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JP4619638B2 - 携行品チェックシステム - Google Patents
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Description

この発明は、RFIDタグを利用して,携行品の持ち忘れを防止する携行品チェックシステムに関する。
従来,特許文献1で示されているように,所定の周波数の電波を空間に輻射する送信機と,携帯品に貼り付けされ受信した電波のエネルギーを整流して電源とし,前記所定の周波数とは異なる周波数の電波を空間に輻射する電波反射器と,該電波反射器による輻射電波を受信する受信機と,該受信機から送出される信号によって警報を発する警報機とからなる忘れ物防止システムがあった。このシステムは,送信機から常時,電波を発生させ,その電波を受けた電波反射器は内蔵しているアンテナや,インダクタ,キャパシタ,整流器,水晶発振子によって,受信電波とは周波数の異なる特定の周波数を持った「応答電波」を発し,受信機側は,該「応答電波」を受信しつづける限り,警報を発しないというものである。電波反射器を貼り付けた物体と受信機の距離が一定以上離れ,「応答電波」が途切れた場合には警報を発し,利用者に忘れ物があることを知らせるというものである。
特開2000−187787号
しかしながら,従来においては電波を常時発信するシステムであったため,在宅時など,使用者が忘れ物の確認を行うことがないような場合においても常にシステムは稼動している。このため,忘れ物警報機の電源を切らずに電波反射器を貼り付けた携行品から一定の距離以上離れると警報が発せられ,場合によってはわずらわしさを感じる場合があった。つまり,監視の必要があるなしに応じて電源の入切作業が発生し不便であった。また,電池駆動を行うため,連続的に電波を発信することで電池の寿命が短くなり,頻繁に電池を取り替える必要があるという問題があった。このような問題に加え,特許文献1の例では,電波送受信機と電波反射器が1対1のペアで動作するため,複数の携行品を同時に監視しようとすると,複数の電波送受信機が必要であるなどの問題があった。また,仮に一台の電波送受信機で複数の電波反射器を監視できるようにしたとしても,どの電波反射器が電波送受信機の範囲内に存在するしないのか判断させるには,即ち個々の電波反射器を見分けるためには,水晶発振子の種類を変えるなどして,「応答電波」の周波数を各々異なるように構成する必要があるため,コストが高くなり実用的ではないという問題があった。結果として複数の種類の持ち物を対象とする場合,何を忘れているのか判別することはできないという問題があった。
そこで本件の発明の目的とするところは,携行品のチェックを行いたいときに自発的にチェックを行え,わずらわしさのない使いやすい外出時携行品チェックシステムを提供することである。また,システムの電池による稼働時間が長く保て,使用者が外出する際に自分のカバンなどを開けて再チェックすることなく,簡単にカバンなどに携行品を入れ忘れていないことをチェックすることが可能で,さらに,複数の携行品を同時に監視することが可能で,持ち忘れがある場合には何を持ち忘れているのかが簡単に分かるシステムを提供することを目的としている。
上述の目的を達成するために,本発明の請求項1では,携行品の持ち忘れをチェックするシステムであって,携行品に貼り付けあるいは取り付けるRFIDタグと,該RFIDタグに対して電波信号を送信すると共にRFIDタグからの応答電波信号を受信してタグのID情報を読み取るRFIDリーダ部と,少なくとも一つのRFIDタグのID情報を事前に記憶する記憶部と,該事前に記憶されたタグのID情報とRFIDリーダ部が読み取ったタグのID情報との差分を計算し,差分がある場合,或いは応答電波信号が受信できない場合にはには持ち忘れがあると判定し,差分がない場合には持ち忘れがないと判定し,該判定の結果の信号を表示部に出力する判定部と,判定部からの結果の信号を受信し,RFIDリーダ部が検出できなかったRFIDタグの表示を行うことにより,持ち忘れの表示や警報を発する表示部と,電源を供給する電池と,前記RFIDリーダ部を起動させる起動信号入力部と,タグのID情報を記憶させる場合と持ち忘れをチェックする場合の使用モードを切り替えるためのモード切替部と,起動信号を受信するためのアンテナと,を含んで一体に構成された検出器とからなり,利用者が携行品の持ち忘れをチェックしたいときに起動信号入力部を操作することにより,起動信号入力部からRFIDリーダ部に起動信号が入力されて,前記起動信号入力部からRFIDリーダ部に入力があった場合に検出器が動作する一方,起動電波送信部を有する自動起動装置から発信された電波が起動信号受信アンテナで受信される範囲まで検出器が自動起動装置に接近したとき検出器が動作することを特徴として携行品チェックシステムを提供したものである。
以上のように請求項1,2の発明によれば,携行品のチェックを行いたいときに自発的にチェックを行え,わずらわしさのない使いやすい外出時携行品チェックシステムを提供することである。また,システムの電池による稼働時間が長く保て,使用者が外出する際に自分のカバンなどを開けて再チェックすることなく,簡単にカバンなどに携行品を入れ忘れていないことをチェックすることが可能で,さらに,複数の携行品を同時に監視することがすることが可能で,持ち忘れがある場合には何を持ち忘れているのかが簡単に分かるシステムを提供することができる。
以下,本発明の実施の形態について,図面を用いて詳細に説明する。
以下,この発明の実施例について図を参照しながら説明する。図1はこの発明の第一の実施例を示した外出時携行品チェックシステムの構成を示すブロック図である。図1において、21〜23は個々の識別番号を記憶したRFID(Radio Frequency Identification)タグである。8は検出器であり,前記RFIDタグと電波によって通信を行うRFIDリーダ部1と,該RFIDリーダ部からの信号を受けて忘れ物の有無の判定を行う判定部5と,判定部5に内蔵されRFIDタグのID情報を記憶する記憶部51と,判定部5からの信号を受けて使用者に忘れ物の有無を表示する表示部3と,乾電池や充電式バッテリーなどを使用し,装置に電源を供給する電池4と,システムの通常動作である携行品のチェックモードとシステムの使用前もしくは変更時にRFIDタグを検出器本体に記憶させるモードとの切替えを行う使用モード切替え部6と,システムの検出器8の起動を行う起動信号入力部7を有している。
これら1,3,4,5,6,7をケースに一体に収納して検出器8を構成している。
図1において,RFIDタグ21〜23は,それぞれ個別の識別番号情報(以後,ID情報という)を持ったゴマ粒大の無線通信ICとアンテナを一体に構成したもので,小型,薄型のものであり,手帳や財布に挟んで使用するのに支障をきたさない大きさのものである。また,携帯電話などには,ストラップ状にぶら下げて使用可能なタイプも考えられる。尚,実施例では複数個のRFIDタグを使用しているが,一個のRFIDタグを使用する場合も同様である。
RFIDリーダ部1は起動信号入力部7からの入力があると,電波を発信するとともに,RFIDタグ21〜23から返信される個別のID情報を含んだ応答電波信号を受信し,判定部5へデータの出力を行う検出動作を行う。当然のことながら,検出器8とタグ21〜23との間を通信が可能な距離に保たれている場合に受信が可能である。本実施例では,約1m四方での利用を想定している。
使用モード切替え部6は,切替えスイッチで構成され,システムの使用モードの切替えを行うものである。システムを利用するにあたっては,まず,切替え部6を登録モードに切替え,登録したいRFIDタグのID情報を記憶部51に記憶させる。使用開始後は,切替え部6を通常使用モードに切替え,RFIDリーダ部1がRFIDタグ21〜23から受信した応答電波信号に含まれるタグのID情報を記憶部51に記憶されているID情報と比較する。また,登録したい携行品を増やしたり,変更したい場合には,切替え部6を設定モードに切替えて使用する。
判定部5は携行品に取り付けるRFIDタグ21〜23を使用者自ら使用前に記憶させておく記憶部51を内蔵している。 RFIDリーダ部1がRFIDタグ検出動作を行ったとき,検出したRFIDタグのID情報とあらかじめ記憶装置51に記憶しておいたRFIDタグのID情報を比較し,あらかじめ記憶しておいたRFIDタグID情報との差分を計算する。差分がある場合には,RFIDリーダ部が検出できなかったRFIDタグがあると判定,すなわち持ち忘れがあると判断し,差分がない場合には登録されてあるID情報と,全てマッチしたと判断し,すなわち持ち忘れがないと判断し,判定結果の信号を表示部に出力する。
表示部3は判定部5から出力される情報を元に使用者に,どのRFIDタグ21〜23が存在しないか,すなわち忘れ物が何であるかの表示を行う。本実施例では,液晶ディスプレイに表示させるとともに,LEDを点灯させ,併せて,音や振動で知らせることを行っている。
以下,この発明の使用方法の例を記述する。
まず,使用者は外出時に携帯するもの(携帯電話,手帳,財布など)にRFIDタグ21〜23を貼り付け,或いは取り付ける。次にRFIDタグ21〜23と検出器8が通信可能な距離に配置した上で,使用モード切り替え機能6を操作し,RFIDリーダ部1がRFIDタグ21〜23から受信したRFIDタグ21〜23自身が持つID情報を判定部5の記憶部51に記憶するモード(登録モード)に切り替える。登録モードでは,判定部5に内蔵している記憶装置51は書き込み可能な状態になり,RFIDリーダ部1から送られてくるID情報を記憶する状態となる。
この状態で,使用者が起動信号入力部7を押し,本装置を起動すると, RFIDリーダ部1が電波を発信する。その電波を受信したRFIDタグ21〜23は受信した電波を駆動エネルギーとして駆動し,RFIDタグ21〜23自身が持つID情報を含んだ応答電波信号を送信する。RFIDリーダ部1は該応答電波信号を受信し,判定部5に送出する。判定部5では,受信したID情報を判定部内部のメモリに順に記憶する。ここでは,「登録番号001」が21の携帯電話のストラップとして装着したRFIDタグ,「登録番号002」が22の手帳に貼り付けたRFIDタグ,「登録番号003」が23の財布に貼り付けたRFIDタグである。
次に,使用者が通常使用する時には使用モード切り替え機能6を操作して,RFIDリーダ部1がRFIDタグ21〜23から受信したRFIDタグ21〜23自身が持つタグのID情報を判定部5の記憶部51に記憶されているID情報と比較するモード(通常使用モード)に切り替える。
起動信号入力部7の起動ボタンが押圧され,本装置を起動すると, RFIDリーダ部1がRFIDタグ21〜23に対して電波を送信する。その電波を受信したRFIDタグ21〜23は受信した電波を駆動エネルギーとして駆動し,RFIDタグ21〜23自身が持つID情報を含んだ応答電波信号を検出器8に向けて送信する。RFIDリーダ部1はそのID情報を含んだ応答電波信号を受信し,判定部5に送出する。判定部5では,記憶部51に記憶されているID情報と比較し,その差分がある場合には検出できなかったRFIDタグがあると判定を行い,すなわち忘れ物があると判断し,判定結果の信号を表示部3へ出力する。
表示部3では,判定部5からの信号を受け,使用者に向けて結果を表示,警報を行う。例えば,判定結果が,「忘れ物がある」であった場合,ブザーや振動で警報を発し,液晶ディスプレイやLEDで,検出できなかったRFIDタグ21〜23の登録番号(忘れ物に取り付けられているRFIDタグの登録番号)を表示する。例えば,手帳を忘れている場合,「登録番号002」を表示する。忘れ物がない場合(RFIDリーダ部1が登録されているすべてのRFIDタグ21〜23を検出した場合),判定結果の信号を受信した表示部3は,警報を発することなく,すべてのRFIDタグ21〜23が検出されたことの表示を行う。これにより,利用者は忘れ物がないか確認したいときに自発的に起動信号入力部を操作することで確認が行え,不必要に電池を消耗することなくシステムの利用を行える。また,確認の必要がないときには当然のことながら,システムは確認を行わないため,在宅時などに携行品同士を遠ざけても警報が出ることがなく煩わしさがない。このように,使用者は例えば外出のために持つハンドバッグの中にうっかり財布を入れ忘れていたが,外からの見た目では気づかずに外出してしまうなどという失敗を避けることができる。
図2は,この発明の第二の実施例を示した外出時携行品チェックシステムの構成を示すブロック図である。第二の実施例においては,検出器8の起動を起動信号入力部7の起動ボタンからと,自動起動装置からの無線信号で行えるようにしたものである。図中12は自動起動装置であり,電池11と,起動電波送信部10とアンテナを含んで構成され,キーホルダーとして鍵などに取付けられるようになっている。また,検出器8は第一の実施例に示した構成に加えて,起動電波信号を受信するためのアンテナが取付けられている。
第二の実施例におけるシステムにおいては,外出時等に意識することなく,自動で,携行品の持ち忘れをチェックすることができる。
自動起動装置12をキーホルダーとして取付けた鍵を用意しておき,予め,検出器8と,RFIDタグを貼り付け或いは取り付けた携帯電話や手帳や財布等の携行品を入れたバッグを持ったうえで,鍵に近づけば自動起動装置からの発信により持ち忘れのチェックがなされる。即ち,携行品を入れたバッグと,鍵の距離が一定以下になれば動作するので,利用者はシステムの利用を特に意識することがない。
自動起動装置12は外出前に手元におくことが無く,かつ,外出時には必ず携帯し,しかも,比較的忘れにくいもの(家の鍵,車で移動することが多い人は車の鍵など)に取り付けておく。または,玄関ドアなど,外出時に必ず通過すると思われる場所に取り付けておき,通信可能な距離になった場合に検出器8が自動起動を行うようにしておいてもよい。
第一の実施例と第二の実施例との動作の違いは起動時のみであるため,主に起動するときの動きについて説明する。第一の実施例の場合と同じく,使用者は使用モード切り替え機能6と,起動信号入力部7を使用して判定部5の記憶部51にRFIDタグのID情報を記憶させておき,その後,使用モード切り替え機能6を通常使用モードに切り替えておく。
検出器8は普段持ち出すカバンなどにキーホルダ状に取り付けておく。自動起動装置12と接近すると検出器8は自動的に起動してしまい,忘れ物防止という観点から見て効果をなさないので,外出するときまでは検出器8と自動起動装置12とは距離を保っておく必要がある。
外出時に自動起動装置12の起動電波送信部10から発信された電波が起動信号受信アンテナ9で受信できる範囲まで接近したとき,起動ボタン7を押した状態と同様に,検出器8は起動する。これ以降の動作は実施例1と同様である。なお,起動電波送信部10は間欠的に電波を送信し,電池の消耗を抑えるように設定されている。
実施例1の場合は使用者が手動で起動ボタンを押して確認を行うのに対し,実施例2では,外出間際に自動的に検出器が起動し確認を行うため,より忘れ物をしにくくなるという効果がある。また,起動ボタン7も備えているため,思い立ったときに手動で忘れ物チェックを行うことも可能である。
携行品の持ち忘れに有効であるため,自宅のみならず,例えば工事現場や病院等における必須携行品の携行チェックにも利用可能である。
第一の実施例による外出時携行品チェックシステムの構成を示すブロック図を示した図である。 第二の実施例による外出時携行品チェックシステムの構成を示すブロック図を示した図である。
符号の説明
1 RFIDリーダ部
21 RFIDタグ1
22 RFIDタグ2
23 RFIDタグ3
3 表示部
4 電池
5 判定部
6 使用モード切り替え部
7 起動信号入力部
8 検出器
9 起動信号受信アンテナ
10 起動電波送信部
11 電池
12 自動起動装置










Claims (1)

  1. 携行品の持ち忘れをチェックするシステムであって,
    携行品に貼り付けあるいは取り付けるRFIDタグと,
    該RFIDタグに対して電波信号を送信すると共にRFIDタグからの応答電波信号を受信してタグのID情報を読み取るRFIDリーダ部と,少なくとも一つのRFIDタグのID情報を事前に記憶する記憶部と,該事前に記憶されたタグのID情報とRFIDリーダ部が読み取ったタグのID情報との差分を計算し差分がある場合,或いは応答電波信号が受信できない場合には持ち忘れがあると判定し,差分がない場合には持ち忘れがないと判定し,該判定の結果の信号を表示部に出力する判定部と,判定部からの結果の信号を受信し,RFIDリーダ部が検出できなかったRFIDタグの表示を行うことにより,持ち忘れの表示や警報を発する表示部と,電源を供給する電池と,前記RFIDリーダ部を起動させる起動信号入力部と,タグのID情報を記憶させる場合と持ち忘れをチェックする場合の使用モードを切り替えるためのモード切替部と,起動信号を受信するためのアンテナと,を含んで一体に構成された検出器とからなり,
    利用者が携行品の持ち忘れをチェックしたいときに起動信号入力部を操作することにより,起動信号入力部からRFIDリーダ部に起動信号が入力されて,前記起動信号入力部からRFIDリーダ部に入力があった場合に検出器が動作する一方,
    起動電波送信部を有する自動起動装置から発信された電波が起動信号受信アンテナで受信される範囲まで検出器が自動起動装置に接近したとき検出器が動作することを特徴とする携行品チェックシステム。
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