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JP4614830B2 - オイルクーラ - Google Patents
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JP4614830B2 - オイルクーラ - Google Patents

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Description

本発明は、オイルクーラに関し、特に、ラジエータタンク内に収容されるオイルクーラに関する。
従来、オイルクーラをラジエータタンク内に収容する技術が公知となっている(特許文献1〜3参照)。
このようなオイルクーラは、エレメント部の端部同士を連通させた状態で複数積層することにより通路が形成された熱交換部と、ラジエータタンクに設けられたパイプ取付孔を貫通した状態で通路に臨んで設けられる円筒状のパイプコネクタと、パイプコネクタを介して通路に臨んで設けられる接続パイプを備える構成となっており、通常、接続パイプはパイプコネクタとの間にシール部材を介在させた状態で該接続パイプをパイプコネクタに螺合することにより固定されている。
特開2001−272195号公報 特開2002−195783号公報 特許第3245739号公報
しかしながら、従来の発明にあっては、接続パイプをパイプコネクタに螺合する際の締め付けトルクの管理やシール部材の噛み込みの管理に大変手間が掛かるという問題点があった。
また、パイプコネクタは、1種類の径の接続パイプにのみ対応する専用部品であるため、接続パイプの径が異なる毎に設計・製造する必要が生じ、コストが高く付くという問題点があった。
従って、パイプコネクタを様々な径の接続パイプに対応できる共用部品にしたいという要求があった。
さらに、従来の発明にあっては、熱交換部とタンクの固定がパイプコネクタとは別部材を用いて行われるため、部品点数が増える上、パイプコネクタ、熱交換部、タンクを高度な精度で組み付けなければ、ろう付け不良やオイル漏れに繋がるという問題点があった。
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、接続パイプを容易に固定して様々な径の接続パイプに対応できると同時に、別部材を用いることなく、熱交換部とタンクを固定できるパイプコネクタを備えるオイルクーラを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明では、エレメント部の端部同士を連通させた状態で複数積層することにより通路が形成された熱交換部と、ラジエータタンクに設けられたパイプ取付孔を貫通した状態で熱交換部の最外端のエレメント部を介して前記通路に臨んで設けられる円筒状のパイプコネクタと、前記パイプコネクタを介して前記通路に臨んで設けられる接続パイプを備えるオイルクーラにおいて、前記接続パイプに拡径した拡径部を形成し、前記パイプコネクタの一端側に、拡径部の少なくとも一部を収容した状態でラジエータタンクに着座し、該拡径部を加締めて接続パイプを保持する第1保持部を設け、
前記パイプコネクタの他端側に、拡径して熱交換部の一部をラジエータタンクに加締めることにより熱交換部を保持する第2保持部を設けたことを特徴とする。
請求項1記載の発明にあっては、エレメント部の端部同士を連通させた状態で複数積層することにより通路が形成された熱交換部と、ラジエータタンクに設けられたパイプ取付孔を貫通した状態で熱交換部の最外端のエレメント部を介して前記通路に臨んで設けられる円筒状のパイプコネクタと、前記パイプコネクタを介して前記通路に臨んで設けられる接続パイプを備えるオイルクーラにおいて、前記接続パイプに拡径した拡径部を形成し、前記パイプコネクタの一端側に、拡径部の少なくとも一部を収容した状態でラジエータタンクに着座し、該拡径部を加締めて接続パイプを保持する第1保持部を設け、前記パイプコネクタの他端側に、拡径して熱交換部の一部をラジエータタンクに加締めることにより熱交換部を保持する第2保持部を設けたため、接続パイプを容易に固定して様々な径の接続パイプに対応できると同時に、別部材を用いることなく、熱交換部とタンクを固定できる。
以下、本発明のオイルクーラの実施例を説明する。
以下、実施例1を説明する。
図1は本発明の実施例1のオイルクーラを示す全体図、図2は本実施例1の要部拡大分解図(一部断面図)、図3は本実施例1の要部拡大断面図、図4は本実施例1のインナーフィンの一部を示す図、図5は本実施例1の係止部材の平面図、図6は図5のS6−S6線における断面図、図7は本実施例1のパイプコネクタを示す平面図、図8は同正面図、図9は図7のS9−S9線における断面図である。
図10〜13は図3のS10−S10線におけるオイルクーラの仮組を説明する図、図14は図3のS10−S10線におけるオイルクーラのラジエータタンク内への収容を説明する図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1〜3に示すように、本実施例のオイルクーラAは、熱交換部1と、接続パイプ2,2と、ラジエータタンクの側壁3と、パイプコネクタ4,4が備えられている。
なお、本実施例1のオイルクーラAは左右対称形状であるため、接続パイプ2側についてのみ主に図示して説明する。
熱交換部1は、エレメント部5と環状のシートS1を交互に複数積層して構成されると共に、各エレメント部5は、その周縁が略皿状に形成されたシェル6,7同士をその内部に図4に示す波状のインナーフィン8を介在させた状態で最中状に重ねることにより形成されている。
なお、本実施例1のインナーフィン8はオフセットフィンが採用されているが、この限りではない。
図2に示すように、シェル6の両端部には上方に突出した円筒状の円筒部6aが形成され、一方、シェル7の両端部には下方に突出した円筒状の円筒部7aが形成されている。
また、シェル6の円筒部6aの開口幅は、シェル7の円筒部7aの外径幅よりも大きく形成されることにより、隣り合うエレメント部5のシェル7の円筒部7aをシェル6の円筒部6aに嵌合させた状態で加締め固定可能となっている。
その他、各エレメント部5には積層方向に突出して隣り合うエレメント部5同士の間隔を保持するための突起部9や、オイルクーラのろう付け時にエレメント部5が変形することを抑制するディンプル溝10がエレメント部5の長手方向に亘って複数形成されている。
従って、図3に示すように、熱交換部1の両側には、各エレメント部5同士を連通状態にする通路R1が形成されている。
また、熱交換部1の一方側最外端のエレメント部5aにおけるシェル6の円筒部6aは、シートS1を介在した状態で図2、5、6に示す略円筒状の係止部材11の下部に形成された円筒部11aによって加締め固定され、さらに、係止部材11の上部に形成された複数(本実施例では4箇所)の爪部11bによって、図2に示す円筒状の着座プレート12の外周側下段部12bが加締め固定されている。
一方、熱交換部1の他方側最外端のエレメント部5bには、シェル7の円筒部7aに加締め固定された円盤状のパッチプレート13が装着されている。
接続パイプ2は、その下方中途部に拡径した拡径部2aが形成されると共に、この拡径部2aは、ラジエータタンクの側壁3(ラジエータタンクに相当)に設けられたパイプ取付孔3aを貫通した状態で熱交換部1の通路R1に臨んで設けられるパイプコネクタ4に装着されている。
図7〜9に示すように、パイプコネクタ4は略円筒状に形成される他、その一端側には、拡径部2aを収容した状態でラジエータタンクの側壁3に着座し、且つ、縮径して拡径部2aの外周を包むように加締めることにより接続パイプ2を保持する第1保持部4aが設けられ、他端側には、拡径して着座プレート12の内周側上段部12aをラジエータタンクの側壁3に当接させて加締めることにより、係止部材11を介して熱交換部1を保持する第2保持部4bが設けられている。
なお、本実施例1では、パイプコネクタ4の第1保持部4aが接続パイプ2の拡径部2aの外周を包み込むように加締めているが、拡径部2aの一部をパイプコネクタ4に収容するようにして、拡径部2aの外周を側面からパイプコネクタ4で押さえるように保持する加締め構造にしても良い。
また、本実施例1の第1保持部4aは、8箇所の切欠溝4cによって8分割された状態で形成され、これによって、拡径部2aとの密着性が良くなっている。
勿論、切欠部4cの形成数は8箇所に限定されるものではなく、また、第1保持部4aの長さは適宜選択できる。
また、第2保持部4bの厚みは第1保持部4aよりも薄肉で形成されることにより、ラジエータタンクの側壁3におけるパイプ取付孔3aの開口径をできるだけ小さくする配慮がされている。
その他、本実施例1のオイルクーラAはラジエータタンクの側壁3を含めた全ての構成部材がアルミ製であり、各部品の接触部には少なくとも一方側にろう材(ブレージングシート)が被覆されている。
このようなオイルクーラAを仮組みするには、先ず、図2に示すように、一対のシェル6,7を、インナーフィン8を介装した状態で最中状に重ね合わせることによりエレメント部5を形成し、シートS1と交互に複数(本実施例1では5層)積層することにより熱交換部1を形成する。
次に、熱交換部1の両側において、他方側最外端のエレメント部5bにそれぞれパッチプレート13を配置した後、エレメント部5a側からエレメント部5の通路R1内に図示を省略するパンチを圧入することにより、隣り合うエレメント部5同士におけるシェル7の円筒部7aを拡径させてシェル6の円筒部6aに加締め固定する。この際、パッチプレート13の内側に設けられた環状の内側環状部13aがパンチの先端によって拡径されてエレメント部5bのシェル7の円筒部7aに加締め固定される。
次に、熱交換部1の最外端となるエレメント部5aの両側にそれぞれ係止部材11及び着座プレート12を加締め固定してこれら三者を固定する。
次に、図10、11に示すように、熱交換部1の両側において、パイプ取付孔3aにパイプコネクタ4を挿入して第1保持部4aをラジエータタンクの側壁3に着座した状態とし、さらに、熱交換部1をパイプ取付孔3aに臨んだ状態としてパイプコネクタ4の第2保持部4bを拡径して着座プレート12の内周側上段部12aに加締め固定することにより、これら三者を固定する。
次に、図12、13に示すように、接続パイプ2の拡径部2aをパイプコネクタ4の第1保持部4aに収容した状態で縮径して該拡径部2aの外周を包むように加締め固定することにより、両者を固定することにより、オイルクーラAの仮組を終了する。
この際、第1保持部4aは、切欠溝4cによって偏りなく均等に拡径部2aに密着した状態となる。
また、接続パイプ2とパイプコネクタ4との間には、幾分の隙間X1,X2が形成される上、両者は加締め固定で固定されるため、パイプコネクタ4は様々な径(例えば8φ〜10φ)の接続パイプ2を加締めて保持できるようになっている。
また、パイプコネクタ4を用いて接続パイプ2を固定しているので、様々な径の接続パイプ2に対応できると同時に、別部材を用いることなく、熱交換部1をラジエータタンクの側壁3に固定できる。
ここで、従来の発明にあっては、接続パイプをパイプコネクタに螺合する際の締め付けトルクの管理やシール部材の噛み込みの管理に大変手間が掛かるという問題点があった。
また、パイプコネクタは、1種類の径の接続パイプにのみ対応する専用部品であるため、接続パイプの径が異なる毎に設計・製造する必要が生じ、コストが高く付くという問題点があった。
さらに、従来の発明にあっては、熱交換部とタンクの固定がパイプコネクタとは別部材を用いて行われるため、部品点数が増える上、パイプコネクタ、熱交換部1、タンクを高度な精度で組み付けなければ、ろう付け不良やオイル漏れに繋がるという問題点があった。
これに対し、本実施例1のオイルクーラAでは、前述したように、パイプコネクタ4の第1保持部4aが拡径部2aを加締め固定し、一方、第2保持部4bが着座プレート12の内周側上段部12aをタンクの側壁に加締めることにより熱交換部1を保持する第2保持部4bを設けたため、第1保持部4aによって様々な径の接続パイプ2に対応でき、パイプコネクタ4を共用部品として利用できる。
また、第2保持部4bによって別部品を用いることなく、熱交換部1とタンクを良好に固定できる。
さらに、第1保持部4a及び第2保持部4bは共に加締め固定であるため、容易な作業でもってオイルクーラAの仮組を行える。
このように仮組されたラジエータタンクの側壁3を含むオイルクーラAは、図外の加熱炉内で熱処理されることにより、一体的にろう付け固定される。
次に、図14に示すように、ラジエータタンクの側壁3は、オイルクーラAを収容した状態でラジエータタンクのコ字状の残りの側壁14と嵌合されて矩形断面のラジエータタンク本体15を形成し、ラジエータを構成するコア部等と仮組された状態で再びろう付け固定される。
なお、本実施例1では、ラジエータタンクの側壁3とオイルクーラAを加熱処理してろう付け固定した後、オイルクーラAをラジエータタンク内に収容してラジエータの各構成部材と共に再び加熱処理してろう付け固定する場合について説明したが、1回目の加熱処理を省略しても良い。
このように構成されたオイルクーラAは、一方側の接続パイプ2から熱交換部1の通路R1内にエンジンやATのオイルを流入させた後、各エレメント部5内を長手方向に流通させて他方側の接続パイプ2側の通路R1内に流入する間にインナーフィン8及びラジエータタンク内の冷却水と熱交換して冷却した後、他方側の接続パイプ2から排出する冷却回路となる。
以下、効果を説明する。
以上、説明したように、本実施例1のオイルクーラAにあっては、エレメント部5の端部同士を連通させた状態で複数積層することにより通路R1が形成された熱交換部1と、ラジエータタンクの側壁3に設けられたパイプ取付孔3aを貫通した状態で熱交換部1の最外端のエレメント部5aを介して通路R1に臨んで設けられる円筒状のパイプコネクタ4と、パイプコネクタ4を介して通路R1に臨んで設けられる接続パイプ2を備えるオイルクーラAにおいて、接続パイプ2に拡径した拡径部2aを形成し、パイプコネクタ4の一端側に、拡径部2aの少なくとも一部を収容した状態でラジエータタンクの側壁3に着座し、前記拡径部2aを加締めて接続パイプ2を保持する第1保持部4aを設け、パイプコネクタ4の他端側に、拡径して熱交換部1の一部をラジエータタンクの側壁3に加締めることにより熱交換部1を保持する第2保持部4bを設けたため、接続パイプ2を容易に固定して様々な径の接続パイプ2に対応できると同時に、別部材を用いることなく、熱交換部1とタンクを固定できる。
また、ラジエータタンクを含む全ての構成部材をアルミ製とし、これらを全て仮組した状態で一体的にろう付け固定したため、接続パイプ2を後工程で固定する必要がなく、この種のオイルクーラAの効率的な生産性を実現できる。
以上、本発明の実施例を説明してきたが、本発明の具体的構成は本実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても本発明に含まれる。
例えば、パイプコネクタと接続パイプとの間にシートを介装するようにしても良い。なお、本実施例の場合にはパイプコネクタに螺子溝などがないため、従来の発明のようにシートを変形させたり噛み込む要因がなく、適正に装着できる。
本発明の実施例1のオイルクーラを示す全体図である。 本実施例1の要部拡大分解図(一部断面図)である。 本実施例1の要部拡大断面図である。 本実施例1のインナーフィンの一部を示す図である。 本実施例1の係止部材の平面図である。 図5のS6−S6線における断面図である。 本実施例1のパイプコネクタを示す平面図である。 本実施例1のパイプコネクタを示す正面図である。 図7のS9−S9線における断面図である。 図3のS10−S10線におけるオイルクーラの仮組を説明する図である。 図3のS10−S10線におけるオイルクーラの仮組を説明する図である。 図3のS10−S10線におけるオイルクーラの仮組を説明する図である。 図3のS10−S10線におけるオイルクーラの仮組を説明する図である。 図3のS10−S10線におけるオイルクーラのラジエータタンク内への収容を説明する図である。
符号の説明
R1 通路
S1 シート
X1、X2
1 熱交換部
2 接続パイプ
2a 拡径部
3 ラジエータタンクの壁部
3a パイプ取付孔
4 パイプコネクタ
4a 第1保持部
4b 第2保持部
4c 切欠溝
5 エレメント部
5a、5b (最外端の)エレメント部
6、7 シェル
6a、7a 円筒部
8 インナーフィン
9 突起部
10 ディンプル溝
11 係止部材
11a 円筒部
11b 爪部
12 着座プレート
12a 内周側上段部
12b 外周側下段部
13 パッチプレート
13a 内側環状部
14 コ字状の残りの側壁
15 ラジエータタンク本体

Claims (2)

  1. エレメント部の端部同士を連通させた状態で複数積層することにより通路が形成された熱交換部と、
    ラジエータタンクに設けられたパイプ取付孔を貫通した状態で熱交換部の最外端のエレメント部を介して前記通路に臨んで設けられる円筒状のパイプコネクタと、
    前記パイプコネクタを介して前記通路に臨んで設けられる接続パイプを備えるオイルクーラにおいて、
    前記接続パイプに拡径した拡径部を形成し、
    前記パイプコネクタの一端側に、拡径部の少なくとも一部を収容した状態でラジエータタンクに着座し、該拡径部を加締めて接続パイプを保持する第1保持部を設け、
    前記パイプコネクタの他端側に、拡径して熱交換部の一部をラジエータタンクに加締めることにより熱交換部を保持する第2保持部を設けたことを特徴とするオイルクーラ。
  2. 請求項1記載のオイルクーラにおいて、
    前記ラジエータタンクを含む全ての構成部材をアルミ製とし、これらを全て仮組した状態で一体的にろう付け固定したことを特徴とするオイルクーラ。
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