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JP4656978B2 - 位置通知システム - Google Patents
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JP4656978B2 - 位置通知システム - Google Patents

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Description

本発明は、予め登録されている加入者の携帯電話端末から特定の電話端末に発呼信号が送信された際に、その発呼信号を受信した基地局の位置に基づき、加入者の位置を推定して、特定の連絡先に通知する位置通知システムに関する。
従来、加入者が携帯電話を使用して、例えば警察(110番)のような特定の連絡先に緊急連絡を行ったときに、その携帯電話の最寄の基地局の位置を加入者の位置として通知する情報通知システムが知られている。この情報通知システムでは、携帯電話網に網管理局が接続されており、加入者が携帯電話から特定の連絡先に緊急連絡を行って、携帯電話が最寄の基地局を介して携帯電話網に接続されると、網管理局がその基地局の位置を特定し、その特定した基地局の位置を、網管理局に登録されている連絡先に自動的に通知する。(例えば、特許文献1等参照)
特開平7−183970号公報
ところが、上記情報通知システムでは、連絡の際に連絡先に送信されるのは、携帯電話を所有している加入者の実際の位置ではなく、基地局の位置である。従って、連絡を受けた連絡先では、連絡を行った加入者の位置を的確に特定することができなかった。そして、その携帯電話による連絡が犯罪の発生を知らせるようなものであった場合には、早期に救助活動等を行うという目的が果たせない場合があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、加入者の携帯電話端末から特定の電話端末へ電話がかけられた場合に、その携帯電話をかけた加入者の位置を的確に推定して特定の連絡先に通知する位置知システムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、予め登録された加入者の携帯電話端末から特定の電話端末に対する発呼信号が送信された際に、その発呼信号を受信した携帯電話網の基地局の位置に基づき加入者の位置を推定して、特定の連絡先に通知する位置通知システムであって、当該システムの加入者毎に、その加入者が所有する携帯電話端末の識別情報と、その加入者が立寄るであろう複数の立寄先を表す立寄先情報と、が関連付けて登録された加入者情報記憶手段と、携帯電話網に接続され、加入者情報記憶手段に登録された携帯電話端末の識別情報に基づき、当該システムの加入者が所有する携帯電話端末から特定の電話端末に対する発呼信号が送信されたか否かを監視する発呼状態監視手段と、その発呼状態監視手段にて、当該システムの加入者が所有する携帯電話端末から特定の電話端末に対する発呼信号が送信されたことが検知されると、携帯電話網において、その発呼信号を受信した基地局を特定し、その発呼信号を送信した携帯電話端末の所有者である加入者に関連付けて加入者情報記憶手段に登録されている立寄先情報の中から、その基地局に最も近い立寄先を抽出し、その抽出した立寄先を加入者の位置を示す位置情報として、特定の連絡先に送信する位置通知手段と、を備えたことを特徴とする。
このように構成された位置通知システムによれば、予め登録された加入者が携帯電話端末から特定の電話端末に電話をかけると、発呼状態監視手段が携帯電話端末から送信される発呼信号を検知する。そして、発呼状態監視手段が発呼信号を検知すると、位置通知手段がその発呼信号を受信した基地局を特定して、加入者情報記憶手段に記憶されている加入者の立寄先情報の中から特定した基地局に最も近い立寄先を抽出し、その立寄先をその加入者の位置情報として、特定の連絡先(例えば110番)に送信する。
従って、実際に加入者が居る可能性が高い位置(加入者の立寄先情報として登録されている立寄先)が位置情報として送信されるため、基地局の位置が加入者の位置情報として送信される従来のシステムに比べ、加入者の的確な位置を通知することができる。そして、その携帯電話による連絡が犯罪の発生を知らせるようなものであった場合には、その送信された位置情報に基づいて迅速かつ的確な救助活動等を行うことができるようになる。
ところで、緊急連絡のような場合には、携帯電話端末からかけることのできる電話端末が例えば110番のように、予め定められたものであってもよい。しかし、電話端末が予め決められているものだけでなく、他の電話端末(例えば自宅等)に電話をかけたときにも、位置情報が送信されるようになっていると、加入者の希望する電話端末に電話をかけたときに位置情報が送信されるため、加入者にとって便利である。そこで、請求項2に記載のように、発呼状態監視手段にて監視すべき発呼信号を表す監視情報を各加入者毎に登録できるように加入者情報記憶手段を構成し、発呼状態監視手段は、その加入者情報記憶手段に登録された携帯電話端末の識別情報と監視情報とに基づき、各加入者の携帯電話端末から各加入者毎に設定された発呼信号が送信されたか否かを監視するようにするとよい。
このようにすると、加入者情報記憶手段に登録された監視情報に加入者の携帯電話端末から発呼信号が送信されたときに、特定の連絡先に位置情報が送信される。
従って、加入者が例えば、自宅の電話端末の監視情報を加入者情報記憶手段に登録しておけば、(予め定められた110番ではなく)自宅の電話端末に電話をかけたときにも、その加入者の位置情報が特定の連絡先に送信される。つまり、加入者が予め定められた電話端末以外の電話端末に電話をかけたときにも、特定の連絡先に位置情報を送信することができるようになり、加入者にとって便利なシステムとなる。
更に、予め定められた電話端末以外の電話端末が1箇所だけでなく複数あると、そのうちの何れかの電話端末に電話をかければ、特定の連絡先に位置情報が送信されて便利である。そこで、請求項3に記載のように、発呼状態監視手段にて監視すべき複数の発呼信号を、監視情報として各加入者毎に登録できるように加入者情報記憶手段を構成し、発呼状態監視手段は、その加入者情記憶手段に登録された携帯電話端末の識別情報と監視情報とに基づき、各加入者の携帯電話端末から各加入者毎に設定された複数の発呼信号の何れかが送信されたか否かを監視するようにするとよい。
このようにすると、加入者が電話端末に電話をかけた際に送信される発呼信号が、加入者情報記憶手段に登録された複数の発呼信号うちの何れかであれば、その加入者の位置情報が特定の連絡先に送信される。
従って、加入者が、例えば、自宅や会社など複数の電話端末の監視情報を加入者情報記憶手段に登録しておけば、、予め定められた電話端末以外の複数の電話端末のうちの何れかに電話をかければ、位置情報が送信されるようになり、加入者にとって更に便利なシステムとなる。
そして、位置情報が送信される連絡先についても、特定の連絡先(例えば自宅)だけでなく、他の連絡先に位置情報が送信されるようになっていると、加入者の希望する連絡先に位置情報が送信できるため、加入者にとって便利である。そこで、請求項4に記載のように、加入者情報記憶手段を、加入者の位置を連絡すべき連絡先を各加入者毎に登録できるように構成し、位置通知手段は、立寄先情報から抽出した立寄先を加入者の位置情報として送信する際には、加入者情報記憶手段から当該加入者に対応した連絡先を読み出し、読み出した連絡先に加入者の位置情報を送信するようにするとよい。
このようにすると、加入者が特定の電話端末に電話をかけたときに、位置通知手段が加入者情報記憶手段に登録された連絡先に、その加入者の位置情報を送信する。従って、予め定められた特定の連絡先以外の連絡先に位置情報を送信することができるようになる。つまり、加入者の希望する連絡先にその加入者の位置情報を通知できるようになるため、加入者にとっても便利なシステムとなる。
更に、請求項5に記載のように、加入者情報記憶手段を、監視情報として登録された複数の発呼信号に対応して、加入者の位置を連絡すべき連絡先を各加入者毎に複数登録できるように構成し、位置通知手段は、立寄先情報から抽出した立寄先を加入者の位置情報として送信する際には、加入者情報記憶手段から、発呼状態監視手段が検出した発呼信号に対応する連絡先を読み出し、その読み出した連絡先に、加入者の位置情報を送信するようにすると、登録された複数の発呼信号(換言すれば、登録された複数の電話端末)の各々に対応して、異なる連絡先に位置情報が送信できるようになる。
つまり、加入者の希望する複数の連絡先にその加入者の位置情報が送信でき、加入者にとっては、非常に使いやすい便利なシステムになる。
ところで、緊急事態が発生した場合には、比較的短い時間内に同じ携帯電話から特定の電話端末に何度も発呼信号が送信されることがある。そのような事態に対応するには、所定の時間内に同じ携帯電話端末から同じ電話端末に送信される発呼信号の回数をカウントし、そのカウントした回数を通知するようにするとよい。すなわち、請求項6に記載のように、発呼状態監視手段が加入者が所有する携帯電話端末から特定の電話端末に対して送信された発呼信号を一旦検知すると、その後所定の時間内に、発呼状態監視手段が同じ発呼信号を検知する回数をカウントする発呼信号カウント手段を設け、位置通知手段は、立寄先情報から抽出した立寄先を加入者の位置情報として送信する際には、加入者の位置を表す位置情報に加え、発呼回数カウント手段にてカウントされた発呼信号の検知回数を前記特定の連絡先に送信するようにするとよい。
このようにすると、所定の時間内に発呼回数カウント手段でカウントされた発呼信号の検知回数が位置通知手段によって特定の連絡先に送信される。従って、位置情報がを受信した連絡先では、ある時間内にその加入者が特定の電話端末に何回電話をかけたかが分かるようになり、連絡の緊急性や事件の切迫性等の緊急度に関する情報を得ることができるようになる。
また、緊急連絡以外にも、特定の連絡先に加入者の位置に応じたメッセージを送りたい場合がある。例えば、学校の登下校時に生徒が登下校した旨を保護者に連絡したり、塾への出退を保護者に連絡したりする場合などである。このような場合に対応するため、請求項7に記載のように、加入者情報記憶手段を、各加入者の複数の立寄先毎に、発呼回数カウント手段にてカウントされる発呼信号の検知回数に関連付けられたメッセージを表すメッセージ情報を登録できるようにし、位置通知手段は、立寄先情報から抽出した立寄先と発呼回数カウント手段にてカウントされた発呼信号の検知回数とに対応したメッセージをメッセージ情報の中から抽出し、立寄先情報から抽出した立寄先を加入者の位置情報として送信する際には、抽出したメッセージを位置情報に代えて特定の連絡先に送信するようにするとよい。
このようにすると、加入者が携帯電話端末で特定の電話端末に送信した発呼信号の検知」回数(換言すれば、加入者が携帯電話端末から特定の電話端末に電話をかけた回数)と、その加入者の立寄先とに基づいて、特定の連絡先に適切なメッセージが送信されるため、位置通知システムを加入者の安全管理等に使用することができる。
例えば、加入者である生徒が学校から自宅の電話端末に電話する場合のように、決った場所から決った場所に電話がなされる場合には、発呼信号の検知回数に応じたメッセージ(例えば、登校時(1回目の送信)に「登校しました」、下校時(2回目の送信)に「下校します」)が特定の連絡先(例えば、保護者の携帯電話端末)に送信されるため、保護者が生徒の行動状況を把握することが可能となり、生徒の安全管理ができるようになる。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明が適用された位置通知システム1の構成を、位置通知システム1が接続される電話網と共に示した概略構成図である。
図1に示すように、位置通知システム1は、携帯電話網20に設置された中央交換機25に接続され、その中央交換機25から得られる発呼情報に基づいて、緊急連絡や出退連絡の処理を行う管理用コンピュータ40及び管理用コンピュータ40の記憶装置に格納されている加入者情報データベース(以下、加入者情報DB45ともいう)から成る。また、加入者情報DB45は、各加入者の携帯電話端末10を識別するための情報が各加入者毎に登録されている識別情報45a、連絡者の立寄先情報が識別情報45aに関連付けられて登録されている立寄先情報45b、携帯電話端末10からの発呼信号の発呼先を監視するための監視情報が各加入者毎に登録されている監視情報45c、及び、加入者の立寄先を送信すべき連絡先が監視情報に関連付けられて登録されている連絡先情報45d、から構成されている。
また、位置通知システム1は、中央コンピュータ40に接続された中央交換機25を介して、携帯電話網20やそれに接続される携帯電話10、公衆電話網35やそれに接続される電話8b及び指令センタ60の電話、或いは、インターネット30やそれに接続される携帯電話端末6a等を利用している。
更に、指令センタ60と警察署65とは無線等で接続されており、警察署65は指令センタ60からの指令を無線等で受けるようになっている。
ここで、加入者情報DB45について、図2に基づき更に詳細に説明する。
図2に示すように、加入者情報DB45には、各加入者毎に識別情報45a及び監視情報45cが登録されており、更に、各識別情報45aに関連付けて立寄先情報45bが登録され、また、各監視情報45cに関連付けて連絡先情報45dが登録されている。
識別情報45aは、発呼信号を送信した(換言すれば、電話をかけた)携帯電話端末10を識別するための識別情報(例えば、電話番号)であり、本実施形態1では、各加入者毎に1つ登録されている。
立寄先情報45bは、加入者の立寄先を特定するための情報(例えば、親戚、学校、塾の住所等)であり、各識別情報45aに関連付けられて登録されている。本実施形態1では、各識別情報45aに対して、3つまで登録できるようになっている。
監視情報45cは、携帯電話端末10からの発呼信号の発呼先を監視するための情報(例えば、発呼先の電話番号)であり、本実施形態1では、各加入者毎に3つまで登録できるようになっている。
連絡先情報45dは、加入者の立寄先情報を送信すべき連絡先情報(例えば、自宅や親戚の電話番号、或いは、自宅のパソコンや母親の携帯電話端末の電子メールアドレス等)であり、各監視情報45cに関連付けられて登録されている。本実施形態1では、各監視情報に対して2つまで登録できるようになっている。
次に、以上のように構成された、位置通知システム1の作動について、電話網や各端末の作動を含めて説明する。
先ず、加入者が、携帯電話端末10を操作して電話をかけると、携帯電話端末10からは、発呼信号が出力され、出力された発呼信号は、基地局15により受信され、基地局15が接続されている携帯電話網20の中央交換機25に送られる。
中央交換機25は、受け取った発呼信号からその発呼先を抽出し、発呼先が同じ携帯電話網20上の携帯電話であれば、その携帯電話に回線が繋がるように携帯電話網20内の回線接続を(所謂、電話交換)を行う。また、発呼信号の発呼先が公衆電話網35上の電話であれば、その電話に回線が繋がるように携帯電話網20と公衆電話網35との間の回線接続を行う。更に、携帯電話10から電子メールが送信されていた場合には、メールサーバとして、インターネット30を介して、その電子メールを送信先アドレスに送信する。
管理用コンピュータ40は、中央交換機25を監視しており、中央交換機25が発呼信号を受信すると、中央交換機25から発呼信号を取得し、その発呼信号から携帯電話端末10の電話番号と発呼先の電話番号とを抽出する。
次に、管理用コンピュータ40は、抽出した携帯電話端末10の電話番号を識別情報45aの中から検索する。検索の結果、当該電話番号が識別情報45aに登録されていると、その発呼信号を受信した基地局15の位置を特定すると共に、携帯電話端末10の電話番号に関連付けて登録されている加入者の立寄先のうち基地局15の位置に最も近い立寄先を、立寄先情報45bの中から検索して抽出する。
更に、管理用コンピュータ40は、発呼信号から抽出した発呼先の電話番号を、監視情報45cの中から検索する。検索の結果、発呼先の電話番号が監視情報45cに登録されていると、その電話番号に関連付けられた送信先を連絡先情報45dの中から検索して抽出する。
そして、管理用コンピュータ40は、立寄先情報45bから抽出しておいた立寄先を、加入者の位置情報として、連絡先情報45dから抽出した送信先に、中央交換機25を介して送信する。
このようにして、位置通知システム1によれば、加入者が監視情報45cに登録されている電話番号に携帯電話10をかけると、その加入者の現在位置が立寄先情報45bから抽出されて、連絡先情報45dに登録してある連絡先に送信される。従って、立寄先を受信した連絡先では、受信した立寄先に基づき必要な処置をとることができる。
例えば、携帯電話端末10からの電話が110番(発呼先)に対する緊急連絡であった場合には、指令センタ60の電話(連絡先)に、その携帯電話端末10の加入者の立寄先が送信されてくるので、指令センタ60では、加入者の立寄先に近い警察署65に出動命令などを無線等で指令するのである。
次に、以上のように作動する位置通知システム1において、管理用コンピュータ40で実行される緊急連絡処理について図3及び図4により説明する。
図3、図4は、管理用コンピュータ40で実行される緊急連絡処理の流れを示したフローチャートである。
図3、図4に示す緊急連絡処理は、管理用コンピュータ40の電源起動時に起動するようになっており、起動後、先ず、S100で、中央交換機25が発呼信号を受信したか否かを監視する。そして、中央交換機25が発呼信号を受信していなければ(S100でNoの場合)監視を繰り返し、発呼信号を受信したら(S100でYesの場合)S105に移行する。
S105では、中央交換機25から発呼信号を取得する。そして、S110に移行して、取得した発呼信号から携帯電話端末10の電話番号を抽出して記憶し、続くS115で、発呼信号から発呼先の電話番号を抽出して記憶し、S120に移行する。
S120では、S110で記憶した携帯電話端末10の電話番号を加入者情報DB45の識別情報45aの中から検索し、当該電話番号が識別情報45aの中になければ(S120でNoの場合)、S100に戻って本緊急連絡処理を繰り返し、当該電話番号が識別情報45aにあれば(S120でYesの場合)、S125に移行する。
S125では、発呼信号の発呼先の電話番号を監視情報45cの中から検索し、該当する電話番号が監視情報45cになければ(S125でNoの場合)、S100に戻って本緊急連絡処理を繰り返す。逆に、該当する電話番号が監視情報45cの中にあれば(S125でYesの場合)、S130に移行する。
S130では、S110で記憶した携帯電話端末10の電話番号が、前回受信した発呼信号から抽出して記憶した携帯電話端末10の電話番号と同じであるか否かを判定し、同じであれば(S130でYesの場合)、S135に移行し、同じでなければ(S130でNoの場合)、図4のS160に移行する。
S135では、S115で記憶した発呼信号の発呼先の電話番号が、前回受信した発呼信号から抽出して記憶した携帯電話端末10の発呼信号の発呼先の電話番号と同じであるか否かを判定し、同じであれば(S135でYesの場合)、S140に移行し、同じでなければ(S135でNoの場合)、図4のS160に移行する。
そして、S140では、タイマをカウントアップし、続くS145では、発呼信号の検知回数をカウントし、S150に移行する。
S150では、タイマが所定時間に達したか否かを判定し、所定時間に達していれば(S150でYesの場合)図4のS155に移行して、カウントアップしているタイマと発呼信号の検知回数をリセットし、S160に移行する。
S160では、携帯電話端末10からの発呼信号を受信した基地局15の位置を特定し、S165に移行する。
S165では、携帯電話端末10の電話番号に基づいて、連絡先を連絡先情報45dの中から検索し、該当する連絡先がなければ(S185でNoの場合)、S100に戻り本緊急連絡処理を繰り返す。逆に、該当する連絡先があれば(S185にてYesの場合)、S170に移行する。
S170では、特定した基地局15の位置から、その基地局15の送受信可能エリアの中から基地局15に最も近い加入者の立寄先を立寄先情報45bの中から検索して抽出する。検索の結果、該当する立寄先があれば(S170でYesの場合)、S175に移行して、S170で抽出した立寄先を携帯電話端末10(換言すれば、携帯電話端末10の所有者)の位置として設定しS185に移行する。一方、検索の結果、該当する立寄先がなければ(S170でNoの場合)、S180に移行して基地局15の位置を所有者の位置として設定しS185に移行する。この、所有者の位置を設定する際には、その位置をS165で検索した連絡先に応じたデータとする。つまり、連絡先が電話番号であれば位置を音声データとして設定し、連絡先が電子メールアドレスであれば、位置を文字データとして設定する。
S185では、S175又はS180で設定された所有者の位置にS145でカウントした発呼信号の検知回数を付加し、S190に移行する。
S190では、連絡先が電話番号であれば、中央交換機25を介してその連絡先に電話をかけ、S175又はS180にて設定した所有者の位置を連絡先に音声で連絡し、また、連絡先が電子メールアドレスであれば、S175又はS180にて設定した所有者の位置を、電子メールで中央交換機25に送信する。
そして、S190が終了したら、S100に戻って本緊急連絡処理を繰り返す。
尚、本緊急連絡処理は、管理用コンピュータ40の電源遮断時に終了するようになっている。
以上に説明した位置通知システム1によれば、所有者が携帯電話端末10から加入者情報DB45の監視情報45cに登録されている電話端末に電話をかけると、その携帯電話端末10を携帯電話網20に接続した基地局15に最も近い立寄先が、加入者情報DB45に登録されている立寄先情報45bの中から抽出され、その抽出された立寄先が所有者の位置を示す位置情報として加入者情報DB45の連絡先情報45dに登録されている連絡先に送信される。つまり、位置通知システム1では、実際に加入者が居る可能性がより高い立寄先が所有者の位置として通知される。従って、その携帯電話端末10による連絡が犯罪の発生を知らせるようなものであった場合には、その通知された立寄先に基づいて迅速かつ的確な救助活動等を行うことができるようになる。
また、位置通知システム1では、所定の時間内に、携帯電話端末10から同じ電話端末に対して、同じ位置から複数回の発呼があった場合に、所有者の位置情報(立寄先)と共にその所定時間内の発呼信号の検知回数が連絡先に通知される。従って、所有者の位置情報を受信した連絡先では、所有者が所定時間内に携帯電話端末10から同じ電話端末に何回電話をかけたかが分かるようになり、連絡の緊急度合いや事件の切迫度合い等の連絡の緊急度に関する情報を得ることができるようになる。
ところで、位置通知システム1は、緊急連絡時だけではなく日常的に使用することもできる。
つまり、上記位置通知システムにおいて、図2示すように加入者情報DB45に登録する監視情報45cとして、緊急連絡用の110番以外に、自宅や親戚等の電話番号が登録してあり、また、立寄先情報45bとして、塾や学校或いは親戚の住所が登録してある。
従って、例えば、携帯電話端末10を子供に持たせ、居場所が変わる度に(学校から塾へ行くとき等)、自宅等に電話をかけさせれば、その位置(塾や学校等)が立寄先情報45bから抽出されて、自宅の電話8bや携帯電話端末6a或は自宅のパソコン6c等に送信されてくるため、保護者は、常に子供の位置を把握できるようになるのである。
(実施形態2)
次に、実施形態2について図4、図6及び図7により説明する。実施形態2の位置通知システム1は、実施形態1の位置通知システム1に対し、更に、携帯電話端末10から所定の時間内に同じ立寄先から同じ電話端末に連絡を行った場合に、その連絡回数を通知するだけでなく、連絡回数に応じたメッセージを連絡先に送信するようにしたものである。
より具体的には、例えば、塾に通っている生徒が、塾へ出席した時や塾から帰宅する時に、携帯電話端末10で塾から自宅75へ電話をかけたときに、自宅とは別の場所にいる母親が携帯している携帯電話端末6aに、その生徒の出退に対応したメッセージ(例えば、「出席しました。」や「帰宅します。」)が送信されるというシステムである。
尚、実施形態2の位置通知システム1は、実施形態1の位置通知システム1とは、加入者情報DB45にメッセージ情報45eが加えられている点、及び、そのメッセージ情報45eを連絡先に送信するための処理が加えられている点、で異なっているのみで、その他の構成は同じであるため、その2点について以下に説明する。
図5は、実施形態2における加入者情報DB45の構成を示す図である。
図5(a)に示すように、加入者情報DB45には、識別情報45a、立寄先情報45b、監視情報45c、連絡先情報45dの他に、連絡先に送信されるメッセージ情報45eが加えられている。
そして、メッセージ情報45eは、図5(b)に示すように、立寄先情報45bと、携帯電話端末10から送信される発呼信号の検知回数とに関連付けられて、メッセージ(例えば、立寄先が塾の場合に、その塾の出退時に送信される「出席しました。」や「帰宅します。」等のメッセージ)が登録されている。
図6、図7は、管理用コンピュータ40で実行される連絡処理の流れを示すフローチャートである。
図6、図7に示す出退連絡処理は、管理用コンピュータ40の電源起動時に起動するようになっており、起動後、先ず、S300で、中央交換機25が発呼信号を受信したか否かを監視する。そして、中央交換機25が発呼信号を受信していなければ(S300でNoの場合)監視を繰り返し、発呼信号を受信したら(S300でYesの場合)、S305に移行する。
S305では、中央交換機25から発呼信号を取得する。そして、S310に移行して、取得した発呼信号から携帯電話端末10の電話番号を抽出し、続くS315で、発呼信号から発呼信号の発呼先の電話番号を抽出し、S320に移行する。
S320では、S310で抽出した携帯電話端末10の電話番号を加入者情報DB45の識別情報45aの中から検索し、当該電話番号が識別情報45aになければ(S320でNoの場合)、S300に戻って本出退連絡処理を繰り返し、当該電話番号が識別情報45aにあれば(S320でYesの場合)、S325に移行する。
S325では、発呼信号の発呼先の電話番号を監視情報45cの中から検索し、該当する電話番号が監視情報45cになければ(S325でNoの場合)、S300に戻って出退連絡処理を繰り返す。逆に、該当する電話番号が監視情報45cにあれば(S325でYesの場合)、S330に移行する。
S330では、携帯電話端末10からの発呼信号を受信した基地局15の位置を特定し、図7のS335に移行する。
S335では、携帯電話端末10の電話番号に基づいて、連絡先を連絡先情報45dの中から検索して抽出し、該当する連絡先がなければ(S335でNoの場合)、S300に戻り本出退連絡処理を繰り返す。逆に、該当する連絡先があれば(S335にてYesの場合)、S340に移行する。
S340では、特定した基地局15の位置から、その基地局15の送受信可能エリアの中から基地局15に最も近い立寄先を立寄先情報45bの中から検索する。検索の結果、該当する立寄先がなければ(S340でNoの場合)、S380に移行して、メッセージ情報45eから、登録された立寄先以外から携帯電話端末10をかけていることを表すメッセージ(例えば、「該当する立寄先がありません。」)を取得して設定し、S385に移行する。尚、メッセージを設定する際には、そのメッセージをS335で抽出した連絡先に応じたデータとする。つまり、連絡先が電話番号であればメッセージを音声データとし、連絡先が電子メールアドレスであれば、メッセージを文字データとする。
一方、検索の結果、該当する立寄先があれば、(S340でYesの場合)、S345に移行する。
S345では、タイマのカウントアップを行い、S350に移行して、前回と同じ立寄先で携帯電話端末10から送信される発呼信号の検知回数をカウントした後、S355に移行する。
S355では、立寄先と発呼信号の検知回数とに基づき、連絡先に送信するメッセージをメッセージ情報45eから取得して設定し、S360に移行する。ここで、メッセージ情報45eから取得するメッセージは、発呼信号の検知回数が1回目であれば、例えば、立寄先が塾であった場合には、「出席しました。」であり、発呼信号の検知回数が2回目であれば、「帰宅しました。」である。尚、メッセージを設定する際には、そのメッセージをS335で抽出した連絡先に応じたデータとする。つまり、連絡先が電話番号であればメッセージを音声データとし、連絡先が電子メールアドレスであれば、メッセージを文字データとする。
S360では、S355で取得したメッセージにS350でカウントした、発呼信号の検知回数を付加し、S365に移行する。
次に、S365では、発呼信号の検知回数が規定回数内であるか否かを判定し、規定回数内であれば(S365でYesの場合)、S385に移行し、規定回数内であれば(S365でNoの場合)、S370に移行する。
次に、S370では、S345でカウントアップしたタイマが所定時間(具体的には、立寄先が塾であった場合には、塾に到着して第1回目の電話をかけてから塾が終了するまでの時間時間に余裕時間を持たせた時間)に達したか否かを判定し、所定時間に達していれば(S370でYesの場合)、S375に移行し、達していなければ(S370でNoの場合)、S385に移行する。
S375では、S345でカウントアップしたタイマ、及び、S350でカウントした発呼信号の検知回数のカウント値をリセットしてS385に移行する。
S385では、連絡先が電話番号であれば、中央交換機25を介してその連絡先に電話をかけ、S355とS360、又は、S380にて設定したメッセージを音声として連絡し、また、連絡先が電子メールアドレスであれば、S355とS360、又は、S380にて設定したメッセージを、電子メールとして中央交換機25に送信する。
そして、S385が終了したら、S300に戻って本出退連絡処理を繰り返す。
尚、本出退連絡処理は、管理用コンピュータ40の電源遮断時に終了するようになっている。
以上に説明した実施形態2の位置通知システム1によれば、所有者が携帯電話端末10から加入者情報DB45の監視情報45cに登録されている電話端末に電話をかけると、その携帯電話端末10を携帯電話網20に接続した基地局15に最も近い立寄先が、加入者情報DB45に登録されている立寄先情報45bの中から抽出され、更に、所定時間内に同じ立寄先から送信された発呼信号の検知回数がカウントされる。そして、その立寄先と発呼信号の検知回数とに応じたメッセージがメッセージ情報45eの中から抽出されて、加入者情報DB45の連絡先情報45dに登録されている連絡先に送信される。
従って、例えば、携帯電話端末10を子供に持たせ、塾(立寄先)に到着したときや塾から帰るときに自宅等(送信先)に電話をかけるようにしておけば、塾からかける電話の回数に応じて、出退に対応したメッセージが自宅のパソコン6cや保護者等が携帯している携帯電話端末6aや情報携帯端末6bなど(連絡先)に送信される。つまり、子供に携帯電話端末を持たせて、予め決めておいたところに電話をかけさせるだけで、保護者等は、自宅にいなくても子供の状況を把握できるようになるため、子供の行動を管理することができるようになる。
尚、実施形態1及び実施形態2において、加入者情報データベース45が特許請求の範囲の加入者情報記憶手段に相当する。
また、図3の緊急連絡処理のS100と図6の出退連絡処理のS300とが特許請求の範囲の発呼状態監視手段に相当する。
更に、図4の緊急連絡処理のS160〜S190と図7の出退連絡処理のS330、S340、S355、S360、S380、S385が特許請求の範囲の位置通知手段に相当する。
また、図3、図4の緊急連絡処理のS140〜S155と図7の出退連絡処理のS345、S350、S365、S370、S375が特許請求の範囲の発呼回数カウント手段に相当する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、実施形態1において、加入者情報DB45の、各識別情報45a〜45dの登録個数が定められているが、必ずしも記載通りの登録個数でなく、管理用コンピュータ40の記憶容量の許す範囲で登録個数を増やしてもよい。
本発明が適用された位置通知システム全体の構成を表す概略構成図である。 加入者情報データベース45の構成を示す図である。 管理用コンピュータ40で実行される緊急連絡処理の流れを示したフローチャートである。 管理用コンピュータ40で実行される緊急連絡処理の流れを示したフローチャートである。 加入者情報データベース45の構成を示す図である。 管理用コンピュータ40で実行される出退連絡処理の流れを示すフローチャートである。 管理用コンピュータ40で実行される出退連絡処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1…位置通知システム、6a…携帯電話端末、6b…情報携帯端末、6c…パソコン、8b…電話、10…携帯電話端末、15…基地局、20…携帯電話網、25…中央交換機、30…インターネット、35…公衆電話網、40…管理用コンピュータ、45…加入者情報データベース(加入者情報DB)、45a…識別情報、45b…立寄先情報、45c…監視情報、45d…連絡先情報、45e…メッセージ情報、60…指令センタ、65…警察署、75…自宅。

Claims (7)

  1. 予め登録された加入者の携帯電話端末から特定の電話端末に対する発呼信号が送信された際に、該発呼信号を受信した携帯電話網の基地局の位置に基づき前記加入者の位置を推定して、特定の連絡先に通知する位置通知システムであって、
    当該システムの加入者毎に、該加入者が所有する携帯電話端末の識別情報と、該加入者が立寄るであろう複数の立寄先を表す立寄先情報と、が関連付けて登録された加入者情報記憶手段と、
    前記携帯電話網に接続され、前記加入者情報記憶手段に登録された携帯電話端末の識別情報に基づき、当該システムの加入者が所有する携帯電話端末から特定の電話端末に対する発呼信号が送信されたか否かを監視する発呼状態監視手段と、
    該発呼状態監視手段にて、当該システムの加入者が所有する携帯電話端末から特定の電話端末に対する発呼信号が送信されたことが検知されると、前記携帯電話網において該発呼信号を受信した基地局を特定し、当該携帯電話端末の識別情報に関連付けて前記加入者情報記憶手段に登録されている立寄先情報の中から、該基地局に最も近い立寄先を抽出し、該抽出した立寄先を、前記発呼信号を送信した携帯電話端末の所有者である加入者の位置を示す位置情報として、特定の連絡先に送信する位置通知手段と、
    を備えたことを特徴とする位置通知システム。
  2. 前記加入者情報記憶手段には、前記各加入者毎に、前記発呼状態監視手段にて監視すべき発呼信号を表す監視情報が登録されており、
    前記発呼状態監視手段は、該加入者情報記憶手段に登録された携帯電話端末の識別情報と前記監視情報とに基づき、各加入者の携帯電話端末から各加入者毎に設定された発呼信号が送信されたか否かを監視することを特徴とする請求項1に記載の位置通知システム。
  3. 前記加入者情報記憶手段には、前記監視情報として、前記発呼状態監視手段にて監視すべき複数の発呼信号が、前記各加入者毎に登録されており、
    前記発呼状態監視手段は、該加入者情報記憶手段に登録された携帯電話端末の識別情報と前記監視情報とに基づき、各加入者の携帯電話端末から各加入者毎に設定された複数の発呼信号の何れかが送信されたか否かを監視することを特徴とする請求項2に記載の位置通知システム。
  4. 前記加入者情報記憶手段には、加入者の位置を連絡すべき連絡先が各加入者毎に登録されており、
    前記位置通知手段は、前記立寄先情報から抽出した立寄先を加入者の位置情報として送信する際には、前記加入者情報記憶手段から当該加入者に対応した連絡先を読み出し、該読み出した連絡先に、加入者の位置情報を送信することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の位置通知システム。
  5. 前記加入者情報記憶手段には、前記監視情報として登録された複数の発呼信号に対応して、加入者の位置を連絡すべき連絡先が各加入者毎に複数登録されており、
    前記位置通知手段は、前記立寄先情報から抽出した立寄先を加入者の位置情報として送信する際には、前記加入者情報記憶手段から、前記発呼状態監視手段が検出した発呼信号に対応する連絡先を読み出し、該読み出した連絡先に、加入者の位置情報を送信することを特徴とする請求項3に記載の位置通知システム。
  6. 前記発呼状態監視手段が加入者が所有する携帯電話端末から特定の電話端末に対して送信された発呼信号を一旦検知すると、その後所定の時間内に、前記発呼状態監視手段が同じ発呼信号を検知する回数をカウントする発呼信号カウント手段を備え、
    前記位置通知手段は、前記立寄先情報から抽出した立寄先を加入者の位置情報として送信する際には、前記加入者の位置を表す位置情報に加え、前記発呼回数カウント手段にてカウントされた発呼信号の検知回数を前記特定の連絡先に送信することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の位置通知システム。
  7. 前記加入者情報記憶手段には、前記各加入者の複数の立寄先毎に、前記発呼回数カウント手段にてカウントされる発呼信号の検知回数に応じたメッセージを表す複数のメッセージ情報が登録されており、
    前記位置通知手段は、前記立寄先情報から抽出した立寄先と前記発呼回数カウント手段にてカウントされた発呼信号の検知回数とに対応したメッセージ情報を加入者情報記憶手段から抽出し、前記立寄先情報から抽出した立寄先を加入者の位置情報として送信する際には、該抽出したメッセージ情報を前記位置情報に代えて前記特定の連絡先に送信することを特徴とする請求項6に記載の位置通知システム。
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