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JP4664872B2 - 挟み込み検知装置 - Google Patents
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Description

本発明は、自動車のドアに装着されたウインドの開閉において挟み込みが発生したことを検知する挟み込み検知装置に関し、特にウインドを駆動するモータのトルク特性によって挟み込みを検知する挟み込み検知装置に関する。
従来から、自動車のパワーウインド装置において、ウインドの挟み込み検知を行うものが知られている。ウインドの挟み込み検知は、ウインドを駆動するモータのトルクを検出し、それが所定値を超えた場合に挟み込みが発生したと判別するようにしている。
ここで、ウインドがモータにより駆動され上下動すると、それに伴ってウインドとピラーやルーフとの接触状態が変化し、その摩擦力が変化するため、ウインドを上下動する為に必要とするモータのトルクもそれに伴って変化し、特定のトルク特性を示す。また、ドアが閉状態の場合には、ウインドはピラーやルーフが接した状態で上下動するのに対し、ドアが開状態の場合には、ウインドはピラーやルーフと接することなく上下動するため、ドアの状態によってモータのトルク特性は異なる。
また、モータのトルク特性は、上述の経年変化等によって変化する可能性があるため、ウインドが上下動する際に、挟み込みが発生しない状態におけるトルク特性を逐次更新して学習を行うようにしている。基準値はドアの開閉状態によって異なるため、ドアの開閉状態を検出する検出スイッチを設け、ドアがいずれの状態にあるかを判別した上で、学習を行う。このような挟み込み検知装置としては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
特開平11−131909号公報
しかし、従来の挟み込み検知装置においては、ドアの開閉状態を検出するために、検出スイッチを設けていたため、部品を設ける必要があること及び開閉状態についての信号の伝送を行う必要があることによるコストアップを招くこととなっていた。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、検出スイッチを設けることなくドアの開閉状態を検出できる挟み込み検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る挟み込み検出装置は、自動車のドアに装着されたウインドと、該ウインドを開閉駆動するモータと、該モータのトルクが基準値より所定以上大きい場合に前記モータの回転を停止または反転させる制御部とを備えた挟み込み検知装置において、
前記制御部は前記モータのトルクを検出する検出手段と、該検出手段が検出した前記モータのトルクの変化率に応じて前記ドアの開閉状態を判定する判定手段とを備えてなることを特徴として構成されている。
また、本発明に係る挟み込み検出装置は、前記制御部は前記判定手段が前記ドアを閉状態と判定した場合に前記制御部に接続されたメモリ内容を更新する更新手段を備えることを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係る挟み込み検出装置は、前記モータにはその回転量を検出する回転検出部が設けられ、前記制御部は前記回転検出部からの信号に基づいて前記ウインドの位置を特定する位置特定手段を備え、
前記判定手段は前記ウインドが上昇した際に、前記モータのトルクが上昇を開始する前記ウインドの位置を前記位置特定手段から取得し、該取得したウインドの位置から前記ドアの開閉状態を判定することを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明に係る挟み込み検出装置は、前記自動車はルーフが開閉自在とされ、前記制御部は前記判定手段が前記ドアを閉状態でかつ前記ルーフを閉状態と判定した場合にのみ前記制御部に接続されたメモリ内容を更新する更新手段を備えることを特徴として構成されている。
本発明に係る挟み込み検出装置によれば、制御部はモータのトルクを検出する検出手段と、検出手段が検出したモータのトルクの変化率に応じてドアの開閉状態を判定する判定手段とを備えることにより、検出スイッチを設けることなくドアの開閉状態を判定することができるので、簡易な構成で挟み込み検知のためのトルク特性を学習でき、コストダウンを図ることができる。
また、本発明に係る挟み込み検出装置によれば、制御部は判定手段がドアを閉状態と判定した場合に制御部に接続されたメモリ内容を更新する更新手段を備えることにより、挟み込みが生じうる場合のみ学習を行うことができ、より正確な挟み込み検知を行うことができる。
さらに、本発明に係る挟み込み検出装置によれば、判定手段はウインドが上昇した際に、モータのトルクが上昇を開始するウインドの位置を位置特定手段から取得し、取得したウインドの位置からドアの開閉状態を判定することにより、ドアの開閉を検出スイッチを設けることなくより確実に判定することができるので、簡易な構成で挟み込み検知のためのトルク特性を学習でき、コストダウンを図ることができる。
さらにまた、本発明に係る挟み込み検出装置によれば、制御部は判定手段がドアを閉状態でかつルーフを閉状態と判定した場合にのみ制御部に接続されたメモリ内容を更新する更新手段を備えることにより、挟み込みが生じうる場合のみ学習を行うことができ、より正確な挟み込み検知を行うことができる。
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1には本実施形態における挟み込み検知装置を有した自動車の概要を表した斜視図を示している。この図に示すように、本実施形態の挟み込み検知装置を有した自動車1は、ドア2が開閉自在に設けられ、ドア2は上下動自在なウインド3を有している。また、自動車1は開閉自在なルーフ4を有したオープンカーとして構成されている。
図2には、本実施形態における挟み込み検知装置のブロック図を示している。この図に示すように挟み込み検知装置は、前述のウインド3と、ウインド3を開閉駆動するモータ10と、モータ10のトルクが基準値より所定以上大きい場合にモータ10の回転を反転させる制御部11とを備え、さらにウインド3の操作を行うスイッチ部12と、制御部11に接続され必要なデータを記憶するメモリ13と、モータ10の回転量を検出するためのパルスエンコーダ14とを備えてなるものである。
スイッチ部12は、上昇スイッチ12aと下降スイッチ12b及び自動スイッチ12cの3つのスイッチから構成されている。上昇スイッチ12aが操作されると、制御部11はモータ10に対しウインド3を上昇、すなわち閉じる方向に駆動させる。下降スイッチ12bが操作されると、制御部11はモータ10に対しウインド3を下降、すなわち開く方向に駆動させる。上昇スイッチ12aと下降スイッチ12bは、いずれも操作されている間だけウインド3を上下動させることができる。
一方、自動スイッチ12cと上昇スイッチ12aを同時に操作すると、制御部11はモータ10に対しウインド3を上昇させ、その後スイッチの操作を停止してもそのまま上昇動作を継続させて、ウインド3が上端に達したときにその動作を停止させる。自動スイッチ12cと下降スイッチ12bを同時に操作した場合も、制御部11はモータ10に対しウインド3を下降させ、その後スイッチの操作を停止してもそのまま下降動作を継続させて、ウインドが下端に達したときにその動作を停止させる。
制御部11は、スイッチ部12の操作に伴ってモータ10の回転を制御する機能を有するほか、図2に示すようにモータ10のトルクを検出する検出手段20と、検出手段20が検出したモータ10のトルクの変化率に応じて基準値更新の可否を判定する判定手段21と、判定手段21の判定に基づいてメモリ13の内容を更新する更新手段22と、パルスエンコーダ14からの信号に基づきウインド3の位置を特定する位置特定手段23とを備えている。
パルスエンコーダ14は、モータ10に取付けられるものであって、その回転に伴ってパルスを発生する。パルスエンコーダ14と接続された制御部11は、パルスエンコーダ14で発生したパルスのパルスエッジを検出する。制御部11の位置特定手段23は、パルスエッジをカウントして、モータ10の回転量を検出すると共に、その回転量からウインド3の位置を特定することができる。
また、制御部11はモータ10に印可される電圧を検出しており、検出手段20はモータ10に印可される電圧と、パルスエンコーダ14からのパルス間隔とに基づいて、モータ10のトルクを算出する。制御部11の判定手段21において、モータ10のトルクの測定値に応じてなされる更新の判定については後で詳述する。
ウインド3の位置が下端部から上方に上昇すると、モータ10のトルクは一旦急激に上昇し、その後略平坦な特性を示す。ウインド3の位置が上端部に近づくと、ドア2の開閉状態及びルーフ4の開閉状態によってトルク特性が異なってくる。
図5は、ドア2が閉状態でかつルーフ4が閉状態の場合におけるウインド3の挙動を示す図である。図5aに示すように、ウインド3は、その根元部分をホルダ31に保持されていて、該ホルダ31はモータ10によって駆動され、ドア2本体内に設けられるストッパ21間の範囲を上下動可能となっている。ホルダ31は、垂直方向よりも若干斜め方向(前方側から後方側に向かう方向)から入り込むように移動するようになっており、ウインド3もそれに応じた動きをする。また、ウインド3のフロントウインド5側は鋭角状に形成され、ルーフ4側はそれよりも鈍角状に形成される。
図3は、挟み込みが生じない場合の、モータのトルクの実測値をモデル的に示した図である。この図に示すように、ウインド3の位置が下端部から上方に上昇すると、モータ10のトルクは一旦急激に上昇し、その後略平坦な特性を示す。ウインド3の位置が上端部に近づくと、ドア2の開閉状態及びルーフ4の開閉状態によってトルク特性が異なってくる。
ここではドア2が閉状態で、かつルーフ4が閉状態の場合について説明する。図5aに示すように、全開状態からウインド3を移動させると、最初の段階でウインド3は、サッシ4a、5a、およびサッシ部分に設けられているゴムパッキン4b、5bに接しない状態で上昇し、ウインド3の重さ及びウインド3の収納部分に設けられたパッキン32との摩擦力に応じたトルクが加わる。したがって図3に示すように、この範囲ではトルクはほぼ一定値となる。
次に、図5bに示すように、上昇に伴いウインド3は、鈍角状に形成されたルーフ4側に接することとなり、サッシ4a自体あるいはゴムパッキン4bと摺動しはじめる。これによって、図3に示すa点から僅かにトルクが上昇する。さらに上昇させていくと、図5cに示すように、フロントウインド5側のサッシ5a及びサッシ5aに設けられているゴムパッキン5bとも摺動しはじめるので、図3に示すように図中b点に相当する位置からトルクが更に上昇する。そして、図5dに示すように上端まで上昇すると、ホルダ31の移動が停止される。
なお、ウインド3が開いている場合、ほとんど隙間が無い状態においては挟み込みが生ずる可能性が無いため、挟み込みを検知しない。図3に示す非検知領域において、モータ10に所定以上の電流が流れるとモータ10を停止させる。なお、所定の位置にウインド3が位置したことをパルスから検知するとモータ10を停止するようにしても良い。
ドア2が開状態、あるいはルーフ4が開状態の場合であっても、ウインド3の基本的な挙動は、同じであり、ドア2が閉状態でルーフ4が開状態の場合は、フロントウインド5側のサッシ5aとゴムパッキン5bのみの摺動に対応したトルク特性となり、また、両方が開状態の場合はストッパ21との当接により加わるトルクだけの特性となる。
概略、ドア2及びルーフ4が開状態の場合におけるトルク特性に、フロントウインド5側のサッシ5aとの摺動に伴うトルクを加えたものが、ドア2が閉状態で、かつルーフ4が開状態のトルク特性であり、これにルーフ4側の摩擦力を加えたものが、ドア2が閉状態で、かつルーフ4が閉状態の場合におけるトルク特性となる。
次に、挟み込み検知装置の動作についてフローチャートに沿って説明する。図4には挟み込み検知装置のフローチャートを示している。挟み込みの検知はオートアップの時に実行されるので、スイッチ部12において自動スイッチ12cと上昇スイッチ12aが同時に操作された場合を説明する。該操作が開始されると(S1)、制御部11はパルスエンコーダ14からのパルスエッジ入力の有無を検出する(S2)。パルスエッジ入力があった場合、制御部11は位置特定手段23においてウインド3の位置をパルスのカウント数から算出する(S3)。
次に、制御部11は検出手段20において、モータ10に印可される電圧とパルス間隔から該窓位置におけるモータ10の実際のトルク値Tnを算出する(S4)。さらに、制御部11は、直前のパルスエッジを測定した際におけるトルク値T(n−1)をメモリ13から呼び出し、トルク値Tnとトルク値T(n−1)との差を求める(S5)。
次に制御部11は該窓位置におけるモータ10のトルクの基準値TSnを計算し、メモリ13に保管する(S6)。該基準値TSnは、挟み込み判定の際の判定基準となる値であり、該基準値TSnに所定値Xを加えて挟み込みの際の判定基準値が設定される。
この基準値TSnは、挟み込み直前のパルスエッジを測定した際における基準値TS(n−1)をメモリ13から読み出し、該値に例えば2を掛け、それに今回求めたトルク値Tnを足し、それらの和を3で割って算出する。すなわち、今回の値の寄与率に対して,既に保管されている値の寄与率を2倍とした荷重平均で計算されている。なお、S5においてTnとT(n−1)の差が所定値Yより大きい場合には、判定基準値TSnの更新はされず、TS(n−1)の値がそのままTSnの値に設定され、これによって挟み込みが生じた場合の値が基準値TSnの更新に関与しないようにしている。また、該基準値TSnの値は、トルクTnが所定の値を超えた場合は無視され、これによって該基準値TSnの値は図3の乖離点より上側のトルク特性に沿った値とはならず、ほぼフラットな値が設定されるようになっている。
次に、S5で算出した値が所定値Zより小さく前記の所定値Yより小さいかを計算し、これによって実際のトルクTnが基準値TSnから、乖離しているか否かを判断する(S7)。これは、図3のフラットな基準値カーブから、特性が乖離した事の判断を意味する。乖離判断した場合には現在位置を乖離点として一時的に記憶し(S8)、乖離していないと判断した場合には、次のステップに移行する。
そして次に、トルクTnが、最大乖離点荷重より大きいかを判断し(S9)、大きい場合には位置と荷重を、最大乖離点の位置と荷重として一時的に記憶し(S10)、小さい場合には次のステップに移行する。なお、最大乖離点荷重は、初期においては挟み込み検知領域の上端から数パルス非検知領域側の窓位置におけるトルク値が設定され、値が不安定な末端位置を避け、且つ、挟み込みの領域を超えた位置での値が設定される。
次に、S3において検出した現在の窓位置が、S8で求めた値より乖離点より全閉側かを判定し(S11)、全閉側と判断した場合には、実際のトルクTnを変換する(S12)。該変換は、どの領域においても、次のS13で同一の判定基準で挟み込み検知を可能とするために行われるものであり、実際のトルクTnから所定の値を減算して行われる。具体的には、前回の窓のスイッチ操作により既にメモリに保管されている乖離点と最大乖離点から、両者を結ぶ仮想線を求め、仮想線の傾きに乖離点からの距離を乗算した値α、すなわち、該仮想線と基準値の差が減じて算出される。
S11において、乖離点より全開側と判断した場合には、トルク値は変換しない。その後、現在位置が挟み込みの検知範囲であり、S12で求めた変換値あるいはトルク値が、基準値TSnに所定値Xを加えた値を超えたか否かによって挟み込みを判定する(S13)し、挟み込みと判定した場合にはウインド3を反転させ(S14)、判定しなかった場合には、次のステップに進む。
続いて、ウインド3が上端位置となったかを判定する。具体的には、非検知領域でモータの電流が所定値を越え所定時間を越えた場合、あるいは上端用の検出スイッチに検知した場合に、上端位置と判断し次のS16を行い、その状態とならなかった場合には、S2に戻って、次のパルスエッジの入力を待つ。S16では、1回のオートアップによるウインド3の操作が完了しているので、乖離点の位置、最大乖離点のデータは少なくともメモリ13に保管されている。該データから今回の1回のオートアップ操作における直線の変化率が求められ、判定手段21で該値が所定の範囲で、また、乖離点が所定の範囲の場合に、前記S8とS10で一旦メモリに保管されていた値を更新手段22によって確定し、荷重変換に必要なパラメータを保管し(S17)、次回の操作において使用する。
仮にドア2が閉状態で、かつルーフ4が開状態あるいは、ドア2が開状態で、かつルーフ4が開状態であるとすると、該変化率は、所定値より大きくなり、また、乖離点が所定の範囲から外れることになり、S16において値を更新することはなく、ウインド3が閉状態で、ルーフ4が閉状態の場合における挟み込み判定に支障が無い。仮に、ドア2が閉状態で、ルーフ4が開状態における値を学習してしまい、ドア2が閉状態で、ルーフ4が閉状態の場合の判定をしてしまった場合、S12におけるトルクの変換を行った場合には、図3から明らかなように、該状態における基準カーブの値より、ドア2が閉状態で、ルーフ4が開状態における乖離点と最大乖離点を結んだ線の値の方が小さいので、基準カーブから、小さな値しか減じられず、挟み込みが生じたと誤検出してしまう。
なお、ドア2が閉状態で、ルーフ4が開状態あるいは、ドア2が開状態で、ルーフ4が開状態の場合において、挟み込みと判断することは無い。すなわち、S12におけるトルクの変換を行った場合には、図3から明らかなように、該状態における基準カーブの値より、ドア2が閉状態で、ルーフ4が閉状態の場合における乖離点と最大乖離点を結んだ線の値の方が大きいので、基準カーブから、より大きな値が減じられる事となるためである。なお該状態においては、ウインド3はサッシに対向しないので、挟み込みが発生する事は殆ど無いから、このように判断しても問題は無い。
なお、本実施形態においては、乖離点の判断を、所定の窓位置の範囲であることを条件としているため、動作の途中において窓の動作を遮る荷重が加わり除去された場合に、謝って乖離点と判断する可能性が少なくなるので、より信頼性が高まる。
また、本実施形態においては、乖離点と、最大乖離点を結び、曲線を決定し、それに応じて、トルク値を変換しているので、ドア2の開閉、ルーフ4の開閉の、どの状態における直線(変換の為のパラメータ値)を記録するかによって、誤った挟み込みの判定結果となってしまい、この意味で、どの状態を記憶するかの判定は重要である。しかし、本発明におけるドア2の開閉、ルーフ4の開閉の判定結果の利用は、それに制限されるものではない。例えば従来例のように、ドア2が開状態の場合における基準値とドア2が閉状態の場合における基準値の学習において、トルクの変化率からどちらの値として学習するかを判定しても良い。その場合には、本発明と同様、乖離点の位置も判断の要素とするのが好ましい。
また、本実施形態においては、判定手段21で変化率が所定の範囲で、また、乖離点が所定の範囲の場合に、ドア2が閉状態でかつルーフ4が閉状態であるか否かを検知したが、加えて、ドア2が閉状態で、ルーフ4が開状態あるいはドア2が開状態で、ルーフ4が開状態であることを検知することもできる。
このようにトルクの特性に応じて学習の有無を判定するようにしたので、ドア2やルーフ4の開閉状態を検出するスイッチ等を設ける必要がなく、そのための伝送路を設ける必要もないので、コストダウンを図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用はこれら実施形態に限られるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。本実施形態では自動車1をルーフ4が開閉するオープンカーとしたものを示したが、ルーフが開閉しないものであってサッシレスのウインドを有した自動車であっても本発明を適用することができる。この場合には、ドアの開閉状態によってモータのトルク特性が変化することになるので、乖離点と最大乖離点間のトルクの傾きによってドアの開閉状態を判定し、ドアが閉状態と判定された場合にのみ学習を行うようにすればよい。また、本実施形態では運転席のウインド3について挟み込み検知装置を設けたものを示したが、助手席や後部座席にも挟み込み検知装置を設けてもよい。
本実施形態における挟み込み検知装置を有した自動車の概要を示す斜視図である。 本実施形態における挟み込み検知装置のブロック図である。 ウインド位置の変化に伴うモータのトルク特性を示した図である。 挟み込み検知装置のフローチャートである。 ドアが閉状態でかつルーフが閉状態の場合におけるウインドの挙動を示す図である。
符号の説明
1 自動車
2 ドア
3 ウインド
4 ルーフ
5 フロントウインド
10 モータ
11 制御部
12 スイッチ部
13 メモリ
14 パルスエンコーダ
20 検出手段
21 判定手段
22 更新手段
23 位置特定手段

Claims (4)

  1. 自動車のドアに装着されたウインドと、該ウインドを開閉駆動するモータと、該モータのトルクが基準値より所定以上大きい場合に前記モータの回転を停止または反転させる制御部とを備えた挟み込み検知装置において、
    前記制御部は前記モータのトルクを検出する検出手段と、該検出手段が検出した前記モータのトルクの変化率に応じて前記ドアの開閉状態を判定する判定手段とを備えてなることを特徴とする挟み込み検知装置。
  2. 前記制御部は前記判定手段が前記ドアを閉状態と判定した場合に前記制御部に接続されたメモリ内容を更新する更新手段を備えることを特徴とする請求項1記載の挟み込み検知装置。
  3. 前記モータにはその回転量を検出する回転検出部が設けられ、前記制御部は前記回転検出部からの信号に基づいて前記ウインドの位置を特定する位置特定手段を備え、
    前記判定手段は前記ウインドが上昇した際に、前記モータのトルクが上昇を開始する前記ウインドの位置を前記位置特定手段から取得し、該取得したウインドの位置から前記ドアの開閉状態を判定することを特徴とする請求項1記載の挟み込み検知装置。
  4. 前記自動車はルーフが開閉自在とされ、前記制御部は前記判定手段が前記ドアを閉状態でかつ前記ルーフを閉状態と判定した場合にのみ前記制御部に接続されたメモリ内容を更新する更新手段を備えることを特徴とする請求項3記載の挟み込み検知装置。
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