JP4660787B2 - 眼鏡 - Google Patents
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Description
このように、眼鏡は、通常、テンプルがフロントにボルト等で取り付けられた状態で販売されるため、消費者の多種多様な好みに応じるために、メーカーや販売店は、需要を予測して多種多様な製品を予め製造しストックておかねばならず、そのためのコスト負担が大きいという問題がある。一方、消費者においては、多種多様な製品は選択の幅が拡がって好ましいことではあるが、膨大な種類の製品の中から真に自己の好みに合致したものを選択することが困難になるという問題がある。
またさらに、文献3に記載の眼鏡では、フロントとテンプルとの継ぎ目がテンプルの長手方向の途中に表れ、眼鏡のデザイン上好ましくないという問題がある。
長手方向)の移動、前記軸線と交叉する方向の揺動、前記軸線周りの回転、嵌合溝から嵌合部が脱出する方向への移動が規制される必要がある。
本発明の眼鏡では、軸線方向の移動は、位置決め突起と係合孔とが係合することで規制
される。また、軸線周りの回転は、ほぼ同一形状に形成された嵌合部と嵌合溝との嵌合に
より規制される。さらに、嵌合溝から嵌合部が脱出する方向への移動は、磁石と磁着体と
の磁着作用によって規制される。また、前記軸線と交叉する方向の揺動は、前記嵌合部の
端部と第一の当接部との当接及び前記嵌合溝の端部と第二の当接部との当接により規制さ
れる。また位置決め突起を傾斜させることで、眼鏡の使用中においてテンプルをフロントに対してより外れにくくすることができる。位置決め突起の傾斜方向は、第一の当接部又は第二の当接部と同じ(
平行) であってもよいが、異なる角度とすれば、眼鏡の使用中にテンプルをフロントに対してより外れにくくすることができる。
このように、本発明の眼鏡では、簡単な構成であらゆる方向の移動や揺動、回転を規制
して、フロントに対してテンプルをがた無くしっかりと取り付けることができる高品質の
眼鏡を得ることができる。
前記した係合孔と位置決め突起は、請求項3に記載するように、前記係合孔を、前記嵌合部又は前記嵌合溝の底部に貫通して形成し、前記位置決め突起の長さを前記係合孔の深さよりも長く形成するとよい。
このようにすることで、テンプルをフロントに取り付けた際に、位置決め突起の先端が嵌合部又は嵌合溝の底部から僅かに突出し、テンプルをフロントから取り外す際に、この位置決め突起の先端を押すことで、嵌合部と嵌合溝との嵌合状態を容易に解除させ、テンプルの取り外しを容易にする。
このようにすることで、テンプルとフロントとの間の継ぎ目をほとんど目立たなくすることができる。
に記載するように、テンプル及びフロントの双方に磁石を設けてもよい。このようにすることで、フロントにテンプルを強力に取り付けることができる。なお、磁石としては、磁着力の強いネオジウム磁石を使用するとよい。
また、請求項6 に記載するように、前記嵌合溝の端部及び前記第二の当接部は、前記テンプルの回動方向と同方向に傾斜した傾斜面として形成するとよい。
このようにすることで、特に、眼鏡を装着するに際してテンプルを押し広げる方向に大
きな力が作用しても、テンプルがフロントから容易に外れるということがない。
さらに、消費者の好みに応じた多種多様な眼鏡を、低廉なコストで簡単に組み立てることができ、メーカーや販売店における在庫数を飛躍的に減少させることが可能である。
図1及び図2は、本発明の眼鏡の第一の実施形態にかかり、図1はフロントとテンプルの分解平面図、図2は、フロントとテンプルの取付部分を拡大した分解斜視図である。
なお、以下の説明では、レンズをリムによって保持させるフルリム又はハーフリムの眼鏡を例に挙げて説明するが、本発明は、リムを有しないリムレス眼鏡にも適用が可能である。また、以下の説明において「前」と記載するときは図1の紙面左側を指し、「後」と記載するときは図1の紙面右側を指すものとする。
ヨロイ後部3bには、テンプル5の軸線Cに沿って後方に延出する嵌合部31が形成されている。嵌合部31とヨロイ後部3bとの境界部分は、内側から外側に向けて傾斜する斜面状の段付き面3cとして形成されている。
テンプル5の前端には、嵌合部31と嵌合する嵌合溝51が、軸線C方向に切り欠き形成されている。テンプル5の前端面51aは、段付き面3cと同じ方向に同じ角度で傾斜する傾斜面として形成されている。また、この実施形態において、嵌合溝51の開口は、眼鏡の内側を差し向くように形成されていて、テンプル5は眼鏡の外側からヨロイ後部3bに取り付けられる。
なお、眼鏡を組み立てたときのガタを抑制するために、嵌合溝51の幅寸法H(図2参照)を、嵌合部31の幅寸法よりも僅かに小さく形成し、若干締り嵌めの状態で嵌合部31が嵌合溝51に嵌合されるようにするのが好ましい。
嵌合部31と嵌合溝51の底部のほぼ中央には、ネオジウム磁石である磁石32,52が取り付けられ、嵌合溝51に嵌合部31を嵌入したときに、磁石32,52の磁着作用により、フロントFとテンプル5とが互いに強固に固定されるようになっている。
この実施形態において位置決めピン及びピン孔33は、図示するように、嵌合溝51の底面及び軸線Cに対してほぼ垂直で、後述する嵌合溝51の後端面51bに対してほぼ平行に形成されている。
また、位置決めピン53の外径とピン孔33の内径とはほぼ同一の寸法に形成するのが好ましく、かつ、位置決めピン53の全長をピン孔33の孔深さよりも若干長く形成するのが好ましい。このようにすることで、嵌合部31を嵌合溝51に嵌合させてテンプル5をフロントFに取り付けたときに、位置決めピン53の先端がピン孔33から僅かに眼鏡の内方に突出し、テンプル5をフロントFから取り外す際の手掛かりになる。
このようにして、本発明の眼鏡では、テンプル5をフロントFに取り付けた際のあらゆる方向の移動や回転が強固に規制されるので、組立後の眼鏡においてテンプル5をフロントFの取付部分でがたが生じるということがない。また、段付き面3c及び前端面51aは傾斜面として形成されているので、眼鏡を装着する際にテンプル5を押し広げる方向に大きな力が作用しても、嵌合部31が嵌合溝51から容易に抜脱することがない。
図3(a)に示すように、テンプル5をフロントFに取り付けた状態では、位置決めピン53の先端が僅かに嵌合部31から眼鏡の内方に突出している。そのため、テンプル5をフロントFから取り外す際には、この突出部分を押してテンプル5をフロントFから浮かせ、密着状態を解除することで、取り外しが容易になる。
また、図3(b)に示すように、本発明の眼鏡においては、テンプル5とフロントFとの継ぎ目(図3b中符号Lで示す線の部分)を、蝶番4のきわめて近傍又は同一位置に位置させることができる。そのため、継ぎ目がテンプル5の途中に位置することで眼鏡のデザイン性を損なうことがない、という利点がある。
なお、先の実施形態と同一部材,同一部位には同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。
この実施形態では、嵌合溝51の底部には、磁石52の前後に二つの位置決めピン53a,53bが立設されている。
例えば、上記の説明では、嵌合部31及び嵌合溝51の断面形状は矩形状であるものとして説明したが、両者の各部が同一寸法に形成された同一形状のものであればよく、例えば、三角状や楕円状、不定形状の断面を有するものであってもよい。
さらに、第一の当接部(51b)及び第二の当接部(3c)は、嵌合部31が嵌合溝51から抜脱しにくくなるように、軸線C及び位置決めピン,ピン孔に対して一定の傾斜を設けてもよい。
またさらに、係合孔として貫通状のピン孔33,33a,33bを例に挙げて説明したが、貫通孔ではなく有底の孔であってもよいし、溝状のものであってもよい。また、位置決め突起としてピン状のものを例に挙げて説明したが、ピン状のものに限らず凸状のものであってもよい。
2:レンズ
3:ヨロイ
3a:ヨロイ前部
3b:ヨロイ後部
3c:段付き面(第二の当接部)
31:嵌合部
31a:後端面
32:磁石
33:ピン孔(係合孔)
33a,33b:ピン孔(係合孔)
5:テンプル
51:嵌合溝
51a:前端面
51b:後端面(第一の当接部)
52:磁石
53:位置決めピン(位置決め突起)
53a,53b:位置決めピン(位置決め突起)
Claims (6)
- フロントに対してテンプルが着脱自在に取り付けられる眼鏡において、
前記フロントのヨロイ部分又は前記テンプルのヨロイ側の端部に形成され、前記テンプ
ルの軸線方向に向けて延びる嵌合部と、
前記嵌合部を前記フロントのヨロイ部分に形成した場合には前記テンプルのヨロイ側の端部に形成され、前記嵌合部を前記テンプルのヨロイ側の端部に形成した場合には前記フロントのヨロイ部分に形成され、前記嵌合部と嵌合する嵌合溝と、
この嵌合溝の底部又は前記嵌合部に設けられた磁石と、
前記嵌合部又は前記嵌合溝の底部に設けられ、前記磁石に磁着する磁着体と、
前記嵌合部又は前記嵌合溝の底部に立設された位置決め突起と、
前記嵌合溝の底部又は前記嵌合部に形成され、前記位置決め突起と係合して、前記フロ
ントに対する前記テンプルの位置決めを行うとともに、前記フロントに対する前記テンプ
ルの軸線方向の移動を規制する係合孔と、
前記嵌合溝を形成した前記フロントのヨロイ部分又は前記テンプルに設けられ、前記嵌合部を前記嵌合溝に嵌合した際に、前記嵌合部の端部と当接する第一の当接部と、
前記嵌合部を形成した前記テンプル又は前記フロントのヨロイ部分に設けられ、前記嵌合部を前記嵌合溝に嵌合した際に、前記嵌合溝の端部と当接する第二の当接部とを有し、
前記位置決め突起を、前記テンプルの軸線に直交する方向から前記テンプルの軸線側に傾け、かつ、前記係合孔を前記位置決め突起の傾きに応じた方向及び角度で傾斜させたこと、
を特徴とする眼鏡。 - 前記嵌合溝が、前記眼鏡の内側又は上方若しくは下方に向けて開口していて、前記軸線と直交する方向から前記嵌合部が嵌合されることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡。
- 前記係合孔が、前記嵌合部又は前記嵌合溝の底部を貫通して形成され、かつ、前記位置決め突起の長さを前記係合孔の深さよりも長くしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の眼鏡。
- 前記テンプルに嵌合溝を形成した場合において、前記嵌合溝の先端を蝶番と同位置に位置させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の眼鏡。
- 前記磁着体が磁石であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の眼鏡。
- 前記嵌合溝の端部及び前記第二の当接部を、前記テンプルの回動方向と同方向に傾斜した傾斜面としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の眼鏡。
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