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JP4622332B2 - リアプロジェクタ - Google Patents
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本発明は、透過型スクリーンに画像を表示するリアプロジェクタに関し、詳しくは、スクリーンに投影される上下方向の画線位置調整に追従して光源のランプ光軸を一致させるようにし、光軸ずれの生じない位置精度の高いリアプロジェクタを可能にしたものである。
透過型スクリーンのリアプロジェクタでは、光源のランプ光軸と光学ユニットを構成する液晶パネルとの光軸の位置ずれは、投影される画像の照度の低下や色むらの原因となることから重要である。
従来、上述したことから光源のランプ光軸と光学ユニットの液晶パネルとの光軸を一致させる従来の方法としては、光学ユニットをリアプロジェクタの筐体に固定し、また、これとは別に光源ランプを筐体に固定するというものである。しかし、このような構成では、光学ユニットがアクチュエータ化された場合、光源ランプが筐体に固定されると光学ユニットとは光軸のずれが生じる。例えば、光学ユニットと光源ランプとの光軸を調整する技術が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
ここで、光学ユニットがアクチュエータ化された場合の光源ランプの光軸を合わせる方法として、光学ユニットの筐体に直接、光源ランプを取り付ければ光軸のずれは抑えられるが、しかし、この場合、光源ランプの高輝度化に伴うランプの高温化や、光学ユニットのコンパクト化等による制約を受けた場合、光源ランプを光学ユニットに固定することは困難になるといった問題がある。
本発明は、上述したような課題を解消するためになされたもので、スクリーンに投影される光学ユニットの上下方向の画線位置調整に追従して光源のランプ光軸を一致させるようにし、光軸ずれの生じないリアプロジェクタを得ることを目的とする。
上記の課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明による請求項1に記載のリアプロジェクタは、光源から射出された光束を変調し、画像情報に応じて光学像を形成する光学装置及び光学像を投写レンズにより拡大投写する投写光学系を含む画像形成部と、光学装置を収納する光学ユニット筐体と、光学ユニット筐体及び投写レンズを収納する外筐体と、画像形成部で形成された光学像を投影するスクリーンとを備えたリアプロジェクタであって、
光学ユニット筐体及び投写レンズは一体化されて支承部を支点にして上下方向に回動可能にされると共に、光学ユニット筐体及び投写レンズは、光学ユニット筐体の底面に配置した斜面を有するアジャスター部材の進退移動操作によりスクリーンに投影される上下方向の画線位置が調整可能にされ、光学ユニット筐体にはばね部材を介して光源のランプ筐体が支持されると共に、ランプ筐体はその背面をランプカバーに備えた抑えばね部材で保持され、ランプ筐体は光学ユニット筐体及び投写レンズの画線位置調整動作に対して抑えばね部材が追従しランプ光軸を光学装置の光軸に一致させるようにしたものである。
また、請求項1に記載のリアプロジェクタは、抑えばね部材は、板ばね部分にさらに板ばねを形成したダブルばねから構成されているものである。
本発明の請求項1に記載のリアプロジェクタによれば、光学ユニット筐体及び投写レンズの画線位置調整動作に対して抑えばね部材が追従しランプ光軸を光学装置の光軸に一致させるようにしたので、光学ユニットが光源ランプの高輝度化に伴うランプの高温化や、光学ユニットのコンパクト化等による制約の影響を受けることなく光源ランプの光軸を適正位置にすることができる。
また、本発明の請求項2に記載のリアプロジェクタによれば、抑えばね部材は、板ばね部分にさらに板ばねを形成したダブルばねから構成したので、光学ユニット筐体及び投写レンズの画線位置調整動作に対して光源ランプを保持している抑えばね部材が敏捷に追従し、光学ユニット筐体の僅かな動きに対して光源ランプを適正位置にすることができる。
以下、本発明によるリアプロジェクタの最良の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1はリアプロジェクタの全体の内部構成を示した側面図である。
リアプロジェクタの外筐体を構成するキャビネット1は、下端部にボトムキャビネット2を有している。キャビネット1内の下部には光源ランプ3から射出された光束を変調し、画像情報に応じて光学像を形成する光学ユニット4と、この光学ユニット4からの光学像を拡大投写する投写レンズ5が配置されている。そして、投写レンズ5から拡大投写された光学像はキャビネット1内に斜めに配置された反射ミラー6を反射し、キャビネット1前面のスクリーン7に投影される。
図2は光源ランプ3と光学ユニット4及び投写レンズ5の部分を拡大した側面図である。光学ユニット4と投写レンズ5とは一体にユニット化され構成されているが、光学ユニット4と投写レンズ5とはキャビネット1の仕切り壁1aにより仕切られている。光学ユニット4は仕切り壁1a内に配置されているのに対して、投写レンズ5は仕切り壁1aの外側、つまり、反射ミラー6に斜めに対峙する位置に配置されている。光学ユニット4と投写レンズ5は仕切り壁1aに後述する支承用ボス8により支持されている。
図3に仕切り壁1aを内側から見た図である。仕切り壁1aの上部には左右一対のねじ孔を有する支承用ボス8,8が設けられ、支承用ボス8,8の下方には同じく一対の位置出しボス9,9が設けられている。この支承用ボス8,8に光学ユニット4がねじ10,10により固定される(図2参照)。また、位置出しボス9,9は光学ユニット4の図示しない溝が係合され、光学ユニット4を所定の位置に位置出しするためのものである。
このように構成されたことにより、光学ユニット4及び投写レンズ5は支承用ボス8,8を支点にして白抜き矢印で示すようにキャビネット1に対して上下方向に揺動移動可能にされる。つまり、投写レンズ5を上下に画線位置方向に移動可能にされる。
画線位置調整機構は、画線位置の調整を行うための部材がアジャスターブロック11である。アジャスターブロック11はボトムキャビネット2上に位置し、アジャスターブロック11の上面に備えたスロープ状の斜面12に光学ユニット4の後端部から突出した凸部4aが乗るように配置されたものである。
アジャスターブロック11は図4に示すように、その背面側に配置した支持板13に支持される。支持板13の外側には弾性を付与するようにした調整ねじ支持板14がその一端部を挟持溝15に挟持するようにした状態で固定ねじ16により固定される。そして、調整ねじ支持板14及び支持板13を通じて調整ねじ17がアジャスターブロック11に形成したボス型ねじ18にねじ込まれる。
また、アジャスターブロック11の端部からは階段状のゲージ片19が形成され、このゲージ片19が支持板13に形成した溝孔20に挿入される。この階段状のゲージ片19には複数のゲージ面19aを有し、各ゲージ面19aに図5に示すように例えば、番号が表示されていると共に、各番号を読み取りやすくするために各番号に対応する位置の支持板13部分にも番号が付されている。
画線位置調整機構は上記のように構成され、調整ねじ17を時計回りあるいは反時計回り方向に回転することにより、アジャスターブロック11が進退移動し、これにより、光学ユニット4が支承用ボス8を支点にしてその周辺の仕切り壁1a部分が撓み、光学ユニット4を前傾させる大きさを可変し、投写レンズ5の画線位置を調整することができるものである。すなわち、アジャスターブロック11を進入させることで、投写レンズ5は図1の光軸aで示す方向に移動するので投影される画線が上がる操作が行え、アジャスターブロック11を後退させることで、投写レンズ5は図1の光軸bで示す方向に移動するので投影される画線が下がる操作が行える。このような画線位置調整機構を使用することによって、リアプロジェクタの量産のバラツキもなく、簡単な構成で精度の高い画線位置調整を容易に行うことができる。
また、アジャスターブロック11に階段状に設けたゲージ面19aは、リアプロジェクタの投影される画線を調整するとき、どのくらいの画線位置で調整すればよいかの目安とする基準となるものである。例えば、「2」の数字の位置で画線調整するときは、「2」の数字のゲージ面を支持板13の面を基準面として位置合わせするものである。以後、プロジェクタの生産において画線を調整するとき、「2」の数字のゲージ面に合わせることで画線調整すればよい。
図6から図9に本発明の要部である光源ランプの構成について説明する。
図6は光学ユニット4の筐体に対して光源ランプ3の取り付け状態の側面図、図7は光学ユニット4の筐体から光源ランプ3を取り外した状態の斜視図、図8は光源ランプ3を保持するランプカバーの各部材を分離した状態の斜視図、図9はランプカバーと抑えばねの斜視図である。
光源ランプ3は筐体内部に図示しないランプを収容したもので、光源ランプ3は上述した光学ユニット4の筐体に形成した開口部21に支持される。詳しくは、光源ランプ3は開口部21に設けた上下一対ずつの支持ばね22,22により挿着され、光源ランプ3から射出された光束は図示しないミラーを反射し光学ユニット4に入射される。
光源ランプ3はその背後からキャビネット1に支持されるようにしたランプカバー23で覆われ、ランプカバー23はその外側からキャビネット1にねじ24により固定されるランプバー24によりカンヌキ状に固定される。
ここで、ランプカバー23の内面側には光源ランプ3を開口部21側にばね付勢する板ばね状の抑え板ばね26が取り付けられている。抑え板ばね26は図9に示したように両側部に固定部27,27と、固定部27,27からクランク状に曲げ成形された部分が「く」の字状にされた第1のばね部28,28と、第1のばね部28,28の中央部に切り抜き加工された部分が同じく「く」の字状にされた第2のばね部29,29とから形成されている。
このように形成した抑え板ばね26は、その固定部27,27がランプカバー23のボス部23a,23aにねじ30,30によりねじ固定される。
すなわち、光源ランプ3は、その背面がランプカバー23に支持した抑え板ばね26の第1のばね部28,28と、第2のばね部29,29とにより押し圧された状態で光学ユニットの筐体にばね保持されることになる。
光源ランプ3は、以上のように構成したことで、光学ユニット4と共に投写レンズ5が調整ねじ17の回転操作により画線位置が調整されて光学ユニット4の筐体が上下方向に回動移動する動作に伴って光源ランプ3も支持ばね22,22に支持された状態で光学ユニット4の筐体と共に上下方向に移動する。すなわち、光源ランプ3はその背面が抑え板ばね26により押し圧されていることから、光源ランプ3は上下方向に移動する動作に追従して抑え板ばね26が撓み変形してランプ姿勢を適性位置に保持する。つまり、光源ランプ3は光学ユニット4の光軸に対して光軸ずれすることなく、光学ユニット4の画線位置調整に伴って常に光軸上に位置させることができるというものである。
また、抑え板ばね26は第1のばね部28,28に対して第2のばね部29,29を作用させた、いわゆるダブルばねであるので、光源ランプ3の移動動作に敏捷に撓み変形させることができ、これによって、光源ランプ3の僅かな動きにも正確に対応できる。
本発明は、上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
本発明に適用されるリアプロジェクタの全体の内部構成図である。 光学ユニットと投写レンズとの取り付け状態の拡大図である。 光学ユニットが支持される支承用ボスと位置出しボスの斜視図である。 本発明によるアジャスターブロックを有する画線位置調整機構の分解状態の斜視図である。 画線調整のゲージ面構造の斜視図である。 光学ユニットと光源ランプとの関係の側面図である。 光学ユニットから光源ランプを分離した斜視図である。 光源ランプを保持するランプカバーの分離した斜視図である。 ランプカバーと抑え板ばねの斜視図である。
符号の説明
1…キャビネット、1a…仕切り壁、3…光源ランプ、4…光学ユニット、5…投写レンズ、6…反射ミラー、7…スクリーン、8…支承用ボス、11…アジャスターブロック、12…斜面、22…支持ばね、23…ランプカバー、25…ランプバー、26…抑え板ばね、28…第1のばね部、29第2のばね部

Claims (2)

  1. 光源から射出された光束を変調し、画像情報に応じて光学像を形成する光学装置及び上記光学像を投写レンズにより拡大投写する投写光学系を含む画像形成部と、上記光学装置を収納する光学ユニット筐体と、上記光学ユニット筐体及び上記投写レンズを収納する外筐体と、上記画像形成部で形成された光学像を投影するスクリーンとを備えたリアプロジェクタであって、
    上記光学ユニット筐体及び上記投写レンズは一体化されて支承部を支点にして上下方向に回動可能にされると共に、上記光学ユニット筐体及び上記投写レンズは、当該光学ユニット筐体の底面に配置した斜面を有するアジャスター部材の進退移動操作により上記スクリーンに投影される上下方向の画線位置が調整可能にされ、
    上記光学ユニット筐体にはばね部材を介して上記光源のランプ筐体が支持されると共に、上記ランプ筐体はその背面をランプカバーに備えた抑えばね部材で保持され、
    上記ランプ筐体は、上記光学ユニット筐体及び上記投写レンズの画線位置調整動作に対して上記抑えばね部材が追従し、ランプ光軸を上記光学装置の光軸に一致させるようにしたことを特徴とするリアプロジェクタ。
  2. 上記抑えばね部材は、板ばね部分にさらに板ばねを形成したダブルばねから構成されていることを特徴とする請求項1に記載のリアプロジェクタ。
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