JP4617982B2 - 電気光学装置、及び電子機器 - Google Patents
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Description
当該電気光学装置は、対向する電極間に挟持された液晶装置等の電気光学物質への印加電圧を調整することにより、単位画素内の複数のドット毎に光量を制御し、画像表示を行っている。
このような電気光学装置においては、一方の基板に固定されたスペーサによって、電気光学物質の層厚を一定に維持する構成が知られている。また、このようなスペーサが、複数のドット間における遮光部と重なるように設けられた技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、表示ムラを抑制できる電気光学装置、及び電子機器を提供することを目的としている。
また、本発明者らは、図12(b)に示すように、遮光膜501に乗り上がる着色膜502の乗り上げ量502aが均一であっても、遮光膜501の側面よりもフォトスペーサ504がはみ出てしまうこと(符号506)により、フォトスペーサ504の自身に照明光が照射されてしまうことを見出した。例えば、フォトスペーサ504が透明材料からなる場合には、フォトスペーサ504を透過する光によって表示画像のコントラストが低下してしまうという問題がある。また、フォトスペーサ504が遮光材料からなる場合には、開口率の低下を招くという問題がある。
そこで、本発明者は、上記に基づいて以下の手段を有する本発明を想到した。
また、「ギャップ部材は遮光拡張部の位置に対応して設けられ」とは、電気光学装置の表示領域側から見たときに、換言すれば、表示領域の鉛直方向から見たときに、ギャップ部材と遮光拡張部とが重なり合って設けられていることを意味する。
また、ギャップ部材は、第1基板上又は第2基板上に散布された樹脂ボールやガラスビーズからなる部材、又は、フォトリソグラフィ技術によって第1基板上又は第2基板上に設けられた突起部である。
また、遮光拡張部と、当該遮光拡張部に重なり合う表示着色部との位置関係は、遮光拡張部が表示着色部の下層側に設けられていても、上層側に設けられていてもよい。
また、表示着色部上には、オーバーコート膜が設けられていることが好ましく、第1基板及び第2基板の液晶層に向けた方向には、電気光学物質と接触するように配向膜が設けられていることが好ましい。
このようにすれば、2色の前記表示着色膜の各々は、ギャップ部材の幅よりも狭い隙間を介して隣接し、遮光拡張部と重なり合って設けられることとなる。従って、上記の電気光学装置と同様の効果が得られる。
このようにすれば、複数のドットに対してストライプ配列の表示着色膜を備える電気光学装置を実現できる。
このように2色の表示着色膜が重なり合うことにより、単色の場合よりも高い色濃度で混色した表示着色膜が形成され、当該混色着色膜を遮光膜として利用することができる。
このようにすれば、遮光膜と遮光拡張部とを同一工程で形成することができる。また、混色した表示着色膜の場合と比較して、確実に遮光することができるので、コントラスト低下を抑制できる。
ここで、「ギャップ部材は、積層部の位置に対応して設けられ」とは、周辺領域の鉛直方向から見たときに、ギャップ部材と遮光拡張部とが重なり合って設けられていることを意味する。
そして、本発明のように、周辺領域において周辺着色膜と周辺遮光膜とが重なり合う積層部が形成されることにより、当該積層部の膜厚を、表示領域における遮光拡張部と表示着色膜との積層構造の膜厚と同様にすることができる。また、積層部の幅は、遮光拡張部の幅と同じ、又は、遮光拡張部の幅よりも小さくなっているので、表示領域における遮光拡張部と表示着色膜との平面構造を、周辺領域における積層部によって略同様に形成することができる。
更に、積層部に対応してギャップ部材が形成されることで、周辺領域における電気光学物質の層厚をギャップ部材によって規定することができ、更に、表示領域と周辺領域とにおける電気光学物質の層厚を均一にすることができる。
従って、表示領域と周辺領域との境界近傍においては、リタデーションが不均一になることがないので、表示ムラを抑制された電気光学装置を実現できる。
具体的には、周辺着色膜を形成する際に、現像工程或いはエッチング工程に起因して、周辺着色膜の形状が変形してしまい、周辺着色膜の形状に「だれ」が生じてしまう。これにより、周辺着色膜は凸状に形成されてしまう。そして、1色の周辺着色膜と周辺遮光膜とが重なり合って積層部が形成されている場合では、1つの凸状が形成されてしまうことから、積層部上にオーバーコート膜を形成しても平坦になり難い形状となる。これに対して、2色の周辺着色膜と周辺遮光膜とが重なり合って積層部が形成されている場合では、2つの凸状が形成されることから、積層部上にオーバーコート膜を形成すると平坦になり易い形状となる。
また、異なる2色の周辺着色膜の各々を、別工程で形成して隣接させるので、現像やエッチングに起因する変形(だれ)が生じることがない(潰れがない)。これに対して、1色で2つの周辺着色膜を隣接させて形成する場合では、だれが生じることにより、隣接する隙間が潰れてしまう虞がある。従って、異なる2色の周辺着色膜の各々を形成することで、形状の安定化を実現できる。
このようにすれば、表示領域と周辺領域の各々において、ギャップ部材が規定する電気光学物質の層厚を同一に規定することができる。
ここで、突起部は、第1基板と第2基板とのいずれかに形成されていればよい。また、突起部は、表示着色膜が形成されている基板の側に設けられていてもよい。
ここで、電子機器としては、例えば、携帯電話機、移動体情報端末、時計、ワープロ、パソコンなどの情報処理装置などを例示することができる。
従って、本発明によれば、先に記載の電気光学装置を用いた表示部を備えているので、表示ムラ、コントラスト低下、開口率低下が抑制された表示部を備えた電子機器を提供することができる。
以下、本発明の電気光学装置に係る液晶装置の第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態の液晶装置の全体構成を示す平面図、図2は、図1の要部を拡大した図であって、表示領域と周辺領域との境界近傍を示す平面図である。図3は、液晶装置の表示領域を示す図であって、図2のC−C'線に沿う断面図(横方向に切断した状態を示す断面図)である。また、図4は、液晶装置の表示領域を示す図であって、図2のB−B'線に沿う断面図(横方向に切断した状態を示す断面図)である。図5は、液晶装置の周辺を示す図であって、図2のE−E'線に沿う断面図(横方向に切断した状態を示す断面図)である。
なお、各図においては、図面を見やすくするため、各構成要素の膜厚や寸法の比率などは適宜異ならせてある。
そして、図1に示すように、本実施形態の液晶装置1は、平面視矩形状の下基板部(第1基板)2Aと上基板(第2基板)3Aとがシール材4を介して対向配置されている。シール材4の一部は各基板部2A,3Aの一辺(図1における上辺)側で開口して液晶注入口5となっており、双方の基板部2A,3Aとシール材4とに囲まれた空間内に液晶(電気光学物質)が封入され、液晶注入口5が封止材6によって封止されている。本実施形態では、下基板部2Aよりも上基板部3Aの外形寸法の方が大きく、下基板部2Aと上基板部3Aの1辺(図1における上辺、右辺、左辺)では縁が揃っているが、下基板部2Aの残りの1辺(図1における下辺)からは上基板部3Aの周縁部がはみ出すように配置されている。そして、上基板部3Aの下辺側の端部には、下基板部2A及び上基板部3Aの双方の電極を駆動するための駆動用半導体素子7が実装されている。
ここで、当該境界線8より内包される側(内側)は、画像表示を行うための表示領域9aである。また、表示領域9aは、複数のドットがマトリクス状に配列された領域であって、実際に表示に寄与する領域のことを言う。
また、境界線8の外側は、表示領域9aの外部に位置する周辺領域9bであり、図1においては周辺領域9bを斜線で示している。また、周辺領域9bには、周辺見切りとして機能する周辺遮光膜が設けられている。
ここで、セグメント電極11とコモン電極10とが互い交差することにより、平面的に見て重なり合った領域が形成され、当該領域が「ドット」を構成している。
また、表示領域9aにおける複数のドットの各々においては、カラー表示を行うべく、カラーフィルタのR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の複数色からなる表示着色膜(着色膜)が設けられている。当該表示着色膜は、ドットから出射される光を着色するものである。そして、R、G、Bの3個の表示着色膜で画面上の1つの画素(単位画素)が構成されている。
カラーフィルタ13は、各ドットから出射される光を着色する表示着色膜13r,13g,13bによって構成されている。当該表示着色膜13r,13g,13bは、ドット配列方向(図中縦方向)において複数のドットに重なるようにストライプ状に形成されている。
ここで、透過表示部Tは、下基板部2Aの外側から入射するバックライトユニット15(後述)の光を、表示着色膜13r,13g,13bの各々において透過させ、上基板部3Aの外側に出射させる領域である。
また、反射表示部Hは、上基板部3Aの外側から入射する外光を、表示着色膜13r,13g,13bの各々において透過させると共に、反射膜31(後述)によって反射させ、上基板部3Aの外側に出射させる領域である。
また、各ドットDにおいて、符号Taで囲まれた部分は、反射膜31が開口している開口部であって、透過表示部Tである。また、開口部Taを除く部分には、反射膜31が形成されていることから、反射表示部Hとなっている。
反射表示部Hにおいては、反射膜31によって外光が反射されるため、表示に寄与する光は表示着色膜を2回透過する。一方、透過表示部Tにおいては、バックライトユニット15から出射されて透過表示部Tを透過して表示に寄与する光は、表示着色膜を1回透過する。従って、反射表示部Hと透過表示部Tで同じ条件の表示着色膜を用いると、反射表示の色が反射表示の色よりも濃くなってしまい、且つ明るさが暗くなってしまい、透過表示と反射表示とで色味、明るさが変わってしまう。
そこで、本実施形態では、反射表示部Hに開口部(非着色部)OPを設けることで、反射表示部Hは、反射膜31で反射されて表示着色部を2回透過した光と、非着色部に対応する反射膜31で反射されて着色されていない光と、の2種類の光を用いて行うものである。また、透過表示部Tは、従来通り表示着色膜を1回透過する光であるため、本実施形態では、透過表示部Tと反射表示部Hの色味や明るさを揃えることが可能となる。
遮光拡張部32は、遮光膜33の延在線上においてドットDの角部に位置して設けられている。また、遮光拡張部32においては、2色の表示着色膜の各々が、隙間を介して隣接すると共に、当該2色の表示着色膜と遮光拡張部32とは重なり合って設けられている。また、遮光膜33の幅は5μm程度、ドットDの幅は各々70μm程度となっている。また、2色の表示着色膜の隙間は、後述するフォトスペーサ24の幅よりも狭くなっている。
下基板2は、ガラス又はプラスチック等の透明性材料からなるものであり、バックライトユニット15からの光を透過させるものである。
また、反射膜31は、反射表示部Hに設けられ、透過表示部Tには非形成となっている層膜である。当該反射膜31の材料としては、Al(アルミニウム)やAg(銀)等の反射性に優れる金属薄膜が好適に採用される。また、反射膜31に設けられた開口部Taは透過表示部Tとなり、反射膜31に覆われた部分は反射表示部Hとなる。
なお、本実施形態においては、下基板2の表面に反射膜31が設けられた構成となっているが、反射膜31に凹凸状の表面形状を付与する樹脂膜が設けられていてもよい。このようにすれば、光散乱性を向上した反射表示が実現可能となる。
なお、各表示着色膜13r,13g,13bの膜厚は、1.0μmを限定するものではなく、約0.6〜2.0μmの範囲であればよい。
そして、ドットDの相互間の各々において表示着色膜13r,13gが重なり合い、表示着色膜13g,13bが重なり合い、表示着色膜13b,13rが重なり合うことにより、遮光膜33が形成されている。
このように2色の表示着色膜が重なり合うことにより、単色の場合よりも高い色濃度で混色した表示着色膜が形成され、当該混色着色膜を遮光膜として利用することが可能となる。また、図2に示したように、反射表示部Hの開口部OPにおいては、表示着色膜33が形成されておらず、反射膜31によって反射される外光が着色されずに出射されるようになっている。
また、コモン電極10は、インジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide, 以下、ITOと略記する)からなるものであり、下基板2上において紙面左右方向にストライプ状に形成されている。また、コモン電極10は、スパッタ等の真空成膜法によって薄膜に形成されるため、オーバーコート膜21の表面形状に倣って形成される。
また、遮光拡張部32は、各表示着色膜13r,13g,13bと同一の膜厚で形成され、本実施形態ではその膜厚を1.0μmとしているが、1.0μmを限定するものではなく、約0.6〜2.0μmの範囲であればよい。
上基板3は、ガラス又はプラスチック等の透明性材料からなるものであり、バックライトユニット15からの光を透過させるものである。
また、セグメント電極11は、ITOからなるものであり、上基板3において紙面垂直方向(紙面を貫通する方向)にストライプ状に形成されている。
また、配向膜22は、セグメント電極11上に形成されたポリイミド等の樹脂材料からなるものである。当該配向膜22の表面側には、液晶分子のモードに応じたラビング処理や垂直配向処理が施されている。例えば、液晶分子が、TNモード、STNである場合には配向膜27にはラビング処理が施されており、また、誘電異方性が負の液晶分子を有するVAモードである場合には、垂直配向処理が施されている。なお、配向膜27が垂直配向膜である場合には、ポリイミド膜以外にも、無機膜を採用してもよい。
このようなフォトスペーサ24の形成方法としては、上記のオーバーコート膜21を形成する方法と同様の方法が採用され、当該方法を上基板3に対して行われる。従って、簡素な工程によってフォトスペーサ24を容易かつ規則的に形成することができる。
なお、上記のフォトスペーサ24の形成方法においては、感光性樹脂膜としてネガ型やポジ型が利用される。
また、上基板部3Aのフォトスペーサ24は、下基板部2Aに向けて設けられ、配向膜20,22が接触して下基板2Aと上基板部3Aとの間隔が規定されている。これにより、液晶層23の層厚が規定されることとなる。
周辺領域9bには、周辺遮光膜34と周辺着色膜13hとが重なり合う積層部36が設けられている。
周辺遮光膜34は、遮光拡張部32を形成する工程と同一工程によって形成されたものであり、その材料としては遮光拡張部32と同様に樹脂ブラック等の遮光性の樹脂材料が採用される。
また、周辺着色膜13hは、表示着色膜13r,13g,13bを形成する工程と同一工程によって形成されたものであり、2つの表示着色膜が隙間を介して隣接されている。また、その材料としては、表示着色膜と同様に樹脂材料が採用される。このように周辺着色膜13h及び表示着色膜13r,13g,13bが同一工程で形成されることにより、表示着色膜13r,13g,13bと、前記周辺着色膜13hとの膜厚が同じになる。
また、図2において、周辺着色膜13hは、表示着色膜13r,13g,13bのうち2つの表示着色膜の組み合わせによって構成されている。即ち、表示着色膜13r,13gの形成工程によって周辺着色膜13h1が形成され、表示着色膜13g,13bの形成工程によって周辺着色膜13h2が形成され、表示着色膜13b,13rの形成工程によって周辺着色膜13h3が形成されている。
また、積層部36の位置に対応してフォトスペーサ24が形成されることにより、表示領域9aと周辺領域9bとにおける液晶層23の層厚が共に同じになる。
下基板部2Aの外面側(液晶層23を挟持する面とは異なる側)には位相差板18及び偏光板19が、上基板部3Aの外面側にも位相差板16及び偏光板17が形成されており、基板内面側(液晶層23側)に円偏光を入射可能に構成されており、これら位相差板18及び偏光板19が円偏光板を構成し、位相差板16及び偏光板17が楕円偏光板を構成している。偏光板19は、所定方向の偏光軸を備えた直線偏光のみを透過させる構成とされ、位相差板18としてはλ/4位相差板が採用されている。このような円偏光板としては、その他にも偏光板とλ/2位相差板とλ/4位相差板を組み合わせた構成のもの(広帯域円偏光板)を用いることが可能で、この場合、黒表示をより無彩色にすることができるようになる。また、偏光板とλ/2位相差板とλ/4位相差板、及びcプレート(膜厚方向に光軸を有する位相差板)を組み合わせた構成のものを用いることも可能で、一層広視角化を図ることができるようになる。また、下基板部2Aに形成された偏光板19の外側には、光源、導光板、及び反射板とからなるバックライトユニット15が設けられている。
更に、プリズムシートとバックライトユニット15の間には、偏光板19と透過軸が合わされている反射偏光板が配置されていることが好ましい。このようにすれば、プリズムシートの上面から反射偏光板へ入射する照明光は、その一部が反射偏光板を透過して表示光として利用される。また、反射偏光板で反射された成分は、バックライトユニット15に入射して再度プリズムシートやバックライトユニット15の反射板により反射されて液晶パネル11に入射して再利用される。この再利用される光の大部分は反射偏光板26により再び反射されるが、このような反射を繰り返すうちに偏光状態が変化するため、一部は反射偏光板を透過され、表示光として利用されるので、結果として表示光の光量を増加させることが可能となる。
更に、積層部36に対応してフォトスペーサ24が形成されることで、周辺領域9bにおける液晶層23の層厚をフォトスペーサ24によって規定することができ、更に、表示領域9aと周辺領域9bとにおける液晶層23の層厚を均一にすることができる。
従って、表示領域9aと周辺領域9bとの境界近傍においては、リタデーションが不均一になることがないので、表示ムラを抑制された液晶装置1を実現できる。
また、異なる2色の周辺着色膜13hの各々を、別工程で形成して隣接させるので、現像やエッチングに起因する変形(だれ)が生じることがない(潰れがない)。これに対して、1色で2つの周辺着色膜13hを隣接させて形成する場合では、だれが生じることにより、隣接する隙間が潰れてしまう虞がある。従って、異なる2色の周辺着色膜13hの各々を形成することで、形状の安定化を実現できる。
次に、第1実施形態の変形例について説明する。
図6は、本変形例を説明するための図であって、周辺領域9bの積層部36の断面図である。
なお、本変形例において、上記第1実施形態と同一構成には同一符号を付して説明を省略する。
また、本変形例においても、積層部36の位置に対応してフォトスペーサ24が設けられている。即ち、積層部36に重なるように設けられている。フォトスペーサ24の幅W1は、10μm程度であるのに対して、積層部36の幅W3は、23μm以下となっており、積層部36の幅W3は、フォトスペーサ24よりも大きくなっている(W3>W1)。また、積層部36の幅W3は、遮光拡張部32の幅W2と同じ、又は、それよりも小さい幅となっている(W3=W2、又は、W3<W2)。また、周辺着色膜13hは、表示着色膜13r,13g,13bのうちいずれかの表示着色層と同一工程によって形成される。また、積層部36の位置に対応してフォトスペーサ24が形成されることにより、表示領域9aと周辺領域9bとにおける液晶層23の層厚が共に同じになる。
以下、本発明の電気光学装置に係る液晶装置の第2実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図7は、図1の要部を拡大した図であって、表示領域と周辺領域との境界近傍を示す平面図である。図8は、図7のC−C'線に沿う断面図(横方向に切断した状態を示す断面図)であり、液晶装置の表示領域における各構成要素と表示領域9aの遮光膜33の構造を説明する図である。
また、図9は、図7のB−B'線に沿う断面図(横方向に切断した状態を示す断面図)であり、液晶装置の表示領域における表示着色膜と遮光拡張部32の構成と、フォトスペーサの構造を説明する図である。
なお、各図においては、図面を見やすくするため、各構成要素の膜厚や寸法の比率などは適宜異ならせてある。また、本実施形態において、上記第1実施形態と同一構成には同一符号を付して説明を省略する。
従って、ドット毎に各表示着色膜13r,13gには、透過表示と反射表示の色合いを揃える開口部OPが設けられていない構成となっている。
具体的に説明すると、図7及び図8に示すように、遮光膜33は、各表示着色膜13r,13g,13bの相互間に位置し、各表示着色膜13r,13g,13bを区画するように設けられている。また、遮光膜33は、各表示着色膜13r,13g,13bと同一膜厚で形成され、その膜厚は1.0μmとなっている。また、遮光膜33は、線幅が5μmとなるように形成されている。また、遮光膜33は、表示領域9aにおける遮光拡張部32と、周辺領域9bの表面に形成される周辺遮光膜34と同一工程において形成される。
なお、遮光膜33の膜厚は、1.0μmを限定するものではなく、約0.6〜2.0μmの範囲であればよい。
また、図7の紙面縦方向に延在する遮光膜33においては、その上面に表示着色膜13r,13g,13bのうち異なる2色の表示着色膜の一部が乗り上がっている。これによって、ストライプ状の表示着色膜13r,13g,13bが隣接する方向において、ドットD毎に各表示着色膜13r,13g,13bを区画するものとなる。
このように遮光膜33がドットDの相互間において縦方向及び横方向に形成されることで、ドットD毎に矩形の表示着色膜13r,13g,13bが形成されたものとなる。
また、積層部36の位置に対応してフォトスペーサ24が形成されることにより、表示領域9aと周辺領域9bとにおける液晶層23の層厚が共に同じになる。
更に、積層部36に対応してフォトスペーサ24が形成されることで、周辺領域9bにおける液晶層23の層厚をフォトスペーサ24によって規定することができ、更に、表示領域9aと周辺領域9bとにおける液晶層23の層厚を均一にすることができる。
従って、表示領域9aと周辺領域9bとの境界近傍においては、リタデーションが不均一になることがないので、表示ムラを抑制された液晶装置1を実現できる。
以下、本発明の電気光学装置に係る液晶装置の第3実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図10は、本実施形態の液晶装置における表示領域の要部を示す平面図である。
なお、各図においては、図面を見やすくするため、各構成要素の膜厚や寸法の比率などは適宜異ならせてある。また、本実施形態において、上記第1実施形態と同一構成には同一符号を付して説明を省略する。
デルタ配置とは、表示着色膜13r,13g,13bが三角形の頂点に位置するように配列されると共に、横方向の色が順々に循環的に変化する配列である。そして、三角形の頂点に配置された3色の表示着色膜が一つの集まりとなって1つの画素(単位画素)が構成されている。
具体的には、図10に示すように、紙面左右方向に並設されている表示着色膜13r,13gの間の遮光膜33が延在する位置に遮光拡張部32が設けられている。そして、当該遮光拡張部32と、表示着色膜13r,13gの各々の一部とは、重なり合って設けられている。このような位置に配設された遮光拡張部32は、表示着色膜13bに隣接するものとなる。
また、他の遮光拡張部32については、表示着色膜の色の配置が異なるだけで、構成は、同様である。即ち、紙面左右方向に並設されている表示着色膜13g,13bの間の遮光膜33が延在する位置に遮光拡張部32が設けられている。そして、当該遮光拡張部32と、表示着色膜13g,13bの各々の一部とは、重なり合って設けられている。このような位置に配設された遮光拡張部32は、表示着色膜13rに隣接するものとなる。
また、紙面左右方向に並設されている表示着色膜13b,13rの間の遮光膜33が延在する位置に遮光拡張部32が設けられている。そして、当該遮光拡張部32と、表示着色膜13b,13rの各々の一部とは、重なり合って設けられている。このような位置に配設された遮光拡張部32は、表示着色膜13gに隣接するものとなる。
従って、本実施形態においても、既述の実施形態と同様の効果が得られる。即ち、表示領域9aにおいて、フォトスペーサ24を介在させた液晶層23の層厚を均一にすることができ、表示領域9aにおけるリタデーションΔndを均一にして表示ムラを抑制できる。
また、上記の実施形態においては、周辺領域9bにおいて、周辺遮光膜34上に周辺着色膜13hを設けた構成を採用したが、当該構成に限定されることなく、周辺着色膜13h上に周辺遮光膜34を設けた構成を採用してもよい。
また、
次に、本発明の上記実施形態の液晶装置を備えた電子機器の具体例について説明する。
図11は、携帯電話の一例を示した斜視図である。図11において、符号1000は携帯電話本体を示し、符号1001は上記液晶装置を用いた表示部を示している。このような携帯電話等の電子機器の表示部に、上記実施形態の液晶装置を用いた場合、表示ムラ、コントラスト低下、開口率低下が抑制された電子機器となる。
Claims (4)
- 第1基板と第2基板の間に液晶層が挟持され、前記第1基板と前記第2基板との間の前記液晶層の層厚をギャップ部材によって維持するとともに、前記第1基板及び前記第2基板のうち一方の基板の前記液晶層側には、着色膜と遮光膜が備えられており、複数のドットを有して構成された表示領域において表示を行う液晶装置であって、
前記着色膜は、前記複数のドットに重なる複数色の表示着色膜を有し、前記表示領域内の前記複数のドットの間には、所定の色の表示着色膜の一部と該所定の色の表示着色膜に隣接した前記所定の色とは異なる色の表示着色膜の一部とが重なって遮光する部分と、前記所定の色の表示着色膜の一部と前記所定の色とは異なる色の表示着色膜の一部とが重ならずに前記遮光膜が設けられた部分と、が備えられており、
前記遮光膜が設けられた部分は、前記所定の色の表示着色膜の一部と前記所定の色とは異なる色の表示着色膜の一部とが重なって遮光する部分が延在した方向であって、前記ドットの角部に対応した位置に配置されており、
前記遮光膜上に隙間を有して前記所定の色の表示着色膜の一部と前記所定の色とは異なる色の表示着色膜の一部とが隣接して設けられ、
前記ギャップ部材は、前記遮光膜が設けられた位置に配置され、
前記遮光膜は、前記所定の色の表示着色膜の一部と前記所定の色とは異なる色の表示着色膜の一部とが重なって遮光する部分の幅及び前記ギャップ部材の幅よりも大きく設けられ、
前記表示領域の外部の周辺領域に、前記遮光膜と同一材料で形成され前記周辺領域を遮光する周辺遮光膜と、前記表示着色膜と同一材料で形成され前記周辺遮光膜に積層された周辺着色膜とを含む、複数の積層部が備えられ、
前記複数の積層部のそれぞれの幅は、前記遮光膜の幅以下であり、
前記複数の積層部のそれぞれに対応して、前記ギャップ部材が配置されていることを特徴とする電気光学装置。 - 前記遮光膜上に隙間を有して設けられた前記表示着色膜の前記所定の色の表示着色膜の一部と前記所定の色とは異なる色の表示着色膜の一部が、前記周辺着色膜として前記周辺領域の前記周辺遮光膜上にも設けられており、
前記ギャップ部材は、前記周辺着色膜として前記周辺領域の前記周辺遮光膜上にも設けられた前記所定の色の表示着色膜の一部と前記所定の色とは異なる色の表示着色膜の一部の前記隙間に対応して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。 - 前記表示領域における前記遮光膜と該遮光膜上に設けられた前記表示着色膜の膜厚と、前記周辺領域における前記周辺遮光膜と該周辺遮光膜上に設けられた前記周辺着色膜の膜厚は、概ね同一に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。
- 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電気光学装置を表示部として備えたことを特徴とする電子機器。
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