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JP4634966B2 - 設備データ解析処理システムとその方法 - Google Patents
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Description

本発明は、監視制御対象設備の設備状態を取り込む監視制御システムに対してネットワークを介して接続され、監視制御システムのモニタ部上で画面表示される画像信号を画像データとして取り込み、画像解析処理を行うことで設備データを生成して保存する設備データ解析処理システムとその方法に関するものである。
自家用発電機設備や空調設備(以下、単に設備という)を保守運用するうえで、設備のエネルギー使用状態を把握して、最適な効率状態を維持しながら運転することは重要である。
このため、モニタを持つ計算機システムである監視制御システムに設備の状態を取込み、結果を設備データとして運転員に通知することが行われている。一部の現場では、モニタに表示される設備データが運転員により把握され、過去の経験に基づいて設備を最適な状態に設定するための操作をして運転を行うことに利用されているが、十分に有効活用されているとはいい難い現場も多くある。これは、エネルギー利用効率の維持向上という面で設備データの活用方法が確立されていないためと考えられる。
一方、最近は、設備運転効率の改善を図るため、エネルギー使用実態を考慮した様々な最適運転アルゴリズムを持つ計算機システム(以下、設備データ解析処理システムという)が開発されてきている。このことから、設備データ解析処理システムを既存の監視制御システムと接続することにより、既存の監視制御システムの有効活用を図りつつ、設備運転の効率化を行おうとする要請が強くなってきている。
つまり、既存の監視制御システムから設備データ解析処理システムに設備状態データを取り出し、最適運転設定のためのガイダンスを作成して運転員に通知する方法の実現などが期待されている。このような最適運転設定のためのシステムを実現する場合には、既存の監視制御システムから設備データ解析処理システムに設備状態データを取り出す方式を、共通的でオープンな方式とすることが、システムの普及を図るための重要な要件となる。
監視制御用計算機からデータを取り出すための方法としては、監視制御システムの監視制御用計算機の入出力ポートへ新たなデータ伝送装置を追加接続してメモリ増設やデータ伝送のためのプログラム組込みを行う方法が考えられるが、この方法は、概して、作業量が膨大となり導入後に見込まれる効果を超える多大な費用を必要とする。このため、作業量削減および費用削減の観点から、多くの監視制御システムに普通に備わっているモニタ上に設備状態データを表示する機能を利用して、設備データ解析処理システムで収集する方式が提案されている。
例えば、特許文献1に開示されている発明は、監視制御システムの設備データを表示する画像データを、設備データ解析処理システムで取込み、画像データから設備データを抽出生成するものである。
図8は、このような従来の設備データ解析処理システムの構成例を示すブロック図である。この図8に示すように、監視制御対象設備100の設備状態を示すデータを取り込む監視制御システム110は、ネットワーク120を介して設備データ解析処理システム130と接続されている。
監視制御システム110は、監視制御用計算機111とそれに組み込まれた監視制御プログラム112、画像信号分配器113、モニタ装置114、画像信号伝送装置115、信号合成器116、キーボード(KB)/マウス装置117、キーボード(KB)/マウス信号伝送装置118、等から構成されている。ネットワーク120は、ローカルまたは広域の各種の伝送回線から構成されている。
設備データ解析処理システム130は、解析用計算機131とそれに組み込まれたキーボード(KB)/マウス信号生成プログラム132、画面自動呼出プログラム133、画像データ取込プログラム134、画像解析プログラム135、および解析用計算機131の各種メモリまたは記憶装置に保存された画像データファイル136、設備データファイル137、等から構成されている。
このような図8に示す構成において、監視制御対象設備100の設備状態を示すデータの収集は、次のように行われる。
まず、監視制御対象設備100の状態を示すデータは、監視制御システム110の監視制御用計算機111に組み込まれた監視制御プログラム112のデータ収集機能により収集され、監視制御用計算機111内に保存される。
また、設備データ解析処理システム130の解析用計算機131に組み込まれた画面自動呼出プログラム133により画面呼出/画面操作信号が出力されると、この画面呼出/画面操作信号に基づき、キーボード/マウス信号生成プログラム132により画面呼出用のキーボード/マウス操作信号が生成され、ネットワーク120を通じて、監視制御システム110のキーボード/マウス信号伝送装置118に送信される。キーボード/マウス操作データは、キーボード/マウス信号伝送装置118から信号合成器116を介して監視制御用計算機111に通知される。
図9は、図8に示す設備データ解析処理システム130の動作の概略を示すフローチャートである。この図9に示すように、設備データ解析処理システム130から監視制御システム110に対して、画面呼出用の各種のキーボード/マウス操作信号が順次送信されることにより(S11)、それらのキーボード/マウス操作信号は、監視制御システム110の監視制御用計算機111に順次通知され、監視制御プログラム112により、モニタ装置114上に、キーボード/マウス操作信号に応じた画面が表示される(S12)。
すなわち、モニタ装置114上には、メニュー選択用画面や対象のデータ種別、日付指定のための画面などが順次呼び出され、また、設備の運転状態を表す使用電力量や測定温度、熱量などのデータを表示する画面が呼び出される。あるいはまた、既に呼び出され、画面表示されている画面上でデータを連続的に切替表示する等の各種の画面操作が行われる。
ここで、監視制御システム110のモニタ装置114上に画面表示される画像信号は、画像信号分配器113と画像信号伝送装置115を介し、ネットワーク120を通じて、設備データ解析処理システム130の解析用計算機131に送信され(S13)、画像データ取込プログラム134により画像データとして取込まれ、画像データファイル136に保存される(S14)。
画像データファイル136に保存された画像データに対して、画像解析プログラム135によって、画像データから文字データに変換する画像解析処理を行うことにより、文字データ形式の設備データが生成され、設備データファイル137に保存される(S15)。この場合、一般的には、画像解析処理としては、例えば、OCR変換が採用され、また、文字データ形式の設備データとしては、例えば、CSV形式などのテキスト形式の設備データが生成される。
特開2004−302990
ところで、図8に示した従来技術においては、監視制御システム110のモニタ装置114上に設備状態を示す画面を表示するために、設備データ解析処理システム130で画面呼出用のキーボード/マウス操作信号を生成し、ネットワーク120を通じて、監視制御システム110の信号合成器116を介して監視制御用計算機111に通知している。
このようなキーボード/マウス操作信号の通知方式を採用した場合には、設備データ解析処理システム130からある画面の画面呼出用として送信される一連のキーボード/マウス操作信号の全てが、モニタ装置114上に表示される画面の全てに忠実に反映されることが必要条件となる。
しかしながら、現実には、設備データ解析処理システム130から送信されるキーボード/マウス操作信号の全てが監視制御用計算機111に到達するとは限らず、例えば、監視制御用計算機111の処理負荷が高い時などには、キーボード/マウス操作信号の一部または全部が破棄されることもある。
このように、設備データ解析処理システム130から送信されるキーボード/マウス操作信号の一部または全部が破棄される場合、信号の種類に限らず自動的に破棄される。そのため、例えば、画面選択に係るマウスのクリック操作に対応する一部の信号が破棄される場合には、監視制御システム110のモニタ装置114上には、設備データ解析処理システム130から送信されるキーボード/マウス操作信号に対応しない不正な画面が表示されたり、表示された画面上で不正な画面操作が行われるなどの不都合が生じる。
そして、このように、監視制御システム110のモニタ装置114上に、設備データ解析処理システム130から送信されるキーボード/マウス操作信号に対応しない不正な画面表示や不正な画面操作が行われた場合、設備データ解析処理システム130側では、監視制御システム110から不正な画像データを取り込むことになる。そのため、本来取得すべき設備データを生成、保存することができなくなる上、誤った設備データを生成、保存するなどの不都合を生じる可能性もある。
本発明は、以上のような従来技術の課題を解決するために提案されたものであり、その目的は、送信したキーボード/マウス操作信号に応じた正しい画面が表示されているか否かを確認可能とし、かつ、不正な画面表示や不正な画面操作を速やかに中止可能とすることにより、既存の監視制御システムで表示される画面から設備データを容易かつ確実に収集可能な、信頼性の高い設備データ解析処理システムとその方法を提供することである。
本発明の設備データ解析処理システムは、上記の課題を解決するために、キーボード/マウス操作信号に基づいて表示される画面の特徴を示す基準画像データを予め保存しておき、実際に送信したキーボード/マウス操作信号に基づいて表示された画面の画像データとその基準画像データとが一致するか否かを判定することにより、送信したキーボード/マウス操作信号に応じた正しい画面が表示されているか否かを容易に確認できるようにしたものである。
本発明の設備データ解析処理システムは、監視制御システムに対してネットワークを介して接続されるシステムである。ここで、監視制御システムは、監視制御対象設備の設備状態を取込み、設備状態を示す画像信号を出力する監視制御処理部、この監視制御処理部から出力される画像信号を画面表示するモニタ部、および手動操作入力を行うキーボード・マウス部を備えたシステムである。
本発明の設備データ解析処理システムは、基本的に、前記キーボード・マウス部の操作信号を生成して前記監視制御システムに送信する操作信号生成部、前記モニタ部上で画面表示される画像信号を画像データとして取込む画像データ取込部、およびこの画像データ取込部で取込んだ画像データを文字データに変換する画像解析処理を行うことで文字データ形式の設備データを生成して保存する画像解析部を備えたシステムである。
本発明の設備データ解析処理システムは、以上のような基本的な構成に加えて、画面識別データ保存部と画像判定部を備えた点、および操作信号生成部の構成に特徴を有する。ここで、画面識別データ保存部は、前記操作信号生成部による操作信号の送信結果として前記モニタ部に画面表示される画面を、異なる種別の画面毎に、その種別の画面に特徴的な部分画像データの集合として表現する基準画像データを、当該種別の画面を表示させる元となる操作信号を特定する操作信号特定データと組合せてなる画面識別データを予め保存した部分である。画像判定部は、前記操作信号生成部による操作信号の送信結果として前記モニタ部に画面表示される都度、前記画面識別データ保存部に保存されている画面識別データに基づき、実際に画面表示される判定対象画面の画像データが、当該操作信号の基準画像データと一致するか否かを判定する部分である。操作信号生成部は、前記画像判定部による判定結果が一致である場合にのみ操作信号の生成および送信を続行し、不一致である場合には操作信号の生成および送信を中止するように構成される。
なお、本発明における設備データ解析処理方法は、以上のシステムを、方法の観点から把握したものである。
本発明によれば、送信したキーボード/マウス操作信号に応じた正しい画面が表示されているか否かを確認可能とし、かつ、不正な画面表示や不正な画面操作を速やかに中止可能とすることにより、既存の監視制御システムで表示される画面から設備データを容易かつ確実に収集可能な、信頼性の高い設備データ解析処理システムとその方法を提供することができる。
以下には、本発明に係る設備データ解析処理システムの実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。なお、図8に示した従来の設備データ解析処理システムと同一部分には同一符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
[構成]
図1は、本発明を適用した一つの実施形態に係る設備データ解析処理システムの構成を示すブロック図である。この図1に示すように、本実施形態の設備データ解析処理システム200は、図8に示した従来の設備データ解析処理システム130の解析用計算機131の構成に、画面識別データファイル(画面識別データ保存部)201と画像判定プログラム(画像判定部)202を追加したものである。
ここで、画面識別データファイル201は、キーボード(KB)/マウス信号生成プログラム(操作信号生成部)132によるキーボード/マウス操作信号の送信結果として監視制御システム110のモニタ装置114に画面表示される画面の特徴を示す画面識別データを、異なる種別の画面毎に予め保存したデータファイルである。この画面識別データファイル201は、画像データファイル136や設備データファイル137と同様に、解析用計算機131の各種メモリまたは記憶装置に保存されている。
図2は、画面識別データファイル201に保存される画面識別データ210のデータ構成を示す図である。この図2に示すように、画面識別データ210は、異なる種別の画面毎に、画面の種別を示す名称または番号(画面種別)211と、画面をその画面に特徴的な部分画像データの集合として表現する基準画像データ212と、当該種別の画面を表示させる元となる操作信号を特定する操作信号特定データ213を組合せて構成されている。
この場合、個々の種別の画面を表示させる元となる操作信号を個別に特定可能な名称または番号などの固有の操作信号名が存在する場合には、その固有の操作信号名を操作信号特定データ213として使用すればよい。これに対して、基準画像データ212は、部分画像データの集合として表現される実体的なデータであるが、基準画像データの具体的なデータ構成は適宜選択可能である。例えば、個々の基準画像データを特定可能な名称または番号などの固有の基準画像データ名を使用して、この基準画像データ名を画面種別や操作信号特定データと関係付けるテーブルを管理すると共に、その基準画像データ名を付加した実体的な基準画像データのファイルを別に管理するようにしてもよい。
また、画像判定プログラム201は、キーボード/マウス信号生成プログラム132によるキーボード/マウス操作信号の送信結果として監視制御システム110のモニタ装置114に画面表示される都度、画面識別データファイル201に保存されている画面識別データ210に基づき、実際に画面表示される判定対象画面の画像データが、当該操作信号の基準画像データと一致するか否かを判定する機能を有する。
さらに、画像判定プログラム201の追加に伴い、本実施形態のキーボード/マウス信号生成プログラム132は、画像判定プログラム201による判定結果が一致である場合にのみキーボード/マウス操作信号の生成および送信を続行し、不一致である場合にはキーボード/マウス操作信号の生成および送信を中止する機能を有する。
画像判定プログラム201の追加に伴い、本実施形態の画像解析プログラム135は、画像判定プログラム201による判定結果が一致である場合にのみ画面一致と判定された当該画面の画像データの画像解析処理を行い、不一致である場合には当該画面の画像データの画像解析処理を行わない機能を有する。
[動作]
以上のような本実施形態の構成において、監視制御対象設備100の設備状態を示すデータの収集は、次のように行われる。なお、本実施形態において、監視制御システム110の動作は、図8に示した従来の監視制御システム110と全く同様であり、また、設備データ解析処理システム200の動作も、基本的には、図8に示した従来の設備データ解析処理システム130の動作と同様であるため、以下には、従来と異なる特徴的な動作に主眼をおいて説明する。
図3は、本実施形態における設備データ解析処理システム200の動作の概略を示すフローチャートである。この図3に示すように、設備データ解析処理システム200から監視制御システム110に対して、画面呼出用の各種のキーボード/マウス操作信号が順次送信されることにより(S11)、それらのキーボード/マウス操作信号が、監視制御システム110の監視制御用計算機111に順次通知され、モニタ装置114上に、キーボード/マウス操作信号に応じた画面が表示される(S12)までの動作は、従来と同様である。
そして、監視制御システム110のモニタ装置114上に画面表示される画像信号が、画像信号分配器113と画像信号伝送装置115を介し、ネットワーク120を通じて、設備データ解析処理システム200の解析用計算機131に送信され(S13)、画像データ取込プログラム134により画像データとして取込まれ、画像データファイル136に保存される(S14)までの動作もまた、従来と同様である。
本実施形態の設備データ解析処理システム200においては、画像データファイル136に保存された画像データに対して、画像解析プログラム135による画像解析処理を行う前に、画像判定プログラム202によって、画像判定処理を行う(S21)点で従来と異なる。この画像判定処理(S21)において、画像判定プログラム202は、画面識別データファイル201に保存されている画面識別データ210に基づき、実際に画面表示される判定対象画面の画像データが、当該操作信号の基準画像データと一致するか否かを判定し、判定結果を画面自動呼出プログラム133および画像解析プログラム135に通知する。
判定結果が画面一致である場合(S22のYES)、すなわち、送信したキーボード/マウス操作信号により本来表示されるべき正しい画面が表示されている場合には、画面自動呼出プログラム133は画面呼出/画面操作信号の出力を続行し、キーボード/マウス信号生成プログラム132は、キーボード/マウス操作信号の生成・送信を続行する(S23)。この場合に、画像解析プログラム135は、画面一致と判定された当該画面の画像データの画像解析処理を行い、文字データ形式の設備データを生成して、設備データファイル137に保存する(S24)。
これに対して、判定結果が画面不一致である場合(S22のNO)、すなわち、送信したキーボード/マウス操作信号により本来表示されるべき正しい画面が表示されておらず、不正な画面が表示されている場合には、画面自動呼出プログラム133は画面呼出/画面操作信号の出力を中止し、キーボード/マウス信号生成プログラム132は、キーボード/マウス操作信号の生成・送信を中止する(S25)。この場合に、画像解析プログラム135は、画面不一致と判定された当該画面の画像データの画像解析処理を中止する(S26)。
以上のような特徴的な処理(S21〜S26)を行うことにより、監視制御システム110のモニタ装置114上に、設備データ解析処理システム130から送信されるキーボード/マウス操作信号に対応しない不正な画面が表示された場合には、画像判定プログラム202による画像判定処理により、その不正な画面表示を容易に確認できる。
そして、画面不一致である場合には、キーボード/マウス操作信号の生成・送信を自動的に中止できるため、監視制御システム110のモニタ装置114上における不正な画面表示や不正な画面操作を速やかに中止することができる。また、画面不一致である場合には、当該画面の画像データの画像解析処理を行うこともないため、不正な画像データから謝った設備データを生成、保存するなどの不都合を生じることもない。
[基準画像データの具体例とそれを用いた画像判定処理]
図4〜図6は、画像判定プログラム202による画像判定処理(S21)により使用する画面識別データ210中の基準画像データ212(図2)の具体例を示す図である。
ここで、図4は、判定対象画面の特徴を表現する複数の部分画像を示す図である。また、図5は、図4に示す判定対象画面の部分画像を示す名称または番号(部分画像名)と、その位置を特定する座標、および当該部分画像データが保存される画像ファイル名を関係付けた部分画像テーブルを示す図である。
この図4、図5に示す例において、基準画像データ212は、判定対象画面について、他の画面と異なる特徴を有する特徴的な部分画像データを予め複数抽出して構成される。部分画像の形状は、データの簡略化および処理の簡略化の観点から、一般的には、図4、図5に示すように、左上座標と右下座標の2つの座標によって画定される矩形状とすることが望ましい。
図6は、図5の部分画像テーブルに示された各画像ファイル名に対応する個々の画像ファイルのデータ構成を示す図である。この図6に示す画像ファイルにおいては、図5の部分画像テーブルで当該画像ファイル名に関係付けられた部分画像を構成するピクセル毎に、当該ピクセルを特定する名称または番号(ピクセル名)と、当該ピクセルを構成する色要素成分として、赤要素成分(R要素、R0)、緑要素成分(G要素、G0)、青要素成分(B要素、B0)の大きさがそれぞれ記述される。なお、便宜上の理由から、図中において、色要素成分の大きさの具体的な数値の記述は省略されている。
図7は、図4〜図6に示す基準画像データ212を用いた場合の画像判定プログラム202による画像判定処理(S21)の一例を示すフローチャートである。この図7に示すように、画像判定プログラム202は、送信したキーボード/マウス操作信号に関係付けられた基準画像データ212の画像ファイルと部分画像テーブルを用いて、当該基準画像データにおける個々の部分画像データの座標範囲に対して、実際に表示された判定対象画面の画像データと当該部分画像データとの間でピクセル毎の色要素成分の大きさが一致するか否かを判定する処理を行う。
[効果]
本実施形態によれば、監視制御システム110のモニタ装置114上に、送信したキーボード/マウス操作信号に応じた正しい画面が表示されているか否かを確認可能とし、かつ、不正な画面表示や不正な画面操作を速やかに中止可能とすることにより、既存の監視制御システムで表示される画面から設備データを容易かつ確実に収集可能な、信頼性の高い設備データ解析処理システムとその方法を提供することができる。
また、送信したキーボード/マウス操作信号に対応しない不正な画面が表示されている場合には、当該画面の画像データの画像解析処理を行うこともないため、不正な画像データから謝った設備データを生成、保存するなどの不都合を生じることはなく、この点で、収集される設備データの信頼性を向上できる。
また、部分画像データの座標範囲毎にピクセル毎の色要素成分を用いた画像判定処理を行うことにより、送信したキーボード/マウス操作信号に応じた正しい画面が表示されているか否かについて、高精度の判定を効率よく実現できる。
さらに、本実施形態の手法は、既存の監視制御システムのハードウェアやソフトウェアの変更を行う必要なしに、監視制御システムにほぼ共通して備わっているモニタ上への画面表示機能を利用して、その表示される画像信号から設備データを容易かつ確実に収集することができるものである。そのため、本実施形態の手法は、例えば、監視制御システムの監視制御用計算機と設備データ解析処理システムの解析計算機が互いに異なるメーカ製の計算機であっても容易に適用可能である。このように、本実施形態の手法は、監視制御システムのハードウェアやソフトウェアの構成に関係なく適用可能であり、実用性に優れている。
[他の実施形態]
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で他にも多種多様な変形例が実施可能である。すなわち、図面に示したシステム構成やデータ構成、フローチャートは一例にすぎず、具体的な構成や処理の流れは適宜選択可能である。例えば、前記実施形態においては、設備データ解析処理システムを単体の解析用計算機で構成した場合について説明したが、この構成は一例であり、設備データ解析処理システムに使用するハードウェアやソフトウェアの具体的な構成や組合せは自由に選択可能である。
本発明を適用した一つの実施形態に係る設備データ解析処理システムの構成を示すブロック図。 図1に示す画面識別データファイルに保存される画面識別データのデータ構成を示す図。 図1に示す設備データ解析処理システムの動作の概略を示すフローチャート。 図2に示す基準画像データの具体例を示す図であり、判定対象画面の特徴を表現する複数の部分画像を示す図。 図2に示す基準画像データの具体例を示す図であり、図4に示す判定対象画面の部分画像名と、その位置を特定する座標、および画像ファイル名を関係付けた部分画像テーブルを示す図。 図2に示す基準画像データの具体例を示す図であり、図5の部分画像テーブルに示された各画像ファイル名に対応する個々の画像ファイルのデータ構成を示す図。 図4〜図6に示す基準画像データを用いた場合の画像判定処理の一例を示すフローチャート。 従来の設備データ解析処理システムの構成例を示すブロック図。 図8に示す設備データ解析処理システムの動作の概略を示すフローチャート。
符号の説明
100…監視制御対象設備
110…監視制御システム
111…監視制御用計算機
112…監視制御プログラム
113…画像信号分配器
114…モニタ装置
115…画像信号伝送装置
116…信号合成器
117…キーボード(KB)/マウス装置
118…キーボード(KB)/マウス信号伝送装置
120…ネットワーク
130…設備データ解析処理システム
131…解析用計算機
132…キーボード(KB)/マウス信号生成プログラム
133…画面自動呼出プログラム
134…画像データ取込プログラム
135…画像解析プログラム
136…画像データファイル
137…設備データファイル
200…設備データ解析処理システム
201…画面識別データファイル(画面識別データ保存部
202…画像判定プログラム(画像判定部)
210…画面識別データ
211…画面種別
212…基準画像データ
213…操作信号特定データ

Claims (5)

  1. 監視制御対象設備の設備状態を取込み、設備状態を示す画像信号を出力する監視制御処理部、この監視制御処理部から出力される画像信号を画面表示するモニタ部、および手動操作入力を行うキーボード・マウス部を備えた監視制御システムに対してネットワークを介して接続され、
    前記キーボード・マウス部の操作信号を生成して前記監視制御システムに送信する操作信号生成部、前記モニタ部上で画面表示される画像信号を画像データとして取込む画像データ取込部、およびこの画像データ取込部で取込んだ画像データを文字データに変換する画像解析処理を行うことで文字データ形式の設備データを生成して保存する画像解析部を備えた設備データ解析処理システムにおいて、
    前記操作信号生成部による操作信号の送信結果として前記モニタ部に画面表示される画面を、異なる種別の画面毎に、その種別の画面に特徴的な部分画像データの集合として表現する基準画像データを、当該種別の画面を表示させる元となる操作信号を特定する操作信号特定データと組合せてなる画面識別データを予め保存した画面識別データ保存部と、
    前記操作信号生成部による操作信号の送信結果として前記モニタ部に画面表示される都度、前記画面識別データ保存部に保存されている画面識別データに基づき、実際に画面表示される判定対象画面の画像データが、当該操作信号の基準画像データと一致するか否かを判定する画像判定部を備え、
    前記操作信号生成部は、前記画像判定部による判定結果が一致である場合にのみ操作信号の生成および送信を続行し、不一致である場合には操作信号の生成および送信を中止するように構成されている
    ことを特徴とする設備データ解析処理システム。
  2. 前記画像解析部は、前記画像判定部による判定結果が一致である場合にのみ当該画面の画像データの画像解析処理を行い、不一致である場合には当該画面の画像データの画像解析処理を行わないように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の設備データ解析処理システム。
  3. 前記基準画像データは、
    個々の部分画像データとして、当該部分画像を構成するピクセル毎に、当該ピクセルを特定する名称または番号と、当該ピクセルを構成する色要素成分の大きさを記述した画像ファイルと、
    個々の部分画像毎に、当該部分画像を特定する名称または番号と、当該部分画像の位置を特定する座標、および前記画像ファイルを特定する名称または番号を関係付ける部分画像テーブルを有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の設備データ解析処理システム。
  4. 前記画像判定部は、
    操作信号の送信結果として画面表示される判定対象画面の画像データが、当該操作信号の基準画像データと一致するか否かの画像判定処理として、
    当該操作信号の基準画像データの画像ファイルと部分画像テーブルを用いて、当該操作信号の基準画像データにおける個々の部分画像データの座標範囲に対して、当該判定対象画面の画像データと当該部分画像データとの間でピクセル毎の色要素成分の大きさが一致するか否かを判定する処理を行うように構成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の設備データ解析処理システム。
  5. 監視制御対象設備の設備状態を取込み、設備状態を示す画像信号を出力する監視制御処理部、この監視制御処理部から出力される画像信号を画面表示するモニタ部、および手動操作入力を行うキーボード・マウス部を備えた監視制御システムに対してネットワークを介して接続され、
    前記キーボード・マウス部の操作信号を生成して前記監視制御システムに送信する操作信号生成部、前記モニタ部上で画面表示される画像信号を画像データとして取込む画像データ取込部、およびこの画像データ取込部で取込んだ画像データを文字データに変換する画像解析処理を行うことで文字データ形式の設備データを生成して保存する画像解析部を備えた設備データ解析処理システムによる設備データ解析処理方法において、
    前記設備データ解析処理システムは、画面識別データ保存部と画像判定部を備え、
    前記画面識別データ保存部には、前記操作信号生成部による操作信号の送信結果として前記モニタ部に画面表示される画面を、異なる種別の画面毎に、その種別の画面に特徴的な部分画像データの集合として表現する基準画像データを、当該種別の画面を表示させる元となる操作信号を特定する操作信号特定データと組合せてなる画面識別データを予め保存しておき、
    前記画像判定部により、前記操作信号生成部による操作信号の送信結果として前記モニタ部に画面表示される都度、前記画面識別データ保存部に保存されている画面識別データに基づき、実際に画面表示される判定対象画面の画像データが、当該操作信号の基準画像データと一致するか否かを判定する画像判定処理を行い、
    前記操作信号生成部により、前記画像判定処理による判定結果が一致である場合にのみ操作信号の生成および送信を続行する続行処理を行い、不一致である場合には操作信号の生成および送信を中止する中止処理を行う
    ことを特徴とする設備データ解析処理方法。
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