4によって処理結果が表示されている。
なお、手書き図形を入力する方法としては、第4図に示す方法に限定されるものではなく、正規化された図形を入力したい場合もある。このような場合、例えば正規化筆跡入力領域21に手書き図形を入力して、ペン操作により筆跡配置領域22に配置する方法であっても良い。この場合は、入力した手書き図形の大きさに対して、縮小等の正規化処理をされたものが表示されることになる。また、逆に手書き文字であっても、正規化して入力したくない場合も考えられる。この場合も手書き図形の入力と同様、筆跡配置領域22に直接手書き文字を書けば良い。
第5図は本実施例にかかる手書き入力装置を用いた実施例における筆跡の再配置操作の説明図である。第5図は第4図において既に配置されていた手書き文字「インク」をペン等の入力媒体でタップし、任意の位置までドラッグして移動した状態を示している。すなわち、筆跡配置領域22にある手書き文字あるいは手書き図形をペン等でタップし、そのままドラッグすることによって、筆跡の配置を自由に変更することができる。
具体的には、連続して入力した複数の筆跡全体をストロークデータの集合として管理しておき、ストロークデータの集合に対する外接四角形の内部領域がタップされた場合に当該ストロークデータの集合が移動対象となる。外接四角形の内部領域は、当該外接四角形の左上座標を開始位置、右下座標を終了位置として、特定することが可能となる。
次に、正規化筆跡入力領域21に筆跡を入力している場合において、筆跡の入力操作自体を誤ったために、筆跡配置領域22へ配置する前に内容を修正したい場合も考えられる。第6図A〜Cは、本実施例にかかる手書き入力装置を用いた実施例における筆跡の修正操作の説明図である。
まず第6図Aにおいて、正規化筆跡入力領域21において筆跡を修正する場合には、誤った部分を消去するために消去モードに変更する消去ボタン61を選択する。消去ボタン61は操作用メニュー領域24に配置されている。
そして、消去モードに入ると、第6図Bに示すように、ペン等を正規化筆跡入力領域21にタップすると、消しゴムアイコン63が表示され、当該消しゴムアイコン63を正規化筆跡入力領域21上で移動させることによって、第6図Cに示すように、当該消しゴムアイコン63が通過した部分におけるストロークデータあるいはビットマップデータが消去されることになる。
もちろん、筆跡の消去方法としては、消しゴムアイコン63が通過した部分のみを消去する方法に限定されるものではなく、例えば消しゴムアイコン63が一部でも通過したストロークデータは全て消去するものであっても良いし、消去したい筆跡を「○」や「□」等の手書き閉領域で囲む方法であっても良い。
また、消去モードから通常の入力モードへ変換する方法としては、消去モードを解除する入力ボタン62を選択する方法であっても良いし、消去モードにおいて最初にペンアップした時点において自動的に入力モードへ戻る設定にする方法であっても良い。
入力ボタンを用いる場合には、筆跡を連続して消去することはできるものの、消去モードを解除しないと筆跡の入力へと移ることができない。一方、自動的に入力モードへ戻る方法を用いる場合には、筆跡の複数部分について連続して消去することはできないものの、通常の入力操作はすぐに行うことができることになる。
次に、筆跡を筆跡配置領域22へ配置した後で、その内容を修正した場合も考えられる。第7図A〜Cは本実施例にかかる手書き入力装置を用いた実施例における筆跡の修正操作の説明図である。
第7図Aにおいても、第6図Aの場合と同様に、誤った部分を消去するために消去モードに変更する消去ボタン71を選択する。消去ボタン71は操作用メニュー領域24に配置されている。
そして、消去モードに入ると、第7図Bに示すように、ペン等を筆跡配置領域22にタップすると、消しゴムアイコン73が表示され、当該消しゴムアイコン73を筆跡配置領域22上で移動させることによって、第7図Cに示すように、当該消しゴムアイコン73が通過した部分におけるストロークデータあるいはビットマップデータが消去されることになる。
もちろん、筆跡の消去方法としては、消しゴムアイコン73が通過した部分のみを消去する方法に限定されるものではなく、例えば消しゴムアイコン73が一部でも通過したストロークデータは全て消去するものであっても良いし、消去したい筆跡を「○」や「□」等の手書き閉領域で囲む方法であっても良い。
また、消去モードから通常の入力モードへ変換する方法としては、消去モードを解除する入力ボタン72を選択する方法であっても良いし、消去モードにおいて最初にペンアップした時点において自動的に入力モードへ戻る設定にする方法であっても良い。
なお、入力モードと消去モードの切り替え操作が必要となることから、本実施例にかかる携帯端末における手書き入力装置相当部分の構成は第8図に示すようになる。第8図においては、メニュー指示解釈手段81を新たに設けており、消去モードに入る指示が出されたか否かを判定することになる。
具体的には、メニュー指示解釈手段81において、消去ボタン61(71)と入力ボタン62(72)のどちらが最後に押されたか、すなわち最後に送信された信号が、消去モード切替信号であるか入力モード切替信号であるかを判定し、判定結果に応じて消しゴムアイコン63(73)の表示/非表示を制御することになる。
また、既に筆跡配置領域22に配置されている筆跡に対して追加等の再編集をしたい場合には、筆跡配置領域22に表示されている筆跡をタップし、その直後、正規化筆跡入力領域21をタップすることによって、選択された筆跡のストロークデータ群が正規化筆跡入力領域21に転送され、編集可能な状態となる。
データ転送の操作としては、タップ操作以外に、再編集の対象となる筆跡を正規化筆跡入力領域21までドラッグ操作によって移動する方法等も考えられる。
また、正規化した筆跡を正規化筆跡入力領域21に移動すると、正規化する前の状態の筆跡に戻す必要がある。しかし、正規化処理によって筆跡が縮小されている場合においては、縮小した筆跡のストロークデータを拡大しても、元の状態には戻ることができない。したがって、元の状態における筆跡のストロークデータと正規化処理後のストロークデータとをついにして保存しておくことによって、正規化した筆跡を正規化筆跡入力領域21に移動した場合に確実に正規化処理前の筆跡に戻すことができるようになる。
次に、本発明の実施の形態にかかる手書き入力装置を実現するプログラムの処理の流れについて説明する。第9図に本発明の実施の形態にかかる手書き入力装置を実現するプログラムの処理の流れ図を示す。
第9図において、まずユーザが入力可能な画面表示領域において、ペン等の入力媒体がタップした位置の座標を入力する(ステップS901)。そして、入力された座標位置が、上述した正規化筆跡入力領域21あるいは筆跡配置領域22のどの領域に相当するのか等について判定する(ステップS902)。
次に、座標位置が正規化筆跡入力領域21である場合には(ステップS903:Yes)、正規化を行いたい筆跡の入力操作であると判断され、正規化筆跡入力領域21に筆跡を入力する(ステップS904)。また、座標位置が筆跡配置領域22である場合には(ステップS903:No)、正規化筆跡入力領域21に入力されている筆跡が表示されているか否かを判断する(ステップS905)。
正規化筆跡入力領域21に入力されている筆跡が表示されている場合には(ステップS905:Yes)、入力された筆跡を筆跡配置領域22に配置するための操作であると判断され、正規化筆跡入力領域21に表示されている筆跡を所定の大きさに正規化して、筆跡配置領域22に配置する(ステップS906)。
正規化筆跡入力領域21に入力されている筆跡が表示されていない場合には(ステップS905:No)、入力された座標位置に既に入力されている筆跡が存在するか否かを判断する(ステップS907)。入力された座標位置に既に配置されている筆跡が存在しない場合には(ステップS907:No)、新規に正規化が不要である筆跡を入力する操作であると判断され、正規化を必要としない筆跡を入力する(ステップS908)。
入力された座標位置に既に配置されている筆跡が存在する場合には(ステップS907:Yes)、既に配置されている筆跡を筆跡配置領域22において再配置するための操作であると判断され、既に配置されている筆跡を所望の位置へと移動する(ステップS909)。
以上のように本実施の形態によれば、ペン等の入力媒体による操作状況に応じて、筆跡を正規化して入力したいのか、あるいは正規化せずにそのまま入力したいのか制御可能となり、ユーザが正規化筆跡入力モードと非正規化筆跡入力モードを意識的に切り替えることなく、ユーザの意図に沿った手書き入力を行うことが可能となる。
また、携帯端末等を用いる場合のように、表示画面自体が狭く、解像度が低い場合であっても、筆跡の入力領域を広く確保することができ、正規化処理を行うことによって入力した筆跡が大きい場合であっても、入力結果を見やすく表示することが可能となる。
なお、本発明の実施の形態にかかる手書き入力装置を実現するプログラムは、第10図に示すように、CD−ROM102−1やフレキシブルディスク102−2等の可搬型記録媒体102だけでなく、通信回線の先に備えられた他の記憶装置101や、コンピュータ103のハードディスクやRAM等の記録媒体104のいずれに記憶されるものであっても良く、プログラム実行時には、プログラムはローディングされ、主メモリ上で実行される。
以上のように本発明にかかる手書き入力装置によれば、ペン等の入力媒体による操作状況に応じて筆跡を正規化して入力したいのか、あるいは正規化せずにそのまま入力したいのか制御可能となり、ユーザが正規化筆跡入力モードと非正規化筆跡入力モードを意識的に切り替えることなく、ユーザの意図に沿った手書き入力を行うことが可能となる。
また、本発明にかかる手書き入力装置によれば、携帯端末等を用いる場合のように、表示画面自体が狭く、解像度が低い場合であっても、筆跡の入力領域を広く確保することができ、正規化処理を行うことによって入力された筆跡が大きい場合であっても、入力結果を見やすく表示することが可能となる。

Claims (6)

  1. 表示画面上に、筆跡を入力および表示する領域として、筆跡入力領域と、筆跡配置領域とを備えた手書き入力装置であって、
    入力媒体によって入力される筆跡の座標位置の情報を取得する座標入力手段と、
    前記座標位置の情報に基づいて、筆跡が入力された領域を判断する入力領域判定手段とを少なくとも含み、
    前記入力領域判定手段が、前記入力媒体によって前記筆跡入力領域へ筆跡が入力されたと判断した場合、入力された筆跡を前記筆跡入力領域へ表示し、
    前記入力領域判定手段が、前記入力媒体によって前記筆跡配置領域へ筆跡が入力され、かつ、前記筆跡入力領域に筆跡が入力されておらず、かつ、前記筆跡配置領域における筆跡の入力位置に既に入力された筆跡が存在しないと判断した場合、入力された筆跡をそのまま前記筆跡配置領域へ表示し、
    前記入力領域判定手段が、前記入力媒体によって入力される筆跡の最初の座標位置が前記筆跡配置領域に含まれ、かつ、前記筆跡入力領域へ筆跡が既に入力されていると判断した場合、前記筆跡入力領域に既に入力された筆跡群を縮小して前記筆跡配置領域における前記筆跡の最初の座標位置へ表示し、
    前記入力領域判定手段が、前記入力媒体によって入力される筆跡の最初の座標位置が前記筆跡配置領域に含まれ、かつ、前記筆跡入力領域へ筆跡が入力されておらず、かつ、入力された筆跡の最初の座標位置に筆跡または筆跡群が既に入力されていると判断した場合、前記筆跡配置領域において既に入力された筆跡または筆跡群を再配置することを特徴とする手書き入力装置。
  2. 前記座標入力手段が、前記入力媒体のドラッグ操作による連続した座標位置の情報を取得し、
    前記入力領域判定手段が、前記ドラッグ操作の開始位置に相当する座標位置と最終位置に相当する座標位置を検出して、前記開始位置に相当する座標位置と前記最終位置に相当する座標位置のそれぞれが筆跡入力領域および筆跡配置領域のいずれの領域に存在するのかを判断し、
    前記入力領域判定手段により、前記開始位置に相当する座標位置が筆跡配置領域に存在し、前記最終位置に相当する座標位置が筆跡入力領域に存在すると判断された場合、筆跡配置領域の筆跡を筆跡入力領域へ移動する、請求項1に記載の手書き入力装置。
  3. 前記筆跡入力領域と前記筆跡配置領域の面積比率を指定し、指定された面積比率に応じて前記筆跡入力領域と前記筆跡配置領域の表示面積比率を変更する請求項1または2に記載の手書き入力装置。
  4. 前記筆跡入力領域と前記筆跡配置領域の間に横スクロール領域を設け、前記横スクロール領域に対する前記入力媒体のドラッグ操作に応じて前記筆跡入力領域に表示されている筆跡を移動させる、請求項1または2に記載の手書き入力装置。
  5. 表示画面上に、筆跡を入力および表示する領域として、筆跡入力領域と、筆跡配置領域とを備えた手書き入力装置における手書き入力方法であって、
    入力媒体によって入力される筆跡の座標位置の情報を取得する工程と、
    入力媒体によって入力される筆跡の最初の座標位置と、前記筆跡入力領域および前記筆跡配置領域のそれぞれへの筆跡の入力状況とに応じて、以下の(1)〜(4)のいずれかを行う工程とを含むことを特徴とする手書き入力方法。
    (1)前記入力媒体によって前記筆跡入力領域へ筆跡が入力された場合、入力された筆跡を前記筆跡入力領域へ表示する。
    (2)前記入力媒体によって前記筆跡配置領域へ筆跡が入力され、かつ、前記筆跡入力領域へ筆跡が入力されておらず、かつ、前記筆跡配置領域における筆跡の入力位置に既に入力された筆跡が存在しない場合、入力された筆跡をそのまま前記筆跡配置領域へ表示する。
    (3)前記入力媒体によって入力される筆跡の最初の座標位置が前記筆跡配置領域に含まれ、かつ、前記筆跡入力領域へ筆跡が既に入力されている場合、前記筆跡入力領域に既に入力された筆跡群を縮小して前記筆跡配置領域における前記筆跡の最初の座標位置へ表示する。
    (4)前記入力媒体によって入力される筆跡の最初の座標位置が前記筆跡配置領域に含まれ、かつ、前記筆跡入力領域へ筆跡が入力されておらず、かつ、入力された筆跡の最初の座標位置へ筆跡または筆跡群が既に入力されている場合、前記筆跡配置領域において既に入力されている筆跡または筆跡群を再配置する。
  6. 表示画面上に、筆跡を入力および表示する領域として、筆跡入力領域と、筆跡配置領域とを備えた手書き入力装置における手書き入力方法を具現化するコンピュータ実行可能なプログラムであって、
    入力媒体によって入力される筆跡の座標位置の情報を取得するステップと、
    入力媒体によって入力される筆跡の最初の座標位置と、前記筆跡入力領域および前記筆跡配置領域のそれぞれへの筆跡の入力状況とに応じて、以下の(1)〜(4)のいずれかを行うステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータ実行可能なプログラム。
    (1)前記入力媒体によって前記筆跡入力領域へ筆跡が入力された場合、入力された筆跡を前記筆跡入力領域へ表示する。
    (2)前記入力媒体によって前記筆跡配置領域へ筆跡が入力され、かつ、前記筆跡入力領域へ筆跡が入力されておらず、かつ、前記筆跡配置領域における筆跡の入力位置に既に入力された筆跡が存在しない場合、入力された筆跡をそのまま前記筆跡配置領域へ表示する。
    (3)前記入力媒体によって入力される筆跡の最初の座標位置が前記筆跡配置領域に含まれ、かつ、前記筆跡入力領域へ筆跡が既に入力されている場合、前記筆跡入力領域に既に入力された筆跡群を縮小して前記筆跡配置領域における前記筆跡の最初の座標位置へ表示する。
    (4)前記入力媒体によって入力される筆跡の最初の座標位置が前記筆跡配置領域に含まれ、かつ、前記筆跡入力領域へ筆跡が入力されておらず、かつ、入力された筆跡の最初の座標位置へ筆跡または筆跡群が既に入力されている場合、前記筆跡配置領域において既に入力されている筆跡または筆跡群を再配置する。
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