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JP4631389B2 - 箱 - Google Patents
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Description

本発明は、輸液等を収容した液体バッグを複数個収納して運搬するための液体バッグ収納用の箱に関する。
医療施設においては、点滴により人体に栄養を供給する高カロリー薬液が多量使用される。このような高カロリー薬液を収容した液体バッグは、多くの場合、薬液を2種類以上収容するための複数の室を備えているものが多い。例えば、薬液を2種類収容する2つの室を備えたダブルバッグ型の液体バッグとしては、図7A及び図7Bに示すように、重なり合う柔軟なシート82をサイドシール部83、ボトムシール部84により密封した柔軟なバッグ内を剥離可能な隔壁85により複数の室86、87に仕切り、各室に異なる薬剤P、Nを分離収納し、使用時にバッグの外部から圧力を加えて隔壁85を剥離させ開封し、薬剤P、Nを混合させる形態、即ち、使用時混合型液体(薬液)バッグ80の形態を取る。
液体バッグ80の一方の端に室内から液体を排出する排出口88が設けられ、他方の端に懸垂口89が設けられる。排出口88は、ゴム栓90、キャップ91、隔膜92、フィルム93等を備える。このような高カロリー輸液に代表される液体バッグは、例えば特許文献1に開示されるように、ガス遮断性能の高いフィルムで外包装された後、複数個ずつ段ボール箱に収納し運搬される。この時、薬液バッグに力がかからないよう、全て段ボール箱にて荷重を支える必要がある。
特開2000−128150号公報
高カロリー輸液に代表される複数個の大容量液体バッグを段ボール製の収納運搬箱に収納して運搬する際に、収納運搬用の箱が液体バッグの自重により破損されることがある。これを防止するため、液体バッグの収納運搬用の箱は、ダブルフルートで、なおかつ硬い材質の段ボール紙により作られ、高強度にされるが、この際、コストが安価で且つ標準的なフレキソフォルダーグルアー機(FFG機)にて作られた溝切り形段ボール箱を使う事が望ましい。
しかしながら、このような従来のフレキソフォルダーグルアーにて作られた溝切り形段ボール箱は、フラップの折り曲げ線が内側のフラップのそれと外側のフラップのそれが同一線上にあるため、液体バッグを段ボール箱に収納し、天板又は底板を形成するフラップを折り曲げる時、内側のフラップと外側のフラップが相互に干渉するために反発力が強くなり、折り曲げられたフラップの端縁を粘着テープにより封緘する際に、フラップが粘着テープによる粘着に抗して開いてしまうという課題があった。
また箱を構成するダブルフルート紙が硬いので、フラップを折り曲げるときに箱のコーナー部分に大きな応力が作用し、割れが生じる等の課題もあった。更にダブルフルート紙は厚みが厚いので、粘着テープで天面又は底面から側面に折れ曲がる部分を貼付すると、その後の運搬工程で段ボール紙が潰れた時にテープがたるんでしまうという課題があった。この結果、封緘不良による改ざんの恐れ、虫や異物の混入、テープたるみによる外観不良が発生する。
これらの事象を解決しながら製函する方法として、フレキソフォルダーグルアー機(FFG機)による製函ではなく、抜き型方式による製函も考えられる。つまり、抜き型方式にすると内フラップの折り曲げ線と外フラップの罫線の位置を変えられるため、それぞれのフラップの干渉が避けられ、フラップの反発が軽減される。しかし、抜き型方式は製造工程が多く、また廃棄する段ボール紙が発生するという課題があり、高コストでかつ環境保護の観点から好ましくなく、廃棄段ボール紙の発生しないフレキソフォルダーグルアー機による溝切り形ダンボール箱の製造が求められていた。
本発明の目的は、従来の段ボール紙製の液体バッグ収納運搬用の箱の課題を解決することにあり、液体バッグ収納運搬用の箱の強度の減少を最少にしながら、天板又は底板を形成するフラップの折り曲げに対する抵抗力又は反発力を減少させ、粘着テープにより天板及び底板を安定して封緘することができ、運搬時にフラップの反発力により粘着テープによる封緘が破られることのない液体バッグ収納運搬用の箱を提供することである。
また、本発明の目的は、フラップの折り曲げによる箱のコーナー部分の応力を減少させ、割れの発生を防止することができる液体バッグ収納運搬用の箱を提供することである。また、本発明の目的は、液体バッグ収納運搬用の箱の天板又は底板が中膨れとなり積み重ねが不安定になる等の、段ボール紙の重なり部分の厚さの増大により生じる問題を解消することにある。
また、本発明の目的は、上記の課題を解決する方法に対して、従来より廃棄物の少ない段ボール箱を安価に製造する方法であるFFG機(フレキソ印刷をし、折り畳み、糊付けする機械)による工程によって、製函することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明によれば、複数個の液体バッグを収納し運搬するための箱であって、ダンボール製の天板、底板、前側板、後側板、左側板及び右側板を含み前側板、後側板、左側板及び右側板はそれぞれ天板を形成するための上フラップと結合され、天板は、それぞれ左側板及び右側板の上方谷線に沿って折り曲げた第1の対の上フラップ上に、それぞれ前側板及び後側板の上方谷線に沿って折り曲げた第2の対の上フラップを重ね、第2の対の上フラップの互いに平行の端縁を接着テープにより結合し封緘して形成され、各側板の上方谷線はほぼ同一平面状に配置され、前記各上フラップは、その略全面を所定の厚みまで押しつぶされた押しつぶし部とされることを特徴とする箱が提供される。
本発明によれば、複数個の液体バッグを収納し複数個の液体バッグを収納し運搬するための箱であって、ダンボール製の天板、底板、前側板、後側板、左側板及び右側板を含み前側板、後側板、左側板及び右側板はそれぞれ天板を形成するための上フラップと結合され、天板は、それぞれ左側板及び右側板の上方谷線に沿って折り曲げた第1の対の上フラップ上に、それぞれ前側板及び後側板の上方谷線に沿って折り曲げた第2の対の上フラップを重ね、第2の対の上フラップの互いに平行の端縁を接着テープにより結合し封緘して形成され、各側板の上方谷線はほぼ同一平面状に配置され、前記各上フラップは上方谷線及び上方谷線に垂直の2つの端縁に沿って所定幅の押しつぶし部を含むことを特徴とする箱が提供される。
前記前側板及び後側板と結合される各上フラップ上の上方谷線(185、165)に沿う押し潰し部は、前記左側板(22)及び右側板(24)と重なる範囲に設けられればよい。
また、互いに隣接する2つの上フラップの間の切り込み深さ(D)が上方谷線から下方へ向かって段ボール紙の厚さ(t)の10%ないし60%であれば良い
互いに隣接する2つの上フラップの間の切り込み深さ(D)が上方谷線から下方へ向かって段ボール紙の厚さ(t)の10%ないし60%であり、前側板及び後側板にそれぞれ結合される各上フラップの上方谷線に平行の端縁から上方谷線までの縦寸法(H)が左又は右側板の辺長の半分(0.5F)より段ボール紙の厚さ(t)の5%ないし50%だけ短く形成されれば良い。
前記前側板後側板、左側板及び右側振はそれぞれ底板を形成するための下フラップと結合され、底板を形成するための下フラップと結合され、底板は、それぞれ左側板及び右側板の下方谷線に沿って折り曲げた第1の対の下フラップに、それぞれ前側板及び後側板の下方谷線に沿って折り曲げた第2の対の下フラップの互いに平行の端縁を接着テープにより結合し、封緘して形成され、各側板の下方谷線はほぼ同一平面状に配置され、前期各下フラップは下方谷線に垂直の2つの端縁に沿って所定幅の押し潰し部を含むように形成されれば良い。
互いに隣接する2つの下フラップの間の切り込み深さが下方谷線から上方へ向かって段ボール紙の厚さの10%ないし60%とされ、前側板及び後側板にそれぞれ結合される各下フラップの下方谷線に平行の端縁から下方谷線までの立て寸法(K)が左又は右側板の辺長の半分(0.5F)より段ボール紙の厚さの5%ないし50%だけ短く形成されれば良い。また、前記段ボールはダブルフルートの構造を有し、その厚さ(t)は約8mmであればよい。
本発明の箱によれば、液体バッグ収納運搬箱の強度の減少を最少にしながら、天板又は底板を形成するフラップの折り曲げに対する抵抗力又は反発力を減少させ、且つ粘着テープにより天板等及び底板を安定して封緘することができ、運搬時に反発力により粘着テープによる封緘が破られることのない液体バッグ収納運搬用の箱を提供することが可能になる。
また、フラップの折り曲げによる箱のコーナー部分の応力を減少させ、割れの発生を防止できる液体バッグ収納運搬用の箱をすることが可能になる。そして、天板又は底板が中膨れとなり積み重ねが不安定となるなどの段ボール紙の重なり部分の厚さの増大により生じる問題を解消することが可能になる。さらに、こうした液体バッグ収納運搬用の箱を、従来より廃棄物の少ない段ボール箱を安価に製造できるFFG機によって、製函することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を交えて説明する。図1は、本発明の実施の形態の液体バッグ収納運搬用の箱8の天板を開いた状態での斜視図であり、図2は、液体バッグ80を7個収納した図1の液体バッグ収納運搬用の箱8の概略垂直図(前側面及び後側面に平行な断面における断面図)である。図2は、液体バッグ80(図7A及び図7B)が隔壁85付近で折り曲げられ外装袋に入れられ、交互にずらせて重ねた状態で7個収容された箱8の垂直断面を示す。図3は、粘着テープ31を箱8の天板に貼着中の箱8の斜視図である。図4は、図1の液体バッグ収納運搬用の箱8を形成するための段ボール紙の概略展開図である。
図1に示すように、液体バッグ収納運搬用の箱8は、段ボール製の前側板16、後側板18、左側板22及び右側板24を含み、それらの4つの側板は、それぞれ天板(蓋)を形成するための4枚の上フラップ161、181、221、241と結合され、これらは、ダブルフルート構造の段ボール紙製である。
図3は、本発明の実施の形態の液体バッグ収納運搬用の箱8の天板を閉じた状態の斜視図である。図3において、液体バッグ収納運搬用の箱8は、天板12の外側を構成する上フラップ161、181が折り曲げられ、両上フラップの互いに平行の端縁163、183が粘着テープロール30から繰り出された粘着テープ31により端縁の途中まで結合され、封緘された状態が示される。図1から明らかなように、天板12は、最初に上フラップ(内フラップ)221及び241が折り曲げられ、その上へ上フラップ(外フラップ)161、181が折り曲げられて形成される。
天板12の全体は、箱8の中へ図2に示すように複数の液体バッグ80を入れた後、4枚の上フラップ221、241、161、181を上方谷線165、185、245(図1においてフラップ221の上方谷線は図示されていない)の周りに折り曲げ、外側となるフラップ161、181の端縁163、183に沿って図3に示すように粘着テープ31で封緘することにより形成される。
詳細には、天板12は、それぞれ左側板22及び右側板24の上方谷線225、245に沿って上フラップ221、241を折り曲げ、その上に、それぞれ前側板16及び後側板18の上方谷線165、185に沿って上フラップ161、181を折り曲げて重ね、図3に示すように、第2の対の上フラップ161、181の互いに平行の端縁163、183を跨いで接着テープ31を貼着し、両端縁の間を封緘して形成される。図1において、左側板22及び右側板24は、それぞれの上方中央部に手掛かり用の長孔23、25を備える。図2において、箱8は、その内部へ7個の液体バッグ80を横置きで収容する。横置きに変えて、特開2000−128150号に示されるように、縦置きで収容することも可能である。
図4は、図1の液体バッグ収納運搬用の箱8を形成するための箱素材81の概略展開図である。この箱素材81は1枚の段ボール紙から切り出されたものである。図5は、図4の要部拡大図である。図4に示すように、互いに隣接する2つの上フラップの間にきり込み部511、531、551が設けられる。図4の展開図のように、箱を形成する箱素材が1枚の段ボール紙から切り出され、且つ各フラップの強度が大となるように、きり込み部511、531、551は、一定の幅G(図5)を有する溝とされる。きり込み部511、531、551の幅Gは、段ボールの厚さtの10%以上であり、好適には、3.5mmである。
図5(図4の部分拡大図)に示すように、互いに隣接する2つの上フラップ181、241の間の切り込み深さD(図5)は、上方谷線185(又は245)から下方へ向かって段ボールの厚さtの10%ないし60%である。より具体的には、段ボール紙の厚さt=8mmの場合、折り曲げに対する反発力を減少させ、割れの発生を防止するため切り込み深さDは、約1mm以上が必要であり、箱の外観において空隙が見えないようにするため切り込み深さしDは、約4mm以下とすることが必要である。
図4に示すように、前側板16及び後側板18にそれぞれ結合される上フラップ(外フラップ)161、181は、それぞれ上方谷線165、185に沿って折り曲げられ天板を形成するとき、それらの端縁163、183が衝合して形成される天板の寸法が、対応する左又は右側板の辺長F(図4)と同一又は僅かに短くなり、端縁163、183の交差したり山形を形成したりすることがないようにされる。即ち、端縁163、183から上方谷線165、185までの縦寸法Hは、左又は右側板の辺長(図4)の半分(0.5F)より段ボールtの厚さの5%ないし30%だけ短く、即ち、H=0.5F−t(5〜30%)とされる。
液体バッグ収納運搬用の箱8は、重量の大きな液体バッグを安全に収納運搬するために大きな強度を必要とする。そのため箱を形成する段ボール(箱素材81)は、図6の断面に示すように、ダブルフルート構造を有し、単層のものより厚さtが大きなものが好適である。しかしながら、段ボールの厚さtが大きい場合、積み重ねの生じる構造部分の厚さが大きくなり、そのため、フラップ部分の反発力が大きくなり、粘着テープによる封緘部分を開放させたり、コーナー部分に割れを生じるおそれがある。
そのような問題を解決するため、各上フラップは箱の強度に影響しない部分において箱素材の厚さtを減少させる。箱素材の厚さtを減少させた部分は、箱素材の厚さをコルクを使用して押し潰した押し潰し部により形成される。
好適には、各上フラップ161、181、221、241は、それぞれ上方谷線に沿う押し潰し部及び上方谷線に垂直の2つの端縁に沿う押し潰し部を含む。各押し潰し部はそれぞれ所定の幅を有する。上フラップ181の押し潰し部1812と1814の間の非押し潰しの部分は、上フラップ221及び241に重ならない部分である。
上フラップ181の押し潰し部1812と上フラップ241の押し潰し部2413は、重要な押し潰し部である。即ち、上フラップ241を折り曲げその外側へ上フラップ181を折り曲げたときに干渉する部分であり、これらが競り合って外側の上フラップ181を押し広げる作用が生じる。それ故、これらの押し潰し部1812、2413の厚みを薄くすることにより競り合う度合い、即ち外側の上フラップを押し広げる作用を和らげることができる。押し潰し部1812の横長さLは、上フラップ241の縦寸法H以上(L≧H)であることが必要である。押し潰し部1814と2211も同様の関係にある。更に上フラップ161の押し潰し部に関係し同様の状況がある。
上フラップ181の側縁の押し潰し部1811と上フラップ241の上方谷線に沿う押し潰し部2412は、箱の天板を組立たときに重なった両者に隣接する角の部分を薄くし、粘着テープの側板に沿う部分(図3の符号32)の接着長さが増し、剥がれを防止するのに有効である。もし押し潰し部1811及び1813が潰れていない状態(厚さt=8mm)で粘着テープを貼ると、その後のパレット積みにより上から荷重がかかり、箱の段ボール紙が潰れて厚さtが小さくなり、粘着テープがたるんで見苦しくなるが、押し潰し部1811及び2412を設けることにより、粘着テープのたるみを防止することが可能になる。
箱8の底板の下フラップ182、242等に関しても同様の関係が存在する。底板における押し潰し部は、(A)内フラップと外フラップ(箱の内側へ位置されるフラップと外側へ位置されるフラップ)の競り合いを防ぐ、(B)側面における粘着テープの接着長さを増加する、(C)圧縮荷重(重力)等により段ボール紙が潰れて粘着テープがたるむのを防ぐ目的を有する。これらの目的で、底面フラップも天板と同様に押し潰し部を設ける方が良い。
しかし、底板においては、次の理由で押し潰し部を少なくしている。第1に、押し潰し部は、FFG機械(フレキソ印刷をし、折り畳み、糊付けする機械)で行うが、この場合、押し潰し圧力に限界があり、押し潰し面積が増大するに伴い単位面積当たりの押し潰し圧力が下がり、押し潰しが不十分になる。それ故、底板の押し潰し部については、重要度の高い上記(C)を優先している。
即ち、図4に示すように、底板に関しては、外側となる下フラップ162、182の側縁に沿う押し潰し部1621、1623、1821、1823を優先して設けている。底板は、天板に比較し、自重により上から押さえつけられるので、基本的にフラップが開くことがないという好条件がある。
下フラップ162、182、222及び242を組み合わせて底板を形成するため、粘着テープの他に、ホットメルト付けを用いる。底面の粘着テープは、使用後の箱の解体を便利にするため、その中央にミシン目を設ける。図4の符号Rは、典型的なホットメルト付けの個所を示す。ホットメルトは強力な接着力を有し、それのみで下フラップの開くのを防ぐことができるが、フラップの隙間からの異物混入(特に虫の混入)を防ぐため、粘着テープを貼っている。下フラップ222、242の端縁に沿って設けた押し潰し部224、244は、箱内部の段差を最少にする目的を有する。押し潰し部の寸法は、次の通り。
ア.L≧H
イ.u=tの40%ないし90%
ウ.B≧30mm(例えば50mm)
エ.C≧20mm(例えば30mm)
オ.M≧30mm(基本的にM=B)
図4、図5に示すように、上フラップ181は、上方谷線185に沿う押し潰し部1812、1814並びに上方谷線185に垂直の2つの端縁に沿う押し潰し部1811、1813を有する。上フラップ161は、上フラップ181と同様の押し潰し部を有する。上フラップ241は、上方谷線245に沿う押し潰し部2412並びに上方谷線245に垂直の2つの端縁に沿う押し潰し部2411、2413を有する。
上フラップ221は、上フラップ241と同様の押し潰し部を有する。上方谷線185に垂直の2つの端縁に沿う押し潰し部1811、1813の幅Mは、例えば約30mmである。他の上方谷線165、225、245に垂直の2つの端縁に沿う各押し潰し部の幅Mは、同様に約30mmである。
図6は、図5の押し潰し部1811の線6−6に沿う断面図であり、1枚のダブルフルート構造の段ボール紙からなる箱素材81の押し潰し部1811の厚さt及びuを拡大表示したものである。図6に示すように、押し潰し部1811は、上方谷線185に垂直の端縁に沿う幅Mを有し、図6に概略的に示すように、その一端においてダブルフルート構造の段ボール紙の通常部分の厚さtを備え、他端の厚さがuとされる。uは、tの40%ないし90%である。押し潰し部1811の幅Mは、例えば50mmである。上フラップ181は、上方谷線185に沿う押し潰し部1812、1814の幅B(図5)は、約50mmである。上方谷線245に沿う押し潰し部2412の幅C(図5)は、約30mmである。
箱8の底板は、4枚の下フラップ162、182、222、242により、天板12とほぼ同様に形成される。即ち、底板は、それぞれ左側板22及び右側板24の下方谷線226、246に沿って折り曲げた第1の対の下フラップ222、242に、それぞれ前側板16及び後側板18の下方谷線166、186に沿って折り曲げた第2の対の下フラップ162、182を重ね、第2の対の下フラップ162、182の互いに平行の端縁を接着テープにより結合し封緘して形成される。また互いに隣接する2つの下フラップの間の切り込み深さが下方谷線から上方へ向かって(図4)段ボール紙の厚さtの10%ないし60%とされる。
前側板16及び後側板18にそれぞれ結合される各下フラップ162の下方谷線166に平行の端縁164から下方谷線166までの縦寸法K(図4)が左又は右側板222、242の辺長F(図4)と同一又は僅かに短くされる。
なお、上述した実施形態においては、各上フラップ161、181、221、241には、それぞれ上方谷線に沿った押し潰し部と、上方谷線に垂直の2つの端縁に沿った押し潰し部が形成され、上フラップ221及び241に重ならない部分は非押し潰しの部分とされているが、これ以外にも、各上フラップのそれぞれをほぼ全面に渡って押し潰した押し潰した部としてもよい。各上フラップのほぼ全面を押し潰した部にすることによっても、上フラップの押し広げる作用を効果的に緩和することが可能になる。
図1は、本発明の実施の形態の液体バッグ収納運搬用の箱の天板を開いた状態の斜視図である。 図2は、7個の液体バッグを収納した図1の液体バッグ収納運搬用の箱の概略垂直断面図である。 図3は、本発明の実施の形態の液体バッグ収納運搬用の箱の天板を閉じた状態の斜視図である。 図4は、図1の液体バッグ収納運搬用の箱を形成する箱素材の概略展開図である。 図5は、図4の展開図の要部拡大図である。 図6は、図5の線6−6に沿う断面図であり、厚さt及びuを拡大表示した断面図である。 図7Aは、典型的な2液分離型の液体バッグの側面図、図7Bは図7Aの線X−Xにおける断面図である。
符号の説明
8:液体バッグ収納運搬用の箱(箱)、12:天板、16:前側板、18:後側板、24:右側板、30:粘着テープロール、31:粘着テープ、80:液体バッグ、81:箱素材(段ボール紙)、161、181,221,241:上フラップ、162、182、222、242:下フラップ、163、183:端縁、165、185、245:上方谷線、166、186、226、246:下方谷線、168:ベロ、511、531、551:切り込み部、1811、1813、2412:押し潰し部、C:押し潰し部の幅、D、J:切り込み深さ、G:切り込み部の幅、H、K:縦寸法、M:押し潰し部の幅、L:長さ、N、P:薬液、R:ホットメルト部、u:押し潰し部の段ボール紙の厚さ、t:段ボール紙の厚さ。

Claims (8)

  1. 複数個の液体バッグを収納し運搬するための箱であって、ダンボール製の天板、底板、前側板、後側板、左側板及び右側板を含み前側板、後側板、左側板及び右側板はそれぞれ天板を形成するための上フラップと結合され、天板は、それぞれ左側板及び右側板の上方谷線に沿って折り曲げた第1の対の上フラップ上に、それぞれ前側板及び後側板の上方谷線に沿って折り曲げた第2の対の上フラップを重ね、第2の対の上フラップの互いに平行の端縁を接着テープにより結合し封緘して形成され、各側板の上方谷線はほぼ同一平面状に配置され、前記各上フラップは、その略全面を所定の厚みまで押しつぶしたことを特徴とする箱。
  2. 複数個の液体バッグを収納し運搬するための箱であって、ダンボール製の天板、底板、前側板、後側板、左側板及び右側板を含み前側板、後側板、左側板及び右側板はそれぞれ天板を形成するための上フラップと結合され、天板は、それぞれ左側板及び右側板の上方谷線に沿って折り曲げた第1の対の上フラップ上に、それぞれ前側板及び後側板の上方谷線に沿って折り曲げた第2の対の上フラップを重ね、第2の対の上フラップの互いに平行の端縁を接着テープにより結合し封緘して形成され、各側板の上方谷線はほぼ同一平面状に配置され、前記各上フラップは上方谷線及び上方谷線に垂直の2つの端縁に沿って所定幅の押しつぶし部を含むことを特徴とする箱。
  3. 前記前側板及び後側板と結合される各上フラップ上の上方谷線(185、165)に沿う押し潰し部は、前記左側板(22)及び右側板(24)と重なる範囲に設けられることを特徴とする請求項2に記載の箱。
  4. 互いに隣接する2つの上フラップの間の切り込み深さ(D)が上方谷線から下方へ向かって段ボール紙の厚さ(t)の10%ないし60%であることを特徴とする請求項2に記載の箱。
  5. 互いに隣接する2つの上フラップの間の切り込み深さ(D)が上方谷線から下方へ向かって段ボール紙の厚さ(t)の10%ないし60%であり、前側板及び後側板にそれぞれ結合される各上フラップの上方谷線に平行の端縁から上方谷線までの縦寸法(H)が左又は右側板の辺長の半分(0.5F)より段ボール紙の厚さ(t)の5%ないし50%だけ短いことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の箱。
  6. 前記前側板後側板、左側板及び右側板はそれぞれ底板を形成するための下フラップと結合され、底板は、それぞれ左側板及び右側板の下方谷線に沿って折り曲げた第1の対の下フラップに、それぞれ前側板及び後側板の下方谷線に沿って折り曲げた第2の対の下フラップの互いに平行の端縁を接着テープにより結合し、封緘して形成され、各側板の下方谷線はほぼ同一平面状に配置され、前期各下フラップは下方谷線に垂直の2つの端縁に沿って所定幅の押し潰し部を含むことを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載の箱。
  7. 互いに隣接する2つの下フラップの間の切り込み深さが下方谷線から上方へ向かって段ボール紙の厚さの10%ないし60%とされ、前側板及び後側板にそれぞれ結合される各下フラップの下方谷線に平行の端縁から下方谷線までの立て寸法(K)が左又は右側板の辺長の半分(0.5F)より段ボール紙の厚さの5%ないし50%だけ短いことを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1項に記載の箱。
  8. 前記段ボールはダブルフルートの構造を有し、その厚さ(t)は約8mmであることを特徴とする請求項2ないし7のいずれか1項に記載の箱。
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