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JP4643339B2 - 防災機器 - Google Patents
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本発明は、火災、盗難、ガス漏れなどの異常を監視する防災設備に使用される防災機器に関する。
従来、火災報知設備や自動消火設備などの防災設備の工事において、例えばスプリンクラーヘッドについては、工事完成までにヘッドの重要な感熱部に他の設備工事作業に伴って物が当たることで外的衝撃が加わる危険性がある。そこで、スプリンクラーヘッドに保護キャップを工事完成直前までに装着して、ヘッドの保護を行っている。また、ヘッドの場所を目立たせるために保護キャップの色を蛍光色にしているものもある(特許文献1)。
また光電式の煙感知器にあっては、工事現場に設置した際の埃や塵が煙感知器の煙流入口から侵入し、防虫網を目詰まりさせたり、検煙部の中に侵入して検出感度を変化させて検出機能が低下することを防止するため、防塵カバーを取り付けている(特許文献2)。
特開2001−161852号公報 特開平6−314386号公報
しかしながら、このような従来のスプリンクラーヘッドに装着した保護キャップにあっては、工事現場が暗くなった際には例え蛍光色であってもその存在が目立たなくなり、ヘルメット等が当たって打撃が予想以上に加えられた場合は、キャップによって保護されているにも係わらず、ヘッドが破損してしまう問題があった。
また天井を張り終えた後は保護キャップを外すことになるが、現場でヘッドの位置が目立ちにくいため目視による確認だけでは保護キャップの外し忘れの可能性がある。このためヘッドの設置位置を工事図面にて確認しながら保護キャップを外す作業が必要となり、手間と時間を要する問題があった。
一方、防塵カバーを着けていた煙感知器は、工事完了後に防塵カバーを外すが、これを怠ると監視不能となるため、同じく工事図面にて確認する必要があり、手間と時間がかかっている。
また火災感知器の現場設置は、天井面に感知器ベースを固定設置し、その後に感知器本体を感知器ベースに装着することになる。しかし、工事完了前に感知器ベースに感知器本体を設置する場合においても、感知器ベースの設置位置が現場では判りにくく、工事図面で確認する必要があり、手間と時間がかかっている。
このような問題は、施工時にのみ防災機器に装着する適宜の部材についても同様の問題が生じている。更に、設備の運用中に行われる点検時に現場での手動操作により試験動作をおこなった場合には、点検終了後に元に戻す必要があるが、操作状態が分かりにくいことから復旧忘れ起こし易いという問題がある。
本発明は、施工時や点検時に取外しや戻し操作などを必要とする機器の通常とは異なる状態を周囲が暗くとも容易に確認可能とする防災機器を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。本発明は、防災機器に於いて、通常の機器状態では外部から視認できず、通常とは異なる機器状態で外部から視認される部位または部材を、蓄光物質を含有した蓄光材料で形成したことを特徴とする。
具体的には、保守時又は施工時に外部から視認される部位または部材を、蓄光物質を含有した蓄光材料で形成する。
スプリンクラーヘッドの場合、スプリンクラーヘッドに施工時で装着する着脱自在な保護キャップの一部又は全部を前記蓄光材料で形成する。
煙感知器の場合、感知器本体を外した際に露出する天井面に固定される感知器ベースの一部又は全部を蓄光材料で形成する。
消火器の場合、消火器を載せる台座の載置部の一部又は全部を蓄光材料で形成する。また消火器を収納する消火器収納箱の場合、消火器を収納部に開閉自在に設けた消火器扉の裏面もしくは内部の一部又は全部を蓄光材料で形成する。
防災設備の手動操作箱の場合、手動操作箱に設けた開閉自在な蓋の裏面もしくは内部の一部又は全部を蓄光材料で形成する。蓄光材料は、蓄光物質を含有した合成樹脂である。
本発明によれば、防災機器の蓄光材料で形成した部分は、工事中に太陽光、蛍光灯、白熱灯など光の刺激を受けているため、暗所では発光することとなり、発光部分は、通常とは異なる機器状態で外部から視認される部位であり、その所在を即座に確認することができる。特に、光を受けた部品の全体が発光するため、死角がなく、確実にその所在を視認することができる。
また本発明は、蛍光塗装ではなく、樹脂材料である部品をそのまま蓄光物質を含有する樹脂材料にて成形することにより、部品完成後に塗装することや、シール等を添付するより費用が安く済む。
また天井面が高い場合には、蛍光色であってもその色が視野に入らないことがあるが、本発明の蓄光材料によれば、暗所で発光することにより視認が容易であり、場所及び設置状態の特定が確実に行える。
スプリンクラーヘッドの防護器キャップを蓄光材料で形成した場合には、暗い場合にも設置場所が容易に判るため、工事時に注意喚起が確実にでき、ヘッドを確実に保護できる。
煙感知器に装着する防塵カバーを蓄光部材で形成した場合は、周囲が暗い場合には、その取り外し有無を確実に視認することができる。また別設備の工事の際に、やむを得ず防塵カバーを装着して、誤作動防止措置を行っているような場合、防塵カバーの発光により、その防護区画が未警戒となるため、装着されたままであることが視認できる。
火災感知器の感知器ベースが蓄光材料で形成されている場合は、感知器本体箇所は発光せず、未接続の感知器ベースの箇所のみが発光するため、感知器本体の接続済みであるかどうかを容易に視認することができる。
消火器の場合、台座の蓄光材料が発光して見えることで、消火器が置かれていないことを視認でき、適切な対応がとれる。
防災設備の手動操作箱の場合、蓋の裏面が発光して見えることで、例えば点検操作などによる戻し忘れを視認し、復旧操作をすることができる。
図1は本発明による防災機器の実施形態であり、この実施形態にあっては、スプリンクラーヘッドに装着する保護キャップを蓄光材料で形成するようにしたことを特徴とする。
図1において、スプリンクラーヘッド10は、天井内から立ち下げられた給水管11の先端にねじ止め固定されており、ヘッド本体となるフレーム12の下部に感熱作動部14を配置している。フレーム12内には給水管11の流入口を閉鎖するバルブ部材が配置されており、このバルブ部材は下部の感熱作動部14による低温はんだ等を使用した組立状態で閉鎖状態に保持されている。
このようなスプリンクラーヘッド10に対しては、スプリンクラー消火設備の施工時に感熱作動部14に物が当たって破損したり、天井面の塗装の際に感熱作動部14及びフレーム12に塗装剤が噴霧されて付着することを防ぐため、保護キャップ16を装着するようにしている。
保護キャップ16は、底部を閉じ上方を開口したキャップ形状を持ち、上部開口部の内側複数箇所に嵌合爪18を突出している。一方、スプリンクラーヘッド10のフレーム12の外周には嵌合溝15が形成されている。
保護キャップ16のスプリンクラーヘッド10に対する装着は、保護キャップ16を矢印のようにスプリンクラーヘッド10の感熱作動部14に向けて下側から嵌め込み、上方に押し込むと、保護キャップ16の内側に突出している嵌合爪18がフレーム12の外周に形成している嵌合溝15に嵌合し、スプリンクラーヘッド10に保護キャップ16を固定することができる。
このようなスプリンクラーヘッド10に装着される保護キャップ16について、本発明にあっては、保護キャップ16の射出成形に使用する合成樹脂に蓄光物質を含有させている。保護キャップ16を構成する合成樹脂に含有させる蓄光材料としては、例えば化学性が安定している酸化アルミニウムを母体として炭酸ストロンチウム等の酸化物と希土類元素等が結合されたものであり、例えば粒度は20ミクロン以下であり、太陽光、照明光等による光を蓄積し、光が断たれた後も十分な時間により蓄光物質が光を発する残光現象を持っている。
このような蓄光物質を含有した保護キャップ16をスプリンクラーヘッド10に装着しておくことで、スプリンクラーヘッド10の施工工事が終了した際に、必要のなくなった保護キャップ16を全て取り外すことになるが、この場合、保護キャップ16の取り忘れがあったとしても、例えば部屋の照明を点灯していた状態で照明を消灯した場合、天井面に設置しているスプリンクラーヘッド10について、保護キャップ16が残っていた場合には、保護キャップ16に含有した蓄光部材の発光により取り外しを忘れた保護キャップ16の設置状態を明確に視認することができ、これにより保護キャップ16の外し忘れを確実に防止することができる。
図2は本発明による防災機器の他の実施形態であり、この実施形態にあっては火災感知器を天井面に取り付ける感知器ベースを蓄光材料で形成したことを特徴とする。
図2において、施工時にあっては、天井面30に形成した取付穴32に対し、天井裏面側に配置した取付金具34を使用して、煙感知器20における感知器ベース24を取り付ける。即ち、煙感知器20は感知器本体22と感知器ベース24で構成されており、感知器ベース24についてはねじ25を天井面30の裏側に配置した取付金具34のねじ穴38にねじ込むことで、取付穴32の部分に取付固定する。
一方、感知器本体22は下部先端側にカバー26を装着しており、カバー26の周囲には煙流入口28が複数開口している。カバー26の内部には発光素子と受光素子を対向しないように所定の構成角をもって配置した検煙室が設けられており、煙流入口28より検煙室に流入した煙による発光部からの光の散乱光を受光部で受光して電気信号に変換し、受光信号が所定の閾値を超えたときに火災と判断して火災発報信号を出力するようにしている。
このような煙感知器20において、本発明にあっては、天井面30に取り付ける感知器ベース24として、感知器ベース24を射出成形の合成樹脂に蓄光材料を含有させ、これによって感知器ベース24の下部を発光面40としている。
このような感知器ベース24の感知器本体22が装着される部分を発光面40とした構成により、感知器ベース24の取付工事が終了した後に、感知器本体22の上部裏面に設けている感知器ベース24と電気的且つ機械的に嵌合する嵌合金具を使用して、感知器ベース24に対し回し込みにより感知器本体22を装着する。
このように感知器ベース24に対し感知器本体22を装着した後の確認作業としては、部屋の照明を点灯した状態で感知器本体22の取付作業が終了したならば、部屋の照明を消灯し、天井面で発光している部分があるか否かをチェックする。もし感知器ベース24に感知器本体22が装着されていなかった場合には、発光面40が外部に露出しているため、照明を消灯すると発光面40が含有する蓄光部材からの光を受けて発光し、これにより感知器本体22を取り付けていない感知器ベース24を明確に視認することができる。
図3は本発明の防災機器の他の実施形態であり、この実施形態にあっては、感知器本体に装着する防塵カバーを蓄光材料で形成したことを特徴とする。
図3において、煙感知器20は感知器本体22と感知器ベース24で構成され、感知器ベース24の天井面30に対する取付けは図2の実施形態と同じである。このような煙感知器20にあっては、工場で箱詰めして出荷する際に、感知器本体22を箱詰めした際の緩衝材としての機能を持った防塵カバー42を装着するようにしている。
防塵カバー42は、火災報知設備の施工現場で天井面30に固定した感知器ベース24に感知器本体22を取り付けた際に、施工工事に伴うゴミや埃が煙流入口28から内部に入り、検煙部の周囲に形成している防虫網に目詰まりを起こしたり、防虫網の内側となる検煙空間に入り込んで散乱光式煙検出機構における検出感度を変化させるのを防ぐため、感知器本体22のカバー26の部分を覆うように装着している。
即ち防塵カバー42は、感知器本体22の下部に突出したカバー26の部分を収納する凹部44を有し、凹部44の周囲に、この実施形態にあってはリング状に緩衝材として機能する二重壁構造を持たせており、凹部44の内周の複数箇所に係合突起46を形成し、係合突起46は感知器本体22に対する組付けで、カバー26の周囲に煙流入口28に嵌合して抜け止めできるようにしている。
このような煙感知器20に使用する防塵カバー42につき、本発明にあっては、防塵カバー42を例えば合成樹脂で形成する場合、この合成樹脂に蓄光材料を含有させている。このため、施工中においては煙感知器20の下部に防塵カバー42が常時装着された状態にあり、防塵カバー42は蓄光物質を含有した合成樹脂材料で作られていることから、昼間の太陽光や照明の光が当たって蓄光材料に光エネルギが蓄積され、その後、夜間等により暗くなると蓄光材料から光エネルギが徐々に放出されて発光状態となる。
施工工事がある程度進行した段階あるいは施工工事が完了した段階になると、煙感知器20に装着している防塵カバー42を取り外して煙流入口28を開放し、煙感知器20による火災監視状態とする。
このとき天井面30側の暗い場所に煙感知器20を設置していることから、そのままでは防塵カバー42が取り外されているかどうかの確認はしにくい。しかしながら、本発明にあっては、防塵カバー42は蓄光物質を含有しているため、例えば部屋の照明を消灯すると、もし煙感知器20に防塵カバー42が装着されていれば、防塵カバー42の蓄光物質からの発光により直ちに防塵カバー42の装着状態を視認することができる。
このため、煙感知器20を監視状態とした際に防塵カバー42の取り外しを忘れていた場合には、蓄光物質による発光から防塵カバー42の存在が直ちに分かり、防塵カバー42の外し忘れなどを確実に防ぐことができる。
また施工中において、一度、煙感知器20を監視状態とした後、場所によっては煙感知器20を作動させないようにするため、防塵カバー42を改めて装着したり、取り外さずにそのまま残しておくような場合がある。このような場合にも、部屋が暗くなった場合には防塵カバー42の蓄光材料が発光して防塵カバー42が付いていることを簡単に視認することができ、防塵カバー42の装着により、ある場所が非警戒状態となっていることを簡単に確認できる。
図4は本発明の防災機器の他の実施形態であり、この実施形態にあっては消火器収納箱の扉の開放状態を蓄光材による発光で知らせるようにしたことを特徴とする。
図4(A)は通常時における消火器収納箱50であり、消火器収納箱50は例えばLPガス容器収納庫等に設けているシャッターの脇等に設置されている。即ち消火器収納箱50は、ヒンジ56により開閉自在な扉52を備えており、扉52は把手54により開くことができる。
図4(B)は消火器収納箱50の扉52を開いた状態であり、この実施形態にあっては扉52の裏側にバンド60により消火器58を装着しており、本体側に収納室62を形成している。このような消火器収納箱50につき、本発明にあっては、扉52の裏面に蓄光部材64を配置している。
この蓄光部材64は、図4(A)の通常時にあっては扉52が閉じていることから、内部に位置し、外部から蓄光部材64の発光を見ることができない。これに対し消火器収納箱50の扉52を図4(B)のように開いた状態にあっては、蓄光部材64が外部に露出し、太陽光や照明光を受けて光エネルギが蓄積される。
この状態で夜間等になると蓄光部材64の蓄光材料が光エネルギを放出し、蓄光部材64全体が発光し、この扉52の蓄光部材64の発光により、消火器収納箱50の扉52が何らかの理由により開いたままになっていることを外部から容易に視認することができ、扉56を閉じて通常の状態に戻すことができる。なお、蓄光部材64は扉裏面以外に、収納室62に設けるようにしても良い。
図5は本発明の防災機器の他の実施形態であり、この実施形態にあっては消火器を乗せる台座の面を蓄光材料で形成したことを特徴とする。図5(A)は建物内の廊下等における消火器58の設置状態であり、この例では台座66に表示板68を起立させ、台座66の上に消火器58を乗せるようにしている。
図5(B)は消火器58を持ち出した状態であり、台座66の消火器58を乗せる面には例えばリング状に形成された蓄光部材70が配置されている。この台座66の蓄光部材70は、図5(A)のように正常に消火器58が置かれている場合には視認することはできないが、何らかの原因により消火器58が正しい設置場所である台座66から取り出されたり別の場所に置かれたような場合には、図5(B)のように、台座66の上部に形成された蓄光部材70が太陽光や照明光を受けて光エネルギを蓄積し、夜間等の照明を消灯した状態において蓄光部材70の蓄光材料が光エネルギを放出して発光することとなる。
このため係員が建物内を夜間に巡回するような場合、蓄光部材70の発光により消火器が置かれていないことが直ちに視認でき、消火器58が別の場所に置いてあったような場合には正しい台座66の位置に戻したり、また消火器が使われたような場合には新たな消火器を台座66に乗せる対応を取ることができる。
図6は本発明による防災機器の他の実施形態であり、この実施形態にあってはガス系消火設備の操作箱につき通常とは異なる状態を示す蓄光部材を配置するようにしたことを特徴とする。
図6(A)は通常時の操作箱72であり、炭酸ガスもしくは窒素ガスを放出するヘッドを設置している防護区画に入る扉の外側等に設置されている。
操作箱72には開閉自在な扉74が設けられ、扉74の前面側に火災表示を示す火災灯、ガス放出動作が起動されたことを示す起動灯、操作箱の電源状態を示す電源灯、消火ガスの放出を停止するための閉止弁が閉じているときに点灯する閉止弁閉灯、手動モード運転時に点灯する手動モード灯、自動モード運転時に点灯する自動モード灯等を備えた表示灯76が設けられている。また扉74の前面には、自動モードまたは手動モードのモード選択を行うためのキースイッチ78、消火ガス放出前のカウントダウン時間を表示するカウントダウン表示器80、消火ガスの放出を非常停止するための非常停止ボタン82が設けられる。扉74は把手84を使用して開放することができる。
図6(B)は操作箱72の扉74を開いた状態である。この扉74を開いた操作箱72の内部には、消火ガスの放出を手動で指示するための起動スイッチ86と、扉74が開かれたことを検知する扉検知スイッチ88が設けられている。
このため、図6(A)のキースイッチ78により手動モードを選択していた場合には、図6(B)のように扉74を開き、内部の起動スイッチ86を押すと、所定時間のカウントダウンが開始され、カウントダウン完了でガス放出条件が確立し、火災区画の起動装置の動作により選択弁を駆動して、火災区画のヘッドから消火ガスが放出されることになる。
このようなガス消火設備の操作箱72につき、本発明にあっては、図6(B)の扉74を開いた状態で外部から視認される位置に、例えば内部背面に蓄光部材90を設けるようにしている。蓄光部材90は蓄光材料を介入した合成樹脂製のプレート部材であり、接着剤、粘着テープなどにより、操作箱72の内部の扉74を開いた状態で外部から見える位置に配置するようにしている。
このような操作箱72にあっては、扉74を開いて起動スイッチ86を操作したり、あるいは点検のために扉74を開いた後、万一、扉74を元に戻さずにそのまま放置したような場合、蓄光部材90に照明による光が当たって蓄光材料に光エネルギが蓄積され、照明が消えたり周囲が暗くなった状態で蓄光部材90の蓄光材料が光エネルギを放出して発光することとなり、後から操作箱72の設置地区を巡回点検した場合に、蓄光部材90の発光により操作箱72が通常でない使用状態にあること、即ち扉74が開いたままになっていることが直ちに認識でき、扉74を閉じて通常の状態に適切に戻すことができる。
なお本発明は上記の実施形態に限定されず、通常の機器状態では外部から視認されず、通常とは異なる機器状態例えば保守状態または施工状態で外部から視認される部位または部材につき、その通常とは異なる状態を明確に視認させるため、適宜の形状、構造を持つ蓄光物質を含有した蓄光材料を使用したり、蓄光材料で部材を形成するものであれば、全ての防災機器につきそのまま適用できる。
また上記の実施形態にあっては、スプリンクラーヘッド、火災感知器(煙感知器)、ガス消火設備の操作箱を例に取るものであったが、これ以外の防災機器に使用している各種の検知器、操作機器、設置機器、点検機器などにつき、本発明をそのまま適用することができる。例えば消火器のハンドルに設けられた安全ピンが外れているときに蓄光材料が露出するようにしても良い。
保護キャップを蓄光材料で形成したスプリンクラーへッドの説明図 感知器ベースを蓄光材料で形成した煙感知器の説明図 感知器本体に装着する防塵カバーを蓄光材料で形成した煙感知器の説明図 扉の裏面を蓄光材料で形成した消火器収納箱の説明図 消火器を載せる台座の面を蓄光材料で形成した消火器設置機器の説明図 本体内部に蓄光部材を配置したガス系消火設備の操作箱の説明図
符号の説明
10:スプリンクラーヘッド
11:給水管
12:フレーム
14:感熱作動部
15:嵌合溝
16:保護キャップ
18:嵌合爪
20:煙感知器
22:感知器本体
24:感知器ベース
25:ねじ
26:カバー
28:煙流入口
30:天井面
32:取付穴
34:取付金具
38:ねじ穴
40:発光面
42:防塵カバー
44:凹部
46:係合突起
50:消火器
52:扉
54:把手
56:ヒンジ
58:消火器
60:バンド
62:収納室
64,70,90:蓄光部材
66:台座
68:表示板
72:操作箱
74:扉
76:表示灯
78:キースイッチ
80:カウントダウン表示器
82:非常停止ボタン
84:把手
86:起動スイッチ
88:扉検知スイッチ

Claims (2)

  1. 通常の機器状態では外部から視認されず、通常とは異なる機器状態で外部から視認される部位または部材を、蓄光物質を含有した蓄光材料で形成した防災機器に於いて、
    前記防災機器は消火器を収納する消火器収納箱であり、前記消火器を収納部に開閉自在に設けた消火器扉の裏面もしくは内部の一部又は全部を前記蓄光材料で形成したことを特徴とする防災機器。
  2. 通常の機器状態では外部から視認されず、通常とは異なる機器状態で外部から視認される部位または部材を、蓄光物質を含有した蓄光材料で形成した防災機器に於いて、
    前記防災機器は防災設備の手動操作箱であり、前記手動操作箱に設けた開閉自在な蓋の裏面もしくは内部の一部又は全部を前記蓄光材料で形成したことを特徴とする防災機器。
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