JP4649779B2 - 開閉扉の蝶番機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロッカーや書棚などの収納ボックスあるいは窓や出入り口などに用いられる蝶番を備えた回動式開閉扉において、扉の幅方向の位置調整により扉の建て付け修正を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
蝶番付き開閉扉を側壁などの取付部材に取り付ける際に、他方の扉または扉枠との開閉側合わせ面に隙間や傾きが生ずることがあり、或いは長期間の使用による蝶番部の変形などが原因で扉の開閉側合わせ面に狂いが生ることもあり、扉を幅方向に位置調整して建て付けを修正する必要がある。
この扉の幅方向の位置調整を行う機構としては、従来はたとえば図6に示す機構が知られている。
【0003】
図6は、収納ボックスの開閉扉の蝶番部分を横断面にして示した部分図で、収納ボックス20は正面側が開口する箱体21の開口部側壁前端に扉22を蝶番部材24を介して回動開閉可能に取り付けた状態を示している。
図における蝶番部材は、扉取付部材23に接する側の基部が樹脂板25とその樹脂板の平面に沿ってこれと一体的に重ね合わさる金属板26を有し且つ金属板26より先端側の樹脂板先端24aに蝶番の板面に沿う方向のピン装着孔29を有す構成である。そして、その基端側を扉取付部材23の端部に板状の調整部材27を介し取付ネジ28で締め付け固定すると共に、扉取付部材端から突出する蝶番部材24の先端部24aは扉22側の側端部に固着した相手方蝶番部材31にピン30で連結し、扉がこの連結ピンを支点に回動可能に構成されている。
【0004】
図6の扉22においては、扉の幅方向(図の左右方向)の位置調整は調整部材27の厚さを変えることで行っている。即ち、予め異なる厚さの調整部材27を数種類準備しておき、扉22を扉取付部材23に取り付けた状態で扉22の開閉端側における相手側扉または扉枠との隙間や扉の傾き度合を測定し、その結果により得られた修正量に合致する厚さの調整部材を選定後、取付ネジ28を緩めて蝶番部材24を一旦取り外し、選定した適宜の厚さの調整部材を蝶番部材と取付部材間に挿入し、改めて取付ネジ28で締め付け固定するといった手順で扉の幅方向の位置調整が行われる。なお、この場合の傾き調整は、扉上下の蝶番部材に挿入する調整部材の厚さを個別に変えることで対応する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の方法では、扉を一旦取り受けた状態で扉開閉端側の隙間や傾きを測定し、その度合いに応じ扉の幅方向の位置修正必要量に合致する厚さの調整部材を各蝶番毎に選定した後扉の蝶番部を外し、修正用の調整部材を装着して再び扉を取り付けるといった手順となり、この調整は一度の作業で終わらないこともあり、調整部材装着の作業には多くの時間を必要とし、製品組立やその後の調整の作業に多くの作業時間と費用を要している。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、ロッカーや書棚などの収納ボックスあるいは窓や出入り口などに用いられる蝶番を備えた開閉扉において、扉の幅方向の位置調整により扉の開閉端側における相手側扉や扉枠との隙間や傾きの修正を容易に且つ短時間で行えるようにする蝶番機構を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するには扉を取り付けた状態のままで蝶番機構の回転支点のピン位置を調整手段により内外方に任意に位置調整が可能な機構にすればよい。
【0008】
そのためには、まず、蝶番部材は、扉取付部材に接する基端側を扉取付部材の前端に穿った切り欠き穴から挿入して扉取付部材に固着すると共に、先端側は蝶番部材平面に沿って貫通形成されたピン装着孔を介し扉の側端部にピンで連結し、扉がこのピンを支点に開閉可能にする。
【0009】
一方、蝶番部材の前記切り欠き穴の位置には、蝶番部材平面と略直交方向で且つ切り欠き穴の扉開閉方向内外端と一部が重なるよう
にネジ孔を貫通形成し、そのネジ孔に装着した調整ネジを前進または後退させた際に、調整ネジ端が前記切り欠き穴の扉開閉方向外端または内端に当接しそれを押圧する反力で前記蝶番部材の先端側が変形して扉の内方または外方に反り返るように構成する。
【0010】
または、蝶番部材は、扉取付部材に固着する基端側から前記切り欠き孔よりやや先端寄り位置までを樹脂板とその樹脂板の平面に沿ってこれと一体的に重ね合わさる金属板とで形成し、且つ前記金属板より先端側に延長する樹脂板の先端に板面に沿う方向のピン装着孔を形成し、そして前記切り欠き穴の扉開閉方向内外端と一部が重なるように蝶番部材の板面と略直交方向に蝶番部材を貫通するネジ孔を形成した構成にしてもよい。
【0011】
或いは、前記いずれの場合においても、切り欠き穴より先端側の蝶番部材を扉の外端側に向くように鉤状に曲げると共に、その鉤状部先端に蝶番部材の板面に沿う方向のピン装着孔を形成し、前記切り欠き穴の扉開閉方向内外端と一部が重なるように蝶番部材の板面と略直交方向に蝶番部材を貫通するネジ孔を形成した構成にしてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の蝶番機構の実施の形態のうち、その代表的な形態を図1に示す。
図1は、たとえば図5に示す両開き式扉付き収納ボックスの前方開閉扉部分を蝶番部分で横断面にして示した部分図の更に片側の主要部を拡大して示す図である。図において、収納ボックス19は、正面側が開口する箱体2と、その開口部を覆う扉3と、箱体の側壁前端と扉3の側端とを連結する蝶番機構1とを有し、蝶番機構1の蝶番部材5の先端に装着されたピン9により連結された扉3がピン9を支点に回動開閉可能に取り付けられた状態を示している。
【0013】
蝶番機構1の蝶番部材5は、箱体2の側面に取着する平坦な基端部5aと箱体の外方(つまり扉の側端側で図の右方)に向けて鉤状に曲がった形状の先端部5bとを有す板状部材であり、先端部5bには板面に沿う方向に扉3を連結するピン9を装着するためのピン装着孔8を貫通形成し、且つ、鉤状部基部には箱体の内方に向けて曲折する曲折部7aを形成する一方、蝶番部材5は、基端から先端に至る樹脂板6の部材と、その基端側から曲折部7aのやや先端寄りまでを樹脂板6の平面に沿ってこれと一体的に重ね合わさる金属板7とで形成している。
【0014】
図4には蝶番部材5と、ピン9、および扉3の側端部に固着するピン支持部材17(つまり蝶番部材5の相手方部材)の詳細構造を展開して斜視図で示している。蝶番部材5は、この図に示すように、樹脂板6の中央部に長手方向に金属板7の幅とほぼ同幅の凹溝16とこの凹溝内に突起14,14とを形成すると共に、金属板7には突起14の対応位置に突起14の形状に対応する貫通穴15、15を貫通形成し、金属板7を樹脂板6の凹溝16に装着した際に突起14が貫通穴15に嵌合する事で樹脂板と金属板との一体化をはかるようにし、且つ、蝶番部材5の基端側鉛直部には適宜の位置に取付ネジ13(図1)を装着するネジ穴12を貫通形成して構成する。
【0015】
一方、蝶番部材5の前記曲折部7aの近傍先端側には、蝶番部材平面と略直交方向に樹脂板と金属板とを貫通する別のネジ孔10を貫通形成すると共に、ネジ孔10には、先後端に平坦面11a,11bと後端には六角レンチ装着用六角穴11cとを有す調整ネジ11を先端が外方に向くように予めねじ込み装着しておく。
【0016】
このネジ穴10は、後述の調整ネジ11の目的の説明の項で関係を詳しく説明するが、扉取付部材4(後に説明する)の前端に開口形成した切り欠き穴4aから蝶番部材5の後端を挿入して扉取付部材に取り付けた状態で、調整ネジ11の両端が切り欠き穴4aの内外端に一部重なる位置に形成する。
【0017】
そして、蝶番部材5の基端は、扉取付部材4(後に説明する)に取り付ける際に扉取付部材先端に形成した狭い切り欠き穴4aに挿入しやすいよう、図示のように斜めに角を切り落とした形状にすると都合がよい。
【0018】
前記の扉取付部材4とは、箱体2の側面前端に図1に示すように、箱体部材の延長端,補強部材4A,保護部材4Bなどで付着形成した薄い箱状の扉取付部をいい、扉取付部材4の前端には左右側の内外端が平坦な形状の切り欠き穴4aを形成する。
【0019】
蝶番部材5は、基端側5aを切り欠き穴4aから挿入し、扉取付部材内の補強部材4Aに取付ネジ13で固着する一方、切り欠き穴4aから突出する先端部5bは、扉3の側端部に固着する蝶番の相手方部材即ちピン支持部材17に対しピン9で連結する。その結果、扉はピン9を支点にして回動開閉が可能となる。
【0020】
調整ネジ11の目的は、調整ネジ11を前進または後退させた際に、調整ネジの先端11aまたは後端11bが扉取付部材の切り欠き穴4aの扉開閉方向外端または内端に当接しそれを押圧する反力で蝶番部材5の曲折部7a近傍が変形してその先端が内方または外外に反り返るようにする調整手段として介在する。
【0021】
次に、以上記載の構成からなる蝶番機構1の作用、即ち扉の幅方向の位置調整について説明する。
図5は、両開き式扉付きの収納ボックス19の扉と蝶番取付部の横断面を示す部分図で、各扉の外端には前記図1に基づいて説明した本発明に係る蝶番機構が左右対称的に取付られている。
そして、このような両開き扉においては、扉3,3同士の干渉を避けるため互いの合わせ面18にはごく僅かな隙間Bを残すように取り付けられる。
【0022】
しかしながら、収納ボックスや扉或いは蝶番の製作誤差および組立時の取付誤差などにより、隙間Bが広すぎたり、傾いて上下で隙間が異なったり、近寄りすぎて干渉したりする場合があり、このような不具合は扉の幅方向の位置調整により修正しなければならない。
【0023】
まず本発明の蝶番機構1を介し扉3,3が箱体2に取り付けられた状態で扉開閉端の隙間Bを測定し、隙間の大きさと上下の隙間の差から各扉の上下の蝶番それぞれの位置における扉の幅方向位置調整量の見当をつける。そして扉を開き、測定結果に基づき蝶番機構1の調整ネジ11(図1参照)を回転させると、以下の要領で隙間Bの調整が行える。なお、以下の説明において各部の符号および名称は図1と共通している。
【0024】
調整ネジ11を前進方向(扉の外方で図1の斜め右方)に旋転させ先端11aを箱体2の扉取付部材4の前端部切り欠き穴4aの扉開閉方向外端に当接させ更にねじ込むと、蝶番部材5が先端側7aの部位で変形して内方に反り返り、それに伴い蝶番部材先端5bが内方に移動するので、ピン9を介して扉3が内方に移動する。
【0025】
これとは反対に調整ネジ11を後退方向(扉の内方で図1の斜め左方)に旋転させ後端11bを切り欠き穴4aの内端に当接させ更に後退させると、蝶番部材5の先端側7aの部位で変形して外方に反り返り、それに伴い蝶番部材先端5bが外方に移動するので、ピン9を介して扉3が外方に移動する。
【0026】
なお、過調整した場合は、調整ネジ11を逆転すると蝶番部材5の弾性で曲折部7aの反りが戻り、それに伴い蝶番部材先端5bが初期状態側に移動しピン9を介して扉3も初期状態側に移動する。
【0027】
つまり、扉3の右側端と箱体2の前端部に形成された扉取付部材4の右側端との相対位置の差が組み立て当初にA1(図1)であったとすると、調整ネジ11を前進方向(外方即ち図1の右方向)に旋転していくと徐々に広がり図2のA2の状態となり,これとは逆に後退方向(内方即ち図1の左方向)に旋転していくと徐々に狭まり図3のA3の状態となるので、扉3は図の左右方向に移動し相手扉と対面する隙間B(図5)が変化する。
【0028】
この要領で左右の扉の上下の蝶番機構の調整ネジ11を順次調整すると扉が幅方向に移動し、取付位置と傾きを調整ネジ11の移動可能範囲(可調整範囲)以内で内外方いずれの方向にも任意に調整することが可能である。
【0029】
調整ネジ11の旋転操作で得られる蝶番部材先端部5bの変位量は僅かであるが、扉の隙間調整や傾きの調整に必要な移動量は数ミリメートル程度(通常は約5mm以内)であるので蝶番部材の変形量(反りの変化量)は僅かでよく、この調整で蝶番部材5の強度や耐久性に影響することはない。
【0030】
なお、上記のように調整ネジ11を旋転操作すると、蝶番部材5が曲折部7aを中心に先端部5aが首を振るように回転するので、箱体2の前端および扉取付部材前端部からピン9の中心までの距離も僅かに変化し、それに伴って扉3の内面と箱体2や扉取付部材の前端部との距離も変化することになる。
【0031】
この距離の変化量はごく僅かであるが、万一扉と箱体前端とが互いに干渉する事態が発生した場合、蝶番部材先端側の樹脂板を図のように鉤状に曲がった形状にしてあると鉤状部の曲率が開き方向に容易に若干変形し、その作用で扉3内面と箱体2前端面との干渉量に追従し、扉を無理なく閉めることが可能である。
【0032】
蝶番部材5のネジ孔10を曲折部7aの近傍先端寄りに金属板先端部と樹脂板とを貫通して形成しているので、箱体2の前端は図示のように外に向けて斜めに広がる斜面形状にしてその前端斜面に切り欠き穴4aを形成している。このようにしたことで、調整ネジ11をこれと当接する前端斜面部材の方向に向くため、構造強度的に調整ネジの推力を大きくする事ができ、調整ネジを進退させた際に蝶番部材が曲折部7aで容易に変形する利点がある。
【0033】
なお、本発明の蝶番機構は様々な形状や形態が可能であり、以上の説明と実施例の図に限定されるものではない。また、本発明の蝶番機構は、図5に示す両開き式扉のほか、図示は省略するが片開き式扉に対しても実施できる。
【0034】
上記の説明において、蝶番部材5の樹脂板6の基部平面に沿って金属板7を一体的に取り付ける理由は、蝶番部材の剛性を増す事と、取付ネジ13用ネジ孔12や調整ネジ11用ネジ孔10を形成するのに適した強度にする為であるが、たとえば、蝶番部材5の金属板と樹脂板とを一体化する方法としては、図示は省略するが前記のほかにも両者を接着したり或いは樹脂板内部にモールドさせ一体形成するなど適宜の方法が有効である。
【0035】
また、蝶番部材5は、図示の場合は、扉取付部材の切り欠き穴4a近傍の基端側に内方(即ち扉の開閉端側)に向けて曲折する曲折部7aと、その先端側を外方に向けて鉤状に曲げた鉤状部とを有す形状としているが、このほかにも図示はしないが、曲折部や鉤状部を設けないまっすぐな形状にしてもよい。
【0036】
蝶番部材5の金属板7は、金属板はたとえば鋼やバネ鋼など弾性のある材質を用いると調整ネジ11で先端部7aの反り角度の調整が行い易く、過調整した場合でもネジを緩めると樹脂板と金属板の弾性により反りを戻すことが可能である。
【0037】
蝶番部材5の樹脂板6に十分な強度とじん性と耐久性のある合成樹脂材を用いた場合は、図示はしないが、曲折部7aの部位で金属板を基端側と先端側とに2分割した構造にし、樹脂板6の弾性だけで先端部の反りの角度調整を行う方法を採用してもよい。
【0038】
樹脂板6は機械的強度と弾性に富んだ材質であればよいが、耐疲労性、強じん性、耐摩耗性に優れ且つ無給油でもピン支持部の回転が円滑に行えるよう自己潤滑性にも優れた材質を用いるのが好ましい。
これらの性質を兼ね備えた合成樹脂として通称POM(ポリアセタール)が知られており、この合成樹脂材を用いるとよいがそれに限定するものではない。
【0039】
一方、蝶番部材は、上記の実施例ように樹脂板と金属板といった複合材料で形成するのではなく、図示はしないが、薄い金属板のみまたは合成樹脂板のみ或いはその他適宜の材料により単一材料で形成してもよく、更に、適宜の複数の材料を一体的に重ね合わせて形成してもよい。
【0040】
蝶番部材を薄い金属板のみまたは樹脂板のみで形成する場合、必要な場合、調整ネジ11や取付ネジ13のネジ孔の位置に金属製ナットを溶接またはモールドあるいは圧入など適宜の手段で装着するとネジ孔の強度を増す事がでる。
【0041】
また、調整ネジ11のネジ穴は、図示は省略するが、外形が球形または円筒形部材にネジ穴を貫通形成した形態のナットを公知の自在継ぎ手のように左右に方向変換が可能に蝶番部材に装着すると、蝶番部材の変形がより一層容易になり好都合である。
【0042】
【発明の効果】
本発明の開閉扉の蝶番機構は、扉を箱体に取り付けた後に調整ネジのねじ込み量の調整だけで扉の位置調整や傾きの調整が行えるため、従来のように一度取り付けた扉を取り外して蝶番部に調整部材を装着して再び扉を取り付けるといった作業工程が不要となり、扉の位置調整が極めて簡単且つ短時間で行えるばかりでなく、設置場所の条件や長期間の使用で扉の建て付けが狂った場合などでも同様の作業で修正が容易に行える。また、本発明の開閉扉の蝶番機構では、従来のように多数の厚さの異なる調整部材を用意する必要が無く、調整部材の製作や管理のための余分な費用も不要となり、組立時の調整作業時間の短縮とともに大幅なコスト低減ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蝶番機構の実施例を横断面にして示す図で、図5の一部分を拡大して示している。
【図2】図1の蝶番機構において扉を内方位置に移動調整した状態を示す図である。
【図3】図1の蝶番機構において扉を外方位置に移動調整した状態を示す図である。
【図4】本発明に係る蝶番機構の主要部を拡大して示す斜視図である。
【図5】本発明に係る蝶番機構を採用した収納ボックスを蝶番部分で横断面にして示す部分図である。
【図6】従来の技術を示す図である。
【符号の説明】
1 蝶番機構
2 箱体
3 扉
4 扉取付部材
4a 切り欠き穴
5 蝶番部材
6 樹脂板
7 金属板
8 ピン装着孔
9 ピン
10 ネジ孔
11 調整ネジ
Claims (3)
- 扉取付部材に対し蝶番を介し回動開閉可能に取り付ける扉おいて、扉取付部材に固着する蝶番部材は、扉取付部材に接する基端側を扉取付部材の前端に穿った切り欠き穴から挿入して扉取付部材に固着すると共に、先端側は蝶番部材平面に沿って貫通形成されたピン装着孔を介し扉の側端部にピンで連結し、扉がこのピンを支点に開閉可能にする一方、蝶番部材の前記切り欠き穴の位置には蝶番部材平面と略直交方向で且つ切り欠き穴の扉開閉方向内外端と一部が重なるようにネジ孔を貫通形成し、そのネジ孔に装着した調整ネジを前進または後退させた際に、調整ネジ端が前記切り欠き穴の扉開閉方向外端または内端に当接しそれを押圧する反力で前記蝶番部材の先端側が変形して扉の内方または外方に反り返るように構成したことを特徴とする開閉扉の蝶番機構。
- 扉取付部材の前端に穿った切り欠き穴より挿入し扉取付部材に固着する蝶番部材が、その固着側基端から前記切り欠き孔よりやや先端寄り位置までを樹脂板とその樹脂板の平面に沿ってこれと一体的に重ね合わさる金属板とで形成し、且つ前記金属板より先端側に延長する樹脂板の先端に板面に沿う方向のピン装着孔を形成し、そして前記切り欠き穴の扉開閉方向内外端と一部が重なるように蝶番部材の板面と略直交方向に蝶番部材を貫通するネジ孔を形成した構成である請求項1に記載の開閉扉の蝶番機構。
- 扉取付部材の前端に穿った切り欠き穴から挿入し基端部を扉取付部材に固着する蝶番部材が、前記切り欠き穴より先端側を扉の外端側に向くように鉤状に曲げると共に、その鉤状部先端に蝶番部材の板面に沿う方向のピン装着孔を形成し、前記切り欠き穴の扉開閉方向内外端と一部が重なるように蝶番部材の板面と略直交方向に蝶番部材を貫通するネジ孔を形成した構成である請求項1または請求項2のいずれかに記載の開閉扉の蝶番機構。
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