JP4642983B2 - Idカード情報のファイリングシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、たとえば免許証、証明書等の個人認証用のIDカードの作成に用いた文字データと申請書データと申請書の顔写真データ等のIDカード情報をファイリングするIDカード情報のファイリングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、免許証や証明書などのIDカードの発行(作成)は、申請者が居住する地域(都道府地域、市区町村)の交付機関の発行システムにより行われ、IDカード作成に用いた文字データと申請書データと申請書の顔写真データとからなるIDカード情報は各地域のファイリングサーバ上で分散管理されている。この際、免許証番号等のID番号に基づいてファイリングされている。
【0003】
このようなファイリングシステムにおいて、IDカード保有者が他地域から別の地域へ転入(住所変更)した場合に、転入届の申請書に申請者の顔写真を添付する必要がある。この申請書をセンタに逓送後、転入情報(IDカードの文字データと申請書データと添付の顔写真データ)をファイリングするようになっている。
【0004】
上記したように、IDカード情報を各地域毎に分散管理しているため、IDカード保有者が他地域から転入してきた場合に、その保有者の情報が転入地域のファイリングサーバに存在しない。このため、同じ地域内での住所変更であれば、住所変更処理(申請書への顔写真貼付不要)だけですむが、転入の場合はファイリング情報をファイリングサーバに登録するために、申請書への顔写真貼付が義務付けられる。このことが、申請者への負担増を招き、またファイリング処理実行者への作業を増やすこととなっている。
【0005】
従来のファイリング用機器には、オンラインファイリングとオフラインファイリングそれぞれの専用機しか存在しなかった。
【0006】
オンラインファイリングの場合、発生したデータを即座に検索でき、オペレータの操作が楽であるといった長所がある反面、IDカード作成処理自体の処理性能を悪化させ、通信回線に負荷がかかり、通信費がかさむといった問題点がある。オフラインファイリングの特徴は、これと逆になる。
【0007】
リモートで発生したデータをファイリングする場合には、上記の特徴を考慮して機器を選択することになるが、データの発生量、発生間隔、データ種類、使用する通信回線の種類,オペレータの技量等、客先毎に異なる種々の条件を満たすには、従来は選択肢が少なすぎるという欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記欠点を除去するもので、それぞれ管轄する居住地域内の申請人に対するIDカードの発行に伴うIDカードの記載データと申請者の顔写真データを申請者を特定する情報に基づいてファイリングしているものにおいて、IDカード保有者が他地域から転入してきた場合に、転入時の顔写真データのファイリング処理が必要なく、転入の申請書のみをファイリングすれば良く、IDカード情報の最新情報が即座にファイリングされることにより、申請者の負担を軽減でき、しかもファイリング処理実行者への作業も軽減できるIDカード情報のファイリングシステムを提供することを目的としている。
【0009】
この発明は、上記欠点を除去するもので、ファイリングの送信モードとしてのオンラインモードとオフラインモードとを自動的に切換えることにより、各モードのメリットを生かし最適な送信モードを選択できるIDカード情報のファイリングシステムを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明のIDカード情報のファイリングシステムは、それぞれ管轄する居住地域内の申請者に対するIDカードの発行に伴うIDカード情報を前記申請者を特定する情報に基づいてファイリングする複数の第1のファイリングシステムと、これら複数の第1のファイリングシステムと通信回線を介して接続され、前記複数の第1のファイリングシステムによりファイリングされた全てのIDカード情報をファイリングする第2のファイリングシステムとを有して構成されるIDカード情報のファイリングシステムにおいて、前記第1のファイリングシステムは、少なくとも1台のリモート機器と、このリモート機器と通信回線を介して接続されるファイリング機器とを有して構成され、前記リモート機器は、ファイリングデータとしての前記IDカード情報を設定する設定手段と、この設定手段により設定されたIDカード情報を前記ファイリング機器へ送信する送信手段と、前記設定手段により設定されたIDカード情報を記録媒体に記録する記録手段と、前記設定手段により設定されたIDカード情報を前記送信手段により前記ファイリング機器へ送信する第1のモードと、前記設定手段により設定されたIDカード情報を前記記録手段により前記記録媒体に記録する第2のモードと、前記設定手段により設定されたIDカード情報を複数個一括して前記送信手段により前記ファイリング機器へ送信する第3のモードを、あらかじめ設定されているファイリングデータの種類、ファイリングする曜日、IDカード発行枚数、通信トラフィック量に基づいて判断するもので、ファイリングするデータの種類があらかじめ設定されている際は第1のモードと判断し、前記あらかじめ設定されているファイリングする曜日が平日の際は第1のモードと判断し、前記あらかじめ設定されているファイリングする曜日が休日の際は第2のモードと判断し、IDカードの発行枚数が前記あらかじめ設定されているIDカード発行枚数以上あるいは通信トラフィック量が前記あらかじめ設定されている通信トラフィック量以上の際は第3のモードと判断し、IDカードの発行枚数が前記あらかじめ設定されているIDカード発行枚数以下あるいは通信トラフィック量が前記あらかじめ設定されている通信トラフィック量以下の際は第1のモードと判断する判断手段と、この判断手段により第1のモードが判断されている際に、前記設定手段により設定されたIDカード情報を前記送信手段により前記ファイリング機器へ送信する第1の処理手段と、前記判断手段により第2のモードが判断されている際に、前記設定手段により設定されたIDカード情報を前記記録手段により前記記録媒体に記録する第2の処理手段と、前記判断手段により第3のモードが判断されている際に、前記設定手段により設定されたIDカード情報を複数個一括して前記送信手段により前記ファイリング機器へ送信する第3の処理手段とを具備し、前記ファイリング機器は、前記リモート機器の送信手段により送信されるIDカード情報をファイリングするファイリング手段と、前記記録媒体に記録されているIDカード情報を読取る読取手段と、この読取手段により読取ったIDカード情報を前記ファイリング手段によりファイリングする第4の処理手段とを具備したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明のIDカード情報のファイリングシステムを説明する。
【0014】
[第1の実施形態]
図1から図3は、IDカード情報のファイリングシステムの概略構成を説明するための図である。
【0015】
上記IDカード情報のファイリングシステムは、図1、図2に示すように、IDカード情報を一元管理するファイリングサーバ(全国サーバ:全地域サーバ:第1のファイリングサーバ)1、このファイリングサーバ1と通信回線2を介して接続され、居住地域(都道府県、あるいは市区町村等)ごとのIDカード(免許証等の証明書)の発行機関に設けられている複数の地域システム3a、3b、…により構成されている。たとえば、A地域システム3a、B地域システム3b、…となっている。
【0016】
ファイリングサーバ(全地域サーバ)1は、全体を制御する制御部11、制御プログラムが記憶されているメモリ12、指示入力用の入力部13と、表示部14と、全地域のIDカード情報を記憶しているデータベース15と、上記通信回線2と接続される通信制御部16により構成されている。データベース15には、ID番号としての証明書番号や免許証番号に対する申請書の記載情報(氏名、生年月日、本籍、住所、交付年月日、有効期限、免許の条件等、免許の取得年月日、取得免許の種類等の個人情報)と申請者の顔写真データとからなるIDカード情報が対応して記憶されるようになっている。
【0017】
上記データベース15には、ファイリングされているIDカード情報に対する過去の履歴が管理データとしてID番号に対応して登録されている。
【0018】
たとえば、免許証所有者Aさんの過去の履歴として、
・C地域に転入
・C地域で免許証の再交付
・C地域で免許証の更新
が登録されている。
【0019】
各地域システム3a、3b、…には、図2、図3に示すように、たとえば免許証等のIDカードの発行に対するファイリング用の機器であり、居住地域の市区町村ごとの支所(出張所あるいは警察署)等に設置されるオンライン用のファイリング用リモート機器22とオフライン用のファイリング用リモート機器23が設けられている。
【0020】
ファイリング用リモート機器22は、IDカード情報としてのIDカードの作成に用いた文字データと申請書の記載データと申請者の顔写真データを通信回線24及びLAN36を介してファイリングサーバ(地域別サーバ)32とファイリングサーバ(全地域サーバ)1へ送る。
【0021】
ファイリング用リモート機器23は、IDカード情報としてのIDカードの作成に用いた文字データと申請書の記載データと申請者の顔写真データをリムーバルディスクとしての光磁気ディスクMOに保存する。この光磁気ディスクMOは、後日、後述する地域センタに逓送されるようになっている。
【0022】
ファイリング用リモート機器22は、図3に示すように、全体を制御する制御部22a、制御プログラムが記憶されているメモリ22b、申請者の顔写真を撮影する撮像部22c、申請書の記載内容等をキー入力したり読取って入力する入力部22dと、上記通信回線24と接続される通信制御部22eにより構成されている。
【0023】
ファイリング用リモート機器23は、図3に示すように、全体を制御する制御部23a、制御プログラムが記憶されているメモリ23b、申請者の顔写真を撮影する撮像部23c、申請書の記載内容等をキー入力したり読取って入力する入力部23dと、上記IDカードの作成に用いた文字データと申請書の記載データと申請者の顔写真データをリムーバルディスクとしての光磁気ディスクMOに書き込む書込部23eにより構成されている。
【0024】
また、各地域システム3a、3b、…には、図2、図3に示すように、上記支所とネットワーク接続されている居住地域の都道府県ごとのIDカード情報のファイリング機関としての地域センタに、作成受付機31、ファイリングサーバ(地域別サーバ)32、グループコントローラ33、ホストコンピュータ34が設置されている。作成受付機31、ファイリングサーバ(地域別サーバ)32、グループコントローラ33は、LAN36を介して接続され、グループコントローラ33、ホストコンピュータ34は、専用回線35を介して接続されている。
【0025】
作成受付機31は、ファイリング用リモート機器(オフラインモード)23で光磁気ディスクMOに保存したIDカード情報としてのIDカードの作成に用いた文字データと申請書の記載データと申請者の顔写真データを読取り、LAN36を介してファイリングサーバ(地域別サーバ)32とファイリングサーバ(全地域サーバ)1へ送るものである。
【0026】
作成受付機31は、図3に示すように、全体を制御する制御部41、制御プログラムが記憶されているメモリ42、上記支所から逓送された光磁気ディスクMOに記憶されている上記IDカードの作成に用いた文字データと申請書の記載データと申請者の顔写真データを読取る読取部43、データ入力用の入力部44、表示部45、上記LAN36と接続される通信制御部46により構成されている。
【0027】
ファイリングサーバ(地域別サーバ)32は、ファイリング用リモート機器22から送信されたファイリングデータを記録・管理するとともに、ファイリング用リモート機器23から光磁気ディスクMOによって作成受付機31で受付けたファイリングデータを記録・管理するものである。
【0028】
ファイリングサーバ(地域別サーバ)32は、ファイリングサーバ(全地域サーバ)1と定期的に通信を行い,地域外からの転入者の情報を入手する。
【0029】
ファイリングサーバ(地域別サーバ)32は、ファイリングサーバ(全地域サーバ)1のバックアップ機としての役割も果たす。
【0030】
ファイリングサーバ(地域別サーバ)32は、図3に示すように、全体を制御する制御部51、制御プログラムが記憶されているメモリ52、データ入力用の入力部53、表示部54、上記ファイリングデータとしてのIDカード情報(IDカードの作成に用いた文字データと申請書の記載データと申請者の顔写真データ)をID番号に基づいて登録するデータベース55、上記LAN36と接続される通信制御部56により構成されている。
【0031】
上記データベース55には、ファイリングされているIDカード情報に対する過去の履歴が管理データとしてID番号に対応して登録されている。
【0032】
たとえば、免許証所有者Aさんの過去の履歴として、
・B地域で免許証新規取得
・C地域に転入
・C地域で免許証の再交付
・C地域で免許証の更新
が登録されている。
【0033】
グループコントローラ33は、ホストコンピュータ(地域ホスト)34からIDカード作成に用いるデータを入手する。ファイリングデータに変更があった場合のデータを入手し、ファイリングサーバ(地域別サーバ)32に送信するものである。
【0034】
ホストコンピュータ35は、IDカードの作成に用いるデータたとえば申請書の記載データをID番号に基づいて管理するものである。
【0035】
次に、上記のような構成において、他地域からの転入処理を、図4に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0036】
すなわち、グループコントローラ33がホストコンピュータ(地域ホスト)34から、地域外転入者の一覧リスト(ID番号に基づく)を取得する(ST1)。
【0037】
このグループコントローラ33は、取得した地域外転入者の一覧リストをLAN36を介してファイリングサーバ(地域別サーバ)32へ送信する(ST2)。
【0038】
これにより、ファイリングサーバ(地域別サーバ)32は、供給される地域外転入者の一覧リストに基づいて、ファイリングサーバ(全地域サーバ)1へ地域外転入者の情報(記載情報及び顔写真データ)を要求する(ST3)。つまり、ID番号のリストとIDカード情報の送信要求をLAN36及び通信回線2を介してファイリングサーバ(全地域サーバ)1へ送信する。
【0039】
すると、ファイリングサーバ(全地域サーバ)1は、ファイリングサーバ(地域別サーバ)32から供給されるIDカード情報の送信要求に基づいて、供給されるID番号に対応するIDカード情報をデータベース15から読出し、この読出したIDカード情報を通信回線及び2LAN36を介して上記要求のあったファイリングサーバ(地域別サーバ)32へ送信する(ST4)。
【0040】
これにより、ファイリングサーバ(地域別サーバ)32は、供給される地域外転入者のIDカード情報としての記載情報及び顔写真データと住所等の更新データとに基づいて更新した新たなIDカード情報をID番号に基づいて、データベース55に記録する。
【0041】
また、ファイリングサーバ(全地域サーバ)1は、地域外転入者の転出元の地域のファイリングサーバ(地域別サーバ)32へ地域外転出者の情報の破棄を要求する(ST5)。つまり、破棄するID番号とIDカード情報の破棄要求を通信回線2及びLAN36を介して転出もとのファイリングサーバ(地域別サーバ)32へ送信する。
【0042】
これにより、破棄するID番号とIDカード情報の破棄要求を受取った、地域外転入者の転出元のファイリングサーバ(地域別サーバ)32は、破棄要求のあったID番号に対応するIDカード情報をデータベース55から削除する(ST6)。
【0043】
上記例では、IDカードの作成については、説明していなかったが、図5、図6に示すように、IDカード作成装置37をLAN36に接続した構成で持つことにより、IDカードの作成を行うとともに、IDカードの作成に用いたデータを上記ファイリングサーバに登録する場合も同様に実施できる。
【0044】
この場合、IDカード作成装置37は、図6に示すように、全体を制御する制御部61、制御プログラムが記憶されているメモリ62、供給されるIDカード情報としての申請書の記載データ及び申請者の顔写真データに基づいてIDカードを印刷する印刷部63、表示部64、データ入力用の入力部65、上記LAN36と接続される通信制御部66により構成されている。
【0045】
上記したように、全地域のファイリングサーバにより、IDカード情報を一元管理するようにしたので、地域外転入時の顔写真データをファイリング処理する必要がなくなる。つまり、顔写真データはIDカードを作成した時点で保存されているため、他地域からの転入時には、地域外転入申請書のみをファイリングすれば良い。
【0046】
また、IDカード保有者が他地域から転入してきた場合、転入の申請書データは、各地域の支所から各地域センタ経由でファイリングサーバ(全地域サーバ)ヘアップロードされる。顔写真はIDカードを作成した時点で保存されているものを使用する。
【0047】
このように、IDカード情報を一元管理とするため、IDカード保有者が他地域から転入してきた場合、顔写真はIDカードを作成した時点で保存されているものを使用する。ファイリングサーバ(地域別サーバ)は、ファイリングサーバ(全地域サーバ)に保存された顔写真を自分の機器上にダウンロードし管理する。そのため、申請書に顔写真を貼付したり、顔写真を撮影する必要がなくなる。
【0048】
つまり、従来必須であった地域外転入申請書への顔写真の貼付が必要なくなった。
【0049】
また、地域別サーバと全地域サーバ間は、定期的に情報交換を行い、更新状況を同一に保つ機能を有している。
【0050】
この結果、IDカード情報の最新情報が即座にファイリングされる。また、全地域サーバと地域別サーバとでデータを二重管理するため、信頼性が向上する。
【0051】
さらに、従来行われていた地域外転入申請書の各地域センタへの逓送が、オンラインモードでは必要なくなる。また、オフラインモードでも逓送するものがリムーバルディスク1枚になり、量が少なくまた遺失する可能性が少なくなる。
【0052】
また、従来各地域センタで行われていた地域外転入申請書のファイリング処理が必要なくなる。
【0053】
さらに、貼付された顔写真を使用していたときには、貼付位置のずれや読み取り時の写真の位置すれが発生した場合の再登録処理に手間がかかっていたが、受付時に申請者の顔写真を撮影するため、そのような問題はなくなる。
【0054】
また、オンラインモードではファイリングデータを即座に参照することができ、操作を誤った可能性(誤った申請書の読み取り、免許証番号の誤り)がある場合にも、即座に確認することができる。
【0055】
[第2の実施形態]
図7、図8は、IDカード情報のファイリングシステムの概略構成を説明するための図である。
【0056】
上記IDカード情報のファイリングシステムは、上記第1の実施形態における1つの地域システムに対応し、図7、図8に示すように、たとえば免許証等のIDカードの発行に対するファイリング用の機器であり、居住地域の市区町村ごとの支所(出張所あるいは警察署)等に設置されるファイリング用リモート機器70、…が設けられている。
【0057】
これらのファイリング用リモート機器70、…は、オンラインモードとオフラインモードと一括オンラインモードの3つの機能に対するモードを有し、状況に応じて自動的にモードを切換えることを可能にしている。
【0058】
このモードを切換える方法としては、後述するカレンダー設定ファイル72aで事前に設定しておく方法と、後述する実績ファイル72bを参照して機器に判断させる方法を持っている。
【0059】
オンラインモードの場合、ファイリングデータとしてのIDカード情報(IDカードの作成に用いた文字データと申請書の記載データと申請者の顔写真データ)を通信回線24及びLAN36を介してファイリングサーバ32にオンラインにて送信するものである。
【0060】
オフラインモードの場合、ファイリングデータとしてのIDカード情報(IDカードの作成に用いた文字データと申請書の記載データと申請者の顔写真データ)をリムーバルディスクとしての光磁気ディスクMOに保存する。この光磁気ディスクMOは、後日、後述する地域センタに逓送される。
【0061】
一括オンラインモードの場合、ファイリングデータとしてのIDカード情報(IDカードの作成に用いた文字データと申請書の記載データと申請者の顔写真データ)を、所定の条件が満たされるまでローカル機器(HDD)上に順次、保存しておき、条件がみたされたら複数のファイリングデータを一括してオンライン送信を行うモードである。
【0062】
ファイリング用リモート機器70は、図8に示すように、全体を制御する制御部71、制御プログラム等が記憶されているメモリ72、申請者の顔写真を撮影する撮像部73、申請書の記載内容等をキー入力したり読取って入力する入力部74、上記通信回線24と接続される通信制御部75、一括オンラインモードの場合に複数のファイリングデータをハードディスクに保存するハードディスク装置(HDD)76、上記IDカードの作成に用いた文字データと申請書の記載データと申請者の顔写真データをリムーバルディスクとしての光磁気ディスクMOに書き込む書込部77により構成されている。
【0063】
上記メモリ72は、カレンダー設定ファイル72aと実績ファイル72bとを有している。
【0064】
上記カレンダー設定ファイル72aと実績ファイル72bの具体例について説明する。
【0065】
(a)特定情報のオンラインファイリング
カレンダー設定ファイル72a上でオンラインファイリングするデータの種類を設定する。
【0066】
各種ファイリングデータのうち、IDカード作成に用いる文字データと顔写真データは、データ発生直後から参照する必要が生じるものであり、また通信回線24経由で送信してもデータ量が大きくないため送信時間もかからない。このようなデータをオンラインで送信することにより、システムの客先満足度を上げることができる。
【0067】
したがって、制御部71はファイリングするデータの種類が、カレンダー設定ファイル72aに設定されている場合、オンラインモードと判断し、データを通信制御部75、通信回線24、LAN36を介して、ファイリングサーバ32にオンラインにて送信する。
【0068】
(b)特定日のオンラインファイリング
カレンダー設定ファイル72a上でオンラインファイリングする曜日を設定する。
【0069】
たとえば、免許証の発行の場合、日曜日のデータの発生量が多く、発生間隔も短い曜日の場合にオンラインモードとすると、IDカードの作成性能が悪化し、またデータを送信するためにも伝送量の多い(高価な)通信回線が必要となる。
【0070】
一方、免許証の発行の場合、平日のデータの発生量が少なく、オンラインモードとしても、IDカードの作成性能の面でも、通信設備面でも十分問題ないものとなる。
【0071】
このようにカレンダー設定ファイル72a上に、平日はオンラインモード、日曜・祝日はオフラインモードのように設定することができる。
【0072】
したがって、制御部71はカレンダー設定ファイル72aを参照して、平日はオンラインモード、日曜・祝日はオフラインモードに切り換える。オンラインモードの場合は、データを通信制御部75、通信回線24、LAN36を介して、ファイリングサーバ32にオンラインにて送信する。オフラインモードの場合は、データを書込部23eにより光磁気ディスクMOに書き込み、後日、地域センタに逓送する。
(c)実績ファイル使用の一括オンラインファイリング
カレンダー設定ファイル72aを使用する場合は、自動切換といっても事前にデータの種類や曜日を指定する必要があり、状況が変わった場合には指定しなおす必要がある。これに対して、実績ファイル72bを使用する場合には、さらにシステム運用が容易になる。
【0073】
実績ファイル72bには、あらかじめ、「IDカード作成枚数が所定枚数以下であればオンラインモードとする。」「通信トラフィック量は所定%以下とする。」というような条件が設定されている。
【0074】
したがって、制御部71は実績ファイル72bを参照して、設定される条件に基づいて、IDカード作成枚数が所定枚数以上あるいは通信トラフィック量が所定%以上であれば一括オンラインモードを選択し、IDカード作成枚数が所定枚数以下あるいは通信トラフィック量が所定%以下であればオンラインモードを選択するものである。
【0075】
これにより、制御部71は、単位時間あたりのIDカード作成枚数を実績ファイル72bから抽出し、所定枚数以上であればデータをいったんローカル機器としてのHDD76によりハードディスク上に保存し、指定枚数以下になったらローカル機器としてのHDD76によりハードディスク上に保存したデータを一括転送する。実績ファイル72bを使用した場合は、システムが現状を監視しながらモードを切換えるため、より状況に即したモード切換が行われることになる。
【0076】
また、上記地域システムには、図7、図8に示すように、上記支所とネットワーク接続されている居住地域の都道府県ごとのIDカード情報のファイリング機関としての地域センタに、作成受付機31、ファイリングサーバ32等が設置されている。上記地域センタにおける作成受付機31、ファイリングサーバ32等については、第1の実施形態での説明と同一であるため、同一符号を付し説明を省略する。
【0077】
上記のような構成において、ファイリング処理を図9に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0078】
すなわち、入力部74により申請書の記載内容等をキー入力したり読取って入力し、撮像部73により申請者の顔写真データを撮影する。これにより、制御部71は、IDカード情報としての申請書の記載データと申請者の顔写真データによりファイリングデータ(免許証作成データ)を生成する。この際、制御部71は、カレンダー設定ファイル72aと実績ファイル72bの設定内容を参照し、上述した具体例に示したようにモードを判断する(ST11)。
このステップ11において、オンラインモードを判断した場合、制御部71は、ファイリングデータを通信制御部75、通信回線24、LAN36を介して、ファイリングサーバ32にオンラインにて送信する(ST12)。この結果、ファイリングサーバ32は送信されたファイリングデータをデータベース55に登録する。
また、上記ステップ11において、一括オンラインモードを判断した場合、制御部71は、ファイリングデータをハードディスク装置76によりハードディスクに保存する(ST13)。以後、条件が満たされるまで、制御部71は、ファイリングデータをハードディスク装置76によりハードディスクに保存する。
この後、制御部71は、条件が満たされた場合に、ハードディスクに保存したファイリングデータを順次、一括して読出し、通信制御部75、通信回線24、LAN36を介して、ファイリングサーバ32にオンラインにて送信する(ST15)。この結果、ファイリングサーバ32は送信されたファイリングデータをデータベース55に登録する。
また、上記ステップ11において、オフラインモードを判断した場合、制御部71は、ファイリングデータを書込部77により光磁気ディスクMOに書き込み(ST16)、後日、地域センタに逓送する。
これにより、上記支所から逓送された光磁気ディスクMOに記憶されているファイリングデータを作成受付機31の読取部43で読取り、通信制御部46、LAN36を介して、ファイリングサーバ32に送信する。この結果、ファイリングサーバ32は送信されたファイリングデータをデータベース55に登録する。上記したように、支所のシステム構成において、ファイリングの送信モードを自動的に切換えることにより、各モードのメリットを生かし最適な送信モードを選択できる。
【0079】
すなわち、ファイリング用リモート機器上のカレンダー設定ファイルで指定されたファイリングデータの種類と指定された発生日時によって、オンラインモード(一括オンラインモードを含む)、あるいはオフラインモードを自動的に切換える。
【0080】
また、ファイリング用リモート機器上の実績ファイルを参照することにより、指定された条件を満たすように、オンラインモード(一括オンラインモードを含む)、オフラインモードを自動的に切換える。
【0081】
これにより、オンラインのモード(一括オンラインモードを含む)、オフラインのモードを自動で切換えるので、客先はどちらのモードかを意識する必要がなく、オフラインモードでは、IDカード作成処理時間に与える影響を最小限にすることができ、通信量を抑えることができるので、公衆回線使用時には通信費のコストを抑えることができる。
【0082】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、それぞれ管轄する居住地域内の申請人に対するIDカードの発行に伴うIDカードの記載データと申請者の顔写真データを申請者を特定する情報に基づいてファイリングしているものにおいて、IDカード保有者が他地域から転入してきた場合に、転入時の顔写真データのファイリング処理が必要なく、転入の申請書のみをファイリングすれば良く、IDカード情報の最新情報が即座にファイリングされることにより、申請者の負担を軽減でき、しかもファイリング処理実行者への作業も軽減できるIDカード情報のファイリングシステムを提供できる。
【0083】
また、この発明によれば、ファイリングの送信モードとしてのオンラインモードとオフラインモードとを自動的に切換えることにより、各モードのメリットを生かし最適な送信モードを選択できるIDカード情報のファイリングシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のIDカード情報のファイリングシステムの概略構成を示す図。
【図2】IDカード情報のファイリングシステムの概略構成を示す図。
【図3】IDカード情報のファイリングシステムの概略構成を示すブロック図。
【図4】他地域からの転入処理を説明するためのフローチャート。
【図5】IDカード情報のファイリングシステムの概略構成を示す図。
【図6】IDカード情報のファイリングシステムの概略構成を示すブロック図。
【図7】IDカード情報のファイリングシステムの概略構成を示す図。
【図8】IDカード情報のファイリングシステムの概略構成を示すブロック図。
【図9】ファイリング処理を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…ファイリングサーバ(全地域サーバ)
2、24…通信回線
3a、3b、〜…地域システム
15…データベース
22、23…ファイリング用リモート機器
31…作成受付機
32…ファイリングサーバ(地域別サーバ)
33…グループコントローラ
34…ホストコンピュータ
35…専用回線
36…LAN
MO…光磁気ディスク
55…データベース
Claims (2)
- それぞれ管轄する居住地域内の申請者に対するIDカードの発行に伴うIDカード情報を前記申請者を特定する情報に基づいてファイリングする複数の第1のファイリングシステムと、これら複数の第1のファイリングシステムと通信回線を介して接続され、前記複数の第1のファイリングシステムによりファイリングされた全てのIDカード情報をファイリングする第2のファイリングシステムとを有して構成されるIDカード情報のファイリングシステムにおいて、
前記第1のファイリングシステムは、少なくとも1台のリモート機器と、このリモート機器と通信回線を介して接続されるファイリング機器とを有して構成され、
前記リモート機器は、
ファイリングデータとしての前記IDカード情報を設定する設定手段と、
この設定手段により設定されたIDカード情報を前記ファイリング機器へ送信する送信手段と、
前記設定手段により設定されたIDカード情報を記録媒体に記録する記録手段と、
前記設定手段により設定されたIDカード情報を前記送信手段により前記ファイリング機器へ送信する第1のモードと、前記設定手段により設定されたIDカード情報を前記記録手段により前記記録媒体に記録する第2のモードと、前記設定手段により設定されたIDカード情報を複数個一括して前記送信手段により前記ファイリング機器へ送信する第3のモードを、あらかじめ設定されているファイリングデータの種類、ファイリングする曜日、IDカード発行枚数、通信トラフィック量に基づいて判断するもので、ファイリングするデータの種類があらかじめ設定されている際は第1のモードと判断し、前記あらかじめ設定されているファイリングする曜日が平日の際は第1のモードと判断し、前記あらかじめ設定されているファイリングする曜日が休日の際は第2のモードと判断し、IDカードの発行枚数が前記あらかじめ設定されているIDカード発行枚数以上あるいは通信トラフィック量が前記あらかじめ設定されている通信トラフィック量以上の際は第3のモードと判断し、IDカードの発行枚数が前記あらかじめ設定されているIDカード発行枚数以下あるいは通信トラフィック量が前記あらかじめ設定されている通信トラフィック量以下の際は第1のモードと判断する判断手段と、
この判断手段により第1のモードが判断されている際に、前記設定手段により設定されたIDカード情報を前記送信手段により前記ファイリング機器へ送信する第1の処理手段と、
前記判断手段により第2のモードが判断されている際に、前記設定手段により設定されたIDカード情報を前記記録手段により前記記録媒体に記録する第2の処理手段と、
前記判断手段により第3のモードが判断されている際に、前記設定手段により設定されたIDカード情報を複数個一括して前記送信手段により前記ファイリング機器へ送信する第3の処理手段とを具備し、
前記ファイリング機器は、
前記リモート機器の送信手段により送信されるIDカード情報をファイリングするファイリング手段と、
前記記録媒体に記録されているIDカード情報を読取る読取手段と、
この読取手段により読取ったIDカード情報を前記ファイリング手段によりファイリングする第4の処理手段とを具備したことを特徴とするIDカード情報のファイリングシステム。 - 前記IDカード情報は、IDカードの記載データと申請者の顔写真データであることを特徴とする請求項1記載のIDカード情報のファイリングシステム。
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