JP4684591B2 - 追尾装置及び追尾処理方法 - Google Patents
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Description
図1は、この発明の実施の形態1に係る追尾装置の構成を示すブロック図である。
図1に示す実施の形態1に係る追尾装置は、例えば、航空機がn個の目標(1)〜目標(n)から構成された目標群11に対し、これら目標(1)〜目標(n)を観測するm個のセンサと、各センサがそれぞれ保有し、目標の運動諸元を推定するm個の追尾フィルタとを有するセンサ群12と、センサ群12からの出力情報を用いてどのセンサのどの目標におけるどの情報を優先して出力するかのセンサの優先度を算出する航跡情報評価器13と、この航跡情報評価器13から出力されるセンサの優先度に基づいて各センサと後述する中央の追尾フィルタ16との間の通信回線におけるデータの伝送容量を、各センサの各目標に対し、どのように配分したらよいかのルールを決め、そのルールに基づいてセンサ群12中の各センサから中央の追尾フィルタ16へ伝送する情報の出力内容および伝送容量を制御するための制御信号をセンサ群12へ出力する通信伝送量評価器14と、前記センサ群12からの出力内容や伝送容量が制御された航跡情報や観測情報を入力し、各目標毎並びに各センサ毎に整理された航跡情報および観測情報を出力する観測情報・航跡情報統合器15と、この観測情報・航跡情報統合器15からの各目標毎並びに各センサ毎に整理された航跡情報および観測情報を用いて各目標毎に追尾計算を行い目標の航跡情報を更新する中央の追尾フィルタ16と、この中央の追尾フィルタ16から出力される各目標の更新後の航跡情報および各目標毎並びに各センサ毎に整理された観測情報を用いてセンサに係る評価値と目標に係る評価値を算出し、算出された評価値に基づいてセンサ群12の動作を制御する制御信号をセンサ群12に出力する追尾性能評価器17とを備えている。
まず、追尾処理が開始されると、センサ群12中の各センサは、観測情報および脅威情報を取得すると共に、各センサ毎に追尾処理を行い、航跡情報を取得する(ステップST1)。
次に、この発明の実施の形態2に係る追尾装置について図面を参照しながら説明する。
図3は、この発明の実施の形態2に係る追尾装置の構成を示すブロック図である。
図3において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付して示し、その説明は省略する。新たな構成として、図3に示す実施の形態2では、航跡情報評価器13からのセンサの優先度を用いて通信伝送速度非対称型通信における上りと下りの伝送速度および伝送容量の情報を決め通信伝送量評価器14に出力する通信伝送量調整器18をさらに備えており、通信伝送量評価器14は、通信伝送量調整器18から入力される通信伝送速度非対称型通信における上りと下りの伝送速度および伝送容量の情報と、航跡情報評価器13から入力されるセンサの優先度を元に、センサ群12の各センサと中央の追尾フィルタ16との間の通信回線におけるデータの伝送容量を、各センサの各目標に対し、どのように配分したらよいかのルールを決めるようになされている。
次に、この発明の実施の形態3に係る追尾装置について図面を参照しながら説明する。
図4は、この発明の実施の形態3に係る追尾装置の構成を示すブロック図である。
図4において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付して示し、その説明は省略する。新たな構成として、図4に示す実施の形態3では、追尾性能評価器17で算出されたセンサに係る評価値と目標に係る評価値を用いて、センサ群12の各センサにおける航跡情報が中央の追尾フィルタ16から得られる最新の航跡情報に比べて精度が悪い場合に最新の航跡情報で上書きすることを決定し、決定したセンサに対し最新の航跡情報で上書きするようセンサ群12に制御信号を出力する航跡情報制御器19をさらに備えている。
次に、この発明の実施の形態4に係る追尾装置について図面を参照しながら説明する。
図5は、この発明の実施の形態4に係る追尾装置の構成を示すブロック図である。
図5において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付して示し、その説明は省略する。新たな構成として、図5に示す実施の形態3では、航跡情報評価器13からのセンサの優先度を用いて、センサ群12の各センサから中央の追尾フィルタ16へ伝送する際のサンプリング間隔を変える制御信号を通信伝送量評価器14へ出力するサンプリング制御器20をさらに備えており、通信伝送量評価器14は、サンプリング制御器20から入力される制御信号と、航跡情報評価器13から入力されるセンサの優先度を元に、センサ群12の各センサと中央の追尾フィルタ16との間の通信回線におけるデータの伝送容量を、各センサの各目標に対し、どのように配分したらよいかのルール、つまり各センサの各目標に対する配分ルールを決め、そのルールに基づいて、センサ群12中の各センサから中央の追尾フィルタ16へ伝送する航跡情報や観測情報の出力内容、伝送容量および伝送タイミングを制御するための制御信号をセンサ群12へ出力するようになされている。
通信伝送量評価器14では、サンプリング制御器20から入力される、各センサから中央の追尾フィルタ16へ伝送する際のサンプリング間隔を変える制御信号と、航跡情報評価器13から入力されるセンサの優先度を元に、各センサと中央の追尾フィルタ16との間の通信回線におけるデータの伝送容量を、各センサの各目標に対し、どのように配分したらよいかのルールを決める。そして、そのルールに基づいて、センサ群12中の各センサから中央の追尾フィルタ16へ伝送する航跡情報や観測情報の出力内容および伝送容量を制御するための制御信号を、センサ群12の各センサへ出力する。
次に、この発明の実施の形態5に係る追尾装置について図面を参照しながら説明する。
図6は、この発明の実施の形態5に係る追尾装置の構成を示すブロック図である。
図6において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付して示し、その説明は省略する。新たな構成として、図6に示す実施の形態5では、航跡情報評価器13からのセンサの優先度を用いて、追尾状況や観測状況に応じて、航跡情報と観測情報からなる情報の内、どの情報をより多く送るかの配分を決め、その配分を決める制御信号を、通信伝送量評価器14に出力すると共に、追尾状況や観測状況に応じて、中央の追尾フィルタ16での航跡統合を航跡統合方式により行うか探知データ統合方式により行うかの制御信号を、中央の追尾フィルタ16へ出力する第1の観測情報・航跡情報制御器21をさらに備えており、通信伝送量評価器14は、第1の観測情報・航跡情報制御器21から入力される制御信号と、航跡情報評価器13から入力されるセンサの優先度を元に、航跡情報と観測情報からなる情報の内、どの情報を多く伝送するかの配分を決め、その配分にしたがってセンサ群12から出力される航跡情報と観測情報との配分を制御するための制御信号を前記センサ群12へ出力し、中央の追尾フィルタ16は、第1の観測情報・航跡情報制御器21から入力される制御信号に基づいて追尾計算の際の統合方式を決める。
ここで、例えば、図7における低クラッタ領域を直進する目標を、センサ群12中のある1センサにおいて観測を行い、そして、高サンプリングレートで観測値を得て、追尾計算を行った場合は、低サンプリングレートで観測値を得て、追尾計算を行った場合に比べて、航跡情報の精度が良いことが予想される。
図8において、時刻t1からt4まで等速直線運動を行う1目標を、センサ群12のセンサ(1)とセンサ(2)から観測した場合に、センサ(1)での観測結果だけで航跡を作成した、センサ(1)の航跡と、センサ(2)での観測結果だけで航跡を作成した、センサ(2)の航跡が得られるとする。
次に、この発明の実施の形態6に係る追尾装置について図面を参照しながら説明する。
図12は、この発明の実施の形態6に係る追尾装置の構成を示すブロック図である。
図12において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付して示し、その説明は省略する。新たな構成として、図12に示す実施の形態6では、航跡情報評価器13から入力されるセンサの優先度を用いて、追尾状況や観測状況に応じて、航跡情報と観測情報からなる情報の内、密集目標であると判断された場合、密集目標であることを考慮して、航跡情報と観測情報からなる情報の内、どの情報をより多く送るかの配分を決め、その配分を決める制御信号を、通信伝送量評価器14に出力すると共に、密集目標であると判断した場合、中央の追尾フィルタ16でグループトラックを行うための制御信号を、中央の追尾フィルタ16へ出力する第2の観測情報・航跡情報制御器22をさらに備えており、通信伝送量評価器14は、第2の観測情報・航跡情報制御器22から入力される制御信号と、航跡情報評価器13から入力されるセンサの優先度を元に、航跡情報および観測情報からなる情報の内、どの情報を多く送るかの配分を決め、当該配分にしたがってセンサ群12から出力される航跡情報と観測情報との配分を制御するための制御信号をセンサ群12へ出力し、中央の追尾フィルタ16は、第2の観測情報・航跡情報制御器22から入力される制御信号に基づいてグループトラックを行うようになされている。
次に、この発明の実施の形態7に係る追尾装置について図面を参照しながら説明する。
図14は、この発明の実施の形態7に係る追尾装置の構成を示すブロック図である。
図14において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付して示し、その説明は省略する。新たな構成として、図14に示す実施の形態7では、追尾性能と観測情報数の関係から決定される、センサ群12中の各センサから中央の追尾フィルタ16への伝送量の配分を決める重みの情報を予め格納した第1のデータベース23と、第1のデータベース23から追尾性能と観測情報数の情報に応じた、各センサから中央の追尾フィルタへの伝送量の配分を決める重みの情報を得て、当該伝送量の配分を決める重みの情報と航跡情報評価器13から入力されるセンサの優先度を用いて、追尾状況や観測状況に応じて、航跡情報と観測情報からなる情報の内、どの情報をより多く送るかの配分を決める制御信号を通信伝送量評価器14へ出力する第3の観測情報・航跡情報制御器24をさらに備えており、通信伝送量評価器14は、第3の観測情報・航跡情報制御器24から入力される制御信号と、航跡情報評価器13から入力されるセンサの優先度を元に、航跡情報および観測情報からなる情報の内、どの情報を多く送るかの配分を決め、当該配分にしたがってセンサ群から出力される航跡情報と観測情報との配分を制御するための制御信号をセンサ群12へ出力するようになされている。
第3の観測情報・航跡情報制御器24では、第1のデータベース23へ、追尾性能と観測情報数の情報を入力する。そして、その結果、第1のデータベース23から、センサ群12中の各センサから中央の追尾フィルタ16への伝送量の配分を決める重みの情報を得る。さらに、第3の観測情報・航跡情報制御器24では、このセンサ群12中の各センサから中央の追尾フィルタ16への伝送量の配分を決める重みの情報と、航跡情報評価器13から入力されるセンサの優先度を用いて、追尾状況や観測状況に応じて、航跡情報と観測情報からなる情報の内、どの情報をより多く送るかの配分を決める制御信号を、通信伝送量評価器14に入力する。
次に、この発明の実施の形態8に係る追尾装置について図面を参照しながら説明する。
図15は、この発明の実施の形態8に係る追尾装置の構成を示すブロック図である。
図15において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付して示し、その説明は省略する。図15に示す実施の形態8では、センサ群12内に、センサ群のうち、追尾性能評価器17からの制御信号に基づいて動作するセンサ(1)〜(i)及び追尾フィルタ(1)〜(i)に対し、航跡情報を図10に示す航跡統合方式により統合して統合航跡を観測情報・航跡情報統合器15に出力する第1の航跡統合器25を有する第1のセンサ群12−aを備えている。なお、iは2以上の整数であり、i<mである。
次に、この発明の実施の形態9に係る追尾装置について図面を参照しながら説明する。
図16は、この発明の実施の形態9に係る追尾装置の構成を示すブロック図である。
図16において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付して示し、その説明は省略する。図16に示す実施の形態9では、センサ群12内に、センサ群のうち、追尾性能評価器17からの制御信号に基づいて動作するセンサ(1)〜(i)及び追尾フィルタ(1)〜(i)に対し、観測情報を用いて、図11における探知データ統合方式により統合した統合航跡を観測情報・航跡情報統合器15に出力する第1の探知データ統合器26を有する第2のセンサ群12−bを備えている。なお、iは2以上の整数であり、i<mである。
次に、この発明の実施の形態10に係る追尾装置について図面を参照しながら説明する。
図17は、この発明の実施の形態10に係る追尾装置の構成を示すブロック図である。
図17において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付して示し、その説明は省略する。新たな構成として、図17に示す実施の形態10では、中央の追尾フィルタ16から得られる航跡情報及び観測情報を格納する航跡情報・観測情報データベース27と、中央の追尾フィルタ16からの航跡情報及び観測情報と、航跡情報・観測情報データベース27からの航跡情報及び観測情報とに基づいて航跡情報及び観測情報の目標についての仮説を作成する仮説処理器28とをさらに備えており、中央の追尾フィルタ16は、仮説処理器28からの仮説を用いて追尾計算を行うようになされている。
図19は、目標1と目標2が交差点C付近において、目標1の追尾航跡が目標2の観測値に誤追尾している状況、同様に、目標2の追尾航跡が目標1の観測値に誤追尾している状況を表す。
図20は、図19の時点で、目標1、目標2が誤追尾していても、数サンプリング後の観測情報および航跡情報を用いることで、目標1の追尾航跡を目標1の真軌跡に、同様に、目標2の追尾航跡を目標2の真軌跡に近づけることができる状況を表している。
次に、この発明の実施の形態11に係る追尾装置について図面を参照しながら説明する。
図21は、この発明の実施の形態11に係る追尾装置の構成を示すブロック図である。
図21において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付して示し、その説明は省略する。新たな構成として、図21に示す実施の形態11では、センサ群12内に、センサ・追尾フィルタ29を新たに追加しており、新たに追加したセンサ・追尾フィルタ29では、追尾性能評価器17からの制御信号を元にセンサの配置箇所を決め、航跡情報および観測情報および時刻を出力するようになされている。
いる。
図22は、既存のセンサに新たなセンサを追加したときの目標の観測状況を表す。
図22において、既存のセンサ(1)がA点にあり、C点の目標を観測している。ここで、図12において、A点のセンサ(1)からC点の目標を観測する際、その観測誤差の分布は、図22のセンサ(1)の誤差楕円のような形状を持って分布する。ここで、AC方向がセンサ(1)に関するレンジ方向、BC方向がセンサ(1)に関するクロスレンジ方向となる。一般に、アクティブセンサの場合、クロスレンジ方向に比べて、レンジ方向の誤差は小さい。そのため、センサ(1)に関するクロスレンジ方向の誤差を抑圧する目的で、新たなセンサとして、センサ(2)を、センサ(2)のレンジ方向BCが、センサ(1)のクロスレンジ方向BCとなるように追加して配置する。
次に、この発明の実施の形態12に係る追尾装置について図面を参照しながら説明する。
図23は、この発明の実施の形態12に係る追尾装置の構成を示すブロック図である。
図23において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付して示し、その説明は省略する。新たな構成として、図23に示す実施の形態12では、航跡情報評価器13から入力されるセンサの優先度を元に、追尾対象目標の周りのある限られた領域内の観測情報だけ出力するための制御信号を通信伝送量評価器14に出力する第1の伝送データ領域調整器30をさらに備えており、通信伝送量評価器14は、第1の伝送データ領域調整器30からの制御信号と、航跡情報評価器13からのセンサの優先度を用いて、各センサと中央の追尾フィルタ16との間の通信回線におけるデータの伝送容量を、各センサの各目標に対し、どのように配分したらよいかのルール、つまり各センサの各目標に対する配分ルールを決め、そのルールに基づいて、センサ群12中の各センサから中央の追尾フィルタ16へ伝送する航跡情報や観測情報の出力内容および伝送容量を制御するための制御信号をセンサ群12へ出力するようになされている。
次に、この発明の実施の形態13に係る追尾装置について図面を参照しながら説明する。
図24は、この発明の実施の形態13に係る追尾装置の構成を示すブロック図である。
図24において、図23に示す実施の形態12と同一部分は同一符号を付して示し、その説明は省略する。新たな構成として、図24に示す実施の形態13では、第1の伝送データ領域調整器30から入力される、追尾対象目標の周りのある限られた領域内の観測情報だけ出力するための制御信号と、観測情報・航跡情報統合器15から入力される、各目標毎に整理された航跡情報および観測情報とに基づいて、第1の伝送データ領域調整器30において使用した、追尾対象目標の周りのある限られた領域より、さらに小さい領域を追尾処理用の領域として設定して、設定した追尾処理用の領域内の観測情報のみ使用するための制御信号を、中央の追尾フィルタ16に出力する第2の伝送データ領域調整器31をさらに備えており、中央の追尾フィルタ16は、その制御信号に基づいて限られた追尾処理用の領域内の観測情報のみを使用して追尾処理を行うようになされている。
次に、この発明の実施の形態14に係る追尾装置について図面を参照しながら説明する。
図25は、この発明の実施の形態14に係る追尾装置の構成を示すブロック図である。
図25において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付して示し、その説明は省略する。新たな構成として、図25に示す実施の形態14では、観測情報・航跡情報統合器15から入力される、各目標毎に整理された航跡情報および観測情報と、センサ群12から入力される、目標の脅威情報とを用いて、観測領域毎に、図11に示す探知データ統合方式と、図10に示す航跡統合方式による追尾処理を行うための制御信号を、中央の追尾フィルタ16に出力するデータ融合方式調整器32をさらに備えており、中央の追尾フィルタ16は、データ融合方式調整器32からの制御信号に基づいて、観測領域毎に、探知データ統合方式と航跡統合方式とによる追尾処理を行うようになされている。
次に、この発明の実施の形態15に係る追尾装置について図面を参照しながら説明する。
図26は、この発明の実施の形態15に係る追尾装置の構成を示すブロック図である。
図26において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付して示し、その説明は省略する。新たな構成として、図26に示す実施の形態15では、センサ群12から得られる、各センサの航跡情報の一部、観測情報の一部、脅威情報を入力し、各センサの航跡情報の一部と観測情報の一部を用いて、目標とセンサを結ぶベクトルを求め、目標とあるセンサを結ぶベクトルと、目標とある他のセンサを結ぶベクトルとの内積に基づいて観測情報の優劣を判定し、その判定結果を通信伝送量評価器14に出力する第1のセンサ選択調整器33をさらに備えており、通信伝送量評価器14は、第1のセンサ選択調整器33から入力される観測情報の優劣の判定結果と、航跡情報評価器13から入力されるセンサの優先度を元に、各センサと中央の追尾フィルタ16との間の通信回線におけるデータの伝送容量を、各センサの各目標に対する配分ルールを決めて制御するための制御信号をセンサ群12へ出力するようになされている。
図27は、センサ(1)がA点、センサ(2)がB点、センサ(3)がC点、目標がD点の配置にある場合である。ここで、ベクトルADとベクトルBDとベクトルCDの大きさは同じであり、ベクトルADとベクトルCDのなす角度は90度である。図27のような配置の場合、センサ(1)とセンサ(3)を使用して観測した方が、センサ(1)とセンサ(2)を使用して観測するよりも、航跡情報の精度が向上する。すなわち、ベクトルADとベクトルBDの内積の大きさよりも、ベクトルADとベクトルCDの内積の方が小さくなる。よって、図27のような配置の場合、目標とあるセンサを結ぶベクトルと、目標とある他のセンサを結ぶベクトルの内積の大きさが0に近いほど、観測効果が大きいため、センサ(3)は、センサ(2)に比べて、観測情報が優れていると判定される。
次に、この発明の実施の形態16に係る追尾装置について図面を参照しながら説明する。
図29は、この発明の実施の形態16に係る追尾装置の構成を示すブロック図である。
図29において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付して示し、その説明は省略する。新たな構成として、図29に示す実施の形態16では、航跡情報評価器13から入力される、センサの優先度決定に使用された航跡情報、観測情報、目標の脅威情報と、通信伝送量評価器14から入力される、各センサと中央の追尾フィルタ16との間における通信伝送容量と、中央の追尾フィルタ16から入力される目標の航跡情報とを格納する追尾性能データベース35と、追尾性能データベース35に格納された、過去の追尾処理結果に係る全ての追尾性能データを基に、適切な伝送容量を決定するための伝送量制御ルールを抽出する伝送量制御ルール抽出器34と、伝送量制御ルール抽出器によって抽出された伝送量制御ルールを格納する伝送量制御ルールベース36とをさらに備えており、通信伝送量評価器14は、伝送量制御ルールベース36から伝送量制御ルールを検索し、航跡情報評価器13からの情報を基に適用可能なルールを選択し、選択されたルールを適用して各センサと中央の追尾フィルタ16との間における通信伝送容量を決定するようになされている。
以上の処理は、現時刻の観測状況から追尾処理を行う以前に行われる。
次に、この発明の実施の形態17に係る追尾装置について図面を参照しながら説明する。
図30は、この発明の実施の形態17に係る追尾装置の構成を示すブロック図である。
図30において、図29に示す実施の形態16と同一部分は同一符号を付して示し、その説明は省略する。新たな構成として、図30に示す実施の形態17では、追尾装置が実際に動作するセンサ配置とそれらの追尾情報を利用する中央の追尾フィルタ16の存在を想定した追尾シミュレーションを計算機上で行うことにより追尾性能データを生成する追尾性能予測器37をさらに備えており、追尾性能データベース35には、追尾性能予測器37で生成された情報がさらに格納される。
以上の処理は、現時刻の観測状況から追尾処理を行う以前に行われる。
Claims (18)
- 目標群を観測する複数のセンサと、各センサに対応して備えられ目標の運動諸元を推定する複数の追尾フィルタとを有するセンサ群と、
前記追尾フィルタから算出される目標の航跡情報と、前記複数のセンサから出力される観測情報及び目標の脅威情報を用いて前記センサ群のどのセンサのどの目標におけるどの情報を優先して出力するかのセンサの優先度を算出する航跡情報評価器と、
前記航跡情報評価器からのセンサの優先度に基づいて前記センサ群の各センサから伝送する情報の航跡情報と観測情報の区別及び伝送容量を、各センサの各目標に対する配分ルールを決めて制御する通信伝送量評価器と、
伝送容量が制御された航跡情報及び観測情報を入力し、各目標毎並びに各センサ毎に整理する観測情報・航跡情報統合器と、
前記観測情報・航跡情報統合器からの各目標毎並びに各センサ毎に整理された航跡情報および観測情報を用いて各目標毎に追尾計算を行い目標の航跡情報を更新する中央の追尾フィルタと、
前記中央の追尾フィルタから出力される各目標の更新後の航跡情報および各目標毎並びに各センサ毎に整理された観測情報を用いてセンサに係る評価値と目標に係る評価値を算出しこれら評価値を用いて前記センサ群の動作を制御する追尾性能評価器と
を備えた追尾装置。 - 請求項1に記載の追尾装置において、
前記航跡情報評価器からのセンサの優先度を用いて通信伝送速度非対称型通信における上りと下りの伝送速度および伝送容量の情報を決める通信伝送量調整器をさらに備え、
前記通信伝送量評価器は、前記通信伝送量調整器から入力される通信伝送速度非対称型通信における上りと下りの伝送速度および伝送容量の情報と前記航跡情報評価器からのセンサの優先度とに基づいて前記センサ群の各センサと前記中央の追尾フィルタとの間の通信回線におけるデータの伝送容量を、各センサの各目標に対する配分ルールを決めて制御する
ことを特徴とする追尾装置。 - 請求項1に記載の追尾装置において、
追尾性能評価器で算出されたセンサに係る評価値と目標に係る評価値を用いて、前記センサ群の各センサにおける航跡情報が前記中央の追尾フィルタから得られる最新の航跡情報に比べて精度が悪い場合に最新の航跡情報で上書きすることを決定し、決定したセンサに対し最新の航跡情報で上書きするよう前記センサ群に制御信号を出力する航跡情報制御器をさらに備えた
ことを特徴とする追尾装置。 - 請求項1に記載の追尾装置において、
前記航跡情報評価器からのセンサの優先度を用いて、前記センサ群の各センサから前記中央の追尾フィルタへ伝送する際のサンプリング間隔を変える制御信号を前記通信伝送量評価器へ出力するサンプリング制御器をさらに備え、
前記通信伝送量評価器は、前記サンプリング制御器から入力される制御信号と、前記航跡情報評価器から入力されるセンサの優先度を元に、前記センサ群の各センサと前記中央の追尾フィルタとの間の通信回線におけるデータの伝送容量を、各センサの各目標に対する配分ルールを決め、当該配分ルールに基づいて、前記センサ群中の各センサから前記中央の追尾フィルタへ伝送する航跡情報や観測情報の出力内容、伝送容量および伝送タイミングを制御するための制御信号を前記センサ群へ出力する
ことを特徴とする追尾装置。 - 請求項1に記載の追尾装置において、
前記航跡情報評価器からのセンサの優先度を用いて、航跡情報と観測情報からなる情報の内、どの情報を多く伝送するかの配分を決める制御信号を前記通信伝送量評価器へ出力すると共に、追尾状況や観測状況に応じて、航跡統合を航跡統合方式により行うか探知データ統合方式により行うかの制御信号を前記中央の追尾フィルタへ出力する観測情報・航跡情報制御器をさらに備え、
前記通信伝送量評価器は、前記観測情報・航跡情報制御器から入力される制御信号と、前記航跡情報評価器から入力されるセンサの優先度を元に、航跡情報と観測情報からなる情報の内、どの情報を多く伝送するかの配分を決め、当該配分にしたがってセンサ群から出力される航跡情報と観測情報との配分を制御するための制御信号を前記センサ群へ出力し、
前記中央の追尾フィルタは、前記観測情報・航跡情報制御器から入力される制御信号に基づいて追尾計算の際の統合方式を決める
ことを特徴とする追尾装置。 - 請求項1に記載の追尾装置において、
前記航跡情報評価器から入力されるセンサの優先度を用いて、航跡情報および観測情報からなる情報から密集目標と判断された場合、密集目標であることを考慮して、航跡情報および観測情報からなる情報の内、どの情報を多く送るかの配分を決める制御信号を前記通信伝送量評価器へ出力すると共に、グループトラックを行うための制御信号を前記中央の追尾フィルタへ出力する観測情報・航跡情報制御器をさらに備え、
前記通信伝送量評価器は、前記観測情報・航跡情報制御器から入力される制御信号と、前記航跡情報評価器から入力されるセンサの優先度を元に、航跡情報および観測情報からなる情報の内、どの情報を多く送るかの配分を決め、当該配分にしたがってセンサ群から出力される航跡情報と観測情報との配分を制御するための制御信号を前記センサ群へ出力し、
前記中央の追尾フィルタは、前記観測情報・航跡情報制御器から入力される制御信号に基づいてグループトラックを行う
ことを特徴とする追尾装置。 - 請求項1に記載の追尾装置において、
追尾性能と観測情報数の関係から決定される、センサ群中の各センサから中央の追尾フィルタへの伝送量の配分を決める重みの情報を予め格納したデータベースと、
前記データベースから追尾性能と観測情報数の情報に応じた各センサから中央の追尾フィルタへの伝送量の配分を決める重みの情報を得て、当該伝送量の配分を決める重みの情報と前記航跡情報評価器から入力されるセンサの優先度を用いて、追尾状況や観測状況に応じて、航跡情報と観測情報からなる情報の内、どの情報をより多く送るかの配分を決める制御信号を前記通信伝送量評価器へ出力する観測情報・航跡情報制御器をさらに備え、
前記通信伝送量評価器は、前記観測情報・航跡情報制御器から入力される制御信号と、前記航跡情報評価器から入力されるセンサの優先度を元に、航跡情報および観測情報からなる情報の内、どの情報を多く送るかの配分を決め、当該配分にしたがってセンサ群から出力される航跡情報と観測情報との配分を制御するための制御信号を前記センサ群へ出力する
ことを特徴とする追尾装置。 - 請求項1に記載の追尾装置において、
前記センサ群内に、当該センサ群を構成する数より少ない数の複数のセンサ及び追尾フィルタに対し、航跡情報を航跡統合方式により統合した統合航跡を前記観測情報・航跡情報統合器に出力する航跡統合器を有するセンサ群を備えた
ことを特徴とする追尾装置。 - 請求項1に記載の追尾装置において、
前記センサ群内に、当該センサ群を構成する数より少ない数の複数のセンサ及び追尾フィルタに対し、観測情報を用いて探知データ統合方式により統合した統合航跡を前記観測情報・航跡情報統合器に出力する探知データ統合器を有するセンサ群を備えた
ことを特徴とする追尾装置。 - 請求項1に記載の追尾装置において、
前記中央の追尾フィルタから得られる航跡情報及び観測情報を格納する航跡情報・観測情報データベースと、
前記中央の追尾フィルタからの航跡情報及び観測情報と、前記航跡情報・観測情報データベースからの航跡情報及び観測情報とに基づいて航跡情報及び観測情報の目標についての仮説を作成する仮説処理器と
をさらに備え、
前記中央の追尾フィルタは、前記仮説処理器からの仮説を用いて追尾計算を行う
ことを特徴とする追尾装置。 - 請求項1に記載の追尾装置において、
前記センサ群に、クロスレンジ誤差を抑圧するためのセンサ・追尾フィルタをさらに備えた
ことを特徴とする追尾装置。 - 請求項1に記載の追尾装置において、
前記航跡情報評価器から入力されるセンサの優先度を元に、追尾対象目標の周りのある限られた領域内の観測情報だけ出力するための制御信号を前記通信伝送量評価器に出力する伝送データ領域調整器をさらに備え、
前記通信伝送量評価器は、前記伝送データ領域調整器からの制御信号と、前記航跡情報評価器から入力されるセンサの優先度を用いて、各センサと中央の追尾フィルタとの間の通信回線におけるデータの伝送容量を、各センサの各目標に対する配分ルールを決めて制御する制御信号を前記センサ群へ出力する
ことを特徴とする追尾装置。 - 請求項12に記載の追尾装置において、
前記伝送データ領域調整器からの制御信号と、前記観測情報・航跡情報統合器から出力される、各目標毎に整理された航跡情報および観測情報とに基づいて、前記伝送データ領域調整器よりもさらに小さい追尾処理用の領域を設定し、設定した追尾処理用の領域内の観測情報のみ使用するための制御信号を、前記中央の追尾フィルタに出力する他の伝送データ領域調整器をさらに備え、
前記中央の追尾フィルタは、他の伝送データ領域調整器からの制御信号に基づいて追尾処理を行う
ことを特徴とする追尾装置。 - 請求項1に記載の追尾装置において、
前記観測情報・航跡情報統合器から入力される、各目標毎に整理された航跡情報および観測情報と、前記センサ群から入力される、目標の脅威情報とを用いて、観測領域毎に、探知データ統合方式と航跡統合方式による追尾処理を行うための制御信号を、前記中央の追尾フィルタに出力するデータ融合方式調整器をさらに備え、
前記中央の追尾フィルタは、前記データ融合方式調整器からの制御信号に基づいて、観測領域毎に、探知データ統合方式と航跡統合方式とによる追尾処理を行う
ことを特徴とする追尾装置。 - 請求項1に記載の追尾装置において、
前記センサ群の各センサの航跡情報の一部と観測情報の一部を用いて、目標とセンサを結ぶベクトルを求め、目標とあるセンサを結ぶベクトルと、目標と他のセンサを結ぶベクトルとの内積に基づいて観測情報の優劣を判定し、判定結果を前記通信伝送量評価器に出力するセンサ選択調整器をさらに備え、
前記通信伝送量評価器は、前記センサ選択調整器からの判定結果と、前記航跡情報評価器からのセンサの優先度を元に、各センサと前記中央の追尾フィルタとの間の通信回線におけるデータの伝送容量を、各センサの各目標に対する配分ルールを決めて制御する制御信号を前記センサ群へ出力する
ことを特徴とする追尾装置。 - 請求項1に記載の追尾装置において、
前記航跡情報評価器と前記通信伝送量評価器及び前記中央の追尾フィルタからの過去の追尾情報を格納する追尾性能データベースと、
前記追尾性能データベースに格納された追尾情報から最適な伝送量を決定するためのルールを抽出する伝送量制御ルール抽出器と、
前記伝送量制御ルール抽出器により抽出したルールを格納する伝送量制御ルールベースと
をさらに備え、
前記通信伝送量評価器は、航跡情報評価器からの情報を基に前記伝送量制御ルールベースから適用可能なルールを選択し、選択されたルールを適用して各センサと中央の追尾フィルタとの間における通信伝送容量を決定する
ことを特徴とする追尾装置。 - 請求項16に記載の追尾装置において、
追尾性能データを計算機シミュレーションによって計算する追尾性能予測器をさらに備え、
前記追尾性能データベースは、前記追尾性能予測器により計算された追尾性能データをも格納する
ことを特徴とする追尾装置。 - 目標群を観測する複数のセンサと各センサに対して備えられ目標の運動諸元を推定する複数の追尾フィルタとを有するセンサ群による観測情報、脅威情報および航跡情報を取得するステップと、
前記追尾フィルタから算出される目標の航跡情報と、前記複数のセンサから出力される観測情報及び目標の脅威情報を用いて前記センサ群のどのセンサのどの目標におけるどの情報を優先して出力するかのセンサの優先度を算出するステップと、
センサの優先度を元に、どの観測情報または航跡情報を中央の追尾フィルタに伝送するかを決めるステップと、
センサの優先度を元に、前記中央の追尾フィルタへ伝送する際の伝送容量を決めるステップと、
決められた伝送容量まで航跡情報および観測情報を前記中央の追尾フィルタに伝送するステップと、
前記センサ群から伝送された航跡情報および観測情報を各目標毎に整理するステップと、
前記中央の追尾フィルタにおいて追尾処理を行い、各目標の航跡情報を算出して航跡情報を更新するステップと、
センサの動作状態に係る評価値、センサの観測効果の評価値、センサ割当の評価値、目標の追尾性能評価値を算出するステップと、
センサの動作状態に係る評価値、センサの観測効果の評価値、センサ割当の評価値と、目標の追尾性能評価値を元に、センサ群の動作制御を行うステップと、
観測情報、脅威情報および航跡情報を取得するステップからセンサ群の動作制御を行うステップまでの処理を所定の終了条件に達するまで繰り返し制御するステップと
を備えた追尾処理方法。
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