JP4626760B2 - 電子写真感光体 - Google Patents
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また、上記ホスゲン法やエステル交換法を用いて、末端フェノール性水酸基を有するポリカーボネートオリゴマーを製造した後、塩基性溶液下でフルオロアルキル基を有するアルコールまたはカーボネートと反応させて本発明の末端変性ポリカーボネートオリゴマーを合成することも可能である。
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン913g(4.00モル)、ジフェニルカーボネート805g(3.76モル)、および炭酸水素ナトリウム3.5×10−5g(4.2×10−7モル)を攪拌機および留出装置付きの3リットル四ッ口フラスコに入れ、窒素雰囲気で220℃に加熱し、攪拌しながら1時間で減圧度を0.28mmHgに調整した。そのまま4時間エステル交換反応を行なった。反応終了後、反応器内に窒素を吹き込み常圧に戻し、生成したポリカーボネートを取り出した。
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン913g(4.00モル)を、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン1072g(4.00モル)に変更した以外は、予備重合1と同様にして、ポリカーボネートを製造した。
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン913g(4.00モル)を、907g(3.98モル)に変更した以外は、予備重合1と同様にして、ポリカーボネートを製造した。
塩化メチレン3リットル、ビス(2,4−ジニトロフェニル)カーボネート267g、2−(パーフルオロオクチル)エタノール280gを5リットルビーカーに投入し、室温で撹拌混合した。この混合溶液に、塩化メチレン500mlにトリエチルアミン73.7g溶解した溶液を、1.5時間かけてゆっくり滴下して撹拌反応させた。さらに、1時間撹拌後、塩化メチレン3.5リットルに予備重合1で製造したポリカーボネート500g、トリエチルアミン73.7g、4−(ジメチルアミノ)ピリジン2.5gを溶解した溶液を、2.5時間かけてゆっくり反応溶液に滴下して撹拌混合した。さらに3時間撹拌後、その反応溶液を1Nの塩酸3.5kgで洗浄し、その後0.5Nの苛性ソーダ溶液3.5kgで4回洗浄を繰り返した。最後に反応溶液を1Nの塩酸3.5kgで洗浄し、さらに7.4kgの純水で洗浄した。
反応溶液から塩化メチレンをエバポレーターで除去し、残渣をメタノール3リットルで洗浄後、ヘキサン3リットルで洗浄した。洗浄した残渣を40℃で真空乾燥して目的の重合体を得た。
塩化メチレン3リットル、ビス(2,4−ジニトロフェニル)カーボネート288g、2−(パーフルオロオクチル)エタノール324gを5リットルビーカーに投入し、室温で撹拌混合した。この混合溶液に、塩化メチレン500mlにトリエチルアミン79.6g溶解した溶液を、1.5時間かけてゆっくり滴下して撹拌反応させた。さらに、1時間撹拌後、塩化メチレン3.5リットルに予備重合2で製造したポリカーボネート700g、トリエチルアミン79.6g、4−(ジメチルアミノ)ピリジン2.5gを溶解した溶液を、2.5時間かけてゆっくり反応溶液に滴下して撹拌混合した。さらに3時間撹拌後、その反応溶液を1Nの塩酸3.5kgで洗浄し、その後0.5Nの苛性ソーダ溶液3.5kgで4回洗浄を繰り返した。最後に反応溶液を1Nの塩酸3.5kgで洗浄し、さらに7.4kgの純水で洗浄した。
反応溶液から塩化メチレンをエバポレーターで除去し、残渣をメタノール3リットルで洗浄後、ヘキサン3リットルで洗浄した。洗浄した残渣を40℃で真空乾燥して目的の重合体を得た。
2−(パーフルオロオクチル)エタノール280gを、2−(パーフルオロヘキシル)エタノール220gに変更した以外は、合成例1と同様に合成を行なった。
塩化メチレン3リットル、ビス(2,4−ジニトロフェニル)カーボネート186g、2−(パーフルオロドデカニル)エタノール279gを5リットルビーカーに投入し、室温で撹拌混合した。この混合溶液に、塩化メチレン500mlにトリエチルアミン51.4g溶解した溶液を、1.5時間かけてゆっくり滴下して撹拌反応させた。さらに、1時間撹拌後、塩化メチレン3.5リットルに予備重合3で製造したポリカーボネート500g、トリエチルアミン51.4g、4−(ジメチルアミノ)ピリジン2.5gを溶解した溶液を、2.5時間かけてゆっくり反応溶液に滴下して撹拌混合した。さらに3時間撹拌後、その反応溶液を1Nの塩酸3.5kgで洗浄し、その後0.5Nの苛性ソーダ溶液3.5kgで4回洗浄を繰り返した。最後に反応溶液を1Nの塩酸3.5kgで洗浄し、さらに7.4kgの純水で洗浄した。
反応溶液から塩化メチレンをエバポレーターで除去し、残渣をメタノール3リットルで洗浄後、ヘキサン3リットルで洗浄した。洗浄した残渣を40℃で真空乾燥して目的の重合体を得た。
アルミニウムを厚さ約50nm蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム上に、フタロシアニンチタニウムオキサイド(SYNTEC社製ST10/10.1)10gとフェノキシ樹脂5g、ポリビニルブチラール樹脂5g、ジメトキシエタン100gとを混合し、サンドグラインドミルにて粉砕分散処理を行った塗布液を用いて塗布し、乾燥し、厚さ約0.5μmの電荷発生層を設けた。
次に、N,N’−ビス(3−メチルフェニル)―N,N’−ビス(フェニル)ベンジジン(SYNTEC社製ST16/1.2)50gを2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンから誘導されたホモポリカーボネート(三菱ガス化学株式会社製、ユーピロンE−2000、極限粘度0.58dl/g、以下PC1と記す。)49.5gと合成例1で得られたポリカーボネートオリゴマー(AL1)0.5g、メチレンクロライドを350gと混合した塗布液を作製し、上記電荷発生層上に塗布し、風乾後100℃、8時間乾燥し、厚さ約20μmの電荷輸送層を設けて、積層型電子写真感光体を作製した。
また、市販LBP感光体カートリッジ(エプソン(株)製LPA3ETC4)の感光体ドラムを取り出し、電荷輸送層をTHFで溶解し、前記電荷輸送剤溶液を塗布し、厚さ約20μmの電荷輸送層を設けて、再生感光体ドラムを作成した。この再生感光体ドラムの表面に同カートリッジ内のトナーを均一に振りかけて、軽く振ってトナーが落ちなくなった時点のトナー付着による重量増加を測定した。結果を表1に示す。
一方、再生感光体ドラムをカートリッジに装着し、市販LBP(エプソン(株)製LP−8600FX)に搭載し、露出した感光ドラム表面を、エタノールを含んだ脱脂綿で軽く表面を擦り、さらに乾いた脱脂綿でエタノールをふき取った後、連続全面黒印刷を行ない、目視で薄ムラが確認できなくなるまでの枚数をカウントした。結果を表2に示す。
ポリカーボネートオリゴマー(AL1)を2.4g、ポリカーボネート(PC1)を47.6gに変更した以外は実施例1と同様に塗布液を作成し、この塗布液を用いて実施例1と同様の実験を行なった。結果を表1および表2に示す。
ポリカーボネートオリゴマー(AL1)を0.3g、ポリカーボネート(PC1)を49.7gに変更した以外は実施例1と同様に塗布液を作成し、この塗布液を用いて実施例1と同様の実験を行なった。結果を表1および表2に示す。
ホモポリカーボネート(PC1)を1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサンから誘導されたホモポリカーボネート(三菱ガス化学株式会社製、ユピゼータPCZ−200、極限粘度0.58dl/g、以下PC2と記す。)に変更し、ポリカーボネートオリゴマー(AL1)を合成例2のポリカーボネートオリゴマー(AL2)に変更し、メチレンクロライドをトルエンに変更した以外は実施例1と同様に塗布液を作成し、この塗布液を用いて実施例1と同様の実験を行なった。結果を表1および表2に示す。
ホモポリカーボネート(PC1)を2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンと2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパンと1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタンから誘導された共重合ポリカーボネート(三菱ガス化学株式会社製、ユピゼータFPC−A152、極限粘度0.96dl/g、以下PC3と記す。)に変更し、ポリカーボネートオリゴマー(AL1)をポリカーボネートオリゴマー(AL2)に変更し、メチレンクロライドをテトラヒドロフランに変更した以外は実施例1と同様に塗布液を作成し、この塗布液を用いて実施例1と同様の実験を行なった。結果を表1および表2に示す。
ホモポリカーボネート(PC1)を2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンと1,1’−ビフェニル−4,4’−ジオールから誘導された共重合ポリカーボネート(出光興産株式会社製、タフゼット B−300、極限粘度0.72dl/g、以下PC4と記す。)に変更し、ポリカーボネートオリゴマー(AL1)をポリカーボネートオリゴマー(AL2)に変更し、メチレンクロライドをトルエンに変更した以外は実施例1と同様に塗布液を作成し、この塗布液を用いて実施例1と同様の実験を行なった。結果を表1および表2に示す。
ポリカーボネートオリゴマー(AL1)を合成例3のポリカーボネートオリゴマー(AL3)に変更した以外は実施例1と同様に塗布液を作成し、この塗布液を用いて実施例1と同様の実験を行なった。結果を表1および表2に示す。
ポリカーボネートオリゴマー(AL1)を合成例4のポリカーボネートオリゴマー(AL4)に変更した以外は実施例1と同様に塗布液を作成し、この塗布液を用いて実施例1と同様の実験を行なった。結果を表1および表2に示す。
ポリカーボネートオリゴマー(AL1)を用いなかった以外は実施例1と同様に塗布液を作成し、この塗布液を用いて実施例1と同様の実験を行なった。結果を表1および表2に示す。
ポリカーボネートオリゴマー(AL2)を用いなかった以外は実施例4と同様に塗布液を作成し、この塗布液を用いて実施例1と同様の実験を行なった。結果を表1および表2に示す。
ポリカーボネートオリゴマー(AL1)を2.8g、ホモポリカーボネート(PC1)を47.2gに変更した以外は実施例1と同様に塗布液を作成し、この塗布液を用いて実施例1と同様の実験を行なった。結果を表1および表2に示す。
ポリカーボネートオリゴマー(AL1)を0.1g、ホモポリカーボネート(PC1)を49.9gに変更した以外は実施例1と同様に塗布液を作成し、この塗布液を用いて実施例1と同様の実験を行なった。結果を表1および表2に示す。
ポリカーボネートオリゴマー(AL1)を用いず、ホモポリカーボネート(PC1)を特開平5−306335号公報の実施例1と同様の反応で得られた下記構造の末端変性ポリカーボネート(極限粘度0.82dl/g、以下PFOEと略記)に変更した以外は実施例1と同様に塗布液を作成し、この塗布液を用いて実施例1と同様の実験を行なった。結果を表1および表2に示す。
ポリカーボネートオリゴマー(AL1)の代わりに、2−(パーフルオロオクチル)エタノールを0.5g用いた以外は実施例1と同様に塗布液を作成し、この塗布液を用いて実施例1と同様の実験を行なった。結果を表1および表2に示す。
AL1:合成例1の末端変性ポリカーボネートオリゴマー
AL2:合成例2の末端変性ポリカーボネートオリゴマー
AL3:合成例3の末端変性ポリカーボネートオリゴマー
AL4:合成例4の末端変性ポリカーボネートオリゴマー
PC1:三菱ガス化学株式会社製ユーピロンE−2000
PC2:三菱ガス化学株式会社製ユピゼータPCZ−200
PC3:三菱ガス化学株式会社製ユピゼータFPC−A152
PC4:出光興産株式会社製タフゼットB−300
PC5:特開平5−306335号公報の実施例1記載のポリカーボネート
PFOE:2−(パーフルオロオクチル)エタノール
初期電位:室温(約23℃)で感光体フィルムをDC帯電器にて50μA電流が流入するよう調整したときの初期帯電量。
残留電位:室温(約23℃)で感光体フィルムを露光(除電10Lux)後、4秒後の残留電位。
水接触角:協和界面科学株式会社製DropMaster300で測定。
フィルム外観:目視で判定。
JIS濡れ性:ぬれ張力試験(JIS K6768)に準じて行なった。
トナー付着重量:20cm×20cmの感光体フィルムにフィルムが見えなくなるまでトナーを振りかけ、手振りでトナーを落した後のフィルム重量増加量から推定した。
Claims (5)
- 導電性基体上に感光層を有し、該感光層が最外層に配置された電子写真感光体において、該感光層中に、下記一般式(1)で示される繰り返し単位を有するとともに、下記一般式(2)で表される基を少なくとも片方の分子末端に有する極限粘度が0.05dl/g以上、0.20dl/g未満の末端変性ポリカーボネートオリゴマーを0.5〜5.0重量%含有したポリカーボネート樹脂を主成分とするバインダー樹脂を用いることを特徴とする電子写真感光体。
(式中、R1〜R4は、それぞれ、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、炭素数1〜9のアルキル基、炭素数6〜12のアリール基、炭素数2〜5のアルケニル基、炭素数1〜5のアルコキシ基または炭素数7〜17のアラルキル基であり、これらの基の炭素に有してもよい置換基は、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数2〜5のアルケニル基または炭素数1〜5のアルコキシ基である。Xは、
であり、ここにR5及びR6は、それぞれ、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、炭素数1〜9のアルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ基もしくは炭素数6〜12のアリール基を表すか、またはR5及びR6が一緒に結合して、炭素環または複素環を形成する基を表し、これらの基の炭素に有してもよい置換基は、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数2〜5のアルケニル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、またはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素から選ばれるハロゲン基である。aは0〜20の整数を表す。)
(式中、R7は炭素数6〜12のパーフルオロアルキル基を表す。bは整数2を表す。) - 前記一般式(2)中のR7がパーフルオロオクチル基で、bが2である請求項1記載の電子写真感光体。
- 前記一般式(1)で示される繰り返し単位が、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン及び/又は1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサンから誘導されたものである請求項1記載の電子写真感光体。
- ポリカーボネート樹脂を主成分とするバインダー樹脂が2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、1,1’−ビフェニル−4,4’−ジオール及び1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタンからなる群から誘導されたポリカーボネート樹脂である請求項1記載の電子写真感光体。
- ポリカーボネート樹脂を主成分とするバインダー樹脂が積層型電子写真感光体の電荷輸送層に使用される請求項1記載の電子写真感光体。
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