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JP4614673B2 - 冷却貯蔵庫の管継手接続構造 - Google Patents
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JP4614673B2 - 冷却貯蔵庫の管継手接続構造 - Google Patents

冷却貯蔵庫の管継手接続構造 Download PDF

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Description

本発明は、冷却貯蔵庫における除霜水の排水経路に配される管継手の接続構造に関する。
例えば業務用の冷蔵庫では、冷却器に付着した霜を除去して冷却効率を高めるために適宜に除霜運転が行われる。その排水経路は、冷却器の下面側に除霜水を受けるドレンパンが設けられる一方、断熱箱体からなる冷蔵庫本体の庫壁内に排水管が埋設されて、ドレンパンに突設された排水口が内箱に形成された入口から排水管に差し込まれ、除霜水は排水管を通って庫外に排水されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、上記した排水管への入口を形成したり、あるいはその入口と排水管とを接続する場合には、エルボ等の管継手が用いられる。より具体的には、管継手の一端にフランジを形成して、このフランジを内箱の開口の裏側の口縁部に当てることで入口が形成されるとともに、管継手の他端の筒部が、排水管の上端に嵌合されて接続される。また、排水管を途中で屈曲して配管する場合等も、分割された排水管同士が管継手を介して繋がれる。
特開平11−248335号公報
ところでこのような排水経路では、除霜水の洩れ止めを図ることはもちろんであるが、製造の際には、排水管や管継手は、断熱箱体の外殻体を形成する際に同時に組み付けられ、後から断熱材である発泡樹脂を外殻体内に発泡充填するようになっているため、発泡樹脂の配管内への侵入も防止する必要がある。
そのため、管継手と排水管との嵌合部分や、管継手のフランジを内箱の口縁部に当てる部分において、目貼りのために接着剤を塗ったり、テープを貼ったりする必要があって、作業に手間が掛かるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、除霜水の排水経路を形成する作業を簡略化するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、内箱と外箱との間に発泡樹脂からなる断熱材を充填した断熱箱によって貯蔵庫本体が形成され、庫内を冷却する冷却器からの除霜水が前記本体の断熱材中に埋設された排水管を通って庫外に排出されるようにした冷却貯蔵庫において、前記排水管の端部と前記排水管への入口となるべく前記内箱に形成された開口とに管継手を接続する構造であって、前記管継手の本体部が硬質樹脂により形成されるとともに、この管継手における前記排水管の端部の周面に嵌合される嵌合部が軟質樹脂により形成されており、前記管継手の本体部の両端に一対の接続口が設けられ、両接続口のうち前記排水管の端部との接続口に硬質樹脂製の筒体が設けられ、前記筒体が、前記排水管の端部の内周に嵌合される内筒と前記排水管の端部の外周に嵌合される外筒とによって前記排水管の端部を挟持する二重筒として形成され、前記嵌合部は、前記外筒の軸方向の先端側に形成されており、前記外筒の内周面は、前記筒体の軸方向の先端に向かうほど間口を広げるようにしてテーパ状に形成され、前記嵌合部の内周面には、全周にわたる突条が複数軸方向に間隔を開けて形成され、前記突条は前記嵌合部の内周面から径方向内側に突出する形態をなしている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記内筒は短寸に形成されている一方、前記外筒は前記内筒よりも長めに形成されており、前記外筒の先端は前記内筒の先端よりも軸方向の先端側に突出しているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記管継手における前記内箱の開口の口縁部に当てられる当接部が軟質樹脂により形成されており、前記両接続口のうち前記内箱の開口の口縁部との接続口に前記内箱の開口の口縁部を表裏両側から挟持する硬質樹脂製の二重フランジが形成され、表裏いずれか一方のフランジに前記当接部が設けられており、前記当接部は、前記内箱の開口の口縁部の全面に当てられて、同口縁部の全周にわたって密着しているところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記内箱の開口の口縁部には切欠孔が形成されているとともに、前記表フランジが前記切欠孔と整合する部分フランジとして形成され、前記裏フランジに前記当接部が設けられており、前記表フランジを前記切欠孔に通したのち回動することにより、前記裏フランジに設けられた前記当接部が前記開口の裏側の口縁部に密着した状態で抜け止めされ、かつ前記表フランジに、前記切欠孔の端縁に当たることで回動を規制するストッパが設けられているところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項3または請求項4に記載のものにおいて、前記当接部における前記内箱の開口の口縁部に当てられる面上には、互いに径が異なる複数の突条が間隔を開けて同心に形成され、または、前記当接部自身が、前記フランジにおける前記開口の口縁部と対向する面上において、径方向に間隔を開けて同心に形成された互いに径が異なる複数の突条であるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
管継手における排水管の端部の周面に嵌合される嵌合部、柔軟性に富んだ軟質樹脂で形成されているから、相手に良く密着してシールが取られる。そのため、製造時に発泡樹脂が侵入したり、使用時に除霜水の洩れが生じることが防止される。一方、本体部は硬質樹脂製であるから、発泡樹脂の発泡圧を受けて変形することがなく、接続部分や入口の形状が正規に維持される。
特に製造時に、格別の目張りを施す必要がないから、作業が簡単となり、もって製造コストの低減を図ることができる。
また、排水管の端部は、硬質樹脂製のいわゆる腰の強い筒体に嵌められて強固に位置決めされて接続された上で、柔軟な嵌合部が内外いずれか一方の周面に当てられるのであるから、嵌合部が全周にわたって確実に密着でき、より確実にシールが取られる。
また、筒体が二重筒であるから、排水管の端部をより強固に位置決めして接続でき、嵌合部によるシールをさらに確実に取ることができる。
また、嵌合部における嵌合面には複数の突条が形成されているから、相手の排水管の端部に嵌合する際の摩擦抵抗が小さく抑えられ、嵌合作業がスムーズに行われる。
また発泡樹脂は、流動経路中に体積変化があるとその部分で圧力変化が起こり、部分的に発泡し硬化する傾向にある。したがって、突条間に隙間が設けられた構造とすると、発泡樹脂がその隙間に流入した際に発泡して硬化し、それ以上の発泡樹脂の流入を阻止し、すなわち配管内が発泡樹脂で詰まるといったことが確実に防止される。
<請求項3発明>
管継手における内箱の開口の口縁部に当てられる当接部が、柔軟性に富んだ軟質樹脂で形成されているから、相手に良く密着してシールが取られる。
管継手は、硬質樹脂製の腰の強いフランジが表裏から内箱の開口の口縁部を挟むことで、強固に位置決めされて取り付けられる。その上で、柔軟な当接部が、表裏いずれか一方の口縁部に当てられることで、口縁部の全周にわたって良好に密着でき、より確実にシールを取ることができる。
<請求項の発明>
表フランジを切欠孔に通したのち管継手を回動すると、表フランジが表側の口縁部に掛止しつつ摺接し、ストッパが切欠孔の端縁に当たったところで回動が規制される。これにより管継手は、所定の回動姿勢を取った上で、裏フランジに設けられた当接部を開口の裏側の口縁部に密着させた状態で抜け止めされて取り付けられる。
<請求項の発明>
上記した発泡樹脂の性質によって、同様に突条間の隙間で発泡樹脂が発泡して硬化し、発泡樹脂がそれ以上開口内に進入することが防がれる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8によって説明する。
図1において、符号10は冷蔵庫本体であって、内箱11と外箱12との間に発泡樹脂等からなる断熱材13が充填された前面開口の縦長の断熱箱体から構成されており、4本の脚14で支持されているとともに、内部が貯蔵室15となっている。貯蔵室15の前面開口は、仕切枠16によって上下2つの開口部17に仕切られ、各開口部17には断熱扉18が揺動開閉可能に装着されている。
冷蔵庫本体10の上面には機械室20が設けられ、その中に冷凍装置21が設置されている。冷凍装置21は、圧縮機22、凝縮器23等を備え、断熱性の基台24上に取り付けられてユニット化されており、基台24が貯蔵室15の天井面の窓孔25を塞ぐようにして取り付けられている。
貯蔵室15の天井部分における窓孔25の下面側には、エアダクトを兼ねたドレンパン26が張設され、その上方に冷却器室27が形成されている。ドレンパン26の底面は、奥縁(図1の右側)に向けて下り勾配となるように形成され、手前側の領域に吸込口28が開口されているとともに、奥縁側には吹出口29が切り欠き形成されている。
冷却器室27内には、冷却器30(蒸発器)と、吸込口28に臨んで庫内ファン31が装備されている。冷却器30は上記した冷凍装置21と冷媒配管で循環接続され、周知の冷凍サイクルを構成している。そして、冷凍装置21(圧縮機22)を運転しつつ庫内ファン31を駆動すると、貯蔵室15の室内空気が庫内ファン31によって吸込口28から冷却器室27内に吸引され、その空気が冷却器30を流通する間に熱交換によって冷気が生成され、その冷気が吹出口29から貯蔵室15の奥面に沿うようにして吹き出され、貯蔵室15内に冷気が循環供給されるようになっている。
一方、冷却器30等に付着した霜を除去するために、適宜に除霜運転が行われる。この除霜運転は、冷却器30に装備された除霜用のヒータ(図示せず)に通電して加熱することによって行われ、除霜水はドレンパン26で受けられたのち、冷蔵庫本体10の壁面内に設けられた排水路33を通って庫外に排水されるようになっている。
排水路33は背面壁10Aの上部位置に入口34が設けられ、2本の合成樹脂製の排水管35,36をエルボ50,70で繋いで形成されており、第1の排水管35が、背面壁10A内を真っ直ぐに下がったのち正面から見た左側に斜めに下り、次に第2の排水管36が、左側面壁10B内を手前側に向けて斜めに下がったのち、底面壁10Cに設けられたドレン口37に向けて真っ直ぐ下がって配管されている。排水路33の入口34にはドレンパン26に突設された排水口38が差し込まれ、ドレン口37にはドレンホースが接続されて、適宜の排水場所に導かれている。
まず、図1の符号Aに示した排水路33の入口34の形成部分の構造について説明する。この入口34の形成部分には、図2及び図3に示すように、第1のエルボ50(本願の管継手に相当)が配されている。このエルボ50は合成樹脂製であるが、ABS樹脂等の硬質樹脂と、エラストマ等の軟質樹脂との二色成形によって一体形成されている。エルボ50は、本体部51の両端に2個の接続口52,53が約105度の角度で交差して設けられた形状であり、斜め上向きの接続口52が上記した入口34を構成し、下向きの接続口53が第1の排水管35の上端に接続されるようになっている。
入口34の形成部分では、まず図4に示すように、内箱11の表面に円形の凹陥部40が形成され、その底面の中心に円形の開口41が形成されている。この開口41の口縁部42には、所定幅を持った一対の切欠孔43が180度間隔を開けて形成されている。両切欠孔43は、開口41の中心を挟んだ上下の位置から、例えば正面から見て時計回り方向に45度ずれた位置に形成されている。
一方、エルボ50の接続口52には、内箱11の開口41の口縁部42を表裏両側から挟持可能な表フランジ54と裏フランジ55とが形成されている。表フランジ54は、切欠孔43と整合した形状であって、一対が同じく180度の間隔を開けて形成されている。両表フランジ54は、他方の接続口53が下を向いた姿勢を取った際に、接続口52の中心を挟んだ上下に位置するように形成されている。この表フランジ54は、本体部51と同じく硬質樹脂製である。また、表フランジ54には、正面から見た時計回り方向の前端側に、切欠孔43の端縁に突き当て可能なストッパ56が、裏側に突出して形成されている。
裏フランジ55は、表フランジ54の奥側において、内箱11のほぼ板厚分の間隔を開けて形成され、表フランジ54のほぼ倍の高さと厚さを持っており、開口41の裏側における環形の口縁部42の全面に当たる円形状に形成されている。ここでこの裏フランジ55では、根元部における表面側の半分の厚さ部分と、先端部の全厚さ部分とが軟質樹脂により形成されて当接部57となっており、残りの部分が、本体部51、表フランジ54と同じく硬質樹脂で形成されている。この当接部57における先端部の表面側には、2条の円形の突条58が、同心にかつ径方向に間隔を開けて形成されている。
下向きの接続口53では、第1の排水管35(図5参照)の上端が差し込まれる二重筒形状に形成されている。内筒60は、排水管35の内周にほぼ緊密に嵌合される短寸に形成されている。この内筒60は、本体部51と同じ硬質樹脂製である。
一方、外筒61は、排水管35の外周にほぼ緊密に嵌合可能であって、内筒60の6倍程度の長さ寸法と、ほぼ倍の厚さを持っている。この外筒61では、長さ方向の先端側の全厚さ部分と、中央部における外面側とが軟質樹脂により形成され、嵌合部62となっており、残りの部分が硬質樹脂で形成されている。
この軟質樹脂部(嵌合部62)と硬質樹脂部とが接合した周面では、軸方向に沿った凹凸嵌合構造63が形成されている。また、嵌合部62における先端部の内周面には、全周にわたる図示3条の突条64が、軸方向に間隔を開けて形成されている。各突条64は、手前側の面が傾斜面65で、奥側の面が切り立った面66となった断面山形に形成されている。
次に、図1の符号Bに示した排水路33の屈曲部分の構造を説明する。この屈曲部分には、図7に示すように、第2のエルボ70(本願の管継手に相当)が配されている。この第2のエルボ70も、第1のエルボ50と同様に、ABS樹脂等の硬質樹脂と、エラストマ等の軟質樹脂との二色成形によって一体形成されている。エルボ70は、本体部71の両端に2個の接続口72,73が約97度の角度で交差して設けられた形状であり、上向きと斜め下向きの接続口72,73が、ともに排水管35,36の端部と接続されるようになっている。
上向きの接続口72は、上記した第1のエルボ50の下向きの接続口53と同様に、二重筒形状に形成されている。簡単に繰り返すと、内筒60は短寸に形成され、本体部71と同じ硬質樹脂製である。外筒61では、長さ方向の先端側の全厚さ部分と、中央部における外面側とが軟質樹脂により形成されて嵌合部62となっており、残りの部分が硬質樹脂で形成されている。軟質樹脂部(嵌合部62)と硬質樹脂部とが接合した周面では、軸方向に沿った凹凸嵌合構造63となっている。また、嵌合部62における先端部の内周面には、全周にわたる図示3条の突条64が、軸方向に間隔を開けて形成されている。
斜め下向きの接続口73では、上記の上向きの接続口72から内筒60を除去した単一の筒体75として形成され、この筒体75は第2の排水管36の端部にほぼ緊密に外嵌可能で、奥の縮径された段付部76に、排水管36の先端を突き当て可能となっている。この筒体75では、上向き接続口72の外筒61と同じく、長さ方向の先端側の全厚さ部分と、中央部における外面側とが軟質樹脂により形成されて嵌合部62となっており、残りの部分が本体部71と同じ硬質樹脂で形成されている。同様に、軟質樹脂部(嵌合部62)と硬質樹脂部とが接合した周面では、軸方向に沿った凹凸嵌合構造63となっている。また、嵌合部62における先端部の内周面に、全周にわたる図示3条の突条64が軸方向に間隔を開けて形成されていることについても、同様である。
なお、両接続口72,73の根元側の近接した位置の間に、十字形をなす硬質樹脂製の補強材77が差し渡され、全体が補強されている。
続いて、製造の手順を説明する。まず、第1のエルボ50におけるフランジ54,55付きの接続口52を、内箱11の開口41に取り付ける。それには図4に示す状態から、エルボ50を正面から見た時計回り方向に回動して、表フランジ54が切欠孔43と対応した回動姿勢とする。次に表フランジ54を切欠孔43に通したのち、エルボ50を正面から見た反時計回り方向に回動すると、表フランジ54が表側の口縁部42に掛止しつつ回り込み、図3に示すように、ストッパ56が切欠孔43の端縁に当たったところで回動が規制される。これによりエルボ50は、下側の接続口53を真下に向けた姿勢で、図5に示すように、裏フランジ55の当接部57における2条の突条58が弾性的に潰されつつ、開口41の口縁部42の外周側の全周に密着した状態で抜け止めされて取り付けられる。
次に、第1の排水管35が内箱11に沿った所定の向きとされ、その上端が、第1のエルボ50の下向きの接続口53に下方から差し込まれる。排水管35の上端は、嵌合部62の先端側を弾性的に広げつつ挿入され、内筒60と外筒61との間の環形の差込溝68に差し込まれる。嵌合部62の3条の突条58が排水管35の外周面に弾性的に密着することでシールが取られる。
排水管35の上端を挿入するに当たっては、嵌合部62の先端側の内周面に摺接することになるが、内周面に面当たりするのではなく、そこに形成された3条の突条64に摺接するのであるから摩擦抵抗が小さく、また突条64の手前側が傾斜面65となっているから、スムーズに挿入することができる。一方、挿入された後は、排水管35が引き抜かれる方向に対して突条64が楔のごとく食い込むように作用し、抜け防止に寄与する。
なお第1のエルボ50が取り付けられた際、下側の接続口53が真下を向いた姿勢から左右に振られていると、排水管35の上端が差し込まれた際に、両者の軸線がずれることになる。その点この実施形態では、エルボ50は、下側の接続口53を真下に向けた姿勢に位置決めされて取り付けられているから、排水管35の上端を軸線を一致させて嵌合することができる。その結果、エルボ50の嵌合部62における突条64が、排水管35の上端に対して全周にわたって均等に密着される。
次に、第1の排水管35の斜め下方を向いた下端に対し、第2のエルボ70が所定の姿勢とされて、図8に示すように、その一方の接続口72が差し込まれる。排水管35の下端は、同様に嵌合部62の先端側を弾性的に広げつつ挿入され、内筒60と外筒61との間の環形の差込溝68に差し込まれる。嵌合部62の3条の突条64が排水管35の外周面に弾性的に密着することでシールが取られ、同じく排水管35の挿入はスムーズに行われる。
続いて、第2の排水管36の斜め上方を向いた上端が、第2のエルボ70の他方の接続口73に挿入される。同様に嵌合部62の先端側を弾性的に広げつつ挿入されて、筒体75の根元の内周に緊密に嵌められ、奥の段付部76に当たって押し込みが停止される。嵌合部62の3条の突条64が排水管36の外周面に弾性的に密着することでシールが取られ、同じく排水管36の挿入はスムーズに行われる。
この第2の排水管36の下端は、ドレン口37に接続される。
このように第1及び第2の排水管35,36の配管が完了したら、内箱11の外側に外箱12が所定の間隔を開けて嵌められ、両箱11,12の間に、発泡ウレタン樹脂等の発泡樹脂からなる断熱材13が発泡充填される。
このとき、入口34の形成部分では、内箱11の開口41の口縁部42が、硬質樹脂製で腰の強い表裏のフランジ54,55で挟まれた上で、裏フランジ55に設けられた軟質樹脂製の当接部57の突条58が当てられているために、突条58が裏側の口縁部42の全周にわたって良く密着してシールが取られている。そのため断熱材13が、開口41の表側、さらには入口34内に侵入することが防がれる。
また、第1の排水管35の上端がエルボ50の接続口53に嵌合された部分では、排水管35の端部が、硬質樹脂製で腰の強い内筒60と外筒61とに挟まれて強固に取り付けられた上で、外筒61に設けられた軟質樹脂製の嵌合部62の突条64が嵌合されることで、排水管35の端部の全周に良く密着してシールが取られている。そのため、断熱材13が排水管35内に侵入することが防がれる。
排水路33の屈曲部分については、第1の排水管35の下端部が第2のエルボ70の接続口72に嵌合された部分では、同排水管35の上端部の嵌合部分と同様にシールされる。
第2の排水管36の上端がエルボ50の接続口73に嵌合された部分では、排水管36の上端部が、筒体75のうちの硬質樹脂製の剛性の高い基端部内に緊密に嵌められ、先端側の嵌合部62の突条64が排水管36の全周に密着されてシールされる。したがって、両接続口72,73の部分でも、断熱材13が排水管35,36内に侵入することが防がれる。
なお、例えば第1のエルボ50の接続口53では、断熱材13である発泡樹脂が発泡充填される際に、図5の矢線xに示すように、外筒61の嵌合部62の先端縁を広げつつ内部に流入するおそれがある。しかしながら、発泡ウレタン樹脂等の発泡樹脂は、流動経路中に体積変化があるとその部分で圧力変化が起こり、部分的に発泡し硬化する傾向にある。
その点、嵌合部62における先端部の内周面には、3条の突条64が間に隙間67を設けて形成された構造であるから、発泡樹脂がその隙間67に流入した際に発泡して硬化し、それ以上の発泡樹脂の流入が確実に阻止される。
第2のエルボ70の両接続口72,73でも、上記と同様の作用効果が得られる。
また、第1のエルボ50における入口34を形成する側でも、裏フランジ55の当接部57における先端部の表面に、2条の突条58が隙間59を設けて形成された構造であるから、同じく図5の矢線yに示すように、発泡樹脂が当接部57の先端縁を捲りつつ流入した場合に、隙間59内で発泡して硬化し、同様にそれ以上の発泡樹脂の流入が確実に阻止される。
上記のように、本体10の壁面における断熱材13中に第1と第2の排水管35,36が埋設されて排水路33が構成され、この排水路33の入口34にドレンパン26の排水口38が差し込まれる。したがって除霜運転等の際、ドレンパン26で受けられた除霜水は、排水口38から入口34に流入し、その後は排水路33を流下して庫外へ排出される。ここで、入口34の形成部分と、エルボ50,70と、排水管35,36との接続部分では、軟質樹脂からなる当接部57または嵌合部62が密着されてシールされているから、洩れが生じることはない。
以上のように本実施形態では、エルボ50,70における排水管35,36の端部の周面に嵌合される嵌合部62、または内箱11の開口41の口縁部42に当てられる当接部57が、柔軟性に富んだ軟質樹脂で形成されているから、相手に良く密着してシールが取られる。そのため製造時に発泡樹脂が侵入したり、使用時に除霜水の洩れが生じることが防止される。特に製造時に、格別の目張りを施す必要がないから、作業が簡単となり、もって製造コストの低減を図ることができる。
より具体的には、エルボ50,70の接続口53,72,73に排水管35,36の端部を接続する部分では、排水管35,36の端部が硬質樹脂製で腰の強い二重筒60,61に嵌められ、若しくは同硬質樹脂製の筒体75内に嵌められることで強固に位置決めされて接続され、その上で柔軟な嵌合部62が排水管35,36の端部の外周面に当てられるのであるから、嵌合部62が全周にわたって確実に密着され、シール性が高い。
一方、入口34の形成部分でも、エルボ50の接続口52は、硬質樹脂製の腰の強いフランジ54,55により表裏から内箱11の開口41の口縁部42を挟むことで、強固に位置決めされて取り付けられる。その上で、柔軟な当接部57が裏側の口縁部42に当てられるのであるから、口縁部42の全周にわたって良好に密着でき、同じく高いシール性が得られる。
嵌合部62における排水管35,36との嵌合面には、3条の突条64が形成されているから、排水管35,36の端部を嵌合する際の摩擦抵抗が小さく抑えられ、嵌合作業がスムーズにできる。また、突条64が設けられていると、発泡樹脂が嵌合部62の嵌合面側に流入しようとした際、発泡樹脂の性質を利用して突条64の間の隙間67で発泡樹脂を部分的に発泡して硬化させることができる。そのため、それ以上の発泡樹脂の流入が阻止でき、すなわち排水管35,36内への侵入が防止できる。
また、当接部57にも2条の突条58が形成されているため、当接部57の当接面側に発泡樹脂が流入しようとした場合に、同様に突条58の間の隙間59で発泡樹脂が発泡して固化し、それ以上の流入が阻止される。もって、入口34内への発泡樹脂の侵入が防止される。
両エルボ50,70では、硬質樹脂の部分と軟質樹脂の部分とが二色成形によって一体に形成されているから、その継ぎ目から洩れが生じることが防がれる。また、一部品で済むことから、管理が簡単となる等、取り扱いに優れたものとなる。
<実施形態2>
図9は、実施形態2に係るエルボ80(本願の管継手に相当)を示している。このエルボ80は、排水路33の屈曲部分に配されるものであって、接続口の構造に変更が加えられた変形例ともいうべきものである。
上向きの接続口82では、硬質樹脂からなる本体部81の上向きの筒部81Aの先に、拡径された軟質樹脂製の嵌合部62が形成され、その内周面に3条の突条64が間隔を開けて形成されている。相手の排水管35の下端部は、突条64を潰しつつ嵌合部62内に嵌合され、段付部84に当たって受けられる。
柔軟な突条64が、排水管35の下端部の外周面に良く密着し、良好にシールが取られる。特に、排水管35の下端部を嵌める硬質樹脂部分は設けられていないが、上下方向を向いた排水管35では、その下端部を受けるだけでも十分に位置決めができる。
一方、右向きの接続口83では、硬質樹脂からなる本体部81の右向きの筒部81Bの外周面に、3条の軟質樹脂製の突条64が間隔を開けて形成されている。また、突条64の奥側には、排水管36の端面を突き当て、かつ端部の外周面を覆う断面鈎形をなす軟質樹脂製の鍔85が形成されている。排水管36の端部は、硬質樹脂製の筒部81Bの外周に強固に嵌められたのち、柔軟な突条64が外周面の全周に密着し、また鈎形鍔85が端面に当たることで良好にシールされる。
両接続口82,83とも、図示3条ずつの突条64が形成されているから、上記したと同様に、発泡樹脂が流入しようとした際に、突条64の間の隙間67で部分的に発泡して硬化し、それ以上の発泡樹脂の流入が阻止される。
<実施形態3>
図10は本発明の実施形態3を示す。この実施形態のエルボ90(本願の管継手に相当)は、入口34の形成部分に配されるものである。このエルボ90は、内箱11の開口41の口縁部42に当接する当接部91と、排水管35の端部が嵌合される嵌合部92とが、軟質樹脂製で形成されてはいるものの、硬質樹脂製の本体部51とは別体とに形成されて、本体部51に対して着脱可能とされている。
例えば、嵌合部92Aに示すように、口径を異にする複数種の嵌合部を準備しておくことによって、接続する排水管の管径が変更となった場合に、嵌合部を交換するだけで対応することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)エルボの接続口の構造は、上記実施形態に例示したもの以外にも変更可能である。例えば、排水路の入口を構成する接続口において、裏フランジ自体は硬質樹脂で形成し、突条のみを軟質樹脂で形成してもよい。また、突条を含めて裏フランジ全体を軟質樹脂製としてもよい。
(2)本発明は、上記実施形態に示したエルボに限らず、ベンドやストレートタイプ等、他の形式の管継手全般に広く適用することができる。
(3)除霜水の排水経路は、上記実施形態に例示したものに限らず、断熱箱体の壁面内を通る限り、どの壁面をどのような順序や向きで通るかは任意に設定し得る。
(4)本発明は冷蔵庫に限らず、冷凍庫、急速凍結庫等、要は冷却器からの除霜水の排水経路を、排水管を管継手で繋ぎつつ断熱箱体の壁面中に通すことで形成したもの全般に広く適用することができる。
本発明の実施形態1に係る冷蔵庫の縦断面図 第1のエルボの断面図 同正面図 第1のエルボの取付構造を示す分解斜視図 第1のエルボの配設部分における断熱材の充填前の断面図 その断熱材の充填後の断面図 第2のエルボの断面図 第2のエルボに排水管を接続した状態の断面図 実施形態2に係るエルボの断面図 実施形態3に係るエルボの断面図
符号の説明
10…冷蔵庫本体 11…内箱 12…外箱 13…断熱材(発泡樹脂) 26…ドレンパン 30…冷却器 33…排水路 34…入口 35,36…排水管 38…排水口 41…開口 42…口縁部 43…切欠孔 50…エルボ(管継手) 51…本体部 52,53…接続口 54…表フランジ 55…裏フランジ 56…ストッパ 57…当接部 58…突条 59…隙間 60…内筒 61…外筒 62…嵌合部 64…突条 67…隙間 70…エルボ(管継手) 71…本体部 72,73…接続口 75…筒体 80…エルボ(管継手) 81…本体部 81B…筒部 82,83…接続口 90…エルボ(管継手) 91…本体部 92,92A…嵌合部

Claims (5)

  1. 内箱と外箱との間に発泡樹脂からなる断熱材を充填した断熱箱によって貯蔵庫本体が形成され、庫内を冷却する冷却器からの除霜水が前記本体の断熱材中に埋設された排水管を通って庫外に排出されるようにした冷却貯蔵庫において、前記排水管の端部と前記排水管への入口となるべく前記内箱に形成された開口とに管継手を接続する構造であって、
    前記管継手の本体部が硬質樹脂により形成されるとともに、この管継手における前記排水管の端部の周面に嵌合される嵌合部が軟質樹脂により形成されており、
    前記管継手の本体部の両端に一対の接続口が設けられ、両接続口のうち前記排水管の端部との接続口に硬質樹脂製の筒体が設けられ、
    前記筒体が、前記排水管の端部の内周に嵌合される内筒と前記排水管の端部の外周に嵌合される外筒とによって前記排水管の端部を挟持する二重筒として形成され、前記嵌合部は、前記外筒の軸方向の先端側に形成されており、
    前記外筒の内周面は、前記筒体の軸方向の先端に向かうほど間口を広げるようにしてテーパ状に形成され、前記嵌合部の内周面には、全周にわたる突条が複数軸方向に間隔を開けて形成され、前記突条は前記嵌合部の内周面から径方向内側に突出する形態をなしていることを特徴とする冷却貯蔵庫の管継手接続構造。
  2. 前記内筒は短寸に形成されている一方、前記外筒は前記内筒よりも長めに形成されており、前記外筒の先端は前記内筒の先端よりも軸方向の先端側に突出していることを特徴とする請求項1記載の冷却貯蔵庫の管継手接続構造。
  3. 前記管継手における前記内箱の開口の口縁部に当てられる当接部が軟質樹脂により形成されており、前記両接続口のうち前記内箱の開口の口縁部との接続口に前記内箱の開口の口縁部を表裏両側から挟持する硬質樹脂製の二重フランジが形成され、表裏いずれか一方のフランジに前記当接部が設けられており、前記当接部は、前記内箱の開口の口縁部の全面に当てられて、同口縁部の全周にわたって密着していることを特徴とする請求項1または請求項2記載の冷却貯蔵庫の管継手接続構造。
  4. 前記内箱の開口の口縁部には切欠孔が形成されているとともに、前記表フランジが前記切欠孔と整合する部分フランジとして形成され、前記裏フランジに前記当接部が設けられており、前記表フランジを前記切欠孔に通したのち回動することにより、前記裏フランジに設けられた前記当接部が前記開口の裏側の口縁部に密着した状態で抜け止めされ、かつ前記表フランジに、前記切欠孔の端縁に当たることで回動を規制するストッパが設けられていることを特徴とする請求項3記載の冷却貯蔵庫の管継手接続構造。
  5. 前記当接部における前記内箱の開口の口縁部に当てられる面上には、互いに径が異なる複数の突条が間隔を開けて同心に形成され、または、前記当接部自身が、前記フランジにおける前記開口の口縁部と対向する面上において、径方向に間隔を開けて同心に形成された互いに径が異なる複数の突条であることを特徴とする請求項3または4記載の冷却貯蔵庫の管継手接続構造。
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