JP4645489B2 - 測位装置 - Google Patents
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Description
図1はこの発明の実施の形態1による測位装置の機能構成を示すブロック図である。図において、複数のセンサ11 〜1Nは、目標から放射された、もしくは目標で反射した電波をそれぞれ複数回受信する手段である。ここでNは、センサの総数とする。
τn =hn ・Δt (2)
Δτn,m (k)=τn (k) −τm (k) (3)
Δτn,m =h・Δt
(N−1)×K=(N−1)+3K (6)
x(k) =x(1) +vx ・Δtk (7)
y(k) =y(1) +vy ・Δtk (8)
z(k) =z(1) +vz ・Δtk (9)
Δtk =t1 −tk (10)
ここで[x(1) y(1) z(1)]は、観測時刻t1における目標の座標(未知)とし、vxは目標のx軸方向の速度(未知)、vyは目標のy軸方向の速度(未知)、vzは目標のz軸方向の速度とする。これを(5)式に代入したものが運動モデル測位部33で作成する方程式で、(11)式のようになる。
(N−1)×K≧(N−1)+6 (12)
図3はこの発明の実施の形態2による測位装置の機能構成を示すブロック図である。図において、図1に相当する部分には同一符号を付し、その説明は原則として省略する。この実施の形態2の測位部3は、暫定測位部34、ミスマッチ時間算出部35、暫定時計誤差算出部36および測位処理制御部37を備えている。
W(k) =(A(k)H・A(k))-1 (19)
ここで、A(k)Hは、行列A(k)の複素共役転置を表し、(A(k)H・A(k))-1は行列(A(k)H・A(k))の逆行列を表す。
重み付け係数φ(k)は、(20)式のようにして、行列W(k)の対角成分を基に算出する。
Δτ’n,m (k)=Δτn,m (k)−ε''n,m (1≦k≦K) (22)
実施の形態1および実施の形態2では、位置を知りたい1つの目標が時間の経過と共に移動し、それを複数回観測することで目標の位置を算出する方法について説明した。しか本発明の特徴は、異なる位置に存在する目標からの電波を観測し、それから得られる到来時間差を基に目標位置とセンサ間の時計誤差を算出するものである。そのため、異なる位置に複数の目標が存在する場合には、各目標からの電波を各センサで一回受信し、それから得られる各目標の到来時間差を基に、各目標の位置とセンサ間の時計誤差を算出することも可能である。
Δτn,m (j)=τn (j) −τm (j) (23)
(N−1)×J=(N−1)+3J (25)
例えばセンサ数Nが5の場合、目標の総数Jは4で未知数の決定が可能となる。未知数よりも方程式の数が多い場合には、最小二乗解を求めるようにして、未知数を算出する。
図9はこの発明の実施の形態4による測位装置の機能構成を示すブロック図である。図において、図8に相当する部分には同一符号を付し、その説明は原則として省略する。この実施の形態4の複数測位部6は、複数暫定測位部64、複数ミスマッチ時間算出部65、複数暫定時計誤差算出部66および複数測位処理制御部67を備えている。
まず、(16)式で定義した関数gn,m を用いて、(29)式に示す行列B(j)を求める。
Δτ’n,m (j)=Δτn,m (j)−ε''n,m (1≦j≦J) (34)
実施の形態1〜4では、目標から反射もしくは目標から放射された電波を複数のセンサで受信し、受信した電波の到来時間の差を利用して目標位置を計算する方法を説明した。しかし電波の送受信方向を逆にし、目標において電波を観測させておき、目標における電波観測結果を利用して目標位置を算出することも可能である。そこで、実施の形態5では、目標における電波の受信時間を利用して目標位置を算出する場合に、この発明を適用する例を示す。
Tn (j)=t+εn+τ'n (j)+ξ(j) (35)
τn (j)=Tn (j)−t (1≦n≦N、1≦j≦J) (36)
Δτn,m (j)=τn (j)−τm (j) (37)
Δτn,m (j)=τn (j)−τm (j)
=Tn (j)−t−(Tm (j)−t)
=t+εn+τ'n (j)+ξ(j)−t−(t+εm+τ'm (j)+ξ(j)−t)
=τ'n (j)−τ'm (j)+εn−εm (38)
(N−1)×J≧(N−1)+3×J (40)
実施の形態5による測位装置は、N個の送信局の位置及び電波放射時間、さらにはJ個の移動端末における電波到来時間と送信局情報とを組み合わせて(N−1)×J個の方程式を構成し、これらの方程式を連立方程式として扱うことにより、(N−1)+3×J個の未知数を一括して定めるものであった。しかし、それよりも少ない数の方程式を複数回解くことで、伝搬時間差を補正していくことも可能である。この発明の実施の形態6による測位装置はかかる特徴を有するものである。
この方法は、(43)式に示すように、送信局8nと送信局8mのミスマッチ時間ε’n,m (j)(1≦j≦J)について平均値を求め、これを送信局8nと送信局8mについての暫定時計誤差ε''n,m として推定する方法である。
この方法は、ミスマッチ時間ε’n,m (j)に、移動端末ごとの重み付け係数φ(j)を乗算することで重み付けを行い、送信局間の暫定時計誤差ε''n,mとして算出する方法である。
U(j) =(B(j)H・B(j))-1 (47)
なおBHは、行列Bの複素共役転置を表し、B−1は、行列Bの逆行列を表すものとする。重み付け係数φ(j)は、(48)式のようにして、行列U(j)の対角成分を基に算出する。
Δτ’n,m (j)=Δτn,m (j)−ε''n,m (1≦j≦J) (50)
判定基準の最も簡単な構成例は、補正伝搬時間差を計算した回数に基づいて終了(判定基準を満たす)/継続(判定基準を満たさない)を判断するものである。すなわちそれまでの計算回数が所定の回数に達したら、測定を一旦終了して外部機器に測定結果を出力すると共に、計算回数を0に戻す。またそれまでの計算回数が所定の回数に達していない場合は補正伝搬時間差を計算するたびに1ずつ回数を増加させ、電波の補正伝搬時間差として暫定測位部114に出力する。
また、現在の処理で求めた移動端末の暫定位置と一つ前の処理で求めた移動端末の暫定位置の差(残差)を計算して、この残差が所定の値域に含まれるか否かに基づいて判定基準の該非を判断してもよい。すなわち、例えば残差が予め設定した値(判定基準)よりも小さい場合、一連の測位処理を完了し、そうでない場合に電波の補正伝搬時間差として暫定測位部114に出力して測位処理を繰り返させるのである。
実施の形態5および実施の形態6では、複数の送信局が重畳的にカバーするエリアに複数の移動端末が存在することを前提とし、送信局の位置と各移動端末における電波到来時間を用いて各移動端末の位置推定を行うことを特徴としていた。
Tn (k)=tk+εn+τ'n (k)+ξ (51)
τn (k)=Tn (k)−tk (52)
Δτn,m (k)=τn (k)−τm (k) (53)
なお、実施の形態7の測位装置の測位部11において、測位処理の対象となっている移動端末の移動の仕方に合わせて予め想定した運動モデルを備え、この運動モデルに基づいて測位処理を行うようにしてもよい。運動モデルとは、移動端末の位置と時間との関係を予め規定したものであって、例えば移動端末の移動が等速直線運動であるか、等加速度直線運動であるかといった情報を用いて、異なる時刻間の位置関係を予測するのに用いる。
x(k) =x(1) +vx ・Δtk (55)
y(k) =y(1) +vy ・Δtk (56)
z(k) =z(1) +vz ・Δtk (57)
Δtk =tk −t1 (58)
(N−1)×K≧(N−1)+6 (60)
また、実施の形態7及び8の構成による測位装置の測位部11に替えて、実施の形態6の測位部11を採り入れるようにしてもよい。このようにすれば、送信局の時計誤差と移動端末の位置を未知数とする方程式の数が十分に整わないような環境下であっても、移動端末の位置を推定することが可能となる。
Claims (16)
- 目標から放射もしくは反射された電波を複数のセンサで受信し、受信した電波の到来時間差に基づいて目標の位置を算出する測位装置において、
各センサで複数回受信された電波の到来時間差を算出する到来時間差算出部と、
算出された各センサ間の電波の到来時間差に基づいて、センサ間の時計誤差と電波を受信した各時刻における目標位置を算出する測位部と、を備え、
前記測位部は、
入力されるセンサ間の電波の補正到来時間差に電波の速度を乗算して得た距離が、電波の伝搬距離の差に等しいとする等式を、電波の受信時刻毎に作成し、これらの式を受信時刻毎に解くことで各時刻の目標の暫定位置を算出する暫定測位部と、
この目標の暫定位置と各センサの距離の差を電波の速度で除算して得た時間を、各センサ間の電波の到来時間差から減算して、各時刻におけるミスマッチ時間として算出するミスマッチ時間算出部と、
算出されたミスマッチ時間に基づいて各センサ間の暫定時計誤差を算出する暫定時計誤差算出部と、
電波の到来時間差から前記暫定時計誤差算出部で算出された暫定時計誤差を減算して前記センサ間の電波の補正到来時間差を求めて前記暫定測位部に出力すると共に、判定基準に従って、前記暫定測位部、前記ミスマッチ時間算出部および前記暫定時計誤差算出部による一連の測位処理を完了させて、この各処理で得られた目標の暫定位置と暫定時計誤差を最終的な目標の位置と時計誤差として出力するか、または前記一連の測位処理を再度継続して実施させるよう制御する測位処理制御部と、を有することを特徴とする測位装置。 - 前記暫定測位部は、入力されるセンサ間の電波の補正到来時間差がない場合には、センサ間の電波の到来時間差を用いて等式を作成することを特徴とする請求項1記載の測位装置。
- 前記暫定時計誤差算出部は、前記ミスマッチ時間算出部で算出されたミスマッチ時間の平均値を、センサ間の暫定時計誤差として算出する平均処理部を備えたことを特徴とする請求項1記載の測位装置。
- 前記暫定時計誤差算出部は、所定の方法で算出した重み付け係数を用いて前記ミスマッチ時間算出部で算出されたミスマッチ時間を重み付けしてセンサ間の暫定時計誤差を算出する重み付け処理部を備えたことを特徴とする請求項1記載の測位装置。
- 前記測位処理制御部は、前記一連の測位処理の実施回数をカウントし、そのカウント数が所定のカウント値に達した場合には前記一連の測位処理を完了させると判定し、一方、カウント数が所定のカウント値に達しない場合には前記一連の測位処理を再度継続して実施させると判定する処理回数カウント部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の測位装置。
- 前記測位処理制御部は、一つ前の処理で前記暫定測位部で求めた目標の暫定位置と現在の処理で求めた目標の暫定位置の残差および/もしくは一つ前の処理で求めた暫定時計誤差と現在の処理で求めた暫定時計誤差の残差が所定の値よりも小さい場合には前記一連の測位処理を完了させると判定し、一方、残差が所定の値よりも大きい場合には前記一連の測位処理を再度継続して実施させると判定する残差処理部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の測位装置。
- 目標から放射もしくは反射された電波を複数のセンサで受信し、受信した電波の到来時間差に基づいて目標の位置を算出する測位装置において、
各センサで受信された複数の目標からの電波の到来時間差を算出する複数到来時間差算出部と、
算出された各センサ間の電波の到来時間差に基づいて、センサ間の時計誤差と各目標位置を算出する複数測位部と、を備え、
前記複数測位部は、
入力されるセンサ間の電波の補正到来時間差に電波の速度を乗算して得た距離が、電波の伝搬距離の差に等しいとする等式を目標毎に作成し、これらの式を目標毎に解くことで各目標の暫定位置を算出する複数暫定測位部と、
この各目標の暫定位置と各センサの距離の差を電波の速度で除算して得た時間を、各センサ間の電波の到来時間差から減算して、各目標におけるミスマッチ時間として算出する複数ミスマッチ時間算出部と、
算出されたミスマッチ時間に基づいて各センサ間の暫定時計誤差を算出する複数暫定時計誤差算出部と、
電波の到来時間差から前記複数暫定時計誤差算出部で算出された暫定時計誤差を減算して前記センサ間の電波の補正到来時間差を求めて前記複数暫定測位部に出力すると共に、判定基準に従って、前記複数暫定測位部、前記複数ミスマッチ時間算出部および前記複数暫定時計誤差算出部による一連の測位処理を完了させて、この各処理で得られた各目標の暫定位置と暫定時計誤差を最終的な各目標の位置と時計誤差として出力するか、または前記一連の測位処理を再度継続して実施させるよう制御する複数測位処理制御部と、を有することを特徴とする測位装置。 - 前記複数暫定測位部は、入力されるセンサ間の電波の補正到来時間差がない場合には、センサ間の電波の到来時間差を用いて等式を作成することを特徴とする請求項7記載の測位装置。
- 前記複数暫定時計誤差算出部は、前記複数ミスマッチ時間算出部で算出されたミスマッチ時間の平均値を、センサ間の暫定時計誤差として算出する複数平均処理部を備えたことを特徴とする請求項7記載の測位装置。
- 前記複数暫定時計誤差算出部は、所定の方法で算出した重み付け係数を用いて前記複数ミスマッチ時間算出部で算出されたミスマッチ時間を重み付けしてセンサ間の暫定時計誤差を算出する複数重み付け処理部を備えたことを特徴とする請求項7記載の測位装置。
- 前記複数測位処理制御部は、前記一連の測位処理の実施回数をカウントし、そのカウント数が所定のカウント値に達した場合には前記一連の測位処理を完了させると判定し、一方、カウント数が所定のカウント値に達しない場合には前記一連の測位処理を再度継続して実施させると判定する複数処理回数カウント部を備えたことを特徴とする請求項7から請求項10のうちのいずれか1項記載の測位装置。
- 前記複数測位処理制御部は、一つ前の処理で前記複数暫定測位部で求めた各目標の暫定位置と現在の処理で求めた各目標の暫定位置の残差および/もしくは一つ前の処理で求めた暫定時計誤差と現在の処理で求めた暫定時計誤差の残差が所定の値よりも小さい場合には前記一連の測位処理を完了させると判定し、一方、残差が所定の値よりも大きい場合には前記一連の測位処理を再度継続して実施させると判定する複数残差処理部を備えたことを特徴とする請求項7から請求項10のうちのいずれか1項記載の測位装置。
- 所定の位置に設置された複数の送信局であって、自局固有の時計に基づいて所定の放射時間になると移動端末に向けて電波を放射する送信局と、
前記移動端末において観測された前記送信局からの電波到来時間と前記移動端末において識別された到来電波の放射源となる送信局の識別情報とを、前記移動端末から伝送される受信局と、
前記複数の送信局の放射時間と、前記受信局が取得した電波到来時間と送信局の識別情報、前記複数の送信局の位置とに基づいて、前記複数の送信局固有の時計誤差と前記移動端末の位置とを算出する基地局制御装置と、を備えた測位装置であって、
前記基地局制御装置は、
移動端末における電波の到来時間とこの電波の放射源となる送信局の識別情報、その送信局固有の時計による電波の放射時間を用いて、各送信局間の電波の伝搬時間差を算出する伝搬時間差算出部と、
算出された各送信局間の電波の伝搬時間差に基づいて、前記移動端末の位置と前記複数の送信局間の時計誤差とを算出する測位部と、を備え、
前記測位部は、
入力される送信局間の電波の補正伝搬時間差に電波の速度を乗算して得た距離が、電波の伝搬距離の差に等しいとする等式を移動端末毎に作成し、これらの式を移動端末毎に解くことで各移動端末の暫定位置を算出する暫定測位部と、
この各移動端末の暫定位置と各送信局の距離の差を電波の速度で除算して得た時間を、各送信局間の電波の伝搬時間差から減算して、各移動端末におけるミスマッチ時間として算出するミスマッチ時間算出部と、
算出されたミスマッチ時間に基づいて各送信局間の暫定時計誤差を算出する暫定時計誤差算出部と、
電波の伝搬時間差から前記暫定時計誤差算出部で算出された暫定時計誤差を減算して前記送信局間の電波の補正伝搬時間差を求めて前記暫定測位部に出力すると共に、判定基準に従って、前記暫定測位部、前記ミスマッチ時間算出部および前記暫定時計誤差算出部による一連の測位処理を完了させて、この各処理で得られた各移動端末の暫定位置と暫定時計誤差を最終的な各移動端末の位置と時計誤差として出力するか、または前記一連の測位処理を再度継続して実施させるよう制御する測位処理制御部と、を有することを特徴とする測位装置。 - 前記複数の送信局は、所定の放射時間において複数の前記移動端末に向けて電波を放射し、
前記受信局は、前記複数の移動端末において観測された前記送信局からの電波到来時間と前記複数の移動端末において識別された到来電波の放射源となる送信局の識別情報とを、前記複数の移動端末から伝送されることを特徴とする請求項13記載の測位装置。 - 前記複数の送信局は、所定の複数の放射時間において前記移動端末に向けて電波を放射し、
前記受信局は、前記移動端末において複数回に亘り観測された前記送信局からの電波到来時間とそれぞれの到来電波の放射源となる送信局を識別した識別情報とを、前記移動端末から伝送され、
前記基地局制御装置は、前記複数の送信局の放射時間と、前記受信局が取得した複数の電波到来時間とそれぞれの到来電波の発信源となる送信局の識別情報、前記複数の送信局の位置とに基づいて、前記複数の送信局固有の時計誤差と前記移動端末の位置とを算出することを特徴とする請求項13記載の測位装置。 - 前記複数の送信局は、第1の放射時間と第2の放射時間のそれぞれにおいて前記移動端末に向けて電波を放射し、
前記受信局は、前記移動端末において観測された前記送信局からの第1の電波到来時間と第2の電波到来時間、さらには第1の電波到来時間における到来電波の放射源となる送信局を識別した識別情報と第2の電波到来時間における到来電波の放射源となる送信局を識別した識別情報を、前記移動端末から伝送され、
前記基地局制御装置は、前記複数の送信局の放射時間と、前記受信局が取得した複数の電波到来時間とそれぞれの到来電波の発信源となる送信局の識別情報、前記複数の送信局の位置、第1の電波到来時間と第2の電波到来時間のそれぞれにおける前記移動端末の位置関係を規定した運動モデルとに基づいて、前記複数の送信局固有の時計誤差と前記移動端末の位置とを算出することを特徴とする請求項15記載の測位装置。
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