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JP4655844B2 - 手動変速機の変速操作機構 - Google Patents
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JP4655844B2 - 手動変速機の変速操作機構 - Google Patents

手動変速機の変速操作機構 Download PDF

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Description

本発明は、手動変速機の変速操作機構に関し、特に、チェンジレバーの振動による音を低減するように改善した構造に関するものである。
従来、手動変速機の変速操作機構として、例えば、特許文献1のように、第1レバー、第2レバー、リターンスプリング、ストッパーピン、ゲート機構を備えたものが実用に供されている。この変速操作機構では、第1レバーの略球状のピボット部が変速機に揺動自在に支持されて、第1レバーの下端部が変速機に連動連結され、この第1レバーに第2レバーが軸方向へ移動自在に外装されている。第2レバーは、第1レバーに摺動自在に外嵌された内筒と、上端部に操作ノブが取り付けられた外筒と、内筒と外筒との間に設けられて内筒と外筒とに固着された環状の弾性部材とを有する。
第1レバーの上端部分にストッパーピンが軸直交方向に貫通状に固定され、第2レバーの内筒に上端から下方へ切り欠いた1対のガイドスリットが形成され、これらガイドスリットにストッパーピンの両端部が係合されている。リターンスプリングにより第1レバーに対して第2レバーが上方へ付勢され、内筒の1対のガイドスリットの下端部がストッパーピンの両端部に当接状に係止されて、第2レバーが通常操作位置に保持される。
第2レバーが通常操作位置に保持された状態、第1,第2レバーを有するチェンジレバーを、複数の前進用変速レーンに亙ってセレクト操作でき、複数の前進用変速段に亙ってシフト操作できる。チェンジレバーを後退用変速レーン(リバースレーン)に隣接する前進用変速レーンからリバースレーンへセレクト操作する際、ゲート機構により、第2レバーが通常操作位置に保持された状態では前記セレクト操作が禁止されるが、操作ノブを押し下げ第2レバーを通常操作位置から下側へ所定量移動させることで前記セレクト操作が許容され、チェンジレバーを後退用変速段にシフト操作できる。
特開2005−75204号公報
特許文献1のような手動変速機の変速操作機構では、第2レバーの金属製の内筒に形成されたガイドスリットの下端部が、第1レバーに固定された金属製のストッパーピンに当接状に係止されて、第2レバーが通常操作位置に保持されるので、変速機の振動によって、内筒のガイドスリットの下端部とストッパーピンとの接触部分がガタついてビビリ音が発生する虞がある。
第2レバーの弾性部材は、操作ノブの振動を低減して操作感を向上させる効果があるが、この弾性部材では、ストッパーピンを介して第1レバーから第2レバー(内筒)に入力される振動をダイレクトに吸収できないので、第2レバーの内筒の振動を低減するという作用が得られにくく、依って、内筒のガイドスリットの下端部とストッパーピンとの接触部分が共振によりガタついてビビリ音が発生する虞が高くなる。
本発明の目的は、第2レバーの内筒と外筒とに固着された弾性部材を有効に利用して、ストッパー部材が弾性部材を係止して第2レバーを通常操作位置に確実に保持し、この弾性部材によりストッパー部材を介して第1レバーから入力される振動をダイレクトに確実に低減し、第2レバーを通常操作位置に保持することによるガタつきやビビリ音の発生を確実に抑制することができる、手動変速機の変速操作機構を提供することである。
請求項1の手動変速機の変速操作機構は、変速機に揺動自在に支持されるピボット部を有する第1レバーと、この第1レバーに軸方向へ移動自在に外装され且つ先端部に操作ノブが取付けられた第2レバーと、第1レバーに対して第2レバーを軸方向先端側へ付勢するリターンスプリングと、第1レバーの先端側部分に固定的に設けられ第2レバーを軸方向先端側から係止して通常操作位置に保持するストッパーピンと、このストッパーピンと係合して第1レバーに対して第2レバーを相対回動不能且つ軸方向移動自在にガイドするガイドスリットと、第1,第2レバーを有するチェンジレバーをリバースレーンに隣接するレーンからリバースレーンへセレクト操作する際に、第2レバーを通常操作位置から軸方向基端側へ所定量移動させることで前記セレクト操作を許容するゲート機構とを備えた手動変速機の変速操作機構において、前記第2レバーは、第1レバーに摺動自在に外嵌された内筒と、操作ノブが取付けられた外筒と、これら内筒と外筒とに固着された環状の弾性部材とを有し、前記ガイドスリットは、前記内筒の上端部分に形成されると共に前記第2レバーが通常操作位置のとき、前記ストッパーピンとガイドスリットの下端部との間に隙間を形成し、前記ストッパーピンは、前記弾性部材の先端部に形成された当接部を係止して第2レバーを通常操作位置に保持することを特徴とする。
この変速操作機構では、チェンジレバーが第1,第2レバーを有し、第1レバーのピボット部が変速機に揺動自在に支持され、この第1レバーに第2レバーが軸方向へ移動自在に外装されている。第2レバーは、内筒と、外筒と、内筒と外筒とに固着された環状の弾性部材と、内筒の上端部分に形成されたガイドスリットとを有し、内筒が第1レバーに摺動自在に外嵌され、外筒の先端部に操作ノブが取り付けられている。リターンスプリングにより第1レバーに対して第2レバーが軸方向先端側へ付勢され、第1レバーの先端側部分に固定的に設けられたストッパーピンが、第2レバーの弾性部材の先端部に形成された当接部を軸方向先端側から係止して、第2レバーを通常操作位置に保持する。チェンジレバーをリバースレーンに隣接するレーンからリバースレーンへセレクト操作する際、ゲート機構により、第2レバーが通常操作位置に保持された状態では前記セレクト操作が禁止され、第2レバーを通常操作位置から軸方向基端側へ所定量移動させることで前記セレクト操作が許容される。
前記のように、ストッパーピンにより第2レバーの弾性部材の当接部が係止されて、第2レバーが通常操作位置に確実に保持され、また、この弾性部材によりストッパー部材を介して第1レバーから入力される振動がダイレクトに確実に吸収され、これにより第2レバーの内筒の振動が低減され、従って、第2レバーを通常操作位置に保持することによるガタつきやビビリ音の発生が確実に抑制される。
ここで、請求項1の発明に次の構成を採用可能である。
前記弾性部材の先端側部分に先端側へ突出する突出部を前記当接部として設ける(請求項2)。前記突出部を環状に形成すると共に、前記ストッパーピンと弾性部材の突出部との間に環状部材を配設する(請求項3)。前記ストッパーピンの基端側部分に基端側へ突出する突出係止部を設け、この突出係止部が弾性部材を係止する(請求項4)。前記ストッパーピンの突出係止部と弾性部材との間に環状部材を配設する(請求項5)。前記弾性部材の先端側部分に先端側へ突出する突出部を前記当接部として設け、前記ストッパーピンの突出係止部がこの突出部を係止する(請求項6)。
請求項1の手動変速機の変速操作機構によれば、チェンジレバーが第1,第2レバーを有し、第2レバーは、第1レバーに摺動自在に外嵌された内筒と、操作ノブが取付けられた外筒と、これら内筒と外筒とに固着された環状の弾性部材とを有し、第1レバーの先端側部分にストッパーピンを固定的に設け、ガイドスリットは第2レバーが通常操作位置のとき、ストッパーピンとガイドスリットの下端部との間に隙間を形成し、ストッパーピンが弾性部材の先端部に形成された当接部を係止して第2レバーを通常操作位置に保持するので、弾性部材では、操作ノブ(第2レバーの外筒)の振動を低減して操作感を向上させることができる
更に、この弾性部材を有効に利用して、第2レバーを通常操作位置に確実に保持し、この弾性部材によりストッパーピンを介して第1レバーから入力される振動をダイレクトに確実に吸収し、これにより第2レバーの内筒の振動を低減し、その結果、第2レバーを通常操作位置に保持することによるガタつきやビビリ音の発生を確実に抑制できる。
請求項2の手動変速機の変速操作機構によれば、弾性部材の先端側部分に先端側へ突出する突出部を前記当接部として設けたので、ストッパーピンが弾性部材の突出部を確実に係止して、第2レバーを通常操作位置に保持することができる。
請求項3の手動変速機の変速操作機構によれば、突出部を環状に形成すると共に、ストッパーピンと弾性部材の突出部との間に環状部材を配設したので、第2レバーを通常操作位置に確実に保持すると共に、ストッパーピンを介して第1レバーから入力される振動を弾性部材に分散させることで、この振動を吸収する弾性部材の振動吸収作用を高めることができる。
請求項4の手動変速機の変速操作機構によれば、ストッパーピンの基端側部分に基端側へ突出する突出係止部を設け、この突出係止部が弾性部材を係止するので、ストッパーピンの突出係止部で弾性部材の当接部を確実に係止して、第2レバーを通常操作位置に保持することができる。
請求項5の手動変速機の変速操作機構によれば、ストッパーピンの突出係止部と弾性部材との間に環状部材を配設したので、第2レバーを通常操作位置に確実に保持すると共に、ストッパーピンを介して第1レバーから入力される振動を弾性部材に分散させることで、この振動を吸収する弾性部材の振動吸収作用を高めることができる。
請求項6の手動変速機の変速操作機構によれば、弾性部材の先端側部分に先端側へ突出する突出部を前記当接部として設け、ストッパーピンの突出係止部がこの突出部を係止するので、ストッパーピンの突出係止部が弾性部材の突出部を確実に係止して、第2レバーを通常操作位置に保持することができる。
本発明の手動変速機の変速操作機構は、自動車等の車両に適用され、チェンジレバーが運転席の側方に立向姿勢で配設され、そのチェンジレバーが、変速機本体に揺動自在に支持された第1レバーと、第1レバーに軸方向へ移動自在に外装されて先端部に操作ノブが取り付けられた第2レバーとを有し、第2レバーが第1レバーに対して上方へ付勢されて通常操作位置に保持され、この第2レバーを通常操作位置から押し下げることで、チェンジレバーをリバースレーンへセレクト操作できるものである。
図1〜図3に示すように、手動変速機の変速操作機構1は、車両に装着された変速機本体10に揺動自在に支持され且つ変速機本体10に連動連結されたチェンジレバー2を有する。変速機本体10のハウジング上部にはチェンジレバー支持部11が上側に突出するように一体的に形成され、このチェンジレバー支持部11の上端部が車内側に臨んでいる。チェンジレバー支持部11にはレバー組付孔11aが上下に貫通状に形成され、このレバー組付孔11aに合成樹脂製の支持部材12が内嵌装着されている。
チェンジレバー2は、レバー組付孔11aに(支持部材12)に挿通され、チェンジレバー2の下部の長さ方向途中部の略球状のピボット部20cにより、レバー組付孔11aに支持部材12を介して揺動自在に且つ軸方向が略上下方向となるように支持され、チェンジレバー2の下端部の球状部20eが変速機本体10に連動連結され、これにより、チェンジレバー2が、手動変速機の変速段をニュートラルと1〜6変速段と後退変速段とに亙って切り換える、図4に示す変速パターンに沿って操作可能に構成されている。
この変速パターンは、互いにセレクト方向(車幅方向)に所定間隔空けて平行に並びシフト方向(前後方向)に延びる複数列の前進用シフトレーン(本実施例では、1−2速シフトレーンr1、3−4速シフトレーンr2、5−6速シフトレーンr3)、及び、セレクト方向の一方端(本実施例では、1−2速シフトレーンr1の左隣)に単独で設けられてシフト方向に延びる後退用シフトレーンr4(リバースレーンr4)、これらシフトレーンr1〜r4を繋ぐセレクト方向に延びるニュートラルレーンr5を有する。
さて、図1〜図3に示すように、チェンジレバー2は、前記ピボット部20cと球状部20eとを有する第1レバー20と、この第1レバー20に軸方向へ移動自在に外装され且つ先端部(上端部)に操作ノブ3が取付けられた第2レバー25と、第1レバー20に対して第2レバー25を軸方向先端側(上側)へ付勢するリターンスプリング30と、第1レバー20に対して上側へ付勢された第2レバー25を所定の通常操作位置(図2に示す位置)に保持する為の本案特有のストッパー機構35とを有する。
第1レバー20は、上側から、連結軸部20a、中間軸部20b、ピボット部20c、テーパ軸部20d、球状部20eを直列状に一体的に形成して構成されている。連結軸部20aは第1レバー20の全長の約半分の長さを有し、この連結軸部20aがチェンジレバー支持部11のレバー組付孔11aの上側へ突出し、この連結軸部20aに第2レバー25の下部が外装されている。
変速機本体10には、前後方向に長いコントロールロッド13が回動可能に且つ軸方向へ移動可能に支持され、このコントロールロッド13に連結部材14が連結されている。この連結部材14の上側に開口する凹陥部14aに合成樹脂製の中間部材15が上下摺動可能に内嵌装着され、第1レバー20の球状部20eは中間部材15を介して凹陥部14aに連結されている。
チェンジレバー2が、ニュートラルレーンr5においてセレクト方向に操作されると、コントロールロッド13が回動され、各シフトレーンr1〜r5においてシフト方向に操作されると、コントロールロッド13が前後方向に移動され、これに伴って、手動変速機の変速段がニュートラルと1〜6変速段と後退変速段とに亙って切り換えられる。
連結部材14の上端部には左右両側へ張り出す張出部14bが設けられ、これら張出部14bを夫々下側から押圧可能な1対のリターンロッド16が設けられ、これらリターンロッド16を夫々張出部14b側へ付勢するリターンスプリング17が設けられ、これらにより、チェンジレバー2が、ニュートラルレーンr5における所定のニュートラル位置(例えば、3−4速シフトレーンr2とニュートラルレーンr5とが交差する位置)に付勢されている。
第2レバー25は、第1レバー20の連結軸部20aに摺動自在に外嵌された内筒26と、操作ノブ3が取付けられた外筒27と、これら内筒26と27の間に配設されて内筒26と外筒27とに固着されたゴム製(又は合成樹脂製)の環状の弾性部材28とを有する。内筒26は第1レバー20の連結軸部20aと略同じ長さを有し、その内筒26の下端部は第1レバー20の連結軸部20aよりも大径の中間軸部20bの上端部で係止され得るようになっている。
外筒27は、下部大径筒部27aと、中間テーパ筒部27bと、上部小径筒部27cからなる。下部大径筒部27aが内筒26の約2倍程度の径を有し、内筒26の外側に配設され、この下部大径筒部27aと内筒26との間に弾性部材28が設けられている。上部小径筒部27cが操作ノブ3に下側から挿入され螺着されている。
リターンスプリング30は、圧縮コイルスバネからなり、バネ受け部となる、内筒26の下端部に形成された鍔部26aと、第1レバー20の中間軸部20bよりも大径のピボット部20cの上端部との間において、中間軸部20bに外装されている。
図2、図3、図5、図6に示すように、係止機構35は、第1レバー20(連結軸部20a)の先端側部分に固定的に設けられたストッパーピン40弾性部材28の先端部に形成された当接部41、ストッパーピン40と弾性部材28の当接部41との間に配設された環状部材42(例えば、ワッシャ42)を有する。
ストッパーピン40は第1レバー20に軸直交方向にその軸心を通るように貫通状に固定され、その両端部分が第1レバー20の外側へ突出している。第2レバー25の内筒26の上端部分に上端から下方へ所定長さ切り欠いた1対のガイドスリット26bが対称に形成され、これらガイドスリット26bにストッパーピン40の両端部分が係合されて、第1レバー20に対して第2レバー25が相対回動不能且つ軸方向移動自在にガイドされている。
この係止機構35においては、ストッパーピン40の両端部が、内筒26の外側まで突出して弾性部材28の上側に位置している。そして、弾性部材28の先端側部分には、先端側へ突出する環状の突出部28aが前記当接部41として一体的に設けられている。この突出部28aは環状に形成されている。
環状部材42は内筒26に外嵌され、ストッパーピン40の長さ及び突出部28aの径以上の径を有する。そして、ストッパーピン40の両端部が、リターンスプリング30で軸方向先端側へ付勢された第2レバー25の弾性部材28の当接部4(突出部28a)を、環状部材42を介して軸方向先端側から係止して、第2レバー25を通常操作位置に保持する。ガイドスリット26bは、第2レバー25の内筒26の上端部分に形成され、第2レバー25が通常操作位置のとき、ストッパーピン40とガイドスリット26bの下端部との間に多少の隙間ができるように形成されている
尚、図2、図3に示すように、チェンジレバー2には、第2レバー25の通常操作位置からの押し下げ操作に対して節度感を付与する為のディテント機構45が設けられている。ディテント機構45は、第1レバー20の連結軸部20aに軸直交方向に形成された貫通孔46、貫通孔46に内嵌された1対の球体47、貫通孔46において1対の球体47の間に配設された圧縮コイルバネ48、1対の球体47の一部分が係合可能に第2レバー25の内筒26の内面に形成された1対の球体嵌合穴49を有する。
また、図1〜図3に示すように、手動変速機の変速操作機構1には、チェンジレバー2を後退用シフトレーンr4に隣接する1−2速シフトレーンr1から後退用シフトレーンr4へセレクト操作する際、第2レバー25が通常操作位置に保持された状態では前記セレクト操作を禁止し、第2レバー25を通常操作位置から軸方向基端側へ所定量移動させることで前記セレクト操作を許容するゲート機構50が設けられている。
このゲート機構50は、チェンジレバー支持部11の上端面にボルト51aで固定された枠板状のゲート部材51に設けられた固定ゲート部52と、内筒26の下端部の鍔部26aに設けられた可動ゲート部53とを有する。第2レバー25が通常操作位置に保持された状態で、固定ゲート部52と可動ゲート部53とが同高さ位置となり、この固定ゲート部52が可動ゲート部53に当接して、前記セレクト操作が禁止される。
第2レバー25が通常操作位置から軸方向基端側へ所定量移動されると、固定ゲート部52よりも可動ゲート部53が下側に位置し、この状態で、可動ゲート部53が固定ゲート部52の下側を通過するようになって、前記セレクト操作が許容される。
手動変速機の変速操作機構1の作用、効果について説明する。
チェンジレバー2が第1,第2レバー20,25を有し、第1レバー20のピボット部20cが変速機本体10に揺動自在に支持され、球状部20eが変速機本体10に連動連結され、この第1レバー20に第2レバー25が軸方向へ移動自在に外装されている。第2レバー25は、内筒26と、外筒27と、内筒26と外筒27とに固着された環状の弾性部材28とを有し、内筒26が第1レバー20に摺動自在に外嵌され、外筒27の先端部に操作ノブ3が取り付けられている。
リターンスプリング30により第1レバー20に対して第2レバー25が軸方向先端側へ付勢され、係止機構35により、第1レバー20の先端側部分に固定的に設けられたストッパーピン40の両端部が、第2レバー25の弾性部材28の先端部に形成された当接部41を、環状部材42を介して軸方向先端側から係止して、第2レバー25を通常操作位置に保持する。チェンジレバー2を1−2速シフトレーンr1から後退用シフトレーンr4へセレクト操作する際、ゲート機構50により、第2レバー25が通常操作位置に保持された状態では前記セレクト操作が禁止され、第2レバー25を通常操作位置から軸方向基端側へ所定量移動させることで前記セレクト操作が許容される。
ストッパーピン40が弾性部材28の先端部に形成された当接部41を環状部材42を介して係止して第2レバー25を通常操作位置に保持するので、弾性部材28では、操作ノブ3(第2レバー25の外筒27)の振動を低減して操作感を向上させることができるが、更に、この弾性部材28を有効に利用して、第2レバー25を通常操作位置に確実に保持し、また、弾性部材28によりストッパーピン40を介して第1レバー20から入力される振動をダイレクトに確実に吸収し、これにより第2レバー25の内筒26の振動を低減することができる。
また、弾性部材28の先端側部分に先端側へ突出する突出部28aを前記当接部1として設け、更に、突出部28aを環状に形成すると共に、ストッパーピン40と弾性部材28の突出部28aとの間に環状部材2を配設したので、ストッパーピン40が弾性部材28の突出部28aを確実に係止して、第2レバー25を通常操作位置に保持することができ、しかも、ストッパーピン40を介して第1レバー20から入力される振動を弾性部材28に分散させることで、この振動を吸収する弾性部材28の振動吸収作用を高めることができる。その結果、ストッパーピン40が第2レバー25(弾性部材28)を係止して通常操作位置に保持することによるガタつきやビビリ音の発生を確実に抑制できる。
尚、突出部28aについては、環状にせずに、周方向に適当間隔おきに配設した複数の分割突出部で構成してもよい。また、突出部28aを弾性部材28と一体成形してもよいし、突出部28aに相当する弾性のある部材を弾性部材28に別途固定してもよい。環状部材42については弾性のある部材で構成してもよい。
次に、実施例1の係止機構35を変更した変更形態について、実施例2〜5で説明する。尚、実施例1と同じものには同一符号を付して説明する。
図7に示すように、係止機構35Aは、実施例1の係止機構35において、環状部材42を省略したものであり、第1レバー20の先端側部分に固定的に設けられたストッパーピン40、弾性部材28の先端側部分に先端側へ突出するように環状に設けられた突出部28aを有し、ストッパーピン40が弾性部材28の突出部28aを直接軸方向先端側から係止して、第2レバー25を通常操作位置に保持する。
尚、突出部28aについては、環状にせずに、周方向に適当間隔おきに配設した複数の分割突出部で構成してもよい。この場合、ストッパーピン40の下側に突出部28aが位置するようにする。また、突出部28aを弾性部材28と一体成形してもよいし、突出部28aに相当する弾性のある部材を弾性部材28に別途固定してもよい。
図8に示すように、係止機構35Bは、実施例1の係止機構35において、弾性部材28の突出部28aを省略したものであり、第1レバー20の先端側部分に固定的に設けられたストッパーピン40、弾性部材28の先端側部分に先端側へ突出させずにフラットに環状に設けられた当接部41B、ストッパーピン40と当接部41Bの間に配設された環状部材42を有し、ストッパーピン40が弾性部材28の当接部41Bを環状部材42を介して軸方向先端側から係止して、第2レバー25を通常操作位置に保持する。
尚、環状部材42を省略して、ストッパーピン40の両端部が弾性部材28の当接部41Bを直接軸方向先端側から係止して、第2レバー25を通常操作位置に保持するようにしてもよい。この場合、弾性部材28の当接部41Bの高さ位置を、ガイドスリット26aの基端部よりも高くする。
図9に示すように、係止機構35Cは、第1レバー20の先端側部分に固定的に設けられたストッパーピン40C、弾性部材28の先端側部分に先端側へ突出させずにフラットに環状に設けられた当接部41C、ストッパーピン40Cと当接部41Cの間に配設された環状部材42を有し、ストッパーピン40Cの両端部に1対のリング状の突出係止部44が圧入状に外嵌固定されて、これら突出係止部44の下端部分がストッパーピン40Cの基端側部分に基端側へ突出するように設けられ、1対の突出係止部44が環状部材42を介して軸方向先端側から弾性部材28の当接部41Cを係止して、第2レバー25を通常操作位置に保持する。突出係止部44が環状であるため、ストッパーピン40Cが自転した場合でも、突出係止部44の下端部分がストッパーピン40Cの基端側へ突出する。
尚、突出係止部44を金属で構成してもよいし、弾性のあるゴム又は合成樹脂等の部材で構成してもよい。また、環状部材42を省略して、突出係止部44が弾性部材28の当接部41Cを直接軸方向先端側から係止して、第2レバー25を通常操作位置に保持するようにしてもよい。
図10に示すように、係止機構35Dは、第1レバー20の先端側部分に固定的に設けられたストッパーピン40D、弾性部材28の先端側部分に先端側へ突出するように環状に設けられた突出部28a、ストッパーピン40Dと突出部28aの間に配設された環状部材42を有し、ストッパーピン40Dの両端部に1対のリング状の突出係止部44が圧入状に外嵌固定されて、これら突出係止部44の下端部分がストッパーピン40Dの基端側部分に基端側へ突出するように設けられ、これら突出係止部44が環状部材42を介して軸方向先端側から弾性部材28の突出部28aを係止して、第2レバー25を通常操作位置に保持する。
尚、本発明については、その他、前記実施例に開示した事項以外の変更を付加して実施可能であり、また、種々の自動車、自動車以外の種々の車両に装備される手動変速機の変速操作機構に適用可能である。
実施例1の手動変速機の変速操作機構の斜視図である。 変速操作機構(通常時)の縦断面図である。 変速操作機構(リバース操作時)の縦断面図である。 変速パターンを示す図である。 係止機構の縦断面図である。 図5のVI−VI線断面図である。 実施例2の係止機構の縦断面図である。 実施例3の係止機構の縦断面図である。 実施例4の係止機構の縦断面図である。 実施例5の係止機構の縦断面図である。
1 変速操作機構
2 チェンジレバー
3 操作ノブ
10 変速機本体
20 第1レバー
20c ピボット部
25 第2レバー
26 内筒
27 外筒
28 弾性部材
28a 突出部
30 リターンスプリング
35,35A〜35D 係止機構
40,40C,40D ストッパーピン
41,41B,41C 当接部
42 環状部材
44 突出係止部
50 ゲート機構

Claims (6)

  1. 変速機に揺動自在に支持されるピボット部を有する第1レバーと、この第1レバーに軸方向へ移動自在に外装され且つ先端部に操作ノブが取付けられた第2レバーと、第1レバーに対して第2レバーを軸方向先端側へ付勢するリターンスプリングと、第1レバーの先端側部分に固定的に設けられ第2レバーを軸方向先端側から係止して通常操作位置に保持するストッパーピンと、このストッパーピンと係合して第1レバーに対して第2レバーを相対回動不能且つ軸方向移動自在にガイドするガイドスリットと、第1,第2レバーを有するチェンジレバーをリバースレーンに隣接するレーンからリバースレーンへセレクト操作する際に、第2レバーを通常操作位置から軸方向基端側へ所定量移動させることで前記セレクト操作を許容するゲート機構とを備えた手動変速機の変速操作機構において、
    前記第2レバーは、第1レバーに摺動自在に外嵌された内筒と、操作ノブが取付けられた外筒と、これら内筒と外筒とに固着された環状の弾性部材とを有し、
    前記ガイドスリットは、前記内筒の上端部分に形成されると共に前記第2レバーが通常操作位置のとき、前記ストッパーピンとガイドスリットの下端部との間に隙間を形成し、
    前記ストッパーピンは、前記弾性部材の先端部に形成された当接部を係止して第2レバーを通常操作位置に保持することを特徴とする手動変速機の変速操作機構。
  2. 前記弾性部材の先端側部分に先端側へ突出する突出部を前記当接部として設けたことを特徴とする請求項1に記載の手動変速機の変速操作機構。
  3. 前記突出部を環状に形成すると共に、前記ストッパーピンと弾性部材の突出部との間に環状部材を配設したことを特徴とする請求項2に記載の手動変速機の変速操作機構。
  4. 前記ストッパーピンの基端側部分に基端側へ突出する突出係止部を設け、この突出係止部が弾性部材を係止することを特徴とする請求項1に記載の手動変速機の変速操作機構。
  5. 前記ストッパーピンの突出係止部と弾性部材との間に環状部材を配設したことを特徴とする請求項4に記載の手動変速機の変速操作機構。
  6. 前記弾性部材の先端側部分に先端側へ突出する突出部を前記当接部として設け、前記ストッパーピンの突出係止部がこの突出部を係止することを特徴とする請求項4に記載の手動変速機の変速操作機構。
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