JP4637798B2 - 通信装置及び通信方法 - Google Patents
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Description
上記cdma2000 1x-EV DO方式は、cdma2000 1x方式の拡張方式であるHDR(High Data Rate)方式を標準化した方式として、電波産業界ARIBにおいてStd.T-64 1S-2000 C.S.0024“cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface Specification"で標準化されているもので、国内ではARIB T-53、北米、韓国等ではEIA/TIA/IS-95等を拡張し、第3世代方式(3G)に対応させたcdma2000 1x方式を更にデータ通信に特化して通信速度を改善することを目的とした方式である。
なお、cdma2000 lx-EV DOにおいて、EVはEvolution、DOはData onlyの意である。
従って、受信状態の良好な場所においては、比較的大きな容量のデータのダウンロードでも快適に短時間で終了することができるのに対し、電波状態が悪く、低い下りデータ通信速度しか得られないような状況で比較的大きな容量のデータのダウンロードを開始してしまうと、データダウンロード終了までに長い時間要することとなり、利用者に対して十分なサービスを行える環境を提供することができないといった問題があった。また、この場合は、通信時間が長期化するため通信費が高額になってしまうという弊害も生ずる。
このような場合には、携帯端末の表示画面上には電波状態が良いことが示されているにも拘わらず、思うようにデータを受信することができないため、利用者に不信感等を与えかねないといった問題もあった。
具体的には、上述したデータ通信に特化された高速データ通信可能なcdma20001x-EV DO方式と、上述のcdma2000 1x方式とに対応する送受信回路を備え、cdma2000 1x-EV DO方式によるデータ通信において所定期間内に受信するデータ量に係る情報が所定の閾値未満である状態が所定期間継続した場合に、cdma2000 1x方式に通信方式を切替えることにより、常に安定したデータ通信を行うことが可能な通信装置及び通信方法を提供する。
本発明に係る通信装置は、基地局からの無線信号を受信する受信手段と、前記受信手段で受信された無線信号の電波強度を示す値が所定値を超えている場合に、第一の所定期間内に前記受信手段を介して前記基地局から受信するデータ量について、予め設定されている閾値以下である状態が第二の所定期間継続するか否かを判断する判断手段と、前記データ量について、前記閾値以下である状態が前記第二の所定期間継続した場合に、前記基地局が採用する一の通信方式から、他の基地局が採用する他の通信方式へ切替える切替手段と、を具備することを特徴とする。
このように、電波状態に基づいて採用する通信方式を選定するのではなく、実際に所定期間内に受信したデータ量に係る情報(例えば、受信データレート)に基づいて通信方式を選定することにより、例えば、電波状態が良いにも関わらず、自局よりも電波状態が良い通信装置が複数存在することによって、これらの他の通信装置にチャネルが割り当てられてしまい、自局では思うようにデータを受信できないといった状態においても、この状態を脱することができるため、常に、現在採用している通信方式によって最適な通信が行えているか否かを正確に把握することが可能となる。
これにより、常に一定品質以上の安定したデータ通信を提供することが可能となる。
この結果、常に一定品質以上のデータ通信を行うことが可能な通信装置を提供することができる。
なお、他の通信方式としてcdma2000 1x 方式等の端末個別に所定の無線チャネルが割り当てられるような方式を採用することにより、上述した電波状態が良いにも関わらず他の端末にチャネルが割り当てられてしまうという状態を回避できるので、最適な伝送レートを保ったまま快適な通信を継続して行うことが可能となる。
この結果、常に一定品質以上のデータ通信を行うことが可能な通信装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信装置として携帯電話機を例に挙げた場合の内部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る携帯電話機は、アンテナ1、複数の異なる無線通信方式にそれぞれ対応する複数の受信回路を備えるマルチ受信回路3、マルチ受信回路3から出力された信号をディジタル処理する信号処理回路5、当該端末を構成する各部の制御等を行うCPU7、複数の異なる無線通信方式にそれぞれ対応する複数の送信回路を備えるマルチ送信回路8、種々のプログラムが格納されているROM10、RAM11、キーパッド、キーボード等の操作部12、液晶表示パネル等からなる表示部13、及び第2の所定期間が予め設定されており、CPU7の指示により第2の所定期間を計時するタイマ14を備えている。
同様に、上記マルチ送信回路8も、cdma2000 1x-EV DO方式に対応する送信回路とcdma2000 1x方式に対応する送信回路とからなる2つの送信回路を備えており、CPU7から入力される切替え信号に基づいてデータを送信する回路を切替える。
このように、本実施形態に係る携帯電話機は、複数の異なる無線通信方式にそれぞれ対応する複数の受信回路、送信回路を備え、当該携帯電話機が所定期間内に受信したデータ量に応じてこれらの通信方式を切替えることにより、安定したデータ通信を確保する。
なお、当該携帯電話機を無線モデムとして使用できるように、パーソナルコンピュータ(PC)との外部インターフェース(例えばシリアルポート、パラレルポート、USB、blue-tooth、赤外線通信、10base-T LAN等)を更に備えるようにしてもよい。
まず、利用者は、データのダウンロードを希望する場合、操作部12を操作することにより、データ通信に必要な接続先アドレスやダウンロードするデータ等の情報の設定を行う。係る操作によりダウンロードの指示がなされると、当該ダウンロード要求情報は操作部12からCPU7へ出力される。CPU7は、ダウンロードの開始要求を受け取ると、マルチ受信回路3及びマルチ送信回路8に対して、cdma2000 1x-EV DO方式対応の受信回路31、送信回路81をそれぞれ選択する旨の切替え信号を出力する。
これにより、マルチ受信回路3及びマルチ送信回路7はそれぞれcdma2000 1x-EV DO方式対応受信回路31、cdma2000 1x-EV DO方式送信回路81を選択する。
同図において、符号30は、現在携帯電話機と回線が確立されているcdma20001x-EV DO方式対応基地局であり、符号50は当該携帯電話機と通信可能なエリアに存在するcdma2000 1x方式対応基地局である。また、符号70は局交換機であり、異なる無線通信方式に対応する複数の基地局を統括する。
局交換機70は、基地局30から受信したダウンロードに係る情報に基づいてアクセス先へと回線接続要求を出す。これにより、アクセス先が回線接続要求に応じれば、当該携帯電話機とダウンロードアクセス先との回線が確立され、データのダウンロードが開始されることとなる。即ち、アクセス先からのダウンロードデータは、局交換機70、基地局30を介して当該携帯電話機へ送信される。
このパイロット信号は、当該携帯電話機と基地局間で行われるデータ通信速度を決定するのに重要な信号であり、ダウンロードデータに多重された形で基地局30から1/600秒毎に送信される。このパイロット信号及びダウンロードデータが多重された信号は、アンテナ1を経由してマルチ受信回路3のcdma2000 1x-EV DO方式対応受信回路31に入力される。
まず、信号処理回路5は、マルチ受信回路3から受信したスペクトル拡散されている受信多重化信号をスペクトル逆拡散することにより、パイロット信号とダウンロードデータとを分離し、分離したダウンロードデータを復号化してCPU7へ出力する。
CIR=(Ec/lo)/(1-Ec/lo)…(1) 続いて、信号処理回路5は、算出したCIRに基づいて、次の受信スロットタイミング(ここで、1スロットは1.66ms=1/600秒)におけるCIRの値を予測する。ここでの予測の方法については、特に限定しないが、線形予測等の方法が例として挙げられる。 なお、何スロット後のCIRを予測すればよいかを指示する情報は、当該携帯電話機の電源オン時に基地局から送信されてくる種々の制御信号に含まれている。
信号処理部5は、上述した一連の処理を行うことにより、予測データ通信速度を得ると、この値を基地局へ送信する。
ここで、受信データレートD1とは、第1の所定期間Td[ms]内に当該携帯電話機が受信するデータ量に基づいて算出される。
なお、上記第1の所定期間Td[ms]内に受信するデータ量は、純粋に基地局から受信したデータ量、又はアプリケーション上で算出される正確なデータ量でもよく、いずれも受信データを示す値であれば多少の誤差があってもかまわない。例えば、受信データレートD1の算出手法として、以下のような4つの手法が挙げられる。
2.無線通信の最小の周期である1フレームにおける受信データ量を計測し、この受信データ量に1秒間に受信するフレーム数Nを乗算することにより、瞬間受信データレートを算出する。この処理を1秒間続けると、N個の瞬間受信データレートが算出される。そして、このN個の瞬間受信データレートの平均(平均瞬間受信データレート)を受信データレートD1とする。この場合、第1の所定期間Td[ms]=1秒となる。
3.また、第1の所定期間Td[ms]>1秒と設定されていた場合には、上述した第2の手法による平均瞬間受信データレートの算出を第1の所定期間Td[ms]繰り返し行う。そして、第1の所定期間Td[ms]における平均瞬間受信データレートの平均を受信データレートD1とする。
4.上述した第2の手法によって求められる瞬間受信データレート自体を受信データレートD1と見なす。なお、この場合は、第1の所定期間Td[ms]=1フレームを受信する期間となる。
一方、ステップSP12においてタイマ14が起動していれば(ステップSP12において「YES」)、そのまま当該処理を終了する。
一方、ステップSP14においてタイマ14が起動していなければ(ステップSP14において「NO」)、そのまま当該処理を終了する。
そして、両図に示すように、時刻t1において受信データレートD1が閾値D_LMTを下回ると、CPU7はタイマ14を起動させ、ここから所定期間T(ms)の計時が開始される。
そして、図4に示すように、受信データレートD1が閾値以下になった時刻t1から所定期間T(ms)経過する前に、即ち時刻t2において再度閾値D_LMT以上となると、その時点(時刻t2)においてタイマ14がリセットされて停止される。
一方、図5に示すように、受信データレートD1が閾値D_LMT以下である状態が所定期間T(ms)継続すると、所定期間T(ms)が経過した時点でタイマ14がタイムアップし、その旨がCPU7へ通知される。具体的には、タイマからタイムアップした旨を示す信号がCPU7へ出力される。
ここで、局交換機70は、自局が管理している基地局の範囲内において、各通信方式間において基地局の切替えを行う場合に、互いに切替可能な基地局の情報が対応付けられて格納されている基地局テーブルを有している。そして、自己の管理下にある基地局から通信方式切替え指示情報を受け取った場合には、このテーブルを参照することにより、当該通信方式切替え指示情報を当局に送信してきた基地局に対応する他の通信方式対応の基地局情報を取得し、この基地局情報を当該通信方式切替え指示情報の送信先へと送信する。
また、局交換機は基地局へ他の通信方式対応の基地局情報をすると、この基地局へのデータ送信を停止する。
係る処理により、基地局50の情報は当該携帯電話機のアンテナ1を経由し、cdma2000 1x-EV DO方式対応受信回路31によって復調され、信号処理回路5によって所定のディジタル処理が施されて、CPU7へ入力される。CPU7は新たに通信を開始する基地局の情報を取得すると、新たな基地局50と通信を開始すべく、マルチ受信回路3及びマルチ送信回路8に対して、cdma2000 1x方式対応受信回路、cdma2000 1x方式送信回路へ切替える旨の切替信号を出力する。
これにより、マルチ受信回路3は、cdma2000 1x-EV DO方式対応受信回路31からcdma2000 1x方式対応受信回路32へ切替え、同様にマルチ送信回路8はcdma2000 1x-EV DO方式対応送信回路81からcdma2000 1x方式対応送信回路へ切替える。
これにより、通信方式の切替えが完了し、基地局50を介したcdma2000 1x方式によるデータのダウンロードが開始される。
このように、より電波状態のよい端末へチャネルを割当て、データ送信を高速で行うことを目的とするcdma2000 1x-EV DO方式に対し、cdma2000 1x方式では、全ての端末に対して必ずチャネルが割り当てられるため、電波状態が良好であれば、cdma2000 1x方式によっても、快適なデータ通信を確保することができる。
即ち、上記無線通信方式以外の無線通信方式に対応する受信回路、送信回路を上記受信回路、送信回路に代えて設けるようにしてもよいし、上記受信回路、送信回路に更に他の無線通信方式に対応する受信回路及び送信回路を追加することも可能である。
Claims (2)
- 基地局からの無線信号を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信された無線信号の電波強度を示す値が所定値を超えている場合に、第一の所定期間内に前記受信手段を介して前記基地局から受信するデータ量について、予め設定されている閾値以下である状態が第二の所定期間継続するか否かを判断する判断手段と、
前記データ量について、前記閾値以下である状態が前記第二の所定期間継続した場合に、前記基地局が採用する一の通信方式から、他の基地局が採用する他の通信方式へ切替える切替手段と、
を具備することを特徴とする通信装置。 - 基地局からの無線信号を受信するステップと、
前記受信された無線信号の電波強度を示す値が所定値を超えている場合に、第一の所定期間内に前記基地局から受信するデータ量について、予め設定されている閾値以下である状態が第二の所定期間継続するか否かを判断するステップと、
前記データ量について、前記閾値以下である状態が前記第二の所定期間継続した場合に、前記基地局が採用する一の通信方式から、他の基地局が採用する他の通信方式へ切替えるステップと、
を具備することを特徴とする通信方法。
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