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JP4671282B2 - 超音波装置 - Google Patents
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JP4671282B2 - 超音波装置 - Google Patents

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Description

本発明は超音波装置に係り、たとえば、前立腺内に小線源を穿刺針によって留置させる前立腺癌密封小線源永久挿入治療(ブラキセラピー)に好適な超音波装置に関する。
この種の超音波装置は、超音波探触子によって得られる前立腺を含む断層画像(リニア画像)を、該超音波探触子を回転させることによって適当な断層画像(リニア画像)を選出するようになっている。前記超音波探触子とともに治療治具を構成するグリッドテンプレートのガイド孔にガイドされて該超音波探触子の長手方向に平行な方向に挿入される穿刺針を該断層画像に映像させるためである。
そして、この断層画像を目視しながら、該穿刺針をその軸方向に移動させ、適当な個所に該穿刺針が位置づけられた際に、該穿刺針の先端から小線源を順次留置させるようになっている。
このような技術はたとえば下記特許文献1に開示されている。
特表2002−509517号公報
しかし、このように構成される超音波装置は、たとえ、穿刺針が映像されている断層像を観ながら小線源の留置を行っても、どの個所にて小線源を留置するかは経験則の頼るところであり、操作者とは別に専門家を必要とする場合がある。
一方、このような治療は、通常、治療計画ソフト等が予め設定されており、この治療計画ソフト等に応じて的確な個所に小線源を留置できれば、治療の効率化も図れることから、このような実現が要望されていた。また、このような要望は上記特許文献1にも開示されていないものとなっている。
本発明は、このような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、小線源の留置を所定位置に正確に行う得る超音波装置を提供するにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
(1)本発明による超音波装置は、たとえば、治療治具と画像表示装置を備え、前記治療治具は、少なくとも長手方向に並設される超音波振動子群を有し固定台に支持され少なくも長手方向と平行な軸を中心として回動できる超音波探触子と前記固定台に支持され該超音波探触子の長手方向に移動できる穿刺針をガイドできる複数のガイド孔が設けられたテンプレートとを備え、前記画像装置は、前記超音波振動子から得られる断層像を映像させるものであって、
前記穿刺針はその先端から小線源を留置できるものであり、
前記穿刺針を挿入するガイド孔の位置情報の入力によって該ガイド孔の軸を含む断層画像を前記超音波探触子の回動によって得る探触子回転手段と、
前記断層画像とともに、少なくとも、前記軸上に表示される針挿入経路と、この針挿入経路上に表示される小線源留置計画位置マークとを作成するグラフィック画像作成手段が備えられていることを特徴とする。
(2)本発明による超音波装置は、たとえば、(1)の構成を前提とし、前記断層画像は前立腺の断層画像であって、前記グラフィック画像作成手段は、前記針挿入経路および小線源留置計画位置マークの他に、前立腺基点位置マークをも作成し、この前立腺基点位置マークを前記断層画像とともに表示することを特徴とする。
(3)本発明による超音波装置は、たとえば、(2)の構成を前提とし、前記前立腺基点位置マークは前記挿入経路に交叉する線分として表示されることを特徴とする。
(4)本発明による超音波装置は、たとえば、(2)、(3)のいずれかの構成を前提とし、前記前立腺基点位置マークは、操作パネルからの入力で、前記挿入経路上を移動することを特徴とする。
(5)本発明による超音波装置は、たとえば、(2)の構成を前提とし、超音波振動子群から得られる断層画像の情報から前立腺の外輪郭を抽出し、この外輪郭の一部に接触して前記前立腺基点位置マークを作成することを特徴とする。
(6)本発明による超音波装置は、たとえば、(2)、(3)、(4)、(5)のいずれかの構成を前提とし、超音波振動子群から得られる断層画像の情報から穿刺針の先端の位置情報を検出する針先端解析手段と、この針先端解析手段からの情報が小線源留置計画位置の情報と一致するか否かの判定を行う小線源留置位置比較処理手段と、この小線源留置位置比較処理手段により前記一致が判定された際に音声を発生する音声出力手段とを備えてなることを特徴とする。
(7)本発明による超音波装置は、たとえば、(2)、(3)、(4)、(5)のいずれかの構成を前提とし、超音波振動子群から得られる断層画像の情報から穿刺針の先端の位置情報を検出する針先端解析手段と、この針先端解析手段からの情報が小線源留置計画位置の情報と一致するか否かの判定を行う小線源留置位置比較処理手段と、この小線源留置位置比較処理手段により前記一致が判定された際に前記グラフィック画像の少なくとも一部を点滅させる表示点滅手段とを備えてなることを特徴とする。
なお、本発明は以上の構成に限定されず、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
以下、本発明による超音波装置の実施例を図面を用いて説明をする。
図2は、本発明による超音波装置の一実施例を示す構成図であり、その外観を示した図となっている。
超音波装置は、図2に示すように、大別して、装置本体1、治療治具2、画像表示装置3とを備えて構成されている。治療治具2と画像表示装置3はそれぞれ装置本体1に接続されて用いられる。
治療治具2は、固定台8にそれぞれ取り付けられた超音波探触子4と治療用穿刺針5をガイドするグリッドテンプレート6を備えて構成されている。
超音波探触子4には、その長手方向に配置されいわゆるリニア画像からなる画像情報を入力できる第1超音波振動子群4Aと、先端において周方向に配置されいわゆるコンベックス画像からなる画像情報を入力できる第2超音波振動子群4Bと備えたものとして構成されている。なお、図中、第1超音振動子群4Aによって得られるリニア画像9Aと第2超音波振動子群4Bによって得られるコンベックス画像9Bとの位置関係を超音波探触子4との関係で観念的に示している。
この超音波探触子4は、前記固定台8に対し可動できるように取り付けられ、その長手方向に前後の移動、および該長手方向に平行な軸に対してある範囲内での回動ができるようになっている。なお、この超音波探触子4の移動および回動は治療治具内に配置される探触子回転部(図3において、符号4Dで示す)によって駆動されるように構成されている。グリットテンプレート6はその主面が前記超音波探触子4の長手方向に直交するようにして配置され、前記固定台8に対して固定された状態で取り付けられている。そして、グリッドテンプレート6は、その平面図を同図中に示すように、マトリックス状に形成された各ガイド孔7Aの行を前記表示の1、2、……、7のいずれかで表し、列を前記表示のA、B、……、Gのいずれかで表せるようになっており、たとえば各ガイド孔7Aをたとえば(2、B)、(2、D)、(4、E)のようにして特定できるようになっている。
図3は、前記超音波装置の構成をブロック図で示した構成図で、図中、超音波探触子4(該超音波探触子4を回動させる探触子回転部4Dを含む)、画像表示装置3および操作パネル10を除く他の構成は装置本体1に組み込まれたものとして構成されている。 超音波探触子4は図2に示した超音波探触子4であり、画像表示装置3は図2に示した画像表示装置3を示すからである。また、 操作パネル10は、図2に示していないがたとえば装置本体1の外面にたとえば一体に取り付けられている。
図3において、治療個所を含む被検体の断層像の情報は、該被検体に当接されて用いられる超音波探触子4の超音波振動子を超音波画像取得回路11によって駆動させ、これにより得られる反射エコーを該超音波振動子を介して超音波画像取得回路11に入力させて得られるようになっている。そして、この超音波画像習得回路11からの出力は表示情報構成部12を介して画像表示装置3に入力され、前記断層像がこの画像表示装置3に表示されるようになっている。なお、表示情報構成部12は、画像表示装置3に前記断層像と重ねてグラッフィック像を表示させる場合において、後述するグラッフィック像作成部13からの情報を入力させるようになっている。
一方、操作パネル10には、この実施例の場合、前記グリッドテンプレート7のガイド孔7Aを通して穿刺針5を挿入する場合にあって、該穿刺針5をガイドする該ガイド孔7Aの位置情報を入力できるようになっている。
操作パネル10からはガイド孔7Aの前記位置情報が回転角度算出部14に入力され、この回転角度算出部14によって、超音波探触子4の現在の回動位置から前記グリッドテンプレート7の選定された前記ガイド孔7Aの延長方向軸を含む断層像を得るまでどの程度の回転をさせなければならないかの回動量が算出され、該探触子回転部4Dを駆動させるようになっている。
この場合における前記回動量の算出はたとえば以下に示すようにしてなされる。図4は、超音波探触子4と、この超音波探触子4をその回転軸の方向から観た場合のグリッドテンプレート7とを示した図である。超音波探触子4の回転軸に対する垂線がグリッドテンプレート7の選定されたガイド孔7Aと交わる線分をL2とした場合、この線分L2と超音波探触子4の回転軸と交叉する垂直線分LVとの間の角度θ2は容易に算出することができる。前記角度θ2はそれぞれのガイド孔7Aの位置によって一義的に定められるからである。そして、今、超音波探触子4の第1超音波振動子4Aの方向が図中線分L1の方向にあったとした場合、この線分L1と超音波探触子4の回転軸と交叉する垂直線分LVとの間の角度θ1が後述の回転角度習得部15によって検出されるようになっている。このため、超音波探触子4が探触子回転部4Dによって(θ1+θ2)回転することにより、前記第1超音波振動子4Aが線分L2の方向へ指向することになる。このことは、前記第1超音波振動子4Aによって得られる断層像情報が、グリッドテンプレート7の選定されたガイド孔7Aの仮想の延長軸を含む断層像情報として得られることを意味する。
また、穿刺針5をガイドする前記ガイド孔7Aの位置情報は、操作パネル10から、グラフィック画像作成部13に入力されるようになっている。グラフィック画像作成部13は、針挿入経路作成部13A、小線源留置計画位置作成部13B、および前立腺基点位置マーク作成部13Cとから構成されている。このうち、穿刺針5をガイドする前記ガイド孔7Aの前記位置情報は、針挿入経路作成部13Aと前立腺基点位置マーク作成部13Cに入力されるようになっている。
針挿入経路作成部13Aでは、前記グリッドテンプレート7の選定されたガイド孔7Aの仮想の延長軸を含む断層像を背景として、前記仮想の延長軸に重ね合わされる線分を描画するようになっている。この線分は針挿入経路に相当するもので、後の行程で、前記ガイド孔7Aを通して穿刺針5を挿入した場合、該穿刺針5が該針挿入経路に沿って移動することが画像表示装置3に映像されるようになる。
前立腺基点位置マーク作成部13Cでは、この実施例の場合、前記針挿入経路に直交する線分からなる前立腺基点位置マークと、この前立腺基点位置マークと平行に等間隔に離間された複数の距離目安線とを描画するようになっている。この場合、前立腺基点位置マークの位置は厳格になされるものではなく、おおよその目安として画像表示装置3の画像の左側に位置づけられるように描画されるようになっている。後の行程において、前立腺の画像をその先端が該前立腺基点位置マークに一致づける作業を行うからである。
そして、前記小線源留置計画位置作成部13Bには、治療計画ソフト部16からの情報が入力されるようになっている。この治療計画ソフト部16は、前立腺に小線源を留置させる際の予め定められた計画情報に係るもので、少なくとも、この実施例では、前立腺の先端からどのくらいの距離毎に小線源を留置させるかの情報を含むものとなっている。該小線源留置計画位置作成部13Bでは、前記針挿入経路と前立腺基点位置マークが定められたグラフィックにおいて、該針挿入経路上に該前立腺基点位置マークとの交点から所定距離毎に離れた複数の小線源留置計画位置マークを描画するようになっている。
なお、この実施例では、針先端位置解析部17を備え、穿刺針5が被検体に挿入された後に得られる超音波画像取得回路11からの断層情報から、該穿刺針5のたとえば外輪郭の情報を抽出するとともに、該穿刺針5の先端の位置情報を解析するようになっている。そして、針先端位置解析部17からの情報は小線源留置位置比較処理部18に入力されるようになっている。小線源留置位置比較処理部18には、前記前立腺基点位置マーク作成部13Cから前立腺基点位置の情報が入力され、前記小線源留置計画位置作成部13Bから小線源留置計画位置の情報が入力されている。すなわち、小線源留置位置比較処理部18では、移動(この場合、主に後退)させる穿刺針の先端が小線源留置計画位置に一致しているか否かを検出することができるようになっている。そして、穿刺針5の先端と小線源留置計画位置との一致が検知された場合には、音声情報作成部19を通して音声出力部20によって警告を発するようになっている。小線源の留置を逃してしまうのを回避せんがためである。
以下、上述した構成からなる超音波装置を用いて、前立腺の基点から予め設定されている小線源留置計画位置に正確に小線源を留置させる操作を説明する。超音波探触子4を被検体(図示せず)の前立腺のリニア画像を得るための配置をした状態で、まず、グリッドテンプレート7の各ガイド孔7Aのうちのたとえば一つのガイド孔7Aを特定する。この特定されたガイド孔7Aはその後の操作において穿刺針5を挿入しようとするガイド孔7Aとなるものである。前記ガイド孔7Aの特定はそのガイド孔7Aの位置座標の数字、文字を操作パネル10に入力することによって行われる。入力はたとえば(4、F)のようにである。
この場合、装置本体1では、操作パネル10に入力された位置座標の情報に基づいて、超音波探触子4の探触子回転部4Dを駆動させる。図4にて示したように、グリッドテンプレート7上の特定されたガイド孔7Aは、超音波探触子4の長手方向軸に対して一義的に特定される角度θを有しているから、現時点の超音波探触子4の長手方向軸における角度が判明しておれば、この角度を基準として前記特定された角度に合わせるようにして超音波探触子4を回動させることになる。なお、現時点の超音波探触子4の長手方向軸における角度は図3に示した回転角度取得部15によって検知されるようになっている。
これにより、画像表示装置3には、図1(a)に示すように、前立腺縱断面像SIが映像されているが、この前立腺縱断面像SIは、これからグリッドテンプレート7の前記特定されたガイド孔7Aを通して挿入しようとする穿刺針5の挿入方向軸を含む平面で切断された断層像となっている。一方、前記前立腺縱断面像SIに重ねて表示されるグラフィック画像が前記グラフィック画像作成部13によって作成され、このグラフィック画像は、図1(a)に示すように、針挿入経路NL、この針挿入経路NLと直交して描かれる前立腺基点位置マーク(線)BM、この前立腺基点位置マークBMと平行にかつ等間隔に並設されて描かれる距離目安線FLとからなっている。画像表示装置3において、前記針挿入経路NLはx軸に平行な直線として表示され、前立腺基点位置マークBMおよび距離目安線FLはy軸に平行な直線として表示されるようになる。
上述したように、画像表示装置3には、超音波探触子4からの画像情報に基づいて断層像が表示されており、その断層像は前立腺縱断面像SIを含んだものとなっている。この場合、前立腺は、図1(a)に示すように、その先端が前立腺基点位置マークBMに対してずれて表示されるのが通常であることから、前記超音波探触子4をその軸方向に移動させることにより、該前立腺の先端を前立腺基点位置マークBMに一致させるようにする。そして、そのことを装置本体1に知らしめるため、たとえば操作パネル10を通して確認情報を入力させる。
この場合、装置本体1では、前記グラフィック画像上にて、小線源留置計画位置マークLMを前記針挿入経路NL上に前立腺基点位置マークBMを始点として作成され、図1(b)に示すように、画像表示装置3に表示される。この場合の小線源留置計画位置マークLMは、前記治療計画ソフト部16の情報が画像表示装置3において可視化されることを意味する。
上述したような準備がなされた後、グリッドテンプレート7の前述したガイド孔7Aに穿刺針5を挿入し、そのまま被検体内に導びかれるようにする。画像表示装置3には、それに表示されている針挿入経路NLに沿って穿刺針5が移動されるのが映像されるようになる。このため、画像表示装置3を観察しながら、該穿刺針5を、その先端が前立腺基点位置マークBMに一致するまで移動させる。なお、図1(c)では、穿刺針5の先端が前立腺基点位置マークBMを超えてしまった場合を示しているが、この場合でも、該穿刺針5を後退させることによって、図1(d)に示すように、その先端を前立腺基点位置マークBMに一致させるようにする。
針挿入経路NLの前立腺基点位置マークBMに交差する位置に小線源留置計画位置マークLMが付され、かつこの位置に穿刺針5の先端が位置づけられていることから、そのまま、穿刺針5の先端から小線源を留置させる。その後、穿刺針5を後退させ、その先端が次の小線源留置計画位置マークLMに位置づけられるようにし、穿刺針5の先端から小線源を留置させる。以降、この動作が繰り返される。
この実施例では、説明の便宜上、グリッドテンプレート7のガイド孔7Aに挿入する穿刺針5は一本として説明したものである。しかし、該穿刺針5は複数であってもよいことはいうまでもない。各穿刺針5に対して上述した操作がなされるからである。
上述した実施例では、図10のフロー図に示すように概略次に示す動作がなされるようになる。すなわち、図10に示すように、ステップST1で、超音波探触子4の回動角度が検出される。これは、穿刺針5が挿入される過程を目視できる断面像を得るために必要となるもので、該検出角度と穿刺針5の挿入位置情報とで該断面像を得ることができる。次のステップST2では、該断層像上で前立腺基点位置が取得される。この前立腺基点位置は小線源を留置させる最初の個所となり、この基点から治療計画ソフトに基づきどれだけの距離で離れた個所が後に小線源を留置させる個所となる。次のステップST3では、前記治療計画ソフトに基づいて小線源を留置させる個所が取得され、最後のステップST4で、それらの個所が前記断面像上に表示される。穿刺針5が挿入されるであろう針挿入経路上においてである。このため、穿刺針を移動(後退)させながら、その先端が表示されている留置個所に一致するか否かを判断するだけで、予め定められた適切な位置に小線源を留置させることができるようになる。このことは、操作者の不注意によって誤った個所に小線源を留置させることはほとんどなくせることを意味する。
また、上述した実施例では、図11のフロー図に示すように概略次に示す動作がなされるようになる。すなわち、図11に示すように、ステップST1で、画像表示装置3に映像される穿刺針5の先端の位置を検出する。たとえば、穿刺針5の先端に相当する像の移動を追跡することによって容易に検出することができる。次のステップST2で、小線源留置計画位置を取得する。小線源留置計画位置マークLMが表示されることからこの位置は容易に判明する。次のステップST3で、穿刺針5の先端位置と小線源留置計画位置とが一致しているか否かを比較により判定する。これらの各位置は針挿入経路上にあることからその判定は極めて容易となる。次のステップST4で、一致がとれた場合に音声によって操作者に知らしめる。操作者はたとえ画像表示装置3を観察していない場合であっても、小線源を留置しなければならないことを該音声によって認識できることになる。
図5(a)、(b)は、それぞれ、図(a)、(b)に対応する図で、画像表示装置3において、前立腺縱断面図SI、針挿入経路NL、および前立腺基点位置マークBMが表示され、該前立腺基点位置マークBMが前立腺の先端からずれて表示されている場合において、前記前立腺基点位置マークBMと前立腺の先端との一致を図る場合の異なる実施例を示す説明図である。
この場合の実施例では、図6に示すように、操作パネル10にたとえばトラックボール10Aが備えられており、このトラックボール10Aを操作することにより、図5(a)に示すように、前記前立腺基点位置マークBMを画像表示装置3においてx軸方向に自由に移動させることができる。これにより、前記前立腺基点位置マークBMと前立腺の先端との一致がなされた場合、そのことを装置本体に知らしめるため、該操作パネル10を通して確認情報を入力させる。
後は、図5(b)に示すように、装置本体1では、前記グラフィック画像上にて、小線源留置計画位置マークFLを前記針挿入経路NL上に前立腺基点位置マークBMを始点として作成され、画像表示装置3に表示される。
なお、図5(a)、(b)においては、距離目安線FLは、小線源留置計画位置マークLMの際に作成されるように示しているものであるが、これに限定されることはなく、その前の段階で、前立腺基点位置マークBMの位置の確定と同時に作成されるようにしてもよいことはいうまでもない。距離目安線FLは、前立腺基点位置マークBMから一定距離離間させて作成され、各小線源留置計画位置マークLMの距離感を容易に把握できるように形成されるからである。
図7(a)、(b)は、図5(a)、(b)に変わる他の実施例を示す説明図で、画像表示装置3に前立腺縱断面図SIが映像される段階にて、自動的に少なくとも前立腺基点位置マークBMが表示されるようにした実施例である。上述した実施例のように超音波探触子4あるいはトラックボウル10Aを操作させることによって、前記前立腺基点位置マークBMと前立腺の先端との一致を図る手間を省く効果を奏する。
すなわち、図8に示すように、超音波画像取得回路11からの出力を入力させる前立腺の外輪郭抽出部22が備えられており、この前立腺の外輪郭から前立腺基点位置マークBMを前立腺基点位置マーク作成部13Cで形成しようとするものである。
前記前立腺の外輪郭抽出部22によって、メモリに格納されている前立腺縱断面図SIの輝度を検出することにより、該前立腺の外輪郭OLの情報を得、この情報から前立腺の先端の位置(最左端の外輪郭情報)を算出する。そして、図7(a)に示すように、該前立腺の先端の位置に合わせるようにして前立腺基点位置マークBMの位置を特定させ、これにより、自動的に該前立腺基点位置マークBMを設定することができる。
後は、図7(b)に示すように、装置本体1では、前記グラフィック画像上にて、小線源留置計画位置マークLMを前記針挿入経路NL上に前立腺基点位置マークBMを始点として作成され、画像表示装置3に表示される。
また、図1に示した実施例では、穿刺針5を移動させてその先端が小線源留置計画位置マークLMに重なった際にそれを音声で知らしめる構成としたものである。しかし、これに限定されることはなく、たとえば、図9に示すように、穿刺針5の先端が小線源留置計画位置マークLMに重なった際に、小線源留置位置比較処理部18から表示点滅部23へ出力を送出するように構成し、該表示点滅部23によって、前記グラッフィック画像の一部を点滅させるように構成するようにしてもよいことはいうまでもない。
上述した各実施例はそれぞれ単独に、あるいは組み合わせて用いても良い。それぞれの実施例での効果を単独であるいは相乗して奏することができるからである。
本発明による超音波装置の操作態様の一実施例を示す行程図である。 本発明による超音波装置の外観構成の一実施例を示す構成図である。 本発明による超音波装置の構成の一実施例を示すブロック図である。 本発明による超音波装置において所定の断面図を得るための超音波探触子の回動との関係で示した説明図である。 本発明による超音波装置の操作態様の他の実施例を示す行程図である。 本発明による超音波装置の構成の他の実施例を示すブロック図である。 本発明による超音波装置の操作態様の他の実施例を示す行程図である。 本発明による超音波装置の構成の他の実施例を示すブロック図である。 本発明による超音波装置の構成の他の実施例を示すブロック図である。 本発明による超音波装置の要部動作を示すフロー図である。 本発明による超音波装置の他の要部動作を示すフロー図である。
符号の説明
1……装置本体、2……治療治具、3……画像表示装置、4……超音波探触子、4D……探触子回転部、5……穿刺針、7……グリッドテンプレート、7A……ガイド孔、10……操作パネル、11……超音波画像取得回路、12……表示情報構成部、13……グラフィック画像作成部、13A……針挿入経路作成部、13B……小線源留置計画位置作成部、13C……前立腺基点位置マーク作成部、14……回転角度算出部、15……回転角度取得部、16……治療計画ソフト部、17……針先端位置解析部、18……小線源留置位置比較処理部、19……音声情報作成部、20……音声出力部、NL……針挿入経路、BM……前立腺基点位置マーク、LM……小線源留置計画位置マーク、FL……距離目安線。

Claims (7)

  1. 治療治具と画像表示装置を備え、前記治療治具は、少なくとも長手方向に並設される超音波振動子群を有し固定台に支持され少なくも長手方向と平行な軸を中心として回動できる超音波探触子と前記固定台に支持され該超音波探触子の長手方向に移動できる穿刺針をガイドできる複数のガイド孔が設けられたテンプレートとを備え、前記画像装置は、前記超音波振動子から得られる断層像を映像させるものであって、
    前記穿刺針はその先端から小線源を留置できるものであり、
    前記穿刺針を挿入するガイド孔の位置情報の入力によって該ガイド孔の軸を含む断層画像を前記超音波探触子の回動によって得る探触子回転手段と、
    前記断層画像とともに、少なくとも、前記軸上に表示される針挿入経路と、この針挿入経路上に表示される小線源留置計画位置マークとを作成するグラフィック画像作成手段が備えられていることを特徴とする超音波装置。
  2. 前記断層画像は前立腺の断層画像であって、前記グラフィック画像作成手段は、前記針挿入経路および小線源留置計画位置マークの他に、前立腺基点位置マークをも作成し、この前立腺基点位置マークを前記断層画像とともに表示することを特徴とする請求項1に記載の超音波装置。
  3. 前記前立腺基点位置マークは前記挿入経路に交叉する線分として表示されることを特徴とする請求項2に記載の超音波装置。
  4. 前記前立腺基点位置マークは、操作パネルからの入力で、前記挿入経路上を移動することを特徴とする請求項2、3のいずれかに記載の超音波装置。
  5. 超音波振動子群から得られる断層画像の情報から前立腺の外輪郭を抽出し、この外輪郭の一部に接触して前記前立腺基点位置マークを作成することを特徴とする請求項2に記載の超音波装置。
  6. 超音波振動子群から得られる断層画像の情報から穿刺針の先端の位置情報を検出する針先端解析手段と、この針先端解析手段からの情報が小線源留置計画位置の情報と一致するか否かの判定を行う小線源留置位置比較処理手段と、この小線源留置位置比較処理手段により前記一致が判定された際に音声を発生する音声出力手段とを備えてなることを特徴とする請求項2、3、4、5のいずれか記載の超音波装置。
  7. 超音波振動子群から得られる断層画像の情報から穿刺針の先端の位置情報を検出する針先端解析手段と、この針先端解析手段からの情報が小線源留置計画位置の情報と一致するか否かの判定を行う小線源留置位置比較処理手段と、この小線源留置位置比較処理手段により前記一致が判定された際に前記グラフィック画像の少なくとも一部を点滅させる表示点滅手段とを備えてなることを特徴とする請求項2、3、4、5のいずれか記載の超音波装置。
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