JP4666366B2 - 伸縮型キャビン支持アームを備えた観覧車およびその運転制御方法 - Google Patents
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Description
また、せっかく回転半径の大きなホイールフレームを設置したのにも拘わらず、建物内にホイールフレームの一部が入り込むので、建物の上にそのまま同一径のホイールフレームを設置した場合に比較して、最高到達高さは低くなるというデメリットがある。
本発明は、以上のような課題を改善するために提案されたものであって、狭い敷地、狭い屋上の故に径の制限を強いられる観覧車であっても、キャビンを支持する支持アームを伸縮調節可能とすることで、キャビンをより高い位置まで到達可能とし、しかも眺望感に富む伸縮型キャビン支持アームを備えた観覧車およびその運転制御方法を提供することを目的とする。
また本発明では、請求項2において、前記支持アームにおける伸縮作動機構は、油圧式アクチュエータで構成した伸縮型キャビン支持アームを備えた観覧車を提案する。
また本発明では、請求項3において、前記支持アームは、最高位置、最低位置に達したときに最長となるようにした伸縮型キャビン支持アームを備えた観覧車の運転制御方法を提案する。
また本発明では、請求項4において、前記支持アームは、回転軸の位置より所定角度高い位置に最長とすると共に前記所定角度高い位置から最高位置にある間、キャビンの高度を同一高さに維持するようにした伸縮型キャビン支持アームを備えた観覧車の運転制御方法を提案する。
さらに本発明では、請求項5において、前記支持アームは、キャビンに観覧客がいる場合にのみ伸縮動作させるようにした伸縮型キャビン支持アームを備えた観覧車の運転制御方法を提案する。
(1)狭い敷地、狭い屋上でも、より高い位置までキャビンを到達させることができる。
(2)観覧車のホイールフレームの回転運動によると高度上昇に、支持アームの動きによる上昇が加わるので、一時的に急速に高度を稼ぐ時期があり、変化に富む眺望が楽しめる。
(3)支持アームを一本とすることもでき、この場合、眺望を遮るのは一本の支持アームだけとなるので、パノラマ感に富む眺望をもたらすことができる。
前記支持脚体2は、三角錐状に、鋼材支柱部材を組み上げて構成した前部支持脚体2aと、後部支持脚体2bとを前後に近接して配置したもので、これら前部支持脚体2aおよび後部支持脚体2b頂部に前記ホイール軸3を介して前記ホイールフレーム4を支持している。前記前部支持脚体2aおよび後部支持脚体2bは、それぞれ3つの鋼材支柱部材5に横梁部材6,7を剛結して構成している。
このようにして構成した支持脚体2頂部までの高さは、後述するホイールフレーム4における半径と支持アームを最大に伸長させた長さとを合わせた寸法より、若干大とする設定である。
すなわち支持アームBはテレスコピックアームであり、図4に示すように前記格納筒体9に伸縮作動機構として油圧式アクチュエータを構成する油圧シリンダ10が内蔵され、油圧シリンダ10から油圧によって伸縮作動する伸縮腕11を備えている。これら油圧シリンダ10と伸縮腕11とは、さらに可動筒体12に内装され、この可動筒体12は、伸縮腕11と共に、格納筒体9から突没動作するようにしている。そして、前記可動筒体12頂部に、前記キャビンCを回動自在に支持している。なお、前記支持アームBの伸縮作動機構としては、油圧式アクチュエータの他に、空圧式アクチュエータや、ワイヤーリングによる伸縮機構も可能である。
このほか、キャビンCに観覧客が乗ったか否かを検知して、その観覧客が乗ったキャビンCのみを、支持アームBを様々なパターンで伸縮動作させるということも考えられる。
再び前記支持アームBがホイール軸3と同じ高さに達した時点で支持アームBは最短の状態で停止し、さらに低い位置になると支持アームBを伸長させ、観覧客が乗り降りする最低高さに達した時点で支持アームBを最長とした状態で停止させることができる。
このようにすることにより、キャビンCは縦方向に長い楕円軌道となり、ホイールフレーム4の回転フレームが回転する面内方向の敷地の長さや屋上長さが限られ、大きな回転半径の観覧車が設置できない場合でも、楕円の短い側の径が納まれば設置できるので、狭い敷地、狭い屋上でも、より高い位置までキャビンCを到達させることができる。
例えば、支持脚体2頂部に支持したホイール軸3の位置より支持アームBが所定角度(例えば45°)高い位置となったときに、最長となるように油圧シリンダ10の油圧動作システムを作動して、支持アームBを作動させ、45°を越えたところから徐々に支持アームBを伸縮動作させて、その到達位置を45°降下する位置まで維持することもできる(図5参照)。
このようにすることで、キャビンCはあたかもホイールフレーム4の頂部で水平に移動するように動く状態となり、観覧客はより長時間、一定の高い位置で観覧が可能となるという、これまでにない格別な機能を有する観覧車とすることができる。
その他、敷地に余裕があるような場合は、多数の支持アームBを適宜伸縮制御することにより、全体としてキャビンCが花びら形状としたり、星形形状としたり、様々な形状を自在に現出させることができ、外観上も魅力的なものとすることができる。
例えば、極端な例として、一つのキャビンCのみに観覧客がいる場合、そのキャビンCを支持する支持アームBのみを伸縮作動させることができる。この場合、そのキャビンCからの眺望は、遮られることもなく、広範囲の眺望を楽しむことができる。
また、観覧客が乗ったキャビンCを支持する支持アームBのみを、伸縮動作させるので、消費電力を抑制することができる。
2 支持脚体
2a 前部支持脚体
2b 後部支持脚体
3 ホイール軸
4 ホイールフレーム
5 鋼材支柱部材
6,7 横梁部材
8 スポークフレーム
9 格納筒体
10 油圧シリンダ
11 伸縮腕
12 可動筒体
R 円周部材
B 支持アーム
C キャビン
Claims (5)
- 設置すべき敷地や建物に形成した支持脚体に、ホイール軸を介してホイールフレームを回転可能に支持し、このホイールフレームに、前記ホイール軸を中心に等角度ごとに放射状に、伸縮作動機構を備えた多数の支持アームを設けて、これら支持アームの先端にそれぞれ回動自在にキャビンを支持する構成としたことを特徴とする伸縮型キャビン支持アームを備えた観覧車。
- 前記支持アームにおける伸縮作動機構は、油圧式アクチュエータで構成したことを特徴とする請求項1記載の伸縮型キャビン支持アームを備えた観覧車。
- 前記支持アームは、最高位置、最低位置に達したときに最長となるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の伸縮型キャビン支持アームを備えた観覧車の運転制御方法。
- 前記支持アームは、回転軸の位置より所定角度高い位置に最長とすると共に前記所定角度高い位置から最高位置にある間、キャビンの高度を同一高さに維持するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の伸縮型キャビン支持アームを備えた観覧車の運転制御方法。
- 前記支持アームは、キャビンに観覧客がいる場合にのみ伸縮動作させるようにしたことを特徴とする請求項3、4記載のうちいずれか1記載の伸縮型キャビン支持アームを備えた観覧車の運転制御方法。
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