JP4677582B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル画像データに画素補間などを施す画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、デジタル・ビデオ・カメラやデジタル・スチル・カメラなどの撮像デバイスでは、レンズ群やプリズムなどからなる光学系を透過した光はCCDセンサやCMOSセンサなどの撮像センサで検出され画像信号に変換される。その画像信号はデジタル信号(原画像データ)にA/D変換された後に、画素補間、色空間変換、輪郭強調および解像度変換などの種々の画像処理を施され、液晶表示装置(ファインダー)などで表示される。また撮像デバイスの中には、その画像処理を施した画像データを、JPEG(Joint Photographic Experts Group)やモーションJPEG、MPEG(Moving Picture Experts Group)などの各種方式で圧縮符号化した後に不揮発性メモリなどのメモリカードに書き出したり、インターフェースを介してパーソナル・コンピュータなどの外部機器に出力したりする機能を有するものもある。また、通常、前記原画像データに対する画像処理のリアルタイム性を高めるべく、撮像デバイスには画像処理専用のチップ(集積回路)が組み込まれている。しかし、ハードウェア構成のチップがなし得る画像処理には、予め組み込まれた画像処理しか実行できないという制限があり、このため、ハードウェアの仕様から外れた画像処理(適応型画像処理と呼ばれる。)はCPUに依存したプログラム(ソフトウェア)で実現される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、そのようなCPUに依存した適応型画像処理ではオーバーヘッドが大きく、処理時間が長大化し易いという問題がある。例えば、撮像した原画像データをソフトウェア処理で画素補間する場合、その原画像データは一旦、SDRAMなどのバッファに転送され格納される。次いでCPUは、そのバッファにアクセスして2次元画素配列の原画像データを読み出さねばならないため、データ転送そのものに非常に時間がかかってしまう。また、CPUにおけるソフトウェア処理とチップにおけるハードウェア処理とを組み合わせた画像処理を行う場合にもデータ転送時のオーバーヘッドが大きくなる。すなわち、1画素毎のデータ転送回数には、CPUとバッファとの間で画像データを読出しおよび書き出しするために2ステップ、チップとバッファとの間で補間データを読出しおよび書き出しするために2ステップが要求され、合計4ステップが必要となる。このことが処理時間を長大化させる一因にもなっていた。
【0004】
以上の問題に鑑みて本発明が解決しようとするところは、ハードウェア処理とソフトウェア処理とを組み合わせた画像処理の速度を大幅に向上し得る画像処理装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、ハードウェアで構成される画像処理部と、所定のプログラムに基づいた適応型画像処理を実行するマイクロ・プロセッサと、を備えた画像処理装置であって、前記画像処理部は、当該画像処理部により行う処理における、処理途中の画像データを保持するレジスタを備え、前記マイクロ・プロセッサは、前記レジスタに保持された画像データを当該レジスタに直接アクセスして読出し、且つ、前記適応型画像処理を施した画像データを当該レジスタに直接アクセスして戻すインターフェースを備え、前記画像処理部は、入力する画像データの所定の2次元局所領域の画素データを保持する第1の前記レジスタと、当該第1のレジスタに保持された前記画素データを用いた画素補間を実行する画素補間回路と、を備え、前記画素補間回路は、前記2次元局所領域内の全画素データの平均値または前記2次元局所領域内の各色成分毎の平均値を算出し、前記各平均値を第2の前記レジスタに保持させる線形演算回路と、前記画素補間回路は、前記2次元局所領域内の前記各色成分毎の平均値を特定の色成分の平均値で除算した色成分比率を算出し、該色成分比率を第3の前記レジスタに保持させる色成分比演算回路と、を備えることを特徴とするものである。
また請求項2に係る発明は、ハードウェアで構成される画像処理部と、所定のプログラムに基づいた適応型画像処理を実行するマイクロ・プロセッサと、を備えた画像処理装置であって、前記画像処理部は、当該画像処理部により行う処理における、処理途中の画像データを保持するレジスタを備え、前記マイクロ・プロセッサは、前記レジスタに保持された画像データを当該レジスタに直接アクセスして読出し、且つ、前記適応型画像処理を施した画像データを当該レジスタに直接アクセスして戻すインターフェースを備え、前記画像処理部は、入力する画像データの所定の2次元局所領域の画素データを保持する第1の前記レジスタと、当該第1のレジスタに保持された前記画素データを用いた画素補間を実行する画素補間回路と、を備え、前記画素補間回路は、前記2次元局所領域内の全画素データの平均値または前記2次元局所領域内の各色成分毎の平均値を算出し、前記各平均値を第2の前記レジスタに保持させる線形演算回路と、前記2次元局所領域内の所定の注目画素の画素データと前記平均値との偏差(高域成分)を算出し、該偏差を第4の前記レジスタに保持させる高域成分演算回路と、を備えることを特徴とするものである。
また請求項3に係る発明は、ハードウェアで構成される画像処理部と、所定のプログラムに基づいた適応型画像処理を実行するマイクロ・プロセッサと、を備えた画像処理装置であって、前記画像処理部は、当該画像処理部により行う処理における、処理途中の画像データを保持するレジスタを備え、前記マイクロ・プロセッサは、前記レジスタに保持された画像データを当該レジスタに直接アクセスして読出し、且つ、前記適応型画像処理を施した画像データを当該レジスタに直接アクセスして戻すインターフェースを備え、前記画像処理部は、入力する画像データの所定の2次元局所領域の画素データを保持する第1の前記レジスタと、当該第1のレジスタに保持された前記画素データを用いた画素補間を実行する画素補間回路と、を備え、前記画素補間回路は、前記2次元局所領域内の任意の画素データを昇順または降順に並べ替え、第5の前記レジスタに保持させる並べ替え演算回路を備えることを特徴とするものである。
【0006】
また請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の画像処理装置であって、前記画像処理部に対する画像データの入出力は少なくとも1チャンネルのDMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)で実行されるものである。
【0007】
また請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の画像処理装置であって、前記マイクロ・プロセッサの処理速度が前記画像処理部の処理速度と同程度もしくは当該処理速度よりも低い場合に、少なくとも、前記マイクロ・プロセッサで前記適応型画像処理を実行する期間は、前記レジスタに同一の画像データを保持させ、且つ、前記画像処理部における処理を一時中断させるものである。
【0008】
また請求項6に係る発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の画像処理装置であって、少なくとも、前記マイクロ・プロセッサで前記適応型画像処理を実行する期間に前記レジスタが同一の画像データを保持するように、前記マイクロ・プロセッサの処理速度が前記画像処理部の処理速度よりも高く設定されるものである。
【0014】
また請求項7に係る発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載の画像処理装置であって、前記画素補間回路は、前記2次元局所領域内の画素データの各々に所定の係数値を乗算して加算する空間フィルタリングを実行し、第6の前記レジスタに保持させる空間フィルタ回路を備える。
【0015】
また請求項8に係る発明は、請求項7記載の画像処理装置であって、前記空間フィルタ回路は、前記各画素データに対応する係数値を記憶した複数種類の係数テーブルと、該係数テーブルを切り換えるセレクタと、を備える。
【0016】
そして請求項9に係る発明は、請求項1〜8の何れか1項に記載の画像処理装置であって、前記インターフェースとしてコプロセッサ・インターフェースを用いたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置を搭載したデジタル・スチル・カメラ1の全体構成を示す機能ブロック図である。このデジタル・スチル・カメラ1は、AF(オート・フォーカス)機能や自動露出調節機能などを備えた光学機構11を有しており、この光学機構11を通して入射した被写体画像の光がCCDからなる画像撮像センサ12で検出される。また被写体を撮影するタイミングと同期するように光量を調節された光をストロボ(閃光装置)30から発して被写体に照射することができる。アナログ信号処理回路13は、画像撮像センサ12から出力された被写体の画像信号をデジタル化して得られる原画像データをRPU(リアルタイム・プロセッシング・ユニット)14に出力する。RPU(画像処理部)14は入力する原画像データに対して、後述する画素補間や色空間変換などの画像処理をリアルタイムに実行する機能を有する。また上記アナログ信号処理回路13とRPU14はそれぞれメイン・バス10と接続されており、アナログ信号処理回路13から出力される原画像データをRPU14に入力させずに、メイン・バス10を介して主メモリ26に転送させ一時記憶させることができる。
【0018】
またRPU14から出力された画像データは主メモリ26のバッファ領域に転送されて一時記憶されたり、メイン・バス10を介してディスプレイ・モジュール20に転送されLCD(液晶表示装置)23に表示されたりする。尚、同図中、符号21はデジタル・エンコーダ、22はLCD駆動回路22を示している。またそのバッファ領域に記憶された画像データは、CPU17やDMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)コントローラ24の制御により読み出され、メイン・バス10を介して圧縮処理部25に転送されJPEGやMPEGなどの方式で圧縮符号化された後に、インターフェース27Aに転送され不揮発性メモリからなるメモリ・カード27に格納できる。また圧縮処理部25で圧縮符号化した画像データを外部インターフェース28に転送し、この外部インターフェース28と接続された外部の表示装置やコンピュータなどに転送することも可能である。
【0019】
尚、図1中、符号15は画像撮像センサ12を駆動する駆動回路、符号16はRPU14および駆動回路15などの動作タイミングを規律するタイミング・ジェネレータ、符号18はPLL発振回路、符号19はCPU17の補助演算を実行するコプロセッサを示している。またクロック・ジェネレータ29は、PLL発振回路18から供給されるクロック信号を逓倍もしくは分周することで、RPU14、タイミング・ジェネレータ16、CPU17およびデジタル・エンコーダ21などの全モジュールの駆動クロック信号を生成する。
【0020】
上記画像撮像センサ(CCD撮像センサ)12は、光電効果で発生したキャリア(電子またはホール)を蓄積する電荷蓄積部と、蓄積されたキャリアに電界を印加して転送するように制御する電荷転送部とを備える一般的なものである。例えば、IT−CCD(Interline Transfer CCD;インタライン転送CCD)、FF−CCD(Full Frame CCD;フルフレームCCD)、FT−CCD(Frame Transfer CCD;フレーム転送CCD)、FIT−CCD(Frame Interline Transfer CCD;フレームインターライン転送CCD)などが挙げられる。また画像撮像センサ12としては、画素を構成するラインのうち偶数番目ラインからなるフィールド(偶数フィールド)と奇数番目ラインからなるフィールド(奇数フィールド)とから交互に画素データを読み出されるインターレース(飛越し走査)タイプのものと、ライン順次に画素データを読み出されるプログレッシブ(順次走査)タイプのものとの何れかが使用される。尚、本実施の形態では、画像撮像センサ12にCCD撮像センサを採用するが、これに限らず、電荷転送部をもたないCMOS撮像センサを採用してもよい。このような画像撮像センサ12の感光部上には単板式の色フィルタ・アレイが配設されている。
【0021】
図2は、上記RPU14の概略構成を示す機能ブロック図である。RPU14は集積回路化されており、単一画素処理部40,画素補間・ガンマ補正処理部41,色空間変換・色抑圧処理部42,空間フィルタリング・コアリング処理部43および解像度変換部44を備えている。各処理ブロック40〜44はメイン・バス10と接続されており、画像データを処理ブロック40〜44でシリアル(逐次的)に画像処理させることができるし、一の処理ブロックのみで画像処理することも可能である。例えば、主メモリ26に一時記憶された画像データをメイン・バス10経由で画素補間・ガンマ補正処理部41にDMA転送し画像処理させた後、画素補間・ガンマ補正処理部41から出力された処理データをメイン・バス10経由で主メモリ26上のバッファにDMA転送し格納することができる。
【0022】
前記単一画素処理部40は、主メモリ26上のバッファからDMA転送されて入力する原画像データを単一画素単位で処理する機能を有し、入力する原画像データを複数フレームもしくは複数フィールドに亘り平均化する経時的平均化処理やシェーディング処理などを実行する。例えば、経時的平均化処理では、被写体の露光量が不足している場合、画像撮像センサ12から通常周期で読出した複数フレームまたは複数フィールドに亘る画素データを累積することで露出量を増大させる処理が行われる。従来、被写体の露光量が不足している場合は、画像撮像センサ12からの画素データの読出しを所定期間停止し、画像撮像センサ12の感光部における蓄積電荷量を十分に増大させた後に画素データを読出したり、アナログ信号処理回路13で画像信号を増幅したりすることが行われていたが、これらでは画素データに含まれるノイズも増大しS/N特性が低下するという問題が生じていた。また、シェーディング処理は、画像の全体が平均的に一様な明るさになるように、各画素の輝度値をゲイン調整することで実行される。ここで、シェーディングとは、光学機構11の中心部に対する周辺部の減光や、画像撮像センサ12の受光感度の不均一に起因して生ずる、被写体画像の本来の輝度と映像信号との間の変換特性の不整合を意味しており、例えば、画像の周辺部が中心部に比べて暗くなるという輝度ムラとなって現れるものである。
【0023】
次に、上記画素補間・ガンマ補正処理部41は主要な機能として、後に詳述するように、内部に組み込まれた空間レジスタ群(レジスタ)50に一時記憶した画素データを用いて各画素毎に不足の色成分を補間する画素補間機能と、ルック・アップ・テーブル(以下、LUTと呼ぶ。)を用いてガンマ値などを補正するガンマ補正機能とを有している。画像撮像センサ12の感光部上に配設される単板式の色フィルタ・アレイには、「R(赤色)」,「G(緑色)」,「B(青色)」の3原色系色フィルタや、「Y(イエロー色)」、「M(マゼンダ色)」、「C(シアン色)」、「G(緑色)」のような4色の補色系色フィルタなどがある。図3は、ベイヤー配列と称する3原色系色フィルタ配列35を例示する模式図、図4は、補色系色フィルタ配列37を例示する模式図である。3原色系の色フィルタ配列35は、太線枠で示した2×2画素の単位画素領域36を繰り返し単位として配列して構成される。その単位画素領域36には、対角をなす2画素の各々にGフィルタが配列され、残る2画素にRフィルタとBフィルタが配列されている。また、補色系の色フィルタ配列37は、太線枠で示した2×2画素の単位画素領域38を繰り返し単位として配列して構成される。その単位画素領域38には、Mフィルタ、Gフィルタ、CフィルタおよびYフィルタが各画素と一対一対応で配列される。このような色フィルタ・アレイを透過した光から得た画素データは、一画素に単色成分しかもたないため、画素補間機能は、一画素に3色もしくは4色の色成分をもたせるように当該着目画素の周辺画素の色成分を用いてそれらの平均値などを算出することで不足の色成分を補間する。また、ガンマ補正機能は、離散的な階調をもつ色成分値(入力値)と各入力値に対応する補正後の色成分値(出力値)とをLUTに保持しており、このLUTに基づいて入力値は対応する出力値に変換し出力する。
【0024】
本発明に係る画像処理装置では、CPU17は、以上の画素補間・ガンマ補正処理部41に組み込まれた空間レジスタ群50とインターフェースを介して直接アクセスでき、その空間レジスタ群50に記憶された画素データを取り込んで画像処理し、その空間レジスタ群50の任意のレジスタに戻すことが可能である。
【0025】
次に、色空間変換・色抑圧処理部42は、原信号がカラー画像信号の場合に例えばRGB信号からYCbCr信号へ色空間を変換する色空間変換機能と、画像中の明部と暗部の色抑圧(クロマサプレス;偽色防止)を行う色抑圧機能とを有している。色空間変換機能で変換先の色空間としては、YCbCr色空間の他に、NTSC(National Television System Committee)方式などで規定されているYIQ色空間などを採用しても構わない。また色抑圧機能は画像に現れる明部および暗部の発色を抑制することで自然な画質を実現するものである。一般に、画像に現れる暗部は様々なノイズの影響を受けやすい性質をもつため、暗部ではできるだけ発色を抑制することが自然な画質を出すことにつながる。一方、画像の現れる明部は当該明部を撮像した撮像素子やその他の種々のハードウェアの特性に応じて変調の影響を受け易い部分でありホワイトバランスが狂い易い部分であるため、出来るだけ発色を抑制することが自然な画質を出すことにつながる。これらを考慮して色抑圧機能は画像中の明部と暗部の発色が抑制される。
【0026】
次に、空間フィルタリング・コアリング処理部43は、画像データの5×5画素程度の局所領域に空間フィルタ(重みマスク)を適用し、各空間フィルタの係数値を対応する画素データに重み付け(乗算)し加算するという積和演算を実行する空間フィルタリング機能と、空間フィルタリング処理を施された画像データに対し、高域成分が一定レベルを超えたときに一般的な非線形処理(コアリング)を施すコアリング機能とを有するものである。以上の空間フィルタリング機能とコアリング機能とで画像に含まれる雑音が低減されたり、線およびエッジ部分を強調する輪郭強調処理が実行されたりする。
【0027】
次に、解像度変換部44は、前記空間フィルタリング・コアリング処理部43から出力された画像データのサイズを、バイリニア法(線形補間法)などに基づいて縮小または拡大する機能を有している。
【0028】
以上の構成のRPU14を用いた実施の形態に係る画像処理装置を以下に詳説する。図5は、本実施の形態に係る画像処理装置を構成する画素補間・ガンマ補正処理部41の概略を示すブロック図である。この画素補間・ガンマ補正処理部41は、上記した空間レジスタ群50として、上記単一画素処理部40またはメイン・バス10から入力する画素データの5×5画素分を記憶する入力データ・レジスタ群50Aと、各演算回路53〜58で処理された画素データ(中間データ)を記憶する中間データ・レジスタ群50Bと、補間組み合わせ回路59で処理された画素データを記憶する補間データ・レジスタ群50Cとを備えている。各レジスタ群50A〜50CはDフリップ・フロップなどから構成され、AND素子72から出力される制御信号に同期して動作する。AND素子72は、CPU17から伝達するPC(Processing Control)制御信号と画素クロックCLKとを論理積演算し、双方の信号レベルが高レベルのときに限り高レベルの制御信号を出力する。
【0029】
また、CPU17は、当該CPU17に備わるコプロセッサ・インターフェース80を介して画素補間・ガンマ補正処理部41のレジスタ群50A〜50Cの各々と接続されている。またCPU17は、メモリ(図示せず)に格納されたプログラムをロードし、当該プログラムに記述されたコプロセッサ・インターフェース80の命令に基づいて前記レジスタ群50A〜50Cの任意のレジスタ(以下、画素補間用レジスタと呼ぶ。)に直接アクセスでき、当該レジスタに格納された画素データをCPU17内の汎用レジスタ(図示せず)に取り込んで格納し、格納した画素データを用いて画素補間・ガンマ補正処理部41では処理し得ない適応型補間処理をソフトウェアで実行できる。そしてCPU17は、コプロセッサ・インターフェース80を介してその適応型補間データを任意の画素補間用レジスタに転送し格納させることが可能である。例えば、画素補間用レジスタからCPU17上の汎用レジスタにデータを移動させる移動命令は、"MFC $1, $2"のように表現され得る。その移動命令中、"$1"はCPU17内の汎用レジスタ、"$2"は画素補間用レジスタを示している。このような移動命令は、1CPUサイクルで実行できるため、高速に且つ効率良く双方のレジスタ間で画素データを移動できる。
【0030】
またCPU17のクロック周波数が画素クロックCLKの周波数と同程度もしくは画素クロックCLKの周波数よりも低い場合は、上記適応型画像処理を実行し且つ画素データをレジスタ群50A〜50Cのレジスタに戻す迄の処理期間は、PC制御信号のレベルをL(Low)レベルに維持し、各レジスタに同一の画素データを保持させ、リアルタイム処理を一時中断させる。これは、レジスタ群50A〜50Cに保持されている画素データが適応型画像処理途中で更新されるのを防ぐための措置である。他方、CPU17のクロック周波数が画素クロックCLKの周波数よりも十分に高い場合は、CPU17で適応型画像処理を行いつつ、PC制御信号のレベルをH(High)レベルに維持したまま画素補間・ガンマ補正処理部41のリアルタイム処理を続行できる。かかる場合は、RPU14におけるリアルタイム性を損なうこと無く適応型画像処理を実行できるため好ましい。
【0031】
尚、コプロセッサ・インターフェース80を用いる代わりに、CPU17の論理アドレスとSRAM上のアドレスとをメモリ・マッピングし、メイン・バス10を介して画素補間用レジスタとSRAMとの間で画素データを移動させるメモリ管理インターフェース(図示せず)を用いてもよい。但し、1つの命令を実行するのに一般的には平均で4CPUサイクル以上必要となるため、データ転送の速度および効率の観点からは、本実施の形態のようにコプロセッサ・インターフェース80を用いるのが望ましい。
【0032】
またRPU14に対する画素データの入出力は、少なくとも1チャンネルのDMAで実行できる。DMAコントローラ24を用いることで、CPU17はRPU14に対する画素データの転送処理の負荷を受けないため、適応型画像処理の処理速度の向上が可能である。また上記画像撮像センサ12には、画像読出しの進行の中断および再開を許可しないタイプと、画像読出しの進行の中断および再開を許可するタイプとに2分される。
【0033】
画像撮像センサ12が画像読出しの進行の中断と再開を許可しない通常のIT−CCDなどで構成される場合、RPU14の1クロックタイムの間にCPU17による適応型画像処理が終了しないときは、上述の通り、アナログ信号処理回路13から出力される原画像データを一旦、主メモリ26のバッファ領域に転送し記憶させる必要がある。かかる場合、適応型画像処理を行わない期間、DMAコントローラ24は、そのバッファ領域に格納された原画像データをRPU14にDMA転送する動作に1チャンネルを使用し、RPU14から出力される処理データを主メモリ26の他のバッファ領域にDMA転送する動作に1チャンネルを使用するため、合計2チャンネルが必要となる。他方、適応型画像処理を行う期間、上記PC制御信号のレベルをLレベルに切り換えることでRPU14の動作は一時中断されると同時に、DMAコントローラ24はDMA転送動作を一時中断するように制御される。そして、当該適応型画像処理の終了後にRPU14の動作およびDMA転送動作が再開される。尚、実際には、DMA転送された画素データが入力するRPU14のデータ入力部、およびDMA転送される画素データを出力するRPU14のデータ出力部には、FIFOバッファ(図示せず)が設けられている。このため、DMA転送するか否かのタイミングはそのFIFOバッファによる緩衝作用により左右されるが、上記のPC制御信号がLレベルである期間は、少なくとも、RPU14からFIFOバッファに対するデータ入出力要求は発生しない。
【0034】
また画像撮像センサ12が画像読出しの進行の中断と再開を許可できるFT−CCDやCMOSなどで構成される場合は、アナログ信号処理回路13から出力される原画像データを一旦、主メモリ26のバッファ領域に転送する必要が無く、その原画像データは、直接、RPU14に転送できる。このため、適応型画像処理を行わない期間、DMAコントローラ24は、RPU14から出力される処理データを主メモリ26のバッファ領域にDMA転送する動作に1チャンネル使用するだけでよい。また適応型画像処理を行う期間は、上記PC制御信号のレベルをLレベルに切り換えることでRPU14の動作は一時中断されると同時に、DMAコントローラ24はDMA転送動作を一時中断するように制御される。そして、当該適応型画像処理の終了後にRPU14の動作およびDMA転送動作が再開される。
【0035】
上記入力データ・レジスタ群50Aは、点順次で入力する画素データを、水平方向に5画素分且つ垂直方向に5画素分記憶する25個のレジスタ51,51,…を備えており、各レジスタ51,…は、ライン・メモリ52A,52B,52C,52Dを介して直列接続されている。また画素クロックCLKの印加により画素データはレジスタ51,51,…とライン・メモリ52A〜52Dとを順次移動し、画像データ内の5×5画素の所望の局所領域の画素データをレジスタ群50Aに記憶させ保持させることができる。このような入力データ・レジスタ群50Aに記憶された局所領域内の画素データは、各演算回路53〜58に選択的に取り込まれ処理された後、中間データ・レジスタ群50Bに記憶される。それら演算回路53〜58のうち線形演算回路53は、当該局所領域の中心画素(以下、注目画素と呼ぶ。)に対して線形演算により5種類の補間値を算出できる。第1の補間値は、当該局所領域内の全画素データの平均値Callであり、レジスタ60aに格納される。すなわち、図6に示すように当該局所領域内の画素値をR[i,j](i,jは0〜4の整数、iは行番号、jは列番号)で表現するとすれば、注目画素値はR[2,2]であり、Call=(R[0,0]+R[0,1]+…+R[4,3]+R[4,4])/25で算出される。また第2〜第5の補間値C1〜C4は、同色成分のみを用いた平均値であり、レジスタ60b〜60eにそれぞれ格納される。本実施の形態では、4色成分に対応し得るように4種類の補間値(平均値)が算出可能である。例えば、図3に示す色配列の画素データをレジスタ群50Aに保持し且つ注目画素データをG成分に設定した場合、当該注目画素に不足の色成分はR成分とB成分であるから、当該注目画素値R[2,2]を選択的に読み出してそのまま補間値C1とし、画素値R[2,1]、R[2,3]を選択的に読み出してR成分(補間値)C2を算出し、また画素値R[1,2]、R[3,2]を選択的に読み出してB成分(補間値)C3を算出する。このようにして各画素に対応する3色成分を補間することが可能となる。以上の補間値は、コプロセッサ・インターフェース80を介してCPU17のレジスタに移動され適応型画像処理を施された後に、レジスタ群50A〜50C内の任意のレジスタに戻され得る。例えば、CPU17で前記平均値Callと比較して他の補間値C1,C2,C3,C4の何れかの輝度値分布が偏っていると判定された場合、CPU17はデータ・ベースなどに従って当該補間値を補正(適応型画像処理)した後にレジスタ60b〜60eに戻すことができる。
【0036】
また、色成分比演算回路54は、レジスタ60b〜60eに格納した各色成分C1,C2,C3,C4を用いて基準となる色成分と他の色成分との比率を算出し、レジスタ61a〜61cに出力し保持させる機能を有する。例えば、基準となる色成分C1と他の色成分C2,C3,C4との比率は、C2/C1、C3/C1およびC4/C1で算出される。
【0037】
また、高域成分演算回路55は、当該着目画素値から各色成分の平均値(低域成分)を減算した高域成分を算出し、レジスタ62a〜62eに出力し保持させる機能を有する。この高域成分演算回路55は、全方向、水平方向、垂直方向および対角方向の5種類の高域成分を算出できる。例えば、全方向の高域成分(偏差)Hallは、Hall=R[2,2]−Call、の演算式で算出できる。水平方向の高域成分(偏差)HHは、当該画素値から、水平方向に亘る5個の画素値の平均値を減算した値であり、具体的には、HH=R[2,2]−(R[2,0]+R[2,1]+R[2,2]+R[2,3]+R[2,4])/5、の演算式で算出できる。また垂直方向の高域成分(偏差)HVは、当該画素値から、垂直方向に亘る5個の画素値の平均値を減算した値であり、具体的には、HV=R[2,2]−(R[0,2]+R[1,2]+R[2,2]+R[3,2]+R[4,2])/5、の演算式で算出できる。そして、対角方向の高域成分(偏差)HDは、当該画素値から、左上方から右下方もしくは右上方から左下方への対角方向に亘る5個の画素値の平均値を減算した値であり、具体的には、HD=R[2,2]−(R[0,0]+R[1,1]+R[2,2]+R[3,3]+R[4,4])/5、もしくは、HD=R[2,2]−(R[0,4]+R[1,3]+R[2,2]+R[3,1]+R[4,0])/5、の演算式で算出できる。
【0038】
また、分散演算回路56は、前記レジスタ62a〜62eに格納した高域成分を読み出して各高域成分の平方を分散量として算出し、レジスタ63a〜63eに出力し保持させる機能を有する。全方向の分散Vallは、Vall=Hall 2、の演算式で算出され、レジスタ63aに格納される。また、水平方向、垂直方向および対角方向の分散もそれぞれ、VH=HH 2、VV=HV 2およびVD=HD 2、の演算式で算出され、レジスタ62b〜62eに格納される。尚、分散量を求める代わりに標準偏差などの他の統計量を算出してもよい。
【0039】
以上の色成分比演算回路54や高域成分演算回路55、分散演算回路56で算出された値は、コプロセッサ・インターフェース80を介してレジスタからCPU17内のレジスタに移動されて、CPU17で上記適応型画像処理を行う際に利用され得る。このため、CPU17がレジスタ60b〜60eに格納した補間値に対してホワイト・バランスなどの微調整を行う際、上記高域成分や分散量などの演算時間を省くことができ、適応型画像処理を高速に実行できる。
【0040】
次に、上記空間フィルタ回路57は、画像データの5×5画素の局所領域に空間フィルタ(重みマスク)を適用し、当該局所領域内の各画素に割り当てられた係数値を当該画素データに重み付け(乗算)し加算するという積和演算を実行する機能を有する。図7は、空間フィルタ回路57の係数テーブル73の例を示す模式図である。係数テーブル73は、上記入力データ・レジスタ群50Aに保持された各画素データに対応する係数値K[0,0],K[0,1],…,K[4,4]を格納している。画像データのi行j列目(i,j:整数)の注目画素値G[i,j](=R[2,2])に対する出力画素値O[i,j]は次式(1)に従って算出され、レジスタ64に格納される。
【0041】
【数1】
【0042】
尚、空間フィルタ回路57は、上式(1)の出力画素値O[i,j]に所定の補正値を加算できるし、出力画素値O[i,j]を2の巾乗値で除算して算術シフトすることもできる。またCPU17はこのような空間フィルタ回路57の出力画素値を取り込み適応型画像処理を行うことができる。
【0043】
また、上記空間フィルタ回路57は、複数の係数値テーブルを備えることが好ましい。図8は、第1係数テーブル73Aと第2係数テーブル73Bを備えた空間フィルタ回路57を示す概略図である。空間フィルタ回路57は、CPU17からのFS(Filter Select)制御信号により第1および第2係数テーブル73A,73Bの何れか一方を選択するセレクタ74と、このセレクタ74を介して読み出した係数値を用いて上記積和演算を実行する空間フィルタリング演算回路75とを備えている。例えば、第1係数テーブル73Aを高周波数成分算出用、第2係数テーブル73Bを低周波数成分算出用のものとして係数値を書き込んでおくことで、高周波数成分と低周波数成分との双方を得ることができる。また複数の係数テーブルを用意することは処理の高速化に繋がる。例えば、1つの係数テーブルしか用意されていない場合、1画素データの処理に対して、その係数テーブルに高周波数成分算出用の係数値を書き込むために数CPUステップ、前記係数値を読出すために1CPUステップ、その係数テーブルに低周波数成分算出用の係数値を書き込んで更新するために数CPUステップ、そして前記係数値を読出すために1CPUステップがそれぞれ必要となり、処理時間が長大化し易い。他方、2つの係数テーブル73A,73Bを用意した場合は、各テーブルに高周波数成分算出用と低周波数成分算出用の係数値をそれぞれ書き込んでおけば、1画素データの処理に対して、セレクタ74の切換制御に1CPUステップ、高周波成分算出用の係数値を読出すために1CPUステップ、低周波数成分算出用の係数値を読出すために1CPUステップがそれぞれ必要であるが、1つの係数テーブルしか用意していない場合と比べると処理時間の大幅な短縮が可能であることが分かる。
【0044】
次に、並べ替え演算回路58は、入力データ・レジスタ群50Aから読出した画素データを降順または昇順に並べ替え演算し、レジスタ65に出力し保持させる機能を有する。例えば、CPU17は、コプロセッサ・インターフェース80を介してレジスタ65に保持された画素データを取り込み、並べ替えた画素データの中央値(メディアン)を当該注目画素の画素値とするメディアン補間や、当該中央値付近の複数の画素データを選択して平均化する補間などの適応型画像処理を行った後、レジスタ65に戻すことができる。
【0045】
以上の各種演算回路53〜58で算出された画素データは、中間データ・レジスタ群50Bから補間組み合わせ回路59に読み出される。補間組み合わせ回路59は、レジスタ群50Bから読出した画素データを用いて3色成分もしくは4色成分を画素補間した後、各色成分毎にそれぞれ、レジスタ66a,66b,66c,66dに出力し保持させる。尚、補間組み合わせ回路59は、中間データ・レジスタ群50Bのレジスタ60b,60c,60d,60eに保持された各色成分(補間値)をそのまま読み出してレジスタ66a〜66dに出力しても構わない。
【0046】
次に、第1ガンマ補正回路70A,70B,70C,70Dは、それぞれ補間データ・レジスタ群50Cのレジスタ66a,66b,66c、66dから伝達した画素データに対してLUTを用いてガンマ補正を実行し、各補正データをレジスタ71a,71b,71c,71dに出力し保持させる。そして、レジスタ71a〜71dで保持された画素データは、図2に示した色空間変換・色抑圧処理部42に出力される。
【0047】
以上の実施の形態に係る画像処理装置によれば、CPU17は、RPU14に入力しリアルタイム処理されている途中の画素データをコプロセッサ・インターフェース80を介して取り込み、適応型画像処理を施した後に、RPU14に戻してリアルタイム処理を続行させることができる。よって、RPU14におけるハードウェア処理とCPU17におけるソフトウェア処理(適応型画像処理)とを組み合わせた複合処理を効率良く実行でき、その処理速度を大幅に向上させることが可能となる。
【0048】
【発明の効果】
以上の如く、本発明の請求項1〜3に係る画像処理装置によれば、上記インターフェースにより上記マイクロ・プロセッサは上記画像処理部のレジスタに直接アクセスして画像データの読出しおよび書き出しを実行できる。よって、画像処理部でハードウェア処理の途中にある画像データに対してマイクロ・プロセッサでソフトウェア処理(適応型画像処理)を施し、ソフトウェア処理した画像データを画像処理部に戻してハードウェア処理を続行させることが可能となる。従って、ハードウェア処理とソフトウェア処理との複合処理を極めて効率良く行うことができ、その処理速度を大幅に向上させることが可能となる。
【0049】
また請求項4によれば、上記画像処理部に対して画像データをDMA転送する期間、マイクロ・プロセッサはデータ転送の処理負荷を受けないため、適応型画像処理を専念して実行できる。このため、適応型画像処理の処理速度を更に向上することが可能となる。
【0050】
また請求項5によれば、上記適応型画像処理の最中にレジスタの記憶内容が更新されるのを確実に防止することができる。
【0051】
また請求項6によれば、上記適応型画像処理の最中にレジスタの記憶内容が更新されるのを確実に防止できると共に、画像処理部におけるハードウェア処理のリアルタイム性を損なうこと無く適応型画像処理を実行することが可能となる。
【0052】
また請求項1〜3によれば、画素補間処理の途中の画素データに対してマイクロ・プロセッサで適応型画像処理を施すことができる。また、画素補間処理で利用されるレジスタや該レジスタに保持された演算結果を利用した適応型画像処理を行うことが可能である。
【0053】
また請求項1,2によれば、マイクロ・プロセッサは、上記線形演算回路で算出した2種類の平均値を用いて適応型画像処理を実行できるため、当該平均値の演算時間を省くことができ適応型画像処理の速度を向上できる。
【0054】
また請求項1によれば、マイクロ・プロセッサは、上記色成分比演算回路で算出した色成分比率を用いてホワイト・バランスの微調整などの適応型画像処理を実行できるため、当該色成分比率の演算時間を省くことができ適応型画像処理の速度を向上できる。
【0055】
また請求項2によれば、マイクロ・プロセッサは、上記高域成分演算回路で算出した偏差(高域成分)を用いてホワイト・バランスの微調整などの適応型画像処理を実行できるため、当該偏差の演算時間を省くことができ適応型画像処理の速度を向上できる。
【0056】
また請求項3によれば、マイクロ・プロセッサは、上記並べ替え演算回路で昇順または降順に並べ替えた画素データを用いてメディアン(中央値)補間などの適応型画像処理を実行できるため、画素データを並べ替える演算時間を省くことができ適応型画像処理の速度を向上できる。
【0057】
また請求項7によれば、マイクロ・プロセッサは、空間フィルタリングで実行する積和演算結果をレジスタから読み出して適応型画像処理を実行でき、当該適応型画像処理の速度を向上できる。
【0058】
また請求項8によれば、複数種類の空間フィルタリングを実行するとき、1種類の係数テーブルしか用意していない場合と比べると、係数テーブルの係数値を書き込み更新する回数が減るため、処理時間を大幅に短縮化することが可能となる。
【0059】
そして請求項9によれば、上記コプロセッサ・インターフェースによるレジスタ間の画素データの移動命令は1CPUサイクルで実行できるため、上記画像処理部におけるハードウェア処理とマイクロ・プロセッサにおけるソフトウェア処理との複合処理速度を更に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像処理装置を搭載したデジタル・スチル・カメラの全体構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像処理装置を構成するRPUを示すブロック図である。
【図3】3原色系色フィルタ配列を示す模式図である。
【図4】補色系色フィルタ配列を示す模式図である。
【図5】実施の形態に係る画像処理装置を構成する画素補間・ガンマ補正処理部の概略を示すブロック図である。
【図6】局所領域内の画素値を示す模式図である。
【図7】実施の形態に係る画像処理装置を構成する空間フィルタ回路の係数テーブルを示す模式図である。
【図8】2種類の係数テーブルを備えた空間フィルタ回路を示す概略図である。
【符号の説明】
1 デジタル・スチル・カメラ
10 メイン・バス
14 RPU
17 CPU
26 主メモリ
41 画素補間・ガンマ補正処理部
50 空間レジスタ群
50A〜50C 入力データ・レジスタ群
52A〜50D ライン・メモリ
53〜58 演算回路
59 補間組み合わせ回路
70A〜70D ガンマ補正回路
73,73A,73B 係数テーブル
74 セレクタ
75 空間フィルタリング演算回路
80 コプロセッサ・インターフェース
Claims (9)
- ハードウェアで構成される画像処理部と、所定のプログラムに基づいた適応型画像処理を実行するマイクロ・プロセッサと、を備えた画像処理装置であって、
前記画像処理部は、当該画像処理部により行う処理における、処理途中の画像データを保持するレジスタを備え、
前記マイクロ・プロセッサは、前記レジスタに保持された画像データを当該レジスタに直接アクセスして読出し、且つ、前記適応型画像処理を施した画像データを当該レジスタに直接アクセスして戻すインターフェースを備え、
前記画像処理部は、
入力する画像データの所定の2次元局所領域の画素データを保持する第1の前記レジスタと、
当該第1のレジスタに保持された前記画素データを用いた画素補間を実行する画素補間回路と、を備え、
前記画素補間回路は、
前記2次元局所領域内の全画素データの平均値または前記2次元局所領域内の各色成分毎の平均値を算出し、前記各平均値を第2の前記レジスタに保持させる線形演算回路と、
前記画素補間回路は、前記2次元局所領域内の前記各色成分毎の平均値を特定の色成分の平均値で除算した色成分比率を算出し、該色成分比率を第3の前記レジスタに保持させる色成分比演算回路と、を備える、
ことを特徴とする画像処理装置。 - ハードウェアで構成される画像処理部と、所定のプログラムに基づいた適応型画像処理を実行するマイクロ・プロセッサと、を備えた画像処理装置であって、
前記画像処理部は、当該画像処理部により行う処理における、処理途中の画像データを保持するレジスタを備え、
前記マイクロ・プロセッサは、前記レジスタに保持された画像データを当該レジスタに直接アクセスして読出し、且つ、前記適応型画像処理を施した画像データを当該レジスタに直接アクセスして戻すインターフェースを備え、
前記画像処理部は、
入力する画像データの所定の2次元局所領域の画素データを保持する第1の前記レジスタと、
当該第1のレジスタに保持された前記画素データを用いた画素補間を実行する画素補間回路と、を備え、
前記画素補間回路は、
前記2次元局所領域内の全画素データの平均値または前記2次元局所領域内の各色成分毎の平均値を算出し、前記各平均値を第2の前記レジスタに保持させる線形演算回路と、
前記2次元局所領域内の所定の注目画素の画素データと前記平均値との偏差(高域成分)を算出し、該偏差を第4の前記レジスタに保持させる高域成分演算回路と、を備える、
ことを特徴とする画像処理装置。 - ハードウェアで構成される画像処理部と、所定のプログラムに基づいた適応型画像処理を実行するマイクロ・プロセッサと、を備えた画像処理装置であって、
前記画像処理部は、当該画像処理部により行う処理における、処理途中の画像データを保持するレジスタを備え、
前記マイクロ・プロセッサは、前記レジスタに保持された画像データを当該レジスタに直接アクセスして読出し、且つ、前記適応型画像処理を施した画像データを当該レジスタに直接アクセスして戻すインターフェースを備え、
前記画像処理部は、
入力する画像データの所定の2次元局所領域の画素データを保持する第1の前記レジスタと、
当該第1のレジスタに保持された前記画素データを用いた画素補間を実行する画素補間回路と、を備え、
前記画素補間回路は、前記2次元局所領域内の任意の画素データを昇順または降順に並べ替え、第5の前記レジスタに保持させる並べ替え演算回路を備える、
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載の画像処理装置であって、前記画像処理部に対する画像データの入出力は少なくとも1チャンネルのDMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)で実行される、画像処理装置。
- 請求項1〜4の何れか1項に記載の画像処理装置であって、前記マイクロ・プロセッサの処理速度が前記画像処理部の処理速度と同程度もしくは当該処理速度よりも低い場合に、少なくとも、前記マイクロ・プロセッサで前記適応型画像処理を実行する期間は、前記レジスタに同一の画像データを保持させ、且つ、前記画像処理部における処理を一時中断させる、画像処理装置。
- 請求項1〜4の何れか1項に記載の画像処理装置であって、少なくとも、前記マイクロ・プロセッサで前記適応型画像処理を実行する期間に前記レジスタが同一の画像データを保持するように、前記マイクロ・プロセッサの処理速度が前記画像処理部の処理速度よりも高く設定される、画像処理装置。
- 請求項1〜6の何れか1項に記載の画像処理装置であって、前記画素補間回路は、前記2次元局所領域内の画素データの各々に所定の係数値を乗算して加算する空間フィルタリングを実行し、第6の前記レジスタに保持させる空間フィルタ回路を備える、画像処理装置。
- 請求項7記載の画像処理装置であって、前記空間フィルタ回路は、前記各画素データに対応する係数値を記憶した複数種類の係数テーブルと、該係数テーブルを切り換えるセレクタと、を備える、画像処理装置。
- 請求項1〜8の何れか1項に記載の画像処理装置であって、前記インターフェースとしてコプロセッサ・インターフェースを用いる、画像処理装置。
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