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JP4615005B2 - 経路計算装置におけるセッション管理方法およびその経路計算装置 - Google Patents
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JP4615005B2 - 経路計算装置におけるセッション管理方法およびその経路計算装置 - Google Patents

経路計算装置におけるセッション管理方法およびその経路計算装置 Download PDF

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複数のノードと複数のリンクから構成されるドメインが複数存在し、1つ以上のドメインに対応して1つ以上の経路計算装置が存在し、各経路計算装置は対応する1つ以上ドメインのネットワーク情報のみを把握し、経路計算要求装置と経路計算装置、および経路計算装置と経路計算装置が、プロトコル通信を行うことで、同じもしくは異なるドメインに存在する始点ノードと終点ノードの経路を計算する経路計算装置を備えたネットワークにおいて、経路計算装置におけるセッション管理方法およびその経路計算装置に関する。
従来、複数のノードと複数のリンクから構成されるドメインが複数存在し、1つ以上のドメインに対応して1つ以上の経路計算装置が存在し、各経路計算装置は対応する1つ以上ドメインのネットワーク情報のみを把握し、経路計算要求装置と経路計算装置、および経路計算装置と経路計算装置が、プロトコル通信を行うことで、同じもしくは異なるドメインに存在する始点ノードと終点ノードの経路を計算する経路計算装置を備えたネットワークにおいて、PCEP(Path Computation Element communication Protocol)およびBRPC(Backward Recursive PCE-based Computation)がある(非特許文献1、2)。
なお、ドメインの例としては、AS(Autonomous System)やIGP(Interior Gateway Protocol)のAreaが挙げられる。
なお、経路計算要求装置の例としてはノードや管理システムが挙げられる。
この方法では、PCEPにより経路計算要求装置と経路計算装置、および経路計算装置と経路計算装置が、プロトコル通信を行い、BRPCにより複数の経路計算装置が連携した経路計算を行う。プロトコル通信を行う上で、PCEPセッションを確立する。PCEPセッションにより通信を行う経路計算要求装置もしくは経路計算装置はPCEPピアと呼び、1つのPCEPセッションは2つのPCEPピアをもつ。経路計算要求を行うPCEPピアをPCC(Path Computation Client)、経路計算要求を受け取り経路計算を行いPCCに経路計算応答を行うPCEPピアをPCE(Path Computation Element)と呼ぶ。
図1の例では、経路計算装置1がドメイン1、経路計算装置2がドメイン2、経路計算装置3がドメイン3のネットワーク情報を把握しており、ノード1と経路計算装置1、経路計算装置1と経路計算装置2、経路計算装置2と経路計算装置3、がPCEPによりプロトコル通信を行い、以下のようにノード1とノード11の間の経路が計算される。
(1)ノード1が、経路計算装置1に対して、ノード1からノード11の経路計算要求メッセージ(PCReq)を送信する。
(2)経路計算装置1が、ノード11に到達するには、経路計算装置2を経由することを判断する。
(3)経路計算装置1が、経路計算装置2に経路計算要求メッセージを送信する。
(4)経路計算装置2が、ノード11に到達するには、経路計算装置3を経由することを判断する。
(5)経路計算装置2が、経路計算装置3に経路計算要求メッセージを送信する。
(6)経路計算装置3が、ノード11が自身の管理しているノードであることを判断し、ドメイン3のネットワーク情報を用い、経路計算要求メッセージを送信してきた経路計算装置2が属するドメインであるドメイン2と接続されるリンク(ノード7とノード9の間のリンク、およびノード8とノード10の間のリンク)から、ノード11への経路を計算し、経路および経路のコスト(例:ホップ数)を経路計算結果とする。
(7)経路計算装置3が、経路計算装置2に、上記(6)で求めた経路計算結果を含む経路計算応答メッセージ(PCRep)を送信する。
(8)経路計算装置2が、ドメイン2のネットワーク情報と経路計算装置3から受信した経路計算結果をつなぎあわせたものを用い、経路計算要求メッセージを送信してきた経路計算装置1が属するドメインであるドメイン1と接続されるリンク(ノード2とノード4の間のリンク、およびノード3とノード5の間のリンク)から、ノード11への経路を計算し、経路および経路のコスト(例:ホップ数)を経路計算結果とする。
(9)経路計算装置2が、経路計算装置1に、上記(8)で求めた経路計算結果を含む経路計算応答メッセージを送信する。
(10)経路計算装置1が、ドメイン1のネットワーク情報と経路計算装置2から受信した経路計算結果をつなぎあわせたものを用い、ノード1から送信された経路計算要求メッセージに含まれる始点ノードであるノード1から、ノード11への経路を計算し、経路および経路のコスト(例:ホップ数)を経路計算結果とする。
(11)経路計算装置1が、ノード1に、上記(10)で求めた経路計算結果を含む経路計算応答メッセージを送信する。
「Path Computation Element (PCE〉 communication Protocol (PCEP)」、2007年7月掲載、[2007年8月検索]、インターネット<http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-PCE-PCEp-08.txt> 「A Backward Recursive PCE-based Computation (BRPC) procedure to compute shortest inter-domain Traffic Engineering Label Switched Path」、2007年6月掲載、[2007年8月検索]、インターネット<http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-PCE-brpc-05.txt>
しかしながら、従来手法では、経路計算装置の具体的な実現手段については記載はない。経路計算装置では、以下の機能が必要となるが、その実現方法について記載はない。
経路計算装置1において、上記(3)で経路計算装置2に経路計算要求メッセージを送信するための、プロトコル手段のセッション管理(同様に上記(5)で経路計算装置2におけるセッション管理)。
経由する経路計算装置の順序の管理。具体的には、経路計算装置1において、上記(1)でノード1から受信した経路計算要求メッセージと、上記(3)で経路計算装置2に送信した経路計算要求メッセージの関連付け。上記(3)で経路計算装置2に送信した経路計算要求メッセージと、上記(9)で経路計算装置2から受信した経路計算応答メッセージの関連付けは、経路計算装置1が付与するリクエストIDを経路計算要求メッセージと経路計算応答メッセージに含めることより可能であるが、上記(1)でノード1から受信した経路計算要求メッセージのリクエストIDと、上記(3)で経路計算装置2に送信した経路計算要求メッセージのリクエストIDは、独立であるため経路計算装置1で関連付けを保持する必要がある。この関連付けにより、経路計算装置1は、上記(10)(11)の処理が可能となる(同様に経路計算装置2におけるリクエストID関連付けが必要になる)。
一般的な経路計算装置の構成として、図2−1が考えられる。例えばプロトコル手段はプロセスとして実現され、プロセスごとにPCEPセッションを保持し、ノードもしくは他の経路計算装置とプロトコル通信を行う。図2-1の構成の場合、セッション管理やリクエストID関連付けを経路計算手段が実施することになり、経路計算手段とプロトコル手段の間の受け渡し情報が複雑になる。
このため、経路計算手段とプロトコル手段の独立性が悪くなり、例えば経路計算を高度化する際に、修正部分が大きくなったり、修正すべき部分が不明確になるなど、プログラム開発が非効率になる。
本発明の目的は、経路計算手段とプロトコル手段の独立性を高くした経路計算装置におけるセッション管理方法およびその経路計算装置を提供することにある。
本明細書において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
本発明では、経路計算手段とプロトコル手段とは独立した、セッション管理手段を導入することにより、経路計算手段とプロトコル手段の独立性を高くし、プログラム開発の効率化を実現することを特徴とする。
請求項1によれば、経路計算装置は、プロトコル手段と経路計算手段とセッション管理
手段を備え、前記プロトコル手段が、経路計算要求装置もしくは他の経路計算装置とセッ
ションを確立することでプロトコルメッセージの送受信を実施するステップと、前記経路
計算手段が、経路計算を実施するステップと、前記セッション管理手段が、前記プロトコ
ル手段のセッションの検索・開始・終了を指示するステップと、を含む。また、複数のドメインにまたがる経路計算時に経由する経路計算装置の順序の管理を、セッション管理手段が行う。
これにより、経路計算手段とプロトコル手段の独立性が高くなり、プログラム開発の効
率化が可能となる。さらに、リクエストIDの関連付けをセッション管理手段により一括管理可能となる。
請求項によれば、複数のドメインにまたがる経路計算時に経由する経路計算装置の順序の管理を、プロトコル手段が行う。
これにより、リクエストIDの関連付けを分散的に行いスケーラビリティが向上する。
請求項によれば、セッション管理手段が、プロトコル手段のセッション数を管理し、セッション開始・終了を指示する。
これにより、セッション数を考慮したセッション管理が可能となり、セッション数が増大することによる経路計算装置の過負荷を防ぐことが可能となる。
請求項によれば、セッション数が閾値以下の場合、処理中の経路計算要求が0になってもただちにセッション終了とせず、一定時間待ち、その間に新たな要求が発生しない場合に終了とする。
これにより、セッション数を考慮したセッション管理が可能となり、セッション数が増大することによる経路計算装置の過負荷を防ぐことが可能となる。
請求項によれば、セッション管理手段が、プロトコル手段のセッションの利用履歴を管理し、セッション開始・終了を指示する。
これにより、各ノードおよび経路計算装置とのプロトコル通信の頻度の管理が可能となり、セッション数を考慮しながら、効率的なセッション管理が可能となる。
請求項によれば、セッションの利用履歴を管理し、利用頻度が高いセッションについては、処理中の経路計算要求が0になってもただちにセッション終了とせず、利用頻度に応じた時間だけ待ち、その間に新たな要求が発生しない場合に終了とする。
これにより、各ノードおよび経路計算装置とのプロトコル通信の頻度の管理が可能となり、セッション数を考慮しながら、効率的なセッション管理が可能となる。
請求項3、4によれば、経路計算装置が、経路計算要求装置もしくは他の経路計算装置とセッションを確立することでプロトコルメッセージの送受信を実施するプロトコル手段と、経路計算を実施する経路計算手段と、プロトコル手段のもつPCEPセッションの検索・開始・終了を指示するセッション管理手段とを備える。また、複数のドメインにまたがる経路計算時に経由する経路計算装置の順序の管理を行う、セッション管理手段もしくはプロトコル管理手段を備える。
これにより、経路計算手段とプロトコル手段の独立性が高くなり、プログラム開発の効率化が可能となる。さらに、リクエストIDの関連付けを一括管理可能となる。
本発明では、経路計算手段とプロトコル手段とは独立した、セッション管理手段を導入することにより、経路計算手段とプロトコル手段の独立性を高くし、プログラム開発の効率化を実現することを特徴とする。
また、複数のドメインにまたがる経路計算時に経由する経路計算装置の順序の管理を、セッション管理手段が行うことで、リクエストIDの関連付けを分散的に行うことが可能となり、スケーラビリティが向上する。
また、セッション管理手段が、プロトコル手段のセッション数を管理し、セッション開始・終了を指示することで、セッション数を考慮したセッション管理が可能となり、経路計算装置の過負荷を防ぐことが可能となる。
さらに、セッション管理手段が、プロトコル手段のセッションの利用履歴を管理し、セッション開始・終了を指示することで、各ノードおよび経路計算装置とのプロトコル通信の頻度の管理が可能となり、セッション数を考慮しながら、効率的なセッション管理が可能となる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態が前提とする網構成を示している。ドメインは1つ以上のノードおよびリンクから構成される。1つ以上のドメインに対応して1つ以上の経路計算装置が存在する。図1の例では、経路計算装置1がドメイン1、経路計算装置2がドメイン2、経路計算装置3がドメイン3のネットワーク情報を把握しており、ノード1と経路計算装置1、経路計算装置1と経路計算装置2、経路計算装置2と経路計算装置3、がPCEPによりプロトコル通信を行い、ノード1とノード11の間の経路が計算される。
一般的には、経路計算装置は、PCEPピア(ノードまたは他の経路計算装置)とPCEPセッションを確立し、プロトコル通信を行う。ある経路計算装置は、同じPCEPピアとは1つ以上のPCEPセッションは確立しない。経路計算装置が有するPCEPセッション数の合計は0または1以上であり、状況に応じてPCEPセッションを開始・終了し、PCEPセッション数は状況に応じて変化する。
ノードは、例えば、伝送装置(SONET/SDHクロスコネクト、波長クロスコネクト)ルータ、L2SWが相当する。
リンクは、装置間に存在し、情報転送の媒体となる。例えば、光ファイバが相当する。
図2は、経路計算装置の各手段の関連を示している。
図2−1は、一般的な構成例である。201は経路計算手段、202−1はプロトコル手段セッション#1、202−2はプロトコル手段セッション#2、202−3はプロトコル手段セッション#3である。プロトコル手段202と経路計算手段201が直接情報交換を行う形態である。このためプロトコル手段202と経路計算手段201の独立性が悪い。
図2−2は、本発明の実施の形態による構成例である。211は経路計算手段、212−1はプロトコル手段セッション#1、212−2はプロトコル手段セッション#2、212−3はプロトコル手段セッション#3、213はセッション管理手段である。プロトコル手段212、経路計算手段211に加え、セッション管理手段213が存在する。セッション管理手段213により、プロトコル手段212のセッション管理を行うため、プロトコル手段212と経路計算手段211の独立性が高い。
図3は、本発明の実施の形態の経路計算装置の構成を示している。図3において、211は経路計算手段、212はプロトコル手段、213はセッション管理手段である(以上は図2−2と同じである)。310はプロトコル管理DB、320はセッション管理DB、330はリクエストID関連付けDB、340はドメイン内ネットワークDB、350はドメイン外ネットワークDBである。
プロトコル手段212は、PCEPセッションを維持し、PCEPピアとプロトコル通信を行う。また、プロトコル管理DB310を管理する。
プロトコル手段212は、例えばプロセスとして実現され、1つのプロセスが、1つのPCEPセッションを構成する。
経路計算手段211は、ドメイン内ネットワークDB340およびドメイン外ネットワークDB350を利用して経路計算を行う。具体的には以下の3つのパターンに対応する。
パターン1(ドメイン内経路計算)
経路計算要求の始点ノード、終点ノードともにドメイン内ネットワークDB340に含まれている場合→経路計算を実施し、経路計算結果を返す(ドメイン内経路計算)。
パターン2(ドメイン外経路計算−次PCEに送信)
経路計算要求の終点ノードがドメイン外ネットワークDB350に含まれている場合→次PCEPピアアドレスを返す。「従来の技術」の(2)(4)が相当する。
パターン3(ドメイン外経路計算−経路計算)
経路計算要求の始点ノードがドメイン外ネットワークDB350に含まれ、終点ノードがドメイン内ネットワークDB340に含まれている場合→ドメイン内ネットワーク情報を用い、経路計算要求メッセージを送信してきた経路計算装置が属するドメインと接続されるリンクから、終点ノードヘの経路を計算し、経路計算結果を返す。「従来の技術」の(6)が相当する。
もしくは、パターン2の応答を受け取った場合→ドメイン内ネットワークDB340とパターン2の応答として受信した経路計算結果をつなぎあわせたものを用い、経路計算を実施し、経路計算結果を返す。「従来の技術」の(8)(10)が相当する。
セッション管理手段213は、セッション管理DB320とリクエストID関連付けDB330を管理し、プロトコル手段212のセッション管理を行うとともに、経路計算要求メッセージにおけるリクエストIDの関連付けを行う。
プロトコル管理DB310は、セッションごとに存在する。セッション番号311とはPCEPセッションを該経路計算装置で一意に識別する情報、PCEPピアアドレス312とはPCEPセッションを形成する対向のPCEPピア(経路計算要求装置もしくは経路計算装置)のアドレス(例:IPアドレス)である。リクエストリスト313は、PCEPピアとやりとりしている0もしくは1以上のメッセージのリクエスト内容を保持し、PCCアドレス314とは経路計算要求メッセージを送信した装置のアドレス(該経路計算装置のアドレスもしくはPCEPピアアドレス)、リクエストID315とは該経路計算装置のアドレスおよびPCEPピアアドレスとセットにすることによりメッセージを一意に識別する情報である。316はリクエストリスト313に含まれるその他の情報である。
セッション管理DB320は、プロトコル手段212が維持しているPCEPセッションの情報を保持する。セッション番号321とはPCEPセッションを該経路計算装置で一意に識別する情報、PCEPピアアドレス322とはPCEPセッションを形成する対向のPCEPピアのアドレスである。
リクエストID関連付けDB330は、ドメイン外経路計算を実施するときに、該経路計算装置が受信する経路計算要求メッセージと、該経路計算装置が送信する経路計算要求メッセージの関連付けを保持する。第一セッション番号331とは該経路計算装置が受信する経路計算要求メッセージが利用するセッション番号、第一PCEPピアアドレス332とは該経路計算装置が受信する経路計算要求メッセージを送信するPCEPピアアドレス、第一リクエストID333とは該経路計算装置が受信する経路計算要求メッセージのリクエストIDである。第二セッション番号334とは該経路計算装置が送信する経路計算要求メッセージが利用するセッション番号、第二PCEPピアアドレス335とは該経路計算装置が送信する経路計算要求メッセージを受信するPCEPピアアドレス、第二リクエストID336とは該経路計算装置が送信する経路計算要求メッセージのリクエストIDである。
ドメイン内ネットワークDB340は、経路計算装置が管理するドメインのネットワーク情報を格納する。A端装置ID341とは、リンクの一方の端となっている装置の装置IDである。Z端装置ID343とは、リンクのもう一方の端となっている装置の装置IDである。A端IF ID342とは、A端装置で、該リンクを一意に示す識別子である。Z端IF ID344とは、Z端装置で、該リンクを一意に示す識別子である。帯域345とは、該リンクの最大利用可能帯域を示す情報である。残余帯域346とは、該リンクの残余帯域を示す情報である。ここで装置ID、IF IDとして例えばIPアドレスが相当する。347はその他の情報である。
ドメイン外ネットワークDB350は、経路計算装置が管理するドメイン外のネットワーク情報を格納する。アドレス351とはノードまたはリンクを一意に識別するアドレス、次PCEPピアアドレス352とは、アドレスに到達するために経由すべきPCEを一意に識別するPCEPピアアドレスである。
図4、5は、請求項1および請求項2に対応する実施の形態の経路計算装置の処理手順を示している。
図1のネットワーク構成を例として、経路計算装置1における処理手順は以下のようになる。なお、以下の前提条件である。
ノード1のアドレス=1.1.1.1、ノード11のアドレス=11.11.11.11(図1参照)
経路計算装置1のアドレス=1.1.1.101、経路計算装置2のアドレス=2.2.2.101、経路計算装置3のアドレス=3.3.3.101(図1参照)
ドメイン内ネットワークDB340、ドメイン外ネットワークDB350は事前に設定済み
初期状態として、経路計算装置1は、ノード1とPCEPセッションを確立済み(セッション番号=1001、PCEPピアアドレス=1.1.1.1として、プロトコル管理DB、セッション管理DBが設定済み)
ノード1より経路計算要求メッセージを受け取った場合の経路計算装置1における処理手順は以下の通りである(「従来の技術」の(2)相当)。
(1)ステップ401 プロトコル手段212がメッセージ受信する(ノード1より始点=1.1.1.1、終点=11.11.11.11、リクエストID=100の経路計算要求メッセージを受信)。
(2)ステップ402 プロトコル手段212が、プロトコル管理DB310を更新する(セッション番号=1001、PCEPピアアドレス=1.1.1.1に対して、リクエストリスト:PCCアドレス=1.1.1.1、リクエストリスト:リクエストID=100を追加)。
(3)ステップ403 プロトコル手段212がセッション管理手段213に情報を送信する(始点=1.1.1.1、終点=11.11.11.11、リクエストID=100の経路計算要求)。
(4)ステップ404 セッション終了判断処理(図5)を行う。
(ア)ステップ501 プロトコル手段212の特定セッションの処理中リクエストID数が0かを判断する(NOであるのでセッション終了処理(図5)を終了し、図4の処理に戻る)。
(5)ステップ405 セッション管理手段213が経路計算手段211に情報を送信する(始点=1.1.1.1、終点=11.11.11.11の経路計算要求)。
(6)ステップ406〜407 経路計算手段211が経路計算を行い、セッション管理手段213に情報を送信する(ドメイン外経路計算−次PCEに送信、として次PCEPピアアドレスとして2.2.2.101を返す)。
(7)ステップ408 セッション管理手段213が計算結果を判断する(ドメイン外経路計算−次PCEに送信)。
(8)ステップ409 セッション管理手段213が、該当セッションが存在するか判断する(セッション管理DB320を検索し、PCEPピアアドレス322が2.2.2.101となっているセッションがあるかどうか検索するが、存在しない)。
(9)ステップ410 セッション管理手段213が該当セッションを開始するように指示する(該当セッションのセッション番号=1002とする)。
(10)ステップ411 セッション管理手段213がプロトコル手段212に情報を送信する(始点=1.1.1.1、終点=11.11.11.11、リクエストID=200の経路計算要求で、PCEPピアアドレス=2.2.2.101とする)。
(11)ステップ412 セッション管理手段213がリクエストID関連付けDB330を更新する(第一セッション番号=1001、第一PCEPピアアドレス=1.1.1.1、第一リクエストID=100、第二セッション番号=1002、第二PCEPピアアドレス=2.2.2.101、第二リクエストID=200)。
(12)ステップ413 プロトコル手段212がメッセージを送信する(経路計算装置2に、始点=1.1.1.1、終点=11.11.11.11、リクエストID=200の経路計算要求メッセージを送信)。
(13)ステップ414 プロトコル手段212がプロトコル管理DB310を更新する(セッション番号=1002、PCEPピアアドレス=2.2.2.101、リクエストリスト:PCCアドレス=1.1.1.101、リクエストリスト:リクエストID=200)。
(14)ステップ415 セッション終了判断処理(図5)を行う。
(ア)ステップ501 プロトコル手段212の特定セッションの処理中リクエストID数が0かを判断する(NOであるのでセッション終了判断処理(図5)を終了し、図4の処理に戻り、図4の処理も終了する)。
経路計算装置2より経路計算応答メッセージを受け取った場合の経路計算装置1の処理手順は以下の通りである(「従来の技術」の(10)相当)。
(1)ステップ401 プロトコル手段212がメッセージを受信する(PCEPピアアドレス=2.2.2.101より、リクエストID=200の経路計算応答メッセージを受信)。
(2)ステップ402 プロトコル手段212がプロトコル管理DB310を更新する(PCEPピアアドレス=2.2.2.101となっているものの中で、PCCアドレス=1.1.1.101、リクエストID=200となっているエントリを検索し、このリクエストリストを削除)。
(3)ステップ403 プロトコル手段212がセッション管理手段213に情報を送信する(リクエストID=200の経路計算応答)。
(4)ステップ404 セッション終了判断処理(図5)を行う。
(ア)ステップ501 プロトコル手段212の特定セッションの処理中メッセージ数が0かを判断する(セッション番号=1002についてYES)
(イ)ステップ502 プロトコル手段212のセッションを終了する(セッション番号=1002のセッション終了)。
(ウ)ステップ503 プロトコル手段212がセッション管理手段213に通知する。
(エ)ステップ504 セッション管理手段213がセッション管理DB320を更新する(セッション番号=1002のエントリを削除し、セッション終了判断処理(図5)を終了し、図4の処理に戻る)。
(5)ステップ405 セッション管理手段213が経路計算手段211に情報を送信する(経路計算応答)。
(6)ステップ406 経路計算手段211が経路計算を行う(ノード1からノード11の経路計算を実施)。
(7)ステップ407 経路計算手段211がセッション管理手段213に情報を送信する。
(8)ステップ408 セッション管理手段213が計算結果を判断する(ドメイン外経路−経路計算)。
(9)ステップ416 セッション管理手段213がリクエストID関連付けDB330を検索する(第二プロセス番号=1002、第二PCEPピアアドレス=2.2.2.101、リクエストID=200となっているエントリを検索することで、第一プロセス番号=1001、第一PCEPピアアドレス=1.1.1.1、リクエストID=100を発見)。
(10)ステップ411 セッション管理手段213がプロトコル手段212に情報を送信する(プロセス番号=1001に対して、PCCアドレス=1.1.1.1、リクエストID=100および、(7)ステップ407で受け取った経路計算結果)。
(11)ステップ412 セッション管理手段213がリクエストID関連付けDB330を更新((9)ステップ416で検索したエントリを削除)
(12)ステップ413 プロトコル手段212がメッセージを送信する(ノード1に、リクエストID=100の経路計算応答)。
(13)ステップ414 プロトコル手段212がプロトコル管理DB310を更新する(セッション番号=1001、PCEPピアアドレス=1.1.1.1の、PCCアドレス=1.1.1.1、リクエストID=100のエントリを削除)。
(14)ステップ415 セッション終了判断処理(図5)を行う。
(ア)ステップ501 プロトコル手段212の特定セッションの処理中メッセージ数が0かを判断する(セッション番号=1001についてYES)。
(イ)ステップ502 プロトコル手段212のセッションを終了する(セッション番号=1001のセッション終了)。
(ウ)ステップ503 プロトコル手段212がセッション管理手段213に通知する。
(エ)ステップ504 セッション管理手段213がセッション管理DB320を更新する(セッション番号=1001のエントリを削除し、セッション終了判断処理(図5)を終了し、図4の処理に戻り、図4の処理も終了する)。
(以上、請求項1、請求項2に対応する実施の形態)
請求項2では、複数のドメインにまたがる経路計算時に経由する経路計算装置の順序の管理を、セッション管理手段213が実施していた。すなわち、リクエストID関連付けDB330はセッション管理手段213が管理していた。
しかしながら、リクエストID関連付けを、プロトコル手段212が実施しても構わない。これにより、リクエストID関連付けを分散的に処理でき、スケーラビリティが向上する。
この場合の経路計算装置の構成を図6に示す。
図3と比較して、以下が変更点となる。
リクエストID関連付けDB330がなく、プロトコル管理DB310のリクエストリスト313に第一PCEPピアアドレス317と第一リクエストID318が追加される。
セッション管理手段213は、セッション管理DB320を管理し、プロトコル手段212のセッション管理を行う。
プロトコル手段212は、PCEPセッションを維持し、PCEPピアとプロトコル通信を行う。また、プロトコル管理DB310を管理する。更に、リクエストID関連付けを行う。
その他の手段、DBは図3と同じである。
処理手順として、図4、5と比較して、以下のように変更される。
ノード1より経路計算要求メッセージを受け取った場合の経路計算装置1の処理手順は以下のように変更される。
(10)ステップ411 セッション管理手段213がプロトコル手段212に情報を送信する(始点=1.1.1.1、終点=11.11.11.11、第一PCEPピアアドレス=1.1.1.1、第一リクエストID=100の経路計算要求で、PCEPピアアドレス=2.2.2.101とする)。
(11)ステップ412 削除(スキップ)
(12)ステップ413 プロトコル手段212がメッセージを送信する(リクエストID=200として、経路計算装置2に、始点=1.1.1.1、終点=11.11.11.11、リクエストID=200の経路計算要求メッセージを送信)。
(13)ステップ414 プロトコル手段212がプロトコル管理DB310を更新する(セッション番号=1002、PCEPピアアドレス=2.2.2.101、リクエストリスト:PCCアドレス=1.1.1.101、リクエストリスト:リクエストID=200、第一PCEPピアアドレス=1.1.1.1、第一リクエストID=100)。
経路計算装置2より経路計算応答メッセージを受け取った場合の経路計算装置1の処理手順は以下のように変更される。
(3)ステップ403 プロトコル手段212がセッション管理手段213に情報を送信する(プロトコルDBの検索により、第一PCEPピアアドレス=1.1.1.1、第一リクエストID=100の経路計算応答)。
(5)ステップ405 セッション管理手段213が経路計算手段211に情報を送信する(第一PCEPピアアドレス=1.1.1.1、第一リクエストID=200の経路計算応答)。
(9)ステップ416 削除(スキップ)
その他のステップは同じである。
(以上、請求項3に対応する実施の形態)
また、図5では、セッション終了判断処理として、処理中のリクエストID数が0となると、ただちにセッション終了としているが、セッション管理手段213が、プロトコル手段212のセッション数を管理し、セッション開始・終了を指示しても構わない。
例えば、セッション数がある閾値以下である場合は、処理中のリクエストID数が0になってもただちにセッション終了とせず、一定時間待ち、その間に新たなリクエストが発生しない場合に終了とする方法が考えられる。
セッション開始についても同様に、セッション数がある閾値以上である場合、ただちにセッションを開始せず、一定時間待ち、その後再度セッション開始をリトライする方法が考えられる。
これにより、経路計算装置でのセッション開始・終了やセッション維持に伴う負荷を避けることが可能となる。
(以上、請求項4、5に対応する実施の形態)
更に、セッション管理手段213が、プロトコル手段212のセッションの利用履歴を管理し、セッション開始・終了を指示してもかまわない。
例えば、利用頻度の高いセッションについては、処理中のリクエストID数が0になってもただちにセッション終了とせず、利用頻度に応じた時間だけ待ち、その間に新たなリクエストが発生しない場合に終了とする方法が考えられる。
これにより、各ノードおよび経路計算装置とのプロトコル通信の頻度の管理が可能となり、セッション数を考慮しながら、効率的なセッション管理が可能となる。
(以上、請求項6、7に対応する実施の形態)
以上説明した各手段はコンピュータとプログラムで構成でき、そのプログラムの一部または全部をハードウェアで構成してもよい。また、各DBはコンピュータの記憶装置に記憶させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態が前提とする網構成を示している。 一般的な経路計算装置の各手段の関連を示している。 本発明の実施の形態の経路計算装置の各手段の関連を示している。 本発明の実施の形態の経路計算装置の構成を示している。 請求項1および請求項2に対応する実施の形態の経路計算装置の処理手順(その1)を示している。 請求項1および請求項2に対応する実施の形態の経路計算装置の処理手順(その2)を示している。 請求項3に対応する実施の形態の経路計算装置の構成を示している。
符号の説明
201…経路計算手段、202−1…プロトコル手段セッション#1、202−2…プロトコル手段セッション#2、202−3…プロトコル手段セッション#3、211…経路計算手段、212…プロトコル手段、212−1…プロトコル手段セッション#1、212−2…プロトコル手段セッション#2、212−3…プロトコル手段セッション#3、213…セッション管理手段、310…プロトコル管理DB、320…セッション管理DB、330…リクエストID関連付けDB、340…ドメイン内ネットワークDB、350…ドメイン外ネットワークDB

Claims (8)

  1. 複数のノードと複数のリンクから構成されるドメインが複数存在し、1つ以上のドメインに対応して1つ以上の経路計算装置が存在し、各経路計算装置は対応する1つ以上のドメインのネットワーク情報のみを把握し、経路計算要求装置と経路計算装置、および経路計算装置と経路計算装置が、プロトコル通信を行うことで、同じもしくは異なるドメインに存在する始点ノードと終点ノードの経路を計算する経路計算装置におけるセッショ管
    理方法であって、
    前記経路計算装置は、プロトコル手段と経路計算手段とセッション管理手段を備え、
    前記セッション管理手段が、複数のドメインにまたがる経路計算時に経由する経路計算装置の順序について、前記ノードから受信した経路計算要求のメッセージおよび前記経路計算装置間で送受信するメッセージを関連付けて管理を行うことを特徴とする経路計算装置におけるセッション管理方法であって、
    前記プロトコル手段が、経路計算要求装置もしくは他の経路計算装置とセッションを確立することでプロトコルメッセージの送受信を実施するステップと、
    前記経路計算手段が、経路計算を実施するステップと、
    前記セッション管理手段が、前記プロトコル手段のセッションの検索・開始・終了を指示するステップと、
    を含むことを特徴とする経路計算装置におけるセッション管理方法。
  2. 複数のノードと複数のリンクから構成されるドメインが複数存在し、1つ以上のドメインに対応して1つ以上の経路計算装置が存在し、各経路計算装置は対応する1つ以上のドメインのネットワーク情報のみを把握し、経路計算要求装置と経路計算装置、および経路計算装置と経路計算装置が、プロトコル通信を行うことで、同じもしくは異なるドメインに存在する始点ノードと終点ノードの経路を計算する経路計算装置におけるセッショ管
    理方法であって、
    前記経路計算装置は、プロトコル手段と経路計算手段とセッション管理手段を備え、
    前記プロトコル手段が、複数のドメインにまたがる経路計算時に経由する経路計算装置の順序について、前記ノードから受信した経路計算要求のメッセージおよび前記経路計算装置間で送受信するメッセージを関連付けて管理を行うことを特徴とする経路計算装置におけるセッション管理方法であって、
    前記プロトコル手段が、経路計算要求装置もしくは他の経路計算装置とセッションを確立することでプロトコルメッセージの送受信を実施するステップと、
    前記経路計算手段が、経路計算を実施するステップと、
    前記セッション管理手段が、前記プロトコル手段のセッションの検索・開始・終了を指示するステップと、
    を含むことを特徴とする経路計算装置におけるセッション管理方法。
  3. 前記セッション管理手段が、前記プロトコル手段のセッション数を管理し、セッション
    開始・終了を指示することを特徴とする請求項1または2に記載の経路計算装置におけるセッショ
    ン管理方法。
  4. セッション数が閾値以下の場合、処理中の経路計算要求が0になってもただちにセッシ
    ョン終了とせず、一定時間待ち、その間に新たな要求が発生しない場合に終了とすること
    を特徴とする請求項3に記載の経路計算装置におけるセッション管理方法。
  5. 前記セッション管理手段が、前記プロトコル手段のセッションの利用履歴を管理し、セ
    ッション開始・終了を指示することを特徴とする請求項1または2に記載の経路計算装置における
    セッション管理方法。
  6. セッションの利用履歴を管理し、利用頻度が高いセッションについては、処理中の経路計算要求が0になってもただちにセッション終了とせず、利用頻度に応じた時間だけ待ち、その間に新たな要求が発生しない場合に終了とすることを特徴とする請求項5に記載の経路計算装置におけるセッション管理方法。
  7. 複数のノードと複数のリンクから構成されるドメインが複数存在し、1つ以上のドメインに対応して1つ以上の経路計算装置が存在し、各経路計算装置は対応する1つ以上のドメインのネットワーク情報のみを把握し、経路計算要求装置と経路計算装置、および経路計算装置と経路計算装置が、プロトコル通信を行うことで、同じもしくは異なるドメインに存在する始点ノードと終点ノードの経路を計算する経路計算装置であって、
    経路計算要求装置もしくは他の経路計算装置とセッションを確立することでプロトコルメッセージの送受信を実施するプロトコル手段と、
    経路計算を実施する経路計算手段と、
    前記プロトコル手段のセッションの検索・開始・終了を指示するセッション管理手段と、を備えることを特徴とし、
    複数のドメインにまたがる経路計算時に経由する経路計算装置の順序について、前記セッション管理手段が前記ノードから受信した経路計算要求のメッセージおよび前記経路計算装置間で送受信するメッセージを関連付けて管理を行うことを特徴とする経路計算装置。
  8. 複数のノードと複数のリンクから構成されるドメインが複数存在し、1つ以上のドメインに対応して1つ以上の経路計算装置が存在し、各経路計算装置は対応する1つ以上のドメインのネットワーク情報のみを把握し、経路計算要求装置と経路計算装置、および経路計算装置と経路計算装置が、プロトコル通信を行うことで、同じもしくは異なるドメインに存在する始点ノードと終点ノードの経路を計算する経路計算装置であって、
    経路計算要求装置もしくは他の経路計算装置とセッションを確立することでプロトコルメッセージの送受信を実施するプロトコル手段と、
    経路計算を実施する経路計算手段と、
    前記プロトコル手段のセッションの検索・開始・終了を指示するセッション管理手段と、を備えることを特徴とし、
    複数のドメインにまたがる経路計算時に経由する経路計算装置の順序について、前記プロトコル手段が前記ノードから受信した経路計算要求のメッセージおよび前記経路計算装置間で送受信するメッセージを関連付けて管理を行うことを特徴とする経路計算装置。
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