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JP4687672B2 - スピーカ管理システム - Google Patents
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JP4687672B2 - スピーカ管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、給電レールに取り付けされるスピーカ装置を管理するための技術に関する。
近年、電力線を用いてPLC(Power Line Communication)方式によりオーディオ信号を送信する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、特許文献2では、照明レールに複数の照明器具を取り付け、アドレスデータを含む制御信号を各照明器具に送信することで、個別に調光制御を行う技術が提案されている。
特開2006−101119号公報 特開平7−73973号公報
ところで、従来、スピーカは、位置を固定して音楽を再生するものであり、そのレイアウト変更についてはほとんど考慮されていないのが現状である。そのため、スピーカのレイアウトを変更するためには、スピーカのそれぞれを利用者が所望する位置に移動させる必要があり、その作業は煩雑である。また、スピーカは、照明のように向きを考慮しなくてよい装置と異なり、スピーカは、どの組み合わせで、どの向きで、どこで聴取するなどを考慮する必要がある。そのため、スピーカをどの組み合わせでどの向きに設置するかといったことも、レイアウトを変更する度に利用者がその都度検討する必要があり、その作業は更に煩雑である。特許文献1に記載の技術では、複数のスピーカに供給するデータの遅延を補償することができるものの、スピーカのそれぞれの向き、位置及びその変更については利用者が自身で検討する必要がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、スピーカのレイアウト変更を、従来と比較してより容易に行うことのできる技術を提供することを目的とする。
本発明の好適な態様であるスピーカ管理システムは、スピーカと、前記スピーカが設けられる本体と、電力を供給する給電レールに前記本体を移動可能に取り付ける取付部材と、識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、前記給電レール上に送信された信号の中から前記識別情報記憶手段内の識別情報と一致する信号を有する信号を抽出して受信する受信手段と、前記給電レールに設けられた位置情報を読み取る位置情報読取手段と、前記位置情報読取手段が読み取った位置情報を前記スピーカを識別する情報とともにスピーカ位置情報として前記給電レール上に送信する送信手段と、前記受信手段が受信した信号が前記スピーカに供給すべき信号であった場合に、当該信号を前記スピーカに供給するスピーカ駆動手段とを有するスピーカ装置と、前記送信手段が送信したスピーカ位置情報を前記給電レールを介して受信する位置情報受信手段と、給電レールの配置位置を示す給電レール配置情報を記憶した配置情報記憶手段と、前記配置情報記憶手段内の給電レール配置情報と前記位置情報受信手段が受信したスピーカ位置情報に基づいて前記給電レールの配置状態を示す配置図および前記配置図中に示される前記スピーカの位置を示す表示情報を生成する表示情報生成手段と、前記表示情報生成手段が生成した表示情報を表示する表示手段とを具備することを特徴とする。
上述の態様において、スピーカへの供給対象となる複数の信号から、前記給電レール配置情報と前記スピーカ位置情報とに基づいて特定の信号を選択し、選択した信号を前記識別情報とともに前記給電レール上に送信するスピーカ駆動信号送信手段を具備してもよい。
また、上述の態様において、前記給電レールに取り付けられている前記スピーカ装置の数と位置を認識し、認識結果に応じて供給対象となる複数の信号から前記各スピーカに供給すべき信号を選択し、選択した信号を前記各スピーカの識別情報とともに前記給電レール上に送信するスピーカ駆動信号送信手段を具備してもよい。
また、上述の態様において、前記取付部材は、前記給電レールを走行可能な走行手段を有し、前記取付部材の走行位置を指示するための走行位置情報を、前記給電レールを介して送信する走行位置情報送信手段を備え、前記走行手段は、前記走行位置情報送信手段によって送信された走行位置情報を受信し、受信した走行位置情報に応じて前記給電レール上を走行してもよい。
また、上述の態様において、前記スピーカ装置の数と位置を示すテンプレート情報を複数記憶するテンプレート情報記憶手段を備え、前記走行位置情報送信手段は、前記テンプレート情報記憶手段に記憶されたテンプレート情報からいずれかを選択し、選択したテンプレート情報に応じた走行位置情報を送信してもよい。
また、上述の態様において、前記スピーカを識別する情報として前記識別情報を用いてもよい。
また、上述の態様において、前記送信手段は、前記位置情報読取手段が読み取った位置情報とスピーカの角度を示す角度情報とを前記スピーカを識別する情報とともにスピーカ位置情報として前記給電レール上に送信し、前記表示情報生成手段は、前記配置情報記憶手段内の給電レール配置情報と前記位置情報受信手段が受信したスピーカ位置情報に基づいて前記給電レールの配置状態を示す配置図、前記配置図中に示される前記スピーカの位置及び角度を示す表示情報を生成してもよい。
本発明によれば、スピーカのレイアウト変更を、従来と比較してより容易に行うことができる。
<A:実施形態の構成>
まず、図1を参照して、この発明に係るスピーカ管理システムについて説明する。図において、店舗100,100,…は、例えば飲食店や服飾店などであり、全国各地に開設されている。店舗100,100,…には、それぞれスピーカ装置10,10,…と、管理装置20と、PLC専用アダプタ30とが設置されている。なお、図1においては、図面が煩雑になるのを防ぐため、ひとつの店舗100についてのみスピーカ装置10,10,…、管理装置20及びPLC専用アダプタ30が図示されているが、他の店舗100にも同様にスピーカ装置10,10,…、管理装置20及びPLC専用アダプタ30が設置されている。
PLC専用アダプタ30とスピーカ装置10とは電力線1で接続されている。スピーカ装置10は、供給されるオーディオ信号に応じて放音する機能を有する装置である。PLC専用アダプタ30は、電力線1を介してPLC(Power Line Communications)方式でデータを伝送するためのアダプタである。PLC専用アダプタ30と管理装置20とは、インターネットや専用回線等のネットワーク3を介して通信可能に接続されており、管理装置20は、ネットワーク3、PLC専用アダプタ30及び電力線1を介してスピーカ装置10のそれぞれにオーディオ信号を供給する。PLC専用アダプタ30は、ネットワーク3を介して受信される信号を商用電力に重畳させることによって、電力線1を介してスピーカ装置10に供給する。また、PLC専用アダプタ30は、電力線1を介して送信されてくる電力に重畳された信号を抽出し、この信号をネットワーク3を介して管理装置20に送信する。なお、PLC専用アダプタ30が管理装置20に内蔵されている構成であってもよい。
サーバ装置40は、著作物たる楽曲の使用実績の管理及び使用料の算出を行う装置である。図1に示すように、サーバ装置40と、管理装置20とは、インターネットや専用回線等のネットワーク2を介して通信可能に接続されている。
図2は、管理装置20の構成を示すブロック図である。管理装置20は、CD(Compact Disk)等の記録媒体に記憶されたオーディオデータを、複数のスピーカ装置10,10,…のそれぞれへ出力することによって再生する機能を備える。この管理装置20は、複数のオーディオ信号を並列処理(再生)可能である。また、管理装置20は、ネットワーク2を介してオーディオデータを受信し、受信したオーディオデータをスピーカ装置10へ出力することによって受信したオーディオデータを再生する機能を備える。
図2において、制御部21は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備え、ROM又は記憶部22に記憶されているコンピュータプログラムを読み出して実行することにより、バスを介して管理装置20の各部を制御する。記憶部22は、制御部21によって実行されるコンピュータやその実行時に使用されるデータを記憶するための記憶手段であり、例えばハードディスク装置である。記憶部22は、図2に示すように、店舗100内に設けられた給電レール(図3参照)の配置位置を示す給電レール配置位置情報を記憶する配置情報記憶領域221を有している。表示部23は、液晶パネルなどを備え、制御部21の制御の下で、管理装置20を操作するためのメニュー画面等を表示する。操作部24は、利用者による操作に応じた操作信号を制御部21に出力する。通信部25は、例えばモデム等を備える通信手段であり、サーバ装置40との間でネットワーク2を介して通信を行うとともに、スピーカ装置10との間でPLC専用アダプタ30を介して通信を行う。読取部26は、CD等の記録媒体からオーディオデータを読み出すデータ読出手段である。制御部21は、読取部26によって読み出されたオーディオデータや、記憶部22に記憶されたオーディオデータを、PLC専用アダプタ30を介してスピーカ装置10へ出力することによってオーディオデータを再生する。このとき、PLC専用アダプタ30は、管理装置20から出力されるオーディオデータをPLC方式で、電力線1を介してスピーカ装置10へ出力する。
次に、店舗100内におけるスピーカ装置10,10,…の設置態様の一例について、図3を参照しつつ説明する。図3において、店舗100は、売場X,売場Y、などの複数の売場を備えており、各売場に1又は複数のスピーカ装置10が設置されている。スピーカ装置10,10,…は、電力を供給する給電レール50に取り付けられており、この給電レール50から供給される電力によりスピーカ装置10,10,…の各部が駆動される。また、スピーカ装置10のそれぞれにはIPアドレスが割り当てられている。スピーカ装置10は、PLC方式で供給されるオーディオデータを受信する機能を有しており、電力線1を介して受信されるオーディオデータに基づいて放音する。
図4は、スピーカ装置10と給電レール50の外観を示す斜視図である。スピーカ装置10は、図4に示すように、スピーカ15と、スピーカ15が設けられる本体16と、電力を供給する給電レール50に本体16を移動可能に取り付ける移動体60(取付部材)とを有している。移動体60は、図中の矢印a方向(x軸方向に平行する軸線)に移動される。なお、この実施形態では、給電レール50上を移動可能な移動体60がスピーカ装置10に内蔵されている構成について説明するが、スピーカ装置に移動体が内蔵されていてもよく、また、スピーカ装置本体と移動体とが別体となって構成され、スピーカ装置が移動体に外付けされるように構成されていてもよい。
次に、スピーカ装置10の構成の一例について、図5を参照しつつ説明する。図5は、スピーカ装置10の構成の一例を示すブロック図である。なお、スピーカ装置10の各部には給電レール50からの電力が供給されるが、図5においては、図面が煩雑になるのを防ぐため、給電ラインは省略している。図において、アドレス検出部11は、電力線1を介して送信されてくる電力に重畳されたデータ(信号)を抽出し、抽出したデータの宛先アドレスを検出する。データバッファ12は、電力線1を介して伝送されてくるデータを一時的に記憶するための記憶手段である。識別情報記憶部17は、スピーカ装置10を識別する識別情報(ID)を記憶する記憶手段である。なお、この実施形態では、スピーカ装置10のIDとしてIPアドレスを用いるが、IDとして用いられる識別情報はIPアドレスに限らず、スピーカ装置10を識別するものであればどのようなものであってもよい。アドレス検出部11は、給電レール50上に送信された信号の中から識別情報記憶部17内の識別情報と一致する信号を有する信号を抽出して受信する。また、アドレス検出部11は、受信した信号がスピーカ15に供給すべき信号であった場合に、その信号をデータバッファ12を介してスピーカ15に供給する。D/A(Digital Analog)変換器13は、データバッファ12に格納されたデジタルデータを順次読み出してアナログ信号に変換して出力する。オーディオ信号再生部14は、D/A変換器13から出力されるアナログ信号を増幅し、スピーカ15に供給することによってスピーカ15を駆動する。スピーカ15は、オーディオ信号再生部14から供給されるアナログ信号に応じて放音する放音手段である。
次に、サーバ装置40の構成について、図6を参照しつつ説明する。図6は、サーバ装置40の構成を示すブロック図である。図において、制御部41は、CPUやROM、RAMを備え、ROM又は記憶部42に記憶されているコンピュータプログラムを読み出して実行することにより、バスBUSを介してサーバ装置40の各部を制御する。記憶部42は、制御部41によって実行されるコンピュータプログラムやその実行時に使用されるデータを記憶するための記憶手段であり、例えばハードディスク装置である。表示部43は、液晶パネルなどを備え、制御部41の制御の下で、サーバ装置40を操作するためのメニュー画面等を表示する。操作部44は、利用者による操作に応じた操作信号を制御部41に出力する。通信部45は、例えばモデム等を備える通信手段であり、管理装置20との間でネットワーク2を介して通信を行う。
<B:動作例>
次に、この実施形態の動作の一例について、図7に示すフローチャートを参照しつつ説明する。管理装置20の管理者は、管理装置20の操作部24を操作して、店舗100のレイアウト(店舗空間の形状等)を入力する操作を行う。操作部24は、操作された内容に応じた操作信号を出力し、制御部21は、操作部24から出力される操作信号に応じて、店舗100のレイアウト画像を表すレイアウト画像データを表示部23に出力するとともに、レイアウト画像データを記憶部22に記憶する。表示部23は、制御部21から供給されるレイアウト画像データに応じて、レイアウト画面を液晶パネル等に表示する。
図8(a)は、管理装置20の表示部23に表示される画面の一例である。
図において、表示部23には、店舗100の形状を示す画像100Aが表示される。
管理者は、図8(a)に例示される画面を参照しながら、操作部24を操作して、店舗100に設置された給電レール50の位置や形状等を入力するための操作を行う。操作部24は、操作された内容に応じた操作信号を出力し、制御部21は、操作部24から出力される操作信号に応じて、給電レール50の配置位置を示す給電レール配置情報を配置情報記憶領域221に記憶するとともに、給電レール50の配置位置を示す画像50A,50A,…を、表示部23に表示させる。
図8(b)は、表示部23に表示される画面の一例を示す図である。図示のように、表示部23には、給電レール50の位置を示す画像50A,50A,…が表示される。
次に、管理者は、店舗100内の給電レール50上で、複数のスピーカ装置10,10,…を所望する位置に設置する。このとき、管理者は、スピーカ装置10の向きも調節してもよい。
スピーカ装置10,10,…が給電レール50上に設置され、スピーカ装置10,10,…の電源が投入されると、スピーカ装置10は、自装置のIPアドレス(ID番号)を、電力線1を介して管理装置20へ送信する。スピーカ装置10,10,…は、所定時間間隔で、自装置のIPアドレスを管理装置20に送信し、管理装置20から応答データを受信すると、IPアドレスの送信をやめる。
管理装置20の制御部21は、電力線1を介して受信されるIPアドレスに応じて、稼動しているスピーカ装置10を検出する(ステップS1)。次いで、制御部21は、稼動中のスピーカ装置10,10,…を示す画像を表示部23に表示する(ステップS2)。利用者は、操作部24を用いて、スピーカ装置10,10,…の画像10A,10A,…のそれぞれを、対応するスピーカ装置10の位置にドラッグする操作を行う。この操作により、スピーカ装置10,10,…のそれぞれの位置が入力される。操作部24は操作される内容に応じた操作信号を出力し、制御部21は、出力される操作信号に応じて、画像10A,10A,…の表示位置を移動させる。すなわち、制御部21は、操作部24から操作信号(位置情報)を取得し、取得した位置情報に応じて、スピーカ装置10,10,…の位置を表す画像データを生成する。
図8(c)は、表示部23に表示される画面の一例を示す図である。図示のように、スピーカ装置10,10,…を表す画像10A,10A,…が表示部23に表示される。
スピーカ装置10,10,…の設置位置を登録すると、次いで、管理装置20の利用者は、聴取者が楽音を聴取する位置(以下「聴取位置」という)と、使用するスピーカ装置10,10,…(以下「使用スピーカ装置10」という)とを指定する操作を、操作部24を用いて行う。操作部24は、操作された内容に応じた操作信号を出力し、制御部21は、操作部24からの操作信号に応じて、聴取位置と使用スピーカ装置10とを示す画像を表示部23に表示する(ステップS3)。
図8(d)は、表示部23に表示される画面の一例を示す図である。図示のように、この画面には、聴取位置を示す画像Bと、使用スピーカ装置10B,10B,…を示す画像が表示される。
次いで、制御部21は、配置情報記憶領域221に記憶された給電レール配置情報と操作部24を介して入力されたスピーカ装置10の位置情報とに基づいて、給電レール50に取り付けられているスピーカ装置10の数と位置を認識し、認識結果に応じて供給対象となる複数のオーディオ信号から各スピーカ装置10に供給すべきオーディオ信号を選択することによって音場を計算する(ステップS4)。このとき、制御部21は、給電レール配置情報と位置情報とに加えて、操作部24を介して入力された聴取位置を示す聴取位置情報も用いて、各スピーカ装置10に供給すべきオーディオ信号を選択してもよい。この実施形態では、制御部21は、給電レール配置情報、スピーカ装置10の位置情報及び聴取位置情報に基づいて、店舗100における各使用スピーカ装置10Bと聴取位置との相対的な位置関係を特定し、特定した位置関係に基づいて、各使用スピーカ装置10Bにチャネル(センタスピーカ用チャネル、フロントスピーカ(L)用チャネル、…等)を割り当てる。次いで、制御部21は、ステップS4の算出結果に基づいて、各スピーカ装置10,10,…に送出するオーディオ信号を形成する(ステップS5)。次いで、制御部21は、選択したオーディオ信号を各スピーカ装置10の識別情報(IPアドレス)とともに給電レール50上に送信する(ステップS6)。
なお、この実施形態では、給電レール50に複数のスピーカ装置10が取り付けられている場合について説明するが、給電レール50に取り付けられるスピーカ装置10の数は、複数であってもよく、また、1つであってもよい。1つのスピーカ装置10が給電レール50に取り付けられている場合には、制御部21は、スピーカ装置10への供給対象となる複数のオーディオ信号から、給電レール配置情報記憶領域221に記憶された給電レール配置情報と操作部24を介して入力されたスピーカ位置情報とに基づいて特定の信号を選択し、選択した信号をIPアドレス(識別情報)とともに給電レール50上に送信してもよい。
また、スピーカ装置10に供給すべき複数のオーディオ信号は、チャネル毎のオーディオ信号に限らず、複数のオーディオ信号であればどのようなものであってもよい。
次に、管理装置20から配信されたオーディオ信号を受信するスピーカ装置10の動作について説明する。スピーカ装置10は、給電レール50によって供給される電力により、その各部が駆動される。スピーカ装置10のアドレス検出部11は、給電レール50を介して伝送されてくるデータの宛先アドレスを検出し、宛先アドレスが自装置のアドレスであるデータを、データバッファ12に供給する。すなわち、スピーカ装置10は、管理装置20から供給されるオーディオ信号を受信する。データバッファ12は、FIFO方式で、管理装置20から供給されるデータを所定量蓄積し、D/A変換器13に供給する。D/A変換器13は、供給されるデータをデジタルデータからアナログ信号に変換し、オーディオ信号再生部14に供給する。オーディオ信号再生部14は、オーディオ信号を所定量増幅させ、スピーカ15に供給する。スピーカ15は供給されるオーディオ信号に応じて放音する。これにより、スピーカ装置10からは、管理装置20から供給されるオーディオ信号に応じた音が放音される。
このように、この実施形態では、管理装置20の制御部21が、複数のスピーカ装置10のそれぞれの位置を特定し、特定した位置を表す画像データを表示部23に出力するから、これにより、利用者は、表示部23に表示される画面を確認することで、スピーカ装置10の配置を視認することができる。
<C:変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。以下にその一例を示す。なお、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
(1)上述した実施形態では、システムの利用者が、実測を行った後、管理装置20の操作部24を操作して、スピーカ装置10の位置を管理装置20に入力し、制御部21は、操作部24からの操作信号を位置情報として取得した。制御部21が位置情報を取得する態様はこれに限らず、例えば、制御部21が、スピーカ装置10から送信される位置情報を、給電レール50により供給される電力から取り出すようにしてもよい。この態様について、以下に説明する。
給電レール50上には、位置を示す位置情報が複数設けられている。この位置情報は、具体的には、例えば、バーコードやRFIDタグ等であり、給電レール50上の複数の位置に、所定間隔(例えば、10mm毎)に設けられている。なお、位置情報は、バーコードやRFIDタグに限らず、位置情報が読み取り可能なものであればどのようなものであってもよい。
一方、スピーカ装置10は、給電レール50に設けられた位置情報を読み取る位置検出部と、位置検出部が読み取った位置情報を、スピーカを識別する情報とともにスピーカ位置情報として給電レール50上に送信する送信部とを備えている。なお、このスピーカを識別する情報は、例えば、スピーカ装置10のそれぞれに割り当てられたIPアドレスであってもよく、また、これに限らず、スピーカ装置10を識別する情報であればどのようなものであってもよい。
次に、スピーカ装置10の位置検出部の具体的な一例について、図9乃至図12を参照しつつ以下に説明する。図9において、位置検出部90は、移動体60側に設けた受発光部91と、給電レール50側に設けたバーコード92とからなる。バーコード92は、それぞれ異なったコード情報を示すバーコード92a,92b,…92nとなり、図10に示すように、このバーコードが受発光部91と対向する給電レール50の内側面に所定間隔毎に貼着される。本実施形態の場合には、給電端子54の下側に配置される。
そして、位置検出部90では、受発光部91でバーコードを読取り、読み込んだバーコードの情報に基づき、移動体60の給電レール50における位置を検出する。このためには、バーコードの示す情報と給電レール50における位置との対応関係を、管理装置20の記憶部22等に記憶しておけばよい。この位置検出部90にあっては、所定間隔毎に貼着されたバーコード92を受発光部91で読み取ることによって、給電レール50の伸長方向における移動体60の位置を断続的に検出することになる。
位置検出手段の構成は、受発光部91とバーコード92の構成に限らず、種々の構成が可能である。以下、幾つかの例を列挙する。
(i)光学センサ
透過型センサ
図11に示すように、発光部93Aと受光部93Bとが互いに対向するように配置されたフォトインタラプタを検出部93とし、この発光部93Aと受光部93Bとの間に相対移動するシャッタ94を配置する。ここで、移動体60側に検出部を、給電レール50にシャッタ94を設けても、移動体60側にシャッタ94を、給電レール50に検出部を設けても良く、要は位置検出手段において互いの相対移動が検出できればよい。
シャッタ94の構成は、図12(a),(b),(c)等が考えられる。
前述した位置検出部90と同様に、予め定めた所定位置にある移動体60の位置を検出したい場合には、図12(a)に示すように、シャッタ94Aの伸長方向に対して所定間隔毎に挿通孔94a,94a,…を穿設する。この際、挿通孔94aの径寸法を漸次異なるように形成し、最大径の挿通孔94aよりも発光部93Aから発光する光の径(発光径)が大きくなるようにする。
また、図12(b)に示すように、シャッタ94Bにスリット94bを形成する。このスリット94bはその幅寸法が、シャッタ94Bの伸長方向一側から他側に向けて漸次小さくなるように形成し、最大幅の寸法よりも発光部93Aから発光する光の直径が大きくなるようにする。
さらに、図12(c)に示すように、シャッタ94Cの外形を伸長方向一側から他側に向けて漸次傾斜する形状とし、シャッタ94Cの最大幅の寸法よりも発光部から発光する光の直径が同じか或いは大きくなるようにする。
このように、図12(a)のシャッタ94Aの構造にあっては、前述した位置検出部90と同様に、給電レール50の所定位置に移動体60が有ることを検出することができる。
図12(b),(c)のシャッタ94B,94Cの構造にあっては、管理装置20の記憶部22等に、受光部93Aからの受信信号の値に対する給電レール50の位置を予め記憶しておき、受光部93Bでの受信信号の大きさから移動体60の給電レール50に対する位置を演算によって検出することが可能となる。この場合には、先の位置検出部90が断続的な位置検出となるのに対し、図12(b),(c)に示すシャッタ構造の光学センサを用いることによって、連続的な受信信号が得られ、移動体60の位置が連続的に検出される。
光学センサは、透過型センサに限らず反射型センサであってもよい。この場合、図13に示すように、発光部93Cと受光部93Dとが一体となった検出部93´と、発光部からの光を反射する反射板94Dとを有する。この反射板94Dの形を、反射板が貼着される部位の伸長方向に対して反射量が変化する形状に形成する。例えば、図12(b)のスリット形状或いは図12(c)のシャッタ形状のようにすればよい。さらに、断続的に移動体60の位置を検出したい場合には、伸長方向の所定位置に反射量が異なる反射板を貼着し、連続的に移動体60の位置を検出したい場合には、伸長方向に対して漸次反射量が変化するような形状の反射板を貼着すればよい。
(ii)磁気センサ
磁気センサを用いて位置検出部としてもよい。この場合、検出部には半導体ホール素子、半導体磁気抵抗素子等を用い、被検出部を磁性材料の部位に施された着磁部位とする。被検出部となる着磁部位は、所定間隔毎に着磁させ、その着磁部位における磁場を異なるようにする。これにより、検出部からの検出信号に基づき、給電レール50の伸長方向における移動体60の位置を断続的に検出する。また、着磁部位は、所定間隔毎に形成するのではなく、磁場が伸長方向に対して漸次変化するように着磁させることにより、検出部からは着磁部位の磁場を連続的に検出でき、給電レール50の伸長方向における移動体60の位置を連続的に検出する。
(iii)その他のセンサ
位置検出手段の構成は、上記バーコード、光学センサ、磁気センサ等に限らず、給電レール50の伸長方向に対する移動体60の位置を相対的に検出するものであれば、これらに限定されるものではない。前記例では、センサ1個に対してシャッタ等の被検出部を変化させる場合について述べたが、逆に、発光部と受光部とを有する検出部を、給電レール50の伸長方向の所定位置毎に対向するように設け、移動体によって発光部からの光が遮蔽された部分に移動体60があるとして位置を検出するようにしてもよい。
次に、この変形例における動作の一例について以下に説明する。給電レール50上にスピーカ装置10が設置されると、スピーカ装置10の位置検出部は、設置された位置に最近する位置情報を読み取り、読み取った位置情報をスピーカ装置10のIDとともにスピーカ位置情報として給電レール50上に送信する。管理装置20の制御部21は、スピーカ装置10によって送信されたスピーカ位置情報を給電レール50を介して受信し、受信したスピーカ位置情報を記憶部22の配置管理テーブルに記憶する。そして、制御部21は、配置情報記憶領域内の給電レール配置情報と受信したスピーカ位置情報に基づいて給電レール50の配置状態を示す配置図およびこの配置図中に示されるスピーカ装置10の位置を示す表示情報を生成し、生成した表示情報を表示部23に出力する。表示部23は、制御部21から供給される表示情報に基づいて、給電レール50の配置状態を示す配置図とこの配置図中に示されるスピーカ装置10の位置を示す画像を表示する。これにより、表示部23には、スピーカ装置10のレイアウトを示す画像が表示される。利用者は、表示部23に表示される画面をみることで、スピーカ装置10のレイアウトを確認することができる。
この態様によれば、利用者が、スピーカ装置10を給電レール50上で移動させるだけで、それぞれのスピーカ装置10に配信すべきチャネル種別を制御部21が算出する。
この態様によれば、制御部21が、スピーカ装置10から供給される制御信号(IPアドレスと位置情報との対)に基づいて、それぞれのスピーカ装置10の位置を特定するから、利用者が操作部24を操作することなく、スピーカ装置10の位置を表すレイアウト画像を表示部23に表示させる。これにより、利用者は、操作部24を操作してスピーカ装置10の位置を入力する必要がなく、スピーカ装置10のレイアウトを、従来と比較してより容易に認識することができる。また、この場合、スピーカ装置10のレイアウトを変更した場合であっても、管理装置20が自動的にスピーカ装置10の位置を特定して表示するから、操作部を用いてスピーカ装置10のそれぞれの位置を入力するといった煩雑な作業を利用者が行う必要がない。
(2)上述した実施形態では、制御部21は、スピーカ装置の位置を表す画像データを生成し、表示部23に出力したが、制御部21が、スピーカの位置と角度とを表す画像データを生成して表示部23に出力してもよい。この場合は、具体的には、例えば、利用者が、操作部24を用いて、スピーカ装置10の位置と角度とを入力するための操作を行い、制御部21は、操作部24からの操作信号(位置情報)に基づいて、スピーカ装置10の位置を示すとともにスピーカ装置10の角度を示す画像データ(図8(c)の画像10C参照)を生成する。
また、スピーカ装置10が、読み取った位置情報とスピーカ装置10の角度を示す角度情報をスピーカを識別する情報とともにスピーカ位置情報として給電レール50上に送信し、管理装置20の制御部21が、配置情報記憶領域221内の給電レール配置情報とスピーカ装置10から受信したスピーカ位置情報に基づいて給電レールの配置状態を示す配置図、この配置図中に示されるスピーカ装置10の位置及び角度を示す表示情報を生成するようにしてもよい。
ここで、スピーカ装置10の角度を検出する回動角度検出手段の構成の一例について、図9、図14及び図15を参照しつつ以下に説明する。回動角度検出手段は、図9中の95部分等、固定部分となる部位と回動筒部71とに設ける。構成は一般的なロータリエンコーダであっても、前述した位置検出手段とほぼ同様の構成であってもよく、例えば、図14および図15に示すような構成であってもよい。
この場合、回動筒部71側にシャッタ97を形成し、このシャッタ97に所定角度毎に径の異なった挿通孔97aを穿設し、このシャッタ97を挟むように発光部96Aと受光部96Bとを有する検出部96を配置する。検出動作においては、前述した位置検出部の透過型センサと同様となるので、その説明は省略する。
シャッタ97には挿通孔97aだけでなく、シャッタ等でもよいことは勿論である。
次に、固定部78に対して揺動する揺動部85の傾斜角度(以下、「仰角」という)を検出する。図9中の98部分に設けられる。前述した検出手段と同様に、光学センサによって検出部を構成するため、その説明を省略する。
或いは、第3モータM3によって駆動される第3駆動ローラ82の駆動時間を監視して仰角を算出することによって検出手段としてもよい。
(3)上述した実施形態では、システムの利用者がスピーカ装置10を給電レール50上で移動させた。これに代えて、移動体60に給電レール50上を走行可能な走行手段を設ける構成とし、管理装置20の制御部21が、移動体60の走行位置を指示するための走行位置情報を、給電レール50を介して送信するようにしてもよい。この場合は、移動体60は、管理装置20によって送信された走行位置情報を受信し、受信した走行位置情報に応じて給電レール50上を走行する。この態様について、図4、図9、図16乃至図18を参照しつつ以下に詳細に説明する。
スピーカ装置10は、図4に示すように、移動体60(移動機構)に取り付けられている。そして、移動体60は、内蔵したモータM1の駆動により移動体60を矢印a方向(x軸方向に平行する軸線)に移動させ、モータM2の駆動によりスピーカ装置10をy軸に平行する軸線b1を回動中心として矢印b方向に回動させ、モータM3の駆動によりスピーカ装置10をz軸に平行する軸線c1を揺動中心(図9および図16参照)として矢印c方向に揺動させる。
この給電レール50は、図9および図16に示すように、その外形は下側に開口する断面略「コ」字状に形成されてx軸方向に伸長する。開口部には折り返し部が伸長方向に延びるように形成され、この各折り返し部には後述する凸部64が挿嵌される凹部52が伸長方向に形成される。給電レール50の上面には、その内面側に移動体60の第1駆動ローラ62がガイドされるローラガイド溝53が、当該給電レール50の伸長方向に形成される。また、給電レール50の側面には、その各内面側に板状の給電端子54,54が前記伸長方向に貼着される。この給電端子54には、外部の商用電源(図示せず)に接続されるために、給電線55を介してプラグ56が接続されている。
移動体60は、給電レール50内をx軸方向に摺動しつつ移動する長方形の摺動部61と、給電レール50から突出し、y軸に平行な軸線b1を回動中心として回動する回動部70と、z軸に平行する軸線c1を旋回中心として揺動する揺動部85とを有する。
摺動部61の上面には、第1モータM1によって駆動される第1駆動ローラ62周面の一部が突出するように設けられる。この第1駆動ローラ62は、図17に示すように、ゴム材料等の弾性材料によって円柱状に形成され、外周の一部に第1モータM1の軸に固定された伝達ローラ63が付勢された状態で接触する。第1モータM1を駆動させることによって発生する軸の回転は、伝達ローラ63を介して第1駆動ローラ62に伝達される。第1駆動ローラ62は、移動体60が給電レール50に組み込まれた際、給電レール50のローラガイド溝53内に案内される。第1モータM1を正/逆に駆動させることによって、移動体60が、給電レール50の矢印a方向に対して前後に移動する(図18参照)。なお、第1駆動ローラ62の軸近傍にはローラガイド溝53(給電レール50)側に当該第1駆動ローラ62を積極的に付勢させるバネ機構62A,62Aを設けられる。
一方、摺動部61の下面には、給電レール50の凹部52に挿入される凸部64,64が形成される。給電レール50に移動体60の摺動部61が挿入された段階で、凸部64,64が凹部52,52にそれぞれ位置決めされ、給電レール50に対して移動体60のy軸方向への位置決めを図っている。この各凸部64間には環状の突出部が形成され、その外周には雄ねじ部65が刻設されている。また、突出部からは第2モータM2によって駆動される第2駆動ローラ68が、この突出部の内周側の偏って位置から突出するように設けられる。
また、摺動部61の各側面には、給電レール50の各給電端子54に電気的に接触する受電端子66が設けられ、この受電端子66は、挿入穴66A内に収容された端子部66Bと、この端子部66Bを外側に付勢するバネ部66Cとを有する。そして、給電端子54および受電端子66によって本発明による給電手段を構成する。
さらに、摺動部61内には、後述するPLCアダプタおよびコントローラ等の電子素子を実装した基板67が内蔵される。
回動部70は、図16に示すように、円筒状の回動筒部71と、この回動筒部71を摺動部61に回動可能に支持する支持環75と、前記回動筒部71に揺動部85を揺動可能に支持する固定部78とを具備する。
この回動筒部71は、開口部の一側には縮径部72が形成され、他側の内周面には雌ねじ部73が形成され、この雌ねじ部73の一側には環状部74が形成されている。
支持環75は段付筒状に形成され、小径部の内周には雌ねじ部76が刻設され、大径部が鍔部77となる。そして、回動筒部71を摺動部61に取り付ける際には、回動筒部71内に支持環75を挿通させ、支持環75の雌ねじ部76を摺動部61の雄ねじ部65に螺合させる。これにより、支持環75の鍔部77が回動筒部71の縮径部72に当接した状態となり、回動筒部71を摺動部61に対して回動可能に支持する。さらに、図18に示すように、第2駆動ローラ68が回動筒部71の環状部74に当接し、第2モータM2を駆動させて第2駆動ローラ68を正/逆方向に回転させることにより、回動筒部71を正/逆方向に回動させる。
固定部78は円柱状に形成され、その外周面には雄ねじ部79が形成され、一側端面には一対のステー80,80が突出した状態で形成され、各ステー80の先端側には揺動部85を支持する軸81が設けられる。各ステー80間には第3モータM3によって駆動される第3駆動ローラ82が配置される。そして、この固定部78は、雄ねじ部79を回動筒部71の雌ねじ部73に螺合させることによって、回動筒部71と共に回動するように固定される。
揺動部85には、その先端面にスピーカ15等の電気機器を取り付けるブラケット(図示せず)が形成され、起端面には円弧状の当接面86が形成される。そして、揺動部85は、固定部78の各ステー80に軸81で支持されることにより、回動筒部71(固定部78)に対して揺動可能に支持される。この際、円弧状の当接面86が第3ローラ82に当接し、第3モータM3を駆動させて第3駆動ローラ82を正/逆方向に回転させることにより、揺動部85を正/逆方向(図9中、矢印+c,−c)に揺動させる。
この態様の動作の一例について以下に説明する。システムの利用者は、管理装置20の操作部24を操作して、スピーカ装置10の位置を変更するための走行位置情報を入力する操作を行う。操作部24は、操作された内容に応じた操作信号(走行位置情報)を出力し、制御部21は、操作部24から走行位置情報を取得する。なお、制御部21が走行位置情報を取得する態様はこれに限らず、例えば、他のコンピュータ装置から通信ネットワークを介して送信される走行位置情報を受信することによって取得するようにしてもよく、制御部21が走行位置情報を取得するものであればよい。
制御部21は、取得した走行位置情報の示す位置を表す画像データを生成し、表示部23に出力するとともに、取得した走行位置情報を、給電レール50を介してスピーカ装置10へ送信する。スピーカ装置10の移動体60は、管理装置20から送信された走行位置情報を受信し、受信した走行位置情報の示す位置へスピーカ装置10を移動させる。
この態様によれば、移動体60がスピーカ装置10の位置を移動させるから、利用者がスピーカ装置10を移動させる必要がなく、また、移動された場合に制御部21が自動的にレイアウト画像を表示部23に表示させるから、利用者はスピーカ装置10のレイアウト変更やレイアウト確認を容易に行うことができる。
なお、制御部21が取得する走行位置情報は、スピーカ装置10の走行位置と角度とを変更するための情報であってもよい。この場合は、スピーカ装置10の移動機構は、管理装置20から走行位置情報を受信すると、受信した走行位置情報の示す位置へスピーカ装置10を移動するとともに、受信した走行位置情報の示す角度にスピーカ装置10の角度を変更する。
また、制御部21が取得する走行位置情報は、スピーカ装置10の走行速度を示す情報であってもよい。この場合は、スピーカ装置10の移動体60は、管理装置20から走行位置情報を受信すると、受信した走行位置情報の示す速度で給電レール50上を移動する。
(4)上述の変形例(3)において、スピーカ装置10の数と位置を示すテンプレート情報を複数記憶し、記憶されたテンプレート情報からいずれかを選択し、選択したテンプレート情報に応じた走行位置情報をスピーカ装置10に送信するようにしてもよい。この具体例について、以下に説明する。
この変形例において、管理装置20の記憶部22には、スピーカ装置10の数と位置を示すテンプレート情報が複数記憶されている。図19は、テンプレート情報が記憶されるテーブルの内容の一例を示す図である。図示のように、このテーブルは、「モード種別」と「テンプレート情報」との各項目が互いに関連付けて構成されている。これらの項目のうち、「モード種別」の項目には、例えば、「コンサートモード1」、「教会モード」、「シアターモード」といったような、モード種別を示す種別情報が記憶される。「テンプレート情報」の項目には、そのモードにおけるスピーカ装置10の数と位置を示すテンプレート情報が記憶される。
次に、この変形例における動作の一例について説明する。利用者は、まず、操作部24を用いて、モードを選択する操作を行う。操作部24は、操作された内容に応じた操作信号を出力し、制御部21は、操作部24からの操作信号に応じて、モードを選択する。なお、制御部21がモードを選択する態様はこれに限らず、例えば、通信ネットワークを介して接続された他のコンピュータ装置からモード種別を示す情報を受信し、受信した情報に基づいてモードを選択するようにしてもよい。また、モードと時刻との対応関係を示すテーブルを記憶部22に予め記憶させておき、制御部21が、その時刻に対応するモードをこのテーブルを参照して選択するようにしてもよく、制御部21がモードを選択するものであればどのようなものであってもよい。
制御部21は、モードを選択すると、選択したモードに対応するテンプレート情報を記憶部22から読み出し、読み出したテンプレート情報に基づいて、スピーカ装置10,10,…のそれぞれに、そのスピーカ装置10の位置を示す走行位置情報を、給電レール50を介して送信する。
スピーカ装置10のそれぞれの移動機構は、管理装置20から走行位置情報を受信すると、受信した走行位置情報に基づいてスピーカ装置10を移動する。これにより、店舗100に設置されたスピーカ装置10が、それぞれのモードに応じた位置に移動される。
このように、この変形例では、利用者が操作部24を操作してモードを選択するだけで、そのモードに適した位置にスピーカ装置10が移動される。
(5)上述した実施形態において、スピーカ装置10の位置を表示部23に表示する際に、スピーカ装置10のそれぞれに供給されるオーディオ信号を示すテキスト画像を表示してもよい。具体的には、例えば、図20に示すように、制御部21は、それぞれのスピーカ装置10に配信するオーディオ信号の楽曲名とチャネルの種別とを示すテキスト画像T1を表示する。このようにすれば、システムの利用者は、どのスピーカ装置10にどの種類のオーディオ信号が供給されているかを、表示部23に表示される画面によって視認することができる。
このとき、制御部21が、図20に示すように、それぞれのスピーカ装置10で放音されている音量(図20の画像V1,V2,V3参照)を示す画像を表示してもよい。このようにすれば、システムの利用者は、それぞれのスピーカ装置10から放音されている音の種類や音量を、表示部23に表示される画面によって視認することができる。
また、このとき、それぞれのスピーカ装置10で放音されるオーディオ信号の種類や音量を、利用者が操作部24を操作して変更できるようにしてもよい。具体的には、例えば、図20に例示するように、オーディオ信号の種類や音量を変更するためのボタンB1,B2を表示部23の画面に表示し、利用者が、操作部24を用いてそのボタンをB1,B2等を操作する等によって、各スピーカ装置10に供給するオーディオ信号の種類や音量を、変更する。操作部24は操作された内容に応じた操作信号を制御部21に出力し、制御部21は、操作部24から供給される操作信号に応じて、スピーカ装置10の音量を示す画像等の、スピーカ装置10に供給するオーディオ信号を表す画像を変更する。また、制御部21は、表示部23に表示される画像を変更するに加えて、スピーカ装置10に供給するオーディオ信号が、操作信号に応じた種別及び音量となるように制御する。
このように、この態様では、利用者は、表示部23に表示される画面をみることで、自身が設定した聴取スペースにどのような音場が形成されているかを視認することができ、更に、画面を参照しながら音場を変更することができる。このように、この実施形態によれば、利用者は、店舗100内の音場を自由にデザインすることができる。
また、更に、上記実施形態において、スピーカ装置10のそれぞれに供給されるオーディオ信号のリストを表示してもよい。具体的には、例えば、図21に例示するように、時刻とその時刻で配信するオーディオ信号との対応関係を示すリスト画像L1を表示部23に表示してもよい。
この態様によれば、利用者は、表示部23に表示される画面を確認することで、どのスピーカ装置10にどのオーディオ信号を供給するかを視認することができる。
(6)上述した実施形態では、スピーカ装置10のそれぞれにチャネルを割り当てたが、必ずしもチャネルをスピーカ装置10に割り当てる必要はない。具体的には、例えば、1つのチャネルで構成されるオーディオ信号を配信する場合には、複数のスピーカ装置10に、同一のオーディオ信号を配信してもよい。なお、この場合は、放音される音量を、スピーカ装置10のそれぞれで異ならせてもよい。
(7)上述した実施形態では、制御部21が、スピーカ装置10の位置に基づいて各スピーカ装置に供給するオーディオ信号を選択した(音場を計算した)が、必ずしも音場を計算する必要はなく、音場を計算しないようにしてもよい。
(8)上述の実施形態では、給電レール50にスピーカ装置10を取り付け、スピーカ装置10の位置を管理装置20の表示部23に表示した。給電レール50に取り付けられる装置は、スピーカ装置に限らず、例えば、照明装置や、撮影装置、ミラーボールなど、どのような装置であってもよい。要するに、給電レール50に取り付けられる装置は、電力を供給する給電レールに移動可能に取り付けられ、給電レールから供給される電力により駆動される装置であればよい。管理装置は、給電レール上における装置の位置を特定し、特定した位置を表す画像データを生成し、生成した画像データを表示部23に出力する。
(9)上述した実施形態では、店舗100のレイアウトを利用者が操作部24を操作して入力した。これに代えて、管理装置20が、給電レール50上に取り付けられた撮影装置の位置を特定し、撮影装置から出力される撮影信号を受信し、受信された撮影信号と特定された位置とに基づいて、給電レールが設置された空間のレイアウトを算出し、算出したレイアウトを示す画像データを生成するようにしてもよい。このようにすれば、自動的に、店舗100のレイアウトを特定することができる。
(10)上述の態様において、管理装置20の制御部21が、スピーカ装置10のそれぞれの位置情報に基づいて、各スピーカ装置10のそれぞれに配信するオーディオ信号の種別を特定してもよい。
この態様によれば、利用者は、表示部23に表示される画面を確認することで、どのスピーカ装置10にどのオーディオ信号を供給しているかを容易に認識することができる。
また、このとき、スピーカ装置10が、自装置の向きを検出し、検出した向きを示す方向情報を制御信号に含めて管理装置20に送信するようにしてもよい。この場合は、管理装置20の制御部21は、受信した制御信号の示すスピーカ装置10の位置と向きとに基づいて、音場を計算する。
(11)上述した実施形態では、店舗100内に複数のスピーカ装置10を設置し、管理装置20が、その店舗100内のスピーカ装置10にオーディオ信号を供給したが、オーディオデータの再生(楽曲の放音)は、店舗100内の閉じた空間で行われてもよく、また、ネットワーク2等を介して他の場所で行われてもよい。ネットワークを介在してオーディオ信号の配信を行う場合であっても、上述した実施形態と同様に、スピーカ装置10のそれぞれに割り当てられたIPアドレスを用いて、オーディオデータを配信すればよい。
(12)上述した実施形態において、サーバ装置40及び管理装置20の少なくともいずれか一方が、楽曲の照合処理を行うようにしてもよい。例えば管理装置20が楽曲の照合を行う場合には、管理装置20は、スピーカ装置10に供給するオーディオ信号に基づいて楽曲の照合処理を行う。具体的には、例えば、楽曲の所定部分(例えば、冒頭10秒部分、等)の楽音波形を、楽曲の所定部分の楽音波形が複数記憶された検索用データベースを用いて照合し、一致する楽音波形の曲名を読み出すことによって楽曲を照合する。
加えて、管理装置20は、曲を識別する識別情報に基づいて楽曲の使用料を算出するようにしてもよい。
また、スピーカ装置10が、楽曲の照合処理を行うようにしてもよい。この場合は、スピーカ装置10に、楽曲の照合処理を行う照合手段(例えば、CPUにより実現される)を設ける構成とし、放音する楽曲の照合処理をこの照合手段が行い、照合結果をサーバ装置40及び管理装置20の少なくともいずれか一方に送信すればよい。
(13)上述した実施形態において、サーバ装置40及び管理装置20の少なくともいずれか一方が、管理テーブルに記憶された管理情報に基づいて、オーディオデータに対する使用料を算出してもよい。具体的には、例えば、サーバ装置40は、予め定められた日時(例えば、月末、週末、等)になったことを検知すると、配信管理テーブルに記憶された管理情報に基づいて、コンテンツに対する使用料を算出する。管理装置20は、算出した使用料を示すデータを、所定のコンピュータ装置等へ出力する。コンピュータ装置の管理者は、管理装置20から送信されてくる使用料情報を確認することで、コンテンツの使用料を確認することができる。
この態様によれば、サーバ装置40が使用料の算出処理を行うから、システムの利用者は、コンテンツの使用料をそれぞれ算出する必要がなく、煩雑な作業を行う必要がない。
(14)上述した実施形態において、サーバ装置40の制御部41が、再生された回数を楽曲毎に集計し、集計結果を示すデータを出力してもよい。具体的には、例えば、集計結果を示すデータを、その楽曲の作成者に対して、電子メールなどによって送信することによって、その楽曲の作成者に報知してもよい。この態様によれば、楽曲の作成者は、楽曲の再生回数を把握することができ、これにより、自身が作成した楽曲の人気の程度を把握することができる。
(15)上述した実施形態では、IPプロトコルを用いてオーディオデータをスピーカ装置10に伝送したが、用いられるプロトコルはIPプロトコルに限らず、専用のプロトコルであってもよく、オーディオ信号を伝送可能なプロトコルであればどのようなものであってもよい。
(16)なお、サーバ装置40の制御部41が行う楽曲の使用料の算出処理については、チャネル単位でオーディオ信号を配信する場合には、チャネル単位で使用料を算出してもよく、また、複数のチャネルで構成される楽曲単位で使用料を算出してもよい。また、同一のコンテンツを配信する複数のスピーカ装置10をスピーカ群として、スピーカ群単位で課金する構成としてもよい。また、課金の態様が異なるテーブルを複数設ける構成とし、複数の課金体系からいずれかを選択して課金処理を行う構成としてもよい。
また、サーバ装置40が、コンテンツの送信実績やコンテンツの使用料を、顧客毎に集計してもよい。
(17)上述した実施形態では、管理装置20とサーバ装置40とがネットワーク2を介して接続されたシステムについて説明した。これに対し、上記実施形態に係る管理装置20とサーバ装置40とが一体となって構成された装置が、上記実施形態に係る楽曲再生管理システムを実現する構成としてもよい。また、例えば、通信ネットワークで接続された複数の装置が上記実施形態に係る楽曲再生管理システムを実現してもよい。
(18)上述した管理装置20の制御部21又はサーバ装置40の制御部41によって実行されるプログラムは、磁気テープ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光記録媒体、光磁気記録媒体、RAM、ROM等の記録媒体に記録した状態で提供し得る。また、インターネットのようなネットワーク経由で管理装置又はサーバ装置40にダウンロードさせることも可能である。
システムの構成の一例を示すブロック図である。 管理装置20の構成を示すブロック図である。 店舗100におけるスピーカ装置10の設置の態様の一例を示す図である。 スピーカ装置10と給電レール50の概観の一例を示す図である。 スピーカ装置10の構成の一例を示す図である。 サーバ装置40の構成の一例を示す図である。 管理装置20の制御部21が行う処理の流れを示すフローチャートである。 表示部23に表示される画面の一例を示す図である。 スピーカ装置10の構成の一例を示す図である。 給電レール50に貼着されたバーコードの一例を示す図である。 光学センサの構成の一例を示す図である。 シャッタの構成の一例を示す図である。 光学センサの構成の一例を示す図である。 回動角度検出手段の構成の一例を示す図である。 回動角度検出手段の構成の一例を示す図である。 移動体60の構成の一例を示す図である。 駆動ローラの構成の一例を示す図である。 駆動ローラの構成の一例を示す図である。 配置態様情報が記憶されるテーブルの内容の一例を示す図である。 表示部23に表示される画面の一例を示す図である。 表示部23に表示される画面の一例を示す図である。
符号の説明
1…電力線、2,3…ネットワーク、10…スピーカ装置、11…アドレス検出部、12…データバッファ、13…D/A変換器、14…オーディオ信号再生部、15…スピーカ、20…管理装置、21…制御部、22…記憶部、23…表示部、24…操作部、25…通信部、26…読取部、30…PLC専用アダプタ、40…サーバ装置、41…制御部、42…記憶部、43…表示部、44…操作部、45…通信部、50…給電レール、52…凹部、53…ローラガイド溝、54…給電端子、55…給電線、56…プラグ、60…移動体、61…摺動部、62…第1駆動ローラ、63…伝達ローラ、64…凸部、65…雄ねじ部、66…受電端子、67…基板、70…回動部、71…回動筒部、72…縮径部、73…雌ねじ部73、74…環状部、75…支持環、76…雌ねじ部、77…鍔部、78…固定部、79…雄ねじ部、80…ステー、81…軸、85…揺動部、86…当接面、90…位置検出部、91…受発光部、92…バーコード、93…検出部、94…シャッタ、96…検出部、97…シャッタ、100…店舗。

Claims (7)

  1. スピーカと、前記スピーカが設けられる本体と、電力を供給する給電レールに前記本体を移動可能に取り付ける取付部材と、識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、前記給電レール上に送信された信号の中から前記識別情報記憶手段内の識別情報と一致する信号を有する信号を抽出して受信する受信手段と、前記給電レールに設けられた位置情報を読み取る位置情報読取手段と、前記位置情報読取手段が読み取った位置情報を前記スピーカを識別する情報とともにスピーカ位置情報として前記給電レール上に送信する送信手段と、前記受信手段が受信した信号が前記スピーカに供給すべき信号であった場合に、当該信号を前記スピーカに供給するスピーカ駆動手段とを有するスピーカ装置と、
    前記送信手段が送信したスピーカ位置情報を前記給電レールを介して受信する位置情報受信手段と、
    給電レールの配置位置を示す給電レール配置情報を記憶した配置情報記憶手段と、
    前記配置情報記憶手段内の給電レール配置情報と前記位置情報受信手段が受信したスピーカ位置情報に基づいて前記給電レールの配置状態を示す配置図および前記配置図中に示される前記スピーカの位置を示す表示情報を生成する表示情報生成手段と、
    前記表示情報生成手段が生成した表示情報を表示する表示手段と
    を具備することを特徴とするスピーカ管理システム。
  2. スピーカへの供給対象となる複数の信号から、前記給電レール配置情報と前記スピーカ位置情報とに基づいて特定の信号を選択し、選択した信号を前記識別情報とともに前記給電レール上に送信するスピーカ駆動信号送信手段を具備することを特徴とする請求項1記載のスピーカ管理システム。
  3. 前記給電レールに取り付けられている前記スピーカ装置の数と位置を認識し、認識結果に応じて供給対象となる複数の信号から前記各スピーカに供給すべき信号を選択し、選択した信号を前記各スピーカの識別情報とともに前記給電レール上に送信するスピーカ駆動信号送信手段を具備することを特徴とする請求項1記載のスピーカ管理システム。
  4. 前記取付部材は、前記給電レールを走行可能な走行手段を有し、
    前記取付部材の走行位置を指示するための走行位置情報を、前記給電レールを介して送信する走行位置情報送信手段を備え、
    前記走行手段は、前記走行位置情報送信手段によって送信された走行位置情報を受信し、受信した走行位置情報に応じて前記給電レール上を走行する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスピーカ管理システム。
  5. 前記スピーカ装置の数と位置を示すテンプレート情報を複数記憶するテンプレート情報記憶手段を備え、
    前記走行位置情報送信手段は、前記テンプレート情報記憶手段に記憶されたテンプレート情報からいずれかを選択し、選択したテンプレート情報に応じた走行位置情報を送信する
    ことを特徴とする請求項4に記載のスピーカ管理システム。
  6. 前記スピーカを識別する情報として前記識別情報を用いることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のスピーカ管理システム。
  7. 前記送信手段は、前記位置情報読取手段が読み取った位置情報とスピーカの角度を示す角度情報とを前記スピーカを識別する情報とともにスピーカ位置情報として前記給電レール上に送信し、
    前記表示情報生成手段は、前記配置情報記憶手段内の給電レール配置情報と前記位置情報受信手段が受信したスピーカ位置情報に基づいて前記給電レールの配置状態を示す配置図、前記配置図中に示される前記スピーカの位置及び角度を示す表示情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のスピーカ管理システム。
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