JP4648447B2 - 障害復旧方法、プログラムおよび管理サーバ - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、コールドスタンバイにより、障害が発生した現用サーバのブートディスクを待機用サーバに引き継ぐディスク引き継ぎによるフェイルオーバ方法が記載されている。
その他の解決手段は、実施形態中に記載する。
図1は、本実施形態に係る計算機システムの構成を示すブロック図である。
計算機システム1は、管理サーバ10と、サーバ装置20(サーバ装置A21およびサーバ装置B22)と、ストレージ装置30とを有してなる。
管理サーバ10は、ネットワークスイッチ70を介して、サーバ装置20(サーバ装置A21、サーバ装置B22)と接続しており、サーバ装置20やHBA40(Host Bus Adapter)、I/O(Input/Output)スイッチ装置60、ファイバチャネルスイッチ50などの障害を検知し、障害を回復する機能を有する。
また、サーバ装置A21は、ファイバチャネルのHBA40であるHBAa41を備えている。HBAa41は、ファイバチャネルスイッチ50を介してストレージ装置30と接続しており、サーバ装置20は、ストレージ装置30にアクセスすることができる。
さらに、サーバ装置B22は、I/Oスイッチ装置60を介してHBAb42と接続している。HBAb42はファイバチャネルスイッチ50を介してストレージ装置30に接続しており、サーバ装置B22は、I/Oスイッチ装置60およびHBAb42を介してストレージ装置30にアクセスすることができる。
つまり、各サーバ装置20は、同一の構成を有しているとは限らず、計算機システム1は、異なるハードウェア構成となっているサーバ装置20を有している。サーバ装置20は、業務処理などを実行する現用サーバと、待機用サーバとに分けられる。いずれの現用サーバおよび待機用サーバも、複数設けることができる。
そして、障害管理部11は、障害検出部111、切替要件管理部112、サーバ切替部113、トポロジ情報取得部114、ハード情報取得部115および切替戦略選定部116(切替方法選定部)を有する。
デプロイ実行部131は、サーバ装置20やHBA40などに障害が発生した場合、ストレージ装置30におけるブートディスク31のデータを待機用サーバへ引き継ぐ機能を有する。イメージ管理部132はサーバ装置20に接続されているディスクのバックアップイメージ133やリストア済みディスクの有無を検査するなどの機能を有する。バックアップイメージ133は、サーバ装置20と関係付けられているストレージ装置30におけるディスクのバックアップイメージが格納されている。
サーバ管理テーブル121は、サーバ装置20の構成情報や、サーバ装置20に接続されている機器の情報などを格納している。サーバ切替管理テーブル122は、サーバ装置20の運用形態や、サーバ装置20で実行されている業務の情報などを格納している。切替戦略テーブル123は、切替方式の復旧所要時間や、切替方式に対応しているHBA40の種類などの定義を格納している。切替要件テーブル124は、業務に必要なハードウェア構成情報などを格納している。
ブートディスク31は、サーバ装置20で使用されるOS(Operating System)や業務を実行させるための業務アプリケーションが格納されている。複製ディスク32は、ブートディスク31の内容を複製したディスクである。ディスクマッピング部34は、サーバ装置20に接続されているHBA40と、ブートディスク31とを関係付ける機能を有する。ストレージ制御部33は、サーバ装置20と接続され、ディスク装置320内のディスク321に対し、読み込みおよび書き込みを行う機能を有する。
なお、ブートディスク31や、複製用ディスク32などのディスクは、一例でありフラッシュデバイスのようにディスクでなくともよい。
次に、図1を参照しつつ、図2〜図5に沿って、各装置10,20,30のハードウェア構成を説明する。
図2は、本実施形態に係る管理サーバのハードウェア構成例を示す図である。なお、図2において、図1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
管理サーバ10は、RAM(Random Access Memory)などのメモリ150と、ROM(Read Only Memory)や、HD(Hard Disk)である記憶装置151と、プロセッサ152と、ディスクインタフェース153と、ネットワークインタフェース154と、入力装置155とを有してなる。
メモリ150には、記憶装置151に格納されているプログラムが読み込まれ、プロセッサ152によって実行されることによって、障害管理部11における各部111〜116、デプロイ管理部13における各部131,132が具現化している。また、図1の記憶部12に相当する記憶装置151には、サーバ管理テーブル121、サーバ切替管理テーブル122、切替戦略テーブル123、切替要件テーブル124、I/Oスイッチ管理テーブル125、FCスイッチ管理テーブル126、HBA管理テーブル127、LU管理テーブル128、機器識別子書換プログラム129が格納されている。
ディスクインタフェース153は、ネットワークスイッチ70を介して管理サーバ10を起動するためのプログラムが格納されたストレージ装置30のディスクに接続する機能を有する。ネットワークインタフェース154は、ネットワークスイッチ70を介して各サーバ装置20や、HBA40などの障害情報などを受信する機能を有する。入力装置155は、入力部14に相当する装置であり、キーボードや、マウスなどで構成される装置である。
図3は、本実施形態に係るサーバ装置Aのハードウェア構成例を示す図である。サーバ装置A21(サーバ装置20)は、メモリ210、プロセッサ220、I/O機器インタフェース230およびBMC240(Base board Management Controller)を有してなる。
メモリ210には、サーバ装置A21で処理される業務アプリケーション211がストレージ装置30から読み込まれ、プロセッサ220で実行されている。I/O機器インタフェース230は、HBA40に接続している。BMC240は、サーバ装置A21(サーバ装置20)内のハードウェアに障害が発生した場合に、ネットワークスイッチ70を介して障害を管理サーバ10へ通知する機能を有する。BMC240は障害の発生箇所とは独立に動作できるため、メモリ210やプロセッサ220に障害が発生したとしても障害通知を転送することができる。
図4におけるサーバ装置B22(サーバ装置20)において図3のサーバ装置A21と異なる点は、サーバ装置A21のI/O機器インタフェース230が、I/Oスイッチ装置60と接続するためのI/Oスイッチインタフェース250となっている点である。
図5は、本実施形態に係るストレージ装置のハードウェア構成例を示す図である。
ストレージ装置30は、メモリ310とディスク装置320とプロセッサ330から構成される。
メモリ310には、図1で前記したストレージ制御部33およびディスクマッピング部34が、プログラムを展開し、プロセッサ330が実行することによって具現化している。
ディスク装置320内のディスク321には、それぞれ論理ユニット(LU)と呼ばれる識別子が付けられ、サーバ装置20から区別できるようになっている。
なお、前記したようにディスク321は、一例でありフラッシュデバイスのようにディスクでなくともよい。
次に、図6〜図8を参照して、本実施形態における動作概要を示す。
図6および図7は、本実施形態における動作概要の一例を示す図である。なお、図6および図7において、図1と同様の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略する。
図6は、待機用サーバ602と同様のハードウェア構成を持つ現用サーバ601で障害が発生した場合を示す。このような場合、管理サーバ10(図1)は、ブートディスク31の参照経路を現用サーバ601(経路611)から待機サーバ602(経路612)へ変更して業務を回復する動作を行う。
本実施形態では、現用サーバ601に障害が発生した場合、事前に設けられている待機用サーバ602に業務を引き継ぐ動作を行う。例えば、ストレージ装置30内のブートディスク31には現用サーバ601が起動するのに必要なプログラムやデータが格納されているが、この現用サーバ601に障害が発生したときに、現用サーバ601が使用していたブートディスク31を待機用サーバ602に割り当て直すことで、現用サーバ601の処理(業務)を待機用サーバ602へ引き継ぐことができる。そのために、管理サーバ10が、ブートディスク31を参照する経路を変更する。具体的には、待機用サーバ602に接続されているHBAb42の固有識別子(WWN)を現用サーバ601に接続されているHBAb42の固有識別子(WWN)に書き換えることで、障害発生前の経路611から経路612に変更する。これにより、障害を回復することができる。
このような障害回復方法は、障害発生前のWWNをそのまま待機用サーバ602に引き継げるため、変更が生じずスムーズな引き継ぎが可能になる特徴がある。
ここで、切替戦略とはサーバ装置20の構成を考慮した切替方法の選択を指すものとする。
図8の例では、障害が発生した現用サーバと、待機用サーバの接続機器の種類や障害部位によって切替方式を選択する手順を示している。例えば、「切替方式1」は、障害が発生した現用サーバと、待機用サーバが外部ストレージと接続されていない場合(S1→No)に選択される。また、「切替方式1」は、現用サーバと待機用サーバが外部ストレージに接続されており(S1→Yes)、現用サーバと待機用サーバがI/Oスイッチ装置60(図1)に接続されておらず(S2→No)、障害部位がOSである場合(S3→Yes)に選択される。「切替方式4」は、現用サーバと待機用サーバが、どちらもI/Oスイッチ装置60に接続しており(S1→Yes)、かつ障害部位がI/O機器ではない場合(S4→No)に選択される。「切替方式2」および「切替方式3」は、前記条件のどれにも当てはまらない場合(S1→Yes,S2→No,S3→NoもしくはS1→Yes,S2→Yes,S4→Yes)に選択され、HBA40が「切替方式3」に対応している種類の場合(S5→Yes)は、「切替方式3」を、HBA40が「切替方式3」に対応していない場合(S5→No)は、「切替方式2」が選択される。
例えば、「切替方式2」が図6の切替方式に対応しており、「切替方式3」が図7の切替方式に対応している。
次に、図1を参照しつつ、図9〜図16に沿って記憶部12に格納されている各テーブル121〜128の詳細な説明を行う。
図9は、本実施形態に係るサーバ管理テーブルの例を示す図である。
カラム901は、サーバ装置識別子を格納している。サーバ装置識別子は、サーバ装置20毎に割り当てられる識別子である。カラム902は、サーバ装置20、133のプロセッサ構成情報を格納している。プロセッサ構成情報は、プロセッサ名称や、クロック周波数などの情報である。カラム903は、メモリ容量を格納している。カラム904は、該当するサーバ装置20に接続されているHBA40の識別子(サーバ割当機器識別子)が格納されている。サーバ装置20に内蔵されているハードディスクを使用している場合など、HBA40が接続されていない場合は、カラム904には何も格納されない。なお、サーバ割当識別子はHBA40の識別子に限らず、他の機器の識別子であってもよい。カラム905は、接続FC−SW(Fibre Channel-Switch)ポート情報を格納している。接続FC−SWポート情報は、カラム904におけるHBA40が接続されているファイバチャネルスイッチ50の識別子と、ファイバチャネルスイッチ50のポート番号である。カラム906は、該当するサーバ装置20に対するI/Oスイッチ接続情報を格納している。例えば、該当するサーバ装置20がI/Oスイッチ装置60に接続されている場合、I/Oスイッチ接続情報には「有り」が格納され、接続されていない場合は「無し」が格納される。カラム907は、カラム906におけるI/Oスイッチ接続情報が「有り」となっている場合に、該当するサーバ装置20が接続されているI/Oスイッチ装置60の識別子とI/Oスイッチ装置60の、サーバ装置20におけるポート番号との情報であるサーバ接続I/Oポート情報が格納されている。カラム906において「無し」となっているサーバ装置20では、カラム907には何も格納されない。
図10は、本実施形態に係るサーバ切替管理テーブルの例を示す図である。
カラム1001は、図9のサーバ管理テーブル121のサーバ装置識別子(カラム901)と同様の情報を格納している。カラム1002は、当該サーバ装置20が業務を処理する現用サーバか、切替用の待機用サーバかを示す運用形態情報を格納している。現用サーバの場合は「現用」がカラム1002に格納され、待機用サーバの場合は「待機用」がカラム1002に格納される。カラム1003は、該当するサーバ装置20で現在運用している業務の識別子である運用業務識別子を格納している。運用業務識別子は、業務毎に識別子が割り当てられ、業務が運用されていない待機用サーバなどの場合は、カラム1003には何も格納されない。カラム1004は、該当するサーバ装置20のサーバ状態情報を格納している。例えば、該当するサーバ装置20が正常に動作している場合は、「正常」が、サーバ装置20で障害が発生した場合は「障害」がカラム1004に格納され、障害発生後、待機用サーバに業務が切り替わった場合は、該当する待機用サーバのサーバ状態情報として「切替中」などが格納される。
図11は、本実施形態に係る切替戦略テーブルの例を示す図である。
カラム1101は、切替方式名称を格納する。切替方式とは、サーバ装置20で障害が発生した場合、待機用サーバにどのように切り替えるかという切替方法の種類を示す。例えば、障害発生時に、障害が発生したサーバ装置20に接続されているディスクのバックアップ、リストアを実行する場合はデプロイ方式、待機用サーバに接続されたHBA40のWWNを障害が発生したサーバ装置20のWWNに書き換える場合は、WWN切替方式などである。カラム1102は、該当する切替方式を実施した場合に、障害発生から障害回復までにかかる時間である切替所要時間を格納している。カラム1103は、該当する切替方式を使用できるHBA40の種類であるHBA種類を格納している。カラム1104は、I/Oスイッチ装置60の有無により、カラム1101の切替方式が使用できるか否かを示すI/Oスイッチ有無情報を格納している。例えば、障害が発生したサーバ装置20に接続されているHBA40のHBA種類がHBA−Bの場合、ディスクマッピング方式は使用できない。また、障害が発生したサーバ装置20にI/Oスイッチ装置60がない場合は、アダプタ継承方式が使用できない。カラム1105は、切替方式間の優先度を格納している。図11に示す例では、優先度が小さい値ほど、優先順位が高く、優先度が大きい値であるほど、優先順位が低い。例えば、デプロイ方式とマッピング変更方式では、優先度の値が小さいマッピング変更方式の方が優先される。
図12は、本実施形態に係る切替要件テーブルの例を示す図である。
カラム1201は、サーバ装置20で現在運用している業務の識別子である運用業務識別子を格納している。カラム1202は、該当する業務が必要とするプロセッサの最低性能である必要最低性能(プロセッサ)を格納している。カラム1203は、該当する業務が必要とするメモリの最低性能である必要最低性能(メモリ)を格納する。カラム1204は、業務を運用する場合に推奨されるプロセッサの推奨性能(プロセッサ)を格納する。カラム1205は、該当する業務を運用する場合に推奨されるメモリの推奨性能(メモリ)を格納する。カラム1206は、業務を運用しているサーバ装置20で障害が発生した場合に、運用上許容できる障害発生から復旧するまでの時間である許容切替時間を格納する。なお、カラム1202〜1206は、特に制限のない場合は何も格納されない。また、カラム1202およびカラム1204には、プロセッサの性能の値としてクロック周波数が格納され、カラム1203およびカラム1205には、メモリの性能の値としてメモリ容量が格納される。
図13は、本実施形態に係るI/Oスイッチ管理テーブルの例を示す図である。
カラム1301は、I/Oスイッチ装置60毎に割り当てられる識別子であるI/Oスイッチ識別子を格納する。カラム1302は、I/Oスイッチ装置60におけるポート番号であるI/Oポート番号を格納する。カラム1303は、カラム1302におけるポートに接続された機器の種類を示す接続機器情報を格納している。カラム1304は、カラム1303の機器毎に割り振られている識別子である機器識別子を格納している。例えば、サーバ装置20が接続されている場合、サーバ管理テーブル121のカラム901に格納されているサーバ装置識別子がカラム1304に格納され、カラム1303の接続機器情報が「HBA」の場合、HBA管理テーブル127(図15で後記)のカラム1501のサーバ割当機器識別子がカラム1304に格納される。カラム1303において、接続機器情報が「未割当て」である場合、カラム1304にも「未割当て」が格納される。カラム1305は、I/Oスイッチ装置60に接続されている機器の状態の情報である機器状態情報を格納している。例えば、正常動作可能であれば「正常」がカラム1305に格納され、障害発生であれば「障害」が1305に格納される。機器が接続されていない場合(未割当て)、カラム1305には何も格納されない。
図14は、本実施形態に係るFCスイッチ管理テーブルの例を示す図である。
カラム1401は、ファイバチャネルスイッチ50(FCスイッチ)毎に割り当てられる識別子であるFCスイッチ識別子を格納している。カラム1402は、ファイバチャネルスイッチ50のポート番号であるFCポート番号を格納している。カラム1403は、カラム1403におけるポートに接続された機器の種類を示す接続機器情報を格納している。カラム1404は、カラム1403の機器毎に割り振られている識別子である機器識別子を格納している。例えば、カラム1403が、「HBA」の場合、サーバ管理テーブル121のカラム904のサーバ割当機器識別子がカラム1404に格納され、カラム1403が、「ストレージ」の場合、ストレージ装置30毎に割り当てられた識別子がカラム1404に格納される。カラム1403において、接続機器情報が「未割当て」である場合、カラム1404にも「未割当て」が格納される。カラム1405は、該当するポートに割り当てられた機器の状態である機器状態情報を格納している。例えば、正常動作していれば「正常」がカラム1405に格納され、障害が発生すれば「障害発生」がカラム1405に格納される。機器が接続されていない場合(未割当て)、カラム1405には何も格納されない。
図15は、本実施形態に係るHBA管理テーブルの例を示す図である。
カラム1501は、サーバ装置20に接続されているHBA40の識別子であるサーバ割当機器識別子を格納している。カラム1501の情報は、図9のカラム904(サーバ割当機器識別子)に対応する。カラム1502は、該当するHBA40の種類の情報であるHBA種類を格納している。カラム1503は、該当するHBA40が持つポートに固有の識別子であるWWNを格納している。つまり、1つのHBA40に対し2つのWWNが付されている場合、このHBA40はポートを2つ有しており、このポートに対してWWNが割り振られていることを示している。カラム1504は、該当するWWNと関係付けられているLUの識別子である割当ディスク識別子を格納している。当該WWNにLUが関係付けられていない場合、カラム1504には何も格納されない。
図16は、本実施形態に係るLU管理テーブルの例を示す図である。
カラム1601は、LU毎に割当てられた識別子であるLU識別子を格納している。カラム1601に格納される情報は、図15のカラム1504(割当ディスク識別子)に対応する情報である。カラム1602は、該当するLUと通信できるストレージ装置30のポート番号が格納されている。カラム1603は、該当するLUと関係付けられたホストグループのドメインIDを格納している。カラム1604は、該当するLUのバックアップイメージの格納先ファイル名であるバックアップイメージ名を格納している。図16では、バックアップイメージ名として、バックアップイメージファイル名がカラム1604に格納されているが、例えば、バックアップイメージファイル名と、ファイルの絶対パスが格納されてもよい。なお、バックアップイメージがない場合、カラム1604には何も格納されない。カラム1605は、該当するLUのディスク内容を複製している場合に、複製ディスク32を格納しているストレージ装置30の識別子と、複製先のLU識別子との情報である複製ディスク情報を格納している。なお、ディスクを複製していない場合、カラム1605には何も格納されない。
次に、図1および図9〜図15を参照しつつ、図17〜図25に沿って本実施形態に係る障害復旧方法の動作手順を説明する。
図17は、本実施形態に係る全体処理における動作シーケンスを示す図である。
図示するシーケンスは、障害検出部111、サーバ切替部113、切替戦略選定部116、トポロジ情報取得部114、切替要件管理部112、ハード情報取得部115についての処理の遷移を示している。なお、各部111〜116の詳細な動作手順は図18〜図25を参照して後記する。
そして、障害検知部が、サーバ装置20から障害発生通知を受信して(S103)、サーバ装置20の障害発生を受信すると、障害検出部111は、サーバ切替部113へサーバ装置20の切替要求を送信する(S104)。障害の検出は、サーバ装置20に搭載のBMC240(図3および図4)や、サーバ装置20で稼動中のエージェントプログラムによって行われ、自身のサーバ装置識別子を含む情報が、管理サーバ10の障害検知部へ通知される。
トポロジ情報取得部114が、トポロジ情報を取得すると、このトポロジ情報を切替戦略選定部116へ送信する(S107)。
待機用サーバ・切替方式特定要求を受信した切替要件管理部112は、サーバ管理テーブル121、サーバ切替管理テーブル122、切替戦略テーブル123および切替要件テーブル124を用いて待機用サーバおよび切替方式を1つに特定し、特定した待機用サーバと、切替方式の情報を含む切替方式情報を切替戦略選定部116へ送信する(S109)。なお、切替戦略選定部116において、切替方式および待機用サーバが1つしか選定されなかった場合、ステップS108およびステップS109の処理は行われない。
図18は、本実施形態に係る障害検出部による障害検出処理の動作手順を示すフローチャートである。図18における処理は、図17のステップS101,S103,S104の各処理に相当する。
まず、前記したように、例えば新しくサーバ装置20が追加された場合や、サーバ装置20のうちの1台が起動したタイミングなどで、管理テーブル更新要求をハード情報取得部115に送信して、ハード情報取得部115の呼出処理を行う(S201)。
そして、サーバ装置20に搭載のBMC240(図3および図4)や、サーバ装置20で稼動中のエージェントプログラムによる障害発生通知を障害検出部111が受信すると(S202)、障害検出部111は、切替要求をサーバ切替部113へ送信して、サーバ切替部113の呼出処理を行う(S203)。なお、障害発生通知や、切替要求には、障害が発生したサーバ装置20(現用サーバ)のサーバ装置識別子が含まれている。
図19は、本実施形態に係るサーバ切替部によるサーバ切替処理の動作手順を示すフローチャートである。
まず、サーバ切替部113は、図17のステップS104で障害検出部111が送信した切替要求を受信する(S301)。前記したように、この切替要求には、障害が発生しているサーバ装置20のサーバ装置識別子が含まれている。
次に、サーバ切替部113は、切替要求から障害が発生したサーバ装置20の識別子を取得する(S302)。
そして、サーバ切替部113は、ステップ1902は、障害が発生したサーバ装置20を停止させる(S303)。
次に、サーバ切替部113は、切替方式情報に含まれている切替方式が、デプロイ方式か否かを判定する(S306)。
ステップS306の結果、切替方式がデプロイ方式の場合(S306→Yes)、サーバ切替部113は、デプロイ実行部131の呼出処理を行った(S307)後、ステップS313へ処理を移行する。
ステップS306の結果、切替方式がデプロイ方式ではない場合(S306→No)、サーバ切替部113は、切替方式情報に含まれている切替方式が、マッピング変更方式か否かを判定する(S308)。
ステップS308の結果、切替方式がマッピング変更方式の場合(S308→Yes)、サーバ切替部113は、ストレージ装置30のディスクマッピングを待機用サーバに接続されているHBA40に関するWWNに変更し(S309)、障害が発生したサーバ装置20のLUを待機用サーバにつなぎかえる処理を行った後、ステップS313へ処理を移行する。
ステップS310の結果、切替方式がアダプタ継承方式の場合(S310→Yes)、サーバ切替部113は、待機用サーバが接続されたI/Oスイッチ装置60のポート(I/Oポート)に対して、障害が発生したサーバ装置20が使用していたHBA40(I/O機器)を割り当てる処理を行った(S311)後、ステップS313へ処理を移行する。
ステップS310の結果、切替方式がアダプタ継承方式ではない場合(S310→No)、サーバ切替部113は、待機用サーバでminiOSを起動させ、当該待機用サーバに接続されているHBA40のWWNを、障害が発生したサーバ装置20のWWNに書き換えるWWN切替方式の処理を行う(S312)。
そして、サーバ切替部113は、待機用サーバを起動する(S313)。
図20は、本実施形態に係る切替戦略選定部による切替戦略選定処理の動作手順を示すフローチャートである。
まず、切替戦略選定部116が、図17のステップS105でサーバ切替部113から送信された切替方式選定要求を受信すると(S401)、障害が発生したサーバ装置20のトポロジ情報を取得するためのトポロジ情報取得要求をトポロジ情報取得部114へ送信することにより、トポロジ情報取得部114の呼出処理を行う(S402)。なお、トポロジ情報取得要求には、障害が発生したサーバ装置20のサーバ装置識別子が含まれている。ステップS402の処理は、図17のステップS106に相当する処理である。
次に、切替戦略選定部116は、トポロジ情報に含まれている割当ディスク識別子がHBA管理テーブル127(図15)にあるか否かを判定する(S403)。
ステップS403の結果、割当ディスク識別子がHBA管理テーブル127にない場合(S403→No)、切替戦略選定部116は、障害が発生したサーバ装置20で使用可能な切替方式(請求項における第1の切替方法)をデプロイ方式に設定した(S404)後、ステップS406へ処理を移行する。なお、割当ディスク識別子がHBA管理テーブル127にない場合とは、HBA管理テーブル127(図15)のカラム1504が「−」であり、障害が生じたサーバ装置20に対し、ストレージ装置30のディスクが接続していない場合である。
ステップS403の結果、割当ディスク識別子がHBA管理テーブル127にある場合(S403→Yes)、切替戦略選定部116は、トポロジ情報に含まれているHBA種類、I/Oスイッチ接続情報の条件を満たす切替方式名称を切替戦略テーブル123から取得し、障害が発生したサーバ装置20の使用可能切替方式(第1の切替方法)として設定する(S405)。このとき、設定される使用可能切替方式は複数であってもよい。
次に、切替戦略選定部116は、切替戦略テーブル123から、受信したトポロジ情報に含まれているHBA種類およびI/Oスイッチ接続情報の条件を満たす切替方式名称(第2の切替方法)を切替戦略テーブル123のカラム1101から取得する(S408)。
その次に、切替戦略選定部116は、ステップS408で取得した切替方式名称(第2の切替方法)と、ステップS405で取得した切替方式名称(第1の切替方法)の両方に当てはまる切替方式名称(第3の切替方法)を、待機用サーバの使用可能切替方式として設定する(S409)。なお、この時点で使用可能切替方式が「0」になった場合、切替戦略選定部116は、図示しない管理サーバ10の表示部にエラー表示を行わせてもよい。
比較の結果、障害が発生したサーバ装置20に接続されているストレージ装置30の機器識別子と、待機用サーバに接続されているストレージ装置30の機器識別子が同じであり、かつトポロジ情報に含まれている障害が発生したサーバ装置20に接続されているHBA40のHBA種類と待機用サーバに接続されているHBA40のHBA種類が同じであるか否かを判定する(S410)。つまり、ステップS410において、切替方式選定部116は、前記障害が発生したサーバ装置30に接続しているストレージ装置30と、待機用サーバに接続しているストレージ装置30が同じであり、かつ障害が発生したサーバ装置30におけるHBA40と、待機用サーバにおけるHBA40とが同じであるか否かを判定している。
ステップS412の結果、障害部位がHBA40などのI/O機器である場合(S411→Yes)、切替戦略選定部116は、待機用サーバの使用可能切替方式からアダプタ継承方式を削除し(S413)、ステップS414へ処理を移行する。なお、待機用サーバの使用可能切替方式の候補において、既にアダプタ継承方式がない場合、切替戦略選定部116はステップS412の処理を行わない。
ステップS414の結果、待機用サーバ、使用可能切替方式の少なくとも一方が複数ある場合(S414→No)、切替戦略選定部116は、待機用サーバ・方式特定要求を切替要件管理部112へ送信することにより、切替要件管理部112の呼出処理を行った(S415)後、ステップS416へ処理を移行する。ここで、ステップS415の処理は、図17のステップS108に相当する処理である。ここで、待機用サーバ・方式特定要求には、障害が発生したサーバ装置20のサーバ装置識別子が含まれており、さらにステップS406で抽出したすべての待機用サーバのサーバ装置識別子と、ステップS409で設定した待機用サーバ毎の使用可能切替方式とが対の情報として含まれている。ステップS414の目的は、複数ある切替方式と、複数ある待機用サーバを1つに特定することである。
ステップS413の結果、待機用サーバおよび使用可能切替方式が1つである場合(S414→Yes)、もしくは図17のステップS109で切替要件管理部112から特定した待機用サーバのサーバ装置識別子および切替方式名称を含んだ切替方式情報を受信した切替戦略選定部116は、待機用サーバのサーバ識別子と、切替方式名称を含む切替方式情報をサーバ切替部113へ送信する(S416)。ここで、ステップS416の処理は、図17のステップS110に相当する処理である。
図21は、本実施形態に係るトポロジ情報取得部によるトポロジ情報取得処理の動作手順を示すフローチャートである。なお、前記したように図21の処理は、障害が発生したサーバ装置20と、図20のステップS406で抽出された待機用サーバの候補の台数分行われる処理である。
まず、トポロジ情報取得部114は、図17のステップS106で切替戦略選定部116から送信されたトポロジ情報取得要求を受信する(S501)。トポロジ情報取得要求には、障害を起こしたサーバ装置20、もしくは図20のステップS406で抽出された待機用サーバのサーバ装置識別子が含まれている。
次に、トポロジ情報取得部114は、トポロジ情報取得要求に含まれているサーバ識別子をキーとして、サーバ管理テーブル121(図9)から該当するサーバ装置識別子に該当するサーバ割当機器識別子(カラム904)、接続FC−SWポート情報(カラム905)、I/Oスイッチ接続情報(カラム906)、サーバ接続I/Oポート情報(カラム907)を取得する。
ステップS503の結果、運用形態情報が「待機用」ではない場合(ステップS503→No)、トポロジ情報取得部114は、ステップS507へ処理を移行する。
ステップS503の結果、運用形態情報が「待機用」である場合(S503→Yes)、トポロジ情報取得部114は、ステップS502で取得したI/Oスイッチ接続情報が「有り」(I/Oスイッチ有り)であるか否かを判定する(S504)。
ステップS504の結果、「有り」ではない場合(「無し」の場合:S504→No)、トポロジ情報取得部114は、ステップS507へ処理を移行する。
そして、取得した各情報を含むトポロジ情報を切替戦略選定部116へ送信する(S509)。前記したように、トポロジ情報には、サーバ割当機器識別子(図9の904に相当)、I/Oスイッチ接続情報(図9のカラム906に相当)、待機用サーバに接続されたHBA40のHBA種類(図15のカラム1502に相当)、割当ディスク識別子(図15のカラム1504に相当)、HBA40と接続しているI/Oスイッチ識別子(図13のカラム1301に相当)、I/Oポート番号(図13の1302に相当)、ストレージ装置30の機器識別子(図14のカラム1404に相当)などが含まれている。さらに、待機用サーバがI/Oスイッチ装置60に接続されている場合、これらの情報に加えて、トポロジ情報には待機用サーバに接続され、かつI/Oスイッチ装置60に接続されているHBA40の中で、どのサーバ装置20にも接続されていないHBA40の機器識別子(図13の1304に相当)が含まれている。
図22は、本実施形態に係る切替要件管理部による切替要件管理処理の動作手順を示すフローチャートである。前記したように図22の処理は、複数の切替方式や、待機用サーバが選出された場合に行われる処理である。
まず、切替要件管理部112は、図17のステップS108において切替戦略選定部116から待機用サーバ・切替方式選定要求を受信する(S601)。待機用サーバ・切替方式選定要求には、障害が発生したサーバ装置20のサーバ識別子が含まれており、さらに、図20の処理で選出された待機用サーバのサーバ識別子と、切替方式名称との対の情報が含まれている。
次に、切替要件管理部112は、サーバ切替管理テーブル122および切替要件テーブル124から、障害が発生したサーバ装置の運用業務識別子に対応する必要最低性能(プロセッサ)および必要最低性能(メモリ)を取得し、サーバ管理テーブル121から条件を満たす待機用サーバを検索する(S602)。具体的には、切替要件管理部112が、まず、待機用サーバ・切替方式選定要求に含まれる障害が発生したサーバ装置20のサーバ識別子をキーとして、サーバ切替管理テーブル122(図10)から、障害が発生したサーバ装置20の運用業務識別子(カラム1002)を取得する。さらに、切替要件管理部112は、取得した運用業務識別子をキーとして、切替要件テーブル124(図12)から、必要最低性能(プロセッサ)1202および必要最低性能(メモリ)1203を取得する。その後、切替要件管理部112は、待機用サーバ・切替方式選定要求に含まれる待機用サーバのサーバ装置識別子をキーとして、サーバ管理テーブル121(図9)のプロセッサ構成情報(カラム902)およびメモリ容量(カラム903)を参照し、図20のステップS409において選出された待機用サーバの中で、取得された必要最低性能(プロセッサ)(カラム1202)と必要最低性能(メモリ)(カラム1203)以上のプロセッサ構成情報(カラム902)、メモリ容量(カラム903)を持つ待機用サーバを抽出する。なお、この時点で待機用サーバが0台になった場合は、管理サーバ10の図示しない表示部にエラー表示を行って、処理を中断してもよい。
ステップS604の結果、候補となっている待機用サーバが2台以上ない場合、すなわち候補となっている待機用サーバが1台である場合(S604→No)、切替要件管理部112は、ステップS606へ処理を移行する。
ステップS604の結果、候補となっている待機用サーバが2台以上ある場合(S604→Yes)、切替要件管理部112は、サーバ管理テーブル121(図9)および切替要件テーブル124(図12)から障害が発生したサーバ装置20の運用業務識別子における推奨性能(プロセッサ)および推奨性能(メモリ)を取得し、条件を満たす待機用サーバの中で最も性能の低いものを切替先に設定する(S605)。具体的には、切替要件管理部112が、ステップS602で取得した運用業務識別子をキーとして、切替要件テーブル124(図12)から、該当する推奨性能(プロセッサ)(カラム1203)、推奨性能(メモリ)(カラム1204)を取得する。その後、切替要件管理部112は、待機用サーバのサーバ装置識別子をキーとして、サーバ管理テーブル121(図9)を参照し、取得した推奨性能(プロセッサ)と、推奨性能(メモリ)以上のプロセッサ構成情報(カラム902)およびメモリ容量(カラム903)を持つ待機用サーバを抽出する。この結果、待機用サーバが複数ある場合、これらの待機用サーバの中で、業務が要求する性能を上回り、かつ最も性能の低いものを切り替え用待機用サーバに設定する。ここで、待機用サーバとして最も性能の低いサーバ装置20を設定する理由は、この後に、より高い性能を必要とするサーバ装置20に障害が生じたときのことを考慮し、できるだけ性能の高い待機用サーバを残しておくためである。
使用可能切替方式が2つ未満、つまり1つである場合(S606→No)、切替要件管理部112は、ステップS608へ処理を移行する。
使用可能切替方式が2つ以上ある場合(S606→Yes)、切替要件管理部112は、これらの使用可能切替方式のうち、切替戦略テーブル123における優先度が最も高いものを切替方式に設定する(S607)。具体的には、切替要件管理部112は、対象となっている切替方式名をキーとして、切替戦略テーブル123(図11)の優先度(カラム1105)を参照し、複数ある使用可能切替方式のうち、優先度が最も高い切替方式を最終的な切替方式に設定する。なお、前記したにょうに図11の例における優先度は、「1」が最も優先度が高く、「4」が最も低い。例えば、使用可能切替方式が「デプロイ方式」と「マッピング変更方式」である場合、「マッピング変更方式」の方が、優先度が高い(優先度の値が小さい)ため、最終的な切替方式として「マッピング変更方式」を設定する
そして、切替要件管理部112は、最終的に特定した待機用サーバのサーバ識別子と、使用可能切替方式とを対の情報として含む切替方式情報を切替戦略選定部116へ送信する(S608)。なお、ステップS608の処理は、図17におけるステップS109に相当する処理である。
次に、図23および図24に沿って、図17のステップS111(切替実行処理)における処理を説明する。なお、図23および図24は、切替方式としてデプロイ方式が設定された際に実行される処理であり、他の切替方式が設定された際に行われる処理は、公知であるため詳細な説明を省略する。
図23は、本実施形態に係るデプロイ実行部によるデプロイ実行処理の動作手順を示すフローチャートである。
図19のステップS307で呼び出されたデプロイ実行部131は、まず、イメージ管理部132の呼出処理を行い(S701)、イメージ管理部132は、図24で後記するイメージ管理処理を行う。イメージ管理処理では、障害が発生したサーバ装置20に関係付けられているLUのバックアップが作成されていない場合、該当するLUのバックアップを行う。
次に、デプロイ実行部131は、障害が発生したサーバ装置20に関係付けされているLU識別子をキーとして、LU管理テーブル128(図16)における複製ディスク情報(カラム1605)を参照し、複製ディスク32が存在するか否かを判定する(S702)。LU識別子は、以下の手順で取得する。まず、デプロイ実行部131が、サーバ切替部113から障害が発生したサーバ装置20のサーバ装置識別子を受け取る。次に、デプロイ実行部131は、受け取ったサーバ装置識別子をキーとして、サーバ管理テーブル121(図9)を参照し、カラム904から該当するサーバ割当機器識別子を取得する。さらに、デプロイ実行部131は、取得したサーバ割当機器識別子をキーとして、HBA管理テーブル127(図15)を参照し、カラム1504から該当する割当ディスク識別子を障害が発生したサーバ装置20に関係付けされているLU識別子として取得する。ここで、複製ディスク32が存在しない場合とは、後記する図24の処理において、イメージ管理部132が、ステップS802で「No」を選択し、ステップS804で「Yes」を選択した場合に生じる結果である。
そして、デプロイ実行部131は、ステップS702の段階で取得した障害が発生したサーバ装置20に関係付けされているLU識別子をキーとして、LU管理テーブル128(図16)から、バックアップイメージ名(カラム1604)を取得し(S704)、バックアップイメージ名に相当するバックアップイメージを取得する。
続いて、デプロイ実行部131は、取得したバックアップイメージをリストアする(S705)。具体的には、デプロイ実行部131が、サーバ切替部113から待機用サーバのサーバ装置識別子を受け取り、このサーバ装置識別子をキーとして、ステップS702と同様の処理を行い、待機用サーバに関係付けられたLU識別子を取得する。そして、デプロイ実行部131は、取得したLU識別子に該当するLU(つまり、待機用サーバに接続されたブートディスク31)に取得したバックアップイメージをリストアする。
次に、デプロイ実行部131は、ステップS702で参照した複製ディスク情報(図16のカラム1605)における複製ディスク32のLU識別子を取得する。そして、デプロイ実行部131は、取得した複製ディスク32のLU識別子をキーとして、LU管理テーブル128(図16)のカラム1601を検索し、該当するポート番号(カラム1602)およびドメインID(カラム1603)を複製ディスク32のポート番号およびドメインIDとして取得する。そして、デプロイ実行部131は、取得した複製ディスク32のポート番号およびドメインIDに接続しているLUと、ステップS706で取得したWWNとを関係付けることによって、複製ディスク32のLUにWWNを付け替える(S707)。
ステップS706およびステップS707の処理は、複製ディスク32が存在する場合、デプロイを行わずに、処理負担を軽くするための処理である。
図24は、本実施形態に係るイメージ管理部によるイメージ管理処理の動作手順を示すフローチャートである。
図23のステップS701でデプロイ実行部131によって呼び出されたイメージ管理部132は、LU管理テーブル128から障害が発生したLUのディスク複製情報を取得する(S801)。具体的には、イメージ管理部132が、障害が発生したサーバ装置20に関係付けされているLU識別子をキーとして、LU管理テーブル128(図16)から複製ディスク情報(カラム1605)を取得する。サーバ装置20に関係付けされているLU識別子の取得手順は、図23のステップS702と同様の手順である。このとき、LU管理テーブル128に該当する複製ディスク情報がない場合、イメージ管理部132は、「Null」などの情報を取得する。
次に、イメージ管理部132は、ステップS801で複製ディスク情報の取得ができたか否かを判定することによって、複製ディスク32が存在するか否かを判定する(S802)。
ステップS802の結果、複製ディスク32が存在する場合(S802→Yes)、図23の処理に戻る。
ステップS804の結果、バックアップイメージがある場合(S804→Yes)、図23の処理に戻る。
ステップS804の結果、バックアップイメージがない場合(S804→No)、つまり、ステップS803で「Null」などの情報が取得された場合、イメージ管理部132は、障害が発生したサーバ装置20のLU(障害LU)のバックアップを実行し(S805)、バックアップイメージを作成する。
そして、イメージ管理部132は、該当するLU管理テーブル128(図16)のバックアップイメージ名(カラム1604)を、ステップS805で作成したバックアップイメージの格納場所と、ファイル名に更新し、図23の処理に戻る。
図25は、本実施形態に係るハード情報取得部によるハード情報取得処理の動作手順を示すフローチャートである。
まず、ハード情報取得部115は、図17のステップS101で障害検出部111から送信された管理テーブル更新要求を受信する(S901)。
次に、ハード情報取得部115は、サーバ装置20起動通知から起動したサーバ装置20のサーバ装置識別子を取得する(S902)。
そして、ハード情報取得部115は、ステップS902で取得したサーバ装置識別子に対応するサーバ装置20に対し、miniOSを送り込み、これらのサーバ装置20に接続している機器の情報を取得する(S903)。
続いて、ハード情報取得部115は、ステップS903で取得した機器情報を基に、サーバ管理テーブル121、I/Oスイッチ管理テーブル125、HBA管理テーブル127などの各管理テーブルを更新する(S904)。例えば、サーバ管理テーブル121(図9)の場合、ハード情報取得部115は、プロセッサ構成情報(カラム902)、メモリ容量(カラム902)、サーバ割当機器識別子(カラム904)、I/Oスイッチ接続情報(カラム906)、サーバ接続I/Oポート情報(カラム907)などの情報を更新する。I/Oスイッチ管理テーブル125(図13)の場合、ハード情報取得部115は、接続機器情報(カラム1303)、機器識別子(カラム1304)、機器状態状態(カラム1305)などの情報を更新する。また、HBA管理テーブル127(図15)の場合、ハード情報取得部115は、HBA種類(カラム1502)、WWN(カラム1503)などの情報を更新する。なお、ハード情報取得部115は、この他にもサーバ切替管理テーブル122(図10)、FCスイッチ管理テーブル126(図14)およびLU管理テーブル128(図16)などを更新してもよい。
本実施形態によれば、計算機システム1に存在するファイバチャネルやファイバチャネルのHBA40、ファイバチャネルスイッチ50、外部RAID装置(ストレージ装置30)の接続状態などを考慮して、動的に切替方式を変更する事により、ハードウェア構成の異なる現用サーバ間で待機用サーバを共有し、初期導入費用を低減することができる。
10 管理サーバ
11 障害管理部
12 記憶部
13 デプロイ管理部
14 入力部
20 サーバ装置
30 ストレージ装置
31 ブートディスク
32 複製ディスク
33 ストレージ制御部
34 ディスクマッピング部
40 HBA
41 HBAa
42 HBAb
50 ファイバチャネルスイッチ
60 I/Oスイッチ装置
70 ネットワークスイッチ
21 サーバ装置A
22 サーバ装置B
111 障害検出部
112 切替要件管理部
113 サーバ切替部
114 トポロジ情報取得部
115 ハード情報取得部
116 切替戦略選定部(切替方法選定部)
121 サーバ管理テーブル
122 サーバ切替管理テーブル
123 切替戦略テーブル(切替戦略情報)
124 切替要件テーブル(切替要件情報)
125 I/Oスイッチ管理テーブル
126 FCスイッチ管理テーブル
127 HBA管理テーブル
128 LU管理テーブル
129 機器識別子書換プログラム
131 デプロイ実行部
132 イメージ管理部
320 ディスク装置
321 ディスク
601,701 現用サーバ
602,702 待機用サーバ
Claims (19)
- 複数のサーバ装置と、ストレージ装置における記憶デバイスと、のアクセスを管理する管理サーバにおける障害復旧方法であって、
前記複数のサーバ装置は、現用サーバと、待機用サーバとを含み、
前記管理サーバは、
記憶部に、前記サーバ装置に関連する機器情報と、前記ストレージ装置の記憶デバイスのアクセスにおける、前記サーバ装置から他のサーバ装置へ、どのように切り替えるかという切替方法と、を対応付けた情報である切替戦略情報を格納しており、
予め前記記憶部に格納してある障害が発生した現用サーバに関する機器情報である第1の機器情報を、前記記憶部から取得し、
前記取得した第1の機器情報を基に、前記記憶部における前記切替戦略情報から、前記障害が発生した現用サーバに係る少なくとも1つの切替方法である第1の切替方法を取得し、
予め前記記憶部に格納してある前記待機用サーバに関する機器情報である第2の機器情報を、前記記憶部から取得し、
前記取得した第2の機器情報を基に、前記記憶部における前記切替戦略情報から、前記待機用サーバに係る少なくとも1つの切替方法である第2の切替方法を取得し、
前記第1の切替方法に含まれる切替方法と、前記第2の切替方法に含まれる切替方法と、で共通の切替方法である第3の切替方法を取得し、
前記第3の切替方法に従って、前記障害が発生した現用サーバから前記待機用サーバへ、前記ストレージ装置のアクセスを切り替える
ことを特徴とする障害復旧方法。 - 前記切替戦略情報には、前記切替方法の優先度がさらに格納されており、
前記管理サーバは、
前記第3の切替方法が、複数取得された場合、前記優先度の高い切替方法を選択する
ことを特徴とする請求項1に記載の障害復旧方法。 - 前記記憶部には、各サーバ装置で実行されている業務において、許容できる切替時間である切替許容時間が格納されている切替要件情報がさらに格納されており、
前記切替戦略情報には、各切替方法に対する切替所要時間がさらに格納されており、
前記管理サーバは、
前記第3の切替方法が、複数取得された場合、各第3の切替方法に対する切替所要時間を、前記切替戦略情報から取得し、前記切替許容時間を、前記切替要件情報から取得し、
前記取得した切替所要時間が、前記取得した切替許容時間より大きい切替方法を、前記第3の切替方法から除外する
ことを特徴とする請求項1に記載の障害復旧方法。 - 前記管理サーバは、
前記待機サーバが、複数存在する場合、各待機サーバのうちで、最も性能が低い待機サーバを選択する
ことを特徴とする請求項1に記載の障害復旧方法。 - 前記記憶部には、各サーバ装置で実行される業務に必要な性能が格納されている切替要件情報がさらに格納されており、
前記管理サーバは、
前記各待機サーバのうちで、前記切替要件情報に格納されている前記障害が発生した現用サーバで実行されている業務に必要な性能を満たしていない前記待機サーバを、候補から除外する
ことを特徴とする請求項1に記載の障害復旧方法。 - 前記管理サーバは、
前記障害が発生した現用サーバに対し、ストレージ装置の記憶デバイスがアクセス可能ではない場合、前記第1の切替方法をデプロイ方法にする
ことを特徴とする請求項1に記載の障害復旧方法。 - 前記管理サーバは、
前記障害が発生した現用サーバにアクセス可能な前記ストレージ装置と、前記待機用サーバにアクセス可能な前記ストレージ装置とが異なる場合、もしくは前記障害が発生した現用サーバにおけるHBAと、前記待機用サーバにおけるHBAとが異なる場合、前記第3の切替方法をデプロイ方法にする
ことを特徴とする請求項1に記載の障害復旧方法。 - 前記管理サーバは、
障害部位が入出力機器である場合、前記第3の切替方法から、アダプタ継承方法を削除する
ことを特徴とする請求項1に記載の障害復旧方法。 - 前記機器情報は、該当するサーバ装置におけるアクセス機器の識別子およびポート番号を含む情報である
ことを特徴とする請求項1に記載の障害復旧方法。 - 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の障害復旧方法を、コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
- 複数のサーバ装置と、ストレージ装置における記憶デバイスと、のアクセスを管理する管理サーバであって、
前記複数のサーバ装置は、現用サーバと、待機用サーバとを含み、
前記サーバ装置に関連する機器情報と、前記ストレージ装置の記憶デバイスのアクセスにおける、前記サーバ装置から他のサーバ装置へ、どのように切り替えるかという切替方法と、を対応付けた情報である切替戦略情報を格納している記憶部と、
予め前記記憶部に格納してある障害が発生した現用サーバに関する機器情報である第1の機器情報と、前記待機用サーバに関する機器情報である第2の機器情報と、を前記記憶部から取得する機器情報取得部と、
前記取得した第1の機器情報を基に、前記記憶部における前記切替戦略情報から、前記障害が発生した現用サーバに係る少なくとも1つの切替方法である第1の切替方法と、前記取得した第2の機器情報を基に、前記記憶部における前記切替戦略情報から、前記待機用サーバに係る少なくとも1つの切替方法である第2の切替方法と、を取得し、前記第1の切替方法に含まれる切替方法と、前記第2の切替方法に含まれる切替方法と、で共通の切替方法である第3の切替方法を取得する切替方法選定部と、
前記第3の切替方法に従って、前記障害が発生した現用サーバから前記待機用サーバへ、前記ストレージ装置のアクセスを切り替えるサーバ切替部と、
を有することを特徴とする管理サーバ。 - 前記切替戦略情報には、前記切替方法の優先度がさらに格納されており、
前記第3の切替方法が、複数取得された場合、前記優先度の高い切替方法を選択する切替要件管理部を、
さらに有することを特徴とする請求項11に記載の管理サーバ。 - 前記記憶部には、各サーバ装置で実行されている業務において、許容できる切替時間である切替許容時間が格納されている切替要件情報が格納されており、
前記切替戦略情報には、各切替方法に対する切替所要時間がさらに格納されており、
前記第3の切替方法が、複数取得された場合、各第3の切替方法に対する切替所要時間を、前記切替戦略情報から取得し、前記切替許容時間を、前記切替要件情報から取得し、前記取得した切替所要時間が、前記取得した切替許容時間より大きい切替方法を、前記第3の切替方法から除外する切替要件管理部を、
さらに有することを特徴とする請求項11に記載の管理サーバ。 - 前記待機サーバが、複数存在する場合、各待機サーバのうちで、最も性能が低い待機サーバを選択する切替要件管理部を、
さらに有することを特徴とする請求項11に記載の管理サーバ。 - 前記記憶部には、各サーバ装置で実行される業務に必要な性能が格納されている切替要件情報がさらに格納されており、
前記各待機サーバのうちで、前記切替要件情報に格納されている前記障害が発生した現用サーバで実行されている業務に必要な性能を満たしていない前記待機サーバを、候補から除外する切替要件管理部を、
さらに有することを特徴とする請求項11に記載の管理サーバ。 - 前記切替方法選定部は、
前記障害が発生した発生した現用サーバに対し、ストレージ装置の記憶デバイスがアクセス可能ではない場合、前記第1の切替方法をデプロイ方法にする機能を、
さらに有することを特徴とする請求項11に記載の管理サーバ。 - 前記切替方法選定部は、
前記障害が発生した現用サーバにアクセス可能な前記ストレージ装置と、前記待機用サーバにアクセス可能な前記ストレージ装置とが異なる場合、もしくは前記障害が発生した現用サーバにおけるHBAと、前記待機用サーバにおけるHBAとが異なる場合、前記第3の切替方法をデプロイ方法にする機能を、
さらに有することを特徴とする請求項11に記載の管理サーバ。 - 前記切替方法選定部は、
障害部位が入出力機器である場合、前記第3の切替方法から、アダプタ継承方法を削除する機能を、
さらに有することを特徴とする請求項11に記載の管理サーバ。 - 前記記憶部の機器情報は、該当するサーバ装置におけるアクセス機器の識別子およびポート番号を含む情報
であることを特徴とする請求項11に記載の管理サーバ。
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