Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP4645603B2 - アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP4645603B2 - アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置 - Google Patents

アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4645603B2
JP4645603B2 JP2007041727A JP2007041727A JP4645603B2 JP 4645603 B2 JP4645603 B2 JP 4645603B2 JP 2007041727 A JP2007041727 A JP 2007041727A JP 2007041727 A JP2007041727 A JP 2007041727A JP 4645603 B2 JP4645603 B2 JP 4645603B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation electrode
low
electrode
power supply
wireless communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007041727A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008205991A (ja
Inventor
一也 川端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2007041727A priority Critical patent/JP4645603B2/ja
Publication of JP2008205991A publication Critical patent/JP2008205991A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4645603B2 publication Critical patent/JP4645603B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Description

本発明は、携帯型電話機等の無線通信装置に設けられるアンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置に関するものである。
アンテナとして機能する放射電極は、予め定められた設定の周波数帯の周波数で共振動作して無線通信を行うものである。この放射電極一つで複数の周波数帯の無線通信に対応させる場合がある。一つの放射電極に複数の周波数帯の無線通信を行わせる手法の一つとしては、例えば、放射電極における電界の強い部分のリアクタンスを切り換え変化させる手段を放射電極に接続する。この手段による放射電極の電界の強い部分のリアクタンスの切り換え変化によって、放射電極の共振周波数を決定する放射電極の電気的な長さ(電気長)が切り換わり、これにより、放射電極の共振周波数が切り換わる。この共振周波数の切り換えによって、一つの放射電極で複数の周波数帯での無線通信を可能にしている。
また、一つの放射電極に複数の周波数帯での無線通信を行わせる別の手法としては、例えば、放射電極における磁界の強い部分のリアクタンスを切り換え変化させる手段を放射電極に接続する。この場合には、その手段による放射電極の磁界の強い部分のリアクタンスの切り換え変化によって、前記同様に放射電極の電気長が切り換わって放射電極の共振周波数が切り換わる。この共振周波数の切り換えによって、一つの放射電極で複数の周波数帯での無線通信を可能にしている。
また、別の手法としては、共振周波数切り換え回路を放射電極自体に設け、その回路によって放射電極の電気長を切り換え変化させて放射電極の共振周波数を切り換えることにより、一つの放射電極で複数の周波数帯での無線通信を可能にしているものがある。
さらに別の手法としては、次に示すようなものがある。つまり、放射電極は、基本共振周波数と、当該基本共振周波数をほぼ整数倍した周波数である高次周波数というように、複数の共振周波数を持つ。その放射電極の基本共振周波数と高次共振周波数を用いて、一つの放射電極で複数の周波数帯での無線通信を行う手法がある。
特開平11−136025号公報 特開2001−53543号公報 特開平11−68456号公報 特開2003−179426号公報
前記のように、一つの放射電極で複数の周波数帯での無線通信を行わせるための手法には様々な手法が提案されている。しかしながら、放射電極と、当該放射電極に電気的に接続している無線通信装置の無線通信用回路(高周波回路)とのインピーダンス整合に問題が生じたり、放射電極の共振動作による周波数帯の帯域幅が十分でなかったり、放射電極の共振周波数の切り換え幅が小さかったり、放射電極の切り換え変化させる全ての共振周波数を設定通りの周波数に調整することが難しい等の様々な問題があり、満足できるものではなかった。
本発明は前記課題を解決するために成されたものであり、その目的は、複数の周波数帯での無線通信に容易に対応することができ、しかも、満足なアンテナの整合条件を得ることができるアンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、この発明は次に示す構成をもって前記課題を解決するための手段としている。すなわち、この発明のアンテナ構造は、
グランド電極および無線通信用回路が形成されている実装基板と、
この実装基板の端縁部に配設されている誘電体基体と、
この誘電体基体に設けられ予め定められた無線通信用の少なくとも2つの周波数帯のうちの高い方の周波数帯で共振動作してアンテナとして機能する高側の給電放射電極と、
高側の給電放射電極の端縁部における予め定められた給電部に連接されている高側の給電電極と、
一端側が高側の給電電極を介し高側の給電放射電極の給電部に接続され他端側は無線通信用回路側との高側用接続部に接続されて高側の給電放射電極の給電部を直接的に、又は、キャパシタンス部を介して無線通信用回路に接続させ前記高い方の周波数帯の信号を導通させる高側の給電用導通路と、
高側の給電放射電極の給電部の両側の少なくとも一方側の給電放射電極端縁部分を直接的にグランド電極に接続させるショート回路と、
高側の給電放射電極と間隔を介し隣接した状態で前記誘電体基体に高側の給電放射電極と共に設けられ前記予め定められた無線通信用の少なくとも2つの周波数帯のうちの低い方の周波数帯で共振動作してアンテナとして機能する低側の給電放射電極と、
低側の給電放射電極の端縁部における予め定められた給電部に連接されている低側の給電電極と、
一端側が低側の給電電極を介し低側の給電放射電極の給電部に接続され他端側は無線通信用回路側との低側用接続部に接続されて低側の給電放射電極の給電部をインダクタンス部を介して無線通信用回路に接続させ前記低い方の周波数帯の信号を導通させる低側の給電用導通路と、
低側の給電放射電極の給電部の両側の少なくとも一方側の給電放射電極端縁部分をインダクタンス部を介してグランド電極に接続させるリアクタンス回路と、
を有していることを特徴としている。
また、この発明の無線通信装置は、この発明において特徴的な構成を持つアンテナ構造が設けられていることを特徴としている。
この発明のアンテナ構造によれば、予め定められた無線通信用の少なくとも2つの周波数帯のうちの高い方の周波数帯での無線通信を行う高側の給電放射電極と、低い方の周波数帯での無線通信を行う低側の給電放射電極とを別々に設けた。このため、無線通信用の高い方の周波数帯の無線通信に関する構成と、低い方の周波数帯の無線通信に関する構成とをほぼ独立的に設計できるので、アンテナ構造の設計が簡単となる。また、この発明のアンテナ構造では、無線通信用の低い方の周波数帯と高い方の周波数帯との周波数間隔を1オクターブ以上に大きく広げることも、反対に小さくすることも容易である。
さらに、この発明のアンテナ構造では、高側の給電放射電極が給電部の両側の少なくとも一方側の給電放射電極端縁部からショート回路を介して実装基板(例えば携帯型電話機等の無線通信装置の筐体内に設けられる回路基板)のグランド電極に高周波的に接続される構成を備えている。このため、アンテナ構造の無線通信用の周波数帯が、例えば携帯型電話機等で使用される約800MHz帯〜約2GHz帯の範囲にある場合に、高側の給電放射電極は、約1.7GHz〜2GHzの広い周波数範囲で共振動作する。つまり、高側の給電放射電極の周波数帯の広帯域化を図ることができる。
さらに、この発明では、高側の給電放射電極および低側の給電放射電極は誘電体基体に設けられている。このため、誘電体の波長短縮効果によって、それら高側と低側の各給電放射電極の小型化を図ることができる。この発明のアンテナ構造では、無線通信用の高い方の周波数帯と低い方の周波数帯とのそれぞれに別々に対応した別個の給電放射電極が設けられているが、前記のように給電放射電極が小型化できることから、アンテナ構造の大型化を抑えることができる。
また、この発明では、低側の給電用導通路にはインダクタンス部が介設されており、当該インダクタンス部のリアクタンスは低側の給電放射電極に付与されて当該低側の給電放射電極の電気的な長さ(電気長)を長くする。これにより、その付与されたリアクタンス値に応じた分、低側の給電放射電極の共振周波数が下がるため、低側の給電放射電極の小型化を図りながら、設定された低い方の周波数帯での無線通信を行うことが可能となる。このことも、アンテナ構造の大型化を抑えることができる要素である。
さらに、この発明では、低側の給電放射電極における給電部の両側の少なくとも一方側(給電部から離れた部位)が、インダクタンス部を有するリアクタンス回路を介してグランド電極に接続されている構成を備えている。この構成によって、低側の給電用導通路に介設されているインダクタンス部だけでなく、リアクタンス回路のインダクタンス部をも、低側の給電放射電極と、無線通信用回路側とのインピーダンス整合に関与することとなる。それら低側の給電用導通路のインダクタンス部およびリアクタンス回路のインダクタンス部は高側の給電放射電極にとっては高インピーダンスであるため、高側の給電放射電極の共振動作への影響は少ない。また、インピーダンス整合に関与するインダクタンス部の数が増加することにより、低側の給電放射電極と、無線通信用回路側とのインピーダンス整合の調整が容易となり、これにより、低側の給電放射電極と、無線通信用回路側との良好なインピーダンス整合を得易くなる。
さらに、この発明では、低側の給電放射電極における給電部の両側の少なくとも一方側はインダクタンス部を有するリアクタンス回路を介してグランド電極に接続されているので、次に示すように低い方の周波数帯の広帯域化を図ることができる。つまり、アンテナ構造の無線通信用の周波数帯が、例えば携帯型電話機等で使用される約800MHz帯〜約2GHz帯の範囲にある場合には、低側や高側の給電放射電極だけでなく、それら給電放射電極の共振動作に誘起されてグランド電極をも共振動作の一部として動作する。この発明では、低側の給電放射電極における給電部(つまり、給電放射電極において磁界が最も強い部分)の両側の少なくとも一方側はインダクタンス部を有するリアクタンス回路を介してグランド電極に接続されている構成を有し、この構成は、給電放射電極に誘起されたグランド電極の共振動作時に、例えば携帯型電話機の長方形状の回路基板(実装基板)の長辺に沿う方向にグランド電極に流れる電流の分布を分散させる効果がある。これにより、低側の給電放射電極の周波数帯を広帯域化できる。
また、前記した、低側の給電放射電極における給電部の両側の少なくとも一方側はリアクタンス回路を介してグランド電極に接続されている構成は、低側の給電放射電極に流れている電流の分布をも拡散する。このことも、低側の給電放射電極の周波数帯が広帯域化できる理由の一つである。
さらに、この発明の構成では、上述したように、実装基板のグランド電極も共振動作するのでグランド電極からも電波の輻射があり、当該輻射は、アンテナ構造の誘電体基体が配置されている側の実装基板面側が強くなる。このため、この発明のアンテナ構造が携帯型電話機に設けられる場合には、通話中に外側(人体側の反対側)となる回路基板(実装基板)の基板面にアンテナ構造の誘電体基体を配設することによって、アンテナ構造の電波の指向性を人体の反対側とすることができる。これにより、人体に起因したアンテナ特性の劣化を抑制することができる。
さらに、この発明では、共振動作時の給電放射電極およびグランド電極の電流分布はアンテナ特性に大きな影響を与えることと、良好なアンテナ特性を得るための電流分布は周波数によって異なることとを考慮して、良好なアンテナ特性を得るべく、上述したように、低側の給電放射電極と高側の給電放射電極とのそれぞれにおけるグランド電極との接続形態を異ならせて給電放射電極およびグランド電極の電流分布を周波数帯に応じた適切な状態としている。このため、無線通信用の低い方の周波数帯でも高い方の周波数帯でも良好なアンテナ特性を得ることができる。
ところで、例えば無線通信装置である携帯型電話機の小型化に応じて低側の給電放射電極の小型化を促進させていくと、低側の給電放射電極が例えば900MHz帯というような低い方の周波数帯での無線通信を行う場合に周波数に対する給電放射電極の電極面積の狭小を補うべく低側の給電放射電極よりも広い面積を持つグランド電極を有効に利用して無線通信を行う必要性が生じてくる。これに対して、高側の給電放射電極を低側の給電放射電極と同様に小型化しても、高側の給電放射電極が例えば2GHz帯というような高い方の周波数帯で無線通信を行う場合には高側の給電放射電極が主となって無線通信を行ってグランド電極の無線通信に関与する度合いは小さい。このため、高側の給電放射電極が無線通信を行う場合には、高側の給電放射電極の共振動作と、例えば無線通信装置である携帯型電話機の使用者(人体)とが互いに影響し合い易くなってアンテナ特性を劣化させる虞がある。このことから、その高側の給電放射電極と、例えば人体との互いに影響し合う度合いを小さく抑制するために、高側の給電放射電極と、例えば人体との間にシールド部材として機能するグランド電極を配置することが好ましい。つまり、高側の給電放射電極は実装基板のグランド電極の上方側に配置させることが好ましい。これに対して、低側の給電放射電極をグランド電極の上方側に配置しなくとも上記アンテナ特性劣化問題は抑制できるし、低側の給電放射電極と、グランド電極とを、この発明において特徴的な接続形態でもって電気的に接続させれば、低側の給電放射電極はグランド電極を有効利用できるので、低側の給電放射電極をグランド電極の上方側に配置する必要性は小さい。このことから、低側の給電放射電極の配設領域に対応する実装基板領域にはグランド電極が形成されていない構成を採用することによって、低側の給電放射電極の電界が放射され易くなって低側の給電放射電極による無線通信の周波数帯の広帯域化を図ることができる。
さらに、低側の給電放射電極は高側の給電放射電極よりも実装基板の端部寄りに配設されている構成や、低側の給電放射電極は、給電部が長方形状の実装基板の短辺に向き合う状態で配置され、当該低側の給電放射電極に接続されているリアクタンス回路は実装基板の角部近傍部分に接地されている構成を備えることによって、低側の給電放射電極は、より良く実装基板のグランド電極を有効利用して無線通信を行うことができることとなる。これにより、より一層のアンテナ特性の向上を図ることができる。
さらに、低側の給電放射電極の形成領域と高側の給電放射電極の形成領域との間の誘電体基体領域には孔部が形成されている構成を備えることによって、低側の給電放射電極と、高側の給電放射電極とのアイソレーションをとることが容易となる。また、低側の給電放射電極と、高側の給電放射電極とが、例えば、長方形状の実装基板の長辺に沿う方向に、低側の給電放射電極を実装基板の短辺側にして隣接配置されており、低側の給電放射電極も高側の給電放射電極も実装基板の短辺に向き合っている側に給電部が設定されている構成とすることによって、低側の給電放射電極における電界が最も強い部分と、高側の給電放射電極における磁界の最も強い部分とが間隔を介して隣接した状態となるので、低側の給電放射電極と、高側の給電放射電極とが互いに電磁気的に影響し合うことを抑制できる。
さらに、高側の給電用導通路と、低側の給電用導通路とが、無線通信用回路側との共通の接続部に接続されている構成を備えることによって、無線通信用の低い方の周波数帯の信号と、高い方の周波数帯の信号との合成が容易となる。なお、低側の給電用導通経路に直列的に介設されているインダクタンス部は、例えば、無線通信用の低い方の周波数帯が800MHz帯であるときには例えば10nH〜20nHのリアクタンス値を有し、当該インダクタンス部のリアクタンス値は、無線通信用の高い方の周波数帯(例えば2GHz帯)の信号にとっては50Ωよりも高いインピーダンスとなる。このため、無線通信用の高い方の周波数帯の信号にとっては、低側の給電用導通経路に直列に介設されているインダクタンス部は電気的に見えない状態となる。これにより、高側の給電用導通路と、低側の給電用導通路とが、無線通信用回路側との共通の接続部に接続されていても、高側の給電放射電極の共振動作に低側の給電用導通路のインダクタンス部が悪影響を及ぼすことは殆ど無い。
さらに、インダクタンス値が互いに異なる複数のインダクタンス部のうちの何れか一つを択一的に切り換えて低側の給電用導通路に電気的に介設させる構成を備えることによって、低側の給電放射電極の共振周波数を切り換えることができるので、低側の給電放射電極を複数の周波数帯での無線通信に対応させることが可能となる。また、低側の給電放射電極の共振周波数を切り換えても、低側の給電用導通路に切り換え接続される全てのインダクタンス部のリアクタンス値は、高い方の周波数帯の信号にとってはそのインダクタンス部が電気的に見えない状態となる値であることから、高側の給電放射電極の共振動作に悪影響を及ぼすことは殆ど無い。つまり、この発明の構成では、高側の給電放射電極のアンテナ特性の悪化を招くことなく、低側の給電放射電極の共振周波数を切り換えることができる。
さらに、高側の給電放射電極と、低側の給電放射電極とのうちの少なくとも一方側には無給電放射電極が対応して設けられている構成を備えることによって、その無給電放射電極との複共振状態によって周波数帯域の広帯域化を図ることができる。
さらに、誘電体基体には、低側の給電放射電極と、高側の給電放射電極とに加えて、さらに別の給電放射電極が設けられている構成を備えることによって、この発明のアンテナ構造が対応できる無線通信システムの数を増加させることができる。
この発明において特有な構成を持つアンテナ構造を備えた無線通信装置にあっては、この発明のアンテナ構造は小型でありながら、アンテナ特性に優れているので、小型化を図ることが容易で、しかも、無線通信に対する高い信頼性を得ることができる。
以下に、この発明に係る実施形態例を図面に基づいて説明する。
図1(a)には第1実施形態例のアンテナ構造が模式的な斜視図により表され、図1(b)には図1(a)のA−A部分の模式的な断面図が示されている。この第1実施形態例のアンテナ構造1は、無線通信装置である携帯型電話機に設けられるものであり、当該アンテナ構造1は、実装基板2と、この実装基板2に実装される誘電体基体3と、誘電体基体3に設けられる低側の給電放射電極4と低側の給電電極5と高側の給電放射電極6と高側の給電電極7と、実装基板2に設けられる基板側給電路8,9と、低側の給電放射電極4に接続されるリアクタンス回路10(10a,10b)と、高側の給電放射電極6に接続されるショート電極11とを有して構成されている。アンテナ構造1のそれら各構成部分の詳細を次に説明する。
すなわち、この第1実施形態例のアンテナ構造1を構成する実装基板2は、携帯型電話機の筐体内に内蔵される回路基板であり、短辺2sと長辺2tを有する長方形状と成している。当該実装基板2には、グランド電極Gがほぼ全面に設けられ、また、無線通信用回路13が形成されている。この第1実施形態例のアンテナ構造1が設けられる携帯型電話機は、例えば900MHz帯と2GHz帯というような2つの異なる周波数帯での無線通信が可能な機能を備えている。このため、図2(a)〜(c)に示されるように、この第1実施形態例における携帯型電話機の無線通信用回路13は、低側の無線通信用回路部13Lと、高側の無線通信用回路部13Hとを有している。低側の無線通信用回路部13Lは、予め定められた無線通信用の低い方の周波数帯(例えば900MHz帯)と高い方の周波数帯(例えば2GHz帯)とのうちの低い方の周波数帯の信号の変調や復調等の信号処理を行う回路構成を備えている。高側の無線通信用回路部13Hは、高い方の周波数帯の信号の処理を行う回路構成を備えている。
誘電体基体3は、この第1実施形態例では直方体状と成し、当該誘電体基体3は、実装基板2の角部に、その側面が実装基板2の短辺2sと長辺2tにそれぞれ沿うようにして搭載されている。この誘電体基体3には、低側の給電放射電極4の形成領域と、高側の給電放射電極6の形成領域とが、低側の給電放射電極4の形成領域を実装基板2の短辺2s側(端部側)にして実装基板2の長辺2tに沿う方向に順に間隙を介して配置されている。誘電体基体3には、低側の給電放射電極4の形成領域と、高側の給電放射電極6の形成領域との間の間隙に、上面3aから底面3dに達する孔部である貫通孔14が形成されている。この誘電体基体3を構成している誘電体材料の誘電率は、低側の給電放射電極4や高側の給電放射電極6の小型化等を考慮して適宜設定されている。
低側の給電放射電極4は、前記無線通信用の低い方の周波数帯で共振動作してアンテナとして機能するものであり、この第1実施形態例では、導体板により構成され、誘電体基体3の上面3aに形成されると共に当該上面3aから図1(a)に示す前面3fに伸長形成されている形状を有している。この低側の給電放射電極4には、実装基板2の短辺2sに向き合っている端縁部に、給電部4Qの位置が予め設定されている。当該給電部4Qには低側の給電電極5の一端側が連接されている。低側の給電電極5の他端側は次に述べる基板側給電路8の一端側に接続されている。低側の給電電極5は、低側の給電放射電極4を構成する導体板と同一の導体板により構成されている。
基板側給電路8は実装基板2に設けられており、その一端側が前記のように低側の給電電極5に接続され、他端側が低側用接続部PLに接続され、また、それら両端間にはインダクタンス部15が介設されている。この基板側給電路8は、低側の給電電極5と共に、無線通信用の低い方の周波数帯の信号を導通させる低側の給電用導通路16を構成している。低側の給電用導通路16は、低側用接続部PLを介して、例えば、図2(a)〜(c)に示すような接続形態でもって低側の無線通信用回路部13Lに接続される。つまり、図2(a)の例では、低側の給電用導通路16は、低側用接続部PLを介して直接的に低側の無線通信用回路部13Lに接続される。また、図2(b)の例では、低側の給電用導通路16は、低側用接続部PLを介しさらに高低切り換えスイッチ手段17を介して低側の無線通信用回路部13Lに接続される。さらに、図2(c)の例では、低側の給電用導通路16は、低側用接続部PLを介しさらにダイプレクサ18を介して低側の無線通信用回路部13Lに接続される。なお、高低切り換えスイッチ手段17は、高側の無線通信用回路部13Hと、低側の無線通信用回路部13Lとのうちの何れか一方側を択一的にアンテナ構造1に電気的に切り換え接続させる構成を備えている。また、ダイプレクサ18は、信号の周波数の差異を利用して、無線通信用の高い方の周波数帯の信号と、無線通信用の低い方の周波数帯の信号との合分波を行う構成を備えている。
低側の給電放射電極4の給電部4Qの両側の電極端縁部には、それぞれ、間隔を介してリアクタンス回路10(10a,10b)が接続されている。リアクタンス回路10(10a,10b)は、それぞれ、低側の給電放射電極4の端縁部における予め定められたリアクタンス回路10との接続部分から伸長形成されたスタブ電極20と、このスタブ電極20をグランド電極Gに接地させるために実装基板2に形成された基板側接地路21と、基板側接地路21に介設されているインダクタンス部22とを有して構成されている。このリアクタンス回路10のインダクタンス部22と、低側の給電用導通路16のインダクタンス部15との各リアクタンス値は、低側の給電放射電極4に無線通信用の低い方の周波数帯で共振動作させて無線通信を行わせることと、低側の給電放射電極4と低側の無線通信用回路部13Lとをインピーダンス整合させることとを考慮して設定されている。
高側の給電放射電極6は、無線通信用の高い方の周波数帯で共振動作してアンテナとして機能するものであり、この第1実施形態例では、導体板により構成され、誘電体基体3の上面3aに低側の給電放射電極4と間隔を介して配設されている。この高側の給電放射電極6における実装基板2の短辺2s側の端縁部には、給電部6Qの位置が予め設定されている。その給電部6Qには高側の給電電極7の一端側が連接されている。高側の給電電極7は、高側の給電放射電極6を構成する導体板と同一の導体板により構成されており、この第1実施形態例では、誘電体基体3の貫通孔14の内壁面に配設されている。この高側の給電電極7における給電放射電極6との接続端部の反対側の端部は、基板側給電路9の一端側に接続されている。基板側給電路9の他端側は高側用接続部PHに接続されている。基板側給電路9は、高側の給電電極7と共に、無線通信用の高い方の周波数帯の信号を導通させる高側の給電用導通路24を構成している。この高側の給電用導通路24は、前述した図2(a)〜(c)に示すような接続形態でもって、高側用接続部PHを介して高側の無線通信用回路部13Hに接続される。
ショート電極11は、高側の給電放射電極6における給電部6Qの近傍の電極端縁部分を実装基板2のグランド電極Gに電気的に接続させるものであり、当該ショート電極11は、高側の給電放射電極6の端縁部から貫通孔14の内壁面に沿って実装基板2に向けて伸長形成されているスタブ電極26の形態と成している。このショート電極11(26)は、実装基板2に形成されショート電極11の伸長先端側とグランド電極Gとの間を接続させる導通路(図示せず)と共に、高側の給電放射電極6の給電部6Qの両側の少なくとも一方側の給電放射電極端縁部分を直接的にグランド電極Gに接地させるショート回路を構成する。
第1実施形態例のアンテナ構造1は上記のように構成されている。なお、この第1実施形態例では、高側の給電用導通路24は、高側の給電放射電極6の給電部6Qを直接的に高側の無線通信用回路部13Hに電気的に接続させていたが、図3に示されるように、基板側給電路9にキャパシタンス部27を介設することで、高側の給電用導通路24は、高側の給電放射電極6の給電部6Qをキャパシタンス部27を介して高側の無線通信用回路部13Hに接続させる構成としてもよい。この場合には、キャパシタンス部27の容量の大きさを調整することで、高側の給電放射電極6と、高側の無線通信用回路部13H側との整合状態を調整できるので、高側の給電放射電極6と、高側の無線通信用回路部13H側とのインピーダンス整合が容易となる。
また、この第1実施形態例では、低側の給電用導通路16と、高側の給電用導通路24とにそれぞれ個別に対応させて別個の接続部PL,PHが設けられていたが、例えば、図4(a)に示されるように、低側の給電用導通路16と、高側の給電用導通路24とに共通の接続部Pが設けられていてもよい。この場合には、アンテナ構造1と、無線通信用回路13とは、例えば図2(b)や図2(c)に示されるような高低切り換えスイッチ手段17やダイプレクサ18を介して接続される。また、低側の無線通信用回路部13Lから低側の給電放射電極4への無線通信用の低い方の周波数帯の信号の給電と、高側の無線通信用回路部13Hから高側の給電放射電極6への無線通信用の高い方の周波数帯の信号の給電とをより独立的にするために、例えば、図4(b)に示されるように、低側の給電用導通路16の基板側給電路8にスイッチ手段28を介設してもよい。そのスイッチ手段28は、例えば無線通信装置の制御回路によって、無線通信用の低い方の周波数帯の信号の無線通信を行うときにはスイッチオン状態に制御され、無線通信用の高い方の周波数帯の信号の無線通信を行うときにはスイッチオフ状態に制御される。また、低側の給電用導通路16と、高側の給電用導通路24とのうちの何れか一方側を択一的に共通の接続部Pに切り換え接続させるスイッチ手段を設けてもよい。そのスイッチ手段は、無線通信装置の制御回路によって、無線通信用の低い方の周波数帯の信号の無線通信を行うときには共通の接続部Pが低側の給電用導通路16に切り換え接続するように制御され、無線通信用の高い方の周波数帯の信号の無線通信を行うときには共通の接続部Pが高側の給電用導通路24に切り換え接続するように制御される。
以下に、第2実施形態例を説明する。なお、第2実施形態例の説明において、第1実施形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
第2実施形態例のアンテナ構造1では、図5におけるアンテナ構造の模式的な分解図に示されるように、低側の給電放射電極4の配設領域に対応する実装基板領域にはグランド電極Gが形成されていない。第2実施形態例のアンテナ構造1の上記以外の構成は第1実施形態例のアンテナ構造1の構成と同様である。なお、図5では、実装基板2に形成されている基板側給電路8,9や基板側接地路21やインダクタンス部15,22等の図示が省略されている。
以下に、第3実施形態例を説明する。なお、この第3実施形態例の説明において、第1や第2の各実施形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
図6には第3実施形態例のアンテナ構造1が模式的に示されている。この第3実施形態例のアンテナ構造1では、第1や第2の実施形態例の構成に加えて、誘電体基体3には無給電放射電極30および接地用電極31が設けられている。無給電放射電極30は、誘電体基体3の上面3aに高側の給電放射電極6と間隔を介し隣り合って配置されており、当該無給電放射電極30は高側の給電放射電極6と電磁結合して複共振状態を作り出す構成を備えている。接地用電極31は、誘電体基体3の貫通孔14の内壁面上に高側の給電電極7と間隔を介して隣接配置されており、当該接地用電極31の一端側は無給電放射電極30に連接され、接地用電極31の他端側はグランド電極Gに電気的に接続されている。
なお、図6の例では、高側の給電放射電極6と複共振状態を作り出す無給電放射電極30が設けられていたが、例えば、必要に応じて、低側の給電放射電極4と複共振状態を作り出す無給電放射電極をも設けてもよい。また、高側の給電放射電極6による無線通信の周波数帯が要望の帯域幅を有し、低側の給電放射電極4による無線通信の周波数帯の広帯域化を図る場合には、例えば、高側の給電放射電極6に対応する無給電放射電極30を省略し、低側の給電放射電極4と複共振状態を作り出す無給電放射電極だけを設けてもよい。
以下に、第4実施形態例を説明する。なお、この第4実施形態例の説明において、第1〜第3の各実施形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
図7には第4実施形態例のアンテナ構造が模式的に示されている。この第4実施形態例では、低側の給電用導通路16の基板側給電路8には、互いに異なるインダクタンス値を持つ複数のインダクタンス部15(15a,15b)が並列的に介設されている。また、基板側給電路8には、それらインダクタンス部15(15a,15b)のうちの何れか一方側を択一的に接続部Pに接続させるためのインダクタンス切り換え手段33が設けられている。インダクタンス切り換え手段33は、例えば、無線通信装置の制御回路によって切り換え制御が成される。この第4実施形態例では、インダクタンス部15a,15bが切り換わることによって、低側の給電放射電極4の共振周波数が切り換わる。これにより、低側の給電放射電極4による無線通信の周波数帯を切り換えることができる。第4実施形態例のアンテナ構造1の上記以外の構成は、図1や図3〜図6等にも示されているような前述した実施の形態例の構成と同様である。
なお、図7の例では、低側の給電用導通路16の基板側給電路8には、2つのインダクタンス部15(15a,15b)が並列的に介設されていたが、基板側給電路8には、3つ以上のインダクタンス部15が並列的に介設されていてもよい。この場合には、その並列接続の全てのインダクタンス部のうちの何れか一つを択一的に切り換えて信号を導通させる切り換え手段が設けられる。
以下に、第5実施形態例を説明する。なお、この第5実施形態例の説明では、第1〜第4の各実施形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
第5実施形態例のアンテナ構造1では、図8に示されるように、誘電体基体3には、低側の給電放射電極4と、高側の給電放射電極6とに加えて、給電放射電極35と給電電極36とスタブ電極37が設けられている。給電放射電極35は、給電放射電極4,6とは異なる周波数帯で無線通信を行うものである。給電電極36は、その一端側が給電放射電極35に連接され、他端側が無線通信装置の無線通信用回路13における給電放射電極35用の無線通信用回路部に電気的に接続される。スタブ電極37は、給電電極36と間隔を介して隣接配置されており、当該スタブ電極37は、その一端側が給電放射電極35に連接され、他端側はグランド電極Gに電気的に接続される。
第5実施形態例のアンテナ構造1の上記以外の構成は、図1や図3〜図7等にも示されているような前述した実施の形態例の構成と同様である。
以下に、第6実施形態例を説明する。なお、この第6実施形態例の説明では、第1〜第5の各実施形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第6実施形態例のアンテナ構造1では、基板側給電路8にインダクタンス部15を介設するのに代えて、図9(a)に示されるように、導体板から成る低側の給電電極5がインダクタンス値を持つ形状に形成されて低側の給電電極5がインダクタンス部15としても機能できる構成となっている。また、リアクタンス回路10(10a,10b)において、基板側接地路21にインダクタンス部22を介設するのに代えて、導体板から成るスタブ電極20がインダクタンス値を持つ形状に形成されてスタブ電極20がインダクタンス部22としても機能できる構成となっている。
第6実施形態例のアンテナ構造1の上記以外の構成は、図1や図3〜図8等にも示されているような前述した実施の形態例の構成と同様である。なお、高側の給電用導通路24にキャパシタンス部27が介設されている場合には、例えば、キャパシタンス部27を基板側給電路9に介設するのに代えて、図9(b)に示されるように、導体板から成る高側の給電電極7が容量を持つ形状に形成されて高側の給電電極7にキャパシタンス部27が介設されている構成としてもよい。
この第6実施形態例のように、低側の給電放射電極4を構成している導体板と同一の導体板によってインダクタンス部15,22を形成したり、高側の給電放射電極6を構成している導体板と同一の導体板によってキャパシタンス部27を形成することによって、良好なアンテナ特性を持つアンテナ構造1を安定的に提供することができるという効果を得ることができる。すなわち、インダクタンス部15,22やキャパシタンス部27はアンテナ特性に大きく関与するものであり、それらインダクタンス部15,22やキャパシタンス部27は、予め設定されたリアクタンス値を有することが好ましい。しかし、それらインダクタンス部15,22やキャパシタンス部27が例えば回路素子等により給電放射電極4,6と別個に構成されていると、例えば部品の性能ばらつき等によって、インダクタンス部15,22やキャパシタンス部27のリアクタンス値が設定値からずれることがあり、これにより、アンテナ特性が悪化してしまう虞がある。これに対して、インダクタンス部15,22やキャパシタンス部27を給電放射電極4,6と一体的に導体板により構成することによって、上述したようなアンテナ特性の悪化問題を抑制できて、良好なアンテナ特性を持つアンテナ構造1を安定的に提供することができる。
なお、この発明は第1〜第6の各実施形態例の形態に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得るものである。例えば、第1〜第6の各実施形態例では、高側の給電放射電極6には、給電部6Qの両側のうちの一方側のみの電極端縁部分にショート電極11(ショート回路)が接続されていたが、例えば、図10に示されるように、給電部6Qの両側の電極端縁部分にそれぞれショート電極11(ショート回路)が接続されている構成としてもよい。
また、第1〜第6の各実施形態例では、低側の給電放射電極4において、給電部4Qの両側の電極端縁部分には、それぞれ、リアクタンス回路10が接続されていたが、図11に示されるように、給電部4Qの両側のうちの一方側の電極端縁部分だけにリアクタンス回路10が接続されている構成としてもよい。
さらに、第1〜第6の各実施形態例に示した低側の給電放射電極4の構成に加えて、例えば図12(a)に示されるような、低側の給電放射電極4の電気長を長くするスリット40を低側の給電放射電極4に設けてもよい。そのスリット40を設けることによって、低側の給電放射電極4の小型化を図ることができる。換言すれば、低側の給電放射電極4を大型化することなく、低側の給電放射電極4の電気長不足(換言すれば、大きさ不足)を解消でき、これにより、設定の無線通信用の低い方の周波数帯での共振動作を低側の給電放射電極4に行わせることができる。なお、スリット40の形成数や形成位置やスリット形状やスリットサイズ等の設計事項は、低側の給電放射電極4の大きさや、予め設定されている無線通信用の低い方の周波数帯の周波数や、低側の給電放射電極4の電流分布等の様々な電気長に関わる点を考慮して適宜に設計されるものであり、図12(a)の例に限定されるものではない。
さらに、第1〜第6の各実施形態例に示した低側の給電放射電極4の構成に加えて、例えば図12(b)に示されるようなマルチバンド化用のスロット41が低側の給電放射電極4に形成されていてもよい。そのスロット41が低側の給電放射電極4に形成されていることによって、低側の給電放射電極4が無線通信を行うことができる周波数帯を増加することができて、マルチバンド化に対応することが容易となる。なお、スロット41の形成位置や形状や大きさ等は、図12(b)の例に限定されるものではなく、低側の給電放射電極4の電流分布や、低側の給電放射電極4に要求される複数の無線通信用の周波数帯の周波数や、電極面積等の低側の給電放射電極4の共振動作に関与する様々な点を考慮して適宜に設定されるものである。
さらに、低側の給電放射電極4を図12(c)に示されるような形態としてもよい。つまり、図12(c)の例では、低側の給電放射電極4は、給電部4Qから電流の通電経路の終端側となる放射電極端部に向かう途中の位置で複数に分岐して、互いに異なる共振周波数を持つ複数の分岐放射電極部4a,4b,4cを有する形状と成している。低側の給電放射電極4がそのような分岐形状を有することによって、複数の異なる周波数帯での無線通信を行うことができる。これにより、低側の給電放射電極4はマルチバンド化に対応したものとなる。なお、低側の給電放射電極4における分岐位置や、分岐放射電極部4a,4b,4cの形状や、分岐放射電極部の形成数等は、予め定められた無線通信用の周波数帯の数や周波数帯の周波数や、周波数帯域の帯域幅やアンテナ利得等のアンテナ特性等を考慮して適宜設定されるものであり、図12(c)の例に限定されるものではない。
さらに、図13(a)に示されるように誘電体基体3の上面3aの一部に、又は、上面3aの全体に、上向きの傾斜を付けてもよい。また、図13(b)に示されるように誘電体基体3はその一部が実装基板2の端縁からはみだした状態で実装基板2に配設され、そのはみだしている誘電体基体3の部位の底部には下方側に向けて突出した突出部3Tが形成されていてもよい。誘電体基体3の上面3aに上向きの傾斜が付けられている場合や、誘電体基体3に突出部3Tが設けられている場合には、傾斜が付けられた分、あるいは、突出部3Tが形成されている分、誘電体基体3の体積が増加する。アンテナ特性には誘電体基体3の体積が関与するので、誘電体基体3の体積増加によって、アンテナ特性を向上させることができる。
さらに、第1〜第6の各実施形態例では、低側の給電放射電極4と、高側の給電放射電極5とは、実装基板2の長辺2tに沿って順に配されていたが、例えば、図14に示されるように、低側の給電放射電極4と、高側の給電放射電極5とは、低側の給電放射電極4を実装基板2の角部側にして実装基板2の短辺2sに沿って配されていてもよい。
さらに、第1〜第6の各実施形態例では、誘電体基体3には、低側の給電放射電極4の形成領域と、高側の給電放射電極6の形成領域との間の領域に貫通孔14が設けられていたが、貫通孔14に代えて凹部(溝)を設けてもよい。また、貫通孔14や凹部等を設けなくとも低側の給電放射電極4と高側の給電放射電極6とのアイソレーションを十分にとることができる場合には、貫通孔14や凹部等を省略してもよい。
さらに、第1〜第6の各実施形態例では、グランド電極Gは実装基板2の底面に形成されていたが、グランド電極Gは、多層基板である実装基板2の内層に設けられていてもよい。さらに、第1〜第6の各実施形態例では、アンテナ構造1は携帯型電話機に設けられる例を示したが、この発明のアンテナ構造は、携帯型電話機以外の無線通信装置にも設けることができるものであり、この発明の無線通信装置は携帯型電話機に限定されるものではない。
第1実施形態例のアンテナ構造を説明するための図である。 アンテナ構造と、無線通信用回路との接続形態例を説明するための図である。 第1実施形態例のアンテナ構造の変形例を表した図である。 さらに第1実施形態例のアンテナ構造の変形例を表した図である。 第2実施形態例のアンテナ構造を説明するための模式的な分解図である。 第3実施形態例のアンテナ構造を説明するための図である。 第4実施形態例のアンテナ構造を説明するための図である。 第5実施形態例のアンテナ構造を説明するための図である。 第6実施形態例のアンテナ構造を説明するための図である。 その他の実施形態例を説明するための図である。 さらに別のその他の実施形態例を説明するための図である。 さらにその他の別の実施形態例を説明するための図である。 さらに、その他の別の実施形態例を説明するための図である。 さらにまた、その他の実施形態例を説明するための図である。
符号の説明
1 アンテナ構造
2 実装基板
3 誘電体基体
4 低側の給電放射電極
5 低側の給電電極
6 高側の給電放射電極
7 高側の給電電極
10 リアクタンス回路
11 ショート電極
13 無線通信用回路
15,22 インダクタンス部
16 低側の給電用導通路
24 高側の給電用導通路
27 キャパシタンス部

Claims (10)

  1. グランド電極および無線通信用回路が形成されている実装基板と、
    この実装基板の端縁部に配設されている誘電体基体と、
    この誘電体基体に設けられ予め定められた無線通信用の少なくとも2つの周波数帯のうちの高い方の周波数帯で共振動作してアンテナとして機能する高側の給電放射電極と、
    高側の給電放射電極の端縁部における予め定められた給電部に連接されている高側の給電電極と、
    一端側が高側の給電電極を介し高側の給電放射電極の給電部に接続され他端側は無線通信用回路側との高側用接続部に接続されて高側の給電放射電極の給電部を直接的に、又は、キャパシタンス部を介して無線通信用回路に接続させ前記高い方の周波数帯の信号を導通させる高側の給電用導通路と、
    高側の給電放射電極の給電部の両側の少なくとも一方側の給電放射電極端縁部分を直接的にグランド電極に接地させるショート回路と、
    高側の給電放射電極と間隔を介し隣接した状態で前記誘電体基体に設けられ前記予め定められた無線通信用の少なくとも2つの周波数帯のうちの低い方の周波数帯で共振動作してアンテナとして機能する低側の給電放射電極と、
    低側の給電放射電極の端縁部における予め定められた給電部に連接されている低側の給電電極と、
    一端側が低側の給電電極を介し低側の給電放射電極の給電部に接続され他端側は無線通信用回路側との低側用接続部に接続されて低側の給電放射電極の給電部をインダクタンス部を介して無線通信用回路に接続させ前記低い方の周波数帯の信号を導通させる低側の給電用導通路と、
    低側の給電放射電極の給電部の両側の少なくとも一方側の給電放射電極端縁部分をインダクタンス部を介してグランド電極に接地させるリアクタンス回路と、
    を有していることを特徴とするアンテナ構造。
  2. 実装基板は矩形状と成し、低側の給電放射電極は、高側の給電放射電極よりも実装基板の端部寄りに配置されていることを特徴とする請求項1記載のアンテナ構造。
  3. 誘電体基体には、低側の給電放射電極と高側の給電放射電極との間の領域に、孔部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアンテナ構造。
  4. 実装基板は短辺と長辺を有する長方形状であり、低側の給電放射電極の給電部は実装基板の短辺に向き合っている構成と成し、
    リアクタンス回路は、低側の給電放射電極の給電部の両側の少なくとも一方側の給電放射電極端縁部分をインダクタンス部を介して、実装基板の角部又はその近傍に形成されているグランド電極部分に接地させることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載のアンテナ構造。
  5. 低側の給電放射電極の配設領域に対応する実装基板領域にはグランド電極が形成されていないことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載のアンテナ構造。
  6. 高側の給電用導通路の無線通信用回路側の端部は高側用接続部に、また、低側の給電用導通路の無線通信用回路側の端部は高側用接続部とは別個の低側用接続部に、それぞれ、接続されるのに代えて、高側の給電用導通路と低側の給電用導通路の各無線通信用回路側の端部は、無線通信用回路側との共通の接続部に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一つに記載のアンテナ構造。
  7. 低側の給電用導通路には、インダクタンス値が互いに異なる複数のインダクタンス部が並列的に介設されていると共に、それらインダクタンス部のうちの何れか一つに択一的に無線通信用の低い方の周波数帯の信号を切り換え導通させる切り換え手段とを有していることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一つに記載のアンテナ構造。
  8. 誘電体基体には、高側の給電放射電極と間隔を介して配設され高側の給電放射電極と電磁結合して複共振状態を作り出す高側の無給電放射電極と、低側の給電放射電極と間隔を介して配設され低側の給電放射電極と電磁結合して複共振状態を作り出す低側の無給電放射電極とのうちの少なくとも一方が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一つに記載のアンテナ構造。
  9. 誘電体基体には、高側の給電放射電極の無線通信の周波数帯および低側の給電放射電極の無線通信の周波数帯とは異なる別の無線通信用の周波数帯で共振動作してアンテナとして機能する給電放射電極が高側の給電放射電極および低側の給電放射電極とは別に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか一つに記載のアンテナ構造。
  10. 請求項1乃至請求項9の何れか一つに記載のアンテナ構造が設けられていることを特徴とする無線通信装置。
JP2007041727A 2007-02-22 2007-02-22 アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置 Expired - Fee Related JP4645603B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007041727A JP4645603B2 (ja) 2007-02-22 2007-02-22 アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007041727A JP4645603B2 (ja) 2007-02-22 2007-02-22 アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008205991A JP2008205991A (ja) 2008-09-04
JP4645603B2 true JP4645603B2 (ja) 2011-03-09

Family

ID=39782958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007041727A Expired - Fee Related JP4645603B2 (ja) 2007-02-22 2007-02-22 アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4645603B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102763280A (zh) * 2010-02-24 2012-10-31 夏普株式会社 天线以及便携式无线终端

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4766137B2 (ja) * 2009-03-24 2011-09-07 Tdk株式会社 アンテナ装置
JP2011130239A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Tdk Corp 複共振アンテナ、その製造方法、及び通信装置
US20120313825A1 (en) * 2010-02-24 2012-12-13 Mikio Kuramoto Antenna assembly and portable wireless terminal
TWI450441B (zh) 2011-02-25 2014-08-21 Acer Inc 行動通訊裝置及其天線結構
WO2012153654A1 (ja) 2011-05-09 2012-11-15 株式会社村田製作所 フロントエンド回路および通信端末装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3112815B2 (ja) * 1995-09-28 2000-11-27 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ アンテナ装置
JP3319268B2 (ja) * 1996-02-13 2002-08-26 株式会社村田製作所 表面実装型アンテナおよびこれを用いた通信機
JP3482089B2 (ja) * 1996-12-25 2003-12-22 シャープ株式会社 周波数切替式逆fアンテナ
JP2002314330A (ja) * 2001-04-10 2002-10-25 Murata Mfg Co Ltd アンテナ装置
JP2003133825A (ja) * 2001-10-29 2003-05-09 Alps Electric Co Ltd アンテナ素子取付構造
JP4013845B2 (ja) * 2003-06-25 2007-11-28 トヨタ自動車株式会社 多周波共用双ループアンテナ
JPWO2006059406A1 (ja) * 2004-12-03 2008-06-05 株式会社村田製作所 アンテナ構造およびそれを備えた無線通信機
KR100548057B1 (ko) * 2005-06-03 2006-02-01 (주)파트론 트리오 랜드구조를 갖는 표면실장 안테나 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102763280A (zh) * 2010-02-24 2012-10-31 夏普株式会社 天线以及便携式无线终端
CN102763280B (zh) * 2010-02-24 2015-04-22 夏普株式会社 天线以及便携式无线终端

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008205991A (ja) 2008-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7119749B2 (en) Antenna and radio communication apparatus
US8279121B2 (en) Antenna device and wireless communication apparatus
JP3562512B2 (ja) 表面実装型アンテナおよびそのアンテナを備えた通信装置
JP3678167B2 (ja) アンテナ装置及びこのアンテナ装置を備えた無線通信機
CN112421211B (zh) 天线及电子设备
CN102714347B (zh) 可调节天线
KR100533624B1 (ko) 듀얼 피딩 포트를 갖는 멀티밴드 칩 안테나 및 이를사용하는 이동 통신 장치
KR100477440B1 (ko) 안테나와 이를 이용한 무선장치
JP5321290B2 (ja) アンテナ構造
CN100375334C (zh) 天线装置
US8094080B2 (en) Antenna and radio communication apparatus
KR101919840B1 (ko) 휴대용 단말기의 광대역 가변 안테나 장치
JP5131481B2 (ja) アンテナ装置及び無線通信機
WO2005109569A1 (ja) マルチバンドアンテナ、回路基板および通信装置
JP2002158529A (ja) 表面実装型アンテナ構造およびそれを備えた通信機
JP2001284954A (ja) 表面実装型アンテナおよびその複共振の周波数調整設定方法および表面実装型アンテナを備えた通信装置
JP2004166242A (ja) 表面実装型アンテナおよびそれを用いたアンテナ装置および通信装置
KR20110122849A (ko) 안테나 장치, 인쇄 회로 보드, 휴대용 전자 장치 및 변환 키트
KR100483044B1 (ko) 신호간섭 배제특성을 개선한 표면실장형 칩 안테나 및이를 사용하는 이동통신 장치
JPWO2008078437A1 (ja) アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置
JPWO2011086723A1 (ja) アンテナ及び無線通信装置
JP4645603B2 (ja) アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置
JPWO2005069439A1 (ja) マルチバンドアンテナ及び携帯型の通信機器
JP3467164B2 (ja) 逆fアンテナ
JP4720720B2 (ja) アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101109

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4645603

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees