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JP4669933B2 - スルホン誘導体及びその製造方法 - Google Patents
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JP4669933B2 - スルホン誘導体及びその製造方法 - Google Patents

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JP4669933B2 JP2000373136A JP2000373136A JP4669933B2 JP 4669933 B2 JP4669933 B2 JP 4669933B2 JP 2000373136 A JP2000373136 A JP 2000373136A JP 2000373136 A JP2000373136 A JP 2000373136A JP 4669933 B2 JP4669933 B2 JP 4669933B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規な重合体残基を有するスルホニルクロリド及びそれとアルコールとの反応による重合体残基を有するスルホン誘導体及びその製造方法に関する。特に、本発明は新規な重合体残基を有するインダノン誘導体の製造方法に関する。なお、本発明に係わる新規な重合体残基を有するスルホニルクロリド、重合体残基を有するスルホン誘導体並びにそれらの製造方法は、さまざまな生理活性物質の種々誘導体および合成方法、特にビタミンDの種々誘導体および合成方法に関して有用である。
【0002】
【従来の技術】
重合体残基を有するスルホニルクロリドは、アルコールとの反応により重合体残基を有するスルホン誘導体を生成する。このスルホン誘導体に対し様々な求核試薬を作用させると、重合体残基からの切り出しと同時に種々生理活性物質を合成できる。そのため、重合体残基を有するスルホニルクロリドはコンビナトリアル合成において有用な中間体を供与する。
【0003】
従来の重合体残基を有するスルホニルクロリドの製造方法の開発は、メリフィールドレジンに対してスルホン酸エステルを有するアルキルリチウムによるアルキル化、加水分解、クロロ化による3段階を経て重合体残基を有するスルホニルクロリドを合成する方法[ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサエティ(Journal of the American Chemical Society)、118巻、9998頁(1996年)]、メリフィールドレジンに対して4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸ナトリウム塩によるO−アルキル化、クロロ化による2段階を経て重合体残基を有するスルホニルクロリドを合成する方法[ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(Journal of Organic Chemistry)、62巻、9326頁(1997年)]、またアルゴノートテクノロジーズ社が市販しているポリスチレンレジン中のベンゼン環に直接結合した重合体残基を有するスルホニルクロリド(ポリスチレンスルホニルクロリド)などが挙げられる。
【0004】
従来の重合体残基を有するインダノン誘導体の製造方法は、重合体残基を有するジエチルヒドロシランに対し、インダノン骨格を有するスルホン誘導体にスペーサー部位を介して結合した水酸基により導入する方法である(特願2000−76405号)。この重合体残基を有するインダノン誘導体は、種々のビタミンD誘導体を効率よく合成するために非常に重要な中間体である(特願2000−76405号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
重合体残基を有するスルホニルクロリドに対して生理活性誘導体の構成成分の担持、重合体残基上の基質の修飾、種々の求核試薬の求核置換反応による重合体残基からの切り出しを行い生理活性誘導体を合成する手法は、重合体残基上での反応後の分離精製が基質を担持した重合体残基の洗浄のみであるため、多種生理活性誘導体の合成を簡便にする。しかしながら、従来の重合体残基を有するスルホニルクロリドの合成はしばしば2段階以上を必要とするため、その合成に時間を要するだけでなく合成品に不確定要素をより多く与える。また従来の重合体残基を有するスルホニルクロリドは、クロロスルホニル基と重合体残基との間に穏和な酸性条件下で切断可能な反応部位が存在せず、重合体残基上の基質の切り出しはスルホン誘導体とそれと反応可能な求核試薬とによる求核置換反応のみである。加えて、従来品はしばしばクロロスルホニル基と重合体残基の距離が近いことにより、立体的に非常に嵩高い基質との反応は困難である。
【0006】
従って、本発明の目的は、ある官能基を有する重合体残基からわずか1段階で短時間に重合体残基を有するスルホニルクロリドを合成する方法を提供することにある。また、クロロスルホニル基と重合体残基との距離を十分有し、なおかつスルホン誘導体との求核置換反応のほかに穏和な酸性条件下で切断可能な官能基を有した重合体残基を有するスルホニルクロリドを提供することにある。
【0007】
特に、本発明の目的は、重合体残基を有するスルホニルクロリドにインダノン誘導体を反応させることによって、重合体残基を有する種々のインダノン誘導体をより簡便に製造する方法を提供することにある。従来の重合体残基を有するインダノン誘導体の製造方法において、重合体残基に担持前の基質は共通なスルホン誘導体を含むスペーサーを有しているため、その重合体残基に担持前の基質の合成に多段階を要する。共通部分であるスルホン誘導体を発生するスルホニルクロリドを有した重合体残基を発明することにより、重合体残基に担持前の基質の合成を簡便にし、その結果、重合体残基を有する種々インダノン誘導体の製造方法の簡便化、さらには目的化合物である種々ビタミンD誘導体の製造方法の簡便化をもたらす。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に従えば、式(A):
【0009】
【化27】
Figure 0004669933
【0010】
(式中、R100反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基(以下、本明細書において、単に「酸素官能基」という)を有しているアルキル基、酸素官能基を有しているアルケニル基、酸素官能基を有しているアルキニル基、酸素官能基を有しているアリール基もしくは酸素官能基を有しているアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、R101 は置換基を有していてもよい重合体残基を表し、R102 及びR103 は、それぞれ独立に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は置換基を有していてもよい)を表す)
で示されるスルホン誘導体が提供される。
【0011】
本発明に従えば、また、式(B):
【0012】
【化28】
Figure 0004669933
【0013】
(式中、R100 は酸素官能基を有しているアルキル基、酸素官能基を有しているアルケニル基、酸素官能基を有しているアルキニル基、酸素官能基を有しているアリール基もしくは酸素官能基を有しているアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、R104 は置換基を有していてもよいポリスチレン鎖を示し、nは0〜2の整数である)
で示されるスルホン誘導体が提供される。
【0014】
本発明に従えば、更に、式(C):
【0015】
【化29】
Figure 0004669933
【0016】
(式中、R105 は水酸基と結合可能な反応性の官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体の残基を示し、mは2〜20の整数である)
で示されるスルホン誘導体が提供される。
【0017】
本発明に従えば、更に、式(D):
【0018】
【化30】
Figure 0004669933
【0019】
[式中、R100 は酸素官能基を有しているアルキル基、酸素官能基を有しているアルケニル基、酸素官能基を有しているアルキニル基、酸素官能基を有しているアリール基もしくは酸素官能基を有しているアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、R101 は置換基を有していてもよい重合体残基を表し、R102 及びR103 は、それぞれ独立に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は置換基を有していてもよい)を表し、R106 はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表す)
で示されるスルホン誘導体が提供される。
【0020】
本発明に従えば、更にまた、式(E):
【0021】
【化31】
Figure 0004669933
【0022】
(式中、R100 は酸素官能基を有しているアルキル基、酸素官能基を有しているアルケニル基、酸素官能基を有しているアルキニル基、酸素官能基を有しているアリール基もしくは酸素官能基を有しているアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、R104 は置換基を有していてもよいポリスチレン鎖を示し、R106 はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、nは0〜2の整数である)
で示されるスルホン誘導体が提供される。
【0023】
本発明に従えば、更にまた、式(F):
【0024】
【化32】
Figure 0004669933
【0025】
(式中、R105ハロゲン、ハロゲノシリル基、ヒドロシリル基、スルホニロシリル基、アルキルスルホニル基、アルケニルスルホニル基、アルキニルスルホニル基、アリールスルホニル基、アラルキルスルホニル基、カルボキシリル基、アミド基、テトラヒドロピラニル基、ジヒドロフラニル基、エトキシビニル基から選ばれた水酸基と結合可能な反応性の官能基(以下、本明細書において、単に「水酸基と結合可能な反応性の官能基」又は「水酸基と結合可能な反応性を有する官能基」という)を有しかつ置換基を有してもよい重合体残基を示し、R106 はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、mは2〜20の整数である)
で示されるスルホン誘導体が提供される。
【0026】
本発明に従えば、更にまた、水酸基と結合可能な反応性を有する官能基を有しかつ置換基を有していてもよい重合体と、式(G):
【0027】
【化33】
Figure 0004669933
【0028】
(式中、R100'は水酸基を有しているアルキル基、水酸基を有しているアルケニル基、水酸基を有しているアルキニル基、水酸基を有しているアリール基もしくは水酸基を有しているアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表す)
の化合物とを、酸又は塩基の存在下に、反応させて式(H):
【0029】
【化34】
Figure 0004669933
【0030】
(式中、R100 は前記定義の通りであり、R105 は水酸基と結合可能な反応性の官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体残基を示す)
で表わされるスルホン誘導体を製造する方法が提供される。
【0031】
本発明に従えば、更にまた、式(I):
【0032】
【化35】
Figure 0004669933
【0033】
[式中、R101 は置換基を有していてもよい重合体残基を表し、R102 及びR103 は、それぞれ独立に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は置換基を有していてもよい)を表し、Yは水酸基と反応性の基であって、水素原子、ハロゲン原子、アルキルスルホニル基、アルケニルスルホニル基、アルキニルスルホニル基、アリールスルホニル基もしくはアラルキルスルホニル基を表す]で示される、重合体と前記式(G)の化合物とを、塩基の存在下に、反応させて、式(A):
【0034】
【化36】
Figure 0004669933
【0035】
(式中、R100 並びにR101 及びR102 及びR103 は前記定義の通りである)
のスルホン誘導体を製造する方法が提供される。
【0036】
本発明に従えば、更にまた、ビニルオキシ部位を有しかつ置換基を有していてもよい重合体と前記式(G)の化合物とを、酸の存在下に、反応させてクロロスルホニル基を有するスルホン誘導体を製造する方法が提供される。
【0037】
本発明に従えば、更にまた、式(J):
【0038】
【化37】
Figure 0004669933
【0039】
(式中、R104 は置換基を有していてもよいポリスチレン鎖を示し、nは0〜2の整数である)の重合体と前記式(G)の化合物とを、酸の存在下に、反応させて式(B):
【0040】
【化38】
Figure 0004669933
【0041】
(式中、R100 ,R104 及びnは前記定義の通りである)
のスルホン誘導体を製造する方法が提供される。
【0042】
本発明に従えば、更にまた、水酸基と結合可能な反応性を有する官能基を有し、かつ置換基を有していてもよい重合体と、式(K):
【0043】
【化39】
Figure 0004669933
【0044】
(式中、mは2〜20の整数である)
の化合物とを、酸又は塩基の存在下に、反応させて式(C):
【0045】
【化40】
Figure 0004669933
【0046】
(式中、R105 は水酸基と結合可能な反応性の官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体の残基を示し、mは2〜20の整数である)
で表わされるスルホン誘導体を製造する方法が提供される。
【0047】
本発明に従えば、更にまた、式(L):
【0048】
【化41】
Figure 0004669933
【0049】
(式中、R106 はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表す)
で表わされる化合物と、式(A):
【0050】
【化42】
Figure 0004669933
【0051】
(式中、R100 は酸素官能基を有しているアルキル基、酸素官能基を有しているアルケニル基、酸素官能基を有しているアルキニル基、酸素官能基を有しているアリール基もしくは酸素官能基を有しているアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、R101 は置換基を有していてもよい重合体残基を表し、R102 ,及びR103 は、それぞれ独立に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は置換基を有していてもよい)を表す)で示される重合体とを、塩基の存在下に、反応させて式(D):
【0052】
【化43】
Figure 0004669933
【0053】
(式中、R106 はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、R100 ,R101 ,R102 及びR103 は前記定義の通りである)
で示されるスルホン誘導体を製造する方法が提供される。
【0054】
本発明に従えば、更にまた、式(L):
【0055】
【化44】
Figure 0004669933
【0056】
(式中、R106 はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表す)
で表わされる化合物と、式(B):
【0057】
【化45】
Figure 0004669933
【0058】
(式中、R100 は酸素官能基を有しているアルキル基、酸素官能基を有しているアルケニル基、酸素官能基を有しているアルキニル基、酸素官能基を有しているアリール基もしくは酸素官能基を有しているアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、R104 は置換基を有していてもよいポリスチレン鎖を示し、nは0〜2の整数である)
の化合物とを、塩基の存在下に、反応させて式(E):
【0059】
【化46】
Figure 0004669933
【0060】
(式中、R100 ,R104 ,R106 及びnは前記定義の通りである)
で示されるスルホン誘導体を製造する方法が提供される。
【0061】
本発明に従えば、更にまた、式(L):
【0062】
【化47】
Figure 0004669933
【0063】
(式中、R106 はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表す)
で表わされる化合物と、式(C):
【0064】
【化48】
Figure 0004669933
【0065】
(式中、R105 は水酸基と結合可能な反応性の官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体の残基を示し、mは2〜20の整数である)で表わされる化合物とを、塩基の存在下に、反応させて式(F):
【0066】
【化49】
Figure 0004669933
【0067】
(式中、R105 ,R106 及びmは前記定義の通りである)
で表わされるスルホン誘導体を製造する方法が提供される。
【0068】
本発明に従えば、更にまた、式(N):
【0069】
【化50】
Figure 0004669933
【0070】
(式中、R107 ,R108 及びR109 は、それぞれ独立に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基、アルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アリールオキシ基もしくはアラルキルオキシ基(以上の基は置換基を有していてもよい)、または水素原子もしくは水酸基を表すか、またはR108 とR109 の2つの基によって置換基を有していてもよいアセタール体を形成してもよく、これらが一緒になって置換基を有していてもよいイリデン基を形成してもよく、X及びZは、それぞれ独立に、水素原子、水酸基または水酸基から導びかれるエーテル基、エステル基もしくはシリルオキシ基を表すか、又はX及びZが一緒になって酸素原子、ケタール基または保護されていてもよいシアンヒドリン基を表す)で示されるテトラヒドロインダン誘導体と、式(H):
【0071】
【化51】
Figure 0004669933
【0072】
(式中、R100 は酸素官能基を有しているアルキル基、酸素官能基を有しているアルケニル基、酸素官能基を有しているアルキニル基、酸素官能基を有しているアリール基もしくは酸素官能基を有しているアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、R105 は水酸基と結合可能な反応性の官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体の残基を示す)で表わされる化合物とを、塩基の存在下に、反応させて式(P):
【0073】
【化52】
Figure 0004669933
【0074】
(式中、R100 ,R105 ,R107 ,R108 ,R109 ,X及びZは前記定義の通りである)
で表わされるスルホン誘導体を製造する方法が提供される。
【0075】
【発明の実施の形態】
なお、上記「酸素官能基」としては、反応性の基と水酸基との反応残基で、具体的には酸素をあげることができる。
【0076】
上記一般式中の置換基が表すアルキル基としては、好ましくは炭素数1〜20のアルキル基で、直鎖状、分枝鎖状のいずれでもよく、たとえば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、1−メチルプロピル基、1−エチルエチル基、2−メチルプロピル基、n−ペンチル基、1−メチルブチル基、1,1−ジメチルプロピル基、1,2−ジメチルプロピル基、2,2−ジメチルプロピル基、1−エチルプロピル基、n−ヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、4−メチルペンチル基、1−エチルブチル基、2−エチルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基、3,3−ジメチルブチル基、1,1,2−トリメチルプロピル基、1,2,2−トリメチルプロピル基、1−エチル−1−メチルプロピル基、1−エチル−2−メチルプロピル基、n−ヘプチル基、1−メチルヘキシル基、2−メチルヘキシル基、3−メチルヘキシル基、4−メチルヘキシル基、5−メチルヘキシル基、1,1−ジメチルペンチル基、1,2−ジメチルペンチル基、1,3−ジメチルペンチル基、1,4−ジメチルペンチル基、2,2−ジメチルペンチル基、2,3−ジメチルペンチル基、2,4−ジメチルペンチル基、3,3−ジメチルペンチル基、3,4−ジメチルペンチル基、4,4−ジメチルペンチル基、1−エチルペンチル基、2−エチルペンチル基、3−エチルペンチル基、1,1,2−トリメチルブチル基、1,1,3−トリメチルブチル基、1,2,2−トリメチルブチル基、1,2,3−トリメチルブチル基、1,3,3−トリメチルブチル基、2,2,3−トリメチルブチル基、2,3,3−トリメチルブチル基、1−エチル−1−メチルブチル基、1−エチル−2−メチルブチル基、1−エチル−3−メチルブチル基、2−エチル−2−メチルブチル基、2−エチル−3−メチルブチル基、1−n−プロピルブチル基、1−(1−メチルエチル)ブチル基、1,1,2,2−テトラメチルプロピル基、1−エチル−1,2−ジメチルプロピル基、1−エチル−2,2−ジメチルプロピル基、1−(1−メチルエチル)−1−メチルプロピル基、1−(1−メチルエチル)−2−メチルプロピル基、n−オクチル基、1−メチルヘプチル基、2−メチルヘプチル基、3−メチルヘプチル基、4−メチルヘプチル基、5−メチルヘプチル基、6−メチルヘプチル基、1,1−ジメチルヘキシル基、1,2−ジメチルヘキシル基、1,3−ジメチルヘキシル基、1,4−ジメチルヘキシル基、1,5−ジメチルヘキシル基、2,2−ジメチルヘキシル基、2,3−ジメチルヘキシル基、2,4−ジメチルヘキシル基、2,5−ジメチルヘキシル基、3,3−ジメチルヘキシル基、3,4−ジメチルヘキシル基、3,5−ジメチルヘキシル基、4,4−ジメチルヘキシル基、4,5−ジメチルヘキシル基、5,5−ジメチルヘキシル基、1,1,2−トリメチルペンチル基、1,1,3−トリメチルペンチル基、1,1,4−トリメチルペンチル基、1,2,2−トリメチルペンチル基、1,2,3−トリメチルペンチル基、1,2,4−トリメチルペンチル基、2,2,3−トリメチルペンチル基、2,2,4−トリメチルペンチル基、3,3,4−トリメチルペンチル基、1−エチル−1−メチルペンチル基、1−エチル−2−メチルペンチル基、1−エチル−3−メチルペンチル基、1−エチル−4−メチルペンチル基、1−メチル−2−エチルペンチル基、1−メチル−3−エチルペンチル基、1−(n−プロピル)ペンチル基、2−(n−プロピル)ペンチル基、1−(1−メチルエチル)ペンチル基、2−(1−メチルエチル)ペンチル基、3−(1−メチルエチル)ペンチル基、1,1,2,2−テトラメチルブチル基、1,1,2,3−テトラメチルブチル基、1,1,3,3−テトラメチルブチル基、1,2,2,3−テトラメチルブチル基、1,2,3,3−テトラメチルブチル基、2,2,3,3−テトラメチルブチル基、1−エチル−1,2−ジメチルブチル基、1−エチル−1,3−ジメチルブチル基、1−エチル−2,3−ジメチルブチル基、1−エチル−3,3−ジメチルブチル基、1−メチル−1−(n−プロピル)ブチル基、2−メチル−1−(n−プロピル)ブチル基、3−メチル−1−(n−プロピル)ブチル基、1−メチル−1−(1−メチルエチル)ブチル基、2−メチル−1−(1−メチルエチル)ブチル基、3−メチル−1−(1−メチルエチル)ブチル基、1−(1,1−ジメチルエチル)ブチル基、2−(1,1−ジメチルエチル)ブチル基、1,2−ジメチル−1−(1−メチルエチル)プロピル基、2,2−ジメチル−1−(1−メチルエチル)プロピル基、1−エチル−1,2,2−トリメチルプロピル基などが挙げられる。
【0077】
上記アルキル基が有していてもよい置換基としては、反応を妨げない限りどのような置換基であってもよいが、たとえば、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、窒素原子、硫黄原子、水酸基、アルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アルキニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基が挙げられ、これらの基によって、アセタール体、チオアセタール体を形成してもよい。また上記アルキル基には、置換基を有していてもよい重合体残基で置換されていてもよいものが含まれる。
【0078】
上記一般式中の置換基が表すアルケニル基としては、好ましくは炭素数2〜20のアルケニル基で、直鎖状、分枝鎖状のいずれでもよく、たとえばビニル基、1−プロペン基、2−プロペン基、1−メチル−1−ビニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1−メチル−1−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、1−メチル−2−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、1−メチリデン−1−プロパン基、1−ペンテニル基、1−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、1−メチル−1−ブテニル基、1−メチル−2−ブテニル基、1−メチル−3−ブテニル基、1−メチリデンブチル基、2−メチル−1−ブテニル基、2−メチル−2−ブテニル基、2−メチル−3−ブテニル基、2−メチリデンブチル基、3−メチル−1−ブテニル基、3−メチル−2−ブテニル基、3−メチル−3−ブテニル基、1−エチル−1−プロペニル基、1−エチル−2−プロペニル基、1−ヘキセニル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基、4−ヘキセニル基、5−ヘキセニル基、1−メチル−1−ペンテニル基、1−メチル−2−ペンテニル基、1−メチル−3−ペンテニル基、1−メチル−4−ペンテニル基、1−メチリデンペンチル基、2−メチル−1−ペンテニル基、2−メチル−2−ペンテニル基、2−メチル−3−ペンテニル基、2−メチル−4−ペンテニル基、2−メチリデンペンチル基、3−メチル−1−ペンテニル基、3−メチル−2−ペンテニル基、3−メチル−3−ペンテニル基、3−メチル−4−ペンテニル基、3−メチリデンペンチル基、4−メチル−1−ペンテニル基、4−メチル−2−ペンテニル基、4−メチル−3−ペンテニル基、4−メチル−4−ペンテニル基、1−エチル−1−ブテニル基、1−エチル−2−ブテニル基、1−エチル−3−ブテニル基、2−エチル−1−ブテニル基、2−エチル−2−ブテニル基、2−エチル−3−ブテニル基、1−(1−メチルエチル)−1−プロペニル基、1−(1−メチルエチル)−2−プロペニル基、1−エチル−2−メチル−1−プロペニル基、1−エチル−2−メチル−2−プロペニル基、1−ヘプテニル基、2−ヘプテニル基、3−ヘプテニル基、4−ヘプテニル基、5−ヘプテニル基、7−ヘプテニル基、1−メチル−1−ヘキセニル基、1−メチル−2−ヘキセニル基、1−メチル−3−ヘキセニル基、1−メチル−4−ヘキセニル基、1−メチル−5−ヘキセニル基、1−メチリデンヘキシル基、2−メチル−1−ヘキセニル基、2−メチル−2−ヘキセニル基、2−メチル−3−ヘキセニル基、2−メチル−4−ヘキセニル基、2−メチル−5−ヘキセニル基、2−メチリデンヘキシル基、3−メチル−1−ヘキセニル基、3−メチル−2−ヘキセニル基、3−メチル−3−ヘキセニル基、3−メチル−4−ヘキセニル基、3−メチル−5−ヘキセニル基、3−メチリデンヘキシル基、4−メチル−1−ヘキセニル基、4−メチル−2−ヘキセニル基、4−メチル−3−ヘキセニル基、4−メチル−4−ヘキセニル基、4−メチル−5−ヘキセニル基、4−メチリデンヘキシル基、5−メチル−1−ヘキセニル基、5−メチル−2−ヘキセニル基、5−メチル−3−ヘキセニル基、5−メチル−4−ヘキセニル基、5−メチル−5−ヘキセニル基、1−エチル−1−ペンテニル基、1−エチル−2−ペンテニル基、1−エチル−3−ペンテニル基、1−エチル−4−ペンテニル基、2−エチル−1−ペンテニル基、2−エチル−2−ペンテニル基、2−エチル−3−ペンテニル基、2−エチル−4−ペンテニル基、3−エチル−1−ペンテニル基、3−エチル−2−ペンテニル基、3−エチル−3−ペンテニル基、3−エチル−4−ペンテニル基、1,1−ジメチル−2−ペンテニル基、1,1−ジメチル−3−ペンテニル基、1,1−ジメチル−4−ペンテニル基、2,2−ジメチル−3−ペンテニル基、2,2−ジメチル−4−ペンテニル基、3,3−ジメチル−1−ペンテニル基、3,3−ジメチル−4−ペンテニル基、4,4−ジメチル−1−ペンテニル基、4,4−ジメチル−2−ペンテニル基、1,2−ジメチル−1−ペンテニル基、1,2−ジメチル−2−ペンテニル基、1,2−ジメチル−3−ペンテニル基、1,2−ジメチル−4−ペンテニル基、1−メチリデン−2−メチルペンチル基、2−メチリデン−1−メチルペンチル基、1,3−ジメチル−1−ペンテニル基、1,3−ジメチル−2−ペンテニル基、1,3−ジメチル−3−ペンテニル基、1,3−ジメチル−4−ペンテニル基、1−メチリデン−3−メチルペンチル基、3−メチリデン−1−メチルペンチル基、1,4−ジメチル−1−ペンテニル基、1,4−ジメチル−2−ペンテニル基、1,4−ジメチル−3−ペンテニル基、1,4−ジメチル−4−ペンテニル基、1−メチリデン−4−メチルペンチル基、1,1,2−トリメチル−2−ブテニル基、1,1,2−トリメチル−3−ブテニル基、1,1−ジメチル−2−メチリデンブチル基、1,1,3−トリメチル−2−ブテニル基、1,1,3−トリメチル−3−ブテニル基、1,2,2−トリメチル−3−ブテニル基、2,2−ジメチル−1−メチリデンブチル基、1,2,3−トリメチル−1−ブテニル基、1,2,3−トリメチル−2−ブテニル基、1,2,3−トリメチル−3−ブテニル基、2,3−ジメチル−1−メチリデンブチル基、1,3−ジメチル−2−メチリデンブチル基、2,2,3−トリメチル−3−ブテニル基、2,3,3−トリメチル−1−ブテニル基、3,3−ジメチル−2−メチリデンブチル基、1−エチル−1−メチル−2−ブテニル基、1−エチル−1−メチル−3−ブテニル基、1−エチニル−1−メチルブチル基、1−エチル−2−メチル−1−ブテニル基、1−エチル−2−メチル−2−ブテニル基、1−エチル−2−メチル−3−ブテニル基、1−エチニル−2−メチルブチル基、1−エチリデン−2−メチルブチル基、1−エチル−3−メチル−1−ブテニル基、1−エチル−3−メチル−2−ブテニル基、1−エチル−3−メチル−3−ブテニル基、1−エチニル−3−メチルブチル基、1−エチリデン−3−メチルブチル基、1−エチル−3−メチル−1−ブテニル基、1−エチル−3−メチル−2−ブテニル基、1−エチル−3−メチル−3−ブテニル基、1−エチニル−3−メチルブチル基、1−エチリデン−3−メチルブチル基、1−メチル−2−エチル−1−ブテニル基、1−メチル−2−エチル−2−ブテニル基、1−メチル−2−エチル−3−ブテニル基、2−メチル−2−エチル−3−ブテニル基、1−(1−メチルエチル)−1−ブテニル基、1−(1−メチルエチル)−2−ブテニル基、1−(1−メチルエチル)−3−ブテニル基、1−(1−メチルエチリデン)ブチル基、1−(1−メチレンエチル)ブチル基、2−(1−メチルエチル)−1−ブテニル基、2−(1−メチルエチル)−2−ブテニル基、2−(1−メチルエチル)−3−ブテニル基、2−(1−メチルエチリデン)ブチル基、2−(1−メチレンエチル)ブチル基などが挙げられる。
【0079】
上記アルケニル基が有していてもよい置換基としては、反応を妨げない限りどのような置換基であってもよいが、たとえば、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、窒素原子、硫黄原子、水酸基、アルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アルキニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基が挙げられ、これらの基によって、アセタール体、チオアセタール体を形成してもよい。また上記アルケニル基には、置換基を有していてもよい重合体残基で置換されていてもよいものが含まれる。
【0080】
上記一般式中の置換基が表すアルキニル基としては、好ましくは炭素数2〜20のアルキニル基で、直鎖状、分枝鎖状のいずれでもよく、たとえばアセチレン基、1−プロピン基、2−プロピン基、1−ブチン基、2−ブチン基、3−ブチン基、1−ペンチン基、2−ペンチン基、3−ペンチン基、4−ペンチン基、3−メチル−1−プロピン基、2−エテニルプロパン基、1−ヘキチン基、2−ヘキチン基、3−ヘキチン基、4−ヘキチン基、5−ヘキチン基、3−メチル−1−ペンチン基、4−メチル−1−ペンチン基、3,3−ジメチル−1−ブチン基、4−メチル−2−ペンチン基、2−メチル−3−ペンチン基、1,1−ジメチル−3−ブチン基、1,1−ジメチル−4−ブチン基、1,2−ジメチル−4−ブチン基、2,2−ジメチル−4−ブチン基、2−エチル−3−ブチン基、3−エチル−3−ブチン基、2,2−ジメチル−4−ブチン基などが挙げられる。
【0081】
上記アルキニル基が有していてもよい置換基としては、反応を妨げない限りどのような置換基であってもよいが、たとえば、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、窒素原子、硫黄原子、水酸基、アルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アルキニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基が挙げられ、これらの基によって、アセタール体、チオアセタール体を形成してもよい。また上記アルキニル基には、置換基を有していてもよい重合体残基で置換されていてもよいものが含まれる。
【0082】
上記一般式中の置換基が表すアリール基としては、好ましくは炭素数6〜20のアリール基で、たとえばフェニル基、o−メチルフェニル基、m−メチルフェニル基、p−メチルフェニル基、ナフチル基などが挙げられる。
【0083】
上記アリール基が有していてもよい置換基としては、反応を妨げない限りどのような置換基であってもよいが、たとえば、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、窒素原子、硫黄原子、水酸基、アルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アルキニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基が挙げられ、これらの基によって、アセタール体、チオアセタール体を形成してもよい。また上記アリール基には、置換基を有していてもよい重合体残基で置換されていてもよいものが含まれる。
【0084】
上記一般式中の置換基が表すアラルキル基としては、好ましくは炭素数7〜20のアラルキル基で、たとえばベンジル基、o−メチルベンジル基、m−メチルベンジル基、p−メチルベンジル基、ナフチルメチレン基などが挙げられる。
【0085】
上記アラルキル基が有していてもよい置換基としては、反応を妨げない限りどのような置換基であってもよいが、たとえば、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、窒素原子、硫黄原子、水酸基、アルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アルキニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基が挙げられ、これらの基によって、アセタール体、チオアセタール体を形成してもよい。また上記アラルキル基には、置換基を有していてもよい重合体残基で置換されていてもよいものが含まれる。
【0086】
上記一般式中の置換基が表すアルキルオキシ基としては、たとえば、前記の置換基を有していてもよい重合体残基または置換基で置換されていてもよいアルキル基に酸素原子が結合したアルキルオキシ基が挙げられる。
【0087】
上記アルキルオキシ基が有していてもよい置換基としては、反応を妨げない限りどのような置換基であってもよいが、たとえば、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、窒素原子、硫黄原子、水酸基、アルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アルキニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基が挙げられ、これらの基によって、アセタール体、チオアセタール体を形成してもよい。また上記アルキルオキシ基には、置換基を有していてもよい重合体残基で置換されていてもよいものが含まれる。
【0088】
上記一般式中の置換基が表すアルケニルオキシ基としては、たとえば、前記の置換基を有していてもよい重合体残基または置換基で置換されてもよいアルケニル基に酸素原子が結合したアルケニルオキシ基が挙げられる。
【0089】
上記アルケニルオキシ基が有していてもよい置換基としては、反応を妨げない限りどのような置換基であってもよいが、たとえば、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、窒素原子、硫黄原子、水酸基、アルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アルキニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基が挙げられ、これらの基によって、アセタール体、チオアセタール体を形成してもよい。また上記アルケニルオキシ基には、置換基を有していてもよい重合体残基で置換されていてもよいものが含まれる。
【0090】
上記一般式中の置換基が表すアルキニルオキシ基としては、たとえば、前記の置換基を有していてもよい重合体残基または置換基で置換されていてもよいアルキニル基に酸素原子が結合したアルキニルオキシ基が挙げられる。
【0091】
上記アルキニルオキシ基が有していてもよい置換基としては、反応を妨げない限りどのような置換基であってもよいが、たとえば、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、窒素原子、硫黄原子、水酸基、アルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アルキニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基が挙げられ、これらの基によって、アセタール体、チオアセタール体を形成してもよい。また上記アルキニルオキシ基には、置換基を有していてもよい重合体残基で置換されていてもよいものが含まれる。
【0092】
上記一般式中の置換基が表すアリールオキシ基としては、たとえば、前記の置換基を有していてもよい重合体残基または置換基で置換されていてもよいアリール基に酸素原子が結合したアリールオキシ基が挙げられる。
【0093】
上記アリールオキシ基が有していてもよい置換基としては、反応を妨げない限りどのような置換基であってもよいが、たとえば、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、窒素原子、硫黄原子、水酸基、アルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アルキニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基が挙げられ、これらの基によって、アセタール体、チオアセタール体を形成してもよい。また上記アリールオキシ基には、置換基を有していてもよい重合体残基で置換されていてもよいものが含まれる。
【0094】
上記一般式中の置換基が表すアラルキルオキシ基としては、たとえば、前記の置換基を有していてもよい重合体残基または置換基を有していてもよいアラルキル基に酸素原子が結合したアラルキルオキシ基が挙げられる。
【0095】
上記アラルキルオキシ基が有していてもよい置換基としては、反応を妨げない限りどのような置換基であってもよいが、たとえば、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、窒素原子、硫黄原子、水酸基、アルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アルキニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基が挙げられ、これらの基によって、アセタール体、チオアセタール体を形成してもよい。また上記アラルキルオキシ基には、置換基を有していてもよい重合体残基で置換されていてもよいものが含まれる。
【0096】
上記一般式中の置換基を有してもよいアセタール体としては、アルキル部分の炭素数がそれぞれ、同一または異なって、直鎖状、分枝鎖状のいずれでもよいアルキルであるアルキルオキシ基を有する鎖状アセタール、たとえばジメチルアセタール、ジエチルアセタール、ジn−プロピルアセタール、ジイソプロピルアセタール、エチルメチルアセタールなどの鎖状アセタール;環を形成するアルキルオキシ部のアルキル部分が直鎖状、分枝鎖状のいずれでもよいアルキルである環状アセタール、例えば、エチレンアセタール、プロピレンアセタール、トリメチレンアセタール、1−メチルトリメチレンアセタール、2−メチルトリメチレンアセタール、1,1−ジメチルトリメチレンアセタール、1,2−ジメチルトリメチレンアセタール、1,3−ジメチルトリメチレンアセタール、2,2−ジメチルトリメチレンアセタールなどの環状アセタールが挙げられる。
【0097】
上記アセタール体が有していてもよい置換基としては、反応を妨げない限りどのような置換基であってもよいが、たとえば、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、窒素原子、硫黄原子、水酸基、アルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アルキニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基が挙げられ、これらの基によって、アセタール体、チオアセタール体を形成してもよい。また上記アセタール体には、置換基を有していてもよい重合体残基で置換されていてもよいものが含まれる。
【0098】
上記一般式中の置換基を有してもよいイリデン基は、二重結合を有するものおよび環構造を形成するものを含む。二重結合を有するものについては、直鎖状、分枝鎖状のいずれでもよい。たとえばメチリデン基、エチリデン基、プロピリデン基、1−メチルエチリデン基、1−メチルプロピリデン基、2−メチルプロピリデン基、1,1−ジメチルプロピリデン基、1,2−ジメチルプロピリデン基、1,3−ジメチルプロピリデン基、2,2−ジメチルプロピリデン基などが挙げられる。
【0099】
上記イリデン基が有していてもよい置換基としては、反応を妨げない限りどのような置換基であってもよいが、たとえば、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、窒素原子、硫黄原子、水酸基、アルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アルキニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基が挙げられ、これらの基によって、アセタール体、チオアセタール体を形成してもよい。また上記イリデン基には置換基を有していてもよい重合体残基で置換されていてもよいものが含まれる。
【0100】
上記一般式のうちの置換基X及びZが示す基のうち、エーテル基としてはメトキシメチルオキシ基、エトキシエチルオキシ基、テトラヒドロピラニルオキシ基、アリルオキシ基、ベンジルオキシ基などをあげることができ、エステル基としてはアセチルオキシ基、ピバロイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基、メトキシカルボニルオキシ基、クロロアセチルオキシ基などをあげることができ、そしてシリルオキシ基としてはトリメチルシリルオキシ基、トリエチルシリルオキシ基、tert−ブチルジメチルシリルオキシ基、トリイソプロピルオキシ基、ジフェニルメチルシリルオキシ基などをあげることができる。またX及びZが一緒になって表すことのできるケタール基としては、ジメチルアセタール基、ジエチルアセタール基、ジベンジルアセタール基、1,3−ジオキソラン基、1,3−ジオキサン基などをあげることができ、保護されていてもよいシアンヒドリンの保護基としては、メトキシメチル基、エトキシエチル基、tert−ブチルジメチルシリル基、アセチル基、ベンゾイル基などをあげることができる。
【0101】
上記一般式中の置換基中に含まれる置換基を有していてもよい重合体残基の重合体としては、たとえばエチレン、プロピレン、スチレン、スチレン誘導体(例えばα−メチルスチレン)、メタクリレート類(例えばメタクリル酸メチル)、アクリレート類(例えばアクリル酸エステル)、アクリロニトリル、ビニルエステル類(例えば酢酸ビニル)、ビニルエーテル類(例えばメチルビニルエーテル)、ブタジエン、イソプレン、イソブテン、エチレングリコール、プロピレングリコール、エチレンオキシド、プロピレンオキシドなどの重合性モノマーの各種の重合体(単独重合体、2種以上のモノマーからなるランダムコポリマー、ブロックポリマー、グラフトポリマーなど)が挙げられる。
【0102】
また、前記重合体として、反応を妨げなければ、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,4−ブテンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、1,4−ヘキサンジオール、1,5−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、カテコール、1,4−ジベンゼンメタノールなどのポリオール類とマロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、テレフタル酸などのポリカルボン酸とのポリエステル類(交互共重合、2種以上のポリオールまたはポリカルボン酸からなるランダムブロックコポリマー、ブロックポリマーなど)が挙げられる。
【0103】
さらに、上記ポリオールの代わりに、反応を妨げなければ、エチレンジアミン、1,2−プロパンジアミン、1,3−プロパンジアミン、1,2−ブタンジアミン、1,3−ブタンジアミン、1,6−ヘキサメチレンジアミン、1,9−ノナンジアミン、ジアミノベンゼンなどのポリアミン類と上記ポリカルボン酸とのポリアミド類(重縮合、2種以上のポリアミンまたはポリカルボン酸からなるランダムブロックコポリマー、ブロックポリマーなど)が挙げられる。
【0104】
好ましい重合体としては、エチレン、プロピレン、スチレン、スチレン誘導体の各種の重合体が挙げられる。
【0105】
本発明において、置換基を有していてもよい重合体残基、置換基を有していてもよいポリスチレン鎖の置換基としては、反応を妨げない限りどのような置換基であってもよいが、たとえば、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、窒素原子、硫黄原子、水酸基、アルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アルキニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基が挙げられ、これらの基によって、アセタール体、チオアセタール体を形成してもよい。
【0106】
これらアルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アルキニルチオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基、アセタール体、チオアセタール体に関するアルキル部分、アルケニル部分、アルキニル部分、アリール部分、アラルキル部分、アセタール部分は、どのようなアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基でもよいが、たとえば上記に示したR100 等で示したアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基、アセタール体があげられる。
【0107】
これら置換基には、環構造が含まれていてもよく、そのような環構造としてはたとえばシクロプロパン環、シクロブタン環、シクロペンタン環、シクロヘキサン環、シクロヘプタン環、シクロオクタン環などの飽和シクロアルカン環;シクロブテン環、シクロペンテン環、シクロヘキセン環、シクロヘプテン環、シクロオクテン環などのシクロアルケン環;フェニル基などのアリール基;ベンジル基などのアラルキル基などが挙げられ、これら環上の水素原子が上記置換基で置換されていてもよく、置換基としてはたとえば前記で示したアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基、アルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基が挙げられ、これらの基によってアセタール体を形成してもよい。
【0108】
本発明において、置換基を有していてもよい重合体残基における重合体残基の分子量は、通常は数平均分子量で500〜5000000の範囲であり、好ましくは500〜1000000の範囲である。置換基を有していてもよいポリスチレン鎖の分子量は500〜5000000程度であり、好ましくは500〜1000000の範囲である。
【0109】
本発明において、置換基を有していてもよい重合体残基とは、重合体の末端あるいは側鎖に単数または複数存在する反応性の官能基が反応した結果、反応相手側に残った基をいう。当該官能基としては、インダン誘導体をはじめとした有機化合物と重合体が化学的に結合できればいかなる結合様式が構成可能である官能基であってもよく、結合様式としては、例えば、炭素−炭素一重結合、炭素−炭素二重結合、炭素−炭素三重結合、エーテル結合、チオエーテル結合、シリルオキシ結合、エステル結合、アミド結合、スルホニルオキシ結合などが挙げられ、これら結合が2種以上組み合わされていてもよく、官能基としては、エーテル基、チオエーテル基、シリルオキシ基、オキシカルボニル基、ジオキシカルボニル基、アミド基、スルホニルオキシ基などが挙げられる。
【0110】
上記の重合体残基の残基とインダン誘導体をはじめとした有機化合物が形成する結合がシリルオキシ結合の場合、シリルオキシ結合を構成するケイ素原子上の置換基はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基に置換されていてもよく、これらシリル基上の置換基が表すアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基としては、たとえばR100 の表すアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基が挙げられる。
【0111】
水酸基と結合可能な反応性を有する官能基を有しかつ置換基を有していてもよい重合体としては、たとえば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン;ジアルキルシリルクロリド、ジアルキルシリルブロミド、ジアルキルシリルアイオダイド、ジアルケニルシリルクロリド、ジアルケニルシリルブロミド、ジアルケニルシリルアイオダイド、ジアルキニルシリルクロリド、ジアルキニルシリルブロミド、ジアルキニルシリルアイオダイド、ジアリールクロリド、ジアリールブロミド、ジアリールアイオダイド、ジアラルキルクロリド、ジアラルキルブロミド、ジアラルキルアイオダイドなどのハロゲノシリル基;ジアルキルシリルヒドリド、ジアルケニルシリルヒドリド、ジアルキニルシリルヒドリド、ジアリールシリルヒドリド、ジアラルキルシリルヒドリドなどのヒドロシリル基;アルキルスルホニロシリル基、アルケニルスルホニロシリル基、アルキニルスルホニロシリル基、アリールスルホニロシリル基、アラルキルスルホニロシリル基などのスルホニロシリル基;アルキルスルホニル基、アルケニルスルホニル基、アルキニルスルホニル基、アリールスルホニル基、アラルキルスルホニル基、カルボキシル基、アミド基を有する重合体、また置換基を有していてもよいテトラヒドロピラニル基、ジヒドロフラニル基、エトキシビニル基などのビニルエーテルを有する重合体が挙げられる。かかるハロゲノシリル基、ヒドロシリル基、スルホニロシリル基、アルキルスルホニル基、アルケニルスルホニル基、アルキニルスルホニル基、アリールスルホニル基、アラルキルスルホニル基の有するアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基は、たとえばR100 等の表すアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基が挙げられ、これらの基は置換基を有していてもよい。
【0112】
一般式(N)及び(P)で示されるインダン誘導体は幾何異性体を有し、本発明においてはそれらも全て含むものとする。
【0113】
Yにおけるハロゲン原子としては、たとえばフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
【0114】
Yにおけるアルキルスルホニル基、アルケニルスルホニル基、アルキニルスルホニル基、アリールスルホニル基、アラルキルスルホニル基としては、たとえば、上記記載のR100 等の表すアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基で構成されるスルホニル基が挙げられる。
【0115】
100 及びR106 の有する官能基としては、反応を妨げなければいかなる結合様式が可能な官能基であってもよく、結合様式としては、たとえば炭素−炭素一重結合、炭素−炭素二重結合、炭素−炭素三重結合、エーテル結合、チオエーテル結合、シリルオキシ結合、エステル結合、アミド結合、種々のアミノ酸によるペプチド結合、スルホニルオキシ結合などが挙げられ、これらの結合が2種以上組み合わされていてもよく、官能基としては、エーテル基、チオエーテル基、シリルオキシ基、オキシカルボニル基、ジオキシカルボニル基、アミド基、ペプチド基、スルホニルオキシ基などが挙げられる。
【0116】
重合体残基を有するスルホニルクロリド(A)、(B)、(C)、(H)、ビニルオキシ部位を有しかつ置換基を有していてもよい重合体と前記式(G)の化合物とを、酸の存在下に反応させて製造されるスルホニルクロリドの製造方法を以下に説明する。
【0117】
重合体残基を有するスルホニルクロリド(A)、(C)、(H)の製造方法はいかなる方法でもよいが、それぞれたとえば水酸基と結合可能な反応性を有する官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体と水酸基を有するスルホニルクロリド(G)、シリル基を有する重合体(I)と水酸基を有するスルホニルクロリド(G)、水酸基と結合可能な反応性を有する官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体と水酸基を有するスルホニルクロリド(K)を塩基存在下で反応させる方法を説明する。
【0118】
塩基としては反応が進行し、クロロスルホニル基を損なうなどの悪影響を与えなければどのような塩基でもよい。たとえば、メチルリチウム、エチルリチウム、n−プロピルリチウム、イソプロピルリチウム、n−ブチルリチウムなどのアルキルリチウム;フェニルリチウムなどのアリールリチウム;リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、ナトリウムジイソプロピルアミド、カリウムジイソプロピルアミド、リチウムジシクロヘキシルアミド、ナトリウムジシクロヘキシルアミド、カリウムジシクロヘキシルアミド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド、カリウムビス(トリメチルシリル)アミドなどの金属アミド;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムなどの金属水素化物;リチウムメトキシド、リチウムエトキシド、リチウムn−プロピルオキシド、リチウムiso−プロピルオキシド、リチウムn−ブトキシド、リチウム2−ブトキシド、リチウムtert−ブトキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムn−プロピルオキシド、ナトリウムiso−プロピルオキシド、ナトリウムn−ブトキシド、ナトリウム2−ブトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウムn−プロピルオキシド、カリウムiso−プロピルオキシド、カリウムn−ブトキシド、カリウム2−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシドなどの金属アルコキシド;トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジエチルアニリン、N,N−ジメチルアニリン、1.8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセンなどのアミン化合物などがあげられる。
【0119】
塩基の使用量は、水酸基を有するスルホニルクロリド(G)あるいは(K)に対し、1モル当量以上が好ましく、1〜10モル当量の範囲がより好ましい。
【0120】
水酸基と結合可能な反応性を有する官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体あるいはシリル基を有する重合体(I)の使用量は、水酸基を有するスルホニルクロリド(G)あるいは(K)に対し、0.001モル当量以上が好ましく、0.01〜10モル当量の範囲がより好ましい。
【0121】
反応は通常、反応に悪影響を与えない溶媒中で行われる。溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジメトキシエタンなどのエーテル系溶媒;トルエン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、石油エーテルなどの炭化水素系溶媒;塩化メチレン、ジクロロエタン、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼンなどの含ハロゲン炭化水素系溶媒;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド系溶媒;メタノール、エタノール、イソプロパノールなどのアルコール系溶媒;水またはこれらの混合溶媒などが使用される。溶媒の使用量は、水酸基を有するスルホニルクロリド(G)又は(K)に対し、通常1〜200倍重量の範囲が好ましい。
【0122】
反応は通常、不活性ガス雰囲気下、水酸基と結合可能な反応性を有する官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体あるいはシリル基を有する重合体(I)に、上記溶媒に塩基または上記溶媒に溶解した塩基と水酸基を有するスルホニルクロリド(G)あるいは(K)を混合した溶液を添加するか、上記溶媒に塩基または上記溶媒に溶解した塩基と水酸基を有するスルホニルクロリド(G)あるいは(K)を混合した溶液に、水酸基と結合可能な反応性を有する官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体あるいはシリル基を有する重合体(I)を添加することにより行う。
【0123】
反応温度は、−100℃〜200℃を超えない範囲が好ましく、−40℃〜200℃の範囲がより好ましい。
【0124】
水酸基を有するスルホニルクロリド(G)あるいは(K)の製造方法はいかなる方法でもよいが、たとえば4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸メチルと9−テトラヒドロピラニルオキシノナノールとの光延反応、続くスルホン酸エステルの加水分解、クロロ化、テトラヒドロピラニル基の脱保護により製造される。
【0125】
このようにして得られた重合体残基を有するスルホニルクロリド(A)または(C)または(H)は、たとえばジエチルエーテル、酢酸エチル、塩化メチレンなどの有機溶媒で洗浄濾過することで、未反応の水酸基を有するスルホニルクロリド(G)あるいは(K)を有機溶媒中に回収することができると同時に濾別して得ることができる。また、濾別物として得られた重合体残基を有するスルホニルクロリド(A)または(C)または(H)に対し、希塩酸、塩化アンモニウム水で洗浄することにより塩基性物質を除去することができる。その後、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジエチルエーテル、酢酸エチル、塩化メチレン、メタノールなどの有機溶媒、または任意の有機溶媒や水との混合液により洗浄、乾燥できる。
【0126】
重合体残基を有するスルホニルクロリド(B)、(C)、(H)、ビニルオキシ部位を有しかつ置換基を有していてもよい重合体と前記式(G)の化合物とを、酸の存在下に反応させて製造されるスルホニルクロリドの製造方法はいかなる方法でもよいが、それぞれたとえば水酸基と結合可能な反応性を有する官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体と水酸基を有するスルホニルクロリド(G)、ビニルオキシ部位を有する置換基を有してもよい重合体残基と水酸基を有するスルホニルクロリド(G)、環状ビニルオキシ部位を有する置換基を有してもよい重合体残基(J)と水酸基を有するスルホニルクロリド(G)、水酸基と結合可能な反応性を有する官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体と水酸基を有するスルホニルクロリド(K)を酸存在下で反応させる方法を説明する。
【0127】
酸としては、クロロスルホニル基を損なうことがなければどのような酸でもよい。たとえば、フッ化水素、塩化水素、臭化水素、ヨウ化水素などのハロゲン化水素;(+)−10−カンファースルホン酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などのスルホン酸;硫酸;硫酸モノナトリウム塩などの硫酸塩;ピリジニウムp−トルエンスルホン酸などのスルホニウム塩;リン酸;リン酸一ナトリウム塩などのリン酸塩;過塩素酸などの過ハロゲン化水素酸;塩素酸などのハロゲン化水素酸;次亜塩素酸などの次亜ハロゲン化水素酸;酸性イオン交換樹脂;K−10クレイなどの固体酸;トリフルオロ酢酸などの有機酸;酸化アルミニウム、塩化アルミニウム、リン酸化アルミニウム、塩化銅、臭化銅、トリメチルシリルアイオダイドなどのルイス酸;2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン、セリックアンモニウムナイトラートなどが挙げられる。
【0128】
酸の使用量は、水酸基を有するスルホニルクロリド(G)あるいは(K)に対し、0.0001モル当量以上が好ましく、0.001〜10モル当量の範囲がより好ましい。
【0129】
水酸基と結合可能な反応性を有する官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体あるいはビニルオキシ部位を有する置換基を有してもよい重合体残基あるいは環状ビニルオキシ部位を有する置換基を有してもよい重合体残基(J)の使用量は、水酸基を有するスルホニルクロリド(G)あるいは(K)に対し、0.001モル当量以上が好ましく、0.01〜10モル当量の範囲がより好ましい。
【0130】
反応は通常、反応に悪影響を与えない溶媒中で行われる。溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジメトキシエタンなどのエーテル系溶媒;トルエン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、石油エーテルなどの炭化水素系溶媒;塩化メチレン、ジクロロエタン、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼンなどの含ハロゲン炭化水素系溶媒;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド系溶媒;メタノール、エタノール、イソプロパノールなどのアルコール系溶媒;水またはこれらの混合溶媒などが使用される。溶媒の使用量は、水酸基を有するスルホニルクロリド(G)又は(K)に対し、通常1〜200倍重量の範囲が好ましい。
【0131】
反応は通常、不活性ガス雰囲気下、水酸基と結合可能な反応性を有する官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体あるいはビニルオキシ部位を有する置換基を有してもよい重合体残基あるいは環状ビニルオキシ部位を有する置換基を有してもよい重合体残基(J)に、上記溶媒に酸または上記溶媒に溶解した酸と水酸基を有するスルホニルクロリド(G)あるいは(K)を混合した溶液を添加するか、上記溶媒に酸または上記溶媒に溶解した酸と水酸基を有するスルホニルクロリド(G)あるいは(K)を混合した溶液に、水酸基と結合可能な反応性を有する官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体あるいはビニルオキシ部位を有する置換基を有してもよい重合体残基あるいは環状ビニルオキシ部位を有する置換基を有してもよい重合体残基(J)を添加することにより行う。
【0132】
反応温度は、−100℃〜200℃を超えない範囲が好ましく、−40℃〜200℃の範囲がより好ましい。
【0133】
このようにして得られた重合体残基を有するスルホニルクロリド(B)、(C)、(H)またはビニルオキシ部位を有しかつ置換基を有していてもよい重合体と前記式(G)の化合物とを、酸の存在下に反応させて製造されるスルホニルクロリドは、たとえばジエチルエーテル、酢酸エチル、塩化メチレンなどの有機溶媒で洗浄濾過することで、未反応の水酸基を有するスルホニルクロリド(G)あるいは(K)を有機溶媒中に回収することができると同時に濾別して得ることができる。また、濾別物として得られた重合体残基を有するスルホニルクロリド(B)、(C)、(H)またはビニルオキシ部位を有しかつ置換基を有していてもよい重合体と前記式(G)の化合物とを、酸の存在下に反応させて製造されるスルホニルクロリドに対し、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジンなどのアミン化合物またはそれと有機溶媒との混合物、または重曹粉末などの無機塩基の水溶液もしくはそれと有機溶媒との混合物で洗浄することにより酸性物質を除去することができる。その後、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジエチルエーテル、酢酸エチル、塩化メチレン、メタノールなどの有機溶媒、または任意の有機溶媒や水との混合液により洗浄、乾燥できる。
【0134】
重合体残基を有するスルホン誘導体(D)、(E)、(F)、(P)の製造方法を以下に説明する。
【0135】
重合体残基を有するスルホン誘導体(D)、(E)、(F)、(P)の製造方法はいかなる方法でもよいが、それぞれたとえば水酸基を有する化合物(L)と重合体残基を有するスルホニルクロリド(A)、水酸基を有する化合物(L)と重合体残基を有するスルホニルクロリド(B)、水酸基を有する化合物(L)と重合体残基を有するスルホニルクロリド(C)、水酸基を有するインダン誘導体(N)と重合体残基を有するスルホニルクロリド(H)を塩基存在下で反応させる方法を説明する。
【0136】
塩基としては反応が進行し、水酸基を有する化合物(L)もしくは水酸基を有するインダン誘導体(N)の損傷、重合体残基から担持基質の欠落などの悪影響を与えなければどのような塩基でもよい。たとえば、メチルリチウム、エチルリチウム、n−プロピルリチウム、イソプロピルリチウム、n−ブチルリチウムなどのアルキルリチウム;フェニルリチウムなどのアリールリチウム;リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、ナトリウムジイソプロピルアミド、カリウムジイソプロピルアミド、リチウムジシクロヘキシルアミド、ナトリウムジシクロヘキシルアミド、カリウムジシクロヘキシルアミド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド、カリウムビス(トリメチルシリル)アミドなどの金属アミド;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムなどの金属水素化物;リチウムメトキシド、リチウムエトキシド、リチウムn−プロピルオキシド、リチウムiso−プロピルオキシド、リチウムn−ブトキシド、リチウム2−ブトキシド、リチウムtert−ブトキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムn−プロピルオキシド、ナトリウムiso−プロピルオキシド、ナトリウムn−ブトキシド、ナトリウム2−ブトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウムn−プロピルオキシド、カリウムiso−プロピルオキシド、カリウムn−ブトキシド、カリウム2−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシドなどの金属アルコキシド;トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジエチルアニリン、N,N−ジメチルアニリン、1.8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセンなどのアミン化合物などがあげられる。
【0137】
塩基の使用量は、重合体残基を有するスルホニルクロリド(A)、(B)、(C)あるいは(H)に対し、1モル当量以上が好ましく、1〜10モル当量の範囲がより好ましい。
【0138】
重合体残基を有するスルホニルクロリド(A)、(B)、(C)あるいは(H)の使用量は、水酸基を有する有機物(L)もしくは水酸基を有するインダン誘導体(N)に対し、0.001モル当量以上が好ましく、0.01〜10モル当量の範囲がより好ましい。
【0139】
反応は通常、反応に悪影響を与えない溶媒中で行われる。溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジメトキシエタンなどのエーテル系溶媒;トルエン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、石油エーテルなどの炭化水素系溶媒;塩化メチレン、ジクロロエタン、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼンなどの含ハロゲン炭化水素系溶媒;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド系溶媒;メタノール、エタノール、イソプロパノールなどのアルコール系溶媒;水またはこれらの混合溶媒などが使用される。溶媒の使用量は、水酸基を有する化合物(L)又は水酸基を有するインダン誘導体(N)に対し、通常1〜200倍重量の範囲が好ましい。
【0140】
反応は通常、不活性ガス雰囲気下、重合体残基を有するスルホニルクロリド(A)、(B)、(C)あるいは(H)に、上記溶媒に塩基または上記溶媒に溶解した塩基と水酸基を有する化合物(L)もしくは水酸基を有するインダン誘導体(N)を混合した溶液を添加するか、上記溶媒に塩基または上記溶媒に溶解した塩基と水酸基を有する化合物(L)もしくは水酸基を有するインダン誘導体(N)を混合した溶液に、重合体残基を有するスルホニルクロリド(A)、(B)、(C)あるいは(H)を添加することにより行う。
【0141】
反応温度は、−100℃〜200℃を超えない範囲が好ましく、−40℃〜200℃の範囲がより好ましい。
【0142】
水酸基を有するインダン誘導体(N)の製造方法はいかなる方法でもよいが、たとえば文献Doi, T.; Hijikuro, I.; Takahashi, T. J. Am. Chem. Soc. 1999, 121, 6749.に従い合成した[1R−[1α(S*),3aβ,7aα]]−オクタヒドロ−1−[2−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−1−メチルエチル]−7a−メチル−4H−インデン−4−オン、もしくは文献Posner, G. H.; Lee, J. K.; White, M. C.; Hutchings, R. H.; Dai, H.; Kachinski, J. L.; Dolan, P.; Kensler, T. W. J. Org. Chem. 1997, 62, 3299.に従い合成した(S)−2−[(1R,3aR,4S,7aR)−オクタヒドロ−4−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]プロパナールを出発原料として本特許に記載の方法または、これに準ずる方法によって製造される。
【0143】
このようにして得られた重合体残基を有するスルホン誘導体(D)、(E)、(F)または(P)は、たとえばジエチルエーテル、酢酸エチル、塩化メチレンなどの有機溶媒で洗浄濾過することで、未反応の水酸基を有する化合物(L)もしくは水酸基を有するインダン誘導体(N)を有機溶媒中に回収することができると同時に濾別して得ることができる。また、濾別物として得られた重合体残基を有するスルホン誘導体(D)、(E)、(F)または(P)に対し、希塩酸、塩化アンモニウム水で洗浄することにより塩基性物質を除去することができる。
その後、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジエチルエーテル、酢酸エチル、塩化メチレン、メタノールなどの有機溶媒、または任意の有機溶媒や水との混合液により洗浄、乾燥できる。
【0144】
【実施例】
以下、実施例に基づいて本発明を更に詳しく説明するが、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するものでないことはいうまでもない。
【0145】
実施例1
メチル 4−(9−テトラヒドロピラニルオキシノナン−1−オキシ)ベンゼンスルホネートの合成
9−テトラヒドロピラニルオキシ−1−ノナノール(1.65g、6.14mmol)、メチル 4−ヒドロキシベンゼンスルホネート(1.39g、7.37mmol)、トリフェニルホスフィン(1.93g、7.37mmol)及びトリエチルアミン(1.03mL、7.37mmol)の乾燥テトラヒドロフラン(50mL)溶液に、0℃でアルゴン雰囲気下、アゾジカルボン酸ジエチル(40%トルエン溶液、3.21mL、7.37mmol)を滴下した。この反応溶液を同一温度で30分間撹拌した後、2,3滴の水を添加した。この混合物を減圧下濃縮し、残さを10%酢酸エチル−ヘキサンでシリカゲルカラムクロマトグラフ精製して、無色液体としてメチル 4−(9−テトラヒドロピラニルオキシノナン−1−オキシ)ベンゼンスルホネート(2.08g、収率82%)を得た。
【0146】
1H NMR (270 MHz, CDCl3) δ 7.81 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 6.98 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 4.56 (m, 1H), 4.01 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 3.86 (m, 1H), 3.74 (m, 1H), 3.71 (s, 3H), 3.48 (m, 1H), 3.37 (dt, J = 6.6, 9.6 Hz, 1H), 1.3〜1.9 (m, 20H);
13C NMR (67.8 MHz, CDCl3) δ 163.5, 130.3, 126.2, 114.9, 98.9, 68.6, 67.7, 62.5, 56.0, 30.8, 29.8, 29.5, 29.4, 29.3, 29.0, 26.2, 25.9, 25.5, 19.8;
IR (neat) 2870, 1579, 1483, 1452, 1351, 1251, 1160, 992, 762, 580 cm-1;
HRMS (ESI-TOF) (C21H34O6Sna) 、計算値437.1974 (M+Na) 、実測値437.1961
【0147】
実施例2
4−(9−テトラヒドロピラニルオキシノナン−1−オキシ)ベンゼンスルホニルクロリドの合成
メチル 4−(9−テトラヒドロピラニルオキシノナン−1−オキシ)ベンゼンスルホネート(20.25g、48.85mmol)のアセトン(280mL)溶液に室温でリチウムクロリド(4.14g、97.7mmol)を添加した。反応溶液を55℃で1.5時間撹拌した後、生成した白色沈殿を濾取した。濾液を濃縮しエーテルで希釈して、再度沈殿を得、濾取した。両方の沈殿物を真空乾燥し粗リチウム 4−(9−テトラヒドロピラニルオキシノナン−1−オキシ)ベンゼンスルホネート(21.0g)を白色固体として得た。
上記粗リチウム 4−(9−テトラヒドロピラニルオキシノナン−1−オキシ)ベンゼンスルホネート(21.0g)のジメチルホルムアミド(280mL)溶液に、0℃で五塩化リン(15.3g、73.3mmol)を添加した。この反応溶液を室温で15分間撹拌した後、氷水を添加した。この混合物をエーテルで抽出し、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過後減圧下濃縮した。濃縮物を7%酢酸エチル−ヘキサンでシリカゲルカラムクロマトグラフ精製して、白色固体として4−(9−テトラヒドロピラニルオキシノナン−1−オキシ)ベンゼンスルホニルクロリド(6.43g、収率31%)を得た。
また、この精製の際、33%酢酸エチル−ヘキサンで4−(9−ヒドロキシノナン−1−オキシ)ベンゼンスルホニルクロリド(5.35g、収率31%)を白色固体として得、これを乾燥塩化メチレン溶媒(50mL)中、0.01当量の(+)−10−ショウノウスルホン酸(37mg)存在下、1.1当量のジヒドロピラン(1.6mL、18mmol)を用い室温で30分間撹拌することで、4−(9−テトラヒドロピラニルオキシノナン−1−オキシ)ベンゼンスルホニルクロリド(6.57g、収率98%)に転化させた。
【0148】
mp 46〜48℃;
1H NMR (270 MHz, CDCl3) δ 7.95 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 7.02 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 4.57 (m, 1H), 4.05 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 3.87 (m, 1H), 3.74 (dt, J = 6.8, 9.6 Hz, 1H), 3.49 (m, 1H), 3.38 (dt, J = 6.6, 9.6 Hz, 1H), 1.3〜1.9 (m, 20H);
13C NMR (67.8 MHz, CDCl3) δ 164.6, 135.9, 129.6, 115.1, 99.0, 69.0, 67.7, 62.5, 30.9, 29.8, 29.5, 29.4, 29.3, 28.9, 26.3, 25.9, 25.6, 19.8;
IR (KBr) 2874, 1703, 1573, 1480, 1455, 1362, 1259, 1159, 1020, 574 cm- 1;
HRMS (ESI-TOF) (C20H32ClO5S) 、計算値419.1659 (M+H) 、実測値419.1651
【0149】
実施例3
4−(9−ヒドロキシノナン−1−オキシ)ベンゼンスルホニルクロリドの合成
4−(9−テトラヒドロピラニルオキシノナン−1−オキシ)ベンゼンスルホニルクロリド(1.00g、2.30mmol)のエタノール(12mL)とテトラヒドロフラン(5mL)溶液に、室温で(+)−10−ショウノウスルホン酸(0.16g、0.69mmol)を添加し、混合液を2時間撹拌した。0℃で飽和重曹水を加えた後、水層をエーテルで抽出し、抽出液を、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下濃縮して得た残渣を15%酢酸エチル−ヘキサンでシリカゲルカラムクロマトグラフ精製し、無色液体として4−(9−ヒドロキシノナン−1−オキシ)ベンゼンスルホニルクロリド(652mg、81%)で得た。
【0150】
1H NMR (270 MHz, CDCl3) δ 7.95 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 7.02 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 4.05 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 3.63 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 1.81 (m, 2H), 1.3〜1.8 (m, 12H);
13C NMR (67.8 MHz, CDCl3) δ 164.6, 135.8, 129.6, 115.1, 69.0, 63.0, 32.8, 29.5, 29.4, 29.2, 28.9, 25.9, 25.8;
IR (neat) 3352, 2931, 1592, 1577, 1495, 1375, 1268, 1168, 1085, 834, 789, 575 cm-1;
HRMS (ESI-TOF) (C15H23ClO4Sna) 、計算値357.0903 (M+Na) 、実測値357.0886
【0151】
実施例4
4−[9−[(4−ポリスチリルブチル)ジエチルシリルオキシ]ノナン−1−オキシ]ベンゼンスルホニルクロリドの合成
予め1時間真空乾燥しアルゴンガスで置換した(4−ポリスチリルブチル)ジエチルシリルヒドリド(400mg、反応活性部位換算0.296mmol)を有する5mLシリンダー型反応器に、室温で3等量の1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルヒダントイン(175mg、0.888mmol)の乾燥塩化メチレン(3mL)溶液を添加した。1時間振盪後、反応溶液を濾過し、樹脂をアルゴン雰囲気下、乾燥塩化メチレン(3mLx3)で洗浄した。直ちに、4−(9−ヒドロキシノナン−1−オキシ)ベンゼンスルホニルクロリド(312mg、0.888mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(0.31mL、1.8mmol)の乾燥塩化メチレン(2.7mL)溶液を添加し、室温下2時間振盪させた。反応液を濾過し、樹脂を塩化メチレン(3mLx2)で洗浄して、未反応の4−(9−ヒドロキシノナン−1−オキシ)ベンゼンスルホニルクロリドを回収した。さらに、樹脂をテトラヒドロフラン:水=3:1溶液(3mL)、メタノール(3mL)、テトラヒドロフラン:水=3:1溶液(3mL)、メタノール(3mL)、エーテル(3mL)でそれぞれ2回ずつ洗浄した。得られた樹脂は12時間真空乾燥させ、下記物性を有する4−[9−[(4−ポリスチリルブチル)ジエチルシリルオキシ]ノナン−1−オキシ]ベンゼンスルホニルクロリド(486.6mg、シリルヒドリドに対する転化収率83%)を得た。
【0152】
13C SR-MAS NMR(400 MHz, CDCl3)δ 164.5, 136.0, 129.6, 115.2, 69.0, 63.0
FT-IR (resin) 2934, 1594, 1491, 1451, 1381, 1263, 1166, 1082, 1013, 832 cm-1
【0153】
実施例5
(S)−2−[(1R,3aR,7aR)−オクタヒドロ−7a−メチル−4−オキソ−4H−インデン−1−イル]プロピル 4−[9−[(4−ポリスチリルブチル)ジエチルシリルオキシ]ノナン−1−オキシ]ベンゼンスルホン誘導体の合成
予め1時間真空乾燥しアルゴンガスで置換した4−[9−[(4−ポリスチリルブチル)ジエチルシリルオキシ]ノナン−1−オキシ]ベンゼンスルホニルクロリド(250.2mg、反応活性部位換算0.126mmol)を有する5mLシリンダー型反応器に、室温で3等量の[1R−[1α(S*),3aβ,7aα]]−オクタヒドロ−1−(2−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−7a−メチル−4H−インデン−4−オン(80mg、0.38mmol)と4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン(62mg、0.50mmol)の乾燥塩化メチレン(1.8mL)溶液を添加した。2時間振盪後、反応液を濾過し、樹脂を塩化メチレン(3mLx2)で洗浄して、未反応の[1R−[1α(S*),3aβ,7aα]]−オクタヒドロ−1−(2−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−7a−メチル−4H−インデン−4−オンを回収した。さらに、樹脂をテトラヒドロフラン:水=3:1溶液(3mL)、メタノール(3mL)、テトラヒドロフラン:水=3:1溶液(3mL)、メタノール(3mL) 、エーテル(3mL)でそれぞれ2回ずつ洗浄した。得られた樹脂は12時間真空乾燥させ、下記物性を有する(S)−2−[(1R,3aR,7aR)−オクタヒドロ−7a−メチル−4−オキソ−4H−インデン−1−イル]プロピル 4−[9−[(4−ポリスチリルブチル)ジエチルシリルオキシ]ノナン−1−オキシ]ベンゼンスルホン誘導体の合成(269.9mg、スルホニルクロリドに対する転化収率90%)を得た。
【0154】
13C SR-MAS NMR(400 MHz, CDCl3)δ 211.1, 163.4, 130.1, 125.7, 114.9, 74.9, 68.6, 63.0, 52.5, 49.7
FT-IR (resin) 2905, 1714, 1599, 1494, 1453, 1366, 1262, 1170, 1101, 1029, 967, 837 cm-1
【0155】
実施例6
(S)−2−[(1R,3aR,6R,7aR)−オクタヒドロ−6,7a−ジメチル−4−オキソ−4H−インデン−1−イル]プロピル 9−[(4−ポリスチリルブチル)ジエチルシリルオキシ]ノナン−1−オキシ]ベンゼンスルホン誘導体の合成
実施例5に従い、4−[9−[(4−ポリスチリルブチル)ジエチルシリルオキシ]ノナン−1−オキシ]ベンゼンスルホニルクロリド(200mg、反応活性部位換算0.101mmol)と(1R,3aR,6R,7aR)−オクタヒドロ−1−[(S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−6,7a−ジメチル−4H−インデン−4−オン(68mg、0.30mmol)と4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン(49mg、0.40mmol)により、下記の物性を有する(S)−2−[(1R,3aR,6R,7aR)−オクタヒドロ−6,7a−ジメチル−4−オキソ−4H−インデン−1−イル]プロピル 4−[9−[(4−ポリスチリルブチル)ジエチルシリルオキシ]ノナン−1−オキシ]ベンゼンスルホン誘導体(217mg、スルホニルクロリドに対する転化収率92%)を得た。
【0156】
13C SR-MAS NMR(400 MHz, CDCl3)δ 210.4, 163.4, 130.1, 114.8, 74.9, 68.6, 63.0, 61.1, 52.3, 49.6, 49.2, 48.0, 7.0, 4.9
FT-IR (レジン) 3024, 2935, 1946, 1871, 1803, 1716, 1600, 1493, 1449, 1362, 1263, 1169, 1099, 1027, 966 cm-1
【0157】
実施例7
(R)−2−[(1R,3aR,7aR)−オクタヒドロ−7a−メチル−4−オキソ−4H−インデン−1−イル]プロピル 4−[9−[(4−ポリスチリルブチル)ジエチルシリルオキシ]ノナン−1−オキシ]ベンゼンスルホン誘導体の合成
実施例5に従い、4−[9−[(4−ポリスチリルブチル)ジエチルシリルオキシ]ノナン−1−オキシ]ベンゼンスルホニルクロリド(200mg、反応活性部位換算0.101mmol)と(1R,3aR,7aR)−オクタヒドロ−1−[(R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−7a−メチル−4H−インデン−4−オン(64mg、0.30mmol)と4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン(49mg、0.40mmol)により、下記の物性を有する(R)−2−[(1R,3aR,7aR)−オクタヒドロ−7a−メチル−4−オキソ−4H−インデン−1−イル]プロピル 4−[9−[(4−ポリスチリルブチル)ジエチルシリルオキシ]ノナン−1−オキシ]ベンゼンスルホン誘導体(216mg、スルホニルクロリドに対する転化収率91%)を得た。
【0158】
13C SR-MAS NMR(400 MHz, CDCl3)δ 211.1, 163.4, 130.2, 114.8, 73.5, 68.6, 63.0, 61.5, 52.4, 49.4, 12.9, 7.0, 5.0
FT-IR (レジン) 3026, 2930, 1944, 1876, 1804, 1714, 1599, 1493, 1452, 1367, 1261, 1167, 1100, 942 cm-1
【0159】
実施例8
4−[9−[6−(ポリスチリルメトキシメチル)テトラヒドロピラニル−2−オキシ]ノナン−1−オキシ]ベンゼンスルホニルクロリドの合成
予め1時間真空乾燥しアルゴンガスで置換した3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イルメトキシメチル ポリスチレン(70.4mg、反応活性部位換算69μmol)を有する5mLシリンダー型反応器に、アルゴン雰囲気下室温で4−(9−ヒドロキシノナン−1−オキシ)ベンゼンスルホニルクロリド(48mg、0.14mmol)の乾燥塩化メチレン(0.7mL)溶液と(+)−10−ショウノウスルホン酸(1.6mg、6.9μmol)を順次添加した。同一温度で5時間振盪した後、反応混合物を濾過し乾燥塩化メチレン(2x3mL)ですすぐことで未反応の4−(9−ヒドロキシノナン−1−オキシ)ベンゼンスルホニルクロリドを回収した。さらに、樹脂を塩化メチレン−トリエチルアミン(3:1,3mL)、テトラヒドロフラン:水=3:1溶液(3mL)、メタノール(3mL)、テトラヒドロフラン:水=3:1溶液(3mL)、メタノール(3mL) 、エーテル(3mL)でそれぞれ2回ずつ洗浄した。得られた樹脂は12時間真空乾燥させ、下記物性を有する4−[9−[6−(ポリスチリルメトキシメチル)テトラヒドロピラニル−2−オキシ]ノナン−1−オキシ]ベンゼンスルホニルクロリド(86.5mg、46μmol)を得た。
【0160】
FT-IR (レジン) 3060, 3026, 2938, 1944, 1875, 1804, 1747, 1591, 1493, 1453, 1376, 1311, 1268, 1170, 834, 761, 699, 571 cm-1
【0161】
実施例9
(S)−2−[(1R,3aR,7aR)−オクタヒドロ−7a−メチル−4−オキソ−4H−インデン−1−イル]プロピル 4−[9−[6−(ポリスチリルメトキシメチル)テトラヒドロピラニル−2−オキシ]ノナン−1−オキシ]ベンゼンスルホン誘導体の合成
実施例5に従い、4−[9−[6−(ポリスチリルメトキシメチル)テトラヒドロピラニル−2−オキシ]ノナン−1−オキシ]ベンゼンスルホニルクロリド(50.0mg、反応活性部位換算26.6μmol)と[1R−[1α(S*),3aβ,7aα]]−オクタヒドロ−1−(2−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−7a−メチル−4H−インデン−4−オン(17mg、81μmol)と4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン(13mg、0.11mmol)により、下記の物性を有する(S)−2−[(1R,3aR,7aR)−オクタヒドロ−7a−メチル−4−オキソ−4H−インデン−1−イル]プロピル 4−[9−[6−(ポリスチリルメトキシメチル)テトラヒドロピラニル−2−オキシ]ノナン−1−オキシ]ベンゼンスルホン誘導体(54.7mg、スルホニルクロリドに対する転化収率100%)を得た。
【0162】
FT-IR (レジン) 3060, 3026, 2973, 1943, 1803, 1710, 1649, 1596, 1493, 1452, 1364, 1307, 1261, 1174, 820, 757, 697, 564 cm-1
【0163】
参考例1
[1R−[1α(S*),3aβ,7aα]]−オクタヒドロ−1−(2−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−7a−メチル−4H−インデン−4−オンの合成
[1R−[1α(S*),3aβ,7aα]]−オクタヒドロ−1−[2−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−1−メチルエチル]−7a−メチル−4H−インデン−4−オン(457mg,1.41mmol 、文献Doi, T.; Hijikuro, I.; Takahashi, T. J. Am. Chem. Soc. 1999, 121, 6749.に従い合成した)の乾燥テトラヒドロフラン(10mL)溶液にアルゴン雰囲気下、フッ化水素ピリジン錯体(0.5mL)を室温で添加し、6時間撹拌した。その反応混合物を酢酸エチルで希釈し、0℃で飽和重曹水により中和した。有機層と水層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。得た有機物を3M塩酸(2回)、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下濃縮して得た残渣を30%酢酸エチル−ヘキサンでシリカゲルカラムクロマトグラフ精製し、無色液体として[1R−[1α(S*),3aβ,7aα]]−オクタヒドロ−1−(2−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−7a−メチル−4H−インデン−4−オン(290mg,98%)を得た。
【0164】
[α]30 D −10.4°(c 0.886, CHCl3);
1H NMR (270 MHz, CDCl3) δ 3.63 (dd, J = 2.6, 10.6 Hz, 1H, H22), 3.41 (dd, J = 6.3, 10.6 Hz, 1H, H22), 2.45 (dd, J = 7.6, 11.5 Hz, 1H, H14), 1.08 (d, J = 6.3 Hz, 3H, H21), 0.65 (s, 3H, H18);
13C NMR (67.8 MHz, CDCl3) δ 212.0, 67.7, 61.8, 53.0, 49.9, 41.0, 38.9, 38.4, 27.1, 24.1, 19.2, 16.9, 12.6;
IR (neat) 3420, 2959, 1713, 1460, 1384, 1236, 1044 cm-1;
HRMS (ESI-TOF) (C13H23O2) 、測定値211.1698 (M+H) 、実測値211.1695
【0165】
参考例2
(1R,3aR,6R,7aR)−オクタヒドロ−1−[(S)−2−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−1−メチルエチル]−6,7a−ジメチル−4H−インデン−4−オンの合成
原料である(1R,3aR,7aR)−2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ−1−[(S)−2−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−1−メチルエチル]−7a−メチル−4H−インデン−4−オンは、過去の文献(Doi, T.; Hijikuro, I.; Takahashi, T. J. Am. Chem. Soc. 1999, 121, 6749.)に従い合成した。ヨウ化銅(I)(4.195g,22.02mmol)の乾燥エーテル(220mL)縣濁液に、アルゴン雰囲気下0℃でメチルリチウム(1.05Mエーテル溶液、41.9mL、44.0mmol)を滴下した。この混合液に同一温度で、(1R,3aR,7aR)−2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ−1−[(S)−2−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−1−メチルエチル]−7a−メチル−4H−インデン−4−オン(2.368g,7.342mmol)の乾燥エーテル(220mL)溶液を滴下した。反応溶液を0℃で30分間撹拌した後、塩化アンモニウムとアンモニアの緩衝水(約pH7〜8,400mL)を添加した。エーテルを加え水層を抽出した後、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下濃縮して得た残渣を1.7〜2.5%酢酸エチル−ヘキサンでシリカゲルカラムクロマトグラフ精製し、無色液体として(1R,3aR,6R,7aR)−オクタヒドロ−1−[(S)−2−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−1−メチルエチル]−6,7a−ジメチル−4H−インデン−4−オン(1.814g,73%)を得た。
【0166】
[α]12 D +11.7°(c 0.801, CHCl3);
1H NMR (270 MHz, CDCl3) δ 3.56 (dd, J = 〜2, 9.6 Hz, 1H, H22), 3.32 (dd, J = 6.3, 9.6 Hz, 1H, H22), 2.41 (dd, J = 7.6, 11.5 Hz, 1H, H14), 1.02〜1.06 (m, 6H, 11-methyl, H21), 0.89 (s, 9H, SiCMe3), 0.65 (s, 3H, H18), 0.03 (s, 6H, SiMe2);
13C NMR (67.8 MHz, CDCl3) δ 211.5, 67.6, 61.4, 53.0, 49.8, 49.5, 48.3, 38.7, 31.9, 27.4, 26.0, 22.7, 19.1, 18.4, 17.2, 13.4, -5.29, -5.32;
IR (neat) 2892, 1696, 1447, 1372, 1243, 1088, 833 cm-1
【0167】
(1R,3aR,6R,7aR)−オクタヒドロ−1−[(S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−6,7a−ジメチル−4H−インデン−4−オンの合
(1R,3aR,6R,7aR)−オクタヒドロ−1−[(S)−2−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−1−メチルエチル]−6,7a−ジメチル−4H−インデン−4−オン(1.794g,5.298mmol)の乾燥テトラヒドロフラン(80mL)溶液に、アルゴン雰囲気下0℃でフッ素化水素ピリジン錯体(4.0mL)を添加し、室温で3時間撹拌した。この反応液を酢酸エチルで希釈し、0℃で飽和重曹水を添加した後、水層を分離した。有機層を3M塩酸(2回)、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下濃縮して得た残渣を25%酢酸エチル−ヘキサンでシリカゲルカラムクロマトグラフ精製により(1R,3aR,6R,7aR)−オクタヒドロ−1−[(S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−6,7a−ジメチル−4H−インデン−4−オン(0.822g,69%)を無色液体で得た。
【0168】
[α]12 D +12.7°(c 0.500, CHCl3);
1H NMR (270 MHz, CDCl3) δ 3.63 (br d, J = 10.6 Hz, 1H, H22), 3.32 (dd, J = 6.3, 10.6 Hz, 1H, H22), 2.41 (dd, J = 7.6, 11.2 Hz, 1H, H14), 1.08 (d, J = 5.9 Hz, 3H, 11-methyl), 1.03 (d, J = 6.3 Hz, 3H, H21), 0.65 (s, 3H, H18);
13C NMR (67.8 MHz, CDCl3) δ 211.3, 67.6, 61.3, 52.8, 49.7, 49.4, 48.2, 38.4, 31.8, 27.4, 22.6, 19.0, 17.0, 13.3;
IR (neat) 3326, 2892, 1690, 1442, 1371, 1224 cm-1;
HRMS (ESI-TOF) (C14H25O2) 、計算値225.1855 (M+H) 、実測値225.1862
【0169】
参考例3
(1R,3aR,4S,7aR)−オクタヒドロ−4−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−1−[(R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−7a−メチル−1H−インデンの合成
(S)−2−[(1R,3aR,4S,7aR)−オクタヒドロ−4−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]プロパナール(4.35g,13.4mmol,文献Posner, G. H.; Lee, J. K.; White, M. C.; Hutchings, R. H.; Dai, H.; Kachinski, J. L.; Dolan, P.; Kensler, T. W. J. Org. Chem. 1997, 62, 3299.に従って合成した)と重曹粉末(9.02g,0.107mol)のエタノール(200mL)溶液を75℃で7日間撹拌した。その反応溶液を濾過した後、ろ液を水(200mL)で希釈し、水層をエーテルで2回抽出した。抽出液を飽和食塩水で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下濃縮して得た残渣を2%酢酸エチル−ヘキサンでシリカゲルカラムクロマトグラフ精製により2−[(1R,3aR,4S,7aR)−オクタヒドロ−4−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]プロパナールのジアステレエオマー(3.58g,82%,ステロイド番号20位の非天然体:天然体比=62:38)を無色液体で得た。
【0170】
1H NMR (270 MHz, CDCl3) δ 9.57 (d, J = 3.0 Hz, 0.38H, H22 natural), 9.54 (d, J = 5.0 Hz, 0.62H, H22 unnatural), 4.01 (m, 1H, H8), 2.34 (m, 1H, H17), 1.09 (d, J = 6.9 Hz, 3 x 0.38H, H21 natural), 0.98 (d, J = 9.6 Hz, 3 x 0.62H, H21 unnatural), 0.92 (s, 3 x 0.38H, H18 natural), 0.88 (s, 3 x 0.62H, H18 unnatural), 0.87 (s, 9H, SiCMe3), 0.00 (s, 6H, SiMe2)
【0171】
2−[(1R,3aR,4S,7aR)−オクタヒドロ−4−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]プロパナールのジアステレエオマー(3.50g,10.8mmol,ステロイド番号20位の非天然体:天然体比=62:38)のメタノール(80mL)溶液に、−78℃で水素化ホウ素ナトリウム(0.408g,10.8mmol)を添加し、同一温度で15分間撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液を添加した後、エーテルを加え抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下濃縮して得た残渣を5%酢酸エチル−ヘキサンでシリカゲルカラムクロマトグラフ精製により(1R,3aR,4S,7aR)−オクタヒドロ−4−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−1−[(R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−7a−メチル−1H−インデン(1.97g,2段階収率46%)を無色液体で得、10%酢酸エチル−ヘキサンで(1R,3aR,4S,7aR)−オクタヒドロ−4−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−1−[(S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−7a−メチル−1H−インデン(1.22g,2段階収率28%)を回収した。
【0172】
[α]14 D +43.4°(c 0.468, CHCl3);
1H NMR (270 MHz, CDCl3) δ 3.99 (m, 1H, H8), 3.71 (dd, J = 3.6, 10.6 Hz, 1H, H22), 3.43 (dd, J = 6.9, 10.6 Hz, 1H, H22), 0.94 (d, J = 6.6 Hz, 3H, H21), 0.92 (s, 3H, H18), 0.88 (s, 9H, SiCMe3), 0.00 (s, 3H, SiMe), -0.01 (s, 3H, SiMe);
13C NMR (67.8 MHz, CDCl3) δ 69.4, 66.9, 53.15, 53.06, 42.0, 40.2, 37.6, 34.5, 26.8, 25.9, 23.0, 18.1, 17.7, 16.7, 14.2, -4.7, -5.1;
IR (neat) 3254, 2870, 1456, 1363, 1242, 1157, 1074, 1019, 832, 762 cm-1;
HRMS (ESI-TOF) (C19H38O2SiNa) 、計算値349.2539 (M+Na) 、実測値349.2553
【0173】
(1R,3aR,4S,7aR)−オクタヒドロ−1−[(R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−7a−メチル−1H−インデン−4−オールの合成
(1R,3aR,4S,7aR)−オクタヒドロ−4−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−1−[(R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−7a−メチル−1H−インデン(100mg、0.306mmol)のメタノール(10mL)溶液に、(+)−10−ショウノウスルホン酸(23mg,0.10mmol)を添加し、55℃で1日間撹拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈した後、この溶液を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過後減圧下濃縮した。濃縮物を50%酢酸エチル−ヘキサンでシリカゲルカラムクロマトグラフ精製して、無色液体として(1R,3aR,4S,7aR)−オクタヒドロ−1−[(R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−7a−メチル−1H−インデン−4−オール(63.7mg、98%)を得た。
【0174】
1H NMR (270 MHz, CDCl3) δ 4.06 (m, 1H, H8), 3.69 (dd, J = 5.0, 10.6 Hz, 1H, H22), 3.41 (dd, J = 6.9, 10.6 Hz, 1H, H22), 0.931 (s, 3H, H18), 0.929 (d, J = 6.6 Hz, 3H, H21);
13C NMR (67.8 MHz, CDCl3) δ 69.7, 67.1, 53.5, 53.0, 42.2, 40.3, 37.9, 34.1, 27.1, 22.9, 18.0, 17.1, 14.4;
IR (neat) 3391, 2933, 1471, 1456, 1361, 1264, 788 cm-1
【0175】
(1R,3aR,4S,7aR)−オクタヒドロ−1−[(R)−2−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−1−メチルエチル]−7a−メチル−1H−インデン−4−オールの合成
(1R,3aR,4S,7aR)−オクタヒドロ−1−[(R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−7a−メチル−1H−インデン−4−オール(63.0mg、0.296mmol)、イミダゾール(30mg、0.44mmol)の乾燥塩化メチレン(1.5mL)溶液に、アルゴン雰囲気下0℃でtert−ブチルジメチルシリルクロリド(50mg、0.33mmol)を添加した。反応溶液を同一温度で30分間撹拌した後、エーテルで希釈した。この溶液を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過後減圧下濃縮した。濃縮物を5%酢酸エチル−ヘキサンでシリカゲルカラムクロマトグラフ精製して、無色液体として(1R,3aR,4S,7aR)−オクタヒドロ−1−[(R)−2−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−1−メチルエチル]−7a−メチル−1H−インデン−4−オール(90.8mg、94%)を得た。
【0176】
1H NMR (270 MHz, CDCl3) δ 4.07 (m, 1H, H8), 3.66 (dd, J = 4.0, 9.6 Hz, 1H, H22), 3.31 (dd, J = 7.3, 9.6 Hz, 1H, H22), 0.93 (s, 3H, H18), 0.889 (d, J = 6.6 Hz, 3H, H21), 0.888 (s, 9H, SiCMe3), 0.02 (s, 6H, SiMe2);
13C NMR (67.8 MHz, CDCl3) δ 69.4, 66.8, 53.3, 52.6, 41.8, 40.0, 37.7, 33.7, 26.5, 26.1, 25.7, 22.5, 17.6, 16.8, 14.0, -5.2, -5.3;
IR (neat) 3401, 2931, 2858, 1473, 1361, 1256, 1092, 835, 775 cm-1
【0177】
(1R,3aR,7aR)−オクタヒドロ−1−[(R)−2−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−1−メチルエチル]−7a−メチル−4H−インデン−4−オンの合成
(1R,3aR,4S,7aR)−オクタヒドロ−1−[(R)−2−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−1−メチルエチル]−7a−メチル−1H−インデン−4−オール(90.0mg、0.276mmol)とピリジニウム p−トルエンスルホン誘導体(3.5mg、14μmol)の乾燥塩化メチレン溶液(1.4mL)に、アルゴン雰囲気下0℃でピリジニウム ジクロメート(207mg、0.552mmol)を添加した。反応溶液を室温で2時間撹拌した後、酢酸エチルで希釈した。この溶液を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過後減圧下濃縮した。濃縮物を2%酢酸エチル−ヘキサンでシリカゲルカラムクロマトグラフ精製して、無色液体として(1R,3aR,7aR)−オクタヒドロ−1−[(R)−2−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−1−メチルエチル]−7a−メチル−4H−インデン−4−オン(89.3mg、100%)を得た。
【0178】
[α]30 D -21°(c 0.60, CHCl3);
1H NMR (270 MHz, CDCl3) δ 3.58 (dd, J = 3.6, 9.9 Hz, 1H, H22), 3.45 (dd, J = 5.6, 9.9 Hz, 1H, H22), 2.43 (dd, J = 7.6, 11.2 Hz, 1H, H14), 0.90 (d, J = 8.6 Hz, 3H, H21), 0.89 (s, 9H, SiCMe3), 0.63 (s, 3H, H18), 0.03 (s, 6H, SiMe2);
13C NMR (67.8 MHz, CDCl3) δ 212.1, 66.8, 62.0, 52.9, 49.8, 41.0, 38.4, 37.7, 26.6, 26.0, 24.1, 19.0, 18.4, 16.9, 13.0, -5.25, -5.32;
IR (neat) 2932, 2886, 2858, 1717, 1472, 1463, 1385, 1252, 1097, 836, 776 cm-1
【0179】
(1R,3aR,7aR)−オクタヒドロ−1−[(R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−7a−メチル−4H−インデン−4−オンの合成
(1R,3aR,7aR)−オクタヒドロ−1−[(R)−2−[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリルオキシ]−1−メチルエチル]−7a−メチル−4H−インデン−4−オン(60mg、0.18mmol)のメタノール(5mL)溶液に、室温で(+)−10−ショウノウスルホン酸(14mg,60μmol)を添加し、同一温度で30分間撹拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈した後、この溶液を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過後減圧下濃縮した。濃縮物を30%酢酸エチル−ヘキサンでシリカゲルカラムクロマトグラフ精製して、白色固体として(1R,3aR,7aR)−オクタヒドロ−1−[(R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル]−7a−メチル−4H−インデン−4−オン(37mg、96%)を得た。
【0180】
[α]30 D -18°(c 0.67, CHCl3);
1H NMR (270 MHz, CDCl3) δ 3.68 (dd, J = 3.0, 10.6 Hz, 1H, H22), 3.50 (dd, J = 5.9, 10.6 Hz, 1H, H22), 2.44 (dd, J = 7.6, 11.2 Hz, 1H, H14), 0.96 (d, J = 6.3 Hz, 3H, H21), 0.64 (s, 3H, H18);
13C NMR (67.8 MHz, CDCl3) δ 212.0, 67.0, 61.9, 52.9, 49.7, 40.9, 38.4, 37.5, 26.7, 24.0, 19.0, 16.6, 13.0;
IR (neat) 3455, 2954, 1686, 1451, 1384, 1311, 1276, 1050, 1024 cm-1

Claims (18)

  1. 式(A):
    Figure 0004669933
    (式中、R100反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルキル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルケニル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルキニル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアリール基もしくは反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、R101 は置換基を有していてもよい重合体残基を表し、R102 及びR103 は、それぞれ独立に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は置換基を有していてもよい)を表す)
    で示されるスルホン誘導体。
  2. 式(B):
    Figure 0004669933
    (式中、R100反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルキル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルケニル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルキニル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアリール基もしくは反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、R104 は置換基を有していてもよいポリスチレン鎖を示し、nは0〜2の整数である)
    で示されるスルホン誘導体。
  3. 式(C):
    Figure 0004669933
    (式中、R105ハロゲン、ハロゲノシリル基、ヒドロシリル基、スルホニロシリル基、アルキルスルホニル基、アルケニルスルホニル基、アルキニルスルホニル基、アリールスルホニル基、アラルキルスルホニル基、カルボキシリル基、アミド基、テトラヒドロピラニル基、ジヒドロフラニル基、エトキシビニル基から選ばれた水酸基と結合可能な反応性を有する官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体の残基を示し、mは2〜20の整数である)
    で示されるスルホン誘導体。
  4. 式(D):
    Figure 0004669933
    (式中、R100反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルキル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルケニル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルキニル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアリール基もしくは反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、R101 は置換基を有していてもよい重合体残基を表し、R102 及びR103 は、それぞれ独立に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は置換基を有していてもよい)を表し、R106 はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表す)
    で示されるスルホン誘導体。
  5. 式(E):
    Figure 0004669933
    (式中、R100反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルキル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルケニル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルキニル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアリール基もしくは反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、R104 は置換基を有していてもよいポリスチレン鎖を示し、R106 はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、nは0〜2の整数である)
    で示されるスルホン誘導体。
  6. 式(F):
    Figure 0004669933
    (式中、R105ハロゲン、ハロゲノシリル基、ヒドロシリル基、スルホニロシリル基、アルキルスルホニル基、アルケニルスルホニル基、アルキニルスルホニル基、アリールスルホニル基、アラルキルスルホニル基、カルボキシリル基、アミド基、テトラヒドロピラニル基、ジヒドロフラニル基、エトキシビニル基から選ばれた水酸基と結合可能な反応性を有する官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体残基を示し、R106 はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、mは2〜20の整数である)
    で示されるスルホン誘導体。
  7. ハロゲン、ハロゲノシリル基、ヒドロシリル基、スルホニロシリル基、アルキルスルホニル基、アルケニルスルホニル基、アルキニルスルホニル基、アリールスルホニル基、アラルキルスルホニル基、カルボキシリル基、アミド基、テトラヒドロピラニル基、ジヒドロフラニル基、エトキシビニル基から選ばれた水酸基と結合可能な反応性を有する官能基を有しかつ置換基を有していてもよい重合体と、式(G):
    Figure 0004669933
    (式中、R100'は水酸基を有しているアルキル基、水酸基を有しているアルケニル基、水酸基を有しているアルキニル基、水酸基を有しているアリール基もしくは水酸基を有しているアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表す)
    の化合物とを、酸又は塩基の存在下に、反応させて式(H):
    Figure 0004669933
    (式中、R100反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルキル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルケニル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルキニル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアリール基もしくは反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、R105 は水酸基と結合可能な反応性の官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体残基を示す)
    で表わされるスルホン誘導体を製造する方法。
  8. 式(I):
    Figure 0004669933
    [式中、R101 は置換基を有していてもよい重合体残基を表し、R102 及びR103 は、それぞれ独立に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は置換基を有していてもよい)を表し、Yは水酸基と反応性の基であって、水素原子、ハロゲン原子、アルキルスルホニル基、アルケニルスルホニル基、アルキニルスルホニル基、アリールスルホニル基もしくはアラルキルスルホニル基を表す]で示される、重合体と前記式(G)の化合物とを、塩基の存在下に、反応させて、式(A):
    Figure 0004669933
    (式中、R100 並びにR101 及びR102 及びR103 は前記定義の通りである)
    のスルホン誘導体を製造する請求項7に記載の方法。
  9. ビニルオキシ部位を有しかつ置換基を有していてもよい重合体と前記式(G)の化合物とを、酸の存在下に、反応させてクロロスルホニル基を有するスルホン誘導体を製造する請求項7に記載の方法。
  10. 請求項9に記載の方法で製造されるクロロスルホニル基を有するスルホン誘導体。
  11. 式(J):
    Figure 0004669933
    (式中、R104 は置換基を有していてもよいポリスチレン鎖を示し、nは0〜2の整数である)の重合体と前記式(G)の化合物とを、酸の存在下に、反応させて式(B):
    Figure 0004669933
    (式中、R100 ,R104 及びnは前記定義の通りである)
    のスルホン誘導体を製造する請求項7に記載の方法。
  12. ハロゲン、ハロゲノシリル基、ヒドロシリル基、スルホニロシリル基、アルキルスルホニル基、アルケニルスルホニル基、アルキニルスルホニル基、アリールスルホニル基、アラルキルスルホニル基、カルボキシリル基、アミド基、テトラヒドロピラニル基、ジヒドロフラニル基、エトキシビニル基から選ばれた水酸基と結合可能な反応性を有する官能基を有し、かつ置換基を有していてもよい重合体と、式(K):
    Figure 0004669933
    (式中、mは2〜20の整数である)
    の化合物とを、酸又は塩基の存在下に、反応させて式(C):
    Figure 0004669933
    (式中、R105 は水酸基と結合可能な反応性の官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体の残基を示し、mは2〜20の整数である)
    で表わされるスルホン誘導体を製造する方法。
  13. 式(L):
    Figure 0004669933
    (式中、R106 はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表す)
    で表わされる化合物と、式(A):
    Figure 0004669933
    (式中、R100反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルキル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルケニル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルキニル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアリール基もしくは反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、R101 は置換基を有していてもよい重合体残基を表し、R102 ,及びR103 は、それぞれ独立に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は置換基を有していてもよい)を表す)で示される重合体とを、塩基の存在下に、反応させて式(D):
    Figure 0004669933
    (式中、R106 はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、R100 ,R101 ,R102 及びR103 は前記定義の通りである)
    で示されるスルホン誘導体を製造する方法。
  14. 式(L):
    Figure 0004669933
    (式中、R106 はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表す)
    で表わされる化合物と、式(B):
    Figure 0004669933
    (式中、R100反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルキル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルケニル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルキニル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアリール基もしくは反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、R104 は置換基を有していてもよいポリスチレン鎖を示し、nは0〜2の整数である)
    の化合物とを、塩基の存在下に、反応させて式(E):
    Figure 0004669933
    (式中、R100 ,R104 ,R106 及びnは前記定義の通りである)
    で示されるスルホン誘導体を製造する方法。
  15. 式(L):
    Figure 0004669933
    (式中、R106 はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基もしくはアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表す)
    で表わされる化合物と、式(C):
    Figure 0004669933
    (式中、R105ハロゲン、ハロゲノシリル基、ヒドロシリル基、スルホニロシリル基、アルキルスルホニル基、アルケニルスルホニル基、アルキニルスルホニル基、アリールスルホニル基、アラルキルスルホニル基、カルボキシリル基、アミド基、テトラヒドロピラニル基、ジヒドロフラニル基、エトキシビニル基から選ばれた水酸基と結合可能な反応性を有する官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体の残基を示し、mは2〜20の整数である)で表わされる化合物とを、塩基の存在下に、反応させて式(F):
    Figure 0004669933
    (式中、R105 ,R106 及びmは前記定義の通りである)
    で表わされるスルホン誘導体を製造する方法。
  16. 式(N):
    Figure 0004669933
    (式中、R107 ,R108 及びR109 は、それぞれ独立に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基、アルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アリールオキシ基もしくはアラルキルオキシ基(以上の基は置換基を有していてもよい)、または水素原子もしくは水酸基を表すか、またはR108 とR109 の2つの基によって置換基を有していてもよいアセタール体を形成してもよく、これらが一緒になって置換基を有していてもよいイリデン基を形成してもよく、X及びZは、それぞれ独立に、水素原子、水酸基または水酸基から導びかれるエーテル基、エステル基もしくはシリルオキシ基を表すか、又はX及びZが一緒になって酸素原子、ケタール基または保護されていてもよいシアンヒドリン基を表す)で示されるテトラヒドロインダン誘導体と、式(H):
    Figure 0004669933
    (式中、R100反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルキル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルケニル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアルキニル基、反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアリール基もしくは反応性の基と水酸基との反応残基である酸素官能基を有しているアラルキル基(以上の基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、ハロゲン原子を有してもよく、またそれらの原子を含んでもよい置換基を有してもよい)を表し、R105ハロゲン、ハロゲノシリル基、ヒドロシリル基、スルホニロシリル基、アルキルスルホニル基、アルケニルスルホニル基、アルキニルスルホニル基、アリールスルホニル基、アラルキルスルホニル基、カルボキシリル基、アミド基、テトラヒドロピラニル基、ジヒドロフラニル基、エトキシビニル基から選ばれた水酸基と結合可能な反応性を有する官能基を有しかつ置換基を有してもよい重合体の残基を示す)で表わされる化合物とを、塩基の存在下に、反応させて式(P):
    Figure 0004669933
    (式中、R100 ,R105 ,R107 ,R108 ,R109 ,X及びZは前記定義の通りである)
    で表わされるスルホン誘導体を製造する方法。
  17. 前記酸素官能基が酸素である請求項1,2,4又は5に記載のスルホン誘導体。
  18. 前記酸素官能基が酸素である請求項7,13,14又は16に記載の方法。
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