JP4643433B2 - 歯科用歯測定装置用コンタクトキャップおよび歯科用歯測定装置による測定方法 - Google Patents
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Description
本発明は、例えば、歯科用歯測定装置における撮影(測定)時に適用される撮影補助具としての歯科用歯測定装置用コンタクトキャップおよび歯科用歯測定装置による測定方法に関する。
従来、歯科院において患者に義歯(差し歯)、特に門歯用義歯をいれるといった治療を行う場合、患者の該当する門歯に隣り合った生活歯(または、失活歯)の色を何らかの方法で測定、比較してそれに合った色の義歯を選択する必要がある。現状での歯のシェードの測定方法としては、シェードガイドと呼ばれる参照板を患者の歯と比較して、歯科医が目視にて最も近いシェードと判断したシェードガイドの番号を歯のシェードとする。この番号により漂白効果を確認したり、また、歯科技工所へ伝達して義歯(差し歯)の構築がなされている。
しかし、上述したシェードガイドを利用して目視により判断して義歯のシェードを決定する従来の方法では、照明の影響を受けやすく、その部屋の照明の種類や外光の影響により同じ患者の歯でも異なったシェードと判断しやすい。また、判定を行う医師(または歯科技工士)も、その時の健康状態により判定のばらつきも大きく、満足できる義歯の選択が行われることが困難であった。
そのような状況下で照明や判定者の影響を受けずに正確に歯のシェードを取得するために該当する歯を撮影し、その画像情報によってより正確な歯のシェード情報を取得することができる歯科用歯測定装置(撮影装置)が望まれており、該歯科用歯測定装置(撮影装置)に関して特許文献1の歯科用カメラや特許文献2の口腔撮影装置が開示されている。
特許文献1の歯科用カメラは、撮影開口部に装着されるフードとしてマウスピースが使用される。該マウスピースには食い込み突起部と翼部が設けられており、その食い込み突起部と翼部により被測定歯の位置決めがなされる。
特許文献2の口腔撮影装置は、該装置に装着した遮光カバーに噛み込まれたマウスピースを当て付けて口腔の撮影を行うものである。
特開2002−355263号公報
特開2004−305429号公報
前記歯測定装置により実際撮影を行う場合、歯単体(生活歯)を近接撮影する必要があるが、単に従来の近接撮影状態での撮影を行うとすると、照明の影響は避けられない。そこで、特殊光の照明下での撮影を行う必要が生じる。その場合、外光を遮蔽し、かつ、被写体となる歯をより正確に撮影位置に位置させるためのフードとなる撮影用コンタクトキャップをカメラに装着する必要が不可欠となる。また、被測定歯は、撮影時、位置決めされた状態ではその被測定部の表面が必ずしも撮影光軸に対して垂直な姿勢に保持されるとは限らず傾斜角度の微調整が必要である。
前記特許文献1に開示された歯科用カメラでは、前記食い込み突起部と翼部だけでは被測定歯の確実な位置決めが困難であり、被測定歯の歯科用カメラに対する位置や角度を調整することが困難であった。
前記特許文献2に開示された口腔撮影装置では、撮影を行う場合、遮光カバー、および、マウスピースの2つの部材を使用する必要があり、取り扱いが困難であった。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、歯科用歯測定装置に適用可能であって、被測定歯を安定した撮影位置に位置させ、より正しい測定結果が得られる歯科用歯測定用コンタクトキャップを提供し、また、歯科用歯測定装置による精度のよい測定を可能とする測定方法を提供することを目的とする。
本発明の歯科用歯測定装置用コンタクトキャップは、歯科用歯測定装置により被測定歯の撮影を行う場合、前記歯測定装置の撮影窓部周辺を覆う状態で装着可能なキャップ部と、前記キャップ部の前方に配され、装着状態で前記撮影窓部に対向する開口部と、前記開口部の一辺部に前記歯測定装置側より前方に突出し、前記被測定歯に隣接する隣接歯で噛み込み可能な噛み込み部を有する突起部とを具備しており、前記キャップ部は、柔軟性のある弾性変形可能な材料で形成されており、前記開口部の大きさは、前記被測定歯と該被測定歯に隣接する隣接歯の一部とを含む大きさの寸法を有しており、前記噛み込み部には、隣接歯の内側の位置決めをを行う位置決め凸部が設けられ、さらに、該位置決め凸部に対して前記歯測定装置側に隙間を有する状態で壁部が設けられている。
上記発明の歯科用歯測定装置用コンタクトキャップにおいては、前記壁部は、変形可能であるとしてもよい。
上記発明の歯科用歯測定装置用コンタクトキャップにおいては、前記壁部は、前記突起部の幅に対応して設定され、前記突起部の幅が12mmである場合は、前記位置決め凸部より3.4mm後方の光軸上の位置を通るの円筒面上、または、該曲面よりも後方の範囲に位置しており、前記突起部の幅が20mmである場合は、前記位置決め凸部より5.1mm後方の光軸上の位置を通る円筒面上、または、該曲面よりも後方の範囲に位置していることとしてもよい。
上記発明の歯科用歯測定装置用コンタクトキャップにおいては、前記壁部と前記位置決め凸部との所定の隙間Dmmは、H0 を前記位置決め凸部の幅とし、12mm≦H0 ≦20mmの値をとるとして、
D=2.5
+(23−2.5)×(1−cos(sin-1((H0 /2)/(23−2.5))))
−36×(1−cos(sin-1((H0 /2)/36)))
により与えられる。
D=2.5
+(23−2.5)×(1−cos(sin-1((H0 /2)/(23−2.5))))
−36×(1−cos(sin-1((H0 /2)/36)))
により与えられる。
本発明の歯科用歯測定装置による測定方法は、歯科用歯測定装置の撮影窓部周辺を覆う状態で装着可能なキャップ部と、前記キャップ部の前方に配され、装着状態で前記撮影窓部に対向する開口部と、前記開口部の一辺部に前方に突出し、被測定歯に隣接する隣接歯で噛み込み可能な噛み込み部を有する突起部とを具備するコンタクトキャップを装着した前記歯科用歯測定装置により前記被測定歯の測定を行う測定方法であって、前記歯科用歯測定装置による撮影画像に現れる前記被測定歯の正反射部分の位置を観察しながら前記歯科用歯測定装置と前記被測定歯との相対角度を調整して前記測定を行う。
本発明によれば、歯科用歯測定装置にて被写体となる被測定歯を安定した撮影位置に位置させ、より正しい測定結果が得られる歯科用歯測定用コンタクトキャップを提供することができ、また、歯科用歯測定装置による精度のよい測定が可能な測定方法を提供することができる。
以下、図を用いて本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態の歯科用歯測定用コンタクトキャップを適用可能なカメラとクレードルからなる歯科用歯測定(撮影)装置であるHMSC装置(Handy Multi-Spectral Camera)の外観を示す斜視図であり、前記カメラを前記クレードルに装着し、遮光カバーを閉じた測定時の状態を示す。図2は、前記クレードルの斜視図であって、遮光カバー開状態を示す。図3は、前記カメラの外観を示す斜視図である。図4は、前記コンタクトキャップを装着した状態の前記カメラの正面図である。図5は、前記コンタクトキャップを装着した状態の前記カメラの側面図である。
図1は、本発明の一実施形態の歯科用歯測定用コンタクトキャップを適用可能なカメラとクレードルからなる歯科用歯測定(撮影)装置であるHMSC装置(Handy Multi-Spectral Camera)の外観を示す斜視図であり、前記カメラを前記クレードルに装着し、遮光カバーを閉じた測定時の状態を示す。図2は、前記クレードルの斜視図であって、遮光カバー開状態を示す。図3は、前記カメラの外観を示す斜視図である。図4は、前記コンタクトキャップを装着した状態の前記カメラの正面図である。図5は、前記コンタクトキャップを装着した状態の前記カメラの側面図である。
図6〜9は、前記カメラの前部に組み付けられるトップカバーの外観,断面形状を示す図であり、図6は、前記トップカバーの斜視図である。図7は、前記トップカバーの正面図である。図8は、前記トップカバーの側面図である。図9は、図7のA−A断面図である。
前記HMSC装置は、図1〜3に示すようにクレードル1とクレードル1に着脱可能なカメラ2とからなる。
クレードル1は、カメラ1が装着された状態でカメラ1の内蔵電池への充電と、USBを介してカメラ1に取り込まれた撮影画像データのパーソナルコンピュータ(図示せず)への伝送とを行う。また、クレードル1には、カメラ1の撮影画像データキャリブレーション用の参照板4(図2)が組み込まれており、カメラ1の装着状態で参照板4の周囲を遮光するための回動可能な遮光カバー3が取り付けられている。
カメラ2は、カメラ本体2a内に複数のLEDからなるLED照明系17,撮影光軸O(以下、光軸Oと記載する)を有したフォーカシング可能な撮影光学系18,カラーCCDを内蔵する撮像部19(後述する図17に記載)と、LCD表示部16と、撮像処理部,画像メモリ部,通信制御部(図示せず)と、接続用コネクタ14(図3)とが内蔵されている。カメラ本体2aの前方には、トップカバー12が固着される。
なお、以下の説明において、カメラ2および後述する歯科用歯測定装置用コンタクトキャップ31の前後方向は、光軸O方向の被写体側(被測定歯側)を前方とし、撮像部のCCD側(カメラ側)を後方とする。
トップカバー12には、図6〜9に示すように前方中央に撮影窓部12aとその両側に照明光窓部12bとが配され、先端部12d,12eを有する切り欠き部12cが設けられる。後方両側端部には、歯科用歯測定装置用コンタクトキャップ(以下、コンタクトキャップと記載する)31を係止するための係止突起12fが配される。
前記LED照明系17,撮影光学系18,撮像部19は、前記トップカバー12前面の撮影窓部12a後方のカメラ本体2a内に光軸Oに沿った状態で配設される(図17)。
トップカバー12の外部には、測定撮影モード実行時に被測定歯を位置決めするためのコンタクトキャップ31(図10等により後述する)が図4,5に示すような状態で装着される。
なお、トップカバー12の前方に配される切り欠き部12cは、撮影窓部12aのよごれを清掃するの都合がよいように設けられている。
前記HMSC装置においては、カメラ2をクレードル1に装着し、充電を行った後、参照板4の画像が取り込まれ、撮影画像データのキャリブレーションが行われる。キャリブレーション後、カメラ2をクレードル1から外して後述する3つの撮影モードの撮影が行われる。その撮影時、撮影者は、カメラ2の本体を手でホールドし、LCD表示部16上の被写体像を観察しながらフォーカスリング13を回動操作してピント合わせを行い、操作スイッチ釦15を操作して被写体(患者の顔,全顎)の画像を取り込む。被測定歯の単歯を撮影する場合は、フォーカシングは、予め設定された所定の回動位置に移動した状態で撮影が行われる。
前記3つの撮影モードは、顔貌撮影モードと、全顎撮影モードと、測定撮影モードとであり、前記顔貌撮影モードでは、外光照明のもとで患者の顔全体をカラーCCDにより撮影し、参照用画像データ(RGB撮影画像データ)が取り込まれる。
前記全顎撮影モードでは、やはり外光照明のもとで患者の歯全体をカラーCCDにより撮影し、参照用画像データ(RGB撮影画像データ)が取り込まれる。
前記測定撮影モードでは、外光を遮光し、かつ、被測定歯である単歯を撮影開口に安定して位置させるために後述するコンタクトキャップ31をカメラ2の先端部のトップカバー12(図4)に装着する。そして、装着されたコンタクトキャップの開口部を通して患者の指定された被測定歯(生活歯)である単歯(2本の歯でもよい)を複数の波長を持つ複数のLEDによる光を照明光としたマルチバンド撮影が行われる。この撮影により単歯のシェードを正確に計測するためのマルチバンド撮影画像データが取り込まれる。
上述した各撮影モードでの撮影が終了すると、カメラ2は、再びクレードル1に装着され、各撮影画像データがUSBを介してパーソナルコンピュータ側に転送される。前記パーソナルコンピュータでは、RGB撮影画像データのファイリング処理と、マルチバンド撮影画像データのキャリブレーション補正処理と、マルチバンド撮影画像データの色度演算処理,シェードガイド番号判定処理とが行われ、RGB撮影画像データに対応させた状態でシェードガイド、色度データが記憶される。その記憶データは、技工所に送られ、撮影された生活歯に合った見栄えの義歯材料が選択される。
上述した測定撮影モードの撮影時にカメラ2のトップカバー12に装着されるコンタクトキャップ31の形状について説明する。
図10〜16は、前記コンタクトキャップの外観、または、断面形状を示す図であって、図10は、前記コンタクトキャップの斜視図である。図11は、前記コンタクトキャップの正面図である。図12は、前記コンタクトキャップの側面図である。図13は、前記コンタクトキャップの平面図である。図14は、前記コンタクトキャップの背面図である。図15は、図11のB−B断面図である。図16は、図11のC−C断面図である。
図10〜16は、前記コンタクトキャップの外観、または、断面形状を示す図であって、図10は、前記コンタクトキャップの斜視図である。図11は、前記コンタクトキャップの正面図である。図12は、前記コンタクトキャップの側面図である。図13は、前記コンタクトキャップの平面図である。図14は、前記コンタクトキャップの背面図である。図15は、図11のB−B断面図である。図16は、図11のC−C断面図である。
このコンタクトキャップ31は、黒色の伸縮自在な合成樹脂ゴム、例えば、スチレン系エラストマなどの素材からなる薄肉キャップ形状を有する部材であり、カメラ2のトップカバー12の外側前方に被せて使用される(図4,17)。前記素材のゴム硬度は、フィット性、装着性の点から70°程度の材料を適用する(許容範囲として50°〜80°)。なお、このコンタクトキャップ31は、衛生上、使用後は破棄される使い捨てタイプである。
コンタクトキャップ31には、前面部にトップカバー12を覆うように装着されるキャップ部31pと、該キャップ部前面側であって、装着状態で撮影光学系18前方の光軸O中心位置に配される撮影用窓部である中央開口部31aと、該開口部31aの上辺を形成する前面上辺部31kと、該開口部31aの下側部に光軸O方向前方に突出する状態で配される突起部としてのバイト部31eと、前記開口部31aの左右辺部を形成し、可撓性を有する膜状の壁部31jと、光軸O方向と平行にキャップ部31pの左右後方に延出する2つの延出部31bとが設けられる。
なお、キャップ部31pの内面は、反射防止のためにシボ面となっている。また、キャップ部31pの内面の形状は、上下、左右対称形状を有しており、トップカバー12に対して上下逆さま状でも装着可能である。
被測定歯51(例えば、門歯)の撮影状態は、詳細は後述するが、コンタクトキャップ31をカメラ2のトップカバー12に被せた状態でバイト部31eを被測定歯51に隣接する両側の歯部で軽く噛み込み、前記被測定歯を開口部31aの略中央部に外光から遮光した状態で位置決めし、カメラ2内部に配される撮像部19によって撮影が行われる。
コンタクトキャップ31の中央開口部31aの大きさは、図14に示すように左右幅寸法P1 がおよそ16mmであり、上下寸法P2 がおよそ14mm(バイト部の上辺部31fまでの寸法であり、バイト部の凹面部31iまでは16mm)とする。この大きさは、撮影対象の被測定歯51として例えば、一般の大人の門歯の大きさの上限をおよそ10mm正方として、さらに、それに隣接する歯も部分的に含む大きさである。このように開口部を被測定歯51よりも大きめに設定することによって、被写体である歯を照明するLED照明系から開口部の陰になって歯の周辺部が暗くなるのを防ぎ、さらに、侵入する外光を抑えながら、また、患者口内側からの息の流入をなるべく制限するとともに黒色であるキャップ部の開口部周囲の撮影画像に対する影響を抑えながら撮影できるように設定する。但し、前記開口部31aの大きさは、特殊ケースに対して他の寸法のものを用意することは勿論可能である。
コンタクトキャップ31のバイト部31eは、図10,11等に示すように開口部31aの下側に配され、光軸Oと平行に前方に突出するチャンネル形状(溝型状)、または、U字断面形状を有している。このバイト部31eは、凹面部31iと、左右のチャンネル上辺を形成し、凹面部31iから立ち上がった噛み込み部としての左右の上辺部31f、および、前方延長部である左右の上辺部31gとを有し、さらに、被測定歯51の光軸O方向の位置決めのために上辺部31f上に配される左右の位置決め凸部である柱状凸部31hとを有している。
このバイト部31eを歯で噛み込むことによって被測定歯51の位置決めがなされる。すなわち、撮影時に後述する図17,19に示すように被測定歯51、例えば、門歯に対して反対側の歯、例えば、下歯55をバイト部31eの下面に当て、同時に柱状凸部31hの後面側(患者側からみて前方側)に門歯の両側に隣接する隣接歯52を上方から挿入し、該隣接歯52の内面を柱状凸部31hの後面に当て付けて上辺部31fを軽く噛み込む。この噛み込み状態で開口部31aの中央部にて被測定歯51である門歯は、光軸O方向の位置決めがなされ、カメラ2の撮影光学系18のベストピント位置(歯の形状差により多少ずれる)に位置する。
バイト部31eの幅寸法H0 (外幅寸法、図13)は、前記隣接する隣接歯52で噛み込み可能な寸法であり、前記開口部幅寸法P1 に近い寸法が好ましいがおよそ12mmから20mmの範囲で適用可能である。
バイト部31eの長さL1 (図12)は、およそ14mmに設定され、口腔内に挿入し易く、かつ、挿入状態で舌部が撮影画面に影響を与えないようにしている。
上辺部31fと凹面部31iとの段差(凹み量)は、2mm程度が採用され、上述した噛み込み状態で被測定歯51、例えば、門歯の切縁部(先端部)51bは、凹面部31iに対して噛み込み状態での隙間、例えば、1.5mm以上が保たれる(図17,18)。この隙間が設けられることによって後述するように切縁部51bまわりの像の蹴られ等が防止される。
柱状凸部31hは、容易に弾性変形が可能であり、カメラ2の撮影方向変更時の自由度を妨げず、また、前記隣接する歯の厚みの変化や捻転歯,小臼歯にも対応可能としている。
コンタクトキャップ31の壁部31jは、前面上辺部31kの位置から前方に突出した膜状の変形可能な左右2つの円筒面の一部で形成され、両隣接歯52に略対向した位置に配される壁部である。この壁部31jは、撮影時に隣接歯52がある自由度をもって挿入可能なように柱状凸部31hの後面位置から噛み込み部である上辺部31f上の空間部を隙間として所定の距離離間させて配される。その配設位置は、次に説明するようにバイト部31eの幅寸法(外幅)と、被測定歯を含む歯並びの曲率半径と、歯の先端部の厚みとに関連して設定される。
該壁部31jの適切な配設位置について、図21のコンタクトキャップ31における歯列の曲率半径,バイト幅に対する壁部配設位置範囲を示す平面配置図を用いて説明する。
壁部31jは、上述したように可撓性があり、被測定歯の測定時、被測定歯の傾き,位置を調整した場合、隣接歯52が当接して凹むことによって前記傾き等の調整が可能であるが、その可動量には限度がある。そこで、柱状凸部31hと壁部31jの間に所定の隙間(上辺部31fで与えられる空間領域)を設けることにより、通常の測定状態(通常の大きさの被測定歯の撮影)では、壁部31jを変形させることなく、わずかな隙間のある状態で隣接歯52を挿入することができることが好ましい。ただし、その隙間が大きすぎると外光が撮影光学系18に入り、撮影データに悪影響を与えるので適切な位置に配する必要がある。なお、上述した撮影時の被測定歯の傾き調整は、被測定歯が顎部に対して傾いている場合、後述するように精度のよい撮影データを得るために必要な被測定歯の光軸Oに対して傾斜させる調整である。
被測定歯51として上述のように門歯を選択するものとして、該被測定歯51および隣接歯52を含む歯並びの曲率半径の個人差について調査したところ、126人の歯列に関しては、最小曲率半径Ra(外側)Raが23mmであり、最大曲率半径(外側)Rbが36mmであった。したがって、一般的に測定に供される被測定歯の歯並びは、前記最小曲率半径Ra=23mmから最大曲率半径Rb=36mmの範囲にあると判断できる。
さらに、隣接歯52の先端部の厚みについて調査したところ、柱状凸部31hの高さに対応する部分の歯先端の平均的厚みは、およそ1.5mmであったが、上限の厚みb0 は、2.5mmであった。
なお、バイト部31eの幅寸法H0 (外幅寸法)は、前述したように12mmから20mmの範囲を採用可能とする。
いま、バイト部31eの幅寸法H0 のバイト部31eを歯先端部厚みb0 を有する最小曲率半径Ra、または、最大曲率半径Rbの歯列で噛み込み、隣接歯52の内面側を柱状凸部31hに当て付けた状態を想定すると、図21に示す状態となる。ここで、図中paは、最小曲率半径Raをもつ被測定歯51の前端面(患者側からみて)と光軸Oとの交点を通り、光軸Oと垂直なLaライン上の点を表し、点pbは、最大曲率半径Rbをもつ被測定歯51の前端面と光軸Oとの交点を通り、光軸Oに垂直なLbライン上の点を表すものとする。また、最小曲率半径Raをもつ被測定歯51の前端面位置を与える点pa (Laライン上)と柱状凸部31hとの離間距離は、図中、距離Kaで示される。一方、最大曲率半径Rbをもつ被測定歯51の前端面位置を与える点pb (Lbライン上)と柱状凸部31hとの離間距離は、図中、距離Kbで示される。当然ながらKa>Kbであり、最小曲率半径Raをもつ被測定歯51の歯並びの方が最大曲率半径Rbの場合よりもカメラ側後方(患者側からみて前方)に位置する。したがって、壁部31jが配されるべき領域としては、柱状凸部31hからカメラ側後方(患者側からみて前方)へ距離Kaだけ離間した点paを通る曲率半径Raよりも大きい曲率半径R0 の円筒面領域S0 に配することが好ましいことになる。なお、曲率半径R0 として、最大曲率半径Rbを採用することが好ましい。
なお、曲率半径R0 として、最大曲率Rbを採用することが好ましい。すなわち、位置決め凸部と壁部31jとの「所定の隙間」は、Laライン上の点paと柱状凸部31hとの距離Kaと、光軸O上に中心を有し、かつ、点paを通り、最大曲率半径Rbを有する円筒面とに基づいて設定することができる。
具体的な壁部31jの位置を求めると、上述したバイト部31eがバイト幅H0 =12mmである場合、柱状凸部31hから距離Ka=3.4mmだけ隔たった点paを通る曲率半径Rb=36mm(中心は光軸O上とする)により形成される円筒面に沿って配される。
一方、バイト部31eがバイト幅H0 =20mmである場合、壁部31jは、柱状凸部31hから距離Ka=5.1mmだけ隔たった点paを通る曲率半径Rb=36mmにより形成される円筒面に沿って配される。
なお、バイト部31eのバイト幅H0 として12〜20mmの間の寸法を採用するときは、柱状凸部31hの距離Kaは、
Ka=b0+(Ra−b0)×(1−cos(sin-1((H0/2)/(Ra−b0))))
…(1)
により求められる。また、点paを通る壁部31jの曲率半径R0 は同様に前記Rbの値を採用することが好ましい。
Ka=b0+(Ra−b0)×(1−cos(sin-1((H0/2)/(Ra−b0))))
…(1)
により求められる。また、点paを通る壁部31jの曲率半径R0 は同様に前記Rbの値を採用することが好ましい。
また、位置決め凸部と壁部31jとの「所定の隙間」とは、壁部31jと柱状凸部31hとの隙間(離間距離)D(図22)のことであり、下記の式で表すことができる。
D=b0 +(Ra−b0)×(1−cos(sin-1((H0/2)/(Ra−b0))))
−Rb×(1−cos(sin-1((H0/2)/Rb))) …(2)
これを、歯先端部厚みb0 が2.5mm、最小曲率半径Raが23mm、最大曲率半径Rbが36mmであるとき、バイト幅H0 を12mmとした場合には、隙間Dが2.9mmとなる。また、バイト幅H0 を20mmとした場合は、隙間Dが3.7mmとなる。
−Rb×(1−cos(sin-1((H0/2)/Rb))) …(2)
これを、歯先端部厚みb0 が2.5mm、最小曲率半径Raが23mm、最大曲率半径Rbが36mmであるとき、バイト幅H0 を12mmとした場合には、隙間Dが2.9mmとなる。また、バイト幅H0 を20mmとした場合は、隙間Dが3.7mmとなる。
最小曲率半径Raと最大曲率半径Rbを上述のように設定することにより、柱状凸部31hと壁部31jとの所定の隙間は、一般的に測定に供される被測定歯を無理なく、かつ、位置決め可能に挿入できる間隔になっている。
前記の条件を適用した実施例のコンタクトキャップにおける壁部の各種の形状として図22〜図25の前記柱状凸部に対する前記壁部の平面図に示すものを提案することができる。
まず、一般的な例として図22に示すものは、バイト幅H0 を16mmとした場合であって、壁部31jaを光軸Oと直交する平面とし、柱状凸部31hとの隙間Dは3.2mmとなっている。但し、前記壁31jaのこの例の平面形状に限定されることなく、上述した条件を満たす部分を有した上で、前述した図21で示した円筒面領域S0 内で変形可能である。
例えば、図23に示すように壁部31jが前記条件を充たしつつ歯列に沿って湾曲した形状で形成されるようにしても良い。このことにより壁部31jが歯に面的に接するため、術者による患者へのキャップ31pへの当て付けが、よりスムーズに行える。また、患者に対してキャップ部31pをよりソフトに当てることができる。この場合、開口部(開口窓)31aを形成する壁部31jの内面31mは、バイト幅と一致している。
また、図24に示すように、壁部31jが湾曲面で形成され、前記条件を充たしつつ、開口部(開口窓)31aをやや内側に狭める壁部内面31maを有する形状としてもよい。このことにより外光がより入り難くなり、測定をより安定させることができる。
さらに、図25に示すように、壁部31jが前記条件を充たしつつ、開口部(開口窓)31aをバイト幅より広くした壁部内面31mbを有する形状としてもよい。このことにより歯の幅が通常よりかなり大きな患者の歯も測定可能となる。
なお、コンタクトキャップ31の装着でカメラ2の撮影光学系18のベストピント位置P0 は、図21にて点paの位置より前方(被測定歯側)の位置とし、平均的な歯厚を考慮して設定される。
コンタクトキャップ31の前面上辺部31kは、その内面部に装着状態のトップカバー12の先端部12dに当接する。その前面上辺部31kは、柱状凸部31hの後面からδ0 (図15)の距離にあり、撮影時、バイト部31eを噛み込んだ状態では、被測定歯51の上方の歯茎部53から逃げた位置にある。したがって、撮影時に被測定歯51を傾斜させたとしても前面上辺部31kが歯茎部53と当接することがない(図17)。
コンタクトキャップ31の2つの延出部31bは、伸縮可能な薄さで形成されており、それぞれトップカバー12の係止突起12f(図6)に係止可能な係止穴31dと、先端部につまみ部31cが設けられている(図10)。コンタクトキャップ31をトップカバー12に被せた状態でつまみ部31cを引っ張って伸ばしながらトップカバー12の係止突起12fに係止穴31dを係止させるとコンタクトキャップ31がトップカバー12に装着され、撮影可能な状態になる。なお、コンタクトキャップ31は、衛生上、一回の使用で廃棄されるものとし、使用済みのものは、延出部が31bが伸びきり状態になるか、あるいは、係止を外したときに切れてしまうなどにより再使用ができない状態とする。
次に、上述した構成を有するカメラ2にコンタクトキャップ31を装着して被測定歯51の撮影(測定)を行う動作について、図17〜20、および、図26を用いて説明する。
図17は、前記測定撮影モードでの単歯(被測定歯)撮影状態を図11のB−B断面上で示した図であって、前記コンタクトキャップの開口部に上側門歯(被測定歯)を位置させて撮影している正常な撮影状態を示している。図18は、図17のE矢視図である。図19は、前記図17のF−F断面図である。図20は、図17のE矢視図であるが前記被測定歯が光軸Oに対して著しく傾斜しているときの状態を示す。
図17は、前記測定撮影モードでの単歯(被測定歯)撮影状態を図11のB−B断面上で示した図であって、前記コンタクトキャップの開口部に上側門歯(被測定歯)を位置させて撮影している正常な撮影状態を示している。図18は、図17のE矢視図である。図19は、前記図17のF−F断面図である。図20は、図17のE矢視図であるが前記被測定歯が光軸Oに対して著しく傾斜しているときの状態を示す。
コンタクトキャップ31をカメラ2に装着して上側門歯(生活歯)の被測定歯51を単歯として撮影を行う場合、まず、図4に示すようにトップカバー12にコンタクトキャップ31のキャップ部31pを被せて係止し、カメラ2にコンタクトキャップ31を装着する。
前記装着状態のコンタクトキャップ31のバイト部31eを患者の口腔に挿入して下歯55をバイト部31eの下面に当て付け、門歯51に隣接する隣接歯52の内面をバイト部31eの柱状凸部31hの後面側(患者側から前面側)に当て付け、その先端切縁部で上辺部31fを大きく変形しないように軽く噛み込む(図19)。この状態で被測定歯51は、カメラ2の撮影光学系18のベストピント位置に位置し、カメラ2による門歯51の撮影、すなわち、マルチバンド撮影画像データ測定が行われる。
前述したように被測定歯(門歯)51と隣接歯52を含む歯並びの曲率半径および歯先端の厚みには個人差があり、バイト部31eの柱状凸部31hの隣接歯52を当接させたとしても被測定歯51の前面(患者側からみて)の撮影光学系18に対する光軸O方向の位置は、前記個人差の分だけ変化する。具体的には歯並びの曲率半径Ra,Rbの変化により被測定歯51の位置に1.1mmのずれが生じ、さらに、歯の先端部厚みb0 によっても1mmのずれが生じるとすれば、トータルで2.1mmのずれが生じる可能性がある。
図26は、カメラ2における被測定歯51の光軸O方向の距離の変化に対する撮影画像のRGB信号値の変化を示す図である。本図にて距離1mmの位置が撮影光学系18のベストピント位置であるとすると、その位置から±1mm程度の位置ずれがあったとしても図26に示す撮影画像のRGB信号値の変化から判断して許容できる範囲である。したがって、上述したように被測定歯51の2.1mmのずれが生じたとしても撮影時にピント調整をすることなく許容範囲の精度の撮影データを取り込むことができる。
一方、上述したバイト部31eを噛み込んだ状態では、被測定歯51である門歯の周囲は壁部31j等により外光から確実に遮光された状態となり、前記門歯51は、開口部31aの中央の略光軸O上の、開口部31aの前面部に固定され(図18,19)、カメラ2の撮影光学系18,撮像部19に対する光軸O方向および光軸O直交方向の正確な位置決めがなされる。また、門歯51の先端の透明な切縁部51aがバイト部31eの凹面部31iに対して所定の隙間のある状態で保持されることから切縁部の像が暗くなることが防止される(図18)。もし、前記切縁部51bが凹面部に極めて接近したり、接触したりすると、光線が蹴られ、あるいは、その隙間に唾液が侵入して切縁部51bに陰が生じ、正しい撮影ができくなる可能性があるが、それらが防止できる。
さらに、門歯51の上方の歯茎部53は、前面上辺部31kと当接しないことから該歯茎部53が血流不足で白く変色することが無く、門歯51の撮影像に悪影響を与えることがない。さらに、患者に対してキャップ部31pをよりソフトに当てることが可能となる。
また、図18に示される被測定歯51の撮影状態は、被測定歯51の中央表面が光軸Oに対して略垂直な状態にあり、被測定歯51の中央の測定部分51aに対して両サイドに正反射する部分である正反射領域51c,51dは略均等に離れているので精度のよい撮影画像データを取り込むことができる。
ところが、被測定歯51が光軸Oに対して極端に傾斜した状態である場合、例えば、図20に示すように被測定歯51の中央の測定部分51aに正反射領域51c′が侵入した状態となり、精度のよい撮影データが得られない。このよう状態では、本実施形態の場合、撮影者(測定者)は、前記正反射領域51c′が写っている被測定歯51の撮影画像を観察しながらカメラ2の向きを変化させて、図18に示すように正反射領域51cが中央の測定部分51aの両側に離間して位置するように調整する。この調整を行った後、撮影を実行し、精度のよい撮影画像データを得ることができる。
上述のようにカメラ2の向きを変化させる場合、コンタクトキャップ31では、隣接歯52と壁部31jとの間に隙間があるので前記カメラ2の向き調整を容易に行える。また、隣接歯52の厚みが非常に厚い場合、あるいは、カメラ2の傾斜を極めて大きく変化させる必要がある場合には、コンタクトキャップ31の壁部31jが可撓性を有しているので、壁部31jを変形させることによりより広い範囲の傾斜調整を行うことができる。
また、撮影中、患者の頭部は、移動しないように何らかの保持を行う必要があるが、バイト部31eを上下歯で噛み込むので被測定歯である門歯51が開口部31aに対して光軸O方向および上下左右に相対的に移動しにくい状態(ずれにくい状態)に保持される。従って、上述の撮影中に患者の頭部を固定する力は、それ程、強い力を必要としない。
なお、コンタクトキャップ31を利用して下歯55(例えば、下側門歯)を撮影する場合は、コンタクトキャップ31を上下逆方向にしてトップカバー12に装着した状態で撮影を行う。この場合、上歯でバイト部31e底面側を噛み込み、被測定歯となる特定の下歯55の両側に隣接する下歯55で上辺部31fを軽く噛み込み、前記被測定歯となる特定の下歯55を中央開口部31a中央位置に、かつ、光軸O方向に開口部前面に位置させて、上述と同様に外光から確実に遮光された状態として前記特定の下歯55の撮影を行うことができる。この場合も前記特定の下歯55の切縁部は、凹面部31iに対して所定に隙間をもって位置し、精度のよい撮影画像データの取り込みが可能である。
コンタクトキャップ31は、該キャップが黒色の材料で形成され、さらに、内面全体をシボ面としていることから外乱光を効率よく吸収し、迷光の吸収にも効果があり、撮影画像に違和感が生じず、精度のよい測色結果(撮影画像データ)が得られる。特に中央開口部31aの周囲のキャップ内面や前述したトップカバー12の前方の切り欠き部12c(図3)に対応するキャップ内面には、LED照明光が当たることになるがそれらの面が上述のように黒色でシボ面となっていることから正反射が回避され、また、内部散乱光が軽減される。
また、コンタクトキャップ31は、伸縮可能な薄さのキャップ部材で形成されていることからカメラ側のトップカバー12への着脱が容易である。すなわち、該キャップ31をトップカバー12に被せた後、両側の延出部31bを伸ばして係止突起12fに容易に係止して、装着状態とすることができる。
また、被測定歯51に対して隣接する両側の隣接歯52の先端部をコンタクトキャツプ31の位置決め用柱状凸部31hに当接させて位置を決めるので撮影位置決めが容易になり、測色の精度や再現性,撮影作業のスピードも向上する。また、前記被測定歯51に隣接する隣接歯52で位置決めするため、位置決めの構成要素が被測定歯の測色精度に与える影響か少ない。位置決め用の柱状凸部31hは噛むことで容易に曲げ変形され、捻転歯や小臼歯での位置決めも可能である。
また、バイト部31eの噛み込み部分はチャンネル状、または、U字型になっていることから、例えば、上歯を測定する場合、上歯の隣接歯と下歯と前記バイト部を噛み込むことで手ぶれのない状態で撮影を安定して行うことが可能になる。同時に被測定歯の切縁先端がバイト部の凹面部31iに対してギャップのある状態で保持されるので該切縁先端まわりで光線が蹴られることがなく、また、該切縁先端に唾液が侵入することもないので、切縁先端部が暗くなる現象を改善できる。
さらに、コンタクトキヤップ31の開ロ部31aの上方の前面上辺部31kに被測定歯51の上方の歯茎部53が接触しない。従って、前記上方の歯茎部53の血流が阻止されて白色になることが防止でき、被測定歯の撮影画像データ(側色データ)に悪影響を与えることがない。
コンタクトキャップ31を装着した状態のカメラ2は、該キャップ31のバイト部31e等が外方に突出しているので図1に示すようにはクレードル1に取り付けることができず、該キャップをカメラ2に装着したままの誤った操作が未然に防止される。
また、コンタクトキャップ31をカメラ2のトップカバー12に装着した状態では、少なくとも該キャップ31で覆われた範囲は、カメラ2は、よごれや外力等から保護される。
この発明は、前記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、前記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
本発明による歯科用歯測定用コンタクトキャップは、歯科用歯測定装置にて被写体となる被測定歯を安定した撮影位置に位置させ、より正しい測定結果が得られる歯科用歯測定用コンタクトキャップとして利用することができる。また、本発明の歯科用歯測定装置による測定方法は、精度のよい測定が可能な測定方法として利用できる。
31 …コンタクトキャップ
31a…中央開口部(開口部)
31e…バイト部(突起部)
31f…上辺部(噛み込み部)
31h…柱状凸部(位置決め凸部)
31j…壁部
31p…キャップ部
51 …門歯(被測定歯)
52 …隣接歯
31a…中央開口部(開口部)
31e…バイト部(突起部)
31f…上辺部(噛み込み部)
31h…柱状凸部(位置決め凸部)
31j…壁部
31p…キャップ部
51 …門歯(被測定歯)
52 …隣接歯
Claims (5)
- 歯科用歯測定装置用コンタクトキャップにおいて、
前記歯測定装置の撮影窓部周辺を覆う状態で装着可能なキャップ部と、
前記キャップ部の前方に配され、前記キャップ部を前記歯測定装置に装着した状態で前記撮影窓部に対向する開口部と、
前記開口部の一辺部に前記歯測定装置側より前方に突出し、被測定歯に隣接する隣接歯で噛み込み可能な噛み込み部を有する突起部と、
を具備しており、前記開口部の大きさは、前記被測定歯と隣接歯の一部とを含む大きさの寸法を有しており、前記噛み込み部には、前記隣接歯の内側の位置決めを行う位置決め凸部が設けられ、前記キャップ部は、該位置決め凸部に対して前記歯測定装置側に所定の隙間を有して配置される壁部を備えていることを特徴とする歯科用歯測定装置用コンタクトキャップ。 - 前記壁部は、弾性材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の歯科用歯測定装置用コンタクトキャップ。
- 前記壁部は、前記突起部の幅に対応した位置に配され、前記突起部の幅が12mmである場合は、前記位置決め凸部より3.4mm後方の光軸上の位置を通る円筒面上に、または、該円筒面よりも前記歯測定装置側に位置しており、前記突起部の幅が20mmである場合は、前記位置決め凸部より5.1mm後方の光軸上の位置を通る円筒面上、または、該円筒面よりも前記歯測定装置側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の歯科用歯測定装置用コンタクトキャップ。
- 前記壁部と前記位置決め凸部との所定の隙間Dmmは、H0 を前記位置決め凸部の幅とし、12mm≦H0 ≦20mmの値をとるとして、
D=2.5
+(23−2.5)×(1−cos(sin-1((H0 /2)/(23−2.5))))
−36×(1−cos(sin-1((H0 /2)/36)))
により与えられることを特徴とする請求項1に記載の歯科用歯測定装置用コンタクトキャップ。 - 歯科用歯測定装置の撮影窓部周辺を覆う状態で装着可能なキャップ部と、前記キャップ部の前方に配され、装着状態で前記撮影窓部に対向する開口部と、前記開口部の一辺部に前方に突出し、被測定歯に隣接する隣接歯で噛み込み可能な噛み込み部を有する突起部とを具備するコンタクトキャップを装着した前記歯測定装置により前記被測定歯の測定を行う測定方法において、前記歯測定装置による撮影画像に現れる前記被測定歯の正反射領域の位置を観察しながら前記歯測定装置と前記被測定歯との相対角度を調整して前記測定を行うことを特徴とする歯科用歯測定装置による測定方法。
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