JP4679841B2 - 有機デバイス - Google Patents
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Description
上記有機層上であって、上記端子部が形成されていない端子部非形成領域に第2電極層を形成する第2電極層形成工程と、
上記第2電極層側からプラズマ処理を施し、上記第2電極層が形成されていない第2電極層非形成領域に設けられた上記有機層を除去するプラズマ処理工程と、
上記端子部および上記第1電極層、あるいは上記端子部および上記第2電極層が接続されるように導電層を形成する導電層形成工程と
を有することを特徴とする有機デバイスの製造方法を提供する。
上記濡れ性変化層にパターン状にエネルギーを照射し、上記濡れ性変化層の濡れ性が変化した濡れ性変化パターンを形成する濡れ性変化パターン形成工程と、
上記濡れ性変化パターンが形成された濡れ性変化層上に有機層をパターン状に形成する有機層形成工程と、
上記有機層上に第2電極層を形成する第2電極層形成工程と、
上記第2電極層側からプラズマ処理を施し、上記第2電極層が形成されていない第2電極層非形成領域に設けられた上記濡れ性変化層を除去するプラズマ処理工程と、
上記端子部および上記第1電極層、あるいは上記端子部および上記第2電極層が接続されるように導電層を形成する導電層形成工程と
を有することを特徴とする有機デバイスの製造方法を提供する。
まず、本発明の有機デバイスについて説明する。本発明の有機デバイスは、エネルギー照射に伴う光触媒の作用により濡れ性が変化する濡れ性変化層の有無により、2つの実施態様に分けることができる。以下、各実施態様について詳細に説明する。
本発明の有機デバイスの第1実施態様は、基板と、上記基板上に形成された第1電極層と、上記第1電極層上に形成された有機層と、上記有機層上に形成された第2電極層と、上記基板上の上記第2電極層が形成されていない第2電極層非形成領域の一部に形成された端子部と、上記端子部上に形成され、上記端子部および上記第1電極層、あるいは上記端子部および上記第2電極層を接続する導電層とを有する有機デバイスであって、上記有機層は、上記第2電極層が形成されている第2電極層形成領域に設けられていることを特徴とするものである。
以下、このような有機デバイスの各構成について説明する。
まず、本実施態様に用いられる第2電極層について説明する。本実施態様に用いられる第2電極層は、後述する有機層上に形成され、この有機層を挟んで第1電極層と対向して形成される電極である。また、第2電極層が形成されている第2電極層形成領域には有機層が設けられ、第2電極層が形成されていない第2電極層非形成領域の一部には端子部が設けられている。
本実施態様に用いられる有機層は、後述する第1電極層上に形成され、上記第2電極層が形成されている第2電極層形成領域に設けられているものである。
本実施態様に用いられる端子部は、基板上の第2電極層が形成されていない第2電極層非形成領域の一部に形成されているものであり、第1電極層または第2電極層を外部回路と接続させるために設けられるものである。
本実施態様に用いられる導電層は、上記端子部上に形成され、端子部と第1電極層または第2電極層とを接続するものである。
本実施態様に用いられる第1電極層は、後述する基板上に形成される電極である。第1電極層は、陽極であっても陰極であってもよい。また、第1電極層は、透明性を有していてもよく、透明性を有していなくてもよいが、光の取出し面あるいは受取り面等によって適宜選択される。例えば第1電極層側から光を取り出す場合は、第1電極層は透明または半透明である必要がある。
本実施態様に用いられる基板は、上述した第1電極層、有機層、第2電極層などを支持するものであり、所定の強度を有するものであれば特に限定されない。本実施態様においては、上記第1電極層が所定の強度を有する場合には、第1電極が基板を兼ねるものであってもよいが、通常は所定の強度を有する基板上に第1電極層が形成される。
本実施態様の有機デバイスの例としては、有機EL素子、有機太陽電池、有機トランジスタ等が挙げられる。
本発明の有機デバイスの第2実施態様は、基板と、上記基板上に形成された第1電極層と、上記第1電極層上に形成され、エネルギー照射に伴う光触媒の作用により濡れ性が変化する濡れ性変化層と、上記濡れ性変化層上にパターン状に形成された有機層と、上記有機層上に形成された第2電極層と、上記基板上の上記第2電極層が形成されていない第2電極層非形成領域の一部に形成された端子部と、上記端子部上に形成され、上記端子部および上記第1電極層、あるいは上記端子部および上記第2電極層を接続する導電層とを有する有機デバイスであって、上記濡れ性変化層は、上記第2電極層が形成されている第2電極層形成領域に設けられていることを特徴とするものである。
本実施態様に用いられる濡れ性変化層は、エネルギー照射に伴う光触媒の作用により濡れ性が変化するものであれば特に限定されないが、電子あるいは正孔を輸送する機能を有することが好ましい。これにより、本実施態様の有機デバイスの電気特性を向上させることができるからである。
本実施態様に用いられる濡れ性変化層の第1の態様は、光触媒を含有し、エネルギー照射に伴う光触媒の作用により濡れ性が変化する光触媒含有層である。このような光触媒含有層は、光触媒含有層自体に含有される光触媒の作用により濡れ性が変化することから、製造工程が少なく、効率的に濡れ性変化パターンを形成することができる点で有用である。
YnSiX(4−n)
(ここで、Yはアルキル基、フルオロアルキル基、ビニル基、アミノ基、フェニル基またはエポキシ基を示し、Xはアルコキシル基、アセチル基またはハロゲンを示す。nは1〜3までの整数である。)
で示される珪素化合物の1種または2種以上の加水分解縮合物もしくは共加水分解縮合物であるオルガノポリシロキサンであることが好ましい。なお、ここでYで示される基の炭素数は1〜20の範囲内であることが好ましく、また、Xで示されるアルコキシ基は、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基であることが好ましい。
CF3(CF2)5CH2CH2Si(OCH3)3;
CF3(CF2)7CH2CH2Si(OCH3)3;
CF3(CF2)9CH2CH2Si(OCH3)3;
(CF3)2CF(CF2)4CH2CH2Si(OCH3)3;
(CF3)2CF(CF2)6CH2CH2Si(OCH3)3;
(CF3)2CF(CF2)8CH2CH2Si(OCH3)3;
CF3(C6H4)C2H4Si(OCH3)3;
CF3(CF2)3(C6H4)C2H4Si(OCH3)3;
CF3(CF2)5(C6H4)C2H4Si(OCH3)3;
CF3(CF2)7(C6H4)C2H4Si(OCH3)3;
CF3(CF2)3CH2CH2SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)5CH2CH2SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)7CH2CH2SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)9CH2CH2SiCH3(OCH3)2;
(CF3)2CF(CF2)4CH2CH2SiCH3(OCH3)2;
(CF3)2CF(CF2)6CH2CH2SiCH3(OCH3)2;
(CF3)2CF(CF2)8CH2CH2SiCH3(OCH3)2;
CF3(C6H4)C2H4SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)3(C6H4)C2H4SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)5(C6H4)C2H4SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)7(C6H4)C2H4SiCH3(OCH3)2;
CF3(CF2)3CH2CH2Si(OCH2CH3)3;
CF3(CF2)5CH2CH2Si(OCH2CH3)3;
CF3(CF2)7CH2CH2Si(OCH2CH3)3;
CF3(CF2)9CH2CH2Si(OCH2CH3)3;および
CF3(CF2)7SO2N(C2H5)C2H4CH2Si(OCH3)3 。
本実施態様に用いられる濡れ性変化層の第2の態様は、光触媒を含有する光触媒処理層と、エネルギー照射に伴う光触媒の作用により濡れ性が変化する濡れ性可変層とを有するものである。このような光触媒処理層と濡れ性可変層とを有する濡れ性変化層は、機能毎に層が分かれているので、層構成や材料の組み合わせ等を容易に変更することができる点で有用である。
以下、光触媒処理層および濡れ性可変層について説明する。
本態様に用いられる光触媒処理層は、光触媒を含有するものであり、この光触媒処理層中の光触媒が、積層されている濡れ性可変層の濡れ性を変化させるようなものであれば特に限定されない。また、その表面の濡れ性は親液性であっても撥液性であってもよい。なお、光触媒については、上記第1の態様に記載したものと同様であるので、ここでの説明は省略する。
本態様に用いられる濡れ性可変層は、光触媒の作用により濡れ性が変化する材料を含有するものであれば特に限定されない。なお、光触媒の作用により濡れ性が変化する材料については、上記第1の態様に記載したものと同様であるので、ここでの説明は省略する。
本実施態様に用いられる濡れ性変化層の第3の態様は、濡れ性変化層と、光触媒を含有する光触媒処理層および基体を有する光触媒処理層側基板とを所定の間隙をおいて配置した後、所定の方向からエネルギー照射することにより濡れ性が変化する濡れ性可変層である。本態様の濡れ性可変層は光触媒を含有しないため、本実施態様の有機デバイスが経時的に光触媒の影響を受けることがないという利点を有する。
以下、濡れ性可変層および光触媒処理層側基板について説明する。
本態様の濡れ性可変層としては、光触媒の作用により濡れ性が変化する材料を含有するものであれば特に限定されない。なお、光触媒の作用により濡れ性が変化する材料については、上記第1の態様に記載したものと同様であるので、ここでの説明は省略する。
また、濡れ性可変層のその他の点については、上記第2の態様の濡れ性可変層と同様であるので、ここでの説明は省略する。
本態様に用いられる光触媒処理層側基板は、光触媒を含有する光触媒処理層と基体とを有するものである。本態様に用いられる光触媒処理層は、光触媒処理層中の光触媒が、所定の間隙をおいて配置された濡れ性可変層の濡れ性を変化させるような構成であれば特に限定されるものではない。また、その表面の濡れ性は親液性であっても撥液性であってもよい。
次に、本実施態様に用いられる基板について説明する。本実施態様に用いられる基板としては、上記第1実施態様に記載したものと同様のものを使用することができるが、上記濡れ性変化層へのエネルギー照射の方向により透明性が要求されることがある。例えばエネルギー照射が基板側から行われる場合には、基板が透明である必要がある。
本実施態様においては、第1電極層と濡れ性変化層との間に第2の有機層が形成されていてもよい。この際、第2の有機層は、上記濡れ性変化層と同様に第2電極層形成領域に設けられる。
次に、本発明の有機EL素子について説明する。
本発明の有機EL素子は、上述した有機デバイスを用い、上記有機デバイスにおける有機層が、少なくとも発光層を有する有機EL層であることを特徴とするものである。
以下、本発明の有機EL素子における有機EL層について説明する。
本発明に用いられる有機EL層は、少なくとも発光層を含む1層もしくは複数層の有機物層から構成されるものである。すなわち、有機EL層とは、少なくとも発光層を含む層であり、その層構成が有機物層1層以上の層をいう。通常、塗布によるウェットプロセスで有機EL層を形成する場合は、溶媒との関係で多数の層を積層することが困難であることから、1層もしくは2層の有機物層で形成される場合が多いが、有機材料を工夫したり、真空蒸着法を組み合わせたりすることにより、さらに多数層とすることも可能である。
以下、このような有機EL層の各構成について説明する。
本発明における有機EL層の必須構成である発光層としては、例えば色素系発光材料、金属錯体系発光材料、高分子系発光材料等の発光材料を用いることができる。
本発明においては、第1電極層あるいは第2電極層と発光層との間に電荷注入輸送層が形成されていてもよい。ここでいう電荷注入輸送層とは、上記発光層に第1電極層あるいは第2電極層からの電荷を安定に輸送する機能を有するものであり、このような電荷注入輸送層を発光層と第1電極層あるいは第2電極層との間に設けることにより、発光層への電荷の注入が安定化し、発光効率を高めることができる。
本発明に用いられる正孔注入輸送層としては、発光層に正孔を注入する正孔注入層、および正孔を輸送する正孔輸送層のいずれか一方であってもよく、正孔注入層および正孔輸送層が積層されたものであってもよく、または、正孔注入機能および正孔輸送機能の両機能を有する単一の層であってもよい。
本発明に用いられる電子注入輸送層としては、発光層に電子を注入する電子注入層、および電子を輸送する電子輸送層のいずれか一方であってもよく、電子注入層および電子輸送層が積層されたものであってもよく、または、電子注入機能および電子輸送機能の両機能を有する単一の層であってもよい。
本発明においては、例えば図3に示すように、パターン状に形成された第1電極層2の間に、第1電極層2から有機EL層3への電荷の供給を止める絶縁層10が設けられていてもよい。この絶縁層が形成された部分は、発光しないものとすることができる。
このような絶縁層としては、感光性ポリイミド樹脂、アクリル系樹脂等の光硬化型樹脂、または熱硬化型樹脂、および無機材料等を用いることができる。
次に、本発明の有機デバイスの製造方法について説明する。本発明の有機デバイスの製造方法は、エネルギー照射に伴う光触媒の作用により濡れ性が変化する濡れ性変化層の形成の有無により、2つの実施態様に分けることができる。以下、各実施態様について詳細に説明する。
本発明の有機デバイスの製造方法の第3実施態様は、第1電極層および端子部が形成された基板上に有機層を形成する有機層形成工程と、
上記有機層上であって、上記端子部が形成されていない端子部非形成領域に第2電極層を形成する第2電極層形成工程と、
上記第2電極層側からプラズマ処理を施し、上記第2電極層が形成されていない第2電極層非形成領域に設けられた上記有機層を除去するプラズマ処理工程と、
上記端子部および上記第1電極層、あるいは上記端子部および上記第2電極層が接続されるように導電層を形成する導電層形成工程と
を有することを特徴とするものである。
以下、このような有機デバイスの製造方法における各工程について説明する。
本実施態様における有機層形成工程は、第1電極層および端子部が形成された基板上に有機層を形成する工程である。本工程においては、有機層は第1電極層および端子部が形成された基板上に有機層形成用塗工液を塗布することにより形成することができる。
本実施態様における第2電極層形成工程は、上記有機層上であって、上記端子部が形成されていない端子部非形成領域に第2電極層を形成する工程である。
次に、本実施態様におけるプラズマ処理工程について説明する。本実施態様におけるプラズマ処理工程は、第2電極層側からプラズマ処理を施し、上記第2電極層が形成されていない第2電極層非形成領域に設けられた上記有機層を除去する工程である。
本実施態様における導電層形成工程は、上記端子部および上記第1電極層、あるいは上記端子部および上記第2電極層が接続されるように導電層を形成する工程である。
なお、本実施態様により製造される有機デバイスについては、上述した「A.有機デバイス」の第1実施態様に記載したものと同様であるので、ここでの説明は省略する。
本発明の有機デバイスの製造方法の第4実施態様は、第1電極層および端子部が形成された基板上に、エネルギー照射に伴う光触媒の作用により濡れ性が変化する濡れ性変化層を形成する濡れ性変化層形成工程と、
上記濡れ性変化層にパターン状にエネルギーを照射し、上記濡れ性変化層の濡れ性が変化した濡れ性変化パターンを形成する濡れ性変化パターン形成工程と、
上記濡れ性変化パターンが形成された濡れ性変化層上に有機層をパターン状に形成する有機層形成工程と、
上記有機層上に第2電極層を形成する第2電極層形成工程と、
上記第2電極層側からプラズマ処理を施し、上記第2電極層が形成されていない第2電極層非形成領域に設けられた上記濡れ性変化層を除去するプラズマ処理工程と、
上記端子部および上記第1電極層、あるいは上記端子部および上記第2電極層が接続されるように導電層を形成する導電層形成工程と
を有することを特徴とするものである。
以下、このような有機デバイスの製造方法における各工程について説明する。
本実施態様における濡れ性変化層形成工程は、第1電極層および端子部が形成された基板上に、エネルギー照射に伴う光触媒の作用により濡れ性が変化する濡れ性変化層を形成する工程である。この濡れ性変化層は、第1電極層および端子部が形成された基板上に、濡れ性変化層形成用塗工液を塗布して、乾燥することにより形成することができる。
本実施態様における濡れ性変化パターン形成工程は、上記濡れ性変化層にパターン状にエネルギーを照射し、上記濡れ性変化層の濡れ性が変化した濡れ性変化パターンを形成する工程である。
本実施態様における濡れ性変化パターン形成工程の第4の態様は、濡れ性変化層が、光触媒を含有し、エネルギー照射に伴う光触媒の作用により濡れ性が変化する光触媒含有層である場合(第1の態様)、および、光触媒を含有する光触媒処理層と、エネルギー照射に伴う光触媒の作用により濡れ性が変化する濡れ性可変層とを有する場合(第2の態様)に行われるものである。本工程においては、このような濡れ性変化層にパターン状にエネルギーを照射し、上記濡れ性変化層の濡れ性が変化した濡れ性変化パターンを形成する。
本実施態様における濡れ性変化パターン形成工程の第5の態様は、エネルギー照射に伴う光触媒の作用により濡れ性が変化する濡れ性変化層と、光触媒を含有する光触媒処理層および基体を有する光触媒処理層側基板とを所定の間隙をおいて配置した後、パターン状にエネルギーを照射し、濡れ性変化層の濡れ性が変化した濡れ性変化パターンを形成する工程である。本態様の濡れ性変化パターン形成工程は、上述した「A.有機デバイス 2.第2実施態様」の項に記載した第3の態様の濡れ性可変層を形成する場合に行われるものである。
本実施態様における有機層形成工程は、上記濡れ性変化パターンが形成された濡れ性変化層上に有機層をパターン状に形成する工程である。本実施態様においては、上記濡れ性変化パターンの濡れ性の差を利用することにより、容易に有機層を高精細にパターン状に形成することが可能である。本工程において、有機層は、上記濡れ性変化パターンが形成された濡れ性変化層上に、有機層形成用塗工液を塗布することにより形成することができる。
本実施態様における第2電極層形成工程は、上記有機層上に第2電極層を形成する工程である。本実施態様における第2電極層は、後述するプラズマ処理工程にて保護マスクとして機能するものであることから、本工程においては端子部が形成されている領域の濡れ性変化層がプラズマ処理により除去されるように所定の位置に第2電極層が形成される。
本実施態様におけるプラズマ処理工程は、上記第2電極層側からプラズマ処理を施し、上記第2電極層が形成されていない第2電極層非形成領域に設けられた上記濡れ性変化層を除去する工程である。
本実施態様における導電層形成工程は、上記端子部および上記第1電極層、あるいは上記端子部および上記第2電極層が接続されるように導電層を形成する工程である。なお、導電層形成工程については、上述した第3実施態様の項に記載したものと同様であるので、ここでの説明は省略する。
本実施態様においては、上記濡れ性変化層形成工程前に、第1電極層および端子部が形成された基板上に、第2の有機層を形成する第2有機層形成工程が行われてもよい。
なお、本実施態様により製造される有機デバイスについては、上述した「A.有機デバイス」の第2実施態様に記載したものと同様であるので、ここでの説明は省略する。
次に、本発明の有機EL素子の製造方法について説明する。
本発明の有機EL素子の製造方法は、上述した有機デバイスの製造方法を用い、上記有機デバイスの製造方法における有機層形成工程が、少なくとも発光層を有する有機EL層を形成する有機EL層形成工程であることを特徴とするものである。
以下、本発明の有機EL素子の製造方法における有機EL層形成工程について説明する。
本発明における有機EL層形成工程は、上記有機デバイスの製造方法における有機層形成工程が、少なくとも発光層を有する有機EL層を形成する工程である。
本発明においては、パターン状の第1電極層を形成した後に、このパターン状の第1電極層間に絶縁層を形成する絶縁層形成工程が行われてもよい。絶縁層の形成方法としては、フォトリソ法、印刷法等の一般的な方法を用いることができる。
25mm角ガラス基板上に、第1電極層として透明電極(ITO)を形成し、この透明電極が形成された基板上に、フルオロアルキルアルコキシシランのイソプロピルアルコール溶液とチタニアゾル液とからなる濡れ性変化層形成用塗工液をスピンコータを用いて塗布し、乾燥させて膜厚100nmの濡れ性変化層を成膜した。次に、パターンマスクを介して紫外線を照射することで、濡れ性変化層上に濡れ性変化パターンを形成した。この濡れ性変化パターンの親液性領域にマイクロシリンジを用いたシリンジ法によりポリビニルカルバゾールとクマリン誘導体とからなる発光材料のキシレン溶液を塗布し、乾燥させて発光層を形成した。続いて、発光層上に第2電極層としてAgを成膜した。
25mm角ガラス基板上に、第1電極層として透明電極(ITO)を形成し、この透明電極が形成された基板上に、フルオロアルキルアルコキシシランのイソプロピルアルコール溶液とチタニアゾル液とからなる濡れ性変化層形成用塗工液をスピンコータを用いて塗布し、乾燥させて膜厚100nmの濡れ性変化層を成膜した。次に、パターンマスクを介して紫外線を照射することで、濡れ性変化層上に濡れ性変化パターンを形成した。この濡れ性変化パターンの親液性領域にマイクロシリンジを用いたシリンジ法によりポリビニルカルバゾールとクマリン誘導体とからなる発光材料のキシレン溶液を塗布し、乾燥させて発光層を形成し。続いて、発光層上に第2電極層としてAgを成膜した。その後、第2電極層と端子部とを接続する導電層としてAgを成膜した。これにより、有機EL素子を作製した。
実施例1および比較例1の有機EL素子の電気特性を比較すると、比較例1の有機EL素子は、実施例1の有機EL素子よりも駆動電圧が高かった。
25mm角ガラス基板上に、第1電極層として透明電極(ITO)を形成し、この透明電極が形成された基板上に、ポリビニルカルバゾールとクマリン誘導体とからなる発光材料のキシレン溶液をスピンコータを用いて塗布し、乾燥させて発光層を形成した。続いて、発光層上に、第2電極層としてAgを成膜した。
次に、第2電極層側から全面にプラズマ処理を行ない、第2電極層が形成されていない第2電極層非形成領域に設けられた発光層を除去した。その後、第2電極層と端子部とを接続する導電層としてAgを成膜した。このようにして得られた有機EL素子は、電圧特性が良好であった。
25mm角ガラス基板上に、第1電極層として透明電極(ITO)を形成し、この透明電極が形成された基板上に、ポリビニルカルバゾール溶液をスピンコータを用いて塗布し、乾燥させて有機層を形成した。この有機層上にフルオロアルキルアルコキシシランのイソプロピルアルコール溶液とチタニアゾル液とからなる濡れ性変化層用形成用塗工液をスピンコータを用いて塗布し、乾燥させて濡れ性変化層を形成した。さらに、パターンマスクを介して紫外線を照射することで、濡れ性変化層上に濡れ性変化パターンを形成した。この濡れ性変化パターンの親液性領域にマイクロシリンジを用いたシリンジ法によりポリビニルカルバゾールとクマリン誘導体とからなる発光材料のキシレン溶液を塗布し、乾燥させて発光層を形成した。続いて、発光層上に第2電極層としてAgを成膜した。
次に、第2電極層側から全面にプラズマ処理を行ない、第2電極層が形成されていない第2電極層非形成領域に設けられた有機層および濡れ性変化層を除去した。その後、第2電極層と端子部とを接続する導電層としてAgを成膜した。このようにして得られた有機EL素子は、電圧特性が良好であった。
2 … 第1電極層
3 … 有機層
4 … 第2電極層
5 … 端子部
6 … 導電層
7 … 濡れ性変化層
10 … 絶縁層
11 … 第2電極層非形成領域
12 … 第2電極層形成領域
13 … 端子部非形成領域
14 … 親液性領域
15 … 撥液性領域
Claims (6)
- 基板と、前記基板上に形成された第1電極層と、前記第1電極層上に形成され、エネルギー照射に伴う光触媒の作用により濡れ性が変化し、かつ光触媒が含有されていない濡れ性変化層と、前記濡れ性変化層上にパターン状に形成された有機層と、前記有機層上に形成された第2電極層と、前記基板上の前記第2電極層が形成されていない第2電極層非形成領域の一部に形成された端子部と、前記端子部上に形成され、前記端子部および前記第1電極層、あるいは前記端子部および前記第2電極層を接続する導電層とを有する有機デバイスであって、
前記濡れ性変化層は、前記第2電極層が形成されている第2電極層形成領域のみに設けられており、
また、前記濡れ性変化層が、フルオロアルキル基を含有するオルガノポリシロキサンを含むことを特徴とする有機デバイス。 - 前記第1電極層と前記濡れ性変化層との間に第2の有機層が形成されており、前記第2の有機層は、前記第2電極層形成領域に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の有機デバイス。
- 請求項1または請求項2に記載の有機デバイスを用い、前記有機デバイスにおける有機層が、少なくとも発光層を有する有機エレクトロルミネッセント層であることを特徴とする有機エレクトロルミネッセント素子。
- 第1電極層および端子部が形成された基板上に、エネルギー照射に伴う光触媒の作用により濡れ性が変化し、かつ光触媒が含有されていない濡れ性変化層を形成する濡れ性変化層形成工程と、
前記濡れ性変化層と、光触媒を含有する光触媒処理層および基体を有する光触媒処理層側基板とを200μm以下の間隔をおいて配置した後、パターン状にエネルギーを照射し、前記濡れ性変化層の濡れ性が変化した濡れ性変化パターンを形成する濡れ性変化パターン形成工程と、
前記濡れ性変化パターンが形成された濡れ性変化層上に有機層をパターン状に形成する有機層形成工程と、
前記有機層上に第2電極層を形成する第2電極層形成工程と、
前記第2電極層側からプラズマ処理を施し、前記第2電極層が形成されていない第2電極層非形成領域に設けられた前記濡れ性変化層を除去するプラズマ処理工程と、
前記端子部および前記第1電極層、あるいは前記端子部および前記第2電極層が接続されるように導電層を形成する導電層形成工程と
を有し、
前記濡れ性変化層が、フルオロアルキル基を含有するオルガノポリシロキサンを含むことを特徴とする有機デバイスの製造方法。 - 前記濡れ性変化層形成工程前に、前記第1電極層および端子部が形成された基板上に、
第2の有機層を形成する第2有機層形成工程が行われ、前記プラズマ処理工程が、前記第2電極層非形成領域に設けられた前記濡れ性変化層および前記第2の有機層を除去する工程であることを特徴とする請求項4に記載の有機デバイスの製造方法。 - 請求項4または請求項5に記載の有機デバイスの製造方法を用い、前記有機デバイスの製造方法における有機層形成工程が、少なくとも発光層を有する有機エレクトロルミネッセント層を形成する有機エレクトロルミネッセント層形成工程であることを特徴とする有機エレクトロルミネッセント素子の製造方法。
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