JP4615119B2 - テレビ放送受信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば衛星放送チューナーなど、受信したテレビ放送信号をビデオ信号に変換して出力するテレビ放送受信装置に関し、特に、ビデオ信号に設定画面などの特定情報の表示信号を付加可能なOSD(On Screen Display)機能を備えたテレビ放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
衛星放送チューナを備えたセットトップボックスなどにおいては、例えば、衛星放送の複数のチャンネルの中から希望のチャンネルを選択しようとするとき、希望のチャンネル番号を直接入力する方法のほか、テレビ番組の表示画面上に番組表を表示(以下、オンスクリーン表示と称する)させ、当該画面上でカーソルを動かして希望チャンネルを選択するといった方法が一般に採用されている。
【0003】
また、テレビ番組の表示中にテレビ放送とともに送信されてくる文字放送およびデータ放送の信号を受信して、テレビ番組の表示画面に文字放送およびデータ放送をオンスクリーン表示させることも可能となっている。
【0004】
また、ペイ・パー・ビュー(PPV)と呼ばれる有料番組を視聴する場合には、画面上にPPVに関するメニューをオンスクリーン表示させ、このメニュー画面の中で有料番組の購入手続きが出来るようになっている。
【0005】
また、上記のようなオンスクリーン表示の際には、例えば、カーソルの移動や画面の切り替え時に、ポップ音などの効果音を音声信号に載せて出力するといったことも行われている。
【0006】
しかしながら、衛星放送の録画を行う場合に、上記のようなセットトップボックスから出力される映像信号や音声信号をVTR(ビデオテープレコーダ)装置などに入力して記録を行おうとすると、上記オンスクリーン表示の映像信号や装飾音の音信号もVTR装置に送られて、番組放送と一緒に録画されていまうという問題が発生する。
【0007】
そこで、上記のような問題を回避するために、従来、例えば、特開平10−224707号、特開平10−336603号、特開平11−177900号に開示されているような、幾つかの提案がなされている。
【0008】
これらのうち、特開平10−224707号に開示のデジタル放送録画設定装置は、VTR装置の番組録画予約に合わせて、録画される番組放送の受信中にはオンスクリーン表示が行われないように制御するものである。
【0009】
また、特開平10−336603号に開示のデジタル放送録画設定装置は、受信したテレビ放送信号をビデオ信号に変換して出力するビデオ出力手段を2系統備え、一方の系統のビデオ信号は録画用としてオンスクリーン表示の付加を行わず、他方の系統のビデオ信号はモニタ表示用としてオンスクリーン表示の付加を要求に基づき行うように構成したものである。
【0010】
また、特開平11−177900号に開示の録画再生手段内蔵テレビジョン受像機も、記録用映像信号とTVモニタ用映像信号とをそれぞれ2系統の信号処理回路で別個に扱うようにしたものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平10−224707号に開示の技術は、録画機能を備えた装置には容易に適用できたとしても、例えばチューナ機能のみを備えたセットトップボックスなどでは、VTR装置などと接続し、該VTR装置と録画予約の情報が関連付けられるように複雑な制御が必要となる他、ユーザによる設定操作も複雑なものとなる。
【0012】
また、特開平10−336603号や特開平11−177900号に開示の技術は、テレビ放送信号のデコーダ回路やNTSC(National Television System Committee standard)エンコーダ回路などが2系統必要となり、コストの高騰につながるという課題を有する。
【0013】
この発明の目的は、受信したテレビ放送信号をビデオ信号に変換して出力するテレビ放送受信装置において、録画中の信号に誤ってオンスクリーン表示や効果音の信号が載らないようにする機能を、ビデオ出力手段を2系統用いずに構成することが可能で、且つ、簡単操作で機能設定できるようにすることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、受信したテレビ放送信号をビデオ信号に変換して出力するビデオ出力手段を1系統のみ備えるとともに、上記ビデオ信号に特定情報の表示信号を付加可能なオンスクリーン手段を備え、このオンスクリーン手段によりテレビ放送の表示中に特定情報を上書き表示することが可能なテレビ放送受信装置において、上記特定情報の上書き表示をワンタッチで禁止設定可能な専用の入力操作手段と、該入力操作手段の操作がされたことに基づき上記オンスクリーン手段の動作要求があった場合でも所定期間オンスクリーン手段による表示信号の付加動作を行わせない制御手段と、上書き表示の禁止設定期間であることをユーザに報知する報知手段と、を備え、上記制御手段により表示信号の付加動作が禁止される所定期間は、上記入力操作手段への操作時から、入力操作手段の操作回数に応じて、予め設定されている一定時間と操作回数との積により求められる時間である構成とした。
【0015】
このような手段によれば、例えば番組録画をする際などにユーザは簡単な操作をするだけでオンスクリーン表示を禁止し、録画中の信号に誤ってオンスクリーン表示の信号が載らないようにすることが出来る。また、ビデオ出力手段は1系統で構成されるため低コストな構成が実現できる。また、上記報知手段によりオンスクリーン表示が行われない状態にあることを確実にユーザに知らせることが出来る。
【0016】
さらに、上記のような構成により、ユーザにとって分かり易い、簡単な機能設定が可能となる。
【0017】
また、本発明のテレビ放送受信装置は、受信したテレビ放送信号をビデオ信号に変換して出力するビデオ出力手段を1系統のみ備えるとともに、上記ビデオ信号に特定情報の表示信号を付加可能なオンスクリーン手段を備え、このオンスクリーン手段によりテレビ放送の表示中に特定情報を上書き表示することが可能なテレビ放送受信装置において、上記特定情報の上書き表示を禁止設定する操作手段と、該操作手段の操作がされたことに基づき上記オンスクリーン手段の動作要求があった場合でも所定期間オンスクリーン手段による表示信号の付加動作を行わせない制御手段と、を備え、上記制御手段により表示信号の付加動作が禁止される所定期間は、上記操作手段への操作時から、操作手段の操作回数に応じて、予め設定されている一定時間と操作回数との積により求められる時間である構成とした。
【0018】
このような手段によれば、例えば番組録画をする際などにユーザは簡単な操作をするだけでオンスクリーン表示を禁止し、録画中の信号に誤ってオンスクリーン表示の信号が載らないようにすることが出来る。また、ビデオ出力手段は1系統のみで構成されるため低コストな構成が実現できる。さらに、上記のような構成により、ユーザにとって分かり易い、簡単な機能設定が可能となる。
【0019】
望ましくは、上記操作手段は、ワンタッチで上書き表示の禁止設定が可能な専用の操作ボタンであると良く、このような構成により、さらに機能設定を行いやすくできる。
【0020】
さらに望ましくは、上書き表示の禁止設定期間であることをユーザに報知する報知手段を備えると良い。このような手段により、オンスクリーン表示が行われない状態にあることを確実にユーザに知らせることが出来る。
【0021】
また望ましくは、上記テレビ放送信号からビデオ信号と音信号を分離する分離手段と、テレビ放送信号から分離された音声信号に操作状況を示す効果音の音信号を付加可能な効果音付加手段とを備え、上記制御手段は、上記操作手段の操作がされたことに基づき上記効果音付加手段の動作要求があった場合でも所定期間該効果音付加手段による音信号の付加動作を行わせないように構成すると良い。このような構成により、オンスクリーン表示とともに録画中の信号に誤って効果音の信号が載らないようにすることが出来る。
【0023】
また、上記制御手段により表示信号の付加動作が禁止される所定期間の終了タイミングは、予め設定された区切り時刻(HH時00分や、HH時30分など:HH=0〜24)であり、且つ、禁止期間の設定中に操作手段が押された場合には、操作の度に区切り時刻が次の区切り時刻に設定されるように構成しても良い。一般に、放送番組は一定の区切り時刻で終了されるため、上記のようなオンスクリーン表示の禁止期間の設定によって番組に合わせた期間設定を容易に行うことが出来る。
【0024】
なお、この場合において、制御手段により表示信号の付加動作が禁止される所定期間の開始時は、例えば、操作手段の操作時、或いは、操作後の区切り時刻などと設定することが出来る。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0028】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態のセットトップボックスの概略構成を示すブロック図である。
【0029】
図1において、1はテレビ放送受信装置としてのセットトップボックス、2は衛星アンテナ、3は複数チャンネルの中から1つのチャンネルの放送信号を取り出す選局回路、4はデジタル放送信号から映像情報、音声情報、文字情報および番組を識別する番組ID情報などを復調する復調回路、5は復調した信号の誤り訂正を行う誤り訂正回路、6は復調されたデータ列(多重化データ)から映像情報、音声情報、文字情報、および番組ID情報などを分離するデマルチプレクス回路、7は内部にキャラクターデータやポップオンデータなどを格納し制御回路8からの指令により表示メモリ10や音声メモリ11に表示データや音声データを書き込んでオンスクリーン表示を行わせる効果音付加手段とオンスクリーン手段とを兼ねたOSD(On Screen Display)回路、8は装置の全体的な制御を司る制御手段としての制御回路、9は映像情報や音声情報をデコードしてRGB映像信号や音声信号を生成するデコード回路、10は1ページ分の画像データをバッファリングする表示メモリ、11は音声データを蓄える音声メモリ、12はRGB信号をNTSCビデオ信号にダウンコンバートするNTSCエンコーダ回路、13はデジタル音声データをアナログの音声信号に変換するD/Aコンバータ、14は各種操作ボタンを有する操作パネル、16はOSD禁止状態をユーザに報知する報知手段としてのLED、15はそのドライバ回路である。
【0030】
この実施の形態のセットトップボックス1は、上記選局回路3、復調回路4、誤り訂正回路5、デマルチプレクス回路6、デコーダ回路9、NTSCエンコーダ回路12および音声用D/Aコンバータ13により構成される1系統のビデオ出力手段により、受信したデジタルテレビ放送信号をビデオ信号に変換して出力するとともに、OSD回路7や表示メモリ10および音声メモリ11により特定情報を番組放送中のスクリーンに表示したりポップ音などの装飾音を音声出力に付加するOSD(On Screen Display)機能を備えたものである。OSD機能によるオンスクリーン表示は、例えば、操作パネル14の操作によりチャンネル選択メニューを呼び出したときや、各種設定メニューを呼び出したとき、並びに、番組の文字表示の実行を選択したときなどに行われる。また、ポップ音などの装飾音は各種設定メニューでカーソルを移動させたときや、メニュー画面を切り換えたときなどに付加される。
【0031】
操作パネル14には、OSD機能を強制的に停止させる入力操作手段として専用のOSD禁止ボタン14aや、OSD機能の停止を解除する中止ボタン14bなどの他、各種操作キーが備わっている。なお、これら操作キーはリモコンに設けられ、赤外線通信を介してリモコンからセットトップボックスにキー操作の信号が入力されるように構成されていても良い。
【0032】
制御回路8には、OSD機能の禁止状態を示すOSD禁止フラグや、OSD機能の禁止を解除する条件を示した情報が設定されるレジスタなどを備える他、例えば、番組のID情報が切替ったときや、タイマー値がレジスタの所定領域に格納された設定時間になったときに割込み信号が入力され、該割込み信号に基づき通常処理と異なる割込み処理が行われるようになっている。
【0033】
この実施の形態のセットトップボックス1は、上記のように構成され、ビデオ信号の出力処理と並行して、上記制御回路8により次のような制御処理が実行されるようになっている。以下、フローチャートを参照しながらその動作説明を行う。
【0034】
図2は、制御回路により実行されるキー入力処理の一部の処理手順を示すフローチャートである。
【0035】
このキー入力処理は、ユーザによるキー操作を見落とさないような短い時間間隔で繰り返し行われる処理である。このキー入力処理が開始されると、先ず、ステップS1でキー操作の有無を判別し、無ければこのままキー入力処理を終了して、次のキー入力処理の開始を待つが、有れば、操作されたキーに応じて分岐処理を行って、各操作キーに応じた制御処理を行った後にこのキー入力処理を終了する。
【0036】
上記の分岐処理の結果、OSD禁止ボタン14aが押されてステップS2に移行した場合には、該ステップで現在受信している放送信号に付加された番組ID情報を取得し、次のステップS3でこの番組ID情報をOSD禁止解除用の設定情報としてレジスタの所定領域に書き込む処理を行う。このステップS3の書込み処理により、後述の割込み処理において番組ID情報が切替ったときにOSD機能の停止が解除されるようになる。
【0037】
次いで、ステップS4でレジスタ中のOSD禁止フラグのビットにOSD機能の停止を示す“1”を書込み、さらに、次のステップS5でドライバ15に信号出力を行ってLED16を点灯させる処理を行う。すなわち、これらステップS4,S5により、OSD機能の強制停止とユーザへのOSD機能禁止状態の報知とが行われるようになっている。LED16を点灯させると、このキー入力処理を終了する。
【0038】
また、上記の分岐処理の結果、中止ボタン14bが押されてステップS6に移行した場合には、該ステップでレジスタ中のOSD禁止フラグのビットにOSD機能の禁止解除を示す“0”を書込み、さらに、次のステップS7でドライバ15に信号出力を行ってLED16を消灯させる処理を行う。これらの処理により、OSD機能の禁止解除が行われるとともに、ユーザへOSD機能の復旧が報知される。
【0039】
次いで、ステップS8に移行して、レジスタの所定領域にOSD禁止解除用の設定情報として書き込まれている番組ID情報を削除して、このキー入力処理を終了する。
【0040】
図3は、制御回路により実行されるOSDサブルーチン処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0041】
このOSDサブルーチンは、上記のキー入力処理や文字放送の表示処理の中で、オンスクリーン表示する表示コードや付加する装飾音の音声コードがレジスタの所定領域に格納された状態で、オンスクリーン表示を行うタイミングに呼び出されて実行されるサブルーチンである。
【0042】
このサブルーチンが呼び出されると、先ず、ステップS20でレジスタ中のOSD禁止フラグのビットが“0”か否かを判別し、“0”であればOSD機能が禁止されていないと判断して、順に、ステップS21でレジスタの所定領域に格納されている表示コードをOSD回路7に送り、ステップS22で同様に格納されている音声コードをOSD回路7に送る。これにより、OSD回路7から表示コードや音声コードに応じたキャラクタデータや音声データが生成されて表示メモリ10や音声メモリ11に出力される。そして、それによりモニターやVTR装置に出力されるビデオ信号やオーディオ信号にオンスクリーン表示の信号や装飾音の信号が付加されて、接続されたモニターにオンスクリーン表示や装飾音の出力が番組放送に重畳されて行われる。そして、このサブルーチン処理を終了して、元の処理の続きを行う。
【0043】
一方、ステップS20でOSD禁止フラグが“1”と判別された場合には、OSD機能の禁止中と判断して、そのままこのサブルーチン処理を終了する。
【0044】
つまり、このOSDサブルーチン処理により、セットトップボックス1の動作中にOSD機能の要求があった場合でも、OSD禁止フラグが“1”に設定されている場合には、強制的にOSD機能が働かないようになっている。
【0045】
図4は、制御回路8により実行される割込み処理の一部の処理手順を示すフローチャートである。
【0046】
この割込み処理は、タイマー値がレジスタの所定領域に格納された設定時間になったときや、受信中の番組ID情報が切替ったときに発せられる割込み信号に基づき開始される。割込み信号が発せられるときには、何の割込みかを示す割込み情報が割込み信号とともに制御回路8に送られる。
【0047】
この割込み処理では、中断した通常処理を後に復旧させるために通常処理で用いられているデータの退避処理を行った後、割込み情報に応じて幾つものシーケンス処理を行うように構成されている。そして、割込み情報が、番組ID情報の切替りを示すもので、且つ、図2のステップS3でOSD禁止解除用の設定情報として記憶されている番組ID情報から他のID情報への切替りである場合に、ステップS30の分岐処理で割込み情報がOSD禁止解除設定項目であると判別され、次のステップS31に移行される。
【0048】
ステップS31に移行すると、先ず、該ステップでレジスタ中のOSD禁止フラグのビットにOSD機能の禁止解除を示す“0”を書込み、さらに、次のステップS32でドライバ15に信号出力を行ってLED16を消灯させる処理を行う。これらの処理により、OSD機能の禁止解除が行われるとともに、ユーザへOSD機能の復旧が報知される。そして、次のステップへ移行される。
【0049】
つまり、上記の割込み処理により、OSD禁止ボタン14aを操作してOSD機能を停止させた後、見ていた放送番組が終了したときに、自動的にOSD機能の禁止が解除されるようになっている。
【0050】
以上のように、この実施の形態のセットトップボックス1によれば、例えば番組録画をする際などにユーザは簡単な操作をするだけでOSD機能を停止し、録画中の信号に誤ってオンスクリーン表示の信号が載らないようにすることが出来る。また、ビデオ出力系統は1系統のみで構成されるため低コストな構成が実現できる。また、上記LED16によりオンスクリーン表示が行われない状態にあることを確実にユーザに知らせることが出来る。また、OSD禁止ボタン14aとは異なる中止ボタン14bを押すことで、OSD機能の停止設定を行った後でもOSD機能を復旧することが出来る。
【0051】
また、OSD禁止ボタン14aの操作によりOSD機能の停止が自動的に解除されるタイミングが番組ID情報が切替るときに設定されているので、番組に合わせたOSD機能の設定を容易に行うことが出来て都合が良い。
【0052】
なお、この実施の形態では、OSD禁止ボタン14aを押したときの番組が放送されている間中、OSD機能が停止されるようになっているが、OSD禁止ボタン14aを続けて複数回押すことで、次の番組、そのまた次の番組と、以降複数の番組が終了するまでOSD機能が停止されるように構成しても良い。
【0053】
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態のセットトップボックスは、OSD禁止ボタン14aの操作によるOSD禁止期間の設定のみが上記第1の実施の形態と異なり、他の構成は第1の実施の形態とほぼ同様のものである。
【0054】
図5は、第2の実施の形態のセットトップボックスの制御回路により実行されるキー入力処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0055】
この実施の形態のセットトップボックスでは、OSD禁止ボタン14aを押すと押してから30分間OSD機能が停止され、OSD禁止ボタン14aを続けて複数回押すとボタン14aを押すごとにOSD機能停止とされる期間が30分ずつ積算されるように構成されている。
【0056】
すなわち、図5のキー入力処理でOSD禁止ボタン14aの操作が有りと判別されてステップS41に移行すると、該ステップでOSDフラグを確認してOSD禁止に設定されているか否かを判別する。そして、OSD禁止フラグが“0”でOSD禁止に設定されてない場合には、先ず、ステップS43にてOSD機能の停止期間としてタイマーに30分の設定を行い、次のステップS44でOSD禁止フラグを“1”に設定する。次いで、ステップS45でドライバ15に信号を出力してLED16を点灯させ、キー入力処理を終了する。
【0057】
一方、ステップS41でOSD禁止フラグが“1”でOSD禁止状態と判別された場合には、ステップS42で先に設定されているタイマーの値に例えば30分を積算して再設定する。これにより、OSD禁止ボタン14aを押すごとにOSD禁止期間が例えば30分ずつ延長されるようになっている。
【0058】
そして、タイマー値がステップS43又はS44で設定された値になって図4の割込み処理が開始されると、図4のステップS30でこの割込み情報がOSD禁止解除設定項目と判別され、ステップS31,S32の処理が実行されて、OSDの禁止解除とLED16の消灯とが行われる。
【0059】
この実施の形態のセットトップボックスによれば、OSD禁止ボタン14aの操作により、OSD機能の停止とその期間の設定を例えば30分単位で行うことが出来るので、ユーザにとって分り易い、簡単な設定が可能となる。
【0060】
なお、OSD機能の停止期間の設定は所定時間単位で行うのではなく、例えば、予め設定された区切り時刻(HH時00分や、HH時30分など:HH=0〜24)にOSD機能が自動復旧されるような構成とすることも出来る。また、OSD禁止ボタン14aを複数回押すことで、区切り時刻ごとに設定時間が長くなるように構成しても良い。
【0061】
また、LED16を複数色容易し、OSD機能の停止期間の長さをLED16の発光色で表示したり、或いは、数字表示やメータ表示などにより残り時間を表示可能な表示器を設けて、OSD機能が停止される残り時間をユーザに通知するようにしても良い。
【0062】
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態のセットトップボックスは、セットトップボックスに接続されたVTR装置から録画の開始を知らせる録画開始信号と、録画の終了を知らせる録画終了信号とが入力されるように構成し、これら録画開始信号や録画終了信号に応じてOSD機能の禁止設定やその解除設定を行うものである。
【0063】
この実施の形態のセットトップボックスにおいては、録画開始信号や録画終了信号が入力された場合に制御回路8に割込み信号が出力され、制御回路8で割込み処理が実行されるように構成される。
【0064】
図6は、第3の実施の形態のセットトップボックスの制御回路により実行される割込み処理の一部の処理手順を示すフローチャートである。
【0065】
この割込み処理では、通常処理を中断して後に復旧させるために通常処理で用いられているデータの退避処理を行った後、割込み情報に応じて幾つものシーケンス処理を行うように構成されている。そして、割込み情報が、録画開始信号入力を示すものである場合に、ステップS61の分岐処理でステップS62に移行し、順に、レジスタ中のOSD禁止フラグのビットにOSD機能の禁止を示す“1”を書込み、さらに、次のステップS63でドライバ15に信号出力を行ってLED16を点灯させる処理を行う。これらの処理により、OSD機能の禁止設定が行われるとともに、ユーザへOSD機能が停止していることが報知される。
【0066】
また、割込み情報が、録画終了信号入力を示すものである場合に、ステップS64の分岐処理でステップS65に移行し、順に、レジスタ中のOSD禁止フラグのビットにOSD機能の禁止解除を示す“0”を書込み、さらに、次のステップS32でドライバ15に信号出力を行ってLED16を消灯させる処理を行う。これらの処理により、OSD機能の禁止解除が行われるとともに、ユーザへOSD機能の復旧が報知される。
【0067】
この実施の形態のセットトップボックスによれば、VTR装置に連動させて録画中に自動的にOSD機能を停止させることが出来る。なお、この実施の形態では、OSD機能の禁止と禁止解除との両方をVTR装置からの信号により設定するとしたが、OSD機能の禁止の設定はOSD禁止ボタン14aにより行い、OSD機能の禁止の解除のみVTR装置からの録画終了信号により行うようにしても良い。
【0068】
なお、本発明は、上記第1〜第3の実施の形態に限られるものではない。例えば、実施の形態では、OSD機能の禁止をOSD禁止フラグの設定値に応じて制御回路がOSD回路にオンスクリーン表示等の指示を与えたり与えなかったりすることで制御していたが、その他、OSD回路をアクティブ又は非アクティブに制御することでOSD機能の禁止制御を行ったり、OSD回路の出力信号を遮断したり通したりすることでOSD機能の禁止制御を行うようにしても良い。その他、実施の形態の中で具体的に示した細部は様々に変更が可能である。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に従うと、例えば番組録画をする際などにユーザは簡単な操作をするだけでオンスクリーン表示を禁止し、録画中の信号に誤ってオンスクリーン表示の信号が載らないようにすることが出来る。また、ビデオ出力手段は1系統で構成されるため低コストな構成が実現できる。また、上記報知手段によりオンスクリーン表示が行われない状態にあることを確実にユーザに知らせることが出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のセットトップボックスの概略構成を示すブロック図である。
【図2】同、セットトップボックスの制御回路により実行されるキー入力処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】同、セットトップボックスの制御回路により実行されるOSD処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】同、セットトップボックスの制御回路により実行される割込み処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】第2の実施の形態のセットトップボックスの制御回路により実行されるキー入力処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】第3の実施の形態のセットトップボックスの制御回路により実行される割込み処理の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 セットトップボックス
2 衛星アンテナ
3 選局回路
4 復調回路
5 誤り訂正回路
6 デマルチプレクス回路
7 OSD回路
8 制御回路
9 デコード回路
10 表示メモリ
12 NTSCエンコーダ回路
13 D/Aコンバータ
14 操作パネル
14a OSD禁止ボタン
14b 停止ボタン
16 LED(報知手段)
Claims (6)
- 受信したテレビ放送信号をビデオ信号に変換して出力するビデオ出力手段を1系統のみ備えるとともに、上記ビデオ信号に特定情報の表示信号を付加可能なオンスクリーン手段を備え、このオンスクリーン手段によりテレビ放送の表示中に特定情報を上書き表示することが可能なテレビ放送受信装置において、
上記特定情報の上書き表示をワンタッチで禁止設定可能な専用の入力操作手段と、
該入力操作手段の操作がされたことに基づき上記オンスクリーン手段の動作要求があった場合でも所定期間オンスクリーン手段による表示信号の付加動作を行わせない制御手段と、
上書き表示の禁止設定期間であることをユーザに報知する報知手段と、
を備え、上記制御手段により表示信号の付加動作が禁止される所定期間は、上記入力操作手段への操作時から、入力操作手段の操作回数に応じて、予め設定されている一定時間と操作回数との積により求められる時間であることを特徴とするテレビ放送受信装置。 - 受信したテレビ放送信号をビデオ信号に変換して出力するビデオ出力手段を1系統のみ備えるとともに、上記ビデオ信号に特定情報の表示信号を付加可能なオンスクリーン手段を備え、このオンスクリーン手段によりテレビ放送の表示中に特定情報を上書き表示することが可能なテレビ放送受信装置において、
上記特定情報の上書き表示を禁止設定する操作手段と、
該操作手段の操作がされたことに基づき上記オンスクリーン手段の動作要求があった場合でも所定期間オンスクリーン手段による表示信号の付加動作を行わせない制御手段と、
を備え、上記制御手段により表示信号の付加動作が禁止される所定期間は、上記操作手段への操作時から、操作手段の操作回数に応じて、予め設定されている一定時間と操作回数との積により求められる時間であることを特徴とするテレビ放送受信装置。 - 上記操作手段は、ワンタッチで上書き表示の禁止設定が可能な専用の操作ボタンであることを特徴とする請求項2に記載のテレビ放送受信装置。
- 上書き表示の禁止設定期間であることをユーザに報知する報知手段を備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載のテレビ放送受信装置。
- 上記テレビ放送信号からビデオ信号と音信号を分離する分離手段と、
テレビ放送信号から分離された音声信号に操作状況を示す効果音の音信号を付加可能な効果音付加手段とを備え、
上記制御手段は、上記操作手段の操作がされたことに基づき上記効果音付加手段の動作要求があった場合でも所定期間該効果音付加手段による音信号の付加動作を行わせないように構成されていることを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載のテレビ放送受信装置。 - 上記制御手段により表示信号の付加動作が禁止される所定期間の終了タイミングは、予め設定された区切り時刻であり、且つ、操作手段が続けて複数回操作された場合には、操作の度に区切り時刻が次の区切り時刻に設定されることを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載のテレビ放送受信装置。
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