ところで、従来のプロジェクタにおいては以下の2つの問題があった。
1.第1の問題
プロジェクタにおいては、電気光学変調装置の画像形成領域を正確に照明できないと、投写面に投写される投写画像の明るさが低下してしまったり投写画像の縁に影ができてしまったりする。そこで、照明光学系や色分離導光光学系における光学要素自体の寸法誤差や取付精度等を考慮して、画像形成領域に照射される照明光の照明領域には、その周囲に一定の照明マージンを設けている。そして、電気光学変調装置の画像形成領域が照明マージンも含めた照明領域の範囲内に確実に入るように設計を行っている。
ところで、このような照明マージンの量は、なるべく少ない方が好ましい。なぜなら、照明マージンも含めた照明領域の大きさが画像形成領域に対して必要以上に大きくなると、その分画像形成領域における照度が低下してしまい、投写面に投写される投写画像の明るさが低下してしまうからである。照明マージンの量をなるべく少なくして画像形成領域に対して照明領域を合わせるには、照明領域の大きさを調整する必要がある。
照明領域の大きさを調整するにあたって、従来は、例えば照明光学系における各光学要素(例えば、第1レンズアレイ、第2レンズアレイ、重畳レンズなど。)の位置を調整して照明領域の大きさを調整していたが、このような作業は多大な労力及び作業時間を要するものである。このため、従来のプロジェクタによれば、照明領域の大きさを調整するのは容易ではないという問題があった。
2.第2の問題
近年、プロジェクタの低コスト化のため、電気光学変調装置を小型化したいという要望が高まっている。電気光学変調装置を小型化すると画像形成領域の大きさも小さくなるため、画像形成領域の大きさに合わせて照明領域の大きさを小さくする必要がある。
ここで、照明領域の大きさは、第1レンズアレイの第1小レンズの大きさに、第2レンズアレイの第2小レンズの焦点距離f1に対する重畳レンズの焦点距離f2の比(=f2/f1(拡大率))を乗じることによって求められる。このため、照明領域の大きさを小さくするためには、第1小レンズの大きさを小さくするか、重畳レンズの焦点距離f2を短くするか、第2小レンズの焦点距離f1を長くしなければならない。
しかしながら、第1小レンズの大きさを小さくするためには、個々の小レンズの大きさが小さな第1レンズアレイに変更しなければならず、重畳レンズの焦点距離f2を短くするためには、色分離導光光学系の大きさを小さくしなければならず、第2小レンズの焦点距離f1を長くするためには、照明光学系の大きさを大きくしなければならない。つまり、照明領域の大きさを小さくするためには、照明光学系(第1レンズアレイも含む。)又は色分離導光光学系を変更しなければならない。
このため、従来のプロジェクタによれば、電気光学変調装置を小型化することによって、電気光学変調装置変更前の照明光学系又は色分離導光光学系をそのまま使用することができないという問題があった。
この問題は、電気光学変調装置を小型化する場合だけに限らず、電気光学変調装置を大型化する場合にも同様に発生する問題でもある。
すなわち、従来のプロジェクタによれば、電気光学変調装置の大きさを変更することによって、電気光学変調装置変更前の照明光学系又は色分離導光光学系をそのまま使用することができないという問題があった。その結果、照明光学系又は色分離導光光学系を設計し直さなければならず、そのための工数が増加してしまい、プロジェクタの製造コストが高くなってしまっていた。
そこで、本発明は、上記した第1の問題及び第2の問題のうち少なくともいずれかの問題を解決するためになされたもので、照明領域の大きさを調整することが容易なプロジェクタ、または、電気光学変調装置の大きさを変更したとしても電気光学変調装置変更前の照明光学系又は色分離導光光学系をそのまま使用することが可能なプロジェクタを提供することを目的とする。また、このような優れたプロジェクタの製造方法を提供することを目的とする。
本発明のプロジェクタは、照明光束を射出する光源装置と、前記光源装置からの照明光束を複数の部分光束に分割する複数の第1小レンズを有する第1レンズアレイと、前記複数の第1小レンズに対応する複数の第2小レンズを有する第2レンズアレイと、前記第2レンズアレイからの各部分光束を被照明領域上で重畳する重畳レンズと、前記重畳レンズによって重畳された光を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、前記電気光学変調装置によって変調された光を投写する投写光学系とを備えるプロジェクタにおいて、前記重畳レンズと前記電気光学変調装置との間の光路に配置される光学レンズをさらに備え、前記光学レンズは、前記重畳レンズの焦点距離とは異なる焦点距離を有し前記重畳レンズの焦点位置と略同一の焦点位置を有する重畳光学系を前記重畳レンズとともに構成することを特徴とする。
このため、本発明のプロジェクタによれば、重畳レンズのみで重畳光学系を構成したときの焦点位置と略同一の焦点位置を有し重畳レンズのみで重畳光学系を構成したときとは異なる焦点距離を有する重畳光学系を、重畳レンズと光学レンズとで構成することができるため、重畳光学系を、照明領域の結像位置を変えずに照明領域の大きさを変更可能な機能を有する光学系とすることができる。つまり、重畳レンズの焦点距離とは異なる焦点距離を有する重畳光学系を構成することとなる光学レンズを、光路内の所定位置に配置することにより、重畳レンズ及び光学レンズからなる重畳光学系の焦点距離を調整して、照明領域の大きさを調整することができる。
このとき、照明領域の大きさは、第1レンズアレイの第1小レンズの大きさに、第2レンズアレイの第2小レンズの焦点距離f1に対する重畳光学系の焦点距離f3の比(=f3/f1(拡大率))を乗じたものとなるため、本発明のプロジェクタによれば、適切な光学レンズを光路内に配置して光学レンズ固定装置によって固定することにより、照明領域の大きさを適切な大きさに調整することができる。
また、本発明のプロジェクタによれば、光学レンズを光路内に配置しないときの重畳レンズのみで構成される重畳光学系の焦点位置と、光学レンズを光路内に配置したときの重畳レンズ及び光学レンズからなる重畳光学系の焦点位置とを略同一とすることができるため、光学レンズを光路内に配置したとしても、各電気光学変調装置の画像形成領域には焦点ボケの無い面内光強度分布の比較的均一な照明光が照射されることとなる。
また、本発明のプロジェクタによれば、光学レンズを光路内に配置するという極めて簡単な構成によって照明領域の大きさを調整することができる。
一方、電気光学変調装置の大きさを変更する場合においても、上記した理由と同様に、本発明のプロジェクタによれば、光路内に配置したとき、重畳レンズの焦点距離とは異なる焦点距離を有する重畳光学系を構成することとなる光学レンズを、光路内に配置して、重畳レンズ及び光学レンズからなる重畳光学系の焦点距離を調整することができ、結果として照明領域の大きさを調整することができる。
また、本発明のプロジェクタによれば、適切な光学レンズを光路内に配置することにより、重畳レンズ及び光学レンズからなる重畳光学系の焦点距離f3を調整して照明領域の大きさを調整することが可能となるため、照明領域の大きさを調整するために第1小レンズの大きさ及び第2小レンズの焦点距離f1を調整する必要がなくなる。したがって、電気光学変調装置の大きさを変更したとしても、電気光学変調装置変更前の照明光学系をそのまま使用することができるようになる。
このように、本発明のプロジェクタによれば、電気光学変調装置を変更したとしても電気光学変調装置変更前の照明光学系をそのまま使用することができるようになるため、照明光学系を設計し直す必要がなくなり、工数を削減できる結果、プロジェクタの製造コストが高くなるのを抑制することができる。
以上より、本発明のプロジェクタは、照明領域の大きさを調整することが容易なプロジェクタ、または、電気光学変調装置の大きさを変更したとしても電気光学変調装置変更前の照明光学系をそのまま使用することが可能なプロジェクタとなる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記重畳レンズからの光を第1の色光と第2の色光及び第3の色光とに分離する第1ダイクロイックミラーと、前記第1ダイクロイックミラーからの第2の色光及び第3の色光を第2の色光と第3の色光とに分離する第2ダイクロイックミラーとを有する色分離導光光学系と、前記電気光学変調装置として、前記第1〜第3の色光をそれぞれ変調する第1〜第3の電気光学変調装置と、前記第1〜第3の電気光学変調装置によって変調された色光を合成し前記投写光学系へと射出する色合成光学系と、前記光学レンズとして、前記第1ダイクロイックミラーと前記第1の電気光学変調装置との間に配置される第1の光学レンズと、前記第1ダイクロイックミラーと前記第2ダイクロイックミラーとの間に配置される第2の光学レンズとを備え、前記第1の光学レンズは、前記重畳レンズの焦点距離とは異なる焦点距離を有し前記重畳レンズの焦点位置と略同一の焦点位置を有する第1の重畳光学系を前記重畳レンズとともに構成し、前記第2の光学レンズは、前記重畳レンズの焦点距離とは異なる焦点距離を有し前記重畳レンズの焦点位置と略同一の焦点位置を有する第2の重畳光学系を前記重畳レンズとともに構成することが好ましい。
このため、本発明のプロジェクタによれば、重畳レンズと第1の光学レンズとで構成される第1の重畳光学系と、重畳レンズと第2の光学レンズとで構成される第2の重畳光学系とを有しているため、第1〜第3の電気光学変調装置のそれぞれにおいて、照明領域の大きさを比較的自由に調整することが可能となる。
また、本発明のプロジェクタによれば、比較的スペースの余裕がある箇所に第1の光学レンズ及び第2の光学レンズを配置することが可能となる。
また、本発明のプロジェクタによれば、光学レンズを光路内に配置しないときの重畳レンズのみで構成される重畳光学系の焦点位置と、光学レンズを光路内に配置したときの重畳レンズ及び光学レンズからなる重畳光学系の焦点位置とを略同一とすることができるため、光学レンズを光路内に配置したとしても、重畳レンズと各電気光学変調装置との位置関係を変えずに済む。このため、電気光学変調装置の大きさを変更したとしても、色分離導光光学系を変更することなく、電気光学変調装置変更前の色分離導光光学系をそのまま使用することができるようになる。
このように、本発明のプロジェクタによれば、電気光学変調装置を変更したとしても電気光学変調装置変更前の色分離導光光学系をそのまま使用することができるようになるため、色分離導光光学系を設計し直す必要がなくなり、工数を削減できる結果、プロジェクタの製造コストが高くなるのを抑制することができる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記第1の光学レンズ及び前記第2の光学レンズのうち少なくとも1つは、凸メニスカスレンズであることが好ましい。
本発明の第1の光学レンズ及び第2の光学レンズとしてメニスカスレンズを用いることにより、重畳光学系の焦点位置を維持しつつ重畳光学系の主点の位置を光軸に沿った方向に調整することが可能となるため、重畳光学系の焦点位置を維持しつつ重畳光学系の焦点距離を調整することができるようになる。その結果、画像形成領域における照明領域の大きさを調整することができるようになる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記第1の光学レンズ及び前記第2の光学レンズのうち少なくとも1つは、2枚以上のレンズからなる複合レンズであることが好ましい。
本発明の第1の光学レンズ及び第2の光学レンズとして2枚以上のレンズからなる複合レンズを用いることによっても、重畳光学系の焦点位置を維持しつつ重畳光学系の主点の位置を光軸に沿った方向に調整することが可能となるため、重畳光学系の焦点位置を維持しつつ重畳光学系の焦点距離を調整することができるようになる。その結果、画像形成領域における照明領域の大きさを調整することができるようになる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記第1の光学レンズ及び前記第2の光学レンズは、同一形状を有することが好ましい。
このように構成することにより、第1の光学レンズ及び第2の光学レンズとして、同一形状のレンズを用いることが可能になるため、プロジェクタにおける製造コストの低減を図ることが可能となる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記第1の光学レンズ及び前記第2の光学レンズのうち、相対的に長い波長の色光が通過する光路に配置されるレンズのパワーは、相対的に短い波長の色光が通過する光路に配置されるレンズのパワーよりも大きいことが好ましい。
一般的に、レンズの屈折率には波長分散特性が存在し、相対的に長い波長の光における屈折率は相対的に短い波長の光における屈折率よりも小さい。このため、相対的に長い波長の光は、相対的に短い波長の光よりも屈折しにくいため、第1の光学レンズと第2の光学レンズのパワーを同じに設定すると、相対的に長い波長の光が入射する場合と相対的に短い波長の光が入射する場合とで、画像形成領域に照射される照明領域の大きさが異なることになり易い。
しかしながら、このような場合には、上記のように構成することにより、相対的に長い波長の光は、相対的に短い波長の光よりも、パワーの大きいレンズを通過することになるため、屈折のしにくさが補償され、相対的に長い波長の光が入射する場合と相対的に短い波長の光が入射する場合とで、画像形成領域に照射される照明領域の大きさを同じにすることができるようになる。
このため、各色光に対応する電気光学変調装置毎に、同じ大きさの照明領域が形成されることになり、色光毎の照明状態が均一になり、色むらが低減し色再現性が向上する。
本発明は、前記第1レンズアレイ及び前記第2レンズアレイとして、前記第1レンズアレイ及び前記第2レンズアレイが一体成形されたレンズアレイユニットを用いたプロジェクタに適用した場合に特に効果がある。
第1レンズアレイ及び第2レンズアレイが一体成形されたレンズアレイユニットは、通常ガラスをプレス成形することにより製造される。この場合、第1レンズアレイと第2レンズアレイとの間の距離が長いとレンズアレイユニットの厚さが厚くなるため、製造時に割れや欠けが発生してしまうおそれがある。また、レンズアレイユニットの厚さが厚くなると、レンズアレイユニットの重量が増加してしまうし、材料費が嵩んでしまう。
これに対して、本発明のプロジェクタによれば、上記したように、重畳光学系の焦点距離を調整することができるため、重畳光学系の焦点距離を短くすることもできる。本発明のプロジェクタにおいて重畳光学系の焦点距離f3を短くしたときには、従来と同等の大きさの電気光学変調装置を用いた場合は、重畳レンズから各電気光学変調装置までの光路の長さと照明領域の大きさとを維持しつつ、第2小レンズ(及び第1小レンズ)の焦点距離f1を短くすることが可能になる。もちろん、従来よりも小型の電気光学変調装置を用いた場合においても、第2小レンズ(及び第1小レンズ)の焦点距離f1を短くすることが可能になる。このため、第1レンズアレイと第2レンズアレイとの間の距離を短くすることが可能になり、第1レンズアレイ及び第2レンズアレイが一体成形された薄型のレンズアレイユニットを容易に製造することが可能になる。また、薄型のレンズアレイユニットをプロジェクタに用いることができることから、プロジェクタの小型化を図ることができるとともに、レンズアレイユニットの軽量化を図ることができ、材料費を削減することが可能になる。さらにまた、各種光学部品を配置する際に、第1レンズアレイと第2レンズアレイとの位置合わせを行う必要がなくなるとともに、各種光学部品を配置した後においては、第1レンズアレイ及び第2レンズアレイの位置精度が劣化するのを抑制することができるようになる。
本発明は、前記第1レンズアレイ及び前記第2レンズアレイとして、前記第1レンズアレイと前記第2レンズアレイとの間に、前記第1レンズアレイからの光を前記第2レンズアレイに導くための透光部材を有し、前記第1レンズアレイ及び前記第2レンズアレイが前記透光部材を介して接合されたレンズアレイユニットを用いたプロジェクタに適用した場合にも効果がある。
プロジェクタの小型化のためには、上記のようなレンズアレイユニットについても、レンズアレイユニットの軽量化及び材料費の削減のため、透光部材を薄くしたいという要請がある。
この場合、本発明のプロジェクタによれば、上記したように、重畳光学系の焦点距離を調整することができるため、重畳光学系の焦点距離を短くすることもできる。本発明のプロジェクタにおいて重畳光学系の焦点距離f3を短くしたときには、従来と同等の大きさの電気光学変調装置を用いた場合は、重畳レンズから各電気光学変調装置までの光路の長さと照明領域の大きさとを維持しつつ、第2小レンズ(及び第1小レンズ)の焦点距離f1を短くすることが可能になる。もちろん、従来よりも小型の電気光学変調装置を用いた場合においても、第2小レンズ(及び第1小レンズ)の焦点距離f1を短くすることが可能になる。このため、第1レンズアレイと第2レンズアレイとの間の距離を短くすることが可能になり、透光部材を薄くしたレンズアレイユニットを容易に製造することが可能になる。また、薄型のレンズアレイユニットをプロジェクタに用いることができることから、プロジェクタの小型化を図ることができるとともに、レンズアレイユニットの軽量化を図ることができ、材料費を削減することが可能になる。さらにまた、各種光学部品を配置する際に、前もって第1レンズアレイと第2レンズアレイとを位置合わせした上で透光部材と接合しておくことにより、この第1レンズアレイ及び第2レンズアレイを有するレンズアレイユニットと他の光学部品との位置を調整するだけでよくなるため、このレンズアレイユニットを含めた各種光学部品の位置合わせ作業を容易に行うことができるようになるとともに、各種光学部品を配置した後においては、第1レンズアレイ及び第2レンズアレイの位置精度が劣化するのを抑制することができるようになる。
上記した本発明のプロジェクタにおいては、前記透光部材は、前記第1レンズアレイ及び前記第2レンズアレイとほぼ等しい屈折率を有することが好ましい。
さらには、前記第1レンズアレイと透光部材及び透光部材と前記第2レンズアレイとをそれぞれ接合するための接着剤も、前記第1レンズアレイ及び前記第2レンズアレイとほぼ等しい屈折率を有することが好ましい。
このように構成することにより、第1レンズアレイ及び第2レンズアレイのそれぞれと透光部材との界面における光の反射等をさらに抑制することが可能となるため、そのような望ましくない反射等による光量の損失をより一層低減することができるようになる。
また、上記した本発明のプロジェクタにおいては、前記透光部材は、前記第1レンズアレイ及び前記第2レンズアレイとほぼ等しい線膨張係数を有することが好ましい。
このように構成することにより、プロジェクタの使用による温度変化に伴う熱応力の発生を抑制することが可能となるため、第1レンズアレイ及び第2レンズアレイと透光部材との接合部分における損傷を抑制することができるようになる。
これらより、上記した本発明のプロジェクタにおいては、前記透光部材は、前記第1レンズアレイ及び前記第2レンズアレイと同一の基材からなることが好ましい。
本発明のプロジェクタにおいては、前記光源装置は、楕円面リフレクタと、前記楕円面リフレクタの第1焦点近傍に発光中心を有する発光管と、前記楕円面リフレクタで反射された集束光を前記第1レンズアレイに向けて射出する凹レンズとを有することが好ましい。
このように構成することにより、光源装置からは楕円面リフレクタの大きさよりも小さな照明光束が射出されるようになるため、プロジェクタの小型化を図ることができる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記発光管には、前記発光管から被照明領域側に射出される光を前記楕円面リフレクタに向けて反射する反射手段が設けられていることが好ましい。
このように構成することにより、発光管から被照明領域側に放射される光が楕円面リフレクタに向けて反射されるようになるため、発光管の被照明領域側端部を覆うような大きさに楕円面リフレクタの大きさを設定することを必要とせず、楕円面リフレクタの小型化を図ることができ、結果としてプロジェクタの小型化を図ることができる。
本発明のプロジェクタにおいては、前記第2レンズアレイと前記重畳レンズとの間には、前記第1レンズアレイにより分割された各部分光束の偏光方向を、偏光方向の揃った略1種類の直線偏光光として射出する偏光変換素子が配置されていることが好ましい。
このように構成することにより、本発明のプロジェクタは、偏光光を変調するタイプの電気光学変調装置、例えば液晶パネルを用いた電気光学変調装置を備えたプロジェクタに特に適合したものになる。
本発明のプロジェクタの製造方法は、照明光束を射出する光源装置と、前記光源装置からの照明光束を複数の部分光束に分割する複数の第1小レンズを有する第1レンズアレイと、前記複数の第1小レンズに対応する複数の第2小レンズを有する第2レンズアレイと、前記第2レンズアレイからの各部分光束を被照明領域上で重畳する重畳レンズと、前記重畳レンズによって重畳される光を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、前記電気光学変調装置によって変調された光を投写する投写光学系とを備えるプロジェクタの製造方法であって、前記重畳レンズの焦点距離とは異なる焦点距離を有し前記重畳レンズの焦点位置と略同一の焦点位置を有する重畳光学系を前記重畳レンズとともに構成することとなる光学レンズとして、焦点距離が異なる複数種類の光学レンズを準備する工程と、前記焦点距離が異なる複数種類の光学レンズの中からいずれかを選択して配置するか又は前記焦点距離が異なる複数種類の光学レンズのいずれも配置しないことによって、前記重畳光学系から射出される光の照明領域の大きさが前記電気光学変調装置の画像形成領域の大きさに適合するように、前記重畳光学系の焦点距離を調整する工程とを含むことを特徴とする。
このため、本発明のプロジェクタの製造方法によれば、予め準備しておいた複数種類の光学レンズの中からいずれかを選択して配置するか又は焦点距離が異なる複数種類の光学レンズのいずれも配置しないという極めて簡単な作業によって照明領域の大きさを調整することができるため、従来のように照明光学系における各光学要素の位置を調整して照明領域の大きさを調整するという作業を行わずに済み、照明領域の大きさを調整する際の労力及び作業時間を大幅に削減することが可能となる。
このため、本発明のプロジェクタの製造方法は、照明領域の大きさを調整することが容易なプロジェクタ、または、電気光学変調装置の大きさを変更したとしても電気光学変調装置変更前の照明光学系をそのまま使用することが可能なプロジェクタを製造できるという優れた製造方法となる。
本発明のプロジェクタの製造方法においては、前記重畳光学系の焦点距離を調整する工程の前に、前記重畳レンズとして、焦点位置が略同一で焦点距離が異なる複数種類の重畳レンズを準備する工程と、前記焦点距離が異なる複数種類の重畳レンズの中から前記重畳レンズとしていずれかを選択して配置することによって、前記重畳レンズから射出される光の照明領域の大きさが前記電気光学変調装置の画像形成領域の大きさに適合するように、前記重畳光学系の焦点距離を粗調整する工程とをさらに含み、前記重畳光学系の焦点距離を調整する工程は、前記重畳光学系から射出される光の照明領域の大きさが前記電気光学変調装置の画像形成領域の大きさに適合するように、前記重畳光学系の焦点距離を微調整することが好ましい。
このような方法とすることにより、電気光学変調装置の大きさが大幅に変更されたとしても、光学レンズとともに重畳レンズも交換することによって、重畳光学系によって生成される照明領域の大きさを大幅に変更し、光学レンズによって照明領域の大きさを微調整することができるため、電気光学変調装置変更前の照明光学系をそのまま使用することができるようになる。
本発明のプロジェクタの製造方法においては、前記プロジェクタは、前記重畳レンズからの光を第1の色光と第2の色光及び第3の色光とに分離する第1ダイクロイックミラーと前記第1ダイクロイックミラーからの第2の色光及び第3の色光を第2の色光と第3の色光とに分離する第2ダイクロイックミラーとを有する色分離導光光学系と、前記電気光学変調装置として前記第1〜第3の色光をそれぞれ変調する第1〜第3の電気光学変調装置と、前記第1〜第3の電気光学変調装置によって変調された色光を合成し前記投写光学系へと射出する色合成光学系とを備えるプロジェクタであって、前記焦点距離が異なる複数種類の光学レンズを準備する工程として、前記重畳レンズの焦点距離とは異なる焦点距離を有し前記重畳レンズの焦点位置と略同一の焦点位置を有する第1の重畳光学系を前記重畳レンズとともに構成することとなる第1の光学レンズとして、焦点距離が異なる複数種類の第1の光学レンズを準備する工程と、前記重畳レンズの焦点距離とは異なる焦点距離を有し前記重畳レンズの焦点位置と略同一の焦点位置を有する第2の重畳光学系を前記重畳レンズとともに構成することとなる第2の光学レンズとして、焦点距離が異なる複数種類の第2の光学レンズを準備する工程とを含み、前記重畳光学系の焦点距離を調整する工程として、前記焦点距離が異なる複数種類の第1の光学レンズの中からいずれかを選択して配置するか又は前記焦点距離が異なる複数種類の第1の光学レンズのいずれも配置しないことによって、前記第1の重畳光学系から射出される光の照明領域の大きさを前記第1の電気光学変調装置の画像形成領域の大きさに適合するように、前記第1の重畳光学系の焦点距離を調整する工程と、前記焦点距離が異なる複数種類の第2の光学レンズの中からいずれかを選択して配置するか又は前記焦点距離が異なる複数種類の第2の光学レンズのいずれも配置しないことによって、前記第2の重畳光学系から射出される光の照明領域の大きさを前記第2の電気光学変調装置及び/又は前記第3の電気光学変調装置の画像形成領域の大きさに適合するように、前記第2の重畳光学系の焦点距離を調整する工程とを含むことが好ましい。
重畳レンズからの光を第1〜第3の色光に分離する色分離導光光学系と、第1〜第3の色光をそれぞれ変調する第1〜第3の電気光学変調装置とを備え、重畳光学系によって重畳される照明領域が複数存在するプロジェクタにおいても、上記のような方法とすることにより、重畳レンズと第1の光学レンズとで構成され、第1の電気光学変調装置を照明する光を射出する第1の重畳光学系と、重畳レンズと第2の光学レンズとで構成され、第2の電気光学変調装置及び/又は第3の電気光学変調装置を照明する光を射出する第2の重畳光学系とにおいて、それぞれ、照明領域の大きさを比較的自由に調整することが可能となる。
以下、本発明のプロジェクタ及びプロジェクタの製造方法について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るプロジェクタ1000の光学系を示す図である。
なお、以下の説明においては、互いに直交する3つの方向をそれぞれz軸方向(図1における照明光軸100ax方向)、x軸方向(図1における紙面に平行かつz軸に直交する方向)及びy軸方向(図1における紙面に垂直かつz軸に直交する方向)とする。
実施形態1に係るプロジェクタ1000は、図1に示すように、照明光束を射出する光源装置110と、光源装置110からの照明光束を複数の部分光束に分割する複数の第1小レンズ121を有する第1レンズアレイ120と、複数の第1小レンズ121に対応する複数の第2小レンズ131を有する第2レンズアレイ130と、第1レンズアレイ120により分割された各部分光束の偏光方向を、偏光方向の揃った略1種類の直線偏光光として射出する偏光変換素子140と、偏光変換素子140からの各部分光束を被照明領域上で重畳する重畳レンズ160並びに第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180からなる重畳光学系150と、重畳レンズ160からの光を3つの色光に分離して被照明領域に導光する色分離導光光学系200と、色分離導光光学系200で分離された3つの色光のそれぞれを画像情報に応じて変調する3つの電気光学変調装置400R,400G,400Bと、電気光学変調装置400R,400G,400Bによって変調された色光を合成する色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム500と、クロスダイクロイックプリズム500によって合成された光をスクリーンSCR等の投写面に投写する投写光学系600と、光学要素収納用筐体10とを備えるプロジェクタである。
光源装置110は、楕円面リフレクタ114と、楕円面リフレクタ114の第1焦点近傍に発光中心を有する発光管112と、発光管112に設けられ、発光管112から被照明領域側に射出される光を楕円面リフレクタ114に向けて反射する反射手段としての補助ミラー116と、楕円面リフレクタ114で反射された集束光を平行光に変換して第1レンズアレイ120に向けて射出する凹レンズ118とを有している。光源装置110は、照明光軸100axを中心軸とする光束を射出する。
発光管112は、管球部と、管球部の両側に延びる一対の封止部とを有している。
楕円面リフレクタ114は、発光管112の一方の封止部に挿通・固着される筒状の首状部と、発光管112から放射された光を第2焦点位置に向けて反射する反射凹面とを有している。
補助ミラー116は、発光管112を挟んで楕円面リフレクタ114と対向して設けられ、発光管112から放射された光のうち楕円面リフレクタ114に向かわない光を発光管112に戻し楕円面リフレクタ114に入射させる。
凹レンズ118は、楕円面リフレクタ114の被照明領域側に配置されている。そして、楕円面リフレクタ114からの光を第1レンズアレイ120に向けて射出するように構成されている。
第1レンズアレイ120は、凹レンズ118からの光を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子としての機能を有し、照明光軸100axと直交する面内にマトリクス状に配列される複数の第1小レンズ121を備えた構成を有している。第1小レンズ121の外形形状は、電気光学変調装置400R,400G,400Bの画像形成領域の外形形状に関して相似形である。
第2レンズアレイ130は、第1レンズアレイ120により分割された複数の部分光束を集光する光学素子であり、第1レンズアレイ120と同様に照明光軸100axに直交する面内にマトリクス状に配列される複数の第2小レンズ131を備えた構成を有している。
偏光変換素子140は、第1レンズアレイ120により分割された各部分光束の偏光方向を、偏光方向の揃った略1種類の直線偏光光として射出する偏光変換素子である。
偏光変換素子140は、光源装置110からの照明光束に含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分をそのまま透過し、他方の直線偏光成分を照明光軸100axに垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸100axに平行な方向に反射する反射層と、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する位相差板とを有している。
重畳光学系150は、偏光変換素子140からの各部分光束を被照明領域上で重畳する重畳レンズ160と、第1の光学レンズ170と、第2の光学レンズ180とを有している。
なお、ここでは図示を省略したが、重畳光学系150において、第1レンズアレイ120によって分離された複数の部分光束における第1の色光を第1の電気光学変調装置400Rの画像形成領域に重畳させる重畳レンズ160と第1の光学レンズ170とで構成される重畳光学系を、第1の重畳光学系といい、第1レンズアレイ120によって分離された複数の部分光束のうち第2の色光及び第3の色光を第2の電気光学変調装置400G及び第3の電気光学変調装置の画像形成領域に重畳させる重畳レンズ160と第2の光学レンズ180とで構成される重畳光学系を、第2の重畳光学系という。
第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180については、詳細に後述する。
色分離導光光学系200は、第1ダイクロイックミラー210及び第2ダイクロイックミラー220と、反射ミラー230,240,250と、入射側レンズ260と、リレーレンズ270とを有している。色分離導光光学系200は、重畳レンズ160から射出される照明光束を、第1の色光としての赤色光、第2の色光としての緑色光及び第3の色光としての青色光の3つの色光に分離して、それぞれの色光を照明対象となる第1〜第3の電気光学変調装置400R,400G,400Bに導く機能を有している。
第1ダイクロイックミラー210及び第2ダイクロイックミラー220は、基板上に所定の波長領域の光束を反射し、他の波長領域の光束を透過する波長選択膜が形成された光学素子である。第1ダイクロイックミラー210は、赤色光成分を透過し、その他の色光成分を反射するミラーである。第2ダイクロイックミラー220は、青色光成分を透過し、緑色光成分を反射するミラーである。
第1ダイクロイックミラー210で反射された赤色光成分は、第1の光学レンズ170を通過し、反射ミラー230により曲折され、集光レンズ300Rを介して赤色光用の第1の電気光学変調装置400Rの画像形成領域に入射する。
集光レンズ300Rは、第1の光学レンズ170からの各部分光束を各主光線に対して略平行な光束に変換するために設けられている。他の第2の電気光学変調装置400G及び第3の電気光学変調装置400Bの光路前段に配設される集光レンズ300G,300Bも、集光レンズ300Rと同様に構成されている。
第1ダイクロイックミラー210を通過した緑色光成分及び青色光成分は、第2の光学レンズ180を通過することとなる。そして、第2の光学レンズ180を通過した緑色光成分は、第2ダイクロイックミラー220によって反射され、集光レンズ300Gを通過して緑色光用の第2の電気光学変調装置400Gの画像形成領域を照明する。一方、第2の光学レンズ180を通過した青色光成分は、第2ダイクロイックミラー220を透過し、入射側レンズ260、入射側の反射ミラー240、リレーレンズ270、射出側の反射ミラー250及び集光レンズ300Bを通過して青色光用の第3の電気光学変調装置400Bの画像形成領域を照明する。入射側レンズ260、リレーレンズ270及び反射ミラー240,250は、第2ダイクロイックミラー220を透過した青色光成分を第3の電気光学変調装置400Bまで導く機能を有している。
なお、青色光の光路にこのような入射側レンズ260、リレーレンズ270及び反射ミラー240,250が設けられているのは、青色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、青色光の光路の長さが長いのでこのような構成とされているが、赤色光の光路の長さを長くして、入射側レンズ260、リレーレンズ270及び反射ミラー240,250を赤色光の光路に用いる構成も考えられる。
第1〜第3の電気光学変調装置400R,400G,400Bは、照明光束を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、光源装置110の照明対象となる。なお、図示を省略したが、集光レンズ300R,300G,300Bと各電気光学変調装置400R,400G,400Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が介在配置され、各電気光学変調装置400R,400G,400Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が介在配置されている。これら入射側偏光板、電気光学変調装置400R,400G,400B及び射出側偏光板によって、入射する各色光の光変調が行われる。
第1〜第3の電気光学変調装置400R,400G,400Bは、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶を密閉封入したものである。例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像情報に応じて、入射側偏光板から射出された1種類の直線偏光の偏光方向を変調する。
色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム500は、射出側偏光板から射出された各色光毎に変調された光学像を合成して、カラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は、赤色光を反射するものであり、他方の界面に形成された誘電体多層膜は、青色光を反射するものであり、これらの誘電体多層膜によって赤色光及び青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色光が合成される。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投写光学系600によって拡大投写され、スクリーンSCR上で大画面画像を形成する。
実施形態1に係るプロジェクタ1000は、光学レンズとしての第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180並びに光学レンズ固定装置としての第1の光学レンズ固定装置172及び第2の光学レンズ固定装置182を備えることを特徴としている。以下、詳細に説明する。
図2は、実施形態1に係るプロジェクタ1000の効果を説明するために示す図である。図2(a)は第1の光学レンズ170を光路内に配置せず第1の重畳光学系が重畳レンズ160のみで構成されている場合における、第2レンズアレイ130の焦点距離f1と第1の重畳光学系の焦点距離f2との関係を模式的に示す図である。図2(b)は第1の光学レンズ170を光路内に配置して第1の重畳光学系が重畳レンズ160と第1の光学レンズ170で構成されている場合における、第2レンズアレイ130の焦点距離f1と第1の重畳光学系の焦点距離f3との関係を模式的に示す図である。図2(c)は図2(a)のときの第1の電気光学変調装置400Rの画像形成領域Sにおける照明状態を示す模式図である。図2(d)は図2(b)のときの第1の電気光学変調装置400Rの画像形成領域Sにおける照明状態を示す模式図である。ただし、図2(a)及び図2(b)においては、説明を簡潔にするために、赤色光、緑色光及び青色光のうち赤色光の光路について図示するとともに、赤色光の光路に配置された集光レンズ300R及び電気光学変調装置400Rを図示しており、偏光変換素子140、第1ダイクロイックミラー210及び反射ミラー230の図示を省略している。
なお、実施形態1に係るプロジェクタ1000において、焦点距離とは、光学系の主点から焦点までの長さであり、焦点位置とは、該光学系の焦点の位置である。
実施形態1に係るプロジェクタ1000は、図1に示すように、第1の光学レンズ170を光学要素収納用筐体10に対して着脱可能に固定するための第1の光学レンズ固定装置172と、第2の光学レンズ180を光学要素収納用筐体10に対して着脱可能に固定するための第2の光学レンズ固定装置182とを備えるプロジェクタである。
第1の光学レンズ170は、第1の光学レンズ170単体における光軸上の厚みが最も厚い凸メニスカスレンズである。第1の光学レンズ170は、光入射側に凸面を向けた状態で第1ダイクロイックミラー210と反射ミラー230との間に配置され、さらに第1の光学レンズ固定装置172によって固定されている。そして、第1の光学レンズ170は、図1及び図2(b)に示すように、第1ダイクロイックミラー210と反射ミラー230との間に配置したとき、重畳レンズ160とともに、重畳レンズ160の焦点距離f2よりも長い焦点距離f3を有し重畳レンズ160の焦点位置と略同一の焦点位置を有する第1の重畳光学系を構成するものである。
第1の光学レンズ170を第1ダイクロイックミラー210と反射ミラー230との間に配置しないときは、図2(a)に示すように、赤色光の光路において第1の重畳光学系は重畳レンズ160のみで構成されることとなるから、第1の重畳光学系の焦点距離は、重畳レンズ160の焦点距離であるf2となる。これに対し、第1の光学レンズ170を第1ダイクロイックミラー210と反射ミラー230との間に配置したときは、図2(b)に示すように、赤色光の光路において第1の重畳光学系は重畳レンズ160と第1の光学レンズ170とで構成されることとなるから、第1の重畳光学系の焦点距離はf3となり、重畳レンズ160のみで構成される場合の第1の重畳光学系の焦点距離f2よりも長くなる。このとき、第1の光学レンズ170を配置しないときの重畳レンズ160のみで構成される第1の重畳光学系の焦点位置と、第1の光学レンズ170を配置したときの重畳レンズ160と第1の光学レンズ170とで構成される第1の重畳光学系の焦点位置とは、略同一である。
第1の光学レンズ固定装置172は、第1の光学レンズ170を光学要素収納用筐体10に対して着脱可能に固定するためのものである。なお、第1の光学レンズ170を固定するための固定手段としては、例えば、光学レンズ170の端部を摺動可能に挟持する溝を有する固定手段のほか、公知の固定手段を用いることができる。
第2の光学レンズ180は、第2の光学レンズ180単体における光軸上の厚みが最も厚い凸メニスカスレンズである。第2の光学レンズ180は、光入射側に凸面を向けた状態で第1ダイクロイックミラー210と第2ダイクロイックミラー220との間に配置され、さらに第2の光学レンズ固定装置182によって固定されている。そして、第2の光学レンズ180は、第1ダイクロイックミラー210と第2ダイクロイックミラー220との間に配置したとき、重畳レンズ160とともに、重畳レンズ160の焦点距離f2よりも長い焦点距離f3を有し重畳レンズ160の焦点位置と略同一の焦点位置を有する第2の重畳光学系を構成するものである。
第1の光学レンズ170の場合と同様に、第2の光学レンズ180を第1ダイクロイックミラー210と第2ダイクロイックミラー220との間に配置しないときは、緑色光の光路及び青色光の光路において第2の重畳光学系は重畳レンズ160のみで構成されることとなるから、第2の重畳光学系の焦点距離は、重畳レンズ160の焦点距離であるf2となる。これに対し、第2の光学レンズ180を第1ダイクロイックミラー210と第2ダイクロイックミラー220との間に配置したときは、緑色光の光路及び青色光の光路において第2の重畳光学系は重畳レンズ160と第2の光学レンズ180とで構成されることとなるから、第2の重畳光学系の焦点距離はf3となり、重畳レンズ160のみで構成される場合の第2の重畳光学系の焦点距離f2よりも長くなる。このとき、第2の光学レンズ180を配置しないときの重畳レンズ160のみで構成される第2の重畳光学系の焦点位置と、第1の光学レンズ180を配置したときの重畳レンズ160と第2の光学レンズ180とで構成される第2の重畳光学系の焦点位置とは、略同一である。
第2の光学レンズ固定装置182は、第2の光学レンズ180を光学要素収納用筐体10に対して固定するためのものである。なお、第2の光学レンズ180を固定するための固定手段としては、例えば、第2の光学レンズ180の端部を摺動可能に挟持する溝を有する固定手段のほか、公知の固定手段を用いることができる。
このため、電気光学変調装置400R,400G,400Bでの照明領域Lの大きさを調整する必要がある場合において、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、第1の光学レンズ170を第1ダイクロイックミラー210と反射ミラー230(第1の電気光学変調装置400R)との間に配置し、第2の光学レンズ180を第1ダイクロイックミラー210と第2ダイクロイックミラー220との間に配置することが可能となるため、重畳レンズ160、第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180からなる重畳光学系150の焦点距離f3を調整することができる。
このとき、照明領域Lの大きさは、第1レンズアレイ120の第1小レンズ121の外形形状の大きさに、第2レンズアレイ130の第2小レンズ131の焦点距離f1に対する重畳光学系150の焦点距離f3の比(=f3/f1(拡大率))を乗じたものとなる。すなわち、赤色光の光路において、重畳レンズ160と第1の光学レンズ170とで構成される第1の重畳光学系の焦点距離f3は、重畳レンズ160のみで構成される第1の重畳光学系の焦点距離f2よりも長くなるから、第1の光学レンズ170を光路内の所定位置に配置することによって、照明領域Lの大きさを大きくすることが可能となる。また、緑色光の光路及び青色光の光路においても同様に、光路中に第2の光学レンズ180を配置することによって、照明領域Lの大きさを大きくすることが可能となる。
したがって、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、第1の光学レンズ170又は第2の光学レンズ180を光路内の所定位置に配置して第1の光学レンズ固定装置172又は第2の光学レンズ固定装置182によって固定することにより、図2(c)及び図2(d)に示すように、画像形成領域Sに対して照明領域Lの大きさを適切な大きさに調整することができる。
また、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180を光路内の所定位置に配置しないときの重畳レンズ160のみで構成される重畳光学系150の焦点位置と、第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180を光路内の所定位置に配置したときの重畳レンズ160並びに第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180からなる重畳光学系150の焦点位置とを略同一とすることができるため、第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180を光路内の所定位置に配置したとしても、各電気光学変調装置400R,400G,400Bの画像形成領域Sには焦点ボケの無い面内光強度分布の比較的均一な照明光が照射されることとなる。
また、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180を光路内の所定位置に配置して第1の光学レンズ固定装置172及び第2の光学レンズ固定装置182によって固定するという極めて簡単な構成によって照明領域Lの大きさを調整することができる。
一方、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、電気光学変調装置の大きさを変更する場合においても、上記した理由と同様に、第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180を光路内の所定位置に配置することが可能となるため、重畳光学系150の焦点距離f3を調整することができ、結果として照明領域Lの大きさを調整し、変更された電気光学変調装置の画像形成領域の大きさに適合させることができる。
また、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180を光路内の所定位置に配置することにより、重畳光学系150の焦点距離f3を調整して照明領域Lの大きさを調整することが可能となるため、照明領域Lの大きさを調整するために第1小レンズ121の大きさ及び第2小レンズ131の焦点距離f1を調整する必要がなくなる。したがって、電気光学変調装置の大きさを変更したとしても、電気光学変調装置変更前の照明光学系をそのまま使用することができるようになる。
このように、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、電気光学変調装置を変更したとしても電気光学変調装置変更前の照明光学系をそのまま使用することができるようになるため、照明光学系を設計し直す必要がなくなり、工数を削減できる結果、プロジェクタの製造コストが高くなるのを抑制することができる。
このため、実施形態1に係るプロジェクタ1000は、照明領域の大きさを調整することが容易なプロジェクタ、または、電気光学変調装置の大きさを変更したとしても電気光学変調装置変更前の照明光学系をそのまま使用することが可能なプロジェクタとなる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、上記したように、光学レンズとして、第1の光学レンズ170と第2の光学レンズ180とを備えている。第1の光学レンズ170は、重畳レンズ160の焦点距離とは異なる焦点距離を有し重畳レンズ160の焦点位置と略同一の焦点位置を有する第1の重畳光学系を重畳レンズ160とともに構成する。また、第2の光学レンズ180は、重畳レンズ160の焦点距離とは異なる焦点距離を有し重畳レンズ160の焦点位置と略同一の焦点位置を有する第2の重畳光学系を重畳レンズ160とともに構成する。
このため、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、重畳レンズ160と第1の光学レンズ170とで構成される第1の重畳光学系と、重畳レンズ160と第2の光学レンズ180とで構成される第2の重畳光学系とを有しているため、第1〜第3の電気光学変調装置400R,400G,400Bのそれぞれにおいて、照明領域の大きさを比較的自由に調整することが可能となる。
また、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、比較的スペースの余裕がある箇所に第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180を配置することが可能となる。
また、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180を光路内の所定位置に配置しないときの重畳レンズ160のみで構成される重畳光学系150の焦点位置と、第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180を光路内の所定位置に配置したときの重畳レンズ160並びに第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180からなる重畳光学系150の焦点位置とを略同一とすることができるため、第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180を光路内の所定位置に配置したとしても、重畳レンズ160と各電気光学変調装置400R,400G,400Bとの位置関係を変えずに済む。このため、電気光学変調装置の大きさを変更したとしても、色分離導光光学系を変更することなく、電気光学変調装置変更前の色分離導光光学系200をそのまま使用することができるようになる。
このように、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、電気光学変調装置を変更したとしても電気光学変調装置変更前の色分離導光光学系200をそのまま使用することができるようになるため、色分離導光光学系を設計し直す必要がなくなり、工数を削減できる結果、プロジェクタの製造コストが高くなるのを抑制することができる。
実施形態1に係るプロジェクタにおいては、光学レンズ固定装置として、上記した第1の光学レンズ固定装置172と上記した第2の光学レンズ固定装置182とを有しているため、少なくとも第1の電気光学変調装置400Rでの照明領域の大きさと、第2及び第3の電気光学変調装置400G,400Bでの照明領域の大きさとを別々に調整することが可能となる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180は、凸メニスカスレンズである。
第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180として凸メニスカスレンズを用いることにより、重畳光学系150の焦点位置を維持しつつ重畳光学系150の主点の位置を光軸に沿った方向に調整することが可能となるため、重畳光学系150の焦点位置を維持しつつ重畳光学系150の焦点距離を調整することができるようになる。その結果、画像形成領域における照明領域Lの大きさを調整することができるようになる。
なお、実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180が、光入射側に凸面を向けた状態で配置されているため、重畳光学系150の焦点位置を維持しつつ重畳光学系150の焦点距離f3を長くすることができる。その結果、画像形成領域Sにおける照明領域Lの大きさを大きくすることができるようになる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180は、同一形状を有している。
これにより、第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180として、同一形状のレンズを用いることが可能になるため、プロジェクタにおける製造コストの低減を図ることが可能となる。
以上、実施形態1に係るプロジェクタ1000おける第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180並びに第1の光学レンズ固定装置172及び第2の光学レンズ固定装置182について詳細に説明したが、実施形態1に係るプロジェクタ1000においては以下のような特徴も有している。
実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、図1に示すように、光源装置110は、楕円面リフレクタ114と、楕円面リフレクタ114の第1焦点近傍に発光中心を有する発光管112と、楕円面リフレクタ114で反射された集束光を第1レンズアレイ120に向けて射出する凹レンズ118とを有している。
これにより、光源装置110からは楕円面リフレクタ114の大きさよりも小さな照明光束が射出されるようになるため、プロジェクタの小型化を図ることができる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、発光管112には、発光管112から被照明領域側に射出される光を楕円面リフレクタ114に向けて反射する反射手段としての補助ミラー116が設けられている。
これにより、発光管112から被照明領域側に放射される光が楕円面リフレクタ114に向けて反射されるようになるため、発光管112の被照明領域側端部を覆うような大きさに楕円面リフレクタ114の大きさを設定することを必要とせず、楕円面リフレクタの小型化を図ることができ、結果としてプロジェクタの小型化を図ることができる。
次に、実施形態1に係るプロジェクタの製造方法について説明する。
実施形態1に係るプロジェクタの製造方法は、上記したプロジェクタ1000を製造するための方法であって、第1の光学レンズ170として、焦点距離が異なる複数種類の第1光学レンズを準備する工程と、第2の光学レンズ180として、焦点距離が異なる複数種類の第2光学レンズを準備する工程と、焦点距離が異なる複数種類の第1の光学レンズの中からいずれかを選択して配置するか又は焦点距離が異なる複数種類の第1の光学レンズのいずれも配置しないことによって、第1の重畳光学系から射出される光の照明領域の大きさを第1の電気光学変調装置400Rの画像形成領域の大きさに適合するように、第1の重畳光学系の焦点距離を調整する工程と、焦点距離が異なる複数種類の第2の光学レンズの中からいずれかを選択して配置するか又は焦点距離が異なる複数種類の第2の光学レンズのいずれも配置しないことによって、第2の重畳光学系から射出される光の照明領域の大きさを第2の電気光学変調装置400G及び/又は第3の電気光学変調装置400Bの画像形成領域の大きさに適合するように、第2の重畳光学系の焦点距離を調整する工程とを含むことを特徴とする。
具体的には、まず、上記した第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180として、それぞれ焦点距離の異なる複数種類の第1の光学レンズ及び第2の光学レンズを準備する。
次に、電気光学変調装置400Rの画像形成領域Sでの照明領域Lの大きさを確認しながら、準備した第1の光学レンズの中から第1の光学レンズ170として適切なものを選択して配置する。なお、照明領域Lの大きさが、第1の光学レンズ170を配置しなくても電気光学変調装置400Rの画像形成領域Sの大きさに適合しているような場合には、第1の光学レンズ170を配置する必要はない。
第2の光学レンズ180についても、第1の光学レンズ170の場合と同様に、電気光学変調装置400G,400Bの画像形成領域Sでの照明領域Lの大きさを確認しながら、準備した第2の光学レンズの中から第2の光学レンズ180として適切なものを選択して配置する。なお、照明領域Lの大きさが、第2の光学レンズ180を配置しなくても電気光学変調装置400G,400Bの画像形成領域Sの大きさに適合しているような場合には、第2の光学レンズ180を配置する必要はない。
この場合、第1の光学レンズ170として選択されたレンズと同一形状のレンズを、第2の光学レンズ180として選択して配置するのがよい。
このため、実施形態1に係るプロジェクタの製造方法によれば、予め準備しておいた複数種類の第1の光学レンズ又は第2の光学レンズの中からいずれかを選択して配置するか又はいずれも配置しないという極めて簡単な作業によって照明領域Lの大きさを調整することができるため、従来のように照明光学系における各光学要素の位置を調整して照明領域の大きさを調整するという作業を行わずに済み、照明領域の大きさを調整する際の労力及び作業時間を大幅に削減することが可能となる。
このため、実施形態1に係るプロジェクタの製造方法は、照明領域の大きさを調整することが容易なプロジェクタ、または、電気光学変調装置の大きさを変更したとしても電気光学変調装置変更前の照明光学系をそのまま使用することが可能なプロジェクタを製造できるという優れた製造方法となる。
また、実施形態1に係るプロジェクタの製造方法においては、第1の重畳光学系及び第2の重畳光学系において、それぞれ、照明領域の大きさを比較的自由に調整することが可能であるという効果もある。
なお、実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、光入射側に凸面を有する凸メニスカスレンズからなる第1の光学レンズ及び第2の光学レンズを光路内の所定位置に配置することにより、重畳光学系の焦点位置を略同一としたままで重畳光学系の焦点距離を長くするような構成としていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、次のような変形も可能である。
図3は、実施形態1の変形例に係るプロジェクタ1000aの効果を説明するために示す図である。図3(a)は第1の光学レンズ170を光路内に配置せず第1の重畳光学系が重畳レンズ160のみで構成されている場合における、第2レンズアレイ130の焦点距離f1と第1の重畳光学系の焦点距離f2との関係を模式的に示す図である。図3(b)は第1の光学レンズ170aを光路内に配置して第1の重畳光学系が重畳レンズ160と第1の光学レンズ170aとで構成されている場合における、第2レンズアレイ130の焦点距離f1と第1の重畳光学系の焦点距離f4との関係を模式的に示す図である。図3(c)は図3(a)のときの第1の電気光学変調装置400Rの画像形成領域Sにおける照明状態を示す模式図である。図3(d)は図3(b)のときの第1の電気光学変調装置400Rの画像形成領域Sにおける照明状態を示す模式図である。ただし、図3(a)及び図3(b)においては、説明を簡潔にするために、赤色光、緑色光及び青色光のうち赤色光の光路について図示するとともに、赤色光の光路に配置された集光レンズ300R及び電気光学変調装置400Rを図示しており、偏光変換素子140、第1ダイクロイックミラー210及び反射ミラー230の図示を省略している。
実施形態1の変形例に係るプロジェクタ1000a(図示せず。)は、図3(b)に示すように、光入射側に凹面を有する凸メニスカスレンズからなる第1の光学レンズ170a及び第2の光学レンズ180a(第1の光学レンズ170aのみ図3(b)に図示。)を光路内の所定位置に配置することにより、重畳光学系の焦点位置を略同一としたままで重畳光学系の焦点距離を短くすることを特徴としている。第1の光学レンズ170aは、第1の光学レンズ170a単体における光軸上の厚みが最も厚い凸メニスカスレンズである。第2の光学レンズ180aは、第2の光学レンズ180a単体における光軸上の厚みが最も厚い凸メニスカスレンズである。
このため、実施形態1の変形例に係るプロジェクタ1000aによれば、実施形態1に係るプロジェクタ1000の場合とは反対に、図3(c)及び図3(d)に示すように、画像形成領域Sにおける照明領域Lの大きさを小さくすることができるようになる。しかし、実施形態1に係るプロジェクタ1000の場合と同様に、重畳光学系の焦点位置を維持しつつ重畳光学系の主点の位置を光軸に沿った方向に調整することが可能となるため、画像形成領域における照明領域Lの大きさを調整することができる。
[実施形態2]
図4は、実施形態2に係るプロジェクタ1002の光学系を示す図である。なお、図4において、図1と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施形態2に係るプロジェクタ1002は、図4に示すように、実施形態1に係るプロジェクタ1000とは基本的に同様の構成を有しているが、第1の光学レンズ及び第2の光学レンズの向き並びに第1レンズアレイ及び第2レンズアレイの構成が、実施形態1に係るプロジェクタ1000の場合と異なっている。
実施形態2に係るプロジェクタ1002においては、図4に示すように、第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180が、光入射側に凹面を向けた状態で配置されている。これにより、重畳光学系150の焦点位置を維持しつつ重畳光学系150の焦点距離f3を短くすることができる。
また、実施形態2に係るプロジェクタ1002においては、図4に示すように、第1レンズアレイ120A及び第2レンズアレイ130Aが一体成形されたレンズアレイユニット122を用いている。
第1レンズアレイ120A及び第2レンズアレイ130Aが一体成形されたレンズアレイユニット122は、通常ガラスをプレス成形することにより製造される。この場合、第1レンズアレイ120Aと第2レンズアレイ130Aとの間の距離が長いとレンズアレイユニット122の厚さが厚くなるため、製造時に割れや欠けが発生してしまうおそれがある。また、レンズアレイユニット122の厚さが厚くなると、レンズアレイユニット122の重量が増加してしまうし、材料費が嵩んでしまう。
これに対して、実施形態2に係るプロジェクタ1002によれば、上記したように、重畳光学系150の焦点距離f3を短くすることができる。このため、従来と同等の大きさの電気光学変調装置を用いた場合は、重畳レンズ160から各電気光学変調装置400R,400G,400Bまでの光路の長さと照明領域の大きさとを維持しつつ、第2小レンズ131A(及び第1小レンズ121A)の焦点距離f1を短くすることが可能になる。もちろん、従来よりも小型の電気光学変調装置を用いた場合においても、第2小レンズ131A(及び第1小レンズ121A)の焦点距離f1を短くすることが可能になる。このため、第1レンズアレイ120Aと第2レンズアレイ130Aとの間の距離を短くすることが可能になり、第1レンズアレイ120A及び第2レンズアレイ130Aが一体成形された薄型のレンズアレイユニット122を容易に製造することが可能になる。また、薄型のレンズアレイユニット122をプロジェクタ1002に用いることができることから、プロジェクタ1002の小型化を図ることができるとともに、レンズアレイユニット122の軽量化を図ることができ、材料費を削減することが可能になる。さらにまた、各種光学部品を配置する際に、第1レンズアレイ120Aと第2レンズアレイ130Aとの位置合わせを行う必要がなくなるとともに、各種光学部品を配置した後においては、第1レンズアレイ120A及び第2レンズアレイ130Aの位置精度が劣化するのを抑制することができるようになる。
[実施形態3]
図5は、実施形態3に係るプロジェクタ1004の光学系を示す図である。なお、図5において、図1と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施形態3に係るプロジェクタ1004は、図5に示すように、実施形態1に係るプロジェクタ1000とは基本的に同様の構成を有しているが、第1の光学レンズ及び第2の光学レンズの向き並びに第1レンズアレイ及び第2レンズアレイの構成が、実施形態1に係るプロジェクタ1000の場合と異なっている。
実施形態3に係るプロジェクタ1004においては、図5に示すように、第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180が、光入射側に凹面を向けた状態で配置されている。これにより、重畳光学系150の焦点位置を維持しつつ重畳光学系150の焦点距離f3を短くすることができる。
また、実施形態3に係るプロジェクタ1004においては、図5に示すように、第1レンズアレイ120Bと第2レンズアレイ130Bとの間に、第1レンズアレイ120Bからの光を第2レンズアレイ130Bに導くための透光部材126を有し、第1レンズアレイ120B及び第2レンズアレイ130Bが透光部材126を介して接合されたレンズアレイユニット124を用いている。
プロジェクタの小型化のためには、上記のような第1レンズアレイ120B及び第2レンズアレイ130Bが透光部材126を介して接合されたレンズアレイユニット124についても、レンズアレイユニット124の軽量化及び材料費の削減のため、透光部材126を薄くしたいという要請がある。
この場合、実施形態2に係るプロジェクタ1002において説明したのと同様の理由から、実施形態3に係るプロジェクタ1004によれば、重畳光学系150の焦点距離f3を短くすることができるため、例えば、重畳レンズ160から各電気光学変調装置400R,400G,400Bまでの光路の長さと照明領域の大きさとを維持しつつ、第1レンズアレイ120Bと第2レンズアレイ130Bとの間の距離を短くすることが可能となる。このため、透光部材126を薄くしたレンズアレイユニット124を容易に製造することが可能になる。また、薄型のレンズアレイユニット124をプロジェクタ1004に用いることができることから、プロジェクタ1004の小型化を図ることができるとともに、レンズアレイユニット124の軽量化を図ることができ、材料費を削減することが可能になる。さらにまた、各種光学部品を配置する際に、前もって第1レンズアレイ120Bと第2レンズアレイ130Bとを位置合わせした上で透光部材126と接合しておくことにより、この第1レンズアレイ120B及び第2レンズアレイ130Bを有するレンズアレイユニット124と他の光学部品との位置を調整するだけでよくなるため、このレンズアレイユニット124を含めた各種光学部品の位置合わせ作業を容易に行うことができるようになるとともに、各種光学部品を配置した後においては、第1レンズアレイ120B及び第2レンズアレイ130Bの位置精度が劣化するのを抑制することができるようになる。
実施形態3に係るプロジェクタ1004においては、透光部材126は、第1レンズアレイ120B及び第2レンズアレイ130Bと同一の基材から構成されている。すなわち、透光部材126は、第1レンズアレイ120B及び第2レンズアレイ130Bと等しい屈折率を有している。また、第1レンズアレイ120Bと透光部材126及び透光部材126と第2レンズアレイ130Bとをそれぞれ接合するための接着剤128も、第1レンズアレイ120B及び第2レンズアレイ130Bとほぼ等しい屈折率を有している。
このため、実施形態3に係るプロジェクタ1004によれば、第1レンズアレイ120B及び第2レンズアレイ130Bのそれぞれと透光部材126との界面における光の反射等をさらに抑制することが可能となるため、そのような望ましくない反射等による光量の損失をより一層低減することができるようになる。
また、実施形態3に係るプロジェクタ1004においては、透光部材126は、第1レンズアレイ120B及び第2レンズアレイ130Bと等しい線膨張係数を有している。
このため、実施形態3に係るプロジェクタ1004によれば、プロジェクタの使用による温度変化に伴う熱応力の発生を抑制することが可能となるため、第1レンズアレイ120B及び第2レンズアレイ130Bと透光部材126との接合部分における損傷を抑制することができるようになる。
[実施形態4]
図6は、実施形態4に係るプロジェクタ1006の光学系を示す図である。なお、図6において、図1と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施形態4に係るプロジェクタ1006は、図6に示すように、実施形態1に係るプロジェクタ1000とは基本的に同様の構成を有しているが、第1の光学レンズ及び第2の光学レンズの構成が、実施形態1に係るプロジェクタ1000の場合と異なっている。
すなわち、実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、第1の光学レンズ170及び第2の光学レンズ180は同一形状を有しているのに対し、実施形態4に係るプロジェクタ1006においては、第1の光学レンズ170A及び第2の光学レンズ180Aは異なる形状を有している。具体的に言えば、相対的に長い波長の色光(すなわち赤色光)が通過する光路に配置される第1の光学レンズ170Aのパワーは、相対的に短い波長の色光(すなわち青色光)が通過する光路に配置される第2の光学レンズ180Aのパワーよりも大きくなるようにレンズが設計されている。
一般的に、レンズの屈折率には波長分散特性が存在し、相対的に長い波長の光における屈折率は相対的に短い波長の光における屈折率よりも小さい。このため、相対的に長い波長の光は、相対的に短い波長の光よりも屈折しにくいため、第1の光学レンズと第2の光学レンズのパワーを同じに設定すると、相対的に長い波長の光が入射する場合と相対的に短い波長の光が入射する場合とで、画像形成領域に照射される照明領域の大きさが異なることになり易い。
しかしながら、このような場合において、実施形態4に係るプロジェクタ1006によれば、赤色光は、第2の光学レンズ180Aよりもパワーの大きな(屈折力の大きな)第1の光学レンズ170Aを通過することになるため、緑色光に対する赤色光の屈折のしにくさが補償され、相対的に長い波長の光が入射する場合と相対的に短い波長の光が入射する場合とで、画像形成領域に照射される照明領域の大きさを同じにすることができるようになる。
このため、各色光に対応する電気光学変調装置400R,400G,400B毎に、同じ大きさの照明領域が形成されることになり、色光毎の照明状態が均一になり、色むらが低減し色再現性が向上する。
また、実施形態4に係るプロジェクタの製造方法は、上記したプロジェクタ1006を製造するための方法であって、第1の光学レンズ170Aとして、焦点距離が異なる複数種類の第1光学レンズを準備する工程と、第2の光学レンズ180Aとして、焦点距離が異なる複数種類の第2光学レンズを準備する工程と、焦点距離が異なる複数種類の第1の光学レンズの中からいずれかを選択して配置するか又は焦点距離が異なる複数種類の第1の光学レンズのいずれも配置しないことによって、第1の重畳光学系から射出される光の照明領域の大きさを第1の電気光学変調装置400Rの画像形成領域の大きさに適合するように、第1の重畳光学系の焦点距離を調整する工程と、焦点距離が異なる複数種類の第2の光学レンズの中からいずれかを選択して配置するか又は焦点距離が異なる複数種類の第2の光学レンズのいずれも配置しないことによって、第2の重畳光学系から射出される光の照明領域の大きさを第2の電気光学変調装置400G及び/又は第3の電気光学変調装置400Bの画像形成領域の大きさに適合するように、第2の重畳光学系の焦点距離を調整する工程とを含むことを特徴とする。
具体的には、まず、上記した第1の光学レンズ170A及び第2の光学レンズ180Aとして、それぞれ焦点距離の異なる複数種類の第1の光学レンズ及び第2の光学レンズを準備する。
次に、電気光学変調装置400Rの画像形成領域Sでの照明領域Lの大きさを確認しながら、準備した第1の光学レンズの中から第1の光学レンズ170Aとして適切なものを選択して配置する。なお、照明領域Lの大きさが、第1の光学レンズ170Aを配置しなくても電気光学変調装置400Rの画像形成領域Sの大きさに適合しているような場合には、第1の光学レンズ170Aを配置する必要はない。
第2の光学レンズ180Aについても、第1の光学レンズ170Aの場合と同様に、電気光学変調装置400G,400Bの画像形成領域Sでの照明領域Lの大きさを確認しながら、準備した第2の光学レンズの中から第2の光学レンズ180Aとして適切なものを選択して配置する。なお、照明領域Lの大きさが、第2の光学レンズ180Aを配置しなくても電気光学変調装置400G,400Bの画像形成領域Sの大きさに適合しているような場合には、第2の光学レンズ180Aを配置する必要はない。
このため、実施形態4に係るプロジェクタの製造方法によれば、実施形態1に係るプロジェクタの製造方法の場合と同様に、照明領域の大きさを調整することが容易なプロジェクタ、または、電気光学変調装置の大きさを変更したとしても電気光学変調装置変更前の照明光学系をそのまま使用することが可能なプロジェクタを製造できるという優れた製造方法となる。
[実施形態5]
図7は、実施形態5に係るプロジェクタ1008の光学系を示す図である。なお、図7において、図1と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施形態5に係るプロジェクタ1008は、図7に示すように、実施形態1に係るプロジェクタ1000とは基本的に同様の構成を有しているが、重畳レンズ固定装置をさらに備えている点で、実施形態1に係るプロジェクタ1000の場合と異なっている。
実施形態5に係るプロジェクタ1008においては、重畳レンズ160を光学要素収納用筐体10に対して着脱可能に固定するための重畳レンズ固定装置162をさらに備えている。
このため、実施形態5に係るプロジェクタ1008によれば、重畳レンズ160そのものを交換することが可能となるため、照明領域の大きさを大幅に調整することが可能となる。その結果、実施形態5に係るプロジェクタ1008は、電気光学変調装置の大きさを変更する場合に特に適したプロジェクタとなる。この場合、第1の光学レンズ及び第2の光学レンズを適宜変更することにより、同じ色分離導光光学系を使用することができるようになる。
以上、本発明のプロジェクタを上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態のプロジェクタ1000〜1008においては、照明領域の大きさを調整するために、第1の光学レンズ及び第2の光学レンズを光路内の所定位置にそれぞれ配置する場合を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。必要に応じて、第1の光学レンズのみを配置してもよいし、第2の光学レンズのみを配置してもよい。また、照明領域の大きさを調整する必要が無い場合には、第1の光学レンズ及び第2の光学レンズを配置しなくてもよい。
(2)上記各実施形態のプロジェクタ1000〜1008においては、光学レンズとして、光入射側に凸面を向けた状態で配置される凸メニスカスレンズを用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、重畳レンズとの組み合わせによって最適な光学レンズを用いることができる。例えば、2枚以上のレンズからなる複合レンズも好適に用いることができる。
(3)上記各実施形態のプロジェクタの製造方法は、光学レンズとして、焦点距離が異なる複数種類の光学レンズを準備する工程と、重畳光学系から射出される光の照明領域の大きさを電気光学変調装置の画像形成領域の大きさに適合するように、重畳光学系の焦点距離を調整する工程とを含むものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。電気光学変調装置の画像形成領域の大きさを変更する等、大幅に照明領域の大きさを変更しなければならない場合には、重畳光学系の焦点距離を調整する工程の前に、重畳レンズとして、焦点位置が略同一で焦点距離が異なる複数種類の重畳レンズを準備する工程と、焦点距離が異なる複数種類の重畳レンズの中から重畳レンズとしていずれかを選択して配置することによって、重畳レンズから射出される光の照明領域の大きさが電気光学変調装置の画像形成領域の大きさに適合するように、重畳光学系の焦点距離を粗調整する工程とをさらに含み、重畳光学系の焦点距離を調整する工程は、重畳光学系から射出された光の照明領域の大きさが電気光学変調装置の画像形成領域の大きさに適合するように、重畳光学系の焦点距離を微調整することが好ましい。
このような方法とすることにより、電気光学変調装置の大きさが大幅に変更されたとしても、光学レンズと共に重畳レンズも交換することによって、重畳光学系によって生成される照明領域の大きさを大幅に変更し、光学レンズによって照明領域の大きさを微調整することができるため、電気光学変調装置変更前の照明光学系をそのまま使用することができるようになる。
(4)上記各実施形態のプロジェクタ1000〜1008は、3つの電気光学変調装置を備えるいわゆる3板式のプロジェクタであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つ、2つ又は4つ以上の電気光学変調装置を備えるプロジェクタに本発明を適用することも可能である。すなわち、光源装置からの光を複数の部分光束に分割し、分割された部分光束を被照明領域で重畳する重畳光学系を備えるプロジェクタに本発明を適用することが可能である。
(5)上記各実施形態のプロジェクタ1000〜1008は透過型のプロジェクタであるが、これに限定されるものではない。本発明は反射型のプロジェクタにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、透過型の電気光学変調装置等のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、反射型電気光学変調装置のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。反射型のプロジェクタにこの発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクタと同様の効果を得ることができる。
(6)上記各実施形態のプロジェクタ1000〜1008は、電気光学変調装置として液晶パネルを用いた電気光学変調装置を用いているが、本発明はこれに限定されるものではない。電気光学変調装置としては、一般に、入射光を画像情報に応じて変調するものであればよく、マイクロミラー型光変調装置などを利用してもよい。マイクロミラー型光変調装置としては、例えば、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)(TI社の商標)を用いることができる。
(7)上記各実施形態のプロジェクタ1000〜1008は、光源装置110として、楕円面リフレクタ114と、楕円面リフレクタ114の第1焦点近傍に発光中心を有する発光管112と、楕円面リフレクタ114で反射された集束光を第1レンズアレイ120に向けて射出する凹レンズ118とを有する光源装置を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、放物面リフレクタと、放物面リフレクタの焦点近傍に発光中心を有する発光管とを有する光源装置をも好ましく用いることができる。
(8)この他、本発明は、投写画像を観察する側から投写するフロント投写型プロジェクタにも、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投写型プロジェクタにも適用できることはいうまでもない。
10…光学要素収納用筐体、110…光源装置、112…発光管、114…楕円面リフレクタ、116…補助ミラー、118…凹レンズ、120,120A,120B…第1レンズアレイ、121,121A,121B…第1小レンズ、122,124…レンズアレイユニット、126…透光部材、128…接着剤、130,130A,130B…第2レンズアレイ、131,131A,131B…第2小レンズ、140…偏光変換素子、150,150A…重畳光学系、160…重畳レンズ、162…重畳レンズ固定装置、170,170A,170a…第1の光学レンズ、172…第1の光学レンズ固定装置、180,180A…第2の光学レンズ、182…第2の光学レンズ固定装置、200…色分離導光光学系、210…第1ダイクロイックミラー、220…第2ダイクロイックミラー、230,240,250…反射ミラー、260…入射側レンズ、270…リレーレンズ、300R,300G,300B…集光レンズ、400R,400G,400B…第1〜第3の電気光学変調装置、500…クロスダイクロイックプリズム、600…投写光学系、1000,1002,1004,1006,1008…プロジェクタ、f1…第2小レンズの焦点距離、f2…重畳レンズの焦点距離、f3,f4…重畳光学系の焦点距離、L…照明領域、S…画像形成領域、SCR…スクリーン。