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JP4651407B2 - 画像処理装置およびコンピュータプログラムおよび記憶媒体 - Google Patents
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本発明は文書画像において指定された指定領域をテンプレートとして保持するとともに、前記テンプレートを作るための画像について指定領域の内部及び周辺の特徴情報を取得してその特徴を保持し、入力画像に対して前記指定領域と同じ位置を抽出する画像処理装置、および、コンピュータプログラム、および、記憶媒体に関する。
既存の帳票処理というのは、帳票フォームが完全な定型で、どのフォームにも固定の文字や罫線、枠やタイミングマークなどが存在することがほとんどである。そういった帳票フォームの記入部分を処理するようなシステムは公知なものが既にたくさんある。
例えば、罫線の交差する十字点を利用して位置合わせする手法(特許文献1参照)、画像中の所定のマークを形状認識手法により抽出することによって、画像のずれを検出して補正する方法(特許文献2参照)
しかし、これらの方法は、先に書いたように、位置合わせをする基準となるなんらかの固定のマーク、罫線、枠、文字が必要となる。そのために、例えば論文のタイトルのように、同じレイアウトで書かれているが、帳票フォームのようなものではないものを大量に、高速に入力したいというような場合には使うことができない。
そういったレイアウト情報を利用して書誌的事項を的確に抽出する技術には、例えば、特許文献3に開示されているように、入力画像に対して領域分割を行い、レイアウト構造に関する特徴抽出を行ってモデルを作成し、あらかじめ作成されているモデルと一致したものに関して望む書誌事項を抽出するという使い方が可能である。この方法は、論文誌の書誌事項を取ってくるような場合には非常に有効であるが、レイアウトで分類する必要のない場合には無駄な処理が多い、領域識別の性能に非常に依存するが、安定した領域識別結果を得るのは難しい、取得する位置以外のレイアウトが微妙に違っていると、別モデルを作成する必要がある、という課題がある。
さらに、本出願人による、特許文献4の「帳票データ読取方法、記録媒体、及び、帳票データ読取装置」では表の構造認識と文字認識結果を利用して、項目の左(または下)に何を認識すべき領域があるかを記述しておくことで、帳票フォーマットの自由度を高めたものでも認識可能なシステムを提案している。
しかし、この方法で効果がみられるほど自由度が高くない文書では、文字認識までかけるこの方法は処理時間もリソースも消費し、OCR結果に依存することで安定性も欠く。さらに、複数の表がある文書では、この方法の上位概念としてどの表の認識を行うべきかという判断処理が必要であり、提案手法でのみ解決できるものではない。
特開平10−091783号公報 特開平4−261259号公報 特開平11−328306号公報 特開2000−29986号公報
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、記入項目などの順番、表内部の相対位置などは制限されるが、記入されている項目や、構造が比較的同じ(準定型)とされる文書、例えば、プリンの違いによる微妙なフォントや枠の大きさ、用紙サイズの若干の違い、スキャンする解像度の違い、あるいは、プリンタで印刷したものに何らかの記入が行われ、それをスキャンして処理する通常の流れの次に、スキャンしたデータを後過程で再び印刷して追加記入し、それを再スキャンした場合など、スキャン時、プリント時のマージンなどで、微妙に大きさが変わるといった、サイズの違いに耐えられ、かつ、処理時間や必要なメモリ量を抑制することができる画像処理装置およびコンピュータプログラムおよび記憶媒体を提供すること目的とする。
本発明は、文書画像において指定された指定領域をテンプレートとして保持するとともに、前記テンプレートを作るための画像について指定領域の内部及び周辺の特徴情報を取得してその特徴を保持し、入力画像に対して前記指定領域と同じ位置を抽出する画像処理装置において、前記テンプレート作成画像上で、指定領域が表枠の一部であるかどうかを判定し、表であった場合には、前記指定領域を囲む枠を含む表の内部を解析して、表の構造上でどの位置が指定されたのかを認識し、保持するようにし、前記指定領域が表枠の一部であるかどうかを判定する際、ユーに対して指定領域についての情報を入力要求し、それによって取得した情報を参照するようにしたものである
また、コンピュータを上記画像処理装置として機能させるためのコンピュータプログラムである。
また、上記記載のコンピュータプログラムを格納した記憶媒体である。
したがって、本発明によれば、定型に近い文書の位置合わせを行うもので、完全に定型ではない文書の特定の位置を、あらかじめ定められた処理を行うように作成されたシステムで効果的に使うことができる。例えば、位置合わせして、ある表構造をもった文書の表の一部を取ってきたいなどといったことを実現することができるという効果を得る。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例にかかる画像処理装置の構成例を示している。
同図において、CPU(中央処理装置)1は、この画像処理装置の動作制御を行うものであり、ROM(リード・オンリ・メモリ)2は、CPU1が起動時に実行するプログラムや必要なデータ等を記憶するためのものであり、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)3は、CPU1のワークエリア等を構成するためのものである。
キャラクタジェネレータ4は、図形文字の表示データを発生するためのものであり、時計回路5は、現在日時情報を出力するためのものであり、ローカルエリアネットワークインターフェース回路6は、この画像処理装置をローカルエリアネットワーク(図示略)に接続するためのものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部7は、ローカルエリアネットワークを介して、他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりするための各種所定の通信制御処理を実行するためのものである。
磁気ディスク装置8は、種々のアプリケーションプログラム、ワークデータ、ファイルデータ、画情報データなどの種々のデータを記憶するためのものであり、CD−ROM装置9は、交換可能な記録媒体であるCD−ROM10のデータを読み込むためのものであり、CRT画面表示装置11は、この画像処理装置を操作するための画面を表示するためのものであり、表示制御部12は、CRT画面表示装置11の表示内容を制御するためのものである。
キーボード装置13は、この画像処理装置に種々のキー操作を行うためのものであり、画面指示装置14は、CRT画面表示装置11の任意の点を指示する等の操作作業を行うためのものであり、入力制御部15は、キーボード装置13および画面指示装置14の入力情報を取り込む等するためのものである。
スキャナ16は、原稿画像を所定の解像度で読取入力するためのものである。
これらのCPU1、ROM2、RAM3、キャラクタジェネレータ4、時計回路5、ローカルエリアネット伝送制御部7、磁気ディスク装置8、CD−ROM装置9、表示制御部12、入力制御部15、および、スキャナ16は、内部バス17に接続されており、これらの各要素間のデータのやりとりは、主としてこの内部バス17を介して行われる。
本発明では、例えば、帳票原稿を読み取って得た画像データについて、表組みの特定項目、例えば、発行日の記載内容や、表題の記載内容等を抽出する画像処理を行う。その際、抽出項目については、例えば、ユーザが読み込ませた原稿画像(テンプレート作成画像)を表示して、ユーザ操作により、所望の抽出項目を含む領域を指定させる。そして、指定領域をあらわすテンプレート情報を作成し、この作成したテンプレート情報に基づいて、抽出項目を抽出する。
図2は、本発明の一実施例にかかるテンプレート作成処理の一例の要部を示している。
まず、テンプレート作成画像を入力し(処理101)、入力画像を表示して(処理102)、ユーザに指定領域の選択作業を行わせる(処理103)。また、ユーザが指定した指定領域について、表に囲まれているか否かの問い合わせを行う。
表に囲まれている場合で、判断104の結果がYESになるときには、指定領域を含む表内部の構造を解析する(処理105)。次いで、指定領域が表の構造のどの位置にあるかを認識し(処理106)、テンプレートを保存するテンプレート辞書(図示略)に、当該指定領域について、「表中にあること」、「表構造のどの位置にあるか」、および、「表構造解析結果」を登録して(処理107)、この処理を終了する。
また、判断104の結果がNOになるときには、通常のテンプレート辞書に登録して(処理108)、この処理を終了する。
図3は、本発明の他の実施例にかかるテンプレート作成処理の一例の要部を示している。この場合は、あらかじめ画像全体で表抽出を行った後に、指定領域についての判定を行っている。
まず、テンプレート作成画像を入力し(処理201)、入力画像を表示して(処理202)、ユーザに指定領域の選択作業を行わせる(処理203)。
次に、入力画像全体について、含まれている表を抽出し(処理204)、見つかった全ての表内部の構造を解析する(処理205)。
そして、指定領域が表に囲まれているかどうかを調べる(判断206)。このとき、ユーザに対し、指定した指定領域について、表に囲まれているか否かの問い合わせを行うことができる。
指定領域が表に囲まれている場合で、判断206の結果がYESになるときには、テンプレートを保存するテンプレート辞書(図示略)に、当該指定領域について、「表中にあること」、「表構造のどの位置にあるか」、および、「表構造解析結果」を登録して(処理207)、この処理を終了する。
また、判断206の結果がNOになるときには、通常のテンプレート辞書に登録して(処理208)、この処理を終了する。
このようにして、この場合は、先に画像に含まれる全ての表について構造解析を行うので、複数の領域が設定される場合などに、処理効率が上がる。
図4は、本発明のさらに他の実施例にかかるテンプレート作成処理の一例の要部を示している。
まず、テンプレート作成画像を入力し(処理301)、入力画像を表示して(処理302)、ユーザに指定領域の選択作業を行わせる(処理303)。
次に、入力画像全体について、含まれている表を抽出し(処理304)、指定領域が表に囲まれているかどうかを調べる(判断305)。このとき、ユーザに対し、指定した指定領域について、表に囲まれているか否かの問い合わせを行うことができる。
表に囲まれている場合で、判断305の結果がYESになるときには、指定領域が囲まれている表内部の構造を解析する(処理306)。次いで、テンプレートを保存するテンプレート辞書(図示略)に、当該指定領域について、「表中にあること」、「表構造のどの位置にあるか」、および、「表構造解析結果」を登録して(処理307)、この処理を終了する。
また、判断305の結果がNOになるときには、通常のテンプレート辞書に登録して(処理308)、この処理を終了する。
ここで、指定領域が表に囲まれているかどうの判断は、入力画像に基づいて自動的に処理することもできる。例えば、指定領域の大きさを幅W、高さHとすると、指定領域の上下にWの一定閾値以上の割合、例えば、100%以上の長さの黒ランがあるかどうかを探索すればよい。指定領域は、通常の場合、文字が記入される部分より大きめに設定される(特にすでに文字が書いてある帳票をテンプレートとして使用する場合)ため、このような手法でもよい。なお、閾値を小さくしすぎると、縦の場合は、「1」などの文字で、横の場合はアンダーラインで反応してしまう可能性があるため、設定には気をつける必要がある。
また、表の構造上の位置とは、テンプレート上の表の座標値、表の重心の位置、指定領域の座標値、指定領域の重心の位置、指定領域を囲む罫線の位置、および、その重心の位置、および、各表の開始点を原点と考えたときの相対座標値での指定領域の位置および重心の位置、および、表のセルIDの情報のうち少なくとも1つ以上である。
なお、セルIDについては、特開2003−223611号公報を参照のこと。このセルIDを使用することで、座標の相対位置の自由度が高まり、構造(罫線の数、セルの数)が同じであれば、枠の大きさが変わっても、セルIDの値が同じ値であるため、適切に指定領域を判断することができる。
このようにして作成したテンプレート辞書を用いて、入力画像に含まれる指定領域を判定する際の処理の一例を図5に示す。
まず、テンプレート辞書を読み込み(処理501)、認識対象となる画像を入力し(処理502)、入力画像の全面について、含まれる表を抽出する(処理503)。そして、抽出した全ての表の構造を解析し(処理505)、テンプレートの表構造位置と照合して(処理505)、ユーザが指定した領域を抽出する(処理506)。
そして、抽出した領域について、指定された処理を適用する(処理507)。
ここで、認識対象の入力画像に表があるかどうかを判定するには、例えば、特許第2940936号に記載されているように、外接矩形を抽出し、その内部の一定以上の長さのランで構成される矩形を罫線として抽出して、抽出した罫線の数で表を判定できるという方法など既知の方法があり、ここでも利用可能である。
また、表構造解析方法には、例えば、特開平4−167194号公報に記載されているように、主走査方向の罫線抽出、副走査方向の罫線抽出を行い、罫線と枠の情報を解析する方法がある。あるいは、罫線が外側にない表でも、特許第2812982号に記載されている方法のように、仮想的に罫線を作成する方法で解析が行えるし、また、点線についても、特許第3140079号に記載された方法を適用することで、黒ランと白ランの長さのヒストグラムを利用して抽出が可能である。このような既存の方法を組み合わせて、表判定機能、表処理機能は構成される。また、ここに書いてない既知の方法を利用することも可能である。
また、表構造照合方法では、テンプレート辞書に格納されている表構造位置と、入力画像から抽出された表構造を照らし合わせる。これには、例えば、テンプレート上の表の座標値、表の重心の位置、指定領域の座標値、指定領域の重心の位置、指定領域を囲む罫線の位置、および、その重心の位置、および、各表の開始点を原点と考えたときの相対座標値での指定領域の位置および重心の位置、および、表のセルIDの情報のうち少なくとも1つ以上を採用することができる。
また、表枠に囲まれているという情報が重要なのと共に、付近に表枠がないという情報も位置合わせの再には非常に重要な情報となる。例えば、探索範囲に唯一の枠しかない場合、多少位置がずれていようとも、その枠の位置が所望の位置と一致する可能性は非常に高い。
逆に、付近にたくさんの表枠がある場合は、微妙なずれが隣の枠と所望の枠を間違える原因になりうる。
そこで、指定領域が表枠内部だったとして、その付近に他の表枠がない場合は探索マージンを広くとるという制御や、その逆に指定領域が表枠かつ付近にも表枠がいくつかある場合は探索マージンを小さくとるという制御をすることで、より、高精度に表構造の照合を行うことができる。
本発明の一実施例にかかる画像処理装置の構成例を示したブロック図。 本発明の一実施例にかかるテンプレート作成処理の一例の要部を示したフローチャート。 本発明の他の実施例にかかるテンプレート作成処理の一例の要部を示したフローチャート。 本発明のさらに他の実施例にかかるテンプレート作成処理の一例の要部を示したフローチャート。 テンプレート辞書を用いて、入力画像に含まれる指定領域を判定する際の処理の一例を示したフローチャート。
符号の説明
1 CPU(中央処理装置)
2 ROM(リード・オンリ・メモリ)
3 RAM(ランダム・アクセス・メモリ)
11 CRT画面表示装置
13 キーボード装置
14 画面指示装置
16 スキャナ

Claims (3)

  1. 文書画像において指定された指定領域をテンプレートとして保持するとともに、前記テンプレートを作るための画像について指定領域の内部及び周辺の特徴情報を取得してその特徴を保持し、入力画像に対して前記指定領域と同じ位置を抽出する画像処理装置において、
    前記テンプレート作成画像上で、指定領域が表枠の一部であるかどうかを判定し、表であった場合には、前記指定領域を囲む枠を含む表の内部を解析して、表の構造上でどの位置が指定されたのかを認識し、保持するようにし、
    前記指定領域が表枠の一部であるかどうかを判定する際、ユーに対して指定領域についての情報を入力要求し、それによって取得した情報を参照することを特徴とする画像処理装置。
  2. コンピュータを請求項記載の画像処理装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
  3. 請求項記載のコンピュータプログラムを格納した記憶媒体。
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