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JP4666503B2 - 通信システム及び中継方法 - Google Patents
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本発明は、複数のデータ経路が存在するネットワークにおいてデータ経路を切り替える技術に関し、例えば、地上通信回線と衛星通信回線とを中継するゲートウェイ局装置が複数存在するネットワークにおいて、ゲートウェイ局装置を切り替えて地上通信回線と衛星通信回線におけるデータ経路を切り替える技術に関する。
例えば、移動端末およびゲートウェイ局装置(以下、ゲートウェイ局、ゲートウェイ、GW局又はGWともいう)間を無線通信(衛星通信)で接続するスター型衛星ネットワークにおいては、障害対策としてゲートウェイを地理的に離れた二重化構成とするため、有線通信網のルート制御(GW局交替)が重要になる。
GW局交替は、サービス拠点(データの送信元)が交替前の運用GW局から交替通知(LSA(Link−State Advertisement)通知)を受け、ルーティングアドレス切り替えを実施し、サービス拠点とGW局間のルート変更を行うことにより達成される。
また、衛星通信における通信ルートの切り替えを行う他の技術として、特許文献1に開示の技術がある。
特開2004−080466号公報
ここで、前述のスター型衛星ネットワークにおいて、二重化構成のゲートウェイを切り替えるときの問題点を説明する。
前述したように、GW局交替は、サービス拠点が交替前の運用GW局から交替通知(LSA通知)を受け、ルーティングアドレス切り替えを実施し、サービス拠点とGW局間のルート変更により達成される。このとき、サービス拠点からGW局・衛星を介した受信端末までの経路において、1秒程度の間、通信が伝送されない時間帯(伝送遅延変動)が発生する。
交替前後のサービス拠点から端末までの信号に不連続性が発生することにより、時間連続性が必要なコンテンツ伝送、例として画像伝送では、画像がフリーズする問題がある。
この問題を図1及び図11を用いて説明する。
図1では、複数のサービス拠点20が、地上の有線通信網30によりゲートウェイ局A10aとゲートウェイ局B10bに接続されている。サービス拠点20は、例えば、画像データを送信するサーバ装置である。
図1では、ゲートウェイ局A10aが運用ゲートウェイ局であり、ゲートウェイ局B10bがバックアップのためのゲートウェイ局である。また、各ゲートウェイ局10は、例えば、OSPF(Open Shortest Path First)プロトコルに対応しているものとする。
また、ゲートウェイ局A10aとゲートウェイ局B10bは、それぞれ衛星50と衛星通信を行うことができ、サービス拠点20からのデータを衛星50に送信する。
衛星50は、ゲートウェイ局A10a又はゲートウェイ局B10bからのデータを複数の端末40にブロードキャスト送信することができる。
GW局切替事由(例えば、回線ダウン等の障害やメンテナンスのためのGW局の稼動停止等)が発生するまでは、各サービス拠点20は、ゲートウェイ局A10aに対してデータを送信する。GW局切替事由が発生した場合、例えば、回線がダウンした場合は、ゲートウェイ局A10aから各サービス拠点20に対してLSAを送信し、ゲートウェイ局A10a及び各サービス拠点20においてLSDB(Link−State Data Base)の再構築を行った後に、ゲートウェイ局A10aからゲートウェイ局B10bへの切り替えが行われる。
有線回線に使用するプロセッサの能力(パワー)と経路数によるが、GW局切替事由が発生してから、LSDBの再構築によりゲートウェイの交替が完了するまでにサービス拠点からGW局・衛星を介した受信端末までの経路において、1秒程度の間、通信が伝送されない時間帯(伝送遅延変動)が発生する。
図11に、時間連続性が必要なコンテンツ伝送(パケット伝送)と局交替による端末受信までの信号の流れについて示す。
(1)サービス拠点側では、同じ時間間隔でデータが発生、ルータからゲートウェイ局宛に送信される。
(2)局交替前のゲートウェイ局A(A局)のルータは同じ時間間隔で受信し、A局から、RF回線で衛星へ同じ時間間隔で送信(フレームの位置が同じ)される(パケット1−3)。
(3)端末は、衛星からパケット1−3を同じ時間間隔Aで受信する。
(4)局交替によりゲートウェイ局B(B局)のルータが受信するまでの間に遅延変動(切替遅延)が発生する。
(5)B局におけるRF回線の当該信号の最初の送信信号タイミングは、A局からの送信信号の時間延長のタイミングとならず、切替時間の伝送遅延分が遅れる(パケット4)。(6)端末では、切替時に同じ時間間隔での受信とならない。つまり、時間間隔Aよりも長い時間間隔Bにてパケット4を受信する。
このように、交替前後のサービス拠点から端末までの信号に不連続性が発生することにより、時間連続性が必要なコンテンツ伝送、例として画像伝送では、画像がフリーズする問題があった。
一方、端末側でこの問題に対応する場合は、全ての端末に長い遅延時間変動を補償するバッファー(大容量のメモリ)を備えることとなり、端末のコストを上げ、全体として、高コストのシステムとなる問題があった。
この発明は、例えば、上記のような問題点を解決するためになされたもので、データ経路切替時における伝送遅延変動を補償することを主な目的とする。
本発明に係る通信システムは、
第一のバッファーを有し、送信元から一定の間隔で送信されてきたデータを受信し前記第一のバッファーに蓄積した後一定の送信間隔で送信先に対して送信する第一の中継装置と、
第二のバッファーを有し、前記第一の中継装置をバックアップする第二の中継装置とを備え、
所定の場合に、データ経路を前記第一の中継装置から前記第二の中継装置へ切り替える通信システムであって、
前記第一の中継装置は、
前記第一のバッファーへのデータの書き込みタイミングと前記第一のバッファーからの当該データの読み出しタイミングとのタイミング差を、データ経路を前記第一の中継装置から前記第二の中継装置へ切り替える際に生じる切替遅延時間よりも長い時間とし、
前記第二の中継装置は、
前記第二のバッファーへのデータの書き込みタイミングと前記第二のバッファーからの当該データの読み出しタイミングとのタイミング差を、前記第一のバッファーにおける書き込みタイミングと読み出しタイミングとのタイミング差から前記切替遅延時間を差し引いた時間とし、データ経路の切り替え後に、前記送信元から一定の間隔で送信されてきたデータを受信し、前記タイミング差にて前記第二のバッファーに対するデータの書き込みとデータの読み出しを行い、前記第一の中継装置の送信間隔と同じ送信間隔で前記送信先に対して読み出したデータを送信することを特徴とする。
本発明によれば、データ経路の切替に要する切替遅延時間を吸収できるバッファー構成としているため、中継装置の切替後も、切替前の送信間隔と同じ送信間隔でデータを送信することができ、時間連続性が必要なデータを伝送する場合でも、データ送信における不連続性が発生しない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る通信システムの構成例を示す図である。
図1では、移動端末およびゲートウェイ局装置(以下、ゲートウェイ局、ゲートウェイ、GW局又はGWともいう)間を無線通信(衛星通信)で接続するスター型衛星ネットワークを示している。
図1では、複数のサービス拠点20が、地上の有線通信網30によりゲートウェイ局A10aとゲートウェイ局B10bに接続されている。サービス拠点20は、例えば、画像データを送信するサーバ装置である。また、サービス拠点20は、端末40へのデータを送信する送信元である。
ゲートウェイ局A10aとゲートウェイ局B10bは、それぞれ衛星50と衛星通信を行うことができ、サービス拠点20からのデータを衛星50に送信する。
ゲートウェイ局A10a及びゲートウェイ局B10bは、地上の有線通信網30と衛星回線とを中継する中継装置である。
図1では、ゲートウェイ局A10aが運用ゲートウェイ局であり、ゲートウェイ局B10bがバックアップのためのゲートウェイ局である。このため、ゲートウェイ局A10aが第一の中継装置の例であり、ゲートウェイ局B10bが第二の中継装置の例である。
また、各ゲートウェイ局10は、例えば、OSPF(Open Shortest Path First)プロトコルに対応しているものとする。
衛星50は、ゲートウェイ局A10a又はゲートウェイ局B10bからのデータを複数の端末40にブロードキャスト送信することができる。
端末40は、衛星50からのブロードキャスト送信されるデータを受信する。端末40は、データの送信先である。
図1に示す通信全系のうち、信号の流れに特化したゲートウェイ局10の構成例を図2に示す。なお、図1のゲートウェイ局A10a、ゲートウェイ局B10bとも図2に示す構成例を有する。
IP(Internet Protocol)ネットワークインタフェース100は、地上ネットワーク(有線通信網30)とのインタフェースとなる。
衛星パケット生成/多重部101は、IPネットワークインタフェース100で受信したパケットを多重して衛星50に送信するためのデータを生成する。
データコピーバッファー102は、循環バッファー103に対して書き込みクロックを供給するとともに、衛星パケット生成/多重部101からのデータを循環バッファー103に書き込む。
循環バッファー103は、Mビット長×N列の循環バッファーである。循環バッファー103は、データコピーバッファー102からの書き込みクロックに則してデータコピーバッファー102からのデータの書き込みを行うとともに、変調器104からの読み出しクロックに則して蓄積したデータを変調器104に対して読み出す。ゲートウェイ局A10aの循環バッファーは第一のバッファーの例であり、ゲートウェイ局B10bの循環バッファーは第二のバッファーの例である。なお、ゲートウェイ局A10aの循環バッファーは循環バッファー103aと表記し、ゲートウェイ局B10bの循環バッファーは循環バッファー103bと表記する。
変調器104は、循環バッファー103に読み出しクロックを供給するとともに、循環バッファー103から読み出されたデータから衛星50に送信するためのフレームを生成し、衛星50に対して送信する。
切替制御部105は、ゲートウェイ局10の切替を行う際の切替制御を行う。
なお、図2の構成において、従来のゲートウェイ局と異なるのは循環バッファー103のみであり、以下、循環バッファー103以外の構成については、詳細な説明を省略する。
図3は、本実施の形態に係るゲートウェイ局装置のハードウェア構成例を示す図である。
図3において、ゲートウェイ局装置10は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)137を備えている。CPU137は、バス138を介してROM(Read Only Memory)139、RAM(Random Access Memory)140、通信ボード144、CRT表示装置141、K/B(キーボード)142、マウス143、FDD(Flexible Disk Drive)145、磁気ディスク装置146、CDD(Compact Disc Drive)186、プリンタ装置187、スキャナ装置188と接続されていてもよい。
RAMは、揮発性メモリの一例である。ROM、FDD、CDD、磁気ディスク装置は、不揮発性メモリの一例である。これらの記憶装置により、循環バッファー103、データコピーバッファー102が構成される。
通信ボード144は、地上の有線通信網30及び衛星50との衛星回線と接続されている。
磁気ディスク装置146には、オペレーティングシステム(OS)147、ウィンドウシステム148、プログラム群149、ファイル群150が記憶されている。プログラム群は、CPU137、OS147、ウィンドウシステム148により実行される。
上記プログラム群149には、実施の形態の説明において「〜部」又は「〜器」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPUにより読み出され実行される。
また、以下に述べる実施の形態の説明において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータの入出力を示し、そのデータの入出力のためにデータは、磁気ディスク装置、FD(Flexible Disk)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)等のその他の記録媒体に記録される。あるいは、信号線やその他の伝送媒体により伝送される。
また、実施の形態の説明において「〜部」又は「〜器」として説明するものは、ROM139に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、ハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。
次に、循環バッファー103の詳細を説明する。
循環バッファー103において、従来の方式と異なる点は、(1)循環バッファー(メモリ)の容量は、局交替に伴う約1秒の伝送遅延変動量を若干上回る容量を装備する。(2)時間連続性が必要なコンテンツをゲートウェイ局から送信開始する場合、切替に伴う遅延時間を考慮してメモリへの書込みから1秒程度の時間差で読み出して送信する。(3)交替において交替後のゲートウェイ局では、メモリへの書込みから読み出し・送信までの時間差を短くして、タイミングを調整する。(4)前記の(2)と(3)の制御は、伝送するコンテンツ毎に実施する点である。
コンテンツをゲートウェイ局から送信開始するゲートウェイ局A10a(交替前)のバッファー(循環バッファー103a)のアドレス位置(ポインタ)設定の例を図4に示す。
循環バッファー103は、メモリ最終ポインタの次がメモリの先頭になるように制御される。書込み方向と読出し方向は同一方向である。書込みの速度は地上ネットワークの速度に従い、読出しの速度はゲートウェイ局が送信する速度に従い、その速度(書き込みクロック周波数及び読み出しクロック周波数)は独立である。ただし、平均的には同速度となるように設計される。つまり、書き込みクロック周波数及び読み出しクロック周波数は、完全に一致しているわけではなく、書き込みクロック周波数と読み出しクロック周波数との間には差異が存在し、また、その差異は変動する。しかし、平均的には、書き込みクロック周波数と読み出しクロック周波数が一致していると考えることができる。このため、短時間では、書込みポインタの位置と読出しポインタの位置関係(長さ)は僅かながら変動するが、ここでは主要な事象ではなく、その変動は無視できるとする。
図4における、書込みと読出しの方向とポインタの位置関係の場合、書込みから長い時間差の後に読出しが行われる。つまり、このバッファーの入出力の信号間は、長い遅延量となる。
書込みポインタの位置は、あるデータに対する循環バッファー103aへの書き込みのタイミングを示しており、読み出しポインタ(A)の位置は、同じデータに対する循環バッファー103aからの読み出しのタイミングを示している。つまり、図4の例では、データの書込みがあった後、時間差(A)の時間が経過した後、データの読み出しが行われることが示されている。
図5は、交替後のゲートウェイ局B10bの循環バッファー103bのポインタ設定例を示す。図5においては、書込みから短い時間差(B)の後に読出しが行われる。このバッファーの入出力の信号間は、短い遅延量となる。
図6は、図4と図5を重ね合わせた図であり、図4に示す時間差(A)と図5に示す時間差(B)の差分は、局交替に伴う地上ネットワークの切替遅延時間(最大約1秒)に相当する。
ここで、時間差(B)は、循環バッファー103bへのデータの書き込みクロック周波数と循環バッファー103bからのデータの読み出しクロック周波数との差異の変動量に対応させた時間である。前述したように、平均的には、書き込みクロック周波数とデータの読み出しクロック周波数は一致すると考えられるが、瞬間的には、書き込みクロック周波数とデータの読み出しクロック周波数との間には差異があり、またこの差異は変動することから、瞬間的なクロック周波数の差異を吸収するため、クロック周波数の差異の最大変動幅より大きな時間差(B)を設定する。
このため、たとえば、循環バッファー103bへのデータの書き込みクロック周波数と循環バッファー103bからのデータの読み出しクロック周波数との差異の変動量に対応させた時間(時間差(B))と切替遅延時間とを加えた時間を時間差(A)とする。
図4、図5に示す設定が実施された結果の本実施の形態におけるパケット伝送と局交替による信号の流れを図7に示す。
局交替に伴い、地上ネットワークにおいて、切替遅延が生じても、端末受信ではほぼ等時間間隔Aのパケットが受信される。
つまり、ゲートウェイ局B10bでは、切替後の最初のデータであるパケット4をバッファー時間A(図4の時間差(A)に対応)から切替遅延時間を差し引いたバッファー時間B(図5の時間差(B)に対応)にてバッファリングして送信するため、切替遅延時間を吸収することができる。このため、ゲートウェイ局A10aからゲートウェイ局B10bにデータ経路を切り替えた際にも、衛星50に送信する送信間隔は切替前の送信間隔と同じであり、この結果、端末における受信間隔も切替前と切替後で同じに維持することができる。
このように、ゲートウェイ局の切替後も、切替前の送信間隔と同じ送信間隔でデータを送信することができ、時間連続性が必要なデータを伝送する場合でも、ゲートウェイ局からのデータ送信及び端末でのデータ受信における不連続性が発生しない。
なお、切替前のゲートウェイ局A10aは、ゲートウェイ局B10bへの切替処理中又は切替処理が完了した後でも、循環バッファー103aに蓄積されているデータを衛星50へ送信可能である(図7の例では、パケット2、パケット3は切替処理中、切替処理完了後でも衛星50に送信可能)。
このように、本実施の形態により、時間連続性が必要なコンテンツ伝送、例として画像伝送において、交替前後のサービス拠点からゲートウェイ局まで地上ネットワークにおける信号に不連続性が発生しても、画像がフリーズする問題が生じないメリットがある。
また、スター型のネットワークにおいて、根元のゲートウェイ局に対策を施す処置のために、対策個所が少数(2重化の場合に2箇所)となり、このため、全体として、低コストのシステムを実現することができるというメリットがある。ゲートウェイ局に対策を施すため、端末にてバッファー処理する必要がなく、端末のバッファー容量(メモリ容量)を抑えることができる。
以上、本実施の形態では、データ経路を第一の中継装置たるゲートウェイ局A10aから第二の中継装置たるゲートウェイ局B10bへ切り替える際の動作を説明した。
つまり、ゲートウェイ局A10aにおいて、循環バッファー103a(第一のバッファー)へのデータの書き込みタイミングと循環バッファー(第一のバッファー)からの当該データの読み出しタイミングとのタイミング差を、データ経路をゲートウェイ局A10a(第一の中継装置)からゲートウェイ局B10b(第二の中継装置)へ切り替える際に生じる切替遅延時間(最大約1秒)よりも長い時間とし、また、ゲートウェイ局B10bにおいて、循環バッファー103b(第二のバッファー)へのデータの書き込みタイミングと循環バッファー103b(第二のバッファー)からの当該データの読み出しタイミングとのタイミング差を、循環バッファー103a(第一のバッファー)における書き込みタイミングと読み出しタイミングとのタイミング差から切替遅延時間(最大約1秒)を差し引いた時間とし、そして、ゲートウェイ局B10bは、データ経路の切り替え後に、サービス拠点20(送信元)から一定の間隔で送信されてきたデータを受信し、前記タイミング差にて循環バッファー103b(第二のバッファー)に対するデータの書き込みとデータの読み出しを行い、ゲートウェイ局A10aの送信間隔と同じ送信間隔で端末40(送信先)に対して読み出したデータを送信する旨を説明した。
また、本実施の形態では、ゲートウェイ局B10bは、ゲートウェイ局A10aに対して送信されたデータ経路の切り替え前の最後のデータの次に一定の間隔でサービス拠点20(送信元)から送信されてきたデータ経路の切り替え後の最初のデータを受信し、前記最後のデータの送信後、ゲートウェイ局A10aの送信間隔と同じ送信間隔で前記最初のデータを端末40(送信先)に対して送信する旨を説明した。
また、本実施の形態では、ゲートウェイ局A10aは、ゲートウェイ局B10bにおける循環バッファー103b(第二のバッファー)へのデータの書き込みクロック周波数と循環バッファー103b(第二のバッファー)からのデータの読み出しクロック周波数との差異の変動量に対応させた時間と切替遅延時間とを加えた時間を、循環バッファー103a(第一のバッファー)へのデータの書き込みタイミングと循環バッファー103a(第一のバッファー)からのデータの読み出しタイミングとのタイミング差とする旨を説明した。
実施の形態2.
実施の形態1では、循環バッファー(メモリ)の容量は、局交替に伴う約1秒の伝送遅延変動量を若干上回る容量を装備することしたが、本実施の形態においては、循環バッファー(メモリ)の容量を2秒以上の容量とする。
なお、本実施の形態では、ゲートウェイ局10の切替を2回行う場合を想定している。
図8に本実施の形態におけるコンテンツをゲートウェイ局から送信開始するゲートウェイ局10(交替前)の循環バッファー103のポインタ設定の例を示す。
図9に1回目の交替後のゲートウェイ局10の循環バッファー103のポインタ設定の例を示す。
図10に2回目の交替後のゲートウェイ局10の循環バッファー103のポインタ設定の例を示す。
1回目の交替後のゲートウェイ局10では、循環バッファー容量と遅延変動量の関係から、時間差(B)を循環バッファーの約1/2の遅延量に設定することになる。
つまり、時間差(A)=2×切替遅延時間(約1秒)+時間差(C)とすることで、2回目のゲートウェイ局の切替があった場合にも、2回の切替遅延時間を吸収することができ、2回目のゲートウェイ局の切替後もゲートウェイ局からのデータ送信間隔及び端末における受信間隔を一定を保つことができる。なお、時間差(C)は、実施の形態1で説明した時間差(B)と同様の考え方で設定する。つまり、時間差(C)は、2回目の切替後のゲートウェイ局10の循環バッファーにおける書き込みクロック周波数と読み出しクロック周波数との瞬間的な差異を吸収できる時間である。
実施の形態1においては、時間連続性が必要なコンテンツ伝送が終了する前に、再度の局交替の事象が発生する場合に対応できない問題がある。本実施の形態によれば、ゲートウェイ局を2局構成とする場合、コンテンツ伝送を開始した元のゲートウェイ局に交替することができる。このように、本実施の形態の技術では、2回までの局交替に対応できるメリットがある。
実施の形態3.
実施の形態1では、循環バッファー(メモリ)の容量は、局交替に伴う約1秒の伝送遅延変動量を若干上回る容量を装備することした。本実施の形態においては、実施の形態2の方式を一般化して、循環バッファー(メモリ)の容量をN秒(切替遅延時間のN倍の時間)以上の容量とする。なお、Nは2以上の整数である。
これにより、本実施の形態によれば、N回までの局交替に対応できるメリットがある。
このように、実施の形態2及び3では、切替遅延時間のN倍(Nは2以上の整数)の時間以上の時間を循環バッファーへのデータの書き込みタイミングと循環バッファーからのデータの読み出しタイミングとのタイミング差とする旨を説明した。
なお、以上の実施の形態では、移動端末およびゲートウェイ局間を無線通信で接続するスター型衛星ネットワークを例にして説明したが、これに限るものではなく、2以上の中継装置があり、中継装置の切替を行ってデータ経路の切替を行うような通信システムであれば、以上の実施の形態で説明した方式が適用可能である。
実施の形態1−3に係る通信システムの構成例を示す図。 実施の形態1−3に係るゲートウェイ局の構成例を示す図。 実施の形態1−3に係るゲートウェイ局のハードウェア構成例を示す図。 実施の形態1に係る切替前のゲートウェイ局の循環バッファーのアドレス位置(ポインタ)設定の例を示す図。 実施の形態1に係る切替後のゲートウェイ局の循環バッファーのアドレス位置(ポインタ)設定の例を示す図。 実施の形態1に係る切替前及び切替後のゲートウェイ局の循環バッファーのアドレス位置(ポインタ)設定の例を示す図。 実施の形態1に係るゲートウェイ局の切替の際のデータの流れを示す図。 実施の形態2に係る切替前のゲートウェイ局の循環バッファーのアドレス位置(ポインタ)設定の例を示す図。 実施の形態2に係る1回目の切替後のゲートウェイ局の循環バッファーのアドレス位置(ポインタ)設定の例を示す図。 実施の形態2に係る2回目の切替後のゲートウェイ局の循環バッファーのアドレス位置(ポインタ)設定の例を示す図。 従来のゲートウェイ局の切替の際のデータの流れを示す図。
符号の説明
10 ゲートウェイ局、20 サービス拠点、30 有線通信網、40 端末、50 衛星、100 IPネットワークインタフェース、101 衛星パケット生成/多重部、102 データコピーバッファー、103 循環バッファー、104 変調器、105 切替制御部。

Claims (6)

  1. 第一のバッファーを有し、送信元から一定の間隔で送信されてきたデータを受信し前記第一のバッファーに蓄積した後一定の送信間隔で送信先に対して送信する第一の中継装置と、
    第二のバッファーを有し、前記第一の中継装置をバックアップする第二の中継装置とを備え、
    所定の場合に、データ経路を前記第一の中継装置から前記第二の中継装置へ切り替える通信システムであって、
    前記第一の中継装置は、
    前記第一のバッファーへのデータの書き込みタイミングと前記第一のバッファーからの当該データの読み出しタイミングとのタイミング差を、データ経路を前記第一の中継装置から前記第二の中継装置へ切り替える際に生じる切替遅延時間よりも長い時間とし、
    前記第二の中継装置は、
    前記第二のバッファーへのデータの書き込みタイミングと前記第二のバッファーからの当該データの読み出しタイミングとのタイミング差を、前記第一のバッファーにおける書き込みタイミングと読み出しタイミングとのタイミング差から前記切替遅延時間を差し引いた時間とし、データ経路の切り替え後に、前記送信元から一定の間隔で送信されてきたデータを受信し、前記タイミング差にて前記第二のバッファーに対するデータの書き込みとデータの読み出しを行い、前記第一の中継装置の送信間隔と同じ送信間隔で前記送信先に対して読み出したデータを送信することを特徴とする通信システム。
  2. 前記第二の中継装置は、
    前記第一の中継装置に対して送信されたデータ経路の切り替え前の最後のデータの次に一定の間隔で前記送信元から送信されてきたデータ経路の切り替え後の最初のデータを受信し、前記最後のデータの送信後、前記第一の中継装置の送信間隔と同じ送信間隔で前記最初のデータを前記送信先に対して送信することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第二の中継装置において、
    前記第二のバッファーへのデータの書き込みクロック周波数と前記第二のバッファーからのデータの読み出しクロック周波数との間に差異が存在し、前記第二のバッファーへのデータの書き込みクロック周波数と前記第二のバッファーからのデータの読み出しクロック周波数との間の差異は変動し、
    前記第二の中継装置は、
    前記第二のバッファーへのデータの書き込みタイミングと前記第二のバッファーからのデータの読み出しタイミングとのタイミング差を、前記第二のバッファーへのデータの書き込みクロック周波数と前記第二のバッファーからのデータの読み出しクロック周波数との差異の最大変動幅よりも長い所定の時間とし、
    前記第一の中継装置は、
    記第一のバッファーへのデータの書き込みタイミングと前記第一のバッファーからのデータの読み出しタイミングとのタイミング差を、前記第二の中継装置における前記第二のバッファーへのデータの書き込みタイミングと前記第二のバッファーからのデータの読み出しタイミングとのタイミング差に、前記切替遅延時間を加えた時間とすることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記第二の中継装置において、
    前記第二のバッファーへのデータの書き込みクロック周波数と前記第二のバッファーからのデータの読み出しクロック周波数との間に差異が存在し、前記第二のバッファーへのデータの書き込みクロック周波数と前記第二のバッファーからのデータの読み出しクロック周波数との間の差異は変動し、
    前記第一の中継装置は、
    前記第一のバッファーへのデータの書き込みタイミングと前記第一のバッファーからのデータの読み出しタイミングとのタイミング差を、前記第二の中継装置における前記第二のバッファーへのデータの書き込みクロック周波数と前記第二のバッファーからのデータの読み出しクロック周波数との差異の最大変動幅よりも長い所定の時間に、前記切替遅延時間のN倍(Nは2以上の整数)の時間を加えた時間とすることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  5. 前記第一の中継装置及び前記第二の中継装置は、それぞれ、
    衛星回線を介して複数の通信装置にデータをブロードキャスト送信することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  6. 送信元から一定の間隔で送信されてきたデータを受信し第一のバッファーに蓄積した後一定の送信間隔で送信先に対して送信する第一の中継処理と、
    第二のバッファーを用いて、前記第一の中継処理をバックアップする第二の中継処理とを備え、
    所定の場合に、前記第一の中継処理から前記第二の中継処理へ切り替える中継方法であって、
    前記第一の中継処理は、
    前記第一のバッファーへのデータの書き込みタイミングと前記第一のバッファーからの当該データの読み出しタイミングとのタイミング差を、前記第一の中継処理から前記第二の中継処理へ切り替える際に生じる切替遅延時間よりも長い時間とし、
    前記第二の中継処理は、
    前記第二のバッファーへのデータの書き込みタイミングと前記第二のバッファーからの当該データの読み出しタイミングとのタイミング差を、前記第一のバッファーにおける書き込みタイミングと読み出しタイミングとのタイミング差から前記切替遅延時間を差し引いた時間とし、前記第一の中継処理からの切り替え後に、前記送信元から一定の間隔で送信されてきたデータを受信し、前記タイミング差にて前記第二のバッファーに対するデータの書き込みとデータの読み出しを行い、前記第一の中継処理の送信間隔と同じ送信間隔で前記送信先に対して読み出したデータを送信することを特徴とする中継方法。
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