JP4686380B2 - ホログラム記録材料、ホログラム記録方法、及び光記録媒体 - Google Patents
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Description
一方、互いにホログラム記録材料の反対側から入射させて形成したホログラムを、一般に反射型ホログラムと呼ぶ。干渉縞は記録材料膜面方向に平行または平行に近い形で1mmに3000〜7000本程度の間隔で形成される。
透過型ホログラムは、例えば特開平6−43634号[特許文献1]などで開示されているような公知の方法によって作成できる。また、反射型ホログラムは、例えば特開平2−3082号[特許文献2]、特開平3−50588号[特許文献3]などに開示された公知の方法によって作成できる。
それに対し膜厚が干渉縞間隔の5倍以下程度または1μm以下程度のホログラムを平面型または表面型という。
特に反射型の体積位相型ホログラムはリップマン型ホログラムとも呼ばれ、ブラック回折による波長選択的反射により、高回折効率にてフルカラー化、白色再生、高解像度化が可能となり、高解像フルカラー3次元ディスプレイの提供が可能となる。
また最近ではその波長選択的反射を生かして、自動車搭載用のヘッドアップディスプレイ(HUD)、光ディスク用ピックアップレンズ、ヘッドマウントディスプレイ、液晶用カラーフィルター、反射型液晶反射板等に代表されるホログラム光学素子(HOE)に広く実用化されてきている。
他にも例えば、レンズ、回折格子、干渉フィルター、光ファイバー用結合器、ファクシミリ用光偏光器、建築用窓ガラス等に実用または応用が検討されている。
さらにコンピューター高容量化等の流れの中で、コンピューターバックアップ用途や放送バックアップ用途等の業務用途においても、1TB程度あるいはそれ以上の大容量の情報を高速かつ安価に記録できる超高密度記録媒体が求められている。
そのような中、ランダムアクセスが不可能な磁気テープ媒体や可換不可能で故障しやすいハードディスクに対し、可換かつランダムアクセス可能で小型、安価な光記録媒体がより注目されてきている。しかしながら、DVD−Rのような既存の2次元光記録媒体は物理原理上、たとえ記録再生波長を短波長化したとしてもせいぜい片面25GB程度で、将来の要求に対応できる程の充分大きな記録容量が期待できるとは言えない状況である。
等を用い、それらの並列書き込み、読み出しにより、1Gbpsにも達する高転送速度化も可能となる。
(1)高感度であること
(2)高解像力を有すること
(3)ホログラムの回折効率が高いこと
(4)記録時の処理が乾式であり迅速であること
(5)多重記録が可能であること(ダイナミックレンジが広いこと)
(6)記録後の収縮率が小さいこと
(7)ホログラムの保存性が良いこと
具体的には例えば、重クロム酸ゼラチン方式は高い回折効率と低ノイズ特性という長所を有するが、保存性が極めて悪く、湿式処理が必要で低感度という問題を有し、ホログラフィックメモリ用途には適さない。
漂白ハロゲン化銀方式は高感度という長所を有するが、湿式処理が必要でかつ漂白処理が煩雑であり、また、散乱が大きい、耐光性に劣るという問題点を有し、ホログラフィックメモリ用途にはやはり一般的に適さない。
フォトリフラクティブ材料は書き換え可能という長所を有するが、記録時に高電場印加が必要、記録保存性が悪いという問題点を有する。
アゾベンゼン高分子材料等に代表されるフォトクロミック高分子方式も書き換え可能という長所を有するが、感度が極めて低く記録保存性も悪いという問題点を有する。例えば、WO9744365A1号[特許文献4]には、アゾベンゼン高分子(フォトクロミック高分子)の屈折率異方性と配向制御を用いた書き換え可能なホログラム記録材料が提示されているが、アゾベンゼン異性化の量子収率が低い上に配向変化を伴う方式であるがために感度が極めて低く、また書き換え可能であることとの相反で記録保存性も悪いという問題点を有し、実用には程遠い。
しかしながら、漂白ハロゲン化銀方式に比べると感度が1000分の1程度であること、回折効率を高めるためには2時間近い加熱定着処理を必要とすること、ラジカル重合であるため、酸素による重合阻害の影響を受け、また露光、定着後記録材料の収縮を伴い、再生時の回折波長及び角度が変化してしまう問題点があること、膜が柔らかいため保存性の点でも不足していること等からホログラフィックメモリ用途としては到底使用に耐えるものではない。
例えば、特開平5−107999号[特許文献5]、特開平8−16078号[特許文献6]等に、カチオン重合性化合物(モノマーまたはオリゴマー)をバインダーの代わりに用い、さらに増感色素、ラジカル重合開始剤、カチオン重合開始剤、ラジカル重合性化合物を組み合わせたホログラム記録材料が開示されている。
また、特表2001―523842号[特許文献7]、特表平11−512847号[特許文献8]等に、ラジカル重合を用いずに、増感色素、カチオン重合開始剤、カチオン重合性化合物及びバインダーのみを用いたホログラム記録材料が開示されている。
しかしこれらの公知のカチオン重合方式はラジカル重合方式に比べて、収縮率の改善が見られるものの、その相反として、感度が低下しており、実用の際には転送速度の点で大きな問題となると考えられる。また回折効率も低下しており、S/N比や多重記録の点で問題となると考えられる。さらにフォトポリマーの重
合率が低いと保存時に残存モノマーが移動してしまうことによる記録の消失も起こりうる。
なお、本発明は、下記(1)〜(10)、及び、下記(1)〜(10)と引用関係にあるものに関するものであるが、本明細書には、参考の為、その他の事項についても記載する。
(1) 少なくとも、下記一般式(1−1)で表されるカチオン重合性モノマーと、酸発生剤と、バインダーを含むことを特徴とするカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(2) 一般式(1−1)で表されるカチオン重合性モノマーが一般式(1−2)または(1−3)にて表されることを特徴とする(1)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(3) 一般式(1−2)にて、L2は炭素原子数2〜8のアルキレン基であることを特徴とする(2)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(4) 一般式(1−2)にて、L2はブチレン基であることを特徴とする(3)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(5) 一般式(1−3)にて、L3は炭素原子数1〜8のアルキレン基であることを特徴とする(2)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(6) (1)または(2)にて、一般式(1−1)〜(1−3)で表されるカチオン重合性モノマーに加え、さらに一般式(2−1)で表されるカチオン重合性モノマーを併用して用いることを特徴とする(1)〜(5)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(7) 一般式(2−1)にて、L4は単なる結合手またはアルキレン基、アリーレン基及びエーテル基から成る連結基であることを特徴とする(6)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(8) (6)にて、一般式(2−1)にて表されるカチオン重合性モノマーが、、一般式(1−1)〜(1−3)にて表されるカチオン重合性モノマーに対し、質量比で5〜100%含まれることを特徴とする(6)または(7)記載のカチオン重合ホログラム記録材料。
(9) (1)にて、バインダーがアシル化セルロース、ポリメチルメタクリレートまたはポリメチルメタクリレートを含む共重合ポリマーのいずれかであることを特徴とする(1)〜(8)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(10) (9)にてアシル化セルロースがセルロースアセテートブチレートであることを特徴とする(9)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(11) 少なくとも、下記一般式(3−1)〜(3−5)のいずれかで表されるカチオン重合性モノマーと、酸発生剤と、バインダーを含むことを特徴とするカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(12) 一般式(3−1)にて、L5はメチレン基であることを特徴とする(11)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(13) 一般式(3−2)にて、L6は炭素原子数2〜8のアルキレン基であることを特徴とするカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(14) 一般式(3−3)中、R7、R9はメチル基、R8、R10、R11は水素原子であることを特徴とするカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(15) 一般式(3−4)中、R12、R14、R15はメチル基、R13は水素原子であることを特徴とするカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(16) 一般式(3−5)中、L7はブチレン基であることを特徴とするカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(17) (11)にて、一般式(3−1)〜(3−5)で表されるカチオン重合性モノマーに加え、さらに一般式(2−2)で表されるカチオン重合性モノマーを併用して用いることを特徴とする(11)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(18) 一般式(2−2)にてL8は単なる結合手または炭素原子数2〜8のアルキレン基を表すことを特徴とする(17)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(19) (18)にて、一般式(2−2)にて表されるカチオン重合性モノマーが、、一般式(3−1)〜(3−5)にて表されるカチオン重合性モノマーに対し、質量比で5〜100%含まれることを特徴とする(17)または(18)記載のカチオン重合ホログラム記録材料。
(20) (11)にてバインダーがポリ(スチレン−アクリロニトリル)共重合体、ポリ(スチレン−メチルメタクリレート)共重合体、ポリスチレンのいずれかであることを特徴とする(11)〜(19)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(21) (20)にてバインダーがポリ(スチレン−アクリロニトリル)共重合体であることを特徴とする(20)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(22) (1)または(11)にて、バインダーに対するカチオン重合性モノマーの質量比が5〜100%であることを特徴とする(1)〜(21)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(23) (22)にて、バインダーに対するカチオン重合性モノマーの質量比が10〜30%であることを特徴とする(22)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(24) (1)または(11)にて、酸発生剤がジアリールヨードニウム塩、スルホニウム塩、ジアゾニウム塩、金属アレーン錯体、トリハロメチル置換トリアジン、スルホン酸エステルまたはイミドスルホネートのいずれかであることを特徴とする(1)〜(23)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(25) (24)にて酸発生剤がジアリールヨードニウム塩またはスルホニウム塩であることを特徴とする(24)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(26) (1)または(11)にて、カチオン重合性モノマー、酸発生剤、バインダーに加えてさらに、ホログラム記録波長に吸収を有する増感色素を有し、該増感色素が一般式(4−1)〜(4−6)のいずれかで表されることを特徴とする(1)〜(25)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
一般式(4−4)中、R28、R29はそれぞれ独立にアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基を表す。R28とR29は互いに連結して環を形成しても良い。
一般式(4−5)、(4−6)中、R30、R31、R35、R36はそれぞれ独立に置換基を表し、a30、a31、a35、a36はそれぞれ独立に0〜4の整数を表す。
a30、a31が2以上の時、複数のR30、R31は同じでも異なっても良く、互いに連結して環を形成しても良い。a35、a36が2以上の時、複数のR35、R36は同じでも異なっても良く、互いに連結して環を形成しても良い。またa35、a36が共に1以上の時、R35とR36は互いに連結して環を形成しても良い。CIは電荷を中和するイオンを表し、yは電荷の中和に必要な数を表す。
(28) (27)にて、アルキル基に置換する電子求引性基がシアノ基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、ハロゲン原子、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシルオキシ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基のいずれかであることを特徴とする(27)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(29) 一般式(4−5)にて、R30、R31が塩素原子であることを特徴とする(26)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(30) (1)、(11)、(26)にて、一般式(5)にて表されるアルコールをさらに含むことを特徴とする(1)〜(29)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(31) 一般式(5)中、R41は炭素原子数1〜12のアルキル基であることを特徴とする(30)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(32) (26)にて、カチオン重合性モノマー、酸発生剤、バインダー、増感色素に加え、酸が付加する前はホログラム記録波長に吸収を有さず、ホログラム記録時に酸発生剤から発生する酸が付加することにより発色し、ホログラム記録波長に吸収を有する増感色素となることができる「増感色素供給用色素前駆体」を含むことを特徴とする(26)〜(31)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(33) (32)にて「増感色素供給用色素前駆体」がシアニンベース色素前駆体であることを特徴とする(32)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
(34) (32)にて「増感色素供給用色素前駆体」が下記一般式(6−1)または(6−2)で表されるシアニンベース色素前駆体であることを特徴とする(32)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
一般式(6−2)中、Z1は5または6員環を形成する原子団を表し、R79、R80はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R81、R82はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル基を表し、R81、R82は互いに連結して環を形成しても良い。n1は1〜4の整数を表す。
(35) (1)〜(34)記載のホログラム記録材料を用いて、10回以上の多重記録を行うことを特徴とする(1)〜(34)記載のホログラム記録方法。
(36)(1)〜(35)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料から成る光記録媒体。
(37) (1)〜(34)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料が保存時に遮光カートリッジ内に保存されていることを特徴とする光記録媒体。
(38) (1)〜(34)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料を用いる3次元ディスプレイホログラム。
(39) (1)〜(34)記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料を用いるホログラフィック光学素子。
なお、本発明は、前記(1)〜(10)、及び、前記(1)〜(10)と引用関係にあるものに関するものであるが、参考として、その他の事項についても説明する。
本発明のホログラム記録方法は、カチオン重合によるフォトポリマーを用いるものである。カチオン重合性モノマーとバインダーの屈折率が異なり、ホログラム露光時に光重合と物質移動により干渉明部と干渉暗部にてカチオン重合性モノマー及びその重合反応物とバインダーとの組成比の不均一化が起こることにより、屈折率変調によるホログラム記録が可能であることを特徴とする。
本発明のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料は、書き換えできない方式であることが好ましい。なおここで、書き換えできない方式とは、不可逆反応により記録される方式であり、一度記録されたデータは、さらに上書き記録して書き換えしようとしても書き換えされることなく保存できる方式を示す。したがって重要でかつ長期保存が必要なデータの保存に適する。ただし無論、まだ記録されていない領域に新たに追記して記録していくことは可能である。そのような意味で、一般には「追記型」または「ライトワンス型」と呼ばれる。
さらに、本発明のホログラム記録に用いる光としては、コヒーレントな(位相及び波長のそろった)レーザー光が好ましい。用いられるレーザーとしては、固体レーザー、半導体レーザー、気体レーザー、液体レーザーのいずれでも良いが、好ましいレーザー光としては例えば、532nmのYAGレーザー2倍波、355nmのYAGレーザー3倍波、400〜415nm付近のGaNやInGaN等の半導体レーザー、650〜660nm付近のAlGaInP等の半導体レーザー、488または515nmのArイオンレーザー、632または633nmのHe−Neレーザー、647nmのKrイオンレーザー、694nmのルビーレーザーや636、634、538、534、442nmのHe−Cdレーザーなどが挙げられる。
また、ナノ秒やピコ秒オーダーのパルスレーザーを用いることも好ましい。
本発明のホログラム記録材料を光記録媒体に使用する場合は、532nmのYAGレーザー2倍波または400〜415nm付近のGaNやInGaNレーザー、650〜660nm付近のAlGaInP等の半導体レーザーを用いることが好ましい。
ホログラム露光(記録)に用いる光の波長に対し、ホログラム再生に用いる光の波長は同じであるか、長波長であることが好ましく、同じであることがより好ましい。
光定着の場合は、ホログラム記録材料全域に紫外光または可視光を全面照射(非干渉露光)する。用いる光源として好ましくは、可視光レーザー、紫外光レーザー、カーボンアーク、高圧水銀灯、キセノンランプ、メタルハライドランプ、蛍光ランプ、タングステンランプ、LED、有機ELなどが挙げられる。
熱定着の場合は、好ましくは40℃〜160℃、より好ましくは60℃〜130℃にて定着工程を行うことが好ましい。
光定着と熱定着を両方行う際は、光と熱を同時に加えても、光と熱を別々に加えてもよい。
η=Idiff/Io (式1)
ここでIoは回折されない透過光の強度であり、Idiffは回折(透過型)または反射(反射型)された光強度である。回折効率は0〜100%のいずれかの値を取るが、30%以上であることが好ましく、60%以上であることがより好ましく、80%以上であることが最も好ましい。
で表され、この値が小さい程感度が高いと言える。しかし、どの時点の露光量をもって感度とするかは、文献、特許によってまちまちであり、記録(屈折率変調)のはじまる露光量とする場合、最大回折効率(屈折率変調)を与える露光量とする場合、最大回折効率の半分の回折効率を与える露光量とする場合、露光量Eに対し、回折効率の傾きが最大となる露光量とする場合などある。
また、クーゲルニックの理論式より、ある回折効率を与えるための屈折率変調量Δnは膜厚dに反比例する。つまり、ある回折効率を与えるための感度は膜厚によっても異なり、膜厚dが厚くなる程少ない屈折率変調量Δnで済む。したがって、膜厚等の条件を揃えない限り、感度は一概には比較することはできない。
本発明においては、感度は「最大回折効率の半分の回折効率を与える露光量(mJ/cm2)」と定義する。本発明のホログラム記録材料の感度は、例えば膜厚が10〜200μm程度の場合、2J/cm2以下であることが好ましく、1J/cm2以下であることがより好ましく、500mJ/cm2以下であることがさらに好ましく、200mJ/cm2以下であることが最も好ましい。
ただし、増感色素と酸発生剤はその機能を兼ねても良い。すなわち、酸発生剤(重合開始剤)を直接励起して記録を行っても良い。
R24とR25は互いに連結して環を形成しても良く、形成する環としては好ましくはベンゼン環、ナフタレン環である。
R21、R22は好ましくは水素原子、アルキル基、アリール基を表し、より好ましくはアルキル基を表し、最も好ましくはエチル基を表す。
R24は好ましくは水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基を表し、より好ましくは水素原子またはメチル基を表す。
R25は好ましくは水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基を表し、より好ましくは水素原子またはフェニル基を表す。
R26、R27は好ましくは水素原子、アルキル基、アリール基を表し、より好ましくはメチル基またはフェニル基を表し、最も好ましくはフェニル基を表す。
R34は好ましくは水素原子またはアルキル基を表し、より好ましくは水素原子またはエチル基を表す。
特に、R28は電子求引性基の置換したアルキル基であることが好ましい。ここで電子求引性基とはHammetのσm値が負の値を示す置換基であり、電子求引性基として好ましくはシアノ基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、ハロゲン原子、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシルオキシ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基であり、より好ましくはシアノ基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アルコキシ基である。
R28としては、これらの電子求引性基がα位またはβ位で置換したアルキル基であることが好ましく、好ましい具体例としては例えば、2−メトキシエチル、2−ブトキシエチル、2−(2’−メトキシエトキシ)エチル、2−クロロエチル、2−シアノエチル、2−(メチルスルホニル)エチル、2−(フェニルスルホニル)エチル、メトキシカルボニルメチル、2−(アセチルオキシ)メチル等が挙げられ、より好ましい具体例としては例えば、2−メトキシエチル、2−クロロエチル、2−シアノエチル、メトキシカルボニルメチル等が挙げられる。
R28とR29はそれぞれ連結して環を形成しても良く、形成する環としては好ましくはピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環、ピペラジン環などが挙げられる。
R30及びR31としてより好ましくは、アルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、ハロゲン原子、シアノ基、アルコキシ基、スルファモイル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基であり、さらに好ましくは、ハロゲン原子であり、最も好ましくは塩素原子である。
R32及びR33としてより好ましくは、アルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、アルコキシ基、スルファモイル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基である。
a30、a31、a35、a36はそれぞれ独立に0〜4の整数を表す。a30、a31が2以上の時、複数のR30、R31は同じでも異なっても良く、互いに連結して環を形成しても良く、形成する環としては好ましくはベンゼン環、ピリジン環等が挙げられる。a30、a31は0〜2の整数であることが好ましく、0または1であることが好ましい。
a35、a36が2以上の時、複数のR35、R36は同じでも異なっても良く、互いに連結して環を形成しても良く、形成する環としては好ましくはベンゼン環、ピリジン環等が挙げられる。またa35、a36が共に1以上の時、R35とR36は互いに連結して環を形成しても良く、形成する環としては好ましくはベンゼン環等が挙げられる。a35、a36は0または1であることが好ましい。
CIは電荷を中和するイオンを表す。ある化合物が陽イオン、陰イオンであるか、あるいは正味のイオン電荷を持つかどうかは、その置換基に依存する。典型的な陽イオンはアンモニウムイオン及びアルカリ金属イオンであり、一方陰イオンは無機イオンあるいは有機イオンのいずれであってもよい。
陽イオンとしては、たとえば、ナトリウムイオン、カリウムイオン、トリエチルアンモニウムイオン、ジエチル(i−プロピル)アンモニウムイオン、ピリジニウムイオン、1−エチルピリジニウムイオンであり、陰イオンとしては、たとえば、ハロゲン陰イオン(例えば、塩素イオン、臭素イオン、フッ素イオン、ヨウ素イオン)、置換アリールスルホン酸イオン(例えば、パラトルエンスルホン酸イオン)、置換アルキルスルホン酸イオン(例えばメタンスルホン酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン)、アルキル硫酸イオン(例えば、メチル硫酸イオン)、硫酸イオン、過塩素酸イオン、酢酸イオン、PF6 -、SbF6 -、BF4 -、B(C6F5)4 -、などが挙げられる。yは電荷を中和するのに必要な数を表す。
その他に「色素ハンドブック」(大河原信他編 講談社 1986年)、「機能性色素の化学」(大河原信他編 シーエムシー 1981年)、「特殊機能材料」(池森忠三郎他編 シーエムシー 1986年)に記載される色素および染料も 本発明の増感色素として用いることができる。なお、本発明の増感色素はこれらに限定されるものではなく、可視域の光に対して吸収を示す色素および染料であればどれでも用いることができる。これらの増感色素は、使用目的に応じて光源となるレーザーの波長に合うように選択することができ、用途によっては2種類以上の増感色素を組み合わせて使用しても構わない。
特に増感色素がシアニン色素やメロシアニン色素のような有機色素の時は20分の1以下であることがより好ましく、50分の1以下であることがさらに好ましく、100分の1以下であることが最も好ましい。
そのためには、カチオン重合性モノマーまたはバインダーのいずれか一方が、少なくとも1個以上のアリール基、芳香族ヘテロ環基、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、硫黄原子を含み、残りの一方はそれらを含まないことが好ましい。なお、カチオン重合性モノマーの方がより屈折率が大きくても、バインダーの方がより屈折率が大きくても、どちらでも構わない。
以下に、A)屈折率:カチオン重合性モノマー>バインダーの場合と、B)屈折率:バインダー>カチオン重合性モノマー、の場合にわけて好ましいカチオン重合性モノマーの例を説明する。
一般式(1−1)中、R1〜R6はそれぞれ独立に水素原子またはアルキル基
を表し、好ましくは水素原子またはメチル基を表し、水素原子であることがより好ましい。
一般式(1−1)中、L1は2価の連結基を表し、何れの連結基でも良いが、好ましくはアルキレン基(好ましくは炭素原子数(以下C数という)1〜20、例えばメチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、オクチレン)、アリーレン基(好ましくはC数6〜26、例えばフェニレン、ナフチレン)、アルケニレン基(好ましくはC数2〜20、例えばエテニレン、プロペニレン)、アルキニレン基(好ましくはC数2〜20、例えばエチニレン、プロピニレン)、アミド基、エステル基、スルホアミド基、スルホン酸エステル基、ウレイド基、スルホニル基、スルフィニル基、チオエーテル基、エーテル基、カルボニル基、ヘテリレン基(好ましくはC数1〜26、例えば6−クロロ−1,3,5−トリアジル−2,4−ジイル基、ピリミジン−2,4−ジイル基、キノキサリン−2,3−ジイル基)を1つまたはそれ以上組み合わせて構成される炭素原子数0〜100以下、好ましくは1以上または20以下の連結基を表し、より好ましくはアルキレン基、アリーレン基、エステル基、エーテル基、チオエーテル基を1つまたはそれ以上組み合わせて構成される炭素原子数2以上20以下の連結基を表す、
一般式(1−2)中、L2はアルキレン基(好ましくはC数1〜20、例えばエチレン、プロピレン、ブチレン、ヘキシレン、オクチレン)またはアリーレン基(好ましくはC数6〜20、例えば1,2−フェニレン、1,3−フェニレン、1,4−フェニレン、1,4−ナフチレン)を表し、好ましくはアルキレン基を表し、さらに好ましくはC数2〜8のアルキレン基を表し、最も好ましくはブチレン基を表す。
一般式(1−3)中、L3はアルキレン基またはアリーレン基を表し(以上好ましい例はL2に示した例に同じ)、好ましくはアルキレン基を表し、最も好ましくはC数1〜8のアルキレン基を表す。
n1はL4が単なる結合手の時は0を、L4が2価の連結基の時は1を表す。
好ましい低屈折率バインダーの具体例としては、アクリレート及びアルファ−アルキルアクリレートエステル及び酸性重合体及びインターポリマー(例えばポリメタクリル酸メチル及びポリメタクリル酸エチル,メチルメタクリレートと他の(メタ)アクリル酸アルキルエステルの共重合体)、ポリビニルエステル(例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリ酢酸/アクリル酸ビニル、ポリ酢酸/メタクリル酸ビニル及び加水分解型ポリ酢酸ビニル)、エチレン/酢酸ビニル共重合体、飽和及び不飽和ポリウレタン、ブタジエン及びイソプレン重合体及び共重合体及びほぼ4,000〜1,000,000の平均分子量を有するポリグリコールの高分子量ポリ酸化エチレン、エポキシ化物(例えば、アクリレート又はメタクリレート基を有するエポキシ化物)、ポリアミド(例えば、N−メトキシメチルポリヘキサメチレンアジパミド)、セルロースエステル(例えば、セルロースアセテート、セルロースアセテートサクシネート及びセルロースアセテートブチレート)、セルロースエーテル(例えば、メチルセルロース、エチルセルロース、エチルベンジルセルロース)、ポリカーボネート、ポリビニルアセタール(例えば、ポリビニルブチラール及びポリビニルホルマール)、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、などが挙げられる。
また他に、芳香族を含まないエポキシオリゴマー化合物も低屈折率反応性バインダーとして使用することができる。
一般式(3−2)中、L6は2価の連結基を表し(好ましい例はL1に挙げた例に同じ、より好ましくはアルキレン基、アリーレン基、またはアルキレン基とアリーレン基及びエーテル基から成る連結基であり、より好ましくはアルキレン基であり、さらに好ましくは炭素原子数2〜8のアルキレン基である。
一般式(3−3)中、R7、R9はメチル基、R8、R10、R11は水素原子で あることがより好ましい。
一般式(3−4)中、R12、R14、R15はメチル基、R13は水素原子であることがより好ましい。
L8は単なる結合手または炭素原子数2〜8のアルキレン基であることが好ましい。
好ましい高屈折率バインダーの具体例としては、ポリスチレン重合体、並びに例えばアクリロニトリル、無水マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸及びそのエステルとの共重合体、塩化ビニリデン共重合体(例えば、塩化ビニリデン/アクリロニトリル共重合体、ビニリデンクロリド/メタクリレート共重合体、塩化ビニリデン/酢酸ビニル共重合体)、ポリ塩化ビニル及び共重合体(例えば、ポリビニルクロリド/アセテート、塩化ビニル/アクリロニトリル共重合体)、ポリビニルベンザル合成ゴム(例えば、ブタジエン/アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合体、メタクリレート/アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合体、2−クロロブタジエン−1,3重合体、塩素化ゴム、スチレン/ブタジエン/スチレン、スチレン/イソプレン/スチレンブロック共重合体)、コポリエステル(例えば、式HO(CH2)nOH(式中nは、2〜10の整数である)のポリメチレングリコール、並びに(1)ヘキサヒドロテレフタル酸、セバシン酸及びテレフタル酸、(2)テレフタル酸、イソフタル酸及びセバシン酸、(3)テレフタル酸及びセバシン酸、(4)テレフタル酸及びイソフタル酸の反応生成物から製造されたもの、並びに(5)該グリコール及び(i)テレフタル酸、イソフタル酸及びセバシン酸及び(ii)テレフタル酸、イソフタル酸、セバシン酸及びアジピン酸から製造されたコポリエステルの混合物)、ポリN−ビニルカルバゾール及びその共重合体、炭酸エステルとビスフェノールから成るポリカーボネートなどが挙げられる。
また他に、芳香族を多く含むエポキシオリゴマー化合物も高屈折率反応性バインダーとして使用することができる。
一般式(5)中、R41はアルキル基またはアリール基を表し(以上好ましい例はR21に挙げた例に同じ)、より好ましくはアルキル基を表し、さらに好ましくは炭素原子数1〜12のアルキル基を表し、最も好ましくはヘキシル基を表す。
R42〜R45はそれぞれ独立に水素原子またはメチル基を表し、好ましくは水素原子を表す。
n1は1〜10の整数を表し、好ましくは1〜4の整数を表し、より好ましくは2を表す。
「増感色素供給用色素前駆体」はシアニンベース色素前駆体であることが好ましく、シアニンベース色素前駆体は一般式(6−1)または(6−2)で表されることがより好ましい。
−NR83−、−CR84R85−のいずれかを表し、R83〜R85はそれぞれ独立に水素原
子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロ環基のいずれかを表し(以上好ましい例はR21に挙げた例に同じ)、アルキル基であることがより好ましい。なお、R83とR84は互いに連結して環を形成しても良く、形成する環としては、シクロヘキサン環、シクロペンタン環が好ましい。
一般式(6−1)中、R75はアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロ環基のいずれかを表し(以上好ましい例はR30に挙げた例に同じ)、好ましくはアルキル基を表す。
一般式(6−1)中、R71〜R74はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し(好ましい例はR30に挙げた例に同じ)、好ましくは水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基を表す。
一般式(6−1)中、L11、L12はそれぞれ独立に単結合または2重結合を表す。a71〜a74はそれぞれ独立に1または2を表し、L11が単結合の時はa71、a72は2を表し、L1が2重結合のときはa71、a72は1を表し、L12が単結合の時はa73、a74は2を表し、L12が2重結合のときはa73、a74は1を表し、a71〜a74が2の時、複数のR71〜R74は同じでも異なっても良い。なお、R71 とR72、R73とR74は連結して環を形成して良く、形成する環としてはベンゼン環、ナフタレン環、ピリジン環が好ましい。
一般式(6−1)中、R76、R77、R78は水素原子または置換基を表し(好ましい例はR30に挙げた例に同じ)、好ましくは水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環、ハロゲン原子を表し、より好ましくは水素原子またはアルキル基を表す。
一般式(6−1)中、n3は0〜3の整数を表し、好ましくは0または1を表し、より好ましくは0を表す。
一般式(6−2)中、R79、R80はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、(好ましい例はR30に挙げた例に同じ)を表し、好ましくは水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環、ハロゲン原子を表し、より好ましくは水素原子またはアルキル基を表し、最も好ましくは水素原子を表す。
一般式(6−2)中、R81、R82はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル基を表し(以上好ましい例はR30に挙げた例に同じ)、より好ましくはアルキル基またはアルコキシカルボニル基が置換したアルキル基(好ましくは例えば、エトキシカルボニルメチル、ヘキシルオキシカルボニルメチル、オクチルオキシカルボニルメチル、オクチルオキシカルボニルプロピル)を表す。R81、R82は互いに連結して環を形成しても良く、形成する環としては好ましくはピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環などが挙げられる。
一般式(6−2)中、n1は1〜4の整数を表し、好ましくは1または2を表し、より好ましくは1を表す。
特に電子供与性化合物は、酸発生剤への電子移動後の増感色素のラジカルカチオンを素早く再生できるため高感度のために有用である。電子供与性化合物としては、酸化電位が増感色素の酸化電位よりも卑なものが好ましい。電子供与性化合物の好ましい具体例を以下に挙げるが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、本発明のホログラム記録材料の製膜方法としては、前記のバインダーや各成分を溶媒等に溶かしてスピンコーターまたはバーコーター等を用いて塗布しても良い。
その際、溶媒として好ましくは例えば、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチレングリコールジアセテート、乳酸エチル、セロソルブアセテートなどのエステル系溶媒、シクロヘキサン、トルエン、キシレンなどの炭化水素系溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテルなどのエーテル系溶媒、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、ジメチルセロソルブなどのセロソルブ系溶媒、メタノール、エタノール、n−プロパノール、2−プロパノール、n−ブタノール、ジアセトンアルコールなどのアルコール系溶媒、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノールなどのフッ素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素系溶媒、N、N−ジメチルホルムアミドなどのアミド系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル系溶媒が挙げられる。
ここで、「基板」とは、任意の天然又は合成支持体、好適には柔軟性又は剛性フィルム、シートまたは板の形態で存在することができるものを意味する。
基板として好ましくは、ポリエチレンテレフタレート、樹脂下塗り型ポリエチレンテレフタレート、火炎又は静電気放電処理されたポリエチレンテレフタレート、セルロースアセテート、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ガラス等である。
使用した溶媒は乾燥時に蒸発除去することができる。蒸発除去には加熱や減圧を用いても良い。
また、バインダーを形成するモノマー溶液に各成分を溶解させておいた上でモノマーを熱重合または光重合させてポリマーとし、バインダーとして使用する方法も好ましく使用できる。その際の重合法としても、ラジカル重合反応、カチオン重合反応、縮合重合反応、付加重合反応等が使用できる。
そのため、例えば本発明のホログラム記録材料に特開2000−86914号記載の膨張剤を用いたり、特開2000−250382号、2000−172154、特開平11−344917号記載の耐収縮性のあるバインダーを用いることも好ましい。
また、特開平3−46687号、5−204288号、特表平9−506441号等記載の拡散要素を用いて干渉縞間隔を調節することも好ましい。
以下に、本発明の具体的な実施例について実験結果を基に説明した。勿論、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、カチオン重合性モノマーとして、LE−1〜9を用いた試料は参考例である。
また収縮率も小さく、ホログラフィックメモリ用途において、多重記録やS/Nの点で有利であることがわかる。
測定した。フレッシュ時の回折効率に対する、80℃dry5日保存後の回折効率の
残存率を以下の表3にまとめた。
また、試料101〜124にて、酸発生剤をI−2〜I−14、I−21〜I−25、PI−2〜PI−17、PI−28〜PI−45に変更しても同様な効果が得られた。
また、試料101〜124にてアルコールをAA−1、AA−2、AA−5〜AA−6、AA−11、AA−12に変更しても同様な効果が得られた。
また、試料101〜110にて、カチオン重合性モノマーをHE−2〜HE−8、HE−12に変更しても、あるいはOX−1、OX−2、OX−4をさらに添加しても同様な効果が得られた。
また試料114〜120にて、カチオン重合性モノマーOX−4の代わりにOX−5〜OX−7を用いても同様な効果が得られた。
12 レーザービーム
14 鏡
20 ビームスプリッター
22 ビームセグメント
24 鏡
26 空間フィルター
28 試料
30 ホログラム記録材料
32 He−Neレーザービーム
34 He−Neレーザー
36 検出器
38 回転ステージ
40ビームエキスパンダー
Claims (18)
- 前記バインダーがアシル化セルロース、ポリメチルメタクリレートまたはポリメチルメタクリレートを含む共重合ポリマーのいずれかであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
- 請求項1にて、バインダーに対するカチオン重合性モノマーの質量比が5〜100%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
- 請求項5にて、バインダーに対するカチオン重合性モノマーの質量比が10〜30%であることを特徴とする請求項5記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
- 請求項1にて、酸発生剤がジアリールヨードニウム塩、スルホニウム塩、ジアゾニウム塩、金属アレーン錯体、トリハロメチル置換トリアジン、スルホン酸エステルまたはイミドスルホネートのいずれかであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
- 請求項7にて酸発生剤がジアリールヨードニウム塩またはスルホニウム塩であることを特徴とする請求項7記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
- 請求項1にて、カチオン重合性モノマー、酸発生剤、バインダーに加えてさらに、ホログラム記録波長に吸収を有する増感色素を有し、該増感色素が一般式(4−1)〜(4−6)のいずれかで表されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
一般式(4−1)〜(4−5)中、R21、R22、R24、R25、R26、R27、R34は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基を表し、R24とR25は互いに連結して環を形成しても良く、R23、R32、R33は、それぞれ独立にアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基を表す。
一般式(4−4)中、R28、R29はそれぞれ独立にアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基を表す。R28とR29は互いに連結して環を形成しても良い。
一般式(4−5)、(4−6)中、R30、R31、R35、R36はそれぞれ独立に置換基を表し、a30、a31、a35、a36はそれぞれ独立に0〜4の整数を表す。a30、a31が2以上の時、複数のR30、R31は同じでも異なっても良く、互いに連結して環を形成しても良い。a35、a36が2以上の時、複数のR35、R36は同じでも異なっても良く、互いに連結して環を形成しても良い。またa35、a36が共に1以上の時、R35とR36は互いに連結して環を形成しても良い。CIは電荷を中和するイオンを表し、yは電荷の中和に必要な数を表す。 - 一般式(4−4)にて、R28が電子求引性基の置換したアルキル基であることを特徴とする請求項9記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
- 請求項9にて、カチオン重合性モノマー、酸発生剤、バインダー、増感色素に加え、酸が付加する前はホログラム記録波長に吸収を有さず、ホログラム記録時に酸発生剤から発生する酸が付加することにより発色し、ホログラム記録波長に吸収を有する増感色素となることができる「増感色素供給用色素前駆体」を含むことを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
- 請求項12にて「増感色素供給用色素前駆体」が下記一般式(6−1)または(6−2)で表されるシアニンベース色素前駆体であることを特徴とする請求項12記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料。
一般式(6−1)、(6−2)中、X1、X2はそれぞれ独立に−S−、−O−、−NR83−、−CR84R85−のいずれかを表し、R83〜R85はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロ環基のいずれかを表し、R84とR85は互いに連結して環を形成しても良い。R75はアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロ環基のいずれかを表し、R71〜R74はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、L11、L12はそれぞれ独立に単結合または2重結合を表す。a71〜a74はそれぞれ独立に1または2を表し、L11が単結合の時はa71、a72は2を表し、L1が2重結合のときはa71、a72は1を表し、L12が単結合の時はa73、a74は2を表し、L12が2重結合のときはa73、a74は1を表し、a71〜a74が2の時、複数のR71〜R74は同じでも異なっても良い。なお、R71とR72、R73とR74は連結して環を形成して良い。R76、R77、R78は水素原子または置換基を表し、n3は0〜3の整数を表す。
一般式(6−2)中、Z1は5または6員環を形成する原子団を表し、R79、R80はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R81、R82はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル基を表し、R81、R82は互いに連結して環を形成しても良い。n4は1〜4の整数を表す。 - 請求項1〜13のいずれか1項に記載のホログラム記録材料を用いて、10回以上の多重記録を行うことを特徴とするホログラム記録方法。
- 請求項1〜13のいずれか1項に記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料から成る光記録媒体。
- 請求項1〜13のいずれか1項に記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料が保存時に遮光カートリッジ内に保存されていることを特徴とする光記録媒体。
- 請求項1〜13のいずれか1項に記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料を用いる3次元ディスプレイホログラム。
- 請求項1〜13のいずれか1項に記載のカチオン重合フォトポリマーホログラム記録材料を用いるホログラフィック光学素子。
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