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JP4650672B2 - シート状部材の巻付けドラム - Google Patents
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JP4650672B2 - シート状部材の巻付けドラム - Google Patents

シート状部材の巻付けドラム Download PDF

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Description

本発明は、自動車用空気入りタイヤの構成部材であるインナーライナー部材、サイドウォール部材、カーカス部材からなるシート状部材を外周面に巻付けて筒状に成形する成形ドラムや、成形ドラムにシート状部材を巻付けるための転写ドラムとして用いられるシート状部材の巻付けドラムに関するものである。
一般に、自動車用空気入りタイヤの製造工程において、複数種類のシート状部材を円筒状の成形ドラムに巻付けることにより、未加硫タイヤの一部を構成する筒状部材が成形される。また、成形ドラムにシート状部材を巻付ける際、一度シート状部材を成形ドラムとは別の転写ドラムに巻付け、転写ドラムから成形ドラムに巻付ける場合もある。ここで、各ドラムの外周面にはシート状部材を吸着するための複数の吸着孔が設けられ、吸着孔から空気を吸引することにより、シート状部材をドラムの外周面に確実に保持するようにしている。また、シート状部材を吸着しない吸着孔から無用に空気を吸引しないように、空気を吸引する吸着孔の範囲を切換えるようになっている。
このようなドラムとして、中空状に形成されたドラム本体と、ドラム本体の外周面の全体に亘って設けられるとともにドラム本体内にそれぞれ連通する複数の吸着孔と、ドラム本体内の空気を外部に吸引する吸引手段と、ドラム本体内においてドラム本体の軸方向にそれぞれ移動自在に設けられた2枚の幅方向調整プレートと、ドラム本体内においてドラム本体の周方向に移動自在に設けられた周方向調整プレートとを備え、各幅方向調整プレートの間の空気を吸引手段によって吸引するとともに、周方向調整プレートによって周方向任意の位置の吸着孔を閉鎖するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、周方向に配列された複数のドラム部材からなるドラム本体と、各ドラム部材のうち少なくとも一つのドラム部材にドラム本体の軸方向に向かって配列された複数の吸着孔と、各吸着孔とそれぞれ連通する吸引手段と、各吸着孔をそれぞれ開閉可能な開閉弁とを備え、開閉弁を、弁体の一部をドラム本体の外径よりも外側に突出するように形成するとともに、弁体がスプリングの付勢力に抗してドラム本体の内側に移動すると吸着孔が開放されるように構成し、シート状部材が弁体に当接すると弁体がドラム本体の内側に移動してシート状部材を吸着するようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−154580号公報 実開平5−24343号公報
しかしながら、空気を吸引する吸着孔の範囲を切換えるために、前者の場合では各調整プレートをそれぞれ移動する移動機構が必要となり、後者の場合では各吸着孔にそれぞれ開閉弁を設ける必要があるため、ドラムの構造が複雑になり、ドラムの故障やドラムの製造コストの増大を招来するという問題点があった。
また、後者の場合では、インナーライナー部材等の薄手の軟らかいシート状部材をドラムに巻付ける際、弁体をドラムの外側に付勢する付勢力によってシート状部材に無用な接触痕が生ずるという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、空気を吸引する吸着孔の範囲を簡単な構造によって確実に切換えることができるとともに、シート状部材に無用な接触痕をつけることのないシート状部材の巻付けドラムを提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、ドラム本体の周方向所定位置にドラム本体の軸方向に配列された複数の吸着孔を有し、吸引手段によって各吸着孔からドラム本体内に空気を吸引することにより、各吸着孔にシート状部材を吸着しながらドラム本体にシート状部材を巻付けるシート状部材の巻付けドラムにおいて、前記ドラム本体内に各吸着孔にそれぞれ連通する中空部を設けるとともに、中空部内には各吸着孔のうちドラム本体の軸方向所定範囲の吸着孔と吸引手段とを連通させる空気流通路を有する吸着孔切換部材を着脱自在に設け、吸着孔切換部材を空気流通路が吸着孔と連通する範囲の異なる他の吸着孔切換部材と交換可能に設けている。
これにより、吸着孔切換部材を交換することにより吸引手段と連通する吸着孔の範囲が切換わることから、吸着孔切換部材を交換することにより、空気を吸引する吸着孔の範囲を切換えることができる。また、吸着孔切換部材が中空部内に設けられていることから、吸着孔切換部材が各吸着孔からドラム本体の外側に突出することがない。
また、本発明は、ドラム本体の周方向所定位置にドラム本体の軸方向に配列された複数の吸着孔を有し、吸引手段によって各吸着孔からドラム本体内に空気を吸引することにより、各吸着孔にシート状部材を吸着しながらドラム本体にシート状部材を巻付けるシート状部材の巻付けドラムにおいて、前記ドラム本体内に各吸着孔にそれぞれ連通する中空部を設けるとともに、中空部内にはその内周面に沿って回動自在な吸着孔切換部材を設け、吸着孔切換部材には、周方向所定位置において各吸着孔のうちドラム本体の軸方向所定範囲の吸着孔と吸引手段とを連通させ、他の周方向所定位置において前記軸方向所定範囲と異なる他の軸方向所定範囲の吸着孔と吸引手段とを連通させる空気流通路を設けている。
これにより、吸着孔切換部材を回動させることにより吸引手段と連通する吸着孔の範囲が切換わることから、吸着孔切換部材を回動させることにより、空気を吸引する吸着孔の範囲を切換えることができる。また、吸着孔切換部材が中空部内に設けられていることから、吸着孔切換部材が各吸着孔からドラム本体の外側に突出することがない。
本発明によれば、吸着孔切換部材の交換または回動によって空気が吸引される吸着孔の範囲が切換えることができるので、空気が吸引される吸着孔の範囲を簡単な構造によって確実に切換えることができ、ドラム本体の故障を防止するとともにドラム本体の製造コストの低減を図ることができる。また、吸着孔切換部材が各吸着孔からドラム本体の外側に突出することがないので、インナーライナー部材等の薄手の軟らかいシート状部材をドラム本体に巻付ける際にも、シート状部材に無用な接触痕をつけることがなく、品質の向上を図ることができる。
図1乃至図4は本発明の第1の実施形態を示すもので、図1はドラム本体の斜視図、図2は吸着孔切換部材を挿入する前の状態を示す吸着用ドラム部材の斜視図、図3は吸着孔切換部材の正面図、図4は吸着孔切換部材を挿入した状態を示す吸着用ドラム部材の平面断面図である。
このシート状部材巻付けドラムは、互いにドラム本体1の周方向に間隔をおいて設けられた複数のドラム部材10と、各ドラム部材10のうちの一つを構成する吸着用ドラム部材11と、吸着用ドラム部材11に設けられた複数の吸着孔12と、吸着用ドラム部材11内にドラム本体1の軸方向に延びるように形成された中空部13と、中空部13に着脱自在に挿入される吸着孔切換部材14とを備えている。
各ドラム部材10及び吸着用ドラム部材11は周知の拡縮機構によってドラム本体1の径方向にそれぞれ移動自在に支持され、各ドラム部材10及び吸着用ドラム部材11によってドラム本体1の外周面が形成されている。
各吸着孔12はドラム本体1の軸方向に向かって2列配列され、各吸着孔12は中空部13にそれぞれ連通している。また、各吸着孔12の中空部13側の開口部は、中空部13の内周面にドラム本体1の軸方向に向かって2列配列されている。
中空部13は断面円形状に形成され、ドラム本体1の軸方向一端面側を開口している。また、中空部13の開口部側の内周面には互いに周方向に間隔をおいて2つの吸引用孔13aが設けられ、各吸引用孔13aの中空部13側の開口部は後述する吸引用連通孔14dよりも内径を大きく形成されるとともに、各吸引用孔13aは吸着用ドラム部材部材11の軸方向一端面にそれぞれ連通している。さらに、各吸引用孔13aは図示しない吸引手段としての周知の真空ポンプに接続され、真空ポンプによって中空部13内の空気を吸引可能になっている。
吸着孔切換部材14は、中空部13の内径よりもわずかに小さい外径の円筒状に形成された挿入部14aと、挿入部14aの一端側に設けられ、挿入部14aの外径よりも大きな外径の円板状に形成された把持部14bとから構成されている。また、挿入部14aは一端側を把持部14bによって閉鎖されるとともに他端側を開口し、挿入部14aの内周面側に第1の連通孔としての軸方向連通穴14cが形成されている。
挿入部14aの一端側の外周面には周方向に間隔をおいて軸方向連通穴14cに貫通する第2の連通孔としての2つの吸引用連通孔14dが設けられ、吸着用ドラム部材11の軸方向一端面と把持部14bとが当接するように中空部13内に吸着孔切換部材14を挿入すると、各吸引用孔13aと各吸引用連通孔14dとがそれぞれ連通するようになっている。また、挿入部14aの他端側の外周面には周方向に間隔をおいて軸方向連通穴14cに貫通する第2の連通孔としての2つの長孔14eが設けられるとともに、各長孔14eは吸着孔切換部材14の軸方向に延びるように形成され、吸着用ドラム部材11の軸方向一端面と把持部14bとが当接するように吸着孔切換部材14を中空部13内に挿入すると、軸方向所定範囲の吸着孔12と各長孔14eとが連通するようになっている。一方、各長孔14eと連通されない他の吸着孔12における中空部13側の開口部は、挿入部14aの外周面によって閉鎖されて各吸引用孔13aと非連通となる。
以上のように構成されたシート状部材巻付けドラムにおいて、中空部13内に吸着孔切換部材14を挿入するとともに、図示しない真空ポンプによって各吸引用孔13aから空気を吸引することにより、各長孔14eが連通する軸方向所定範囲の各吸着孔12から空気が吸引される。また、前記の吸着孔切換部材14とは各長孔14eの軸方向の範囲が異なる他の吸着孔切換部材14を中空部13内に挿入することにより、各長孔14eが前記軸方向所定範囲と異なる他の軸方向所定範囲の吸着孔12と連通し、他の軸方向所定範囲の吸着孔12から空気が吸引される。
このように、本実施形態によれば、中空部13と複数の吸着孔12及び各吸引用孔13aとをそれぞれ連通し、軸方向所定範囲の吸着孔12と各吸引用孔13aとを連通させるとともに他の吸着孔12と各吸引用孔13aとを非連通とする吸着孔切換部材14を中空部13内に着脱自在に挿入したので、各吸着孔12のうち軸方向所定範囲の吸着孔12から空気を吸引することができる。また、各長孔14eの軸方向の範囲が異なる他の吸着孔切換部材14を中空部13内に挿入することにより、前記軸方向所定範囲と異なる他の軸方向所定範囲の吸着孔12から空気を吸引することができるので、吸着孔切換部材14を交換することにより、空気を吸引する吸着孔12の範囲を切換えることができる。即ち、空気を吸引する吸着孔12の範囲を簡単な構造により確実に切換えることができ、ドラム本体1の故障を防止するとともにドラム本体1の製造コストの低減を図ることができる。
また、吸着孔切換部材14が各吸着孔からドラム本体1の外側に突出することがないので、インナーライナー部材等の薄手の軟らかいシート状部材をドラム本体に巻付ける際にも、シート状部材に無用な接触痕をつけることがなく、品質の向上を図ることができる。
さらに、各吸引用孔13aの中空部13側の開口部は各吸引用連通孔14dよりも内径を大きく形成されているので、吸着孔切換部材14を交換する際に吸着孔切換部材14の位置が若干ずれた場合でも、各吸引用連通孔14dと各吸引用孔13aとを確実に連通させることができる。
また、吸着孔切換部材14の挿入部14aを中空部13の内径よりもわずかに小さい外径の円筒状に形成するとともに、吸着孔切換部材14の外周面に吸引用孔13aと軸方向連通穴14cとを連通させる吸引用連通孔14dと、各吸着孔12のうち軸方向所定範囲の吸着孔12と軸方向連通穴14cとを連通させる長孔14eとを設け、軸方向連通穴14c、吸引用連通孔14d及び長孔14eによって軸方向所定範囲の吸着孔12と吸引用孔13aとを連通させるとともに、挿入部14aの外周面によって他の吸着孔12と各吸引用孔13aとを非連通としたので、空気を吸引する吸着孔12の範囲を確実に切換えることができるとともに、吸着孔切換部材14の構造の簡素化を図ることができる。
尚、本実施形態では、中空部13を断面円形状に形成するとともに、挿入部12aを円筒状に形成したものを示したが、中空部13を断面多角形状に形成するとともに、挿入部12aを中空部13の内形とほぼ同等の外形を有する断面多角形状の部材から形成することも可能である。
また、本実施形態では、中空部13の内周面に全周に亘って沿うように形成された円筒状の挿入部14aを用いて、空気を吸引する吸着孔12の範囲を切換えるようにしたものを示したが、挿入部を各吸着孔12における中空部13側の開口部近傍にのみ沿うように形成した場合であっても、前述と同様の効果を得ることができる。例えば、2枚の板状部材を各吸着孔12における中空部13側の開口部近傍に沿うように形成するとともに、各板状部材に軸方向所定範囲の吸着孔12及び吸引用孔13aに連通する連通孔を設けることによって、空気を吸引する吸着孔12の範囲を切換えることができる。
尚、本実施形態では、吸着孔切換部材14の挿入部14aに2つの吸引用連通孔14dと2つの長孔14eとを設け、周方向所定位置において軸方向所定範囲の吸着孔12と各吸引用孔13aとを連通させるようにしたものを示したが、図5に示すように、各吸引用連通孔14dと周方向に90°異なる位置に他の第2の連通孔としての2つの吸引用連通孔14fを設けるとともに、各長孔14eと周方向に90°異なる位置に他の第2の連通孔としての2つの長孔14gを設け、長孔14gを前記軸方向所定範囲と異なる他の軸方向所定範囲の吸着孔12と連通するように形成することもできる。ここで、中空部13は断面円形状に形成されるとともに、挿入部14aは中空部13の内径よりもわずかに小さい外径の円筒状に形成されているため、吸着孔切換部材14を中空部13の内周面に沿って回動させることができる。
これにより、周方向所定位置において軸方向所定範囲の吸着孔12と各吸引用孔13aとが連通して軸方向所定範囲の吸着孔12から空気が吸引され、周方向所定位置から90°回動させた他の周方向所定位置において他の軸方向所定範囲の吸着孔12と各吸引用孔13aとが連通して他の軸方向所定範囲の吸着孔12から空気が吸引される。即ち、吸着孔切換部材14を回動させることにより空気を吸引する吸着孔12の範囲を切換えることができ、空気を吸引する吸着孔12の範囲を切換えるためにドラム本体1の構造を複雑にする必要がなく、ドラム本体1の故障の防止やドラム本体1の製造コストの低減を図ることができる。
尚、吸着孔切換部材14を回動させて空気を吸引する吸着孔12の範囲を切換える場合は、吸着孔切換部材14を中空部13内に着脱自在に設けなくとも、空気を吸引する吸着孔12の範囲を切換えることができる。
また、図6に示すように、吸着孔切換部材14と同様の挿入部15a、把持部15b、軸方向連通穴15c及び吸引用連通孔15d,15fを有する吸着孔切換部材15に、長孔14eと長孔14gとを一体にした形状の第2の連通孔としての長孔15eを互いに周方向に間隔をおいて2箇所に設けることも可能である。これにより、周方向所定位置において軸方向所定範囲の吸着孔12と各吸引用孔13aとが連通して軸方向所定範囲の吸着孔12から空気が吸引され、周方向所定位置から90°回動させた他の周方向所定位置において他の軸方向所定範囲の吸着孔12と各吸引用孔13aとが連通して他の軸方向所定範囲の吸着孔12から空気が吸引される。
さらに、各長孔15eと各吸引用連通孔15dとをそれぞれ一体に形成することも可能であり、各長孔15eと各吸引用連通孔15dとを全て一体に形成することも可能である。
尚、吸着孔切換部材14または吸着孔切換部材15を回動させて空気を吸引する吸着孔12の範囲を切換える場合、吸着孔切換部材14,15の長孔を3箇所以上の周方向所定位置においてそれぞれ異なる軸方向所定範囲の吸着孔12と連通するように形成することにより、1本の吸着孔切換部材14,15によって3種類以上の切換えを行うようにすることもできる。
また、本実施形態では、吸引用孔13aを中空部13の内周面と吸着用ドラム部材11の軸方向一端面とを連通させるように形成したものを示したが、吸引用孔13aを吸着孔切換部材14の把持部14bを貫通するように形成することも可能である。
図7及び図8は本発明の第2の実施形態を示すもので、図7は吸着孔切換部材の正面図、図8は吸着孔切換部材を挿入した状態を示す吸着用ドラム部材の平面図である。尚、第1の実施形態と同様の構成部分については同一の符号を付して示す。また、第1の実施形態では、吸着孔切換部材14に設けた軸方向連通穴14c、吸引用連通孔14d、長孔14eによって、軸方向所定範囲の吸着孔12と吸引用孔13aとを連通させるようにしたものを示したが、本実施形態では、吸着孔切換部材16の挿入部16aに設けた溝部16cによって、軸方向所定範囲の吸着用穴12と吸引用孔13aとを連通させるようにしたものを示す。
具体的には、吸着孔切換部材16は、中空部13の内径よりもわずかに小さい外径の円柱状に形成された挿入部16aと、挿入部16aの一端側に設けられ、挿入部16aの外径よりも大きな外径の円板状に形成された把持部16bとから構成され、挿入部16aの外周面には互いに周方向に間隔をおいて軸方向に延びるように形成された2つの溝部16cが設けられている。
また、吸着孔切換部材16を着脱自在に挿入する中空部17は各吸着孔12にそれぞれ連通するとともに、中空部17の内周面の軸方向中央部には互いに周方向に間隔をおいて2つの吸引用孔17aが設けられ、各吸引用孔17aはそれぞれ吸着用ドラム部材11の軸方向一端面に連通している。また、各吸引用孔17aの中空部17側の開口部と各吸着孔12の中空部17側の開口部とが互いに中空部17の内周面において軸方向に並ぶように設けられている。
これにより、吸着孔切換部材16を中空部17に挿入することにより、軸方向所定範囲の吸着孔12と各吸引用孔17aとが連通して軸方向所定範囲の吸着孔12から空気が吸引されるとともに、他の吸着孔12と各吸引用孔17aとが吸着孔切換部材16の外周面によって非連通となる。
尚、本実施形態では、中空部17を断面円形状に形成するとともに、挿入部16aを円柱状に形成したものを示したが、中空部17を断面多角形状に形成するとともに、挿入部16aを中空部17の内形とほぼ同等の外形を有する断面多角形状の部材から形成することも可能である。
また、本実施形態では、挿入部16aの外周面に軸方向に延びるように形成した溝部16cによって軸方向所定範囲の吸着孔12と吸引用孔17aとを連通させるようにしたものを示したが、図9に示すように、溝部16cの代わりに挿入部16aの軸方向所定範囲に挿入部16aの他の外径と比べて小さい外径に形成された小径部16dを設けることにより、軸方向所定範囲の吸着孔12と吸引用孔17aとを連通させることもできる。
また、本実施形態では、吸着孔切換部材16の挿入部16aに2つの溝部16cを設け、周方向所定位置において軸方向所定範囲の吸着孔12と各吸引用孔17aとを連通させるようにしたものを示したが、図10に示すように、各溝部と周方向に90°異なる位置に他の溝部としての2つの溝部16eを設けるとともに、各溝部16eを前記軸方向所定範囲と異なる他の軸方向所定範囲の吸着孔12と各吸引用孔17aとを連通させるように形成することもできる。
これにより、周方向所定位置において軸方向所定範囲の吸着孔12と各吸引用孔17aとが連通して軸方向所定範囲の吸着孔12から空気が吸引され、周方向所定位置から90°回動させた他の周方向所定位置において、他の軸方向所定範囲の吸着孔12と各吸引用孔17aとが連通して他の軸方向所定範囲の吸着孔12から空気が吸引される。
また、図11に示すように、挿入部16aに溝部16cと溝部16eとを一体にした形状の溝部16fを互いに周方向に間隔をおいて2箇所に設けることも可能である。さらに、各溝部16fを一体に形成することも可能である。
尚、吸着孔切換部材16の挿入部16aに溝部16cを設けて軸方向所定範囲の吸着孔12と各吸引用孔17aとを連通させる場合、溝部16cによって連通されない他の吸着孔12における中空部17側の開口部を全て挿入部16aの外周面によって閉鎖しなくとも、図12に示すように、挿入部16aの外周面によって他の吸着孔12と吸引用孔17aとを非連通とすることができる。
また、吸着孔切換部材16を回動させて空気を吸引する吸着孔12の範囲を切換える場合、吸着孔切換部材16の溝部を3箇所以上の周方向所定位置においてそれぞれ異なる軸方向所定範囲の吸着孔12と連通するように形成することにより、1本の吸着孔切換部材16によって3種類以上の切換えを行うようにすることもできる。
尚、本実施形態では、互いにドラム本体1の周方向に間隔をおいて設けられた複数のドラム部材10の一つを構成する吸着用ドラム部材11に複数の吸着孔12を設け、空気を吸引する吸着孔12の範囲を切換えるようにしたものを示したが、中空状に形成されたドラム本体20の外周面20aの一部に吸着用ドラム部材21を設けるとともに、吸着用ドラム部材21に複数の吸着孔22、中空部23及び吸引用孔23aを設け、中空部23に前述と同様の吸着孔切換部材を設けることにより、空気を吸引する吸着孔22の範囲を切換えるようにすることもできる。また、ドラム本体20と吸着用ドラム部材21とを一体に形成することも可能である。
本発明における第1の実施形態を示すドラム本体の斜視図 吸着孔切換部材を挿入する前の状態を示す吸着用ドラム部材の斜視図 吸着孔切換部材の正面図 吸着孔切換部材を挿入した状態を示す吸着用ドラム部材の平面断面図 第1の実施形態における吸着孔切換部材の第1の変形例を示す吸着孔切換部材の正面図 第1の実施形態における吸着孔切換部材の第2の変形例を示す吸着孔切換部材の正面図 本発明における第1の実施形態を示す吸着孔切換部材の正面図 吸着孔切換部材を挿入した状態を示す吸着用ドラム部材の平面図 第2の実施形態における吸着孔切換部材の第1の変形例を示す吸着孔切換部材の正面図 第2の実施形態における吸着孔切換部材の第2の変形例を示す吸着孔切換部材の正面図 第2の実施形態における吸着孔切換部材の第3の変形例を示す吸着孔切換部材の正面図 第2の実施形態における吸着孔切換部材の第4の変形例を示す吸着孔切換部材の正面図 第2の実施形態におけるドラム本体の変形例を示すドラム本体の斜視図
符号の説明
1…ドラム本体、10…ドラム部材、11…吸着用ドラム部材、12…吸着孔、13…中空部、13a…吸引用孔、14…吸着孔切換部材、14a…挿入部、14c…軸方向連通穴、14d…吸引用連通孔、14e…長孔、14f…吸引用連通孔、14g…長孔、15…吸着孔切換部材、15a…挿入部、15c…軸方向連通穴、15d…吸引用連通孔、15e…長孔、16…吸着孔切換部材、16a…挿入部、16c…溝部、16d…小径部、16e…溝部、16f…溝部、17…中空部、20…ドラム本体、20a…外周面、21…吸着用ドラム部材、22…吸着孔、23…中空部、23a…吸引用孔。

Claims (10)

  1. ドラム本体の周方向所定位置にドラム本体の軸方向に配列された複数の吸着孔を有し、吸引手段によって各吸着孔からドラム本体内に空気を吸引することにより、各吸着孔にシート状部材を吸着しながらドラム本体にシート状部材を巻付けるシート状部材の巻付けドラムにおいて、
    前記ドラム本体内に各吸着孔にそれぞれ連通する中空部を設けるとともに、
    中空部内には各吸着孔のうちドラム本体の軸方向所定範囲の吸着孔と吸引手段とを連通させる空気流通路を有する吸着孔切換部材を着脱自在に設け、
    吸着孔切換部材を空気流通路が吸着孔と連通する範囲の異なる他の吸着孔切換部材と交換可能に設けた
    ことを特徴とするシート状部材の巻付けドラム。
  2. 前記吸着孔切換部材を中空部の内形とほぼ同等の外形を有する部材によって形成するとともに、
    前記空気流通路を、吸着孔切換部材内にドラム本体の軸方向に延びるように設けられた第1の連通孔と、吸着孔切換部材の外周面に第1の連通孔と軸方向所定範囲の吸着孔とを連通するように設けられた少なくとも一つの第2の連通孔とから形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のシート状部材の巻付けドラム。
  3. 前記吸着孔切換部材を中空部の内形とほぼ同等の外形を有する部材によって形成するとともに、
    前記空気流通路を、吸着孔切換部材の外周面にドラム本体の軸方向に延びるように設けられ、軸方向所定範囲の吸着孔に連通する溝部から形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のシート状部材の巻付けドラム。
  4. ドラム本体の周方向所定位置にドラム本体の軸方向に配列された複数の吸着孔を有し、吸引手段によって各吸着孔からドラム本体内に空気を吸引することにより、各吸着孔にシート状部材を吸着しながらドラム本体にシート状部材を巻付けるシート状部材の巻付けドラムにおいて、
    前記ドラム本体内に各吸着孔にそれぞれ連通する中空部を設けるとともに、
    中空部内にはその内周面に沿って回動自在な吸着孔切換部材を設け、
    吸着孔切換部材には、周方向所定位置において各吸着孔のうちドラム本体の軸方向所定範囲の吸着孔と吸引手段とを連通させ、他の周方向所定位置において前記軸方向所定範囲と異なる他の軸方向所定範囲の吸着孔と吸引手段とを連通させる空気流通路を設けた
    ことを特徴とするシート状部材の巻付けドラム。
  5. 前記吸着孔切換部材を中空部の内形とほぼ同等の外形を有する部材によって形成するとともに、
    前記空気流通路を、吸着孔切換部材内にドラム本体の軸方向に延びるように設けられた第1の連通孔と、吸着孔切換部材の外周面の周方向所定位置に第1の連通孔と前記軸方向所定範囲の吸着孔とを連通するように設けられた少なくとも一つの第2の連通孔と、吸着孔切換部材の外周面の他の周方向所定位置に第1の連通孔と前記他の軸方向所定範囲の吸着孔とを連通するように設けられた少なくとも一つの他の第2の連通孔とから形成した
    ことを特徴とする請求項4記載のシート状部材の巻付けドラム。
  6. 前記吸着孔切換部材を中空部の内形とほぼ同等の外形を有する部材によって形成するとともに、
    前記空気流通路を、吸着孔切換部材内にドラム本体の軸方向に延びるように設けられた第1の連通孔と、前記周方向所定位置において第1の連通孔と前記軸方向所定範囲の吸着孔とを連通するとともに、前記他の周方向所定位置において第1の連通孔と前記他の軸方向所定範囲の吸着孔とを連通するように吸着孔切換部材の外周面に設けられた第2の連通孔とから形成した
    ことを特徴とする請求項4記載のシート状部材の巻付けドラム。
  7. 前記吸着孔切換部材を中空部の内形とほぼ同等の外形を有する部材によって形成するとともに、
    前記空気流通路を、吸着孔切換部材の外周面の周方向所定位置にドラム本体の軸方向に延びるように設けられ、前記軸方向所定範囲の吸着孔に連通する溝部と、外周面の他の周方向所定位置にドラム本体の軸方向に延びるように設けられ、前記他の軸方向所定範囲の吸着孔に連通する他の溝部とから形成した
    ことを特徴とする請求項4記載のシート状部材の巻付けドラム。
  8. 前記吸着孔切換部材を中空部の内形とほぼ同等の外形を有する部材によって形成するとともに、
    前記空気流通路を、吸着孔切換部材の外周面にドラム本体の軸方向に延びるように設けられ、前記周方向所定位置において前記軸方向所定範囲の吸着孔に連通するとともに、前記他の周方向所定位置において前記他の軸方向所定範囲の吸着孔に連通する溝部から形成した
    ことを特徴とする請求項4記載のシート状部材の巻付けドラム。
  9. 前記吸着孔切換部材を中空部内に着脱自在に設け、
    吸着孔切換部材を空気流通路が吸着孔と連通する範囲の異なる他の吸着孔切換部材と交換可能に設けた
    ことを特徴とする請求項4、5、6、7または8記載のシート状部材の巻付けドラム。
  10. 前記ドラム本体の外周面を互いにドラム本体の周方向に間隔をおいて配列された複数のドラム部材から形成し、
    前記各吸着孔及び中空部を各ドラム部材のうち少なくとも一つのドラム部材に設けた
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載のシート状部材の巻付けドラム。

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