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JP4660664B2 - 光量減衰板を有する防犯センサ - Google Patents
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JP4660664B2 - 光量減衰板を有する防犯センサ - Google Patents

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本発明は、投光器から受光器へ送信された検知線の遮断により侵入者を検知する防犯センサに関し、特に投光器と受光器間の距離に応じて検知線の光量を減衰させる防犯センサに関する。
従来から、例えば警戒距離100mのような直線的な警戒区域の両端部の壁部などに相対向して投光器と受光器とが設けられた防犯センサが知られている。この防犯センサは、投光器が例えば赤外線発光ダイオードのような投光素子と、この投光素子から発生した赤外線を反射して一定方向に向かう赤外線ビームを出射する出射ミラーとを有し、受光器が投光素子からの赤外線ビームを受光する受光素子と、焦点位置に受光素子が配置される集光ミラーとを有して、投光器と受光器の光軸が一致するように配置されて、投光器から受光器へ送信された赤外線ビームの遮断により侵入者による侵入行為が検知されると警報信号が出力されて、不法侵入のあったことが報知される(例えば、特許文献1)。
この防犯センサでは、警戒距離に応じて投受光する赤外線ビームの光量を調整する必要がある。例えば100mの警戒距離に対応して光量を調整した場合、この光量を50mの警戒距離に適用したのでは光量が飽和してしまい、侵入者の侵入行為を適正に検知しない場合も生じ得る。このため、従来の装置では、例えば、出射ミラーにマスキングテープ等を貼付するなどして出射ミラーの一部を覆って、出射する赤外線ビームの光量を減衰させることにより、適正に検知するように調整していた。
特開2002−279538号公報
しかし、警戒距離に応じてどの程度ミラー部分を覆うと適切な光量が得られるかの判断は、作業者の経験や勘などに負うところが大きく、適切に調整されない場合も生じ得る。また、警戒距離に応じてその都度光量を調整するのは煩雑である。
本発明は、前記の問題点を解決して、簡単な操作で、検知線の光量の適切な調整が可能な光量減衰板を有する防犯センサを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明にかかる光量減衰板を有する防犯センサは、投光素子および投光素子から発生した検知線を反射して一定方向に向かう検知線ビームを出射する出射ミラーを有する投光器と、投光素子からの検知線を受光する受光素子および焦点位置に受光素子が配置される集光ミラーを有する受光器とを備えて、投光器から受光器へ送信された検知線の遮断により侵入者を検知する防犯センサであって、出射ミラーと集光ミラーの少なくとも一方の前面に、複数の貫通孔をもつ同一形状の板を複数枚重ねて配置して、少なくとも1つの板の姿勢が他の板の姿勢と異なっていることにより光量の減衰量が可変される光量減衰板が設けられている。前記光量減衰板は線対称の外形形状を有して、複数の貫通孔の配置を左右または上下非対称とした、同一形状の2枚からなり、この2枚の板を表裏逆に重ねることにより光量の減衰量が可変されるものである。
ここで、光量減衰板の姿勢とは、複数の板を互いに表裏逆にした姿勢や、複数の板を水平方向に所定の回転角度ずつ相互にずらせた姿勢などを意味する。
この構成によれば、出射ミラーと集光ミラーの少なくとも一方の前面に、複数の貫通孔をもつ同一形状の光量減衰板を複数枚重ねて配置して、少なくとも1つの光量減衰板の姿勢が他の板の姿勢と異なっていることにより光量の減衰量が可変される。これにより、簡単な操作で、検知線の光量を所定量に減衰することができ、警戒距離に応じて適切な調整が可能となる。また、光量減衰板は同一形状であるので、複数種類の光量減衰板を作成する必要がないため、低コスト化が図れる。しかも、2枚の光量減衰板を表裏逆に重ねるだけで、簡単に光量の減衰量を可変させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る光量減衰板を有する防犯センサを示す側面図である。同図に示すように、本防犯センサは、例えば赤外線ビームIRのような検知線を出射する投光器2を有する投光ユニット1と、投光器2から出射された赤外線ビームIRを受光する受光器9を有する受光ユニット8とを備えており、投光ユニット1および受光ユニット8は、例えば警戒距離100mのような直線的な警戒区域の両端部の壁部Wなどに相対向して取り付けられている。
この防犯センサは、投光器2に対応して受光器9の光軸が一致するように配置されて、投光器2から受光器9へ送信された赤外線ビームIRの遮断によって侵入者による侵入行為が検知されると警報信号が出力されて、不法侵入のあったことが警備センタ5などに報知される。
図2は投光ユニット1を示す斜視図である。この例では、投光ユニット1は、上下2つの投光器2を有している。受光ユニット8も同様の構成になっており、同図には受光ユニット8における相当部品に対応する符号も併せて付してある。投光器2は、赤外線発光ダイオードのような投光素子3と、この投光素子3から発生した赤外線を反射して一定方向に向かう赤外線ビームIRを出射する出射ミラー24と、出射ミラー24の開口部を側面で覆うミラーカバー36とを有している。なお、受光器9は、投光素子3からの赤外線ビームIRを受光するフォトダイオードのような受光素子10と、焦点位置に受光素子10が配置される集光ミラー24と、その集光ミラー24の開口部を側面で覆うミラーカバー36とを有している。
前記投光器2には、出射ミラー24の前面に、複数の貫通孔をもつ同一形状の2枚の板を重ねて配置して、1枚の板の姿勢が他の板の姿勢と異なっていることにより光量の減衰量(減衰率)が可変される光量減衰板50が設けられている。図3(A)に示すように、この光量減衰板50は、例えばその外形が線対称で、複数の貫通孔51が上下左右方向にそれぞれ等間隔に設けられるとともに、板の縦の中心線O1に対して左右非対称、つまり左右の孔中心を板の中心線O1から左右(X軸方向)いずれかにずれ量Sだけ若干ずらして配置されている。なお、貫通孔51を上下非対称でかつ孔中心を上下(Y軸方向)に若干ずらして配置するようにしてもよい。
図3(A)の光量減衰板50には、例えば、その両側部にそれぞれ外方に延びる一対の爪部53が設けられており、2枚の板を前後(紙面と直交する方向)に重ねたときにこの爪部53も前後に重ねた状態でミラーカバー36の側部に設けられた溝部34、34に挿入することにより、出射ミラー24の前面に2枚の光量減衰板50が取り付けられる。
図3(B)は、2枚の光量減衰板50a、50bを同じ向きに、つまり光量減衰板50a、50bがともにその表面50aa、表面50baを表出している状態で重ね合わせて配置したもので、貫通孔51は同じ位置で重なるので、光量減衰板50の開口面積は1枚分と同じになる。このとき、投光器2から投光される赤外線ビームIRの投光率は、光量減衰板50を設けないときを100%としたとき例えば75%、つまり減衰率は25%になる。
図3(C)は、2枚の光量減衰板50のうち1枚を裏返しに姿勢を変えて(逆向きに)重ね合わせて、つまり例えば光量減衰板50aがその裏面50abを表出し、光量減衰板50bがその表面50baを表出している状態で重ね合わせて配置したもので、貫通孔51は板中心線からの孔中心の左右ずれ分だけ2枚の板の貫通孔51の位置がずれて、光量減衰板51の開口面積が減少する。このとき、投光器2から投光される赤外線ビームIRの投光率は例えば50%、つまり減衰率は50%になる。
前記光量減衰板50は、貫通孔51の孔径、孔の数、孔の位置などにより、2枚の板を同じ向きに重ねたときに所定の減衰量に設定でき、さらに貫通孔51の前記左右のずれ量により、2枚の板を逆向きに重ねたときに所定の減衰量に設定できる。
なお、図2において、投光ユニット1は、壁部などの取付面に取り付けられる取付用ベース33と、この取付用ベース33に着脱自在に取り付けられているセンサ回路全体を覆うカバー35とにより、外体ケースが構成されている。投光器2と受光器9の光軸の粗調整に用いられる照準器4は、前側面に左右一対ののぞき窓20と左右一対の照準孔21、および後部の両側面に突設された一対の軸受筒部28を有している。内部に図示しない照準ミラーが照準孔21との間で照準軸上で配置される。光軸調整機構として、取付用ベース33の中央部に設けられた端子台ケース39の上下部には、回転板37が鉛直軸回り(h方向回り)に回転自在に設けられており、この回転板37にはこれに直交して一対の支持板29が固定され、この支持板29の外側面に操作板38が固定されている。操作板38を回転操作することにより、例えば受光器9の水平角が粗調整される。調整ねじ40の正逆方向の回転操作によって微調整が行われる。また、照準器4の左右一対の軸受筒部28が支持板29の支軸30に回転自在に外嵌されて、支軸30回り(v方向回り)に回転自在に支持されており、この照準器4の支軸30回りの回動は調整ねじ41の正逆方向への回転操作によって行われて、受光器9の上下角が可変調整される。
以下、上記構成からなる光量減衰板を有する防犯センサの動作を図3(B)(C)を用いて説明する。この防犯センサにおいて、警戒距離に応じて例えば投光する赤外線ビームIRの光量を調整する際、例えば警戒距離100mでは、図3(B)のように、2枚の光量減衰板50を同じ向きに重ね合わせて配置することにより、赤外線ビームIRの減衰率25%(投光率75%)に調整する。警戒距離が100mより短い50mでは、警戒距離100mで調整された図3(B)の減衰率では光量が飽和するため、図3(C)のように、2枚の光量減衰板50のうち1枚を裏返して(逆向きに)重ね合わせて配置することにより、赤外線ビームIRの減衰率50%(投光率50%)に調整する。このように、警戒距離に応じて同一形状の2枚の光量減衰板50を表裏逆に重ねて配置するだけで、簡単に赤外線ビームIRの光量の減衰率を25%から50%へ可変させることができる。
なお、2枚の光量減衰板50をすべて取り外した場合、投光器2から投光される赤外線ビームIRの減衰率がもとの0%(投光率100%)となって、警戒距離が長いためより大きな光量が必要である、例えば150mの警戒距離に使用される。
また、この実施形態では投光器2の出射ミラー24の前面にのみ光量減衰板50を配置しているが、受光器9の集光ミラー24の前面にのみ、または投光器2の出射ミラー24および受光器9の集光ミラー24の両方の前面に光量減衰板50を配置してもよい。
図4は、第2実施形態の光量減衰板60を示す模式図である。図4は、説明の都合上、例えば4つの貫通孔61のみが図示されているが、実際には多数の孔が設けられている。図4(A)に示すように、この光量減衰板60は、例えば、複数の貫通孔61が上下左右方向にそれぞれ等間隔に設けられるとともに、板の縦の中心線O1に対して左右非対称、つまり左右の孔中心を中心線O1から左右(X軸方向)いずれかにずれ量Sだけ若干ずらして配置され、かつ、板の横の中心線O2に対して上下非対称でかつ孔中心を上下(Y軸方向)にずれ量S1だけ若干ずらして配置されている。第2実施形態のその他の構成は、第1実施形態と同様である。
図4(B)は、同一形状の2枚の光量減衰板60、60aを用いた場合で、光量減衰板60の上に、(A)から水平方向に反時計回りに90°回転させた光量減衰板60aを重ね合わせたものである。図4(C)は、同一形状の3枚の光量減衰板60、60a、60bを用いた場合で、(B)の状態からさらにその上に、(A)から水平方向に反時計回りに180°回転させた光量減衰板60bを重ね合わせたものである。図4(D)は、同一形状の4枚の光量減衰板60、60a、60b、60cを用いた場合で、(C)の状態からさらにその上に、(A)から水平方向に反時計回りに270°回転させた光量減衰板60cを重ね合わせたものである。(B)から(D)に向かって順次、孔の開口部分が小さくなって減衰率が大きく(投光率が小さく)なる。なお、光量減衰板60には、例えば4つの側部にそれぞれ外方に延びる図示しない爪部が設けられ、板を重ね合わせた状態で図3(A)のミラーカバー36の溝部34、34に挿入して取り付けられる。
このように、本発明では、出射ミラー24と集光ミラー24の少なくとも一方の前面に、複数の貫通孔51、61をもつ同一形状の光量減衰板50、60を複数枚重ねて配置して、少なくとも1つの光量減衰板50、60の姿勢が他の板の姿勢と異なっていることにより光量の減衰量が可変されるので、簡単な操作で、検知線の光量を所定量に減衰することができ、警戒距離に応じて適切な調整が可能となる。また、光量減衰板50、60は同一形状であるので、複数種類の光量減衰板を作成する必要がないため、低コスト化が図れる。
なお、上記各実施形態では検知線として赤外線ビームが用いられているが、超音波や電波が人体で反射する反射波などを用いてもよい。
本発明の第1実施形態に係る光量減衰板を有する防犯センサを示す側面図である。 図1の防犯センサの投光器を有する投光ユニットを示す斜視図である。 図1の光量減衰板を示す構成図である。 本発明の第2実施形態に係る光量減衰板を示す構成図である。
符号の説明
2:投光器
3:投光素子
9:受光器
10:受光素子
24:出射ミラー(集光ミラー)
50、60:光量減衰板
51、61:貫通孔
IR:赤外線ビーム

Claims (1)

  1. 投光素子および投光素子から発生した検知線を反射して一定方向に向かう検知線ビームを出射する出射ミラーを有する投光器と、投光素子からの検知線を受光する受光素子および焦点位置に受光素子が配置される集光ミラーを有する受光器とを備えて、投光器から受光器へ送信された検知線の遮断により侵入者を検知する防犯センサであって、
    出射ミラーと集光ミラーの少なくとも一方の前面に、複数の貫通孔をもつ同一形状の板を複数枚重ねて配置して、少なくとも1つの板の姿勢が他の板の姿勢と異なっていることにより光量の減衰量が可変される光量減衰板が設けられており、
    前記光量減衰板は、線対称の外形形状を有して、複数の貫通孔の配置を左右または上下非対称とした、同一形状の2枚の板からなり、この2枚の板を表裏逆に重ねることにより光量の減衰量が可変されるものである、光量減衰板を有する防犯センサ。
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