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JP4639240B2 - 定着装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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JP4639240B2 - 定着装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置及びこれを備えた画像形成装置に係り、特に、定着ローラ及び加圧ローラとして機能する一対のローラ部材を備えて前記ローラ部材同士を圧接させた圧接部に未定着のトナー像が形成された記録媒体を通過させることで記録媒体上に形成されたトナー像を該記録媒体に定着させる定着装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を用いたファクシミリやプリンタ等の画像形成装置では、回転駆動される感光体ドラムを帯電器により帯電し、前記感光体ドラムに画像情報に応じた光照射により静電潜像を形成し、現像装置によりこの静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成し、このトナー像をシート材、用紙などの記録媒体に転写して画像を出力するようにされている。
この画像形成装置には、搬送される記録媒体上の未定着トナーを溶融・固着する定着装置が設けられている。この定着装置としては、未定着トナーを溶融・固着する部位にはハロゲンランプ等を定着源(発熱体)とした定着ローラ(ヒートローラ)及び加圧ローラを備える一対のローラ部材を対向させて配置して、両ローラ部材が所定圧力で圧接する圧接領域(定着ニップ部)に記録媒体を通すことにより、記録媒体上のトナーを溶融させて該記録媒体に定着させる熱定着ローラ方式が多く採用されている(特許文献1を参照)。
しかしながら、従来の定着装置の問題として、バネ等の加圧部材によりローラ部材同士を長時間の付勢することによって、ローラ部材の外周部に形成された弾性層に部分的な永久変形が発生するという問題があった。
この問題の対策としては、従来技術として、発熱体からの熱を記録媒体に伝導させる熱伝導部材(芯金)を有する定着ローラと、該定着ローラとともにニップ部を形成して記録媒体を挟持搬送する弾性層を有する加圧ローラを具備し、該熱伝導部材からみた該加圧ローラの軸の距離は定着装置の動作及び停止に拘らず一定として、該加圧ローラの熱膨張により定着動作時のニップ幅を確保することで、バネ等の加圧部材により付勢力を付与した場合に生ずる加圧ローラの弾性層の部分的な変形を防止する技術が開示されている(特許文献2を参照)。
特開2007−248654号公報 特開平8−22214号公報
しかしながら、従来技術では、ローラ部材を熱膨張させてニップ部を形成するように構成されているが、バネ等の加圧部材を利用していないため、加圧力・ニップ幅を常時一定に保つことができないため、定着動作が安定しないという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、定着装置におけるローラ部材の部分的な永久変形の発生を防止して、安定した定着動作を実現できる定着装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係る定着装置及びこれを備えた画像形成装置の構成は、次の通りである。
本発明は、外周部に弾性層を備えた定着ローラおよび加圧ローラと、前記ローラ部材同士を加圧させる加圧部材と、前記加圧部材によるローラ部材同士の圧接状態を規制する機能とを有して、前記ローラ部材同士を圧接させた圧接部(いわゆるニップ部)に未定着のトナー像が形成された記録媒体を通過させることで前記トナー像を溶融させて前記記録媒体上に定着させる定着装置において、
弾性層を外周面にそれぞれ有する定着ローラと加圧ローラとの各軸の両端部がベアリング軸受けによって支持され、かつ、各軸のベアリング軸受けは互いに対向して配設されており、
ベアリング軸受けは内輪と外輪との間にボールを介装したものであり、
定着ローラの軸の一端部に、駆動伝達ギアが設けられ、この駆動伝達ギアを介して駆動源から定着ローラが回転駆動されるようになっていると共に、前記定着ローラの軸方向一方のベアリング軸受けは、弾性層配設箇所と駆動伝達ギアの間に設けられ、
その軸方向双方の各ベアリング軸受けの定着装置における軸方向移動を規制する各止め輪が前記各ベアリング軸受けの外輪側に設けられ、
前記各止め輪の外周部が前記加圧ローラの軸方向双方のベアリング軸受けの各外輪の外周面に当接して、前記定着ローラと加圧ローラとの圧接状態を規制する機能を有していることを特徴とする定着装置である。
本発明は、外周部に弾性層を備えた定着ローラおよび加圧ローラと、前記ローラ部材同士を加圧させる加圧部材と、前記加圧部材によるローラ部材同士の圧接状態を規制する機能を有して、前記ローラ部材同士を圧接させた圧接部に未定着のトナー像が形成された記録媒体を通過させることで前記トナー像を溶融させて前記記録媒体上に定着させる定着装置を備えた画像形成装置において、前記定着装置として請求項1に記載の定着装置を用いたことを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、外周部に弾性層を備えた定着ローラおよび加圧ローラと、前記ローラ部材同士を加圧させる加圧部材と、前記加圧部材によるローラ部材同士の圧接状態を規制する機能とを有して、前記ローラ部材同士を圧接させた圧接部に未定着のトナー像が形成された記録媒体を通過させることで前記トナー像を溶融させて前記記録媒体上に定着させる定着装置において、弾性層を外周面にそれぞれ有する定着ローラと加圧ローラとの各軸の両端部がベアリング軸受けによって支持され、かつ、各軸のベアリング軸受けは互いに対向して配設されており、ベアリング軸受けは内輪と外輪との間にボールを介装したものであり、定着ローラの軸の一端部に、駆動伝達ギアが設けられ、この駆動伝達ギアを介して駆動源から定着ローラが回転駆動されるようになっていると共に、前記定着ローラの軸方向一方のベアリング軸受けは、弾性層配設箇所と駆動伝達ギアの間に設けられ、
その軸方向双方の各ベアリング軸受けの定着装置における軸方向移動を規制する各止め輪が前記各ベアリング軸受けの外輪側に設けられ、前記各止め輪の外周部が前記加圧ローラの軸方向双方のベアリング軸受けの各外輪の外周面に当接して、前記定着ローラと加圧ローラとの圧接状態を規制する機能を有していることで、別途にローラ部材の圧接状態を規制する規制部材等を設けることなく、簡単な構成で、ローラ部材同士に必要以上の圧接力が掛からないようにできるので、前記ローラ部材の弾性層に部分的な永久変形が発生することを防止でき、安定した定着動作を行なうことができる。
さらに、本発明によれば、少なくとも何れか一方の外周部に弾性層を備えて定着ローラ及び加圧ローラとして機能する一対のローラ部材と、前記ローラ部材同士を圧接させる加圧部材とを具備してローラ部材同士を圧接させた圧接部に未定着のトナー像が形成された記録媒体を通過させることで前記トナー像を溶融させて前記記録媒体上に定着させる定着装置を備えた画像形成装置において、前記定着装置として請求項1に記載の定着装置を用いることで、前記ローラ部材の弾性層に部分的な永久変形が発生することを防止して、安定した定着動作を行うことができるので、トナー像が確実に定着された高品位な画像出力を安定して行うことができる画像形成装置を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る定着ユニットが採用された画像形成装置の全体構成を示す説明図である。
本実施形態に係る画像形成装置1は、図1に示すように、外周部に弾性層を備えた定着ローラ12及び加圧ローラ13からなる一対のローラ部材を具備して、定着ローラ12と加圧ローラ13とを圧接させた圧接部、いわゆるニップ部に未定着のトナー像が形成された用紙(記録媒体)を通過させることで前記トナー像を溶融させて用紙上に定着させる定着ユニット(定着装置)6を備えた画像形成装置において、定着ユニット6として、本発明に係る特徴的な定着装置の構成を備えたものである。
まず、本実施形態に係る画像形成装置1の全体構成について説明する。
画像形成装置1は、図1に示すように、外部から伝送された画像データや、画像形成装置1自身が読み取った画像データに応じて、所定の用紙(記録媒体)に対して単色画像を形成するものであって、露光ユニット2、現像器3、感光体ドラム10、転写ユニット11、帯電器4、クリーニングユニット5、定着ユニット(定着装置)6、給紙トレイ8、排紙トレイ9、及び制御部50などを備えている。
帯電器4は、感光体ドラム10の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段である。帯電器4としては、図1に示すような非接触式の放電器型の帯電器4を用いてもよいし、ローラ型やブラシ型の接触式の帯電器を用いてもよい。
露光ユニット2は、帯電器4によって均一に帯電された感光体ドラム10に対して、上記画像データに応じて露光を行い、画像データに対応する静電潜像を感光体ドラム10の表面に形成するものである。
露光ユニット2としては、図1に示すように、レーザ照射部2a及び反射ミラー2bを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)を用いてもよく、また、発光素子(例えばELやLED)をアレイ状に並べた書き込みヘッドを用いてもよい。
尚、本実施形態の画像形成装置1では、高速印字処理を行うために、複数のレーザ光を利用することにより照射タイミングの高速化を低減する2ビーム手法を採用している。
現像器3は、感光体ドラム10の表面上に形成された静電潜像をトナー、ここでは黒トナーによって顕像化し、トナー像を形成するものである。
転写ユニット11は、現像器3によって感光体ドラム10に顕像化されたトナー像を、搬送された用紙に転写するものである。
定着ユニット6は、回転可能な定着ローラ(ローラ部材)12と該定着ローラ12を圧接する加圧ローラ(ローラ部材)13との圧接部(以下「定着ニップ部」という)に、転写ユニット11で未定着のトナー像が転写された用紙を通過させて、用紙上のトナー像を溶融し、用紙上に定着させるものである。定着ユニット6の詳細については後述する。
クリーニングユニット5は、現像、画像転写後の感光体ドラム10上の表面に残留するトナーを除去、回収するものである。
給紙トレイ8は、画像形成に使用する用紙を蓄積しておくためのトレイである。本実施形態では、高速印字処理を大量の用紙に対して行うために、画像形成装置1の下部に複数の給紙トレイ8,8が配置され、各トレイには定型サイズの用紙がそれぞれ500〜1500枚収納されている。また、給紙トレイ8に加えて、画像形成装置1の側部には、複数の用紙種類を多量に収納可能な大容量給紙カセット(LCC)81、並びに主として不定型サイズの用紙に対して印字を行う際に用いる手差しトレイ82がさらに配置されている。
排紙トレイ9は、画像形成が完了した用紙を保持するものである。排紙トレイ9は、画像形成装置1の手差しトレイ82とは反対側の側部に配置されている。また、本実施形態の画像形成装置1は、排紙トレイ9に代えて、画像形成後の用紙に対してステープル処理、パンチ処理などを行う後処理装置や、複数段の排紙トレイをオプションとして配置することも可能になっている。
制御部50は、上述した各部に対する動作制御や画像データに対する画像処理を行うためのものである。制御部50は、CPU及びRAMを少なくとも含むマイクロコンピュータであり、図示しない記録媒体に記録されたプログラムを読み込むことによって機能している。
次に、本実施形態に係る特徴的な定着ユニット6について図面を参照して詳細に説明する。図2は本実施形態に係る定着ユニットの構成を示す概略断面図である。
定着ユニット6は、図2に示すように、定着ローラ12と加圧ローラ13とを対向配置して、定着ローラ12に対して加圧ローラ13を圧接するように構成されている。
定着ローラ12は、所定の温度に加熱されて、定着ニップ部を通過するトナー像(未定着)が形成された用紙を加熱するものである。この定着ローラ12は、円筒状体で構成され、例えば、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム、銅等の金属或いはそれらの合金等よりなる素管12aに、弾性層12bとしてシリコンゴム(1〜3mm)が巻きつけられた構成である。
シリコンゴムよりなる弾性層12bは、蓄熱効果を持たせる機能を具備している。また、この弾性層12b上に、PFA(テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂よりなる離型層12cを設けている。
また、定着ローラ12は、円筒状体の中空部に当該定着ローラ12の表面をトナー像の定着のために必要な温度とするための加熱手段(熱源)14を有している。定着ローラ12の表面は、この該加熱手段14により予め定める定着設定温度に加熱される。定着設定温度は、160〜200℃が一般的であるが、本実施形態では、180℃に設定されている。
加熱手段14は、メインヒータ(中央側熱源、メイン熱源)15及びサブヒータ(端部側熱源、サブ熱源)16の2つの熱源を有しており、定着ローラ12の表面を中央部分と端部側とに分けて部分的に加熱できる構成となっている。メインヒータ15は、定着ローラ12の中央部分でフィラメントFが巻かれている。このフィラメントFが巻かれた部分が発熱領域となって、定着ローラ12の中央部分を加熱するようになっている。一方、サブヒータ16は、メインヒータ15の発熱領域外側の両端部側でフィラメントFがそれぞれ巻かれている。このフィラメントFが巻かれた部分が発熱領域となって、定着ローラ12の両端部側を加熱するようになっている。
また、定着ローラ12の中央部分及び端部側には、定着ローラ12の表面の温度を検出するためのサーミスタよりなる温度センサ19,20が配置されている。これら温度センサ19,20が、定着ローラ12の表面を部分的に加熱可能なメインヒータ15及びサブヒータ16の各発熱領域に対応する部分の表面温度を検出する温度検出手段を構成している。
温度センサ19は、定着ローラ12の中央部分の温度を検出する中央部温度センサであって、定着ローラ12の表面に非接触で配置されている。一方、温度センサ20は、定着ローラ12の端部側の温度を検出する端部温度センサであって、定着ローラ12に接触して配置されている。
本実施形態では、定着ローラ12の中央部分は、端部側に比べて用紙の通過頻度が高く、定着ローラ12の表面に巻き付いた用紙にて損傷を受ける可能性が高いため、中央部温度センサ19を非接触としている。
また、本実施形態では、制御部50に具備される温度制御部(図示せず)によって、中央部温度センサ19による検出温度に対して、定着ローラ12の表面からの離間距離に応じた温度のずれを補正するようになっている。
一方、加圧ローラ13は、円筒状体で構成され、例えば、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム、銅等の金属或いはそれらの合金等よりなる素管13aに、弾性層13bとしてシリコンゴム(1〜5mm)が巻きつけられた構成である。定着ローラ12と同様に、シリコンゴムよりなる弾性層13bには、蓄熱効果を持たせる機能を具備している。また、この弾性層13b上に、PFA(テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂よりなる離型層13cを設けている。
そして、本実施形態では、加圧ローラ13の内部にも加熱手段(熱源)であるヒータ(以下、加圧側ヒータ)17が設けられ、加圧ローラ13が定着ローラ12より奪う熱量を抑える構成となっている。
加圧側ヒータ17は、加圧ローラ13の軸線方向に沿って定着ローラ12と対向する略全長に渡りフィラメントFが巻かれている。このフィラメントFが巻かれた部分が発熱領域となって、定着ローラ12を略全長に渡り全体的に加熱するようになっている。
このように構成された定着ローラ12及び加圧ローラ13のそれぞれの外周には、図1に示すように、定着ローラ12或いは加圧ローラ13の外周に巻き付く用紙を剥離するための用紙剥離爪22,22が配置されている。また、定着ローラ12の外周には、定着ローラ12の表面に付着したトナーを除去するクリーニングユニット21が設けられている。
図1に示すように、転写ユニット11よりペーパーガイド23に沿って定着ユニット6に案内された用紙は、定着ローラ12と加圧ローラ13との定着ニップ部を通過したのち、用紙剥離爪22,22にて定着ローラ12或いは加圧ローラ13より剥離され、その後、ペーパーガイド24,25に沿って搬送される。また、用紙が剥離された後の定着ローラ12の表面は、クリーニングユニット21にてその表面が清掃される。
ここで、本実施形態に係る定着ユニット6の一実施例について図面を参照して説明する。
図3(a)は本発明に係る定着ユニットを構成する定着ローラ及び加圧ローラの一実施例の構成を示す断面図、(b)は(a)のA矢視図、(c)は(a)のB矢視図、図4は前記定着ローラと加圧ローラとの圧接状態を示す説明図である。
定着ローラ12は、図3(a)に示すように、外径φ40の筒状体を呈し、素管12aの外周に弾性層12bとして1.5mmの厚みのシリコンゴムと、この弾性層12b上に30μmの膜厚みのPFAによる離型層12cを備えている。加圧ローラ13も同様に、外径φ40の筒状体を呈し、素管13aの外周に弾性層13bとして1.5mmの厚みのシリコンゴムと、この弾性層13b上に30μmの膜厚みのPFAによる離型層13cを備えている。
定着ローラ12及び加圧ローラ13の両端部には、図3(a),(b)に示すように、それぞれを回転可能に保持するベアリング(保持部材)41,42が挿入され、このベアリング41,42を介して各々定着ローラ12側の上ユニット51と加圧ローラ13側の下ユニット52に回転可能に取り付けられている。
定着ローラ12に挿入されたベアリング41は、定着ローラ12側に取付けられる止め輪41aにより定着ローラ12側に固定され、ベアリング41の外輪側に取付けられる止め輪41bにより上ユニット51に位置決めされている。
加圧ローラ13に挿入されたベアリング42は、加圧ローラ13側に取付けられる止め輪42aにより加圧ローラ13側に固定され、ベアリング42の外輪が下ユニット52の取付け部52aにより位置決め保持されている。
ベアリング41の外輪側に取付けられる止め輪41bとベアリング42は、定着ローラ12と加圧ローラ13の圧接時に、止め輪41bの外周部とベアリング42の外周部とが当接して、定着ローラ12と加圧ローラ13の圧接状態を規制するローラ部材規制部材40として機能するようになっている。
定着ローラ12端部の一端側には、図3(a),(c)に示すように、駆動伝達ギア12dが設けられている。この駆動伝達ギア12dにより定着ローラ12が駆動源(図示省略)に接続されて回転駆動される。また、加圧ローラ13は、ローラ表面が定着ローラ12の表面と接触することで、定着ローラ12の回転に従動するよう構成されている。
図3(b)に示すように、下ユニット52の反定着ローラ側の一端部には、圧接機構(図示省略)を構成する加圧ばね(加圧部材)30が設けられている。この加圧ばね30は、下ユニット52の反定着ローラ側の他端部に設けられた回転軸31を支点として、下ユニット52を定着ローラ12側に向い所定の力で付勢するように設けられている。すなわち、加圧ばね30により加圧ローラ13を定着ローラ12に対して所定の力で押圧するようにされている。
次に、定着ユニット6における定着ローラ12と加圧ローラ13の作用について説明する。
通常状態の定着ユニット6においては、図3(a),(b)に示すように、加圧ローラ13が加圧ばね30により定着ローラ12に加圧された状態で常時接触した状態となる。従って、画像形成装置1の待機状態においては、加圧ローラ13は、定着ローラ12に対して長時間付勢された状態となる。
この時、定着ローラ12側の止め輪41bと加圧ローラ13側のベアリング42の外周部とが接触した状態となっているので、定着ローラ12に対する加圧ローラ13の押付け量が規制されるため、加圧ばね30による加圧力が低減される。これにより、定着ローラ12に対して加圧ローラ13が長時間付勢された状態となっていても、定着ローラ12及び加圧ローラ13の弾性層12b,13bに部分的な永久変形が発生することを防止することが可能となる。
尚、上述したように、定着ローラ12に対する加圧ローラ13の押付け量が規制されると、定着ローラ12と加圧ローラ13によるトナー像の定着に必要なニップ幅を確保することが難しくなるため、本実施例では、図4に示すように、トナー定着時(定着温度:180℃)に必要な定着ローラ12と加圧ローラ13とのニップ幅W1が4.5mmとなるように設定し、且つ、通常状態で定着ローラ12及び加圧ローラ13の弾性層12b,13bに部分的な永久変形が発生することを防止するために、常温時(25℃)では、定着ローラ12と加圧ローラ13とのニップ幅W2が4.0mmになるように止め輪41bの外形寸法を設定している。
図4に示す符号12h,13hはトナー定着時の定着ローラ12及び加圧ローラ13の外径(2点鎖線部)、符号12n,13nは常温時の定着ローラ12及び加圧ローラ13の外径(実線部)を示すものである。
以上のように、本実施形態によれば、定着ユニット6において、定着ローラ12と加圧ローラ13の圧接状態を規制するローラ部材規制部材40として、定着ローラ12側の止め輪41bと加圧ローラ13側のベアリング42の外周部とが接触するように構成することで、装置が停止状態または待機状態の時に加圧ばね30による加圧力を低減させて、定着ローラ12及び加圧ローラ13の弾性層12b,13bに部分的な永久変形が発生することを防止することができる。
また、本実施形態によれば、定着ローラ12と加圧ローラ13の圧接状態を規制するローラ部材規制部材40としてベアリング41の外輪側に取付けられる止め輪41bとベアリング42とを用いているので、別途にローラ部材規制部材を設けることなく、簡単な構成で、しかも省スペースな装置構成を実現できる。
尚、上述した実施例においては、定着ローラ12側の止め輪41bと加圧ローラ13側のベアリング42の外周部とを接触させているが、本発明は、ローラ部材規制部材40の構成に限定されるものではなく、例えば、定着ローラ12及び加圧ローラ13に取付けられるベアリング41,42の構成を逆に構成したものであっても良い。
また、ローラ部材規制部材の構成として、例えば、定着ローラ12及び加圧ローラ13を保持する保持部材の一部を構成する上ユニット51と下ユニット52に、定着ローラ12と加圧ローラ13とが圧接状態となった時に当接する当接部を設けるようにしたものであっても良い。このように構成することで、定着ローラ12及び加圧ローラ13を直接保持する保持部材の構成に自由度が増し、且つ、前記保持部材に影響されることなくローラ部材規制部材を設けることができる。
また、上述した実施例においては、定着ローラ12及び加圧ローラ13の外径、弾性層12b,13b及び離型層12c,13cの厚み等、特定の構成要素を上述した数値に設定したが、永久変形の条件については、弾性層の硬度、厚みよっても変化し、トナー定着に必要なニップ幅についても用紙の搬送速度等により変化するため、上述した実施例に限定されるものではなく、適宜、最適な数値に設定されるものである。
上述したように、本発明に係る定着ユニット6を画像形成装置1に採用することで、定着ローラ12及び加圧ローラ13の弾性層12b,13bに部分的な永久変形が発生することを防止して、安定した定着動作を行うことができるので、トナー像が確実に定着された高品位な画像出力を安定して行うことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した例に限定されないことは言うまでもなく、当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態では、モノクロ用の画像形成装置に本発明が適用されているが、トナー像を記録媒体に定着させる定着装置を備えるカラー用の画像形成装置に本発明を適用することも可能である。
本発明の実施形態に係る定着ユニットが採用された画像形成装置の全体構成を示す説明図である。 前記定着ユニットの構成を示す概略断面図である。 (a)前記定着ユニットを構成する定着ローラ及び加圧ローラの一実施例の構成を示す断面図、(b)は(a)のA矢視図、(c)は(a)のB矢視図である。 前記定着ローラと加圧ローラとの圧接状態を示す説明図である。
符号の説明
1 画像形成装置
6 定着ユニット(定着装置)
12 定着ローラ(ローラ部材)
12b,13b 弾性層
13 加圧ローラ(ローラ部材)
14 加熱手段
15 メインヒータ
16 サブヒータ
17 加圧側ヒータ
30 加圧ばね(加圧部材)
40 ローラ部材規制部材
41,42 ベアリング(保持部材)
41a,41b 止め輪(保持部材)
51 上ユニット(保持部材)
52 下ユニット(保持部材)
W1 ニップ幅(トナー定着時)
W2 ニップ幅(常温時)

Claims (2)

  1. 外周部に弾性層を備えた定着ローラおよび加圧ローラと、前記ローラ部材同士を加圧させる加圧部材と、前記加圧部材によるローラ部材同士の圧接状態を規制する機能とを有して、前記ローラ部材同士を圧接させた圧接部に未定着のトナー像が形成された記録媒体を通過させることで前記トナー像を溶融させて前記記録媒体上に定着させる定着装置において、
    弾性層を外周面にそれぞれ有する定着ローラと加圧ローラとの各軸の両端部がベアリング軸受けによって支持され、かつ、各軸のベアリング軸受けは互いに対向して配設されており、
    ベアリング軸受けは内輪と外輪との間にボールを介装したものであり、
    定着ローラの軸の一端部に、駆動伝達ギアが設けられ、この駆動伝達ギアを介して駆動源から定着ローラが回転駆動されるようになっていると共に、前記定着ローラの軸方向一方のベアリング軸受けは、弾性層配設箇所と駆動伝達ギアの間に設けられ、
    その軸方向双方の各ベアリング軸受けの定着装置における軸方向移動を規制する各止め輪が前記各ベアリング軸受けの外輪側に設けられ、
    前記各止め輪の外周部が前記加圧ローラの軸方向双方のベアリング軸受けの各外輪の外周面に当接して、前記定着ローラと加圧ローラとの圧接状態を規制する機能を有していることを特徴とする定着装置。
  2. 外周部に弾性層を備えた定着ローラおよび加圧ローラと、前記ローラ部材同士を加圧させる加圧部材と、前記加圧部材によるローラ部材同士の圧接状態を規制する機能を有して、前記ローラ部材同士を圧接させた圧接部に未定着のトナー像が形成された記録媒体を通過させることで前記トナー像を溶融させて前記記録媒体上に定着させる定着装置を備えた画像形成装置において、
    前記定着装置として請求項1に記載の定着装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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