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JP4650232B2 - シート供給装置 - Google Patents
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JP4650232B2 - シート供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置に適用して好適なシート供給装置に関する。
近年では、記録媒体の多様化に伴って、普通紙以外のシート、例えば厚紙、OHPシート、トレーシングペーパーなどの他に、カラー化の市場要求に応えるためにシートの表面に白色度や光沢を出すためのコーティング処理を施したコート紙や光沢紙などのシートに画像を形成する機会が増えている。このうち、OHPシート、トレーシングペーパー、コート紙、光沢紙は、普通紙と比べてシート表面の平滑度が高いため、複数枚のシートを重ね合わせて積載したときに、シート間に作用する密着力が普通紙よりも大きくなる。
一般に、複写機、プリンタ等の画像形成装置では、シート収容トレイに積載状態で収容したシートを1枚ずつ分離して搬送しているものの、シート収容トレイに積載しているときのシート間の密着力が大きくなると、シートの分離性が悪化する。その結果、シート収容トレイからシートを供給するときに、複数枚のシートが重なった状態で送られる重送や、シートの搬送遅れなどのミスフィードが発生しやくなる。特に、高湿下の環境では、より大きな密着力がシート間に作用する。このため、重送やミスフィードが発生しやすい状況となる。
そこで従来においては、シート収容トレイに収容されたシートの端部にエアーを吹き付けることにより、シート間の密着を解いてシート同士を分離する技術が提案されている。また従来では、ファンやブロワーなどで発生させたエアー流を、エアーダクトを用いてシートの端部に導く構成を採用したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−1467号公報
エアーの吹き付けによってシートを分離する場合は、シート収容トレイに収容されるシートの積載方向(上下方向)で、狙いとするシートの端部に的確に効率良くエアーを吹き付けることが望ましい。そのためには、エアーダクトのエアー吹き出し口をできるだけシートの近くに配置することが有効である。ただし、装置筐体に組み込まれたシート収容トレイは、当該トレイにシートをセットしたり補給したりするたびに、装置筐体から引き出されたり装置筐体に押し込まれたりする。
このとき、シート収容トレイとエアーダクトの相対的な位置関係にずれがあると、本来であれば、図7(A)に示すように、シート収容トレイ51に収容されたシート52に対して、エアーダクト53のエアー吹き出し口54から吹き出したエアーを、狙いとする上層のシート52の端部に吹き付けるものであるのに対し、例えば図7(B)に示すようにエアーダクト53の位置が上方にずれたり、図7(C)に示すようにエアーダクト53に傾きが生じたりして、エアーの吹き付け位置が狙いとする位置よりも上方にずれてしまうことがある。そうした場合、エアーの吹き付けによるシートの分離効果が低下し、場合によってシートを分離できなくなってしまう。
また、シート収容トレイ51に収容されたシート52の端部とこれに対向するエアーダクト53のエアー吹き出し口54との間には、シート収容トレイ51を出し入れするときに、当該トレイに収容されたシート52がエアーダクト53に接触しないよう、適度な間隔Dを設ける必要がある。従来のシート供給装置では、エアーダクト53とシート52の間隔Dが、シート収容トレイ51やエアーダクト53の寸法誤差、取付誤差等の影響で変わるため、それらの誤差を十分に考慮して両者の間隔Dを広く確保する必要があった。このため、シート収容トレイ51に収容されたシート52の直近にエアーダクト53のエアー吹き出し口54を配置することができなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、狙いとするシートの端部に的確にエアーを吹き付けることができるシート供給装置を提供することにある。
本発明に係るシート供給装置は、シートを収容するシート収容手段と、前記シート収容手段に収容されたシートの端部にエアーを吹き付けるもので、エアー流を発生するエアー流発生手段と、当該エアー流発生手段で発生させたエアー流を前記シートの端部に導くエアー流路形成手段とを有するエアー吹き付け手段と、前記シート収容手段及び前記エアー吹き付け手段を内蔵するとともに、前記シート収容手段を出し入れ可能に支持する装置筐体と、前記シート収容手段を前記装置筐体に押し込んだときに、前記シート収容手段と前記エアー流路形成手段とを相対的に位置決めする相対位置決め手段とを備え、前記エアー流路形成手段は、先端部にエアー吹き出し口が設けられたノズルを有し、当該ノズルの先端部の上部から前記シート収容手段に収容されたシートの端部への距離が、当該ノズルの先端部の下部から前記シート収容手段に収容されたシートの端部への距離よりも長く、仕切板により前記収容手段と区画され、前記エアー流路形成手段の外形寸法よりも大きく設定された収納空間内で、揺動支点を中心として前記シート収容手段に向かって揺動自在に支持されており、前記相対位置決め手段は、前記シート収容手段に設けられた第1の位置決め部材であって、シート積載方向に対して平行であるとともに前記シート供給方向に平行な直線軸に対して傾斜する第1のテーパー面を有する第1の位置決め部材と、前記エアー流路形成手段に設けられた第2の位置決め部材であって、前記シート積載方向に対して平行であるとともに前記シート供給方向に平行な直線軸に対して前記第1のテーパー面と同じ角度で傾斜し、前記第1のテーパー面とトレイ出し入れ方向で向かい合う第2のテーパー面を有する第2の位置決め部材とを備え、前記シート収容手段が前記装置筐体に押し込まれると、前記第1の位置決め部材における第1のテーパー面と前記第2の位置決め部材における第2のテーパー面とが突き当てられて当該第1位置決め部材と当該第2位置決め部材とが係合することで、前記エアー流路形成手段が前記シート収容手段に向かって揺動させられて当該エアー流路形成手段と当該シート収容手段とが相対的に位置決めされるものである。
本発明に係るシート供給装置においては、装置本体に対するシート収容手段の出し入れに際して、シート収容手段を装置筐体に押し込んだときに、シート収容手段とエアー流路形成手段との相対的な位置関係が位置決め手段によって決められる。このため、エアー流路形成手段で導いたエアーを、狙いとするシートの端部に的確に吹き付けることが可能となる。
本発明のシート供給装置によれば、エアー流路形成手段で導いたエアーを、狙いとするシートの端部に的確に吹き付けることができる。このため、エアーの吹き付けによって効率良くシートを分離することが可能となる。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明が適用される画像形成装置の構成例を示す概略図である。図示した画像形成装置1は、画像読み取り装置2及び外部機器(パーソナルコンピュータ等)3と通信回線4によって接続された受信部5と、この受信部5で受信した画像データに基づいて画像書込部6を制御する画像記録制御部7と、画像書込部6によって静電潜像が書き込まれるドラム状の像担持体(感光体ドラム)8と、像担持体8の円周方向に沿って配設された帯電器9、現像器10及びクリーナー11と、像担持体8に形成されたトナー画像をシートに転写する転写ロール12と、シートに転写されたトナー画像を定着させる定着器13と、定着器13でトナー画像の定着がなされたシートを排出する排出ロール14と、排出ロール14によって排出されたシートを受け取る排出トレイ15と、像担持体8及び転写ロール12の対向位置(ニップ位置)に向けてシートを搬送するシート搬送部16と、画像形成に使用されるシートを積載状態で収容する複数のシート収容トレイ17と、このシート収容トレイ17に収容されたシートをシート搬送部16に向けて供給するシート供給部18と、シート収容トレイ17に収容されたシートにエアー(空気流)を吹き付けるエアー吹き付け部19を備えた構成となっている。画像読み取り装置2は、画像形成装置1の一機能部として存在するものであってもよいし、画像形成装置1とは別個の機能部として存在するものであってもよい。
図2は本発明が適用されるシート供給装置の構成例を示す概略図である。図において、シート収容トレイ17は、装置筐体23に対して矢印方向に出し入れ可能に組み込まれるものである。装置筐体23は、画像形成装置又はシート供給装置の筐体を構成するものである。シート収容トレイ17には、ユーザによるトレイの出し入れ操作のための取っ手24が設けられている。また、シート収容トレイ17の両側には、凸形状のガイド部17Aがトレイ出し入れ方向に沿って長く設けられている。これに対して、シート収容トレイ17が組み込まれる装置筐体23の一部には、上記ガイド部17Aと凹凸の関係になる凹形状のガイド部23Aがトレイ出し入れ方向Xに沿って長く設けられている。そして、ガイド部17A,23A同士の係合によってシート収容トレイ17が装置筐体23に位置決めされるとともに、ガイド部17A,23Aの長手方向に沿ってシート収容トレイ17が装置筐体23に移動自在に支持されている。装置筐体23に対するシート収容トレイ17の位置決めは、シート供給方向Yとシート積載方向(上下方向)の双方に対してなされている。
シート供給部18は、シート収容トレイ17の前側(シートの送り出しが行われる側)に配置されたピックアップロール20、フィードロール21及びリタードロール22によって構成されている。シート供給部18は、シート収容トレイ17に積載状態で収容されたシートを最上位のシートから順に供給するものである。シート収容トレイ17において、最上位のシートの高さ位置は、例えば、周知のエレベータ方式、片側持ち上げ方式等により、ほぼ一定の位置に保持される構成となっている。
ピックアップロール20は、シート収容トレイ17に収容されたシートの最上面に所定の押圧力で当接し、この当接状態で回転することにより、シート収容トレイ17からシートを呼び出すものである。フィードロール21は、ピックアップロール20によって呼び出されたシートを、リタードロール22との間でニップしつつ上記シート搬送部16に向けて送り出すものである。リタードロール21は、ピックアップロール20によってフィードロール21との間(ニップ位置)に呼び出されたシートの下面側に接触し、この接触状態で下面側のシートに摩擦抵抗力を付与することにより、シートの重送を阻止するものである。
エアー吹き付け部19は、シート収容トレイ17に収容されたシートの前端部にエアーを吹き付けることにより、上下に重なり合うシートとシートの間にエアーを吹き込んでシート間の密着を解き、シート同士を分離するものである。シートの前端部とは、シート収容トレイ17内でシート供給方向Yの下流側を向いて配置されるシートの端部をいう。また、シート供給方向Yとは、シート供給部18によってシート収容トレイ17からシートを供給するときにシートが移動する方向をいう。これに対して、トレイ出し入れ方向Xは、水平面内でシート供給方向Yと直交する方向となる。
エアー吹き付け部19は、ブロワー25とエアーダクト26を用いて構成されている。ブロワー25は、エアー流を発生するエアー流発生手段に相当するものである。エアー流発生手段としては、ブロワー25に代えてファンを用いてもよい。エアーダクト26は、エアー流路を形成するエアー流路形成手段に相当するものである。エアーダクト26は、ブロワー25で発生させたエアー流を、シート収容トレイ17に収容されたシートの端部(前端部)に導くものである。ブロワー25は、装置筐体23の内部でかつシート収容トレイ17が押し込まれる奥側に実装されている。エアーダクト26は、略四角形の断面形状を有する筒状の部材であって、ダクト長手方向の一方(開口)はブロワー25に接続され、ダクト長手方向の他方は閉止されている。また、エアーダクト26は、シート収容トレイ17に収容されたシートの前端部と対向する位置に、シート供給方向Yと直交する向き(シート出し入れ方向Xと平行な向き)で配置されている。エアーダクト26にはノズル27が一体に形成され、このノズル27の先端部にエアー吹き出し口28が設けられている。エアー吹き出し口28は、シート供給方向Yの上流側からみて、ダクト長手方向(トレイ出し入れ方向X)に沿う横長のスリット状に形成されている。
図3は本発明の第1実施形態に係るシート供給装置の構成を示すもので、(A)は当該シート供給装置の全体構成を示す側面概略図、(B)は当該シート供給装置が備える位置決め手段の具体的な構造例を示す平面図である。図において、エアーダクト26は、シート収容トレイ17とともに装置筐体23に内蔵されている。装置筐体23には、エアーダクト26を収納するためのダクト収納空間を形成する仕切板29が一体に形成され、この仕切板29で区画されたダクト収納空間にエアーダクト26が収納されている。ダクト収納空間のサイズは、エアーダクト26の外形寸法よりも若干大きく設定されている。また、エアーダクト26は、装置筐体23のダクト収納空間内で揺動支点30を中心に揺動自在に支持されている。揺動支点30は、例えば丸ピンと丸孔の係合によって形成されるものである。
一方、シート収容トレイ17の内部にはボトムプレート31が設けられ、このボトムプレート31上にシート32が積載状態で収納される構成となっている。また、シート収容トレイ17とエアーダクト26の対向部分には相対位置決め手段33が設けられている。相対位置決め手段33は、シート収容トレイ17を装置筐体23に押し込んだときに、シート収容トレイ17とエアーダクト26とを相対的に位置決めするものである。
相対位置決め手段33は、第1の位置決め部材34と第2の位置決め部材35によって構成されている。第1の位置決め部材34と第2の位置決め部材35は、トレイ出し入れ方向Xで互いに突き当たった状態で係合することにより、シート収容トレイ17とエアーダクト26を相対的に位置決めするものである。第1の位置決め部材34と第2の位置決め部材35が係合する位置は、例えば、シート供給方向Yと直交する方向(トレイ出し入れ方向Xと平行方向)で、シート供給部18を構成する各ロール20〜22の近傍(シート幅のほぼ中央)に設定されるものである。
第1の位置決め部材34はエアーダクト26に設けられ、第2の位置決め部材35はシート収容トレイ17に設けられている。第1の位置決め部材34は、エアーダクト26と一体に形成してもよいし、ネジ等を用いてエアーダクト26に取り付けてもよい。同様に、第2の位置決め部材35は、シート収容トレイ17と一体に形成してもよいし、ネジ等を用いてシート収容トレイ17に取り付けてもよい。
第1の位置決め部材34には、シート収容トレイ17側に突出する突出部36が設けられている。突出部36にはテーパー面37が形成されている。テーパー面37は、シート供給方向Yと平行な直線軸(仮想軸)を基準に考えると、当該直線軸に対して時計回りに約45°の角度で傾斜する状態に形成されている。
第2の位置決め部材35には、エアーダクト26側に突出する突出部38が設けられている。突出部38は平面視略L字形に形成されている。また、突出部38には上記テーパー面37と同じ角度で傾斜するテーパー面39が形成されている。そして、第1の位置決め部材34と第2の位置決め部材35は、双方の突出部36,38に形成されたテーパー面37,39同士が、トレイ出し入れ方向Xで向かい合うように配置されている。
続いて、上記構成からなるシート供給装置の動作について説明する。まず、シート収容トレイ17に収容されたシート32をシート供給部18で供給する場合は、シート収容トレイ17に収容されたシート32の最上面を所定の高さに配置するとともに、当該シート32の最上面にピックアップロール20を当接させて回転させる。これにより、最上位のシート32がピックアップロール20の回転にしたがってシート収容トレイ17からシート供給方向Yに呼び出される。こうして呼び出されたシート32は、フィードロール21とリタードロール22にニップされた後、フィードロール21の回転にしたがってシート供給方向Yの下流側に送り出される。
このようなシート供給動作に際して、エアー吹き付け部19からシート32の前端部にエアーを吹き付けると、シート間へのエアーの流れ込みによってシート間の密着が解かれる。このため、エアーが流れ込んだシート間ではシート同士が分離した状態となる。したがって、フィードロール21とリタードロール22でシートを1枚ずつ確実に捌きながら送り出すことができる。
また、シート収容トレイ17にシートをセットする又は補給するために、装置筐体23からシート収容トレイ17を引き出すと、相対位置決め手段33を構成する第1の位置決め部材34と第2の位置決め部材35がトレイ出し入れ方向Xで離間する。すなわち、シート収容トレイ17を装置筐体23から引き出すと、エアーダクト26に設けられた第1の位置決め部材34がほぼ定位置に保持されたまま、シート収容トレイ17に設けられた第2の位置決め部材35がトレイ引き出し方向(トレイ出し入れ方向Xの一方)に移動して第1の位置決め部材34から離間する。このため、双方の突出部36,38の係合状態(テーパー面37,39の突き当て状態)が解除される。
その後、シートのセット又は補給を終えてシート収容トレイ17を装置筐体23に押し込むと、相対位置決め手段33を構成する第1の位置決め部材34と第2の位置決め部材35がトレイ出し入れ方向Xで接近する。そして、シート収容トレイ17が元の位置(一番奥側)まで押し込まれる前(直前)に、双方の突出部36,38のテーパー面37,39が突き当たる。このテーパー面37,39同士の突き当て(係合)により、シート収容トレイ17とエアーダクト26にはシート供給方向Yで互いに引き寄せ合う力が作用する。具体的には、シート収容トレイ17が装置筐体23に位置決めされているのに対し、エアーダクト26は揺動支点30を中心に揺動自在に支持されているため、エアーダクト26がシート収容トレイ17側に近づくかたちで両者が引き寄せ合う。そして、シート収容トレイ17を元の位置まで押し込んだ時点で、双方の突出部36,38が図のように係合した状態となり、この状態でシート収容トレイ17とエアーダクト26の相対的な位置決めがなされる。
これにより、シート収容トレイ17やエアーダクト26の寸法誤差、取付誤差等によらず、双方の突出部36,38のテーパー面37,39の突き当て(係合)により、シート収容トレイ17とエアーダクト2を相対的かつ直接的に位置決めすることができる。このため、エアーダクト26のエアー吹き出し口28から吹き出したエアーを、狙いとする上層部のシート32の端部に的確に吹き付けることができる。また、シート供給方向Yでは、上記寸法誤差や取付誤差が多少あっても、シート収容トレイ17とエアーダクト26の位置出しを精度良く行うことができる。したがって、上記寸法誤差や取付誤差をそれほど考慮することなく、シート収容トレイ17に収容されたシート32の直近にエアーダクト26のエアー吹き出し口28を配置することができる。
なお、上記の例では、仕切板29で区画されたダクト収納空間内で揺動支点30を中心にエアーダクト26を揺動自在に支持するものとしたが、本発明はこれに限らず、例えば図4に示すように、スポンジなどの弾性部材40を用いてエアーダクト26を揺動自在に支持するものとしてもよい。また、上記の例では、シート収容トレイ17を装置筐体23に位置決めしたうえで、シート収容トレイ17とエアーダクト2とを相対位置決め手段33により相対的に位置決めするものとしたが、本発明はこれに限らず、エアーダクト26を装置筐体23に位置決めしたうえで、シート収容トレイ17とエアーダクト2とを相対位置決め手段33により相対的に位置決めするものとしてもよい。
図5は本発明の第2実施形態に係るシート供給装置の構成を示すもので、(A)は当該シート供給装置の全体構成を示す側面概略図、(B)は当該シート供給装置が備える位置決め手段の具体的な構造例を示す平面図である。この第2実施形態に係るシート供給装置は、上記第1実施形態の装置構成と比較して相対位置決め手段33の構造に差異がある。
すなわち、相対位置決め手段33を構成する第1の位置決め部材34と第2の位置決め部材35のうち、第1の位置決め部材34はシート供給方向Yから見て略コ字形に形成され、第2の位置決め部材35は断面円形のピン形状(円柱状)に形成されている。さらに詳述すると、第1の位置決め部材34にはトレイ出し入れ方向Xに凹んだ状態で凹溝41が形成されている。凹溝41の入口部分には、上下に対をなして外開き状のテーパーガイド面42が形成されている。
一方、第2の位置決め部材35は、第1の位置決め部材34の凹溝41に対して、トレイ出し入れ方向Xで係脱(係合、離脱)可能に設けられている。第2の位置決め部材35の外径は、トレイ出し入れ方向Xと直交するシート積載方向(上下方向)で、凹溝41の溝幅よりも僅かに小さく設定されている。したがって、第1の位置決め部材34の凹溝41に第2の位置決め部材35を係合した状態では、シート積載方向で両者の係合状態にガタツキが生じないように、例えば最大寸法差が0.1mmの条件で両者の寸法差(第2の位置決め部材35の外径と凹溝41の溝幅の寸法差)が設定されている。
上記構成からなる相対位置決め手段33を備えたシート供給装置においては、シート収容トレイ17にシートをセットする又は補給するために、装置筐体23からシート収容トレイ17を引き出すと、相対位置決め手段33を構成する第1の位置決め部材34と第2の位置決め部材35がトレイ出し入れ方向Xで離間する。すなわち、シート収容トレイ17を装置筐体23から引き出すと、エアーダクト26に設けられた第1の位置決め部材34がほぼ定位置に保持されたまま、シート収容トレイ17に設けられた第2の位置決め部材35がトレイ引き出し方向(トレイ出し入れ方向Xの一方)に移動して第1の位置決め部材34の凹溝41から離脱する。このため、第1の位置決め部材34と第2の位置決め部材35の係合状態が解除される。
その後、シートのセット又は補給を終えてシート収容トレイ17を装置筐体23に押し込むと、相対位置決め手段33を構成する第1の位置決め部材34と第2の位置決め部材35がトレイ出し入れ方向Xで接近する。そして、シート収容トレイ17が元の位置(一番奥側)まで押し込まれる前に、第1の位置決め部材34に対して第2の位置決め部材35が凹溝41の入口部分に到達する。この状態からシート収容トレイ17を更に押し込むようにすると、第2の位置決め部材35が上下一対のテーパーガイド面42に案内されながら凹溝41に係合した状態となり、この状態でシート収容トレイ17とエアーダクト26の相対的な位置決めがなされる。
これにより、シート収容トレイ17やエアーダクト26の寸法誤差、取付誤差等によらず、第1の位置決め部材34と第2の位置決め部材35の係合により、シート収容トレイ17とエアーダクト23を相対的かつ直接的に位置決めすることができる。このため、エアーダクト26のエアー吹き出し口28から吹き出したエアーを、狙いとする上層部のシート32の端部に的確に吹き付けることができる。
なお、上記の例では第1の位置決め部材34をエアーダクト26に設け、第2の位置決め部材35をシート収容トレイ17に設けるものとしたが、これと反対に、第1の位置決め部材34をエアー収容トレイ17に設け、第2の位置決め部材35をエアーダクト26に設けることも可能である。ただし、その場合は、トレイ出し入れ方向Xで第1の位置決め部材34を逆向きに配置する必要がある。
図6は本発明の第3実施形態に係るシート供給装置が備える位置決め手段の構成を示すもので、(A)はその平面図、(B)はその正面図(シート出し入れ方向Xの一方から見た図)である。この第3実施形態で採用した位置決め手段では、第1の位置決め部材34に位置決めピン43が設けられている。位置決めピン43は、断面円形の丸ピンであって、トレイ出し入れ方向Xと平行な向きで配置されている。位置決めピン43には、先細状のテーパー部43Aが一体に形成されている。テーパー部43Aは、トレイ出し入れ方向Xの一方(トレイ引き出し方向)を向いて配置されている。
一方、第2の位置決め部材35には、トレイ出し入れ方向Xで位置決めピン43に係脱可能な位置決め孔44が設けられている。位置決め孔44は、テーパーピン43と断面形状と同じ円形に形成されている。また、位置決め孔44の孔径は、テーパーピン43の外径(最外周径)よりも僅かに大きく設定されている。したがって、位置決め孔44を位置決めピン43に係合(嵌合)した状態では、位置決めピン43の軸廻りで両者の係合状態にガタツキが生じないように、例えば最大寸法差が0.1mmの条件で両者の寸法差(位置決めピン43の外径と位置決め孔44の孔径の寸法差)が設定されている。
上記構成からなる相対位置決め手段33を備えたシート供給装置においては、シート収容トレイ17にシートをセットする又は補給するために、装置筐体23からシート収容トレイ17を引き出すと、相対位置決め手段33を構成する第1の位置決め部材34と第2の位置決め部材35がトレイ出し入れ方向Xで離間する。すなわち、シート収容トレイ17を装置筐体23から引き出すと、エアーダクト26に設けられた第1の位置決め部材34がほぼ定位置に保持されたまま、シート収容トレイ17に設けられた第2の位置決め部材35がトレイ引き出し方向(トレイ出し入れ方向Xの一方)に移動して位置決め孔44が位置決めピン43から離脱する。このため、第1の位置決め部材34と第2の位置決め部材35の係合状態(嵌合)が解除される。
その後、シートのセット又は補給を終えてシート収容トレイ17を装置筐体23に押し込むと、相対位置決め手段33を構成する第1の位置決め部材34と第2の位置決め部材35がトレイ出し入れ方向Xで接近する。そして、シート収容トレイ17が元の位置(一番奥側)まで押し込まれる前に、第1の位置決め部材34の位置決めピン43に対して第2の位置決め部材35の位置決め孔44がピン先端部のテーパー部43Aに到達する。この状態からシート収容トレイ17を更に押し込むようにすると、位置決め孔44がテーパー部43Aに案内されながら位置決めピン43に係合(嵌合)した状態となり、この状態でシート収容トレイ17とエアーダクト26の相対的な位置決めがなされる。
これにより、シート収容トレイ17やエアーダクト26の寸法誤差、取付誤差等によらず、第1の位置決め部材34と第2の位置決め部材35の係合により、シート収容トレイ17とエアーダクト23を相対的かつ直接的に位置決めすることができる。このため、エアーダクト26のエアー吹き出し口28から吹き出したエアーを、狙いとする上層部のシート32の端部に的確に吹き付けることができる。また、位置決めピン43に位置決め孔44を係合(嵌合)した状態では、位置決めピン43の軸廻りの全方向に対して、シート収容トレイ17とエアーダクト26を相対的に位置決めすることができる。このため、シート供給方向Yにおいては、シート収容トレイ17やエアーダクト26の寸法誤差、取付誤差をそれほど考慮することなく、シート収容トレイ17に収容されたシート32の直近にエアーダクト26のエアー吹き出し口28を配置することができる。
なお、上記の例では第1の位置決め部材34をエアーダクト26に設け、第2の位置決め部材35をシート収容トレイ17に設けるものとしたが、これと反対に、第1の位置決め部材34をエアー収容トレイ17に設け、第2の位置決め部材35をエアーダクト26に設けることも可能である。ただし、その場合は、トレイ出し入れ方向Xで第1の位置決め部材34の位置決めピン43を逆向きに配置する必要がある。
本発明が適用される画像形成装置の構成例を示す概略図である。 本発明が適用されるシート供給装置の構成例を示す概略図である。 本発明の第1実施形態に係るシート供給装置の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るシート供給装置の他の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るシート供給装置の構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るシート供給装置が備える位置決め手段の構成を示す図である。 本発明の課題を説明する図である。
符号の説明
1…画像形成装置、17…シート収容トレイ、18…シート供給部、19…エアー吹き付け部、25…ブロワー、26…エアーダクト、27…ノズル、28…エアー吹き出し口、30…揺動支点、32…シート、33…位置決め手段、34…第1の位置決め部材、35…第2の位置決め部材、43…位置決めピン、44…位置決め孔

Claims (1)

  1. シートを収容するシート収容手段と、
    前記シート収容手段に収容されたシートの端部にエアーを吹き付けるもので、エアー流を発生するエアー流発生手段と、当該エアー流発生手段で発生させたエアー流を前記シートの端部に導くエアー流路形成手段とを有するエアー吹き付け手段と、
    前記シート収容手段及び前記エアー吹き付け手段を内蔵するとともに、前記シート収容手段を出し入れ可能に支持する装置筐体と、
    前記シート収容手段を前記装置筐体に押し込んだときに、前記シート収容手段と前記エアー流路形成手段とを相対的に位置決めする相対位置決め手段とを備え、
    前記エアー流路形成手段は、
    先端部にエアー吹き出し口が設けられたノズルを有し、
    当該ノズルの先端部の上部から前記シート収容手段に収容されたシートの端部への距離が、当該ノズルの先端部の下部から前記シート収容手段に収容されたシートの端部への距離よりも長く、
    仕切板により前記収容手段と区画され、前記エアー流路形成手段の外形寸法よりも大きく設定された収納空間内で、揺動支点を中心として前記シート収容手段に向かって揺動自在に支持されており、
    前記相対位置決め手段は、
    前記シート収容手段に設けられた第1の位置決め部材であって、シート積載方向に対して平行であるとともに前記シート供給方向に平行な直線軸に対して傾斜する第1のテーパー面を有する第1の位置決め部材と、
    前記エアー流路形成手段に設けられた第2の位置決め部材であって、前記シート積載方向に対して平行であるとともに前記シート供給方向に平行な直線軸に対して前記第1のテーパー面と同じ角度で傾斜し、前記第1のテーパー面とトレイ出し入れ方向で向かい合う第2のテーパー面を有する第2の位置決め部材と
    を備え、
    前記シート収容手段が前記装置筐体に押し込まれると、前記第1の位置決め部材における第1のテーパー面と前記第2の位置決め部材における第2のテーパー面とが突き当てられて当該第1位置決め部材と当該第2位置決め部材とが係合することで、前記エアー流路形成手段が前記シート収容手段に向かって揺動させられて当該エアー流路形成手段と当該シート収容手段とが相対的に位置決めされる
    ことを特徴とするシート供給装置。
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