Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP4675284B2 - 内燃機関の温度測定装置 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP4675284B2 - 内燃機関の温度測定装置 - Google Patents

内燃機関の温度測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4675284B2
JP4675284B2 JP2006167258A JP2006167258A JP4675284B2 JP 4675284 B2 JP4675284 B2 JP 4675284B2 JP 2006167258 A JP2006167258 A JP 2006167258A JP 2006167258 A JP2006167258 A JP 2006167258A JP 4675284 B2 JP4675284 B2 JP 4675284B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
exhaust
time
calculated
internal combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006167258A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007332905A (ja
Inventor
真 服部
賢 小川
俊成 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2006167258A priority Critical patent/JP4675284B2/ja
Publication of JP2007332905A publication Critical patent/JP2007332905A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4675284B2 publication Critical patent/JP4675284B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

この発明は、内燃機関の温度測定装置に関する。
内燃機関の温度測定装置としては、例えば下記の特許文献1記載の技術が知られている。特許文献1記載の技術にあっては、酸化触媒付DPF(排気後処理装置)の下流側に設置された排気温センサで検出された出ガス温度に、排気後処理装置の温度変化に対する出ガス温度変化を一次遅れとムダ時間Lで規定する逆伝達関数を乗じて第1のDPF温度推定値を算出する。さらに、直近の2つの出ガス温度における温度変化からムダ時間L相当の時間だけ先の出ガス温度を予測し、予測値に上記した逆伝達関数を乗じて第2のDPF温度推定値を算出する。
そして、精度が要求されるPM堆積量の演算では第1のDPF温度推定値を使用すると共に、応答性が要求される過昇温防止制御では第2のDPF温度推定値を使用し、よって排気後処理装置についての制御を適切に行うように構成している。
特開2004−245109号公報
しかしながら、上記した従来技術にあっては、第1、第2のDPF温度推定値を算出する必要があって構成が複雑になっていた。また、ムダ時間相当の時間だけ先の予測値を用いて第2のDPF温度推定値を算出しているが、温度予測は困難であって算出精度の低下を招く不都合があった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、簡易な構成でありながら、排気温度などの内燃機関の温度を精度良く測定するようにした内燃機関の温度測定装置を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1に係る内燃機関の温度測定装置にあっては、内燃機関に設置され、排気系排気温度を検出する排気温度検出手段と、前記検出された排気温度の時間変動分を算出する排気温度時間変動分算出手段と、前記算出された排気温度の時間変動分をフィルタ処理するフィルタ処理手段と、および前記検出された排気温度と前記フィルタ処理された温度の時間変動分に基づいて前記排気系排気温度を算出する排気温度算出手段とを備えると共に、前記フィルタ処理手段は、前記算出された排気温度の時間変動分が減少するほど時間変動分の高周波成分に対するフィルタ出力が減少する一方、前記算出された排気温度の時間変動分が増加するほど時間変動分の低周波数成分に対するフィルタ出力が増加するようにフィルタ通過特性を変更する如く構成した。
請求項2に係る内燃機関の温度測定装置にあっては、前記フィルタ処理手段は、前記時間変動分の低周波数成分に対するフィルタ出力の重み関数を備えると共に、前記算出された排気温度の時間変動分が減少するほど前記重み関数の値が減少する一方、前記算出された排気温度の時間変動分が増加するほど前記重み関数の値が増加するように、前記重み関数を設定する如く構成した。
請求項1に係る内燃機関の温度測定装置にあっては、検出された排気温度の時間変動分を算出し、算出された排気温度の時間変動分をフィルタ処理し、それら検出された排気温度とフィルタ処理された排気温度の時間変動分に基づいて排気系排気温度を算出すると共に、算出された排気温度の時間変動分が減少するほど、時間変動分の高周波成分に対するフィルタ出力が減少する一方、算出された温度の時間変動分が増加するほど、時間変動分の低周波数成分に対するフィルタ出力が増加するように、より具体的には、前記算出された温度の時間変動分が減少するほど、通過周波数(遮断周波数)が下がる一方、前記算出された温度の時間変動分が増加するほど、通過周波数が上がるように、フィルタ通過特性を変更する如く構成したので、簡易な構成でありながら、内燃機関の排気温度を、ノイズを除去しつつ、精度良く測定することができ、さらに、精度と応答性の向上を両立させることができる。
請求項2に係る内燃機関の温度測定装置にあっては、算出された排気温度の時間変動分が小さくなるほど重み関数の値が減少する一方、算出された排気温度の時間変動分が大きくなるほど重み関数の値が増加する如く構成したので、上記した効果に加え、精度と応答性の向上を一層両立させることができる。
即ち、排気温度の時間変動分が減少するほど、その高周波成分に対するフィルタ出力が減少するように、換言すれば、排気温度の時間変動分が減少するほど通過周波数(遮断周波数)が下がるようにフィルタ通過特性を変更することで、ノイズを除去することができ、算出される排気温度が検出された排気温度に近い値となり、検出精度が向上する。
一方、大きな時間変動は高周波側に出現することから、排気温度の時間変動分が増加するほど、その低周波数成分に対するフィルタ出力が増加するように、換言すれば、排気温度の時間変動分が増加するほど通過周波数が上がるようにフィルタ通過特性を変更することで、直近の検出温度をフィルタ出力に大きく反映させることができ、応答性を改善することができる。以上から、精度と応答性の向上を両立させることができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る内燃機関の温度測定装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の実施例に係る内燃機関の温度測定装置を模式的に示す概略図である。尚、実施例においては内燃機関の温度測定装置として、内燃機関の排気処理装置を例にとって説明する。
図1において、符号10は4気筒の内燃機関(ディーゼルエンジン。以下「エンジン」という)を、10aはその本体を示す。エンジン10において、エアクリーナ12から吸入された吸気は吸気管14を流れる。
吸気管14の適宜位置にはインテークシャッタ16が配置される。インテークシャッタ16はバルブ16aとそれに接続される電動モータなどのアクチュエータ16bを備え、駆動回路(図示せず)を介してアクチュエータ16bが駆動されるとき、それに応じてバルブ16aが閉鎖方向に駆動されて吸気管14の開度を絞り方向に調整し、そこを通過する吸気量を減少させる。
吸気管14を流れる空気はその下流の吸気マニホルド20を通ってそれぞれの気筒に至り、吸気バルブ(図示せず)が開弁すると共に、ピストン(図示せず)が下降するとき、燃焼室(図示せず)に吸入される。吸入された空気はピストンが上昇するとき圧縮されて高温となる。
燃料タンク(図示せず)に貯留された燃料(軽油)はポンプおよびコモンレール(共に図示せず)を介してそれぞれの気筒の燃焼室を臨む位置に配置されたインジェクタ22に供給され、インジェクタ22が駆動回路(図示せず)を介して駆動(開弁)されるとき、燃焼室に噴射され、圧縮されて高温となった吸入空気に触れて自然着火して燃焼する。それによってピストンは下方に駆動された後、再び上昇し、排気バルブ(図示せず)が開弁するとき、排気(排ガス)を排気マニホルド(排気系)24に排出する。排気は、次いでその下流の排気管(排気系)26を流れる。
排気管26には、吸気管14に接続されるEGR管30が設けられると共に、EGR管30にはEGRバルブ30aが設けられる。EGRバルブ30aは駆動回路(図示せず)を介して作動させられるとき、EGR管30を開放して排気の一部を吸気系に還流させる。
また、排気管26において、EGR管30の接続位置の下流にはターボチャージャ(図に「T/C」と示す)32のタービン(図示せず)が設けられ、排気によって回転させられ、それに機械的に接続されたコンプレッサ32aを駆動し、エアクリーナ12から吸入される空気を過給する。
排気管26において、ターボチャージャ32の配置位置の下流には、白金などからなる酸化触媒装置(図に「CAT」と示す)34が配置される。酸化触媒装置34は、排気中の未燃HCを酸化して除去する。
酸化触媒装置34の下流にはDPF(Diesel Particulate Filter。フィルタ)36が配置され、排気中の微粒子物質(Particulate)を捕集する。DPF36はセラミック製のハニカムフィルタからなり、その内部には上流側端部が閉塞されて下流側端部が開放された排気通路と、上流側端部が開放されて下流側端部が閉塞された排気通路とが交互に配列されると共に、隣接する通路間には10μm程度の孔径の多くの孔が穿設された多孔質の壁面が形成され、排気中の微粒子物質をその孔で捕集する。
排気はDPF36を通った後、サイレンサ、テールパイプなど(全て図示せず)を流れてエンジン10の外部に放出される。
エンジン10のクランク軸(図示せず)の付近には複数組の電磁ピックアップからなるクランク角センサ40が配置され、気筒判別信号を出力すると共に、4気筒のそれぞれのTDCあるいはその付近でTDC信号を出力し、さらに所定クランク角度ごとにクランク角度信号を出力する。
さらに、エンジン10の冷却水通路(図示せず)の付近には水温センサ42が配置され、エンジン冷却水温TWに応じた信号を出力すると共に、吸気管14においてエアクリーナ12の付近には吸気温度センサ44が配置され、エンジン10に吸入される吸気の温度に応じた信号を出力する。
また、エンジン10が搭載される車両の運転席(図示せず)の床面に配置されたアクセルペダル46の付近にはアクセル開度センサ50が配置され、アクセル開度θAPに応じた信号を出力すると共に、車輪(図示せず)の適宜位置には車輪速センサ52が配置され、車輪の所定角度当たりの回転ごとに信号を出力する。
また、エンジン10の排気系において、ターボチャージャ32の下流で酸化触媒装置34の上流の適宜位置には第1の排気温度センサ54が配置され、酸化触媒装置34の上流側の排気温度に応じた出力Ts1を生じると共に、酸化触媒装置34の下流でDPF36の直前には第2の排気温度センサ56が配置され、DPF36の上流側の排気温度に応じた出力Ts2を生じる。第1、第2の排気温度センサ54,56は、具体的には、電気抵抗を利用したサーミスタからなる。
さらに、DPF36には差圧センサ60が配置され、DPF36に流入する排気の圧力とDPF36から流出する排気の圧力の差圧PDIFに応じた出力を生じる。
上記したセンサ群の出力は、ECU(Electronic Control Unit。電子制御ユニット)62に送られる。
ECU62はCPU,ROM,RAMおよび入出力回路からなるマイクロコンピュータから構成される。ECU62は、センサ群の出力の中、クランク角センサ40から出力されるクランク角度信号をカウンタでカウントしてエンジン回転数NEを検出(算出)すると共に、車輪速センサ52の出力をカウンタでカウントして車速を検出する。
ECU62は、DPF36の再生が必要と判断されるとき、エンジン回転数NEと通常の燃料噴射量Qとからポスト噴射の基本噴射量を算出すると共に、第1、第2の排気温度センサ54,56の出力Ts1,Ts2から検出された排気温度からその補正量を算出する。
次いでECU62は、エンジン10が低、中負荷にあるとき、爆発行程から排気行程に移行した付近において基本噴射量を補正して得た噴射量に相当する燃料をポスト噴射する。噴射された燃料は排気系を流れ、酸化触媒装置34に至って酸化反応(燃焼)を生じる。燃焼によって加熱された排気は下流のDPF36に流れ、そこに堆積されていた微粒子物質を除去し、DPF36を再生する。
上記を前提としてこの実施例に係る内燃機関の温度測定装置を説明する。
図1に示す如く、ECU62は排気温度推定演算ブロック62aを備える。排気温度推定ブロック62aは、排気系の温度を測定する第1、第2の排気温度センサ54,56の出力Tsから推定排気温度Tex’(排気温度Texを精度良く近似する推定温度)を推定演算(温度測定)する。第1、第2の排気温度センサ54,56が検出する温度は共に排気温度であることから、以下ではそれらの出力を単にTsと総称する。
図2は、排気温度推定演算ブロック62aの処理を詳細に示すブロック図である。
第1の排気温度センサ54(あるいは第2の排気温度センサ56)の出力(検出された温度)Tsは所定時間Δtごとに時間変動分算出ブロック62a1に入力され、そこで図示の式に従って時間変動分(時間変動値)dTsが算出される。尚、この明細書でt、Δtは離散系のサンプル番号を表わし、tは今回値、即ち、今回入力あるいは検出された値を、(t−Δt)はΔt前に入力あるいは検出された値、即ち、前回値を示す。Δtは具体的には、0.1secである。
算出された時間変動分dTsには排気温度と関わらない変動成分も含まれることから、それを除去するため、算出された時間変動分dTsは低域通過フィルタ(ローパスフィルタ)62a2に入力される。
低域通過フィルタ62a2の通過特性パラメータCは、パラメータ設定ブロック62a3で設定される。パラメータ設定ブロック62a3においては、図示のフィルタ特性関数に基づき、時間変動分dTsの二乗の逆正接(arc tangent)を求めると共に、それに定数pを乗じることでパラメータCが算出される。
フィルタ特性関数はより具体的には、算出された時間変動分dTsの値が増加するほど、パラメータCの値が増加する、逆にいえば、算出された時間変動分dTsの値が減少するほど、パラメータCの値が減少するような特性を持つ関数からなり、図示の逆正接はその一例である。尚、定数pは、0.1とする。
低域通過フィルタ62a2においては、算出(設定)されたパラメータCを用い、図示の式に従って出力が算出される。即ち、低域通過フィルタ62a2においては、時間変動分dTsの今回値とCの積と、時間変動分dTsの前回値と(1−C)の積とを加算して出力が算出、より具体的にはパラメータCを重みとしつつ、時間変動分の今回値と前回値の加重平均を求めることで出力が算出される。
低域通過フィルタ62a2の出力は増幅ブロック62a4に送られ、そこで適宜な倍率で増幅される。ただし、この実施例では増幅率は1倍とする。
増幅ブロック62a4の出力dTs(filter)は加算ブロック62a5に入力され、そこで第1の排気温度センサ54(あるいは第2の排気温度センサ56)の出力Tsに補正分として加算され、その和が推定排気温度Tex’として出力(温度測定)される。
図3および図4は、図2に示す排気温度推定演算(温度測定)を検証するために発明者達が行ったシミュレーション結果を示すグラフである。
図3および4に、排気温度センサ出力Tsと真の排気温度Texを示す。第1、第2の温度センサ54,56は熱容量を持つために熱応答遅れが生じ、真の排気温度Texが急変した場合、排気温度センサ出力Tsは、応答性良くその変動に追従することができない。
そこで、図2の構成においてパラメータCを固定値、即ち、排気温度センサ出力Tsの時間変動分dTsの大きさに関わらず、一定値に設定した場合の加算ブロック62a5の出力を、図3に符号Texfh,Texflで示す。符号TexfhはパラメータCを高い一定値に設定した場合、Texflは低い一定値に設定した場合を示す。
図3から明らかな如く、温度変化の少ない領域ta,tcでは応答性よりも精度を重視してTexflを用いる一方、温度変化の大きい領域tbでは精度よりも応答性を重視してTexfhを用いるのが望ましい。しかしながら、領域tcでは真の排気温度Texは未だ緩やかに上昇を続けており、温度変化補正を重視しないTexflは、真の排気温度Texに対して誤差を生じている。このように、温度変化の大きい領域tbと小さい過渡領域ta,tcにおいては、精度と応答性を両立させない限り、誤差が避けられない。
そこで、この実施例においては、前記した如く、パラメータCの値が温度の時間変動分dTsが大きいときは大きく、小さいときは小さくなるようにフィルタ特性関数を設定した。図4に、それによって得られる排気温度推定値を符号Tex’で示す。
この実施例は上記の如く構成したので、温度の時間的変動分の多寡の判別を要することなく、排気温度の変化が大きい領域tbにおける排気温度推定の応答性と、排気温度変化が小さい領域ta,tcにおける排気温度の推定精度を両立させることができ、さらに領域tcのような変化が過渡的な場合において排気温度を一層精度良く推定することができる。
即ち、パラメータ設定ブロック62a3で設定されるパラメータCは、温度の時間変動分dTsが大きくなるにつれて増加するように設定されると共に、低域通過フィルタ62a2においてフィルタ出力は、そのパラメータCを重みとしつつ時間変動分の今回値と前回値の加重平均値を求めることで算出される。より具体的には、フィルタ出力は、温度の時間変動分の今回値とCの積と前回値と(1−C)の積を加算して算出される。
従って、温度の時間変動分dTsが大きいときはフィルタ出力が大きくなる、換言すれば、温度の時間変動分dTsが増加するほど温度の時間変動分dTsの低周波数成分に対するフィルタ出力が増加するように、別言すれば、フィルタ出力による補正分が増加するように構成されることから、推定排気温度Tex’の応答性を改善することができる。
即ち、大きな時間変動は高周波側に出現することから、温度の時間変動分が増加するほど通過周波数が上がるようにフィルタ通過特性を変更することで、直近の検出温度をフィルタ出力に大きく反映させることができ、応答性を改善することができる。
他方、温度の時間変動分dTsが小さいときは、算出された温度の時間変動分dTsが減少するほど、温度の時間変動分dTsの高周波成分に対するフィルタ出力が減少するように、換言すればフィルタ出力が減少して補正分が減少するように構成されることから、推定排気温度Tex’はセンサ出力Tsに近い値となって精度が向上する。
即ち、温度の時間変動分が減少するほど通過周波数(遮断周波数)が下がるようにフィルタ通過特性を変更するように構成されることで、ノイズを除去でき、算出される温度は検出された温度に近い値となって検出精度が向上する。
このように、この実施例に係る内燃機関(エンジン)10の温度測定装置にあっては、内燃機関(エンジン)10に設置され、排気系排気温度(より具体的には温度センサ54,56の出力)Tsを検出する排気温度検出手段(第1、第2の排気温度センサ54,56)と、前記検出された排気温度Tsの時間変動分dTsを算出する排気温度時間変動分算出手段(排気温度推定演算ブロック62a、時間変動分算出ブロック62a1)、前記算出された排気温度の時間変動分dTsをフィルタ処理するフィルタ処理手段(排気温度推定演算ブロック62a、低域通過フィルタ62a2、パラメータ設定ブロック62a3)と、および前記検出された排気温度Tsと前記フィルタ処理された排気温度の時間変動分dTsに基づいて前記排気系排気温度を算出する排気温度算出手段(排気温度推定演算ブロック62a、増幅ブロック62a4、加算ブロック62a5)とを備えると共に、前記フィルタ処理手段は、前記算出された排気温度の時間変動分dTsが減少するほど時間変動分dTsの高周波成分に対するフィルタ出力が減少する一方、前記算出された排気温度の時間変動分dTsが増加するほど時間変動分dTsの低周波数成分に対するフィルタ出力が増加するように、より具体的には、前記算出された温度の時間変動分dTsが小さくなるほど、通過周波数(遮断周波数)が下がる一方、前記算出された温度の時間変動分dTsが大きくなるほど、通過周波数が上がるように、フィルタ通過特性(通過特性パラメータC)を変更する如く構成した。これにより、簡易な構成でありながら、排気温度などのエンジン10の温度を、ノイズを除去しつつ、精度良く測定することができる。また、精度と応答性の向上を両立させることができる。
また、予測値を用いないため、予測誤差に起因する推定誤差を生じることがない。さらに、かく測定された温度を用いることで、内燃機関の全ての運転モードにおいて常に最適な制御を行うことを可能とする。
より具体的には、前記フィルタ処理手段は、前記時間変動分dTsの低周波数成分に対するフィルタ出力の重み関数(通過特性パラメータC)を備えると共に、前記算出された排気温度の時間変動分dTsが減少するほど前記重み関数Cの値が減少する一方、前記算出された排気温度の時間変動分dTsが増加するほど前記重み関数Cの値が増加するように、前記重み関数Cを設定する如く構成した。これにより、上記した効果に加え、精度と応答性の向上を一層両立させることができる。
尚、上記において、図2のパラメータ設定ブロック62a3で使用されるフィルタ特性関数としてarc tangent(逆正接)関数を用いたが、それに限定されるものではない。フィルタ特性関数は、温度の時間変動分dTsが増加するほど増加する、あるいは減少するほど減少するような特性、即ち、単調増加特性を持つ関数であれば、どのようなものでも良い。
また、内燃機関の排気系に設置された第1、第2の排気温度センサ54,56からなる2個の温度センサの出力から設置部位の温度をそれぞれ推定演算(測定)するようにしたが、1個の排気温度センサの出力に基づいて温度を推定演算(測定)する場合にも妥当する。排気系の構成も、図1に示したものに限られるものではない。
また、内燃機関の温度として排気温度を測定する場合を例にとったが、この発明はそれに限られるものではなく、吸気系の温度を測定する場合にも適用可能である。
さらに、内燃機関としてディーゼルエンジンを用いると共に、その温度を測定する場合を例にとったが、この発明はガソリンエンジンの温度を測定する場合であっても良く、さらには内燃機関と電動機を備えたハイブリッド型の温度を測定する場合であっても良い。
尚、上記において、この発明を車両用の内燃機関を例にとって説明したが、この発明は、クランク軸を鉛直方向とした船外機などのような船舶用推進機関用の内燃機関にも適用が可能である。
この発明の実施例に係る内燃機関の温度測定装置を排気処理装置を例にとって模式的に示す概略図である。 図1に示すECUの排気温度推定演算ブロックの処理を詳細に示すブロック図である。 図2に示す排気温度推定演算を検証するために発明者達が行ったシミュレーション結果を示すグラフである。 同様に、図2に示す排気温度推定演算を検証するために発明者達が行ったシミュレーション結果を示すグラフである。
符号の説明
10 ディーゼルエンジン(内燃機関。エンジン)、54 第1の排気温度センサ、56 第2の排気温度センサ、62 ECU(電子制御ユニット)、62a 排気温度推定演算ブロック、62a1 時間変動分算出ブロック、62a2 低域通過フィルタ、62a3 パラメータ設定ブロック、62a4 増幅ブロック、62a5 加算ブロック

Claims (2)

  1. 内燃機関に設置され、排気系排気温度を検出する排気温度検出手段と、前記検出された排気温度の時間変動分を算出する排気温度時間変動分算出手段と、前記算出された排気温度の時間変動分をフィルタ処理するフィルタ処理手段と、および前記検出された排気温度と前記フィルタ処理された排気温度の時間変動分に基づいて前記排気系排気温度を算出する排気温度算出手段とを備えると共に、前記フィルタ処理手段は、前記算出された排気温度の時間変動分が減少するほど時間変動分の高周波成分に対するフィルタ出力が減少する一方、前記算出された排気温度の時間変動分が増加するほど時間変動分の低周波数成分に対するフィルタ出力が増加するようにフィルタ通過特性を変更することを特徴とする内燃機関の温度測定装置。
  2. 前記フィルタ処理手段は、前記時間変動分の低周波数成分に対するフィルタ出力の重み関数を備えると共に、前記算出された排気温度の時間変動分が減少するほど前記重み関数の値が減少する一方、前記算出された排気温度の時間変動分が増加するほど前記重み関数の値が増加するように、前記重み関数を設定することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の温度測定装置。
JP2006167258A 2006-06-16 2006-06-16 内燃機関の温度測定装置 Expired - Fee Related JP4675284B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006167258A JP4675284B2 (ja) 2006-06-16 2006-06-16 内燃機関の温度測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006167258A JP4675284B2 (ja) 2006-06-16 2006-06-16 内燃機関の温度測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007332905A JP2007332905A (ja) 2007-12-27
JP4675284B2 true JP4675284B2 (ja) 2011-04-20

Family

ID=38932604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006167258A Expired - Fee Related JP4675284B2 (ja) 2006-06-16 2006-06-16 内燃機関の温度測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4675284B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5267569B2 (ja) * 2009-10-22 2013-08-21 トヨタ自動車株式会社 排気温度測定装置および排気温度測定方法
JP6222027B2 (ja) * 2014-09-24 2017-11-01 株式会社デンソー ガスセンサの信号処理装置
WO2020261492A1 (ja) * 2019-06-27 2020-12-30 理化工業株式会社 温度推定装置、温度推定方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0742587A (ja) * 1993-07-29 1995-02-10 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の空燃比制御装置
JPH09256897A (ja) * 1996-03-22 1997-09-30 Unisia Jecs Corp 内燃機関の燃料噴射制御装置
WO2002070873A1 (en) * 2001-03-02 2002-09-12 Hitachi, Ltd. Device and method for diagnosing internal combustion engine and internal combustion engine control method using the device and method
JP4346871B2 (ja) * 2002-07-16 2009-10-21 三菱自動車工業株式会社 触媒温度推定装置
JP4063129B2 (ja) * 2003-04-14 2008-03-19 日産自動車株式会社 内燃機関の制御装置
JP2005127741A (ja) * 2003-10-21 2005-05-19 Sumitomo Metal Ind Ltd 気体物質の漏洩検知方法および漏洩検知装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007332905A (ja) 2007-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4430704B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
US7146804B2 (en) Exhaust gas cleaning system having particulate filter
CN102695854B (zh) 用于颗粒过滤器的异常判定装置
JP4403944B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
CN110173361B (zh) 用于运行内燃机的方法
JP4103719B2 (ja) エンジンの排気浄化装置および微粒子捕集フィルタの微粒子堆積状態判定方法
EP1455060B1 (en) Engine exhaust gas purification device
JP2005054657A (ja) エンジンの制御装置
WO2010073511A1 (ja) 排気浄化装置の再生不良診断方法
CN113027575B (zh) 尾气排放的控制方法、装置及发动机热管理系统
JPWO2010095219A1 (ja) 内燃機関の検出装置
WO2013073326A1 (ja) Dpfのpm堆積量推定装置
CN106574530A (zh) 发动机的控制装置
JP2006503226A (ja) 粒子フィルタの堆積を検知する方法
JP4675284B2 (ja) 内燃機関の温度測定装置
JP2013148045A (ja) エンジンの排気浄化システム
JP5206601B2 (ja) 排気還流制御装置
JP4305402B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2006316744A (ja) 内燃機関の排気処理装置
JP5136465B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP6339653B2 (ja) Dpfのpm堆積量推定方法
JP5093093B2 (ja) 内燃機関の異常判定装置
JP6365319B2 (ja) Pmセンサの異常診断装置
JP2019116876A (ja) センサ診断システム
JP4591319B2 (ja) 内燃機関用排気浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100824

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees