JP4656993B2 - 塗装方法 - Google Patents
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Description
平均粒子径が0.1μm以下であり、被膜の伸びが500%以下である水性樹脂(I)を固形分換算で100重量部、
平均粒子径が0.1〜100μmであり、ガラス転移温度−60〜60℃の重合体からなる有機質粉体(a)、及び/または
平均粒子径が0.1〜100μmであり、ガラス転移温度30℃未満の重合体からなるコア部とガラス転移温度30℃以上の重合体からなるシェル部を有する有機質粉体(b)からなる有機質粉体(II)を3〜400重量部含む水性塗料を塗付することを特徴とする塗装方法。
2.前記水性塗料における水性樹脂(I)として、第3級アミン塩基、第4級アンモニウム塩基、ニトリル基から選ばれる1種以上の官能基を有するアクリル樹脂、及び/またはポリカーボネートウレタン樹脂を含むことを特徴とする1.に記載の塗装方法。
3.前記水性塗料における水性樹脂(I)が架橋反応型水性樹脂であることを特徴とする1.または2.に記載の塗装方法。
本発明における水性塗料では、バインダーとして、平均粒子径が0.1μm以下であり、被膜の伸びが500%以下である水性樹脂(I)(以下「(I)成分」という)を使用する。本発明では、かかる(I)成分の作用によって、可塑剤移行防止性を発揮することができる。(I)成分の平均粒子径が0.1μmより大きい場合、あるいは被膜の伸びが500%を超える場合は、十分な可塑剤移行防止効果を得ることができない。(I)成分の平均粒子径は0.1μm以下であるが、好ましくは0.01μm以上0.08μm以下である。(I)成分の被膜の伸びは500%以下であるが、好ましくは400%以下、より好ましくは3%以上300%以下である。
なお、平均粒子径は、動的光散乱法により測定した値である。具体的には、動的光
散乱測定装置として、マイクロトラック粒度分析計(例えば、UPA150、日機装株式会社製)を用い、検出された散乱強度をヒストグラム解析法のMarquardt法により解析した値であり、測定温度は25℃である。
また、(I)成分の被膜の伸びは、JIS K6301:1995の方法によって測定した値である。測定温度は20℃である。ただし、試験片としては、(I)成分をガラス板上に流延し、標準状態(温度23℃・相対湿度50%)で24時間さらに80℃下で48時間乾燥して得た被膜(乾燥膜厚300μm)を3号ダンベル片に打ち抜いたものを使用する。
第4級アンモニウム塩基含有モノマーとしては、例えば、(メタ)アクロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド、(メタ)アクロイルオキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、(メタ)アクロイルオキシエチルトリエチルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリロイルオキシエチルジエチルベンジルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリルアミドプロピルトリエチルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリルアミドプロピルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド、ジアリルジエチルアンモニウムクロライド、(メタ)アクロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムサルフェート等が挙げられる。
ニトリル基含有モノマーとしては、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が挙げられる。
ポリカーボネートポリオールとポリイソシアネートとを反応させてポリカーボネートウ
レタン樹脂を製造するには、必要に応じ鎖伸長剤を併用することもできる。鎖伸長剤としては、多価アルコール、脂肪族ポリアミン、芳香族ポリアミン等が挙げられる。
平均粒子径が0.1〜100μmであり、Tg−60〜60℃の重合体からなる有機質粉体(以下「(a)成分」という)、及び/または
平均粒子径が0.1〜100μmであり、Tg30℃未満の重合体からなるコア部とTg30℃以上の重合体からなるシェル部を有する有機質粉体(以下「(b)成分」という)を使用する。
(a)成分、(b)成分の平均粒子径は、通常0.1〜100μmであるが、好ましくは0.5〜50μm、より好ましくは1〜30μmである。
(b)成分においては、コア部及びシェル部のTgが所定の範囲内となる限り、重合体を構成するモノマーは特に制限されず、上述の(a)成分と同様のモノマーからなるものも使用できる。
なお、(a)成分、(b)成分は、いずれも非造膜性の粉体であり、造膜性を有する(I)成分とは別異の材料である。
このうち、体質顔料として平均粒子径が0.1〜100μmである無機質粉体、中空粉体、有機質粉体(ガラス転移温度60℃以下の重合体を有するものを除く)等を使用すれば、本発明の効果を保持しつつ、艶消し効果を高めることができ、さらに塗膜の強度や肉厚感、塗装時の作業性等を高めることもできる。
本発明は、可塑剤を含有する材料(シーリング材、ビニル系内装材等)を対象に塗装を行うものであり、主に建築物の内外装において適用することができる。可塑剤としては、例えば、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ブチルベンジル等のフタル酸エステル類、アジピン酸ジオクチル、コハク酸ジイソデシル、セバシン酸ジブチル、オレイン酸ブチル等の脂肪族カルボン酸エステル類、ペンタエリスリトールエステル等のアルコールエステル類、リン酸トリオクチル、リン酸トリクレジル等のリン酸エステル類、塩素化パラフィン等が挙げられる。
かかるシーリング材上に本発明の水性塗料を塗付方法としては、特に限定されないが、シーリング材の表面処理のみを目的とする場合は、通常刷毛塗りによってシーリング材表面及びその周辺を、シーリング材が打設された幅より3〜10mm程度広く塗付すればよい。勿論、シーリング材表面を含む被塗面全面に塗装を行うこともできる。水性塗料の塗付量は、水性塗料の形態にもよるが、通常は固形分換算で30〜300g/m2程度である。
K 5654「アクリル樹脂エナメル」、JIS K 5656「建築用ポリウレタン樹脂塗料」、JIS
K 5658「建築用ふっ素樹脂塗料」、JIS K 5660「つや有り合成樹脂エマルションペイント」、JIS
K 5663「合成樹脂エマルションペイント」、JIS K 5667「多彩模様塗料」、JIS
K 5668「合成樹脂エマルション模様塗料」、JIS A 6909 「建築用仕上塗材」等に規定されるものが好適に使用できる。特に、汚染の問題を考慮すると硬質系のものが好ましいが、目的によっては弾性系のものも使用することができる。また、仕上塗材の塗装前には、各種下塗材による塗装を行うこともできる。
上記水性塗料自体が、例えばJIS K 5663「合成樹脂エマルションペイント」等に該当するような場合は、上記水性塗料の塗装のみで仕上げを行うこともできる。
表1〜表2に示す配合に従い、各原料を常法により混合・攪拌することによって塗料を製造した。原料としては下記のものを使用した。
・水性樹脂2:メチルメタクリレート−スチレン−2−エチルヘキシルアクリレート−メタクリル酸−アクリロニトリル共重合体、固形分50重量%、平均粒子径0.1μm、伸び700%
・水性樹脂3:メチルメタクリレート−ブチルアクリレート−メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド共重合体、固形分50重量%、平均粒子径0.04μm、伸び60%
・水性樹脂4:メチルメタクリレート−2−エチルヘキシルアクリレート−ダイアセトンアクリルアミド−アクリル酸共重合体とアジピン酸ジヒドラジドの混合物、固形分50重量%、平均粒子径0.08μm、伸び300%)
・水性樹脂5:メチルメタクリレート−スチレン−2−エチルヘキシルアクリレート−メタクリル酸共重合体、固形分50重量%、平均粒子径0.15μm、伸び1200%
・水性樹脂6:ポリカーボネートウレタン樹脂、固形分30重量%、平均粒子径0.03μm、伸び20%
・有機質粉体1:アクリルポリマー粉体(平均粒子径8μm、Tg20℃、比重1.0)
・有機質粉体2:コアシェル型アクリルポリマー粉体(平均粒子径8μm、コア部Tg−54℃、シェル部Tg105℃、比重1.0)
・有機質粉体3:アクリルポリマー粉体(平均粒子径8μm、Tg105℃、比重1.0)
・消泡剤:シリコーン系消泡剤
縦300mm×横300mm×厚さ3mmのスレート板上に、縦300mm×横140mm×厚さ12mmの窯業系サイディングボード2枚を、20mmの間隔を設けて取り付けた。このボード間の目地部に対し、ポリウレタン系シーリング材(フタル酸エステル系可塑剤30重量%含有)をへらで充填し、7日間養生した。次に、水性塗料1を塗付量0.15kg/m2でスプレー塗装し、2時間養生後、硬質アクリルエマルション塗料を塗付量0.3kg/m2でスプレー塗装し14日間養生した。なお、塗装、養生等はすべて標準状態(温度23℃・相対湿度50%)で行った。
また、上記方法で得られた試験体について、水浸漬(23℃)18時間→−20℃3時間→50℃3時間を1サイクルとする温冷繰返し試験を合計10サイクル行った後、塗膜外観を確認した。評価基準は、塗膜に割れが生じていないものを○、割れが生じているものを×とした。
試験結果を表3に示す。
水性塗料1に代えて水性塗料2を使用した以外は、実施例1と同様にして試験を行った。試験結果を表3に示す。
水性塗料1に代えて水性塗料3を使用した以外は、実施例1と同様にして試験を行った。試験結果を表3に示す。
水性塗料1に代えて水性塗料4を使用した以外は、実施例1と同様にして試験を行った。試験結果を表3に示す。
水性塗料1に代えて水性塗料5を使用した以外は、実施例1と同様にして試験を行った。試験結果を表3に示す。
水性塗料1に代えて水性塗料6を使用した以外は、実施例1と同様にして試験を行った。試験結果を表3に示す。
水性塗料1に代えて水性塗料7を使用した以外は、実施例1と同様にして試験を行った。試験結果を表3に示す。
水性塗料1に代えて水性塗料8を使用した以外は、実施例1と同様にして試験を行った。試験結果を表3に示す。
水性塗料1に代えて水性塗料9を使用した以外は、実施例1と同様にして試験を行った。試験結果を表3に示す。
水性塗料1に代えて水性塗料10を使用した以外は、実施例1と同様にして試験を行った。試験結果を表4に示す。
水性塗料1に代えて水性塗料11を使用した以外は、実施例1と同様にして試験を行った。試験結果を表4に示す。
水性塗料1に代えて水性塗料12を使用した以外は、実施例1と同様にして試験を行った。試験結果を表4に示す。
水性塗料1に代えて水性塗料13を使用した以外は、実施例1と同様にして試験を行った。試験結果を表4に示す。
水性塗料1に代えて水性塗料14を使用した以外は、実施例1と同様にして試験を行った。試験結果を表4に示す。
Claims (3)
- 可塑剤を含有する材料の表面に、
平均粒子径が0.1μm以下であり、被膜の伸びが500%以下である水性樹脂(I)を固形分換算で100重量部、
平均粒子径が0.1〜100μmであり、ガラス転移温度−60〜60℃の重合体からなる有機質粉体(a)、及び/または
平均粒子径が0.1〜100μmであり、ガラス転移温度30℃未満の重合体からなるコア部とガラス転移温度30℃以上の重合体からなるシェル部を有する有機質粉体(b)からなる有機質粉体(II)を3〜400重量部含む水性塗料を塗付することを特徴とする塗装方法。 - 前記水性塗料における水性樹脂(I)として、第3級アミン塩基、第4級アンモニウム塩基、ニトリル基から選ばれる1種以上の官能基を有するアクリル樹脂、及び/またはポリカーボネートウレタン樹脂を含むことを特徴とする請求項1に記載の塗装方法。
- 前記水性塗料における水性樹脂(I)が架橋反応型水性樹脂であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の塗装方法。
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